JP6492500B2 - 可動体移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、進退移動可能な噛合チェーンを用いて可動体を移動させる可動体移動装置に関する。
従来から、進退移動可能な複数のチェーン部材が進行方向への移動に伴い相互に噛み合って一体化する一方で退行方向への移動に伴い相互に噛み外れて分岐する噛合チェーンを駆動させることにより、進退動ユニット(可動体)を移動させる噛合チェーン式搬送装置(可動体移動装置)が知られている(例えば特許文献1)。
こうした装置では、進退移動可能な噛合チェーンの進行方向側の端部が進退動ユニットに連結されている。そのため、チェーン部材が進行方向へ移動すると、噛み合わされた噛合チェーンと共に進退動ユニットが進行方向へ移動する。一方、チェーン部材が退行方向へ移動すると、進退動ユニットは退行方向へ移動すると共に、噛み外れたチェーン部材は渦巻き状に形成されたレールに沿って収容される。
しかし、このようにチェーン部材を渦巻き状にして収容すると、収容するための占有空間を確保する必要があり、装置が大型化してしまう。そこで、チェーン部材において互いに噛み合った部分と、互いに噛み外れて分岐した部分の移動領域を平行に設けているものも知られている(例えば特許文献2)。
こうした噛合チェーンでは、1対のスプロケットに対して1対のチェーン部材をそれぞれ半周分ずつ巻き掛け、スプロケットの回転に合わせて、互いに咬み合って一体化した状態にあるチェーン部材と、互いに噛み外れて分岐した状態にあるチェーン部材とを、重力方向に沿って互いに逆方向へ移動させていた。
特開2013−147303号公報 特開平11―292490号公報
ところで、上記の噛合チェーンにおいて対をなすチェーン部材は、スプロケットに巻き掛けられた部分がスプロケットの周縁に沿うように移動することによって、互いに噛み合ったり噛み外れたりしている。そのため、スプロケットの径の大きさは、そのスプロケットに巻き掛けられたチェーン部材におけるローラ同士の間隔やプレートの形状などに応じて設定する必要がある。すなわち、ローラ同士の間隔やプレートの形状などに応じて設定したスプロケットの径が大きすぎると、対をなすチェーン部材同士が進行方向への移動時にぶつかり合って噛み合わなくなる虞がある一方、そうしたスプロケットの径が小さすぎると、互いに噛み外れて分岐したチェーン部材が退行方向への移動時にスプロケットから外れてしまう虞がある。そのため、スプロケットや噛合チェーンの、サイズや配置の自由度が制限されてしまっていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の大型化を抑制しつつ、スプロケットや噛合チェーンの、サイズや配置の自由度を高めることができる可動体移動装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する可動体移動装置は、進退移動可能な少なくとも一対のチェーン部材を有し、対をなすチェーン部材同士が一方向に移動することで相互に噛み合って一体化する一方、その一体化した噛合状態から前記チェーン部材同士が他方向に移動することで相互に噛み外れて分岐する噛合チェーンと、前記チェーン部材と歯合して前記噛合チェーンを進退移動方向へ移動させるスプロケットと、前記噛合チェーンと共に進退移動する可動体とを備え、前記チェーン部材は、前記スプロケットと歯合する複数の歯合部と、前記スプロケットから噛み外れた非歯合部と、を有し、前記非歯合部は、前記チェーン部材の長手方向において、前記複数の歯合部間で連続した部分である。
この構成によれば、チェーン部材は、歯合部においてスプロケットと歯合していると共に、複数の歯合部間で連続した部分である非歯合部がスプロケットから噛み外れている。したがって、チェーン部材における複数の歯合部間で連続する部分をスプロケットに巻き掛けなくてもよいため、そのようなチェーン部材におけるローラ同士の間隔やプレートの形状などに応じてスプロケットを設計する必要がなく、スプロケットの径の大きさを任意に設定することができる。したがって、スプロケットや噛合チェーンの、サイズや配置の自由度を高めることができる。
上記可動体移動装置において、前記噛合チェーンは、前記チェーン部材同士が噛み合って一体化した噛合部と、前記チェーン部材同士が噛み外れて分岐した分岐部とを有し、前記歯合部は、前記噛合部と前記分岐部とにそれぞれ設けられるのが好ましい。
この構成によれば、噛合部とスプロケットとを歯合させることにより、噛合部を円滑に移動させることができる。さらに、分岐部とスプロケットとを歯合させることにより、分岐部を円滑に移動させることができる。
上記可動体移動装置において、前記スプロケットは、前記各チェーン部材に対応するように一対設けられ、前記各スプロケットは、前記噛合チェーンの進退移動方向と交差する方向において前記噛合部を挟むように前記各チェーン部材と歯合すると共に、対応する前記チェーン部材の前記分岐部とも歯合するのが好ましい。
この構成によれば、噛合部に設けられた歯合部には一対のスプロケットがチェーン部材同士の噛合部を両側から挟むように歯合するため、一対のスプロケットの回転に伴って噛合部をより円滑に移動させることができる。さらに、一対のスプロケットは、対応するチェーン部材の分岐部とそれぞれ歯合しているため、噛合部や分岐部をより円滑に移動させることができる。
上記可動体移動装置において、前記各チェーン部材の前記非歯合部は、前記噛合部を中心として線対称となるように設けられるのが好ましい。
この構成によれば、非歯合部同士が線対称であるため、非歯合部同士の長さや移動時の抵抗も同じとなる。したがって、スプロケットの回転に伴って各チェーン部材を同じ態様で移動させることができる。
上記可動体移動装置において、前記チェーン部材には、その長手方向における一方に前記可動体が接続されると共に他方にカウンタウェイトが接続されるのが好ましい。
この構成によれば、つり合いを取るための重りであるカウンタウェイトをチェーン部材の可動体が接続された側とは反対側に接続することにより、可動体の移動を安定させることができる。したがって、可動体の移動に要するエネルギーを小さくすることができる。
本発明によれば、装置の大型化を抑制しつつ、スプロケットや噛合チェーンの、サイズや配置の自由度を高めることができる。
第1実施形態の可動体移動装置の正面側斜視図。 可動体移動装置の背面側斜視図。 駆動機構と噛合チェーンの模式背面図。 図3における4−4線矢視断面図。 可動体が下方位置に位置する可動体移動装置の正面図。 可動体が上方位置に位置する可動体移動装置の正面図。 第2実施形態の噛合チェーンと駆動機構の模式背面図。 可動体が下方位置に位置する可動体移動装置の正面図。 可動体が上方位置に位置する可動体移動装置の正面図。
(第1実施形態)
以下、噛合チェーンを用いて可動体を移動させる可動体移動装置の第1実施形態について、図を参照して説明する。
図1,図2に示すように、可動体移動装置11は、互いに略平行に立設された一対の支柱12と、支柱12の間に鉛直方向に沿うように設けられた支持部13とを備える。さらに、可動体移動装置11は、支持部13に支持された噛合チェーン14と、噛合チェーン14に接続されたカウンタウェイト15及び可動体16と、噛合チェーン14を進退移動方向へ移動させる駆動機構17(図2参照)とを備える。
各支柱12は、長手方向と直交する断面の形状がH形のH形鋼であって、各々の長手方向を鉛直方向である縦方向Xに沿わせると共に、その縦方向Xと直交(交差)する横方向Yに互いに間隔を有して設けられている。
図2に示すように、支持部13は、縦方向Xに沿って噛合チェーン14を支持する複数(本実施形態では4つずつ)の第1支持部材19a及び第2支持部材19bと、各支持部材19a,19bを下端側で支持する支持基部20とにより構成されている。すなわち、支持基部20は、水平方向において横方向Yと直交(交差)する奥行方向Zで隣り合う第1支持部材19a同士及び第2支持部材19b同士を、水平方向へ互いに所定の隙間をおいて縦方向Xへ平行に延びるように支持している。なお、横方向Yで隣り合う第1支持部材19a同士は、隙間19cをおいて設けられている。また、第2支持部材19bは、第1支持部材19aよりも横方向Yの外側において当該第1支持部材19aとの間に隙間19dをおいて設けられている。因みに、第1支持部材19aは、横方向Yにおいて第2支持部材19bよりも幅広の部材である。
図1,図2に示すように、カウンタウェイト15は、支持部13の背面側に少なくとも1つ(本実施形態では2つ)設けられている。そして、カウンタウェイト15の正面側には、噛合チェーン14が接続されるウェイト接続部21が奥行方向Zに突出形成されている。
また、可動体16は、支持部13の正面側に設けられている。そして、可動体16の背面側には、噛合チェーン14が接続される少なくとも1つ(本実施形態では1つ)の可動体接続部22が奥行方向Zに突出形成されている。
さらに、可動体16は、縦方向X及び横方向Yに沿うように設けられた壁部23と、壁部23に対して略垂直な台部24とにより構成されている。すなわち、台部24は、奥行方向Zに沿って壁部23の正面側から突出するように形成されている。また、壁部23は、横方向Yの両端が図示しないローラを介して支柱12に支持されている。すなわち、可動体16は、支柱12に支持された状態で進退移動方向の一例としての縦方向Xに沿って移動可能に設けられている。
図2に示すように、駆動機構17は、正転と逆転の両方向の回転が可能なモータなどの駆動源26と、駆動源26の駆動力を駆動軸27に伝達する伝達機構28とを備えている。なお、駆動軸27は、該駆動軸27と略平行に設けられた従動軸29と共に支持基部20に軸支されている。
図3に示すように、駆動軸27には、駆動歯車30と駆動スプロケット31とが駆動軸27と一体回転するように設けられている。また、従動軸29には、従動歯車32と従動スプロケット33とが従動軸29と一体回転するように設けられている。なお、駆動スプロケット31及び従動スプロケット33は、支持基部20内に収容されている。そして、駆動歯車30と従動歯車32は、駆動歯車30の回転に伴って従動歯車32も回転するように、互いに歯合した状態で設けられている。
そのため、駆動軸27が回転すると該駆動軸27と共に駆動歯車30と駆動スプロケット31が回転し、さらに従動歯車32を介して回転が伝達された従動軸29と従動スプロケット33も回転する。すなわち、駆動源26は、正転駆動もしくは逆転駆動することにより、駆動スプロケット31と従動スプロケット33を回転させる。そして、こうした駆動源26、駆動軸27、伝達機構28、従動軸29、駆動歯車30、駆動スプロケット31、従動歯車32及び従動スプロケット33により、駆動機構17は構成されている。
図4に示すように、奥行方向Zで対をなす支持部材19a同士は、奥行方向Zに隙間を有するように円筒状のスペーサ36を介して設けられ、支持部材19aとスペーサ36とに挿通されたボルト37とナット38で固定されている。なお、図4では第2支持部材19bの部分は図示されていないが、その構成は第1支持部材19aと同じである。
そして、図3,図4に示すように、支持部13は、横方向Yに互いに隙間19c,19dを有するように設けられた各支持部材19a,19bが、これらの隙間19c,19dに配置された噛合チェーン14を横方向Yの両側から支持する。すなわち、各支持部材19a,19bは、噛合チェーン14の大きさに合わせた隙間19c,19dを空けて設けられている。そのため、横方向Yにおいて噛合チェーン14の噛み外れた状態の部分を支持する両端の隙間19dは、噛み合った状態の部分を支持する内側の隙間19cに比べて狭い。
また、噛合チェーン14は、少なくとも一対(本実施形態では一対)の第1チェーン部材41と第2チェーン部材42とにより構成されている。そして、第1チェーン部材41及び第2チェーン部材42には、三列のチェーン部材が採用されている。すなわち、一対のチェーン部材41,42は、縦方向Xに沿った直列方向へ順次に連結される複数の内プレート44と複数の外プレート45とをそれぞれ有している。なお、各内プレート44及び各外プレート45には、鉤状の歯部46(図3参照)が形成されている。
さらに、図4に示すように、各チェーン部材41,42は、奥行方向Zで対向する内プレート44と外プレート45、もしくは外プレート45同士の間に組み付けられて回動自在なローラ48を備えている。そして、直列方向で端部同士が重なって隣り合う各内プレート44と各外プレート45は、ローラ48に挿通された連結ピン49により回動自在に連結されている。そして、噛合チェーン14は、奥行方向Zの両端に位置するローラ48が支持部材19a,19bにより支持されている。したがって、奥行方向Zで対をなす支持部材19a,19bの奥行方向Zの大きさは、噛合チェーン14の大きさよりも小さい。
図3に示すように、第1チェーン部材41と該第1チェーン部材41に対応するスプロケットの一例としての駆動スプロケット31は、互いに歯合する第1歯合部51と第2歯合部52という複数(本実施形態では2つ)の歯合部を有している。また、第1チェーン部材41は、駆動スプロケット31から噛み外れた一定長さの第1非歯合部41aを有している。なお、第1非歯合部41aは、第1チェーン部材41の長手方向において第1歯合部51と第2歯合部52との間で連続した部分である。
一方、第2チェーン部材42と該第2チェーン部材42に対応するスプロケットの一例としての従動スプロケット33は、互いに歯合する第3歯合部53と第4歯合部54という複数(本実施形態では2つ)の歯合部を有している。また、第2チェーン部材42は、従動スプロケット33から噛み外れた一定長さの第2非歯合部42aを有している。なお、第2非歯合部42aは、第2チェーン部材42の長手方向において第3歯合部53と第4歯合部54との間で連続した部分である。
換言すると、各チェーン部材41,42は、各歯合部51〜54にそれぞれ1つずつ任意に設けられた歯合点51a〜54a間の長さが、スプロケット31,33の周長よりも長くなるように設けられている。すなわち、第1チェーン部材41において第1歯合点51aと第2歯合点52aとの間で連続した部分である第1非歯合部41aの長さは、駆動スプロケット31における第1歯合点51aと第2歯合点52aとの間の周長よりも長い。さらに、第2チェーン部材42において第3歯合点53aと第4歯合点54aとの間で連続した部分である第2非歯合部42aの長さは、従動スプロケット33における第3歯合点53aと第4歯合点54aとの間の周長よりも長い。
そして、本実施形態では各歯合点51a〜54aを縦方向Xにおいて同じ位置に設定していると共に、各チェーン部材41,42は、歯合点51a〜54a間の長さが同じになるように設けられている。なお、歯合点51a〜54a間のチェーン部材41,42の長さが同じとは、歯合点51a〜54a間に位置するローラ48の数や、外プレート45の数が同じである場合を含む。
さて、噛合チェーン14は、駆動スプロケット31と従動スプロケット33が回転することにより、進退移動可能に設けられている。そして、各チェーン部材41,42は、進行方向X1への移動に伴って歯部46同士を相互に噛み合わせることで、直棒状に一体化した噛合状態となる。その一方、噛合チェーン14は、噛合状態から各チェーン部材41,42が退行方向X2への移動に伴って歯部46同士が相互に噛み外れることにより分岐状態となる。したがって、噛合チェーン14は、対をなすチェーン部材41,42が一方向に移動することで相互に噛み合って一体化する一方、その一体化した噛合状態からチェーン部材41,42同士が他方向に移動することで相互に噛み外れて分岐する。
なお、第1チェーン部材41と第2チェーン部材42が相互に噛み合って一体化し、噛合状態となった剛直の部分を噛合部55とする。一方、第1チェーン部材41と第2チェーン部材42が相互に噛み外れて分岐し、分岐状態となった部分を分岐部56とする。
そして、図2に示すように、噛合部55の先端は、支持部13の隙間19cに配置された可動体16の可動体接続部22に接続されている。一方、分岐部56の先端は、支持部13の隙間19dに配置されたカウンタウェイト15のウェイト接続部21に接続されている。
すなわち、第1チェーン部材41及び第2チェーン部材42には、長手方向における一方(進行方向X1)の端に可動体16が接続されていると共に、他方(退行方向X2)の端にカウンタウェイト15が接続されている。そのため、カウンタウェイト15及び可動体16は、噛合チェーン14と共に縦方向Xへ進退移動する。
また、図3に示すように、支持基部20には、噛合チェーン14の進路を誘導するレール20aが形成されている。このレール20aは、上端が隙間19c,19dと連続するように縦方向Xに沿って延びるように形成された複数(本実施形態では3つ)の直状レール部20bと、隣り合う直状レール部20bの下端同士を結ぶ曲状レール部20cとにより構成されている。なお、レール20aは、隙間19cと連続する中央部の直状レール部20bを中心として線対称となるように設けられている。したがって、レール20aに沿って移動する各チェーン部材41,42は、歯合部51〜54及び非歯合部41a,42aが噛合部55を中心として線対称となるように設けられている。
なお、第1歯合部51は、第1チェーン部材41の分岐部56と駆動スプロケット31とが歯合した部分である。第2歯合部52は、第1チェーン部材41の噛合部55と駆動スプロケット31とが歯合した部分である。第3歯合部53は、第2チェーン部材42の噛合部55と従動スプロケット33とが歯合した部分である。第4歯合部54は、第2チェーン部材42の分岐部56と従動スプロケット33とが歯合した部分である。したがって、各チェーン部材41,42における歯合部51〜54は、噛合部55と分岐部56とに1つずつ設けられている。
また、スプロケット31,33は、各チェーン部材41,42に対応するように一対設けられている。そして、駆動スプロケット31及び従動スプロケット33は、噛合チェーン14の進退移動方向と交差する横方向Yにおいて噛合部55を挟むようにチェーン部材41,42と歯合すると共に、対応するチェーン部材41,42の分岐部56とも歯合する。
なお、本実施形態では、可動体16を上昇させる際に各チェーン部材41,42が移動する方向を進行方向X1とすると共に、可動体16を下降させる際に各チェーン部材41,42が移動する方向を退行方向X2とする。さらに、駆動スプロケット31と従動スプロケット33が回転する方向として、各チェーン部材41,42を進行方向X1に移動させる際に回転する方向を進行方向X1とすると共に、各チェーン部材41,42を退行方向X2に移動させる際に回転する方向を退行方向X2とする。そのため、進行方向X1と退行方向X2は、隣り合う駆動スプロケット31と従動スプロケット33同士、及び隣り合うチェーン部材41,42同士では逆の方向となる。
次に、可動体移動装置11において、噛合チェーン14を進退移動させて、可動体16を進退移動方向に移動させる場合の作用について説明する。
さて、図5に示すように、下方位置に位置する可動体16を上昇させる場合には、駆動源26を正転駆動する。
すると、図3の状態において、駆動スプロケット31及び従動スプロケット33が進行方向X1に回転し、チェーン部材41,42が進行方向X1に移動する。このとき噛合部55の基端側(同図では下端側)では、第1チェーン部材41と第2チェーン部材42が噛み合うことにより、噛合部55が縦方向Xに沿って直線移動しながら上昇する。すなわち、チェーン部材41,42は、非歯合部41a,42aにおける進行方向X1側の一部同士が互いに噛み合うと共に、その噛み合った状態のまま第2歯合部52及び第3歯合部53を上方に通過する。
そして、図6に示すように、可動体16は、噛合部55と共に上昇して上方位置まで移動する。一方、カウンタウェイト15は、分岐部56と共に下降して下方位置まで移動する。そして、上方位置に位置する可動体16を下降させる場合には、各駆動源26を逆転駆動する。
すると、図3の状態において、駆動スプロケット31及び従動スプロケット33が退行方向X2に回転し、第1チェーン部材41及び第2チェーン部材42が退行方向X2に移動する。
そのため、噛合部55の基端側では、該噛合部55がそれぞれ噛み外れて、第1チェーン部材41と第2チェーン部材42に分岐する。すなわち、噛合状態で第2歯合部52及び第3歯合部53を通過したチェーン部材41,42は、非歯合部41a,42aが互いに分岐する。したがって、本実施形態の噛合チェーン14は、噛合部55と非歯合部41a,42aの一部が一致している。
さらに、分岐した第1チェーン部材41は、曲状レール部20cに沿って移動し、退行方向X2に回転する駆動スプロケット31と第1歯合部51において歯合する。一方、分岐した第2チェーン部材42は、曲状レール部20cに沿って移動し、退行方向X2に回転する従動スプロケット33と第4歯合部54において歯合する。そのため、第1チェーン部材41及び第2チェーン部材42の分岐部56は、上方へ向かって押し上げられるように移動する。
したがって、図5に示すように、カウンタウェイト15は、分岐部56と共に上昇して上方位置まで移動する。一方、可動体16は、噛合部55共に下降して下方位置まで移動する。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1チェーン部材41は、第1歯合部51と第2歯合部52において駆動スプロケット31と歯合していると共に、第1歯合部51と第2歯合部52との間で連続した部分である第1非歯合部41aが駆動スプロケット31から噛み外れている。したがって、第1チェーン部材41における第1歯合部51と第2歯合部52との間で連続する部分を駆動スプロケット31に巻き掛けなくてもよい。そのため、そのような第1チェーン部材41におけるローラ48同士の間隔やプレート44,45の形状などに応じて駆動スプロケット31を設計する必要がなく、駆動スプロケット31の径の大きさを任意に設定することができる。つまり、図3に示した駆動スプロケット31(及び従動スプロケット33)よりも径の大きいスプロケットや径の小さいスプロケットでも採用可能とされる。したがって、駆動スプロケット31や噛合チェーン14の、サイズや配置の自由度を高めることができる。
(2)噛合部55と駆動スプロケット31とを歯合させることにより、噛合部55を円滑に移動させることができる。さらに、分岐部56と駆動スプロケット31とを歯合させることにより、分岐部56を円滑に移動させることができる。
(3)噛合部55に設けられた第2歯合部52及び第3歯合部53には、一対のスプロケット(駆動スプロケット31と従動スプロケット33)がチェーン部材41,42同士の噛合部55を横方向Yの両側から挟むように歯合する。そのため、一対のスプロケットの回転に伴って噛合部55をより円滑に移動させることができる。さらに、一対のスプロケットは、対応するチェーン部材41,42の分岐部56とそれぞれ歯合しているため、噛合部55や分岐部56をより円滑に移動させることができる。
(4)非歯合部41a,42a同士が線対称であるため、非歯合部41a,42a同士の長さや移動時の抵抗も同じとなる。したがって、駆動スプロケット31及び従動スプロケット33の回転に伴って各チェーン部材41,42を同じ態様で移動させることができる。
(5)つり合いを取るための重りであるカウンタウェイト15をチェーン部材41,42の可動体16が接続された側とは反対側に接続することにより、可動体16の移動を安定させることができる。したがって、可動体16の昇降移動に要するエネルギーを小さくすることができる。
(6)奥行方向Zにおいて対をなす支持部材19a,19bの幅が噛合チェーン14の幅よりも小さい。そのため、奥行方向Zにおいて対をなす支持部材19a,19bが占有する空間域の増大を抑制することができる。
(7)支持部材19a,19bが噛合チェーン14をガイドするためにローラ48に接触すると、ローラ48が回転する。そのため、支持部材19a,19bが噛合チェーン14をガイドする際の抵抗を小さくすることができる。
(8)支持部材19a,19bが縦方向Xに連続して延びるように設けられているため、支持部材19a,19bを断続して設けている場合に比べて噛合チェーン14を容易にガイドすることができる。
(9)奥行方向Zに複数設けられた支持部材19a,19bによって噛合チェーン14をガイドするため、噛合チェーン14が奥行方向Zに幅を有する場合であってもガイドすることができる。
(10)支持部材19a,19b同士をスペーサ36を介して連結しているため、支持部材19a,19b同士の間隔を一定に保つことができる。
(11)支持部材19a,19bは、奥行方向Zの両端に位置するローラ48をガイドするため、噛合チェーン14が奥行方向Zに幅を有する場合であっても効率よくガイドすることができる。
(第2実施形態)
次に、可動体移動装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、二対のチェーン部材を設けた点で第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図7,図8に示すように、可動体移動装置58は、複数の第1支持部材19aと、複数の第2支持部材19bと支持基部20とによって構成された支持部59を備えている。さらに、可動体移動装置58は、噛合チェーン60を構成する複数(本実施形態では4つ)のチェーン部材61〜64と、少なくとも1つ(本実施形態では1つ)のカウンタウェイト65と、複数(本実施形態では2つ)の駆動機構67a,67bとを備えている。
図7に示すように、第1駆動機構67aは、第1駆動源68a、第1駆動軸69a、第1伝達機構70a、第1従動軸71a、第1駆動歯車72a、第1駆動スプロケット73a、第1従動歯車74a及び第1従動スプロケット75aを備える。そして、第2駆動機構67bは、第2駆動源68b、第2駆動軸69b、第2伝達機構70b、第2従動軸71b、第2駆動歯車72b、第2駆動スプロケット73b、第2従動歯車74b及び第2従動スプロケット75bを備える。
すなわち、各駆動軸69a,69bには、それぞれの駆動軸69a,69bと共に一体回転する駆動歯車72a,72bと駆動スプロケット73a,73bが設けられている。さらに、横方向Yにおいて第1駆動軸69aと第2駆動軸69bの間には、第1従動軸71a及び第2従動軸71bが設けられている。なお、駆動軸69a,69bと従動軸71a,71bは、互いに略平行な状態で支持基部20に軸支されている。そして、各従動軸71a,71bには、それぞれ従動軸71a,71bと共に一体回転する従動歯車74a,74bと従動スプロケット75a,75bが設けられている。
また、第1従動軸71aに設けられた第1従動歯車74aは、第1駆動軸69aに設けられた第1駆動歯車72aと歯合していると共に、第2従動軸71bに設けられた第2従動歯車74bとも歯合している。そして、第2駆動軸69bに設けられた第2駆動歯車72bは、第2従動歯車74bと歯合している。すなわち、隣り合う歯車同士が互いに噛み合っているため、駆動歯車72a,72bが回転すると、隣合う歯車同士は互いに逆方向に回転する。さらに、横方向Yにおいて隣り合う駆動軸69a,69b及び従動軸71a,71b同士も互いに逆方向に回転する。
そして、噛合チェーン60は、第1チェーン部材61〜第4チェーン部材64のうち対をなす部分同士が一方向に移動することで相互に噛み合って一体化する。そして、その一体化した噛合状態からチェーン部材同士が他方向に移動することで相互に噛み外れて分岐する。
具体的には、チェーン部材61〜64が進行方向X1に移動する場合には、第2チェーン部材62と第3チェーン部材63は、相互に噛み外れて分岐する。そして、分岐した第2チェーン部材62は、第1チェーン部材61と相互に噛み合って一体化すると共に、分岐した第3チェーン部材63は、第4チェーン部材64と相互に噛み合って一体化する。
一方、チェーン部材61〜64が退行方向X2に移動する場合には、第1チェーン部材61と第2チェーン部材62、及び第3チェーン部材63と第4チェーン部材64が相互に噛み外れて分岐する。そして、分岐した第2チェーン部材62と第3チェーン部材63は、相互に噛み合って一体化する。
なお、第1チェーン部材61と第2チェーン部材62が相互に噛み合って一体化し、噛合状態となった剛直の部分を第1噛合部77とする。さらに、第2チェーン部材62と第3チェーン部材63が噛合状態となった剛直の部分を第2噛合部78とすると共に、第3チェーン部材63と第4チェーン部材64が噛合状態となった剛直の部分を第3噛合部79とする。一方、各チェーン部材61〜64が相互に噛み外れて分岐し、分岐状態となった部分を分岐部80とする。
図8に示すように、第1噛合部77〜第3噛合部79のうち同じ方向に移動する第1噛合部77及び第3噛合部79の先端は、可動体16の可動体接続部22に接続されている。なお、本実施形態の可動体接続部22は、横方向Yに間隔を有して一対設けられている。
また、第2噛合部78の先端は、カウンタウェイト65のウェイト接続部21に接続されている。なお、本実施形態のウェイト接続部21は、横方向Yにおいてカウンタウェイト65の中央部に1つ設けられている。
したがって、第2チェーン部材62及び第3チェーン部材63には、長手方向において一方の端に可動体16が接続されていると共に、他方の端にカウンタウェイト65が接続されている。そのため、カウンタウェイト65及び可動体16は、噛合チェーン60と共に縦方向Xへ進退移動する。
図7に示すように、第1チェーン部材61と該第1チェーン部材61に対応するスプロケットの一例としての第1駆動スプロケット73aは、互いに歯合する第1歯合部81と第2歯合部82の2つの歯合部を有している。
また、第2チェーン部材62と該第2チェーン部材62に対応するスプロケットの一例としての第1従動スプロケット75aは、互いに歯合する第3歯合部83と第4歯合部84の2つの歯合部を有している。
そして、第3チェーン部材63と該第3チェーン部材63に対応するスプロケットの一例としての第2従動スプロケット75bは、互いに歯合する第5歯合部85と第6歯合部86の2つの歯合部を有している。
さらに、第4チェーン部材64と、該第4チェーン部材64に対応するスプロケットの一例としての第2駆動スプロケット73bは、互いに歯合する第7歯合部87と第8歯合部88の2つの歯合点を有している。
また、各チェーン部材61〜64は、駆動スプロケット73a,73b及び従動スプロケット75a,75bから噛み外れた非歯合部61a〜64aを有している。なお、各非歯合部61a〜64aは、各チェーン部材61〜64の長手方向において歯合部81〜88間で連続した部分である。
次に、可動体移動装置58において、噛合チェーン60を進退移動させて、可動体16を進退移動方向に移動させる場合の作用について説明する。
さて、図8に示すように、下方位置に位置する可動体16を上昇させる場合には、各駆動源68a,68bを正転駆動する。
すると、図7の状態において、駆動スプロケット73a,73bと従動スプロケット75a,75bが進行方向X1に回転し、チェーン部材61〜64が進行方向X1に移動する。このとき第2噛合部78の基端側(同図では下端側)では、第2噛合部78が噛み外れて第2チェーン部材62と第3チェーン部材63に分岐する。そして、第2噛合部78から分岐した第2チェーン部材62は、第1従動スプロケット75aから噛み外れた部分が第1チェーン部材61と噛み合うことにより、第1噛合部77が縦方向Xに沿って直線移動しながら上昇する。また、分岐した第3チェーン部材63は、第2従動スプロケット75bから噛み外れた部分が第4チェーン部材64と噛み合うことにより、第3噛合部79が縦方向Xに沿って直線移動しながら上昇する。すなわち、各チェーン部材61〜64は、非歯合部61a〜64a同士が噛み合ったり噛み外れたりする。
そして、図9に示すように、可動体16は、第1噛合部77及び第3噛合部79と共に上昇して上方位置まで移動する。一方、カウンタウェイト65は、第2噛合部78と共に下降して下方位置まで移動する。
また、上方位置に位置する可動体16を下降させる場合には、各駆動源68a,68bを逆転駆動する。
すると、図7の状態において、駆動スプロケット73a,73b及び従動スプロケット75a,75bが退行方向X2に回転し、チェーン部材61〜64が退行方向X2に移動する。
そのため、第1噛合部77の基端側では、第1噛合部77が噛み外れて第1チェーン部材61と第2チェーン部材62に分岐する。さらに、第3噛合部79の基端側では、第3噛合部79が噛み外れて第3チェーン部材63と第4チェーン部材64に分岐する。そして、分岐した第2チェーン部材62と第3チェーン部材63は、従動スプロケット75a,75bと噛み外れた部分が互いに噛み合うことにより第2噛合部78が縦方向Xに沿って直線移動しながら上昇する。
したがって、図8に示すように、カウンタウェイト65は、第2噛合部78と共に上昇して上方位置まで移動する。一方、可動体16は、噛合部77,79と共に下降して下方位置まで移動する。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(11)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(12)チェーン部材61〜64において他のチェーン部材から噛み外れた状態にある分岐部80を更に別の他のチェーン部材と噛み合わせることにより、噛合部77〜79とすることができる。したがって、分岐部80に比べて噛合部77〜79は傾いたり座屈したりしにくいため、より重量を有するカウンタウェイト65を採用することができる。
(13)4つ以上のチェーン部材61〜64がそれぞれ噛み合うと、噛合状態の噛合部77〜79が3つ以上できることになる。すなわち、チェーン部材61〜64が進行方向X1に移動する場合もしくは退行方向X2に移動する場合に、同じ方向に移動する噛合部77,79が少なくとも1組できる。したがって、同じ方向に移動する噛合部77,79に可動体16を接続することにより、可動体16の姿勢を安定させることができる。
(14)駆動源68a,68bが駆動スプロケット73a,73bを回転させることにより、1つのスプロケットに駆動力を伝達して噛合チェーン60を進退移動させる場合に比べて噛合チェーン60を駆動しやすくすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、支持部材19a,19bを設けない構成としてもよい。また、支持部材19a,19bは、噛合部55,77〜79と分岐部56,80の全てを支持する構成ではなく、少なくとも1つを支持する構成としてもよい。さらに、支持部材19a,19bは、縦方向Xにおいて噛合部55,77〜79の一部を支持するようにしてもよく、例えば半分の長さとしてもよい。
・上記各実施形態において、支持部材19a,19bは、分岐部56,80を直線状態で支持するだけではなく、直線部分の一部を曲線を描くように折り曲げたり、折り返したりして支持してもよい。また、支持部材19a,19bは、分岐部56,80を縦方向Xと交差する方向や横方向Yに沿うように支持してもよい。
・上記各実施形態において、支持部13,59は、分岐部56,80を支柱12に沿わせるように支持してもよい。また、支持部13,59は、横方向Yにおいて分岐部56,80を一対の支柱12の外側で支持してもよい。
・上記各実施形態において、可動体16とカウンタウェイト15,65は、チェーン部材41,42,61〜64の長手方向の端位置ではなく、端位置よりも歯合部51〜54,81〜88寄りの位置に接続してもよい。
・上記各実施形態において、カウンタウェイト15,65を設けない構成としてもよい。
・上記各実施形態において、レール20aを設けない構成としてもよい。また、チェーン部材41,42,61〜64ごとにレール20aの形状や長さを異ならせてもよい。すなわち、例えば各チェーン部材41,42における非歯合部41a〜42aの長さをチェーン部材41,42ごとに異ならせてもよい。
・上記各実施形態において、1つの噛合部に複数のスプロケットが歯合する場合に、各スプロケットを縦方向Xにおいて異なる位置に歯合させてもよい。
・上記各実施形態において、複数のスプロケットは同じ大きさでなくてもよく、大きさの異なるスプロケットとしてもよい。
・上記各実施形態において、可動体移動装置11,58は、少なくとも1つのチェーン部材が、該チェーン部材が対応するスプロケットと歯合部間で噛み外れていればよい。すなわち、例えば第1チェーン部材41を駆動スプロケット31と歯合させると共に、従動スプロケット33を設けない構成としてもよい。
・上記各実施形態において、1つのチェーン部材及び1つのスプロケットに設けられた複数の歯合部の長さは、互いに異なっていてもよい。すなわち、例えば第1チェーン部材41の一部を駆動スプロケット31に巻きかけるようにして互いに歯合させることにより、第1歯合部51と第2歯合部52の長さを異ならせてもよい。さらに、異なるチェーン部材同士において、歯合部の長さが互いに異なっていてもよい。すなわち、例えば第1チェーン部材41の分岐部56を駆動スプロケット31に巻きかけた長さと、第2チェーン部材42の分岐部56を従動スプロケット33に巻きかけた長さとを異ならせることにより、第1歯合部51と第4歯合部54の長さを異ならせてもよい。
11,58…可動体移動装置、14,60…噛合チェーン、15,65…カウンタウェイト、16…可動体、31,73a,73b…駆動スプロケット(スプロケットの一例)、33,75a,75b…従動スプロケット(スプロケットの一例)、41,42,61〜64…チェーン部材、41a,42a,61a〜64a…非歯合部、51〜54,81〜88…歯合部、55,77〜79…噛合部、56,80…分岐部、X…縦方向(進退移動方向の一例)。

Claims (5)

  1. 進退移動可能な二対のチェーン部材を有し、各対において対をなすチェーン部材同士が一方向に移動すると共に一方の対における1つのチェーン部材と他方の対における1つのチェーン部材とが対をなして他方向に移動することで相互に噛み合って一体化する一方、その一体化した噛合状態から各対において対をなす前記チェーン部材同士が他方向に移動すると共に一方の対における1つの前記チェーン部材と他方の対における1つの前記チェーン部材とが対をなして一方向に移動することで相互に噛み外れて分岐する噛合チェーンと、
    前記チェーン部材と歯合して前記噛合チェーンを進退移動方向へ移動させるスプロケットと、
    前記噛合チェーンと共に進退移動する可動体と
    を備え、
    前記チェーン部材は、
    前記スプロケットと歯合する複数の歯合部と、
    前記スプロケットから噛み外れた非歯合部と、
    を有し、
    前記非歯合部は、前記チェーン部材の長手方向において、前記複数の歯合部間で連続した部分である可動体移動装置。
  2. 前記噛合チェーンは、前記チェーン部材同士が噛み合って一体化した噛合部と、前記チェーン部材同士が噛み外れて分岐した分岐部とを有し、
    前記歯合部は、前記噛合部と前記分岐部とにそれぞれ設けられる請求項1に記載の可動体移動装置。
  3. 前記スプロケットは、前記各チェーン部材に対応するように一対設けられ、
    前記各スプロケットは、前記噛合チェーンの進退移動方向と交差する方向において前記噛合部を挟むように前記各チェーン部材と歯合すると共に、対応する前記チェーン部材の前記分岐部とも歯合する請求項2に記載の可動体移動装置。
  4. 前記各チェーン部材の前記非歯合部は、前記噛合部を中心として線対称となるように設けられる請求項3に記載の可動体移動装置。
  5. 前記チェーン部材には、その長手方向における一方に前記可動体が接続されると共に他方にカウンタウェイトが接続される請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の可動体移動装置。
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