JP2004018163A - 舞台の迫り設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】迫り台が奈落レベルに下がっているときに、昇降駆動装置が奈落面上で見えず、又、迫り台へのワゴンの接近、移動に邪魔にならず、大きな大道具の幅に制約を加えることが無い舞台の迫り設備を提供する。
【解決手段】舞台基準面L0、又は、舞台基準面L0の上下いずれかの位置となる上演レベルL1と、舞台基準面L0の下方に位置する奈落レベルL2との間の昇降行程に沿って昇降可能に組み込まれた迫り台13を有し、迫り台13を昇降駆動する昇降駆動装置20が、迫り台13の底部13Aに一端が結合され、少なくとも昇降行程に渡って直立し、耐座屈性を有するチェーン21と、チェーン21を案内するスプロケット23と、スプロケット23を介してチェーン21を往復移動させる駆動モータ25とを有する舞台の迫り設備。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演劇や歌舞伎等を上演する舞台の迫り設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の舞台の迫り設備の要部の斜視図である。
【0003】
図5に示すように、従来の舞台の迫り設備50では、迫り台13が、上演レベルL1と、舞台基準面L0の下方に位置し、待機している俳優が乗り込む奈落レベルL2との間で、垂直案内昇降レール55に沿って昇降可能に組み込まれている。迫り台13は、その長手方向の両端部にてチェーン51とその案内シーブ52とを用いた昇降駆動装置53によって昇降駆動される。この昇降駆動装置53は、深いピットを必要とするネジジャッキ押し上げ方式や駆動スプロケット/迫り台付きラックに替えて、チェーン51による吊上げ方式を用いるものである。
【0004】
具体的には、チェーン51は、その一端が迫り台13に結合され、中間部でスプロケットホイール54に係合され、他の一端でカウンターバランスウエイト59に結合され、昇降駆動装置53により駆動されるスプロケットホイール54を回転させることにより、チェーン51を巻き取り、迫り台13の昇降を行うものである。
【0005】
昇降駆動装置53は、各迫り台13に対して、それぞれ設置されており、各昇降駆動装置53は、1つのギアードモータ53Aと、ギアードモータ53Aにより駆動され、迫り台13の両端部側へ延びる2つの伝動軸53Bと、伝動軸53Bに係合する2つの歯車箱53Cとから構成され、歯車箱53Cに係合するスプロケットホイール54が、これらにより駆動される。なお、チェーン51の巻き取り時に、昇降駆動装置53への負荷が大きくならないように、カウンターバランスウェイト59は、迫り台13等との釣り合いが取れる重量に設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の舞台の迫り設備50では、迫り台13を昇降させるために、チェーン51による吊り上げ方式を用いており、チェーン51自体を引く方向に力を働かせることで、チェーン51に結合された対象物、つまり、迫り台13、カウンターバランスウェイト59を昇降させていた。具体的には、迫り台13の上昇時には、チェーン51の他端に結合されたカウンターバランスウェイト59の重量を利用して、迫り台13側のチェーン51を吊り上げることで、迫り台13を上昇させ、迫り台13の下降時には、迫り台13自体の自重を利用して、カウンターバランスウェイト59側のチェーン51を吊り上げることで、迫り台13を下降させている。上記昇降動作のために、チェーン51が迫り台13及びカウンターウェイトバランス59を吊り上げるスペースが必要となり、チェーン51及び案内シーブ52が、必然的に迫り台13の両端部から突出する配置となる。
【0007】
そのため、上記舞台の迫り設備50では、迫り台13が奈落レベルL2に下がっているときに、チェーン51と案内シーブ52が、奈落階16上で待機している俳優等に見える他、迫り台13に大道具等を搬送するワゴン30が接近、移動する際に邪魔になり、特に大きな大道具の幅に制約を加えていた。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、迫り台が奈落レベルに下がっているときに、昇降駆動装置が奈落面上で見えず、又、迫り台へのワゴンの接近、移動に邪魔にならず、大きな大道具の幅に制約を加えることが無い舞台の迫り設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、舞台の基準面、又は、前記基準面の上下いずれかの位置となる上演レベルと、前記基準面の下方に位置する奈落レベルとの間の昇降行程に沿って昇降可能に組み込まれた迫り台を有し、前記迫り台を昇降駆動する昇降駆動手段が、前記迫り台の底部に一端が結合され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなるチェーンと、前記チェーンを案内するスプロケットと、前記スプロケットを介して前記チェーンを往復移動させる駆動手段とを有することを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記エレメントが、略コの字状の横断面を有し、嵌合部となる凹凸部を両端に有することを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記昇降駆動手段の駆動負荷を低減する駆動補助手段を有することを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記駆動補助手段が、前記チェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、前記チェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、前記重し部材とともに前記チェーンを昇降させる昇降案内手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記駆動補助手段が、前記迫り台の底部に一端が配置され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなる他のチェーンと、前記他のチェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、前記他のチェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、前記重し部材とともに前記他のチェーンを昇降させる昇降案内手段とを備えたことを特徴とする。
つまり、昇降駆動手段で用いたチェーンと同等の機能を有する他のチェーンを駆動補助手段でも用いる。
【0014】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記屈曲案内手段が、前記他のチェーンを案内するスプロケットと、前記スプロケットを介して前記他のチェーンを往復移動させる駆動手段とを有することを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決する本発明に係る舞台の迫り設備は、前記迫り台が、複数に区分され、前記昇降駆動手段により個別に昇降駆動されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施形態の一例の舞台の迫り設備を、図1〜図4を用いて詳細に説明する。なお、本発明は、図に示すもののみに限定するものではない。
【0017】
図1は、本発明に係る実施形態の一例を示す舞台の迫り設備の要部の斜視図、図2は、同舞台の迫り設備の迫り台の昇降駆動装置の立面図、図3は、同舞台の迫り設備の迫り台の別設のカウンターバランス構成を示した側面図、図4は、同舞台の迫り設備の昇降駆動装置のチェーンエレメントを示す斜視図である。
【0018】
図1に示すように、本発明に係る実施形態の一例を示す舞台の迫り設備1は、主舞台を構成するように、側舞台11と12との間である中央部に配置され、前後方向に複数に区分された迫り台13を有している。なお、迫り台13を複数に区分せず、単体の迫り台13で構成してもよい。
【0019】
各迫り台13は、舞台基準面L0、又は、舞台基準面L0の上下いずれかの位置となる上演レベルL1と、舞台基準面L0の下方に位置し、迫り台13で登場する俳優や小道具等の舞台具が待機する奈落レベルL2との間の昇降行程に沿って昇降可能に設けられており、各迫り台13の4隅に設けられた案内レール18に沿って迫り台13の昇降駆動を行う昇降駆動手段となる昇降駆動装置20を有している。
【0020】
迫り台13の上演レベルL1は、情景設定に応じて、各迫り台13毎に舞台基準面L0より上になったり、下になったり、又は舞台基準面L0になったりする。奈落階15には、予め組んで用意してある小道具や大道具等を、奈落レベルL2に下がって来た迫り台13に移し替えるワゴン30が用意されている。
【0021】
昇降駆動装置20は、各迫り台13毎に、その長手方向の両端部において、対向するように設けられており、迫り台13の両端部の各底部13Aの2隅の位置に一端が結合され、少なくとも迫り台13の昇降行程に渡って直立し、更に、昇降行程より下の位置で水平に屈曲する2列のチェーン21と、チェーン21の屈曲部21Aにて噛合し、案内するスプロケット23と、スプロケット23を介して、チェーン21を往復移動させる駆動手段となる可逆転駆動モータ25とから構成されている。チェーン21及び後述するチェーン31については、図4において詳述するが、本発明に係るチェーンは、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が直列状態になったときには、互いに嵌合して耐座屈性を有するため、迫り台13を下方から昇降可能に支持する垂直支持性を有するものである。
【0022】
各底部13Aに結合された左右一対のチェーン21は、同一の駆動モータ25の出力軸25Aに取り付けられたスプロケット23によって往復移動される。駆動モータ25としては、ブレーキと減速機とが組み込まれた電動モータが好適であるが、他に油圧モータも使用できる。スプロケット23とチェーン21との噛み合いを確実にするため、チェーン21の背後には、屈曲に沿った湾曲案内面Gが設けられており、この湾曲案内面Gは、スプロケット23と共に軸箱26内に設けられている。湾曲案内面Gにより水平方向に屈曲されたチェーン21の自由端部21Bは、奈落階15の下方の機械室16の床上の案内樋17で支持されている(図1及び図2参照)。
【0023】
又、迫り台13は、駆動モータ25の駆動負荷を軽減するために、図2に示した昇降駆動装置20と同様な構成を有し、昇降駆動の補助となる駆動補助手段を、迫り舞台1の前後方向の位置に有している。具体的には、迫り台13の底部に、その一端が配置され、少なくとも迫り台13の昇降行程に渡って直立し、更に、昇降行程より下の位置で屈曲案内手段によりU字状に屈曲されることで、他の一端側が直立するチェーン31と、チェーン31の他の端部に載せられた状態で取り付けられ、迫り台13の重量にほぼ等しい重し部材となるカウンターバランスウエイト32とを有する。U字状となるチェーン31の2つの屈曲部31Aは、屈曲案内手段となる2つのスプロケット33によって案内され、カウンターバランスウエイト32はチェーン31とともに、昇降案内手段となる垂直レール19に沿って案内されている。スプロケット33とチェーン31との噛み合いを確実にするため、チェーン31の背後にも屈曲部31Aに沿った湾曲案内面Gが設けられており、この湾曲案内面Gは、スプロケット33と共に軸箱26内に設けられている(図1及び図3参照)。
【0024】
なお、U字状に屈曲されたチェーン31の2つの屈曲部31Aに係合するスプロケット33の内、少なくとも一方を可逆転駆動モータで回転駆動するようにしても、カウンターバランスウエイト32と迫り台13を両端で支持するチェーン31を往復運動させることができるため、迫り台13を昇降駆動する昇降駆動装置として構成することができる。
【0025】
又、図2に示したチェーン21においても、湾曲案内面Gにより水平方向に屈曲されたチェーン21の自由端部21Bを、昇降行程より下の位置で屈曲案内手段によりU字状に屈曲することで、他の一端側を直立させ、その端部に迫り台13の重量にほぼ等しい重し部材を載せ、重し部材とともにチェーン31を、昇降案内手段となる垂直レール等を設けることで、駆動モータ25の駆動負荷を軽減する駆動補助手段を備えることができる。屈曲案内手段としては、図3に示すように、2つのスプロケット等で構成することで、U字状に屈曲してもよい。
【0026】
上記構成の昇降駆動装置20等では、節動自由であり、引く方向にしか力の伝達ができない通常のチェーンを用いる替わりに、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が直列状態になったときには、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなるチェーンを用いることで、チェーンが直立した時に、荷重に対する垂直支持性を有するようにして、迫り台13の昇降時にチェーンが迫り台13を下方から支えられる構造とした。更に、昇降案内レール18等を併設することで、比較的簡単で小型の迫り台に対して、上記構造を採用することができる。このチェーンの詳細を、図4を用いて説明する。
【0027】
図4に示すように、チェーン21、31を構成するエレメント2は、略コの字状の横断面を有しており、主な荷重支持部分となる横断壁2aと横断壁2aの両側面となり、互いに向き合う側壁2bとから構成される。更に、開放側の面を横断するように設けられ、隣接する他のエレメント2を互いに連結するピン2cを有する。直列状態での耐座屈性を高めるため、側壁2bの、他のエレメント2と接触する両端部分には、横断壁2aの側から開放側の面へ沿って、他のエレメント2と嵌合する嵌合部となる凹凸部2d、2eが形成される。
【0028】
エレメント2が略コの字状の横断面を有するため、その開放側の面の方向にのみ回動可能となる。更に、その開放側の面から、スプロケット23、33等の歯を挿入することで、ピン2cをスプロケット23、33等の歯と歯の間に配置させ、通常のチェーンのように、上記構造のエレメント2を有するチェーン21、31を、スプロケット23、33等で噛合して、往復移動させることができる。又、エレメント2同士の嵌合部となる凹凸部2d、2eの接触面積もより多くすることができ、チェーン21、31の耐座屈性をより向上させることができる。
【0029】
上記構造のエレメント2により構成されたチェーン21、31は、一方にのみ、つまり、コの字断面の開放側にのみ回動可能であるとともに、直列状態となる直立時には、凹凸部2d、2eにて互いに嵌合し、耐座屈性を有するとともに荷重の垂直支持能力、即ち高い耐圧縮能力を有することになる。
【0030】
なお、図4に示すチェーンのエレメント2は、本発明の実施形態の一例であり、一方にのみ回動可能に連結し、かつ、直列状態になったときに、互いに嵌合して、耐座屈性を有するものとなるものであれば、どのような形状でもよい。
【0031】
上記エレメント2を用いたチェーン21、31は、一方のみではあるが回動可能であり、かつ、直立時には座屈しにくく、高い荷重の垂直支持性を有する。そのため、チェーンを引く方向にも、押す方向にも力をかけることができるため、このチェーンを用いた装置の配置及び構成を単純にすることができる。従って、本発明に係る舞台の迫り設備1に適用した場合、チェーンを含めた昇降駆動装置20全体を、迫り台13下部に配置することができるため、迫り台13が奈落レベルL2に下がっているときに、奈落面上で待機している俳優等には見えず、又、迫り台に大道具等を搬送するワゴンが接近、移動する際に邪魔にならず、大きな大道具の幅に制約を加えることが無い舞台の迫り設備とすることができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1又は請求項2に係る発明によれば、舞台の基準面、又は、前記基準面の上下いずれかの位置となる上演レベルと、前記基準面の下方に位置する奈落レベルとの間の昇降行程に沿って昇降可能に組み込まれた迫り台を有し、前記迫り台を昇降駆動する昇降駆動手段が、前記迫り台の底部に一端が結合され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなるチェーンと、前記チェーンを案内するスプロケットと、前記スプロケットを介して前記チェーンを往復移動させる駆動手段とを有するので、チェーンを含めた昇降駆動装置全体を、迫り台の下部に配置することができるため、奈落レベルまで下げられた迫り台の昇降駆動装置が奈落レベルよりも下になり、奈落面上で待機している俳優等には見えず、また迫り台に大道具等を搬送するワゴンが接近移動する際に邪魔にならず、特に大きな大道具の幅に制約を加えることが無い。
【0033】
請求項3又は請求項4に係る発明によれば、前記駆動補助手段が、前記チェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、前記チェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、前記重し部材とともに前記チェーンを昇降させる昇降案内手段とを備えたので、比較的簡単な小型の迫り台に対して、昇降駆動手段の駆動負荷を低減するカウンターバランス機構をコンパクトに組み込むことができる。
【0034】
請求項3又は請求項5に係る発明によれば、前記駆動補助手段が、前記迫り台の底部に一端が配置され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなる他のチェーンと、前記他のチェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、前記他のチェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、前記重し部材とともに前記他のチェーンを昇降させる昇降案内手段とを備えたので、U字状となるチェーンの両端上に各々迫り台と重し部材を載せた状態で釣り合わせることができ、昇降駆動手段の駆動負荷を低減する非常に簡便なカウンターバランス機構を得ることができる。
【0035】
請求項6に係る発明によれば、前記屈曲案内手段が、前記他のチェーンを案内するスプロケットと、前記スプロケットを介して前記他のチェーンを往復移動させる駆動手段とを有するので、比較的簡単な小型の迫り台に対して、カウンターバランス機構をコンパクトに組み込み、かつ、昇降駆動可能な装置とすることができる。
【0036】
請求項7に係る発明によれば、前記迫り台が、複数に区分され、前記昇降駆動手段により個別に昇降駆動されるので、一般に演技が集中して行われることが多い舞台の中央部で複数の迫り台を雛段や、山のように色々なレベルに設定でき、情景転換を行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る代表実施例の舞台の迫り設備の要部の斜視図である。
【図2】同舞台の迫り設備の迫り台の昇降駆動装置の立面図である。
【図3】同舞台の迫り設備の迫り台の別設のカウンターバランス構成を示した側面図である。
【図4】同舞台の迫り設備の昇降駆動装置のチェーンエレメントを示す斜視図である。
【図5】従来技術に係る舞台の迫り設備の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1   舞台の迫り設備
2   エレメント
2a  横断壁
2b  側壁
2c  横断ピン
2d  凹凸部
2e  凹凸部
13  迫り台
13A 底部
18  案内レール
19  垂直レール
20  昇降駆動装置
21  チェーン
23  スプロケット
25  駆動モータ
31  チェーン
32  カウンターバランスウエイト
33  スプロケット
L0  舞台基準面
L1  上演レベル
L2  奈落レベル

Claims (7)

  1. 舞台の基準面、又は、前記基準面の上下いずれかの位置となる上演レベルと、前記基準面の下方に位置する奈落レベルとの間の昇降行程に沿って昇降可能に組み込まれた迫り台を有する舞台の迫り設備において、
    前記迫り台を昇降駆動する昇降駆動手段が、
    前記迫り台の底部に一端が結合され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなるチェーンと、
    前記チェーンを案内するスプロケットと、
    前記スプロケットを介して前記チェーンを往復移動させる駆動手段と
    を有することを特徴とする舞台の迫り設備。
  2. 請求項1記載の舞台の迫り設備において、
    前記エレメントが、略コの字状の横断面を有し、嵌合部となる凹凸部を両端に有することを特徴とする舞台の迫り設備。
  3. 請求項1又は請求項2記載の舞台の迫り設備において、
    前記昇降駆動手段の駆動負荷を低減する駆動補助手段を有することを特徴とする舞台の迫り設備。
  4. 請求項3記載の舞台の迫り設備において、
    前記駆動補助手段が、
    前記チェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、
    前記チェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、
    前記重し部材とともに前記チェーンを昇降させる昇降案内手段と
    を備えたことを特徴とする舞台の迫り設備。
  5. 請求項3記載の舞台の迫り設備において、
    前記駆動補助手段が、
    前記迫り台の底部に一端が配置され、複数のエレメントを一方にのみ回動可能に連結し、かつ、エレメント同士が少なくとも前記昇降行程に渡って直立することで、互いに嵌合して耐座屈性を有するものとなる他のチェーンと、
    前記他のチェーンの他の一端側を直立させる屈曲案内手段と、
    前記他のチェーンの他の端部に配設する前記迫り台と略等しい重し部材と、
    前記重し部材とともに前記他のチェーンを昇降させる昇降案内手段と
    を備えたことを特徴とする舞台の迫り設備。
  6. 請求項5記載の舞台の迫り設備において、
    前記屈曲案内手段が、
    前記他のチェーンを案内するスプロケットと、
    前記スプロケットを介して前記他のチェーンを往復移動させる駆動手段と
    を有することを特徴とする舞台の迫り設備。
  7. 請求項1乃至請求項6いずれかに記載の舞台の迫り設備において、
    前記迫り台が、複数に区分され、前記昇降駆動手段により個別に昇降駆動されることを特徴とする舞台の迫り設備。
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