JP6495631B2 - 熱溶着装置 - Google Patents

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本発明は、樹脂シート、樹脂フィルムなどの小片(以下「チップ材」と称する。)を熱可塑性樹脂部品に固定する際に用いられる熱溶着装置に関するものである。
近年、携帯電話や自動車用電子部品の高機能化に伴い、これらの熱可塑性樹脂製筐体には完全な密閉性が求められると同時に、温度や気圧の変動による筐体内圧の変化を抑える必要があるため、筐体の一部に通気口を設け、この通気孔にベントフィルターと呼ばれる多孔質メンブレンフィルターを溶着固定して防水性と通気性の両立を図っている。
前記ベントフィルターのチップ材を熱可塑性樹脂製筐体へ溶着固定する場合、手作業での正確な位置決めは難しく作業性も悪いため、前記チップ材の溶着位置への搬送や位置決めの自動化が欠かせない。そこで、特許文献1には、フィルター吸着装置を一体化した熱溶着装置が公開されている。
特開2014−4729号
前記特許文献1のベントフィルターの場合、防水性と通気性、耐候性が求められるため一般的にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を素材とする多孔質メンブレンが用いられるが、PTFEは接着剤、両面テープ、ホットメルトなどによる接着固定に適さないため、この接着固定のためには熱溶着法が使われている。
この熱溶着法の一つとして、超音波溶着法があるが、PTFEは摩擦係数が低いため超音波ホーンの押圧部とPTFEの間に滑りが発生し、溶着部の発熱が不安定になる。
また、超音波ホーンは連続運転を行うとホーン自体に熱がたまって高温になりやすく、溶着後にホーンを離脱時させる際に溶着部の固化が十分でなく、チップ材が溶融部から浮き上がりやすいという問題がある。
また、上記特許文献1の場合、チップ材がゴムやシリコーン製の吸着部で吸い付けるため、チップ材が薄くて腰の無い薄膜フィルム状だと、前記吸着部の形状に沿って変形してしまいシワが発生する虞がある。
本発明の目的は、ベントフィルターのようなチップ材を熱可塑性樹脂部品の溶着位置へ搬送して位置決めを行い、その後の溶着までを連続して行うことができる簡易で小型の熱溶着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、a.熱溶着性を有する素材で形成されたチップ材を熱可塑性樹脂製品に熱溶着するためのインパルス加熱方式の熱溶着装置であって、この熱溶着装置の熱溶着チップ本体の先端部には、インパルス加熱方式により発熱する発熱部を形成し、この発熱部に前記チップ材の溶着形状の輪郭よりやや小さい輪郭からなる当接面を突設し、前記当接面に囲まれた内部には空間部が形成されていること、b.前記空間部の天面中央部に通気孔を形成し、この通気孔から下向きに吸引パイプを貫通して設けると共にこの吸引パイプの先端に装着した多孔質吸着パッドの先端面は前記当接面より突出して位置していると共に、吸引パイプと多孔質吸着パッドは昇降自在で、多孔質吸着パッドの先端方向に予圧されていること、c.前記吸引パイプの後端部は、空気吸引装置に接続されていると共にこの空気吸引装置は、その切り替え手段により前記吸引パイプおよび多孔質吸着パッドの吸引口を負圧に、又は大気開放して真空破壊に切り替え自在に構成されていること、d.前記熱溶着チップ本体の胴体部に排気スリットが形成されていること、e.前記空間部の天面の前記吸引パイプの脇に冷却パイプを配置し、冷却パイプの後端部は圧縮空気供給装置に接続され、切り替え手段により圧縮空気を噴射自在に構成されていること、を特徴とするものである。
更に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱溶着装置において、前記熱溶着チップ本体の先端当接面より後退した位置であって、熱溶着チップ本体の外周面から水平方向にフランジが形成されていること、を特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の熱溶着装置において、前記熱溶着チップ本体の前記多孔質吸着パッドは焼結合金で構成されていること、を特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱溶着装置において、前記熱溶着チップ本体の前記多孔質吸着パッドの円筒外周面は樹脂で覆われていること、を特徴とするものである。
更に、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱溶着装置において、前記熱溶着チップ本体の発熱部には熱電対が取り付けられていること、を特徴とするものである。
本発明の熱溶着装置を用いることによって、チップ材の吸着取り出し、搬送、位置決め、熱溶着、冷却固定までの一連の工程を1つの熱溶着装置で連続的に行うことが可能になる。また、吸着部と溶着加熱部が一体化された簡易な構造のため、装置全体の小型化が可能であると共に、メンテナンスが容易で安定した熱溶着が可能となる。
溶着装置の側面図。 溶着装置の先端の正面図。 熱溶着チップ本体の中央縦断側面図。 熱溶着チップ本体の先端面の拡大断面図。 溶着工程を示すもので、(a)は溶着前、(b)はチップ材の吸着開始時、(c)は搬送状態、(d)は溶着位置へ移動した状態、(e)は溶着開始の状態、(f)は溶着が完了した状態を示す説明図。
本発明の熱溶着装置は、熱可塑性樹脂製品にチップ材を固定する目的であれば固定物及び被固定物の形状に制限は無い。チップ材9は図5(a)に示すようにシート9a上に同一ピッチで整列させられた状態で連続的に供給される場合が多いが、チップ材9の形状は円形、矩形、多角形、その他任意の形状であっても熱溶着チップ本体2側の多孔質吸着パッド3が密着し吸着固定が可能であれば問題ない。
チップ材9の材質は、熱可塑性樹脂製品10との熱溶着性を有すれば使用可能であり、熱可塑性樹脂のほか、加熱により熱可塑性樹脂製品側の溶融物がチップ材9に含浸固定できる布、不織布、ガラス繊維、フェルトなどで形成されたシート状の小片(チップ)等を含む。
本実施例1は、請求項1ないし請求項5に記載した発明に対応する熱溶着装置の構造と溶着工程であって、この詳細を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は熱溶着装置1の側面図、図2は先端面の正面図、図3は熱溶着チップ本体の中央縦断側面図、図4は熱溶着チップ本体の先端面部分の拡大断面図、図5(a)〜(f)は溶着工程の説明図である。
符号の1は熱溶着装置であって、この熱溶着装置1は、熱溶着チップ本体2を主要な構成要素としており、この熱溶着チップ本体2の先端には、インパルス加熱による発熱するリング状の当接面2aが突設され、更に熱溶着チップ本体2の先端側の外周面であって、前記当接面2aより溶着対象となるフィルター9の外径よりやや大きく、前記当接面2aより後退した位置にフランジ2bが形成されている。
前記熱溶着チップ本体2の両サイドであって、対称位置には、前記当接面2aに近い位置に窓2dを形成し、更にこの窓2dから上方に向けてスリット2cを形成して、熱溶着チップ本体2を陽極と陰極に分け、この陽極と陰極に電源供給用のリード線7、7aを接続している。
前記熱溶着チップ本体2の上端部内にはセラミック製絶縁体5を嵌合し、この絶縁体5の中心には、中空の通気孔を設けたスプリングプランジャ4aが貫入され、このスプリングプランジャ4aには中空ロッド4が挿入されており、この中空ロッド4の先端には焼結合金製の多孔質吸着パッド3が取り付けられていると共に、吸着パッド3の先端面3bは、前記当接面2aから0.3mm突出した位置に設定されている。
前記多孔質吸着パッド3は通気性のある焼結合金の円筒部の周囲を耐熱性樹脂で覆った構成である。これは焼結合金の負圧化を安定させると共に、周囲の発熱部から熱を遮る効果がある。
なお、多孔質吸着パッド3が確実にチップ材9を吸着するためには、熱溶着チップ本体2の当接面2aより多孔質吸着パッド10aの先端面がわずかに突出することが望ましくその寸法は先端と同一平面〜1.0mmの範囲で適宜設定が可能である。
前記スプリングプランジャ4aの中空ロッド4は進退自在で、スプリング4bで前方に与圧され、スプリングプランジャ4aの管継手4Cには吸気チューブ4dが接続され、空気吸引装置(図示せず)に接続されている。前記空気吸引装置はコントローラ(図示せず)の切り替えにより、前記多孔質吸着パッド3内の吸引口を負圧に設定出来る。
さらに、前記スプリングプランジャ4aの両脇にはセラミック製絶縁体5を貫通した冷却パイプ6、6aが併設されていて、この冷却パイプ6、6aは圧縮空気供給装置に接続されている。前記圧縮空気供給装置はコントローラ(図示せず)の切り替えにより、冷却パイプ6、6aから圧縮空気を熱溶着チップ本体2内に噴射自在に構成されている。
熱溶着装置1は、架台(図示せず)に設置された上下及び前後左右に移動可能なアクチュエータ(図示せず)の先端に取り付けられる。前記アクチュエータには3軸制御のエアシリンダー、電動シリンダーまたはロボットなどを用いることが可能である。
チップ材9はシート状の台紙9aの上に規則正しく連続的に同一ピッチで配置され、供給装置(図示せず)により前記溶着装置と連動して供給される。
次に[図5](a)〜(f)を用いて溶着工程を説明する。
本実施例におけるチップ材9はPTFEを素材とする多孔質メンブレンでt=0.3mm φ12.0mmである。
熱溶着チップ本体2の当接面2aは外径φ11.0mm 内径φ9.0mmm、フランジ2bの外径はφ12.0mm、当接面2aとフランジ2bの段差は0.15mm、多孔質吸着パッド3は通気性のある吸引部が外径φ7.0mm、前記吸引部の外周には円筒形の断熱材が一体に取り付けられ外径φ8.0mmとなっている。
チップ材9を溶着する熱可塑性樹脂製品10には通気口11が設けられている、
最初に、チップ材9の吸着、搬送、位置決め工程について説明する。
[図5](a)は、台紙9aに配置されたチップ材9の上に溶着装置1がスタンバイし
ている状態である。この状態において、吸引パイプ4dへの負圧の供給は停止されている。
[図5](b)は、熱溶着装置1があらかじめ設定された位置まで下降して多孔質吸着
パッド3がチップ材9に接触し、コントローラの電磁弁の切り替えにより吸引パイプ4dに空気吸引装置から負圧がかけられてチップ材9は多孔質吸着パッド3に吸着されている状態である。
[図5](c)は、多孔質吸着パッド3に吸着されたチップ材9は台紙9aから剥離し
て上昇し、熱可塑性樹脂製品10向かって搬送されている状態である。
ここでチップ材9の吸引に必要な負圧は−10kpa〜−50kpaである。負圧が弱いとチップ材9の多孔質吸着パッド3への吸着が弱く、台紙13からの剥離が困難である。また、負圧が強すぎるとチップ材9に変形や傷が発生するため適切な負圧の設定が重要であり、よって、この負荷は、チップ材9の材質との関係でそのバランスを設定することになる。
本実施例の場合、必要な負圧力が−10kpa〜−50kpaであるため、ポンプや真空発生装置などの大掛かりな設備は不要である。
本実施例では工場エアーの圧縮空気から負圧を発生させる装置(株式会社妙徳 コンバ
ムCCV−04HS)を用い、負圧の設定は−20kpaとした。
前記チップ材9が吸着されたことを確認するために、前記負圧回路内に負圧検知スイッチを組み込んで吸着エラーのチェック回路を組み込むことも有効である。
[図5](d)は、熱可塑性樹脂製品10の溶着位置上に移動して来た熱溶着装置1及
びチップ材9は、あらかじめ設定された通気孔11のセンターに対してXY方向が位置決めされる。次に熱溶着装置1が降下し、チップ材9が熱可塑性樹脂製品10に接する位置で停止し、チップ材9の位置決めが完了する。この停止位置は、熱可塑性樹脂製品10と当接面2aの隙間がチップ材9の厚みと同一になるようあらかじめ設定されている。コントローラの電磁弁切り替えにより吸引パイプ4dへの負圧化が停止し、多孔質吸着パッド3に吸着していたチップ材9は解放される。
次に、チップ材9の溶着工程について説明する。
[図5](e)は、前記工程によってチップ材9は熱溶着チップ本体2の当接面2aと
熱可塑性樹脂製品10に挟まれた状態である。ここで電源装置(図示せず)からリード線7,7aに電圧を印加すると電気抵抗により熱溶着チップ本体2の当接面2aが発熱する。同時に、溶着装置1に製品10方向に適宜な押し圧を加えることにより、熱溶着チップ本体2の当接面2aはチップ材9に圧接される。
発熱した当接面2aの熱はチップ材9を加熱すると共にチップ材9を介して熱可塑性樹脂製品10にも熱が伝わり、熱可塑性樹脂製品10は軟化し、溶融温度に達すると溶融する。
熱溶着チップ本体2の発熱温度を正確に制御するために、発熱部に熱電対12を取り付けることが有効である。図1に熱電対12の取り付け例を示す。
[図5](f)は、溶融した熱可塑性樹脂製品10はチップ材9と共に当接面2aの押
し圧で押しつぶされると同時に溶融した樹脂の一部はチップ材9(多孔質メンブレン)にも含浸し、チップ材9は熱可塑性樹脂製品14と一体に固定された状態である。
このようにして、熱溶着チップ本体2の溶着エッジ4がチップ材9と共に熱可塑性樹脂製品10へ沈み込むと同時に、フランジ2bがチップ材9の外周部に接し、チップ材9の外周部はフランジ2bからの熱で加熱されながら押しつぶされて熱可塑性樹脂製品10の表面に密着する。
この時、フランジ2bの温度は、当接面2aに近い内側よりも外周部の方が低くなっている。
この結果、チップ材9の外周部と接する熱可塑性樹脂製品10は、軟化温度以上には加熱されず、チップ材9の周囲に樹脂の溶け出しは起こらない。このためチップ材9の外形は、熱可塑性樹脂製品10に密着した状態に維持され、周囲にバリの発生が起こらず、仕上がりの外観が良くなり、熱溶着チップ本体2へのチップ材9のトラレや溶融樹脂の付着も起こらない。
また、当接面2aは、下降時(沈み込み時)にチップ材9に対してその中心から外周方向に押し広げるような力を加えることになるため、チップ材9にシワがよらず、きれいに溶着することになる。
熱溶着装置1の降下位置は事前に設定してあり、その降下位置は熱可塑性樹脂製品10が溶融してチップ材9に含浸一体化し、チップ材9の溶着部は破損しない空間が確保出来る値を選ぶ。本実施例ではチップ材9の厚み0.3mmに対し溶着部10aに0.15mmの空間を設定した。
ここまで、多孔質吸着パッド3の吸着面3bはチップ材9に接触した状態であるが、多孔質吸着パッド3はスプリングプランジャ4aによって前後に摺動可能であり、チップ材9熱溶着チップ本体2の降下に対して後退するため、チップ材9を押し潰したり傷付ける虞は無い。
設定した加熱時間が経過した後、電圧の印加を止めると同時に熱溶着チップ本体2に設けた冷却パイプ6,6aから図5(e)に示すように冷却エアー6bが供給されるようにコントローラが電磁弁の切り替えを行う。噴出した冷却エアー6bは熱溶着チップ本体2の先端を内部から冷却する。
冷却エアー6bは多孔質吸着パッド3と熱溶着チップ本体2の隙間8を通過して冷却窓2dから、およびスリット2cの間隙を経由して外部に放出される。
あらかじめ設定した時間で熱溶着チップ本体2の当接面aおよびフランジ2bが冷却され、溶着部10aの樹脂が固化するとコントローラの電磁弁の切り替えにより冷却エアー6bの供給を止め、熱溶着装置1を上昇させる。この結果チップ材9は熱可塑性樹脂製品10の通気口11の上に溶着し、図5(e)に示すように通気口11の入口に固定される。
1 溶着装置
2 熱溶着チップ本体
2a 当接面
2b フランジ
2c スリット
2d 排気窓
3 多孔質吸着パッド
3a 断熱材
3b 吸着面
4 中空ロッド
4a スプリングプランジャ
4b スプリング
4c 管継手
4d 吸気チューブ
5 絶縁体
6,6a 冷却パイプ
6b 冷却エアー
7,7a リード線
8 隙間
9 チップ材
9a 台紙
10 熱可塑性樹脂製品
10a 溶融部
11 通気口
12 熱電対

Claims (5)

  1. a.熱溶着性を有する素材で形成されたチップ材を熱可塑性樹脂製品に熱溶着するためのインパルス加熱方式の熱溶着装置であって、この熱溶着装置の熱溶着チップ本体の先端部には、インパルス加熱方式により発熱する発熱部を形成し、この発熱部に前記チップ材の溶着形状の輪郭よりやや小さい輪郭からなる当接面を突設し、前記当接面に囲まれた内部には空間部が形成されていること、
    b.前記空間部の天面中央部に通気孔を形成し、この通気孔から下向きに吸引パイプを貫通して設けると共にこの吸引パイプの先端に装着した多孔質吸着パッドの先端面は前記当接面より突出して位置していると共に、吸引パイプと多孔質吸着パッドは昇降自在で、多孔質吸着パッドの先端方向に予圧されていること、
    c.前記吸引パイプの後端部は、空気吸引装置に接続されていると共にこの空気吸引装置は、その切り替え手段により前記吸引パイプおよび多孔質吸着パッドの吸引口を負圧に、又は大気開放して真空破壊に切り替え自在に構成されていること、
    d.前記熱溶着チップ本体の胴体部に排気スリットが形成されていること、
    e.前記空間部の天面の前記吸引パイプの脇に冷却パイプを配置し、冷却パイプの後端部は圧縮空気供給装置に接続され、切り替え手段により圧縮空気を噴射自在に構成されていること、
    f.を特徴とする熱溶着性素材で形成されたチップ材を熱可塑性樹脂製品に熱溶着するための溶着装置。
  2. 前記熱溶着チップ本体の先端当接面より後退した位置であって、熱溶着チップ本体の外周面から水平方向にフランジが形成されていること、を特徴とする請求項1に記載の熱溶着装置。
  3. 前記熱溶着チップ本体の前記多孔質吸着パッドは焼結合金で構成されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の熱溶着装置。
  4. 前記熱溶着チップ本体の前記多孔質吸着パッドの円筒外周面は樹脂で覆われていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱溶着装置。
  5. 熱溶着チップ本体の発熱部には熱電対が取り付けられていること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱溶着装置。
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