JP6499067B2 - 乗客コンベアの駆動機構、乗客コンベア及び乗客コンベアの駆動機構におけるベルト部材の調整方法 - Google Patents
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Description
図8に示すように、従来の乗客コンベアの駆動機構200は、電動機201と、減速機202と、無端状のベルト部材203と、ベース板205とを有している。電動機201の電動機本体211には、駆動プーリ212が回転可能に設けられている。電動機本体211の脚部214には、取付ボルト251を介してベース板205が固定されている。
電動機本体は、駆動力を発生させる。駆動プーリは、電動機本体に設けられている。減速機本体は、電動機本体が載置される載置面部を有する。従動プーリは、減速機本体に設けられている。伝達スプロケットは、減速機本体に設けられ、複数の踏段に動力を伝達する。ベルト部材は、駆動プーリと従動プーリに巻き掛けられている。固定ボルトは、電動機本体を載置面部に固定する。調整部材は、電動機本体を載置面部に沿って移動させて、ベルト部材の張力を調整する。フック部材は、電動機本体における駆動プーリが設けられた端部とは反対側の背端部に設けられ、減速機本体における従動プーリが設けられた端部とは反対側の端部に形成された鍔部に係止される。また、フック部材は、電動機本体における載置面部から浮き上がる方向の移動を規制する。
1−1.乗客コンベアの構成例
まず、図1を参照して本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)について説明する。
図1は、本例の乗客コンベアを模式的に示す概略構成図である。
次に、図2〜図4を参照して駆動機構10について説明する。
図2は駆動機構10を示す正面図、図3は図2のT−T線断面図である。また、図4は駆動機構10の側面図である。なお、図4に示す側面図では、後述する減速機22の伝達スプロケット47を図示せずに示している。
図5に示すように、フック部材28は、取付片28aと、フック片28bとを有している。取付片28aには、フック取付ボルト55が螺合するフック固定孔が形成されている。そして、フック部材28は、フック取付ボルト55を介してベース板25の長手方向の他端部に固定される。すなわち、フック部材28は、背端部に配置される。
図2〜図4に示すように、減速機22は、減速機本体41と、伝達スプロケット47と、従動プーリ48とを有している。減速機本体41は、略直方体状に形成されている。減速機本体41の一面には、伝達スプロケット47と従動プーリ48が回転可能に設けられている。従動プーリ48は、従動軸49を介して減速機本体41の一面に設けられている。
次に、上述した構成を有する駆動機構10におけるベルト部材23の張力の調整方法について説明する。
次に、図6を参照して本発明の乗客コンベア及び駆動機構の第2の実施の形態例について説明する。
図6は、第2の実施の形態例にかかる乗客コンベアの駆動機構の要部を拡大して示す説明図である。
次に、図7を参照して本発明の乗客コンベア及び駆動機構の第3の実施の形態例について説明する。
図7は、第3の実施の形態例にかかる乗客コンベアの駆動機構の要部を拡大して示す説明図である。
Claims (6)
- 乗客コンベアの複数の踏段を駆動させる駆動機構において、
駆動力を発生させる電動機本体と、
前記電動機本体に設けられた駆動プーリと、
前記電動機本体が載置される載置面部を有する減速機本体と、
前記減速機本体に設けられた従動プーリと、
前記減速機本体に設けられ、前記複数の踏段に動力を伝達する伝達スプロケットと、
前記駆動プーリと前記従動プーリに巻き掛けられたベルト部材と、
前記電動機本体の脚部が固定されるベース板と、
前記電動機本体が固定された前記ベース板を前記載置面部に固定する固定ボルトと、
前記ベース板を前記載置面部に沿って移動させて、前記ベルト部材の張力を調整する調整部材と、
前記ベース板に取り付けられるフック部材と、を備え、
前記フック部材は、前記ベース板における前記駆動プーリが配置される端部とは反対側の背端部に取り付けられ、
前記減速機本体における前記従動プーリが設けられた端部とは反対側の端部に形成された鍔部に係止されるフック片を有し、
前記フック部材は、前記電動機本体における前記載置面部から浮き上がる方向の移動を規制する
駆動機構。 - 前記フック部材は、
前記ベース板にフック取付ボルトを介して取り付けられる
請求項1に記載の駆動機構。 - 前記フック部材は、
前記ベース板に当接する第1フック片と、
前記鍔部前記鍔部に当接する第2フック片と、
前記第1フック片と前記第2フック片を接続する接続片と、を有し、
前記ベース板と前記鍔部は、前記フック部材により挟持される
請求項1に記載の駆動機構。 - 前記フック部材は、前記電動機本体が前記調整部材によって移動する方向に沿って前記鍔部に摺動可能に支持される
請求項1に記載の駆動機構。 - 建築構造物に設置された枠体と、前記枠体内に配置され、無端状に連結された複数の踏段と、前記複数の踏段を駆動させる駆動機構と、を備えた乗客コンベアにおいて、
前記駆動機構は、
駆動力を発生させる電動機本体と、
前記電動機本体に設けられた駆動プーリと、
前記電動機本体が載置される載置面部を有する減速機本体と、
前記減速機本体に設けられた従動プーリと、
前記減速機本体に設けられ、前記複数の踏段に動力を伝達する伝達スプロケットと、
前記駆動プーリと前記従動プーリに巻き掛けられたベルト部材と、
前記電動機本体の脚部が固定されるベース板と、
前記電動機本体が固定された前記ベース板を前記載置面部に固定する固定ボルトと、
前記ベース板を前記載置面部に沿って移動させて、前記ベルト部材の張力を調整する調整部材と、
前記ベース板に取り付けられるフック部材と、を備え、
前記フック部材は、前記ベース板における前記駆動プーリが配置される端部とは反対側の背端部に取り付けられ、
前記減速機本体における前記従動プーリが設けられた端部とは反対側の端部に形成された鍔部に係止されるフック片を有し、
前記フック部材は、前記電動機本体における前記載置面部から浮き上がる方向の移動を規制する
乗客コンベア。 - 乗客コンベアにおける駆動機構の電動機本体に設けられた駆動プーリと、前記電動機本体がベース板を介して載置される載置面部を有する減速機本体に設けられた従動プーリに巻き掛けられたベルト部材の張力を調整する方法において、
前記電動機本体が固定されたベース板を、前記載置面部に固定する固定ボルトを緩める工程と、
前記減速機本体に設けられた調整部材により前記電動機本体が固定された前記ベース板を前記載置面部に沿って移動させて、前記ベルト部材の張力を調整する工程と、
を含み、
前記ベース板には、フック部材が取り付けられ、
前記フック部材は、
前記フック部材は、前記ベース板における前記駆動プーリが配置される端部とは反対側の背端部に取り付けられ、
前記減速機本体における前記従動プーリが設けられた端部とは反対側の端部に形成された鍔部に係止されるフック片を有し、
前記フック部材は、前記固定ボルトを緩ませた際に、前記電動機本体における前記載置面部から浮き上がる方向の移動を規制する
乗客コンベアの駆動機構におけるベルト部材の調整方法。
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JP2015242861A JP6499067B2 (ja) | 2015-12-14 | 2015-12-14 | 乗客コンベアの駆動機構、乗客コンベア及び乗客コンベアの駆動機構におけるベルト部材の調整方法 |
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