JP6491459B2 - サーミスタセンサ注形用樹脂組成物およびサーミスタセンサ - Google Patents

サーミスタセンサ注形用樹脂組成物およびサーミスタセンサ Download PDF

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Description

本発明は、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物およびサーミスタセンサに関する。
サーミスタセンサは、温度検出素子等として、自動車、家電、産業機器等、幅広い分野で使用されている。サーミスタセンサの構造として、導体外周に軟質塩化ビニル樹脂等の絶縁被覆が設けられた絶縁電線をサーミスタ素子に接続し、これらを保護ケースの中に挿入するとともに、この保護ケースの中に液状エポキシ樹脂等の液状絶縁性樹脂を注入して硬化させた、いわゆる樹脂モールド型サーミスタセンサと称するものが知られている。
近年、サーミスタセンサについては、その使用環境が厳しくなる一方、信頼性に対する要求が一段と高まっている。樹脂モールド型サーミスタセンサについても例外ではなく、使用最高温度と使用最低温度との差が大きい条件下でも、樹脂部におけるクラックの発生が抑制されるとともに、樹脂部と絶縁電線との間における界面剥離の発生が抑制されることが要望されている。
そこで、使用最高温度と使用最低温度とにより樹脂部に発生する膨張収縮による応力の緩和を目的として、樹脂部に柔軟性を付与した樹脂モールド型サーミスタセンサが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−59731号公報
しかしながら、樹脂部に柔軟性を有する絶縁性樹脂を使用した場合、絶縁性樹脂の耐湿性が低いことから、サーミスタセンサの特性が低下しやすい。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、耐湿性に優れ、かつ、熱伝導性、耐クラック性、耐界面剥離性等の特性も良好な硬化物が得られるサーミスタセンサ注形用樹脂組成物の提供を目的とする。また、本発明は、上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物を使用した高性能かつ高信頼性のサーミスタセンサの提供を目的とする。
本発明のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、第1液および第2液を有する。第1液は、(A)液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部、(B)ビニルエーテル変性エポキシ樹脂2〜20質量部、および(C)無機充填材300〜500質量部を必須成分として含有する。第2液は、(D)脂肪族ポリアミン40〜300質量部、および(E)ピペラジン0.1〜10質量部を必須成分として含有する。
本発明のサーミスタセンサは、サーミスタ素子、絶縁電線、および樹脂部を有する。絶縁電線は、端部にサーミスタ素子が接続される。樹脂部は、サーミスタ素子と、絶縁電線の端部外周とに注形によって形成される。
本発明によれば、硬化させたときに、耐湿性に優れ、かつ、熱伝導性、耐クラック性、耐界面剥離性等の特性も良好な硬化物が得られるサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を提供できる。また、本発明によれば、高性能かつ高信頼性のサーミスタセンサを提供できる。
本発明の一実施形態のサーミスタセンサの概略構成を示す断面図である。 引き抜き強度の測定方法を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の実施形態について説明する。
本発明のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、第1液および第2液を有する2液型のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物である。第1液は、主剤となるものであり、(A)液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部、(B)ビニルエーテル変性エポキシ樹脂2〜20質量部、および(C)無機充填材300〜500質量部を必須成分として含有する。第2液は、硬化剤となるものであり、(D)脂肪族ポリアミン40〜300質量部、および(E)ピペラジン0.1〜10質量部を必須成分として含有する。以下、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の各成分について具体的に説明する。
(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、25℃で液状のビスフェノール型エポキシ樹脂を使用することができる。このようなビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等を使用することができる。
(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、特に、下記の一般式(1)で表される液状のビスフェノールA型エポキシ樹脂が好適に使用される。このようなビスフェノールA型エポキシ樹脂は、ビスフェノールAと、エピクロルヒドリン等のエピハロヒドリンとの縮合反応により得ることができる。
Figure 0006491459
(式中、nは0または1以上の整数を表す)
(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、市販品を使用することができ、例えば、jER828(三菱化学社製、商品名、液状、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量:190g/eq)等を使用することができる。
(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂は、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の硬化物への柔軟性の付与等を目的として加えられる。(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、脂肪族ポリエーテルにより変性されたエポキシ樹脂を使用することができ、特に、ビスフェノール型エポキシ樹脂が脂肪族ポリエーテルにより変性されたものが好適に使用される。ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等を使用することができる。
(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の主鎖に柔軟性骨格および極性骨格を有するものを好適に使用することができる。柔軟性骨格としては、エチレンオキシエチル基、ジ(エチレンオキシ)エチル基、トリ(エチレンオキシ)エチル基、プロピレンオキシプロピル基、ジ(プロピレンオキシ)プロピル基、トリ(プロピレンオキシ)プロピル基、炭素原子数2〜15のアルキレン基等が挙げられる。なお、上記柔軟性骨格は、炭素数1〜4のアルキル基を有してもよい。極性骨格としては、下記一般式(2)で表されるものが挙げられる。
Figure 0006491459
主鎖に柔軟性骨格および極性骨格を有するビスフェノールA型エポキシ樹脂の具体例としては、下記一般式(3)〜(5)で表されるものが挙げられる。
Figure 0006491459
(式(3)〜式(5)中、nは、いずれも1〜10の整数を表す)
また、(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、ビスフェノールAに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加されたポリオールがエポキシ化されたものも好適に使用することができる。このようなものとしては、例えば、下記一般式(6)で表されるものが挙げられる。
Figure 0006491459
(式中、Rは、それぞれ独立して水素原子またはメチル基を表し、mおよびnは、m≧0、n≧0、およびm+n=2を満足する整数を表す)
(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、市販品を使用することができ、例えば、EPICLON EXA−4850−150(DIC社製、商品名、式(3))、アデカレジンEP−4000、アデカレジンEP−4003(以上、いずれもADEKA社製、商品名、式(6)(Rがメチル基、mが1、nが1であるもの))等が挙げられる。これらの中でも、EPICLON EXA−4850−150(DIC社製、商品名)が好ましい。このようなビニルエーテル骨格を有する可撓性に優れるエポキシ樹脂を用いることにより、樹脂モールド型サーミスタセンサを製造したときに、その銅管等からなる保護ケース等に対する接着力が向上する。
(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、加水分解性塩素の含有量が100ppm以下であるものが好ましい。加水分解性塩素の含有量が100ppm以下の場合、エレクトロマイグレーションが低減されるために好ましい。さらに、(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が300〜500g/eqであるものが好ましい。
(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂の配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、2〜20質量部である。(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂の配合量が2質量部以上の場合、樹脂モールド型サーミスタセンサを製造したときに、その銅管等からなる保護ケース等に対する接着力が良好となる。また、(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂の配合量が20質量部以下の場合、樹脂モールド型サーミスタセンサを製造したときに、樹脂部の耐湿性が良好となる。(B)成分のビニルエーテル変性エポキシ樹脂の配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、4〜12質量部が好ましい。
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物においては、(A)成分および(B)成分のエポキシ樹脂とともに、他のエポキシ樹脂を併用することができる。他のエポキシ樹脂としては、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のフェノール類とアルデヒド類のノボラック樹脂をエポキシ化したもの;ジアミノジフェニルメタン、イソシアヌル酸等のポリアミンとエビクロルヒドリンの反応により得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂;オレフィン結合を過酢酸等の過酸で酸化して得られる線状脂肪族エポキシ樹脂;シクロヘキサン誘導体等のエポキシ化によって得られる脂環式エポキシ樹脂;ビフェニル型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。他のエポキシ樹脂を併用する場合、接着性および耐湿性の観点から、エポキシ樹脂全量の25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
(C)成分の無機充填材としては、無機材料からなるものを使用することができる。(C)成分の無機充填材としては、シリカ、アルミナ、ジルコン、タルク、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、チタンホワイト、クレー、ベンガラ、炭化珪素、窒化ホウ素、ベリリア、ジルコニア等の粉末、これらを球形化したビーズ、チタン酸カリウム、炭化珪素、窒化珪素等を使用することができる。これらの中でも、アルミナ粉末を好適に使用することができる。
(C)成分の無機充填材の平均粒径は、2〜15μmが好ましく、4〜12μmがより好ましい。平均粒径が2μm以上の場合、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の粘度が低くなり、平均粒径が15μm以下の場合、無機充填材の沈降が抑制される。なお、本明細書における平均粒径は、球相当体積を基準とした粒度分布を測定し、累積分布をパーセント(%)で表した時の50%に相当する粒子径(メジアン径)である。
(C)成分の無機充填材としては、例えば、平均粒径が異なる2種以上の無機充填材を使用することができる。このように平均粒径が異なる2種以上の無機充填材を使用する場合、それぞれの無機充填材の平均粒径が2〜15μmであることが好ましく、4〜12μmがより好ましい。
例えば、平均粒径が異なる2種の無機充填材を使用する場合、一方の無機充填材の平均粒径が2μm以上8μm未満、他方の無機充填材の平均粒径が8μm以上15μm以下であることが好ましく、一方の無機充填材の平均粒径が2μm以上6μm以下、他方の無機充填材の平均粒径が10μm以上15μm以下であることがより好ましい。
(C)成分の無機充填材の配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、300〜500質量部である。(C)成分の無機充填材の配合量が300質量部以上の場合、硬化物の熱伝導率が高くなる。また、(C)成分の無機充填材の配合量が500質量部以下の場合、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の粘度が低くなる。(C)成分の無機充填材の配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、300〜400質量部が好ましく、330〜380質量部がより好ましい。
また、例えば、平均粒径が異なる2種の無機充填材を使用する場合、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、平均粒径が小さい方の無機充填材が50〜350質量部、平均粒径が大きい方の無機充填材が50〜350質量部であることが好ましく、平均粒径が小さい方の無機充填材が100〜200質量部、平均粒径が大きい方の無機充填材が150〜250質量部であることがより好ましい。
(D)成分の脂肪族ポリアミンとしては、ポリエーテルアミン、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等の炭素数2〜80の脂肪族多価アミンを使用することができる。これらは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
これらのなかでも、貯蔵安定性の点から、ポリエーテルアミンを使用することが好ましく、活性水素当量が50〜550g/eqのポリエーテルアミンを使用することがより好ましく、活性水素当量が100〜520g/eqのポリエーテルアミンを使用することがより好ましい。
また、ポリエーテルアミンとしては、活性水素当量が異なる2種以上のポリエーテルアミンを使用することが好ましい。例えば、ポリエーテルアミンとして、活性水素当量が50g/eq以上300g/eq未満のポリエーテルアミンと、活性水素当量が300g/eq以上550g/eq以下のポリエーテルアミンとを使用することが好ましく、活性水素当量が50g/eq以上150g/eq以下のポリエーテルアミンと、活性水素当量が450g/eq以上550g/eq以下のポリエーテルアミンとを使用することがより好ましい。
(D)成分の脂肪族ポリアミンの配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、40〜300質量部である。(D)成分の脂肪族ポリアミンの配合量が40質量部以上の場合、硬化物のガラス転移点が高くなる。また、(D)成分の脂肪族ポリアミンの配合量が300質量部以下の場合、硬化物の耐湿性が良好となる。(D)成分の脂肪族ポリアミンの配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、80〜200質量部が好ましく、80〜180質量部がより好ましい。
また、(D)成分の脂肪族ポリアミンとして、活性水素当量が異なる2種のポリエーテルアミンを使用する場合、活性水素当量が大きい方のポリエーテルアミンの配合量は、活性水素当量が小さい方のポリエーテルアミンの配合量と等しいか、これよりも多いことが好ましい。例えば、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、活性水素当量が小さい方のポリエーテルアミンが1〜50質量部、活性水素当量が大きい方のポリエーテルアミンが20〜250質量部であることが好ましく、活性水素当量が小さい方のポリエーテルアミンが5〜40質量部、活性水素当量が大きい方のポリエーテルアミンが50〜160質量部であることがより好ましい。
(E)ピペラジンは、(B)ビニルエーテル変性エポキシ樹脂の反応性を向上させるために触媒(硬化促進剤)として添加される。また、(E)ピペラジンは、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の硬化物の耐湿性を向上させるために添加される。
(E)ピペラジンの配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部である。(E)ピペラジンの配合量が0.1質量部以上の場合、反応性が顕著に向上する。また、(E)ピペラジンの配合量が10質量部以下の場合、貯蔵安定性が良好になる。(E)ピペラジンの配合量は、(A)成分の液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、0.1〜5質量部が好ましく、0.1〜3質量部がより好ましい。
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物では、(E)ピペラジンとともに、その他の触媒を使用することができる。その他の触媒としては、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−へプタデシルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−エチルイミダゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4、5−ジヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール化合物;トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の3級アミン類、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5等のジアザビシクロアルケンおよびその誘導体、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィン等ホスフィン類等を使用することができる。その他の触媒は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。その他の触媒としては、3級アミン類が好ましく、トリエタノールアミンがより好ましい。その他の触媒を使用する場合、触媒全体中((E)ピペラジンとその他の触媒との合計量中)、(E)ピペラジンが40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましい。
さらに、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物には、以上の各成分の他、本発明の趣旨に反しない範囲で、かつ必要に応じて、この種の組成物に一般に配合される成分を配合することができる。このような成分としては、カップリング剤、沈降防止剤、カーボンブラック等の着色剤、消泡剤、三酸化アンチモン等の難燃剤が挙げられる。
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、100℃で6時間硬化させて得られる硬化物の熱伝導率が0.7W/(m・K)以上であることが好ましい。熱伝導率が0.7W/(m・K)以上の場合、サーミスタセンサに使用したときに感度が良好になる。なお、熱伝導率は、プローブ法により測定される。
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、(A)〜(C)の各成分をミキサー等により均一に混合することにより第1液を調製するとともに、別途、(D)〜(E)の各成分をミキサー等により均一に混合することにより第2液を調製して製造することができる。第1液と第2液とは、サーミスタセンサの注形前に混合されて、サーミスタセンサの注形に使用される。
次に、本発明のサーミスタセンサについて説明する。
本発明のサーミスタセンサは、上述したサーミスタセンサ注形用樹脂組成物が注形硬化されたものである。図1に、サーミスタセンサの一実施形態を示す。なお、図面は、サーミスタセンサの理解のために提供されるものであって、本発明を何ら限定するものではない。
図1に示すように、サーミスタセンサ10は、サーミスタ素子11と、このサーミスタ素子11に接続された銅線等からなるリード線12と、このリード線12を介してサーミスタ素子11に接続された外部リード線13の端部とが、銅管からなる保護ケース14に挿入されるとともに、この保護ケース14内に樹脂部15が充填されて構成されている。外部リード線13は、導体13aの外周に、軟質塩化ビニル樹脂、架橋ポリエチレン等の絶縁被覆13bが施された絶縁電線により構成されている。また、樹脂部15は、上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物が注入し硬化されて構成されている。
サーミスタセンサ10の製造方法としては、例えば、上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して保護ケース14内に注入した後、リード線12および外部リード線13が接続されたサーミスタ素子11を保護ケース14内に挿入し、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物を硬化させる方法が挙げられる。この場合の硬化条件としては、95〜105℃の温度で5〜7時間程度が好ましい。
また、別の製造方法として、例えば、リード線12および外部リード線13が接続されたサーミスタ素子11を保護ケース14内に挿入した後、この保護ケース14内に上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して注入して硬化させる方法が挙げられる。この場合の硬化条件としては、95〜105℃の温度で5〜7時間程度が好ましい。
樹脂部15の形成に上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物を使用することにより、耐湿性が向上するとともに、厳しい環境下での使用においてもクラックや界面剥離の発生が抑制され、長期に亘って高い信頼性が維持される。また、絶縁被覆13bの表面に対するプライマ処理の必要がないことから、作業性も良好で、材料コスト、製造コストも低減される。さらに、熱伝導率が高いことから、外部の温度変化がサーミスタ素子11に速やかに伝達され、高いセンサ機能を有することができる。
なお、上記サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の絶縁被覆13bに対する接着性は、絶縁被覆13bが軟質塩化ビニル樹脂からなる場合に特に良好となる。このため、サーミスタセンサ10としては、絶縁被覆13bが軟質塩化ビニル樹脂からなるものが好ましい。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の記載において特に明示しない限り、「部」は「質量部」を表すものとする。
(実施例1)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学社製、商品名:jER828、液状、エポキシ当量:190g/eq)90部、ビニルエーテル変性エポキシ樹脂(DIC社製、商品名:EXA−4850、液状、加水分解性塩素の含有量:100ppm以下、エポキシ当量:300〜500g/eq、式(3))10部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名:MA−100)1.2部、アルミナ粉末(1)(太平洋ランダム社製、商品名:LA4000、平均粒径:4μm)140部、アルミナ粉末(2)(太平洋ランダム社製、商品名:LA1200、平均粒径:12μm)180部、消泡剤(モーメンティブ社製、商品名:TSA720)0.1部、沈降防止剤(日本有機粘土社製、商品名:エスベン)1部を混合して、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液を調製した。
脂肪族ポリアミン(1)(Huntsman Corp.製、商品名:ジェファーミンD−400、ポリエーテルアミン、分子量:430、活性水素当量:100g/eq)19.4部、脂肪族ポリアミン(2)(Huntsman Corp.製、商品名:ジェファーミンD−2000、ポリエーテルアミン、分子量:2000、活性水素当量:520g/eq)77.6部、ピペラジン(和光純薬社製)0.5部を混合して、サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第2液を調製した。
(実施例2)
第2液の調製において、ピペラジン(和光純薬社製)を0.25部に変更するとともに、トリエタノールアミン(和光純薬社製)0.25部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(実施例3)
第1液の調製において、ビニルエーテル変性エポキシ樹脂(DIC社製、商品名:EXA−4850)を5部に変更し、高級アルコールグリシジルエーテル(坂本薬品社製、商品名:SY40M)5部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(比較例1)
第2液の調製において、脂肪族ポリアミン(1)(Huntsman Corp.製、商品名:ジェファーミンD−400)および脂肪族ポリアミン(2)(Huntsman Corp.製、商品名:ジェファーミンD−2000)を使用せず、芳香族ポリアミン(エアプロダクツ社製、商品名:アンカミンZ)97部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(比較例2)
第2液の調製において、ピペラジン(和光純薬社製)を使用しないこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(比較例3)
第1液の調製において、ビニルエーテル変性エポキシ樹脂(DIC社製、商品名:EXA−4850)を使用せず、高級アルコールグリシジルエーテル(坂本薬品社製、商品名:SY40M)10部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(比較例4)
第1液の調製において、さらに高級アルコールグリシジルエーテル(坂本薬品社製、商品名:SY40M)10部を使用するとともに、第2液の調製において、ピペラジン(和光純薬社製)を使用せず、イミダゾール化合物(四国化成社製、2−フェニルイミダゾール、商品名:2PZ)1部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
(比較例5)
第2液の調製において、ピペラジン(和光純薬社製)を使用せず、トリエタノールアミン(和光純薬社製)0.5部を使用したこと以外は実施例1と同様にしてサーミスタセンサ注形用樹脂組成物を調製した。
次に、実施例および比較例のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[粘度(1)]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物について、B型粘度計を用いて、25℃、12rpmの条件で粘度を測定した。
[粘度(2)(貯蔵安定性)]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物について、25℃、24時間の条件で保管した後、B型粘度計を用いて、25℃、12rpmの条件で粘度を測定した。
[硬化性]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物を試験管に入れ、140℃の条件で、この試験管内において針金を1秒間に1回の割合で上下させ、針金が沈まなくなるまでの時間を測定した。
[硬度(1)]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物について、100℃、6時間の条件で硬化させて試料を作製した。この試料(50g)について、25℃の条件で、ゴム硬度計(ショアA)を用いて測定した。
[硬度(2)]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物について、100℃、6時間の条件で硬化させて試料を作製した。この試料(50g)について、120℃、500時間の条件で保管した後、25℃で、ゴム硬度計(ショアA)を用いて測定した。
[ピール強度]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物を銅板上に長さ5cmに亘って塗布した。この銅板上に塗布された混合物上にφ1.5mm×2本の平行塩化ビニル樹脂絶縁電線を載せて、100℃、6時間の条件で混合物を硬化させた。その後、島津製作所社製のオートグラフにより180°ピール試験を行った。
[引き抜き強度]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して混合物を得た。図2に示すように、銅ケース21内に、φ1.5mm×2本の平行塩化ビニル樹脂絶縁電線22とともに上記混合物23を注入し、100℃、6時間の条件で硬化させて、測定用試料を作製した。この試料について、イマダ社製のプッシュプルゲージを用いて平行塩化ビニル樹脂絶縁電線22の引き抜き力を測定した。
[熱伝導率]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して混合物を得た。この混合物を100℃、6時間の条件で硬化させて作製した試料について、京都電子工業(株)製の熱伝導計を用いて測定した。
[耐湿性]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して混合物を得た。この混合物を100℃、6時間の条件で硬化させて作製した試料について、恒温恒湿試験機に入れて、85℃、85%RHの条件で、溶け出すまでの日数を測定した。
[クラック発生]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物を使用して、サーミスタセンサを製造した。このサーミスタセンサについて、−25℃〜75℃の気中での冷熱サイクル試験を行い、500サイクル後の樹脂部断面におけるクラックの発生の有無を目視により観察し、その発生率(試料数10)を調べた。
[注形作業性]
サーミスタセンサ注形用樹脂組成物の第1液と第2液とを混合して得られた混合物について、注射針(テルモ社製、1.20×38mm)を使用して、注形時の作業性を以下の基準により評価した。
○…注形時間30秒未満
△…注形時間30秒以上60秒未満
×…注形時間60秒以上
Figure 0006491459
表1から明らかなように、実施例のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、注形作業性が良好であり、硬化物の耐水性および耐クラック性が良好で、サーミスタセンサを製造したときに高い信頼性が得られることがわかる。一方、比較例のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物は、注形作業性、硬化物の耐水性または耐クラック性のいずれかが低く、高い信頼性を有するサーミスタセンサが得られないことがわかる。
10…サーミスタセンサ、11…サーミスタ素子、12…リード線、13…絶縁電線からなる外部リード線、14…保護ケース、15…樹脂部、21…銅ケース、22…平行塩化ビニル樹脂絶縁電線、23…サーミスタセンサ注形用樹脂組成物(第1液と第2液との混合物)。

Claims (5)

  1. (A)液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部、
    (B)ビニルエーテル変性エポキシ樹脂2〜20質量部、および
    (C)無機充填材300〜500質量部
    を必須成分として含有する第1液と、
    (D)脂肪族ポリアミン40〜300質量部、および
    (E)ピペラジン0.1〜10質量部
    を必須成分として含有する第2液と、
    を有するサーミスタセンサ注形用樹脂組成物。
  2. 前記(B)ビニルエーテル変性エポキシ樹脂は、加水分解性塩素の含有量が100ppm以下、エポキシ当量が300〜500g/eqであり、前記(A)液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、3〜15質量部含有される請求項1記載のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物。
  3. 前記(D)脂肪族ポリアミンは、活性水素当量が50〜550g/eqであり、前記(A)液状ビスフェノール型エポキシ樹脂100質量部に対して、80〜200質量部含有される請求項1または2記載のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物。
  4. 100℃で6時間硬化させたときの硬化物の熱伝導率が0.7W/(m・K)以上である請求項1乃至3のいずれか1項記載のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物。
  5. サーミスタ素子、前記サーミスタ素子に接続される絶縁電線、および前記サーミスタ素子と前記絶縁電線の端部外周とに注形によって形成される樹脂部を有し、
    前記樹脂部が請求項1乃至4のいずれか1項記載のサーミスタセンサ注形用樹脂組成物からなるサーミスタセンサ。
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