JP6489799B2 - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電力系統と接続する系統連系インバータ装置に関する。
従来、系統連系インバータ装置では、接続する交流電力系統からの系統電圧の周期を検出し、インバータ制御、系統連系運転に利用している。系統電圧の周期は、系統電圧の変化において0Vとなるゼロクロス点を検出し、系統電圧が正から負になるときのゼロクロス点の間隔、または系統電圧が負から正になるときのゼロクロス点の間隔から求めることができる。下記特許文献1では、複数の系統電圧のサンプル値の平均値を用いることによって、ノイズの影響を排除してゼロクロス点を検出する技術が開示されている。
特許第3391178号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、交流電力系統側の事故などで系統電圧の瞬時停電による電圧振動で過度的にゼロクロス点が発生する場合、ゼロクロス点を誤検出し、本来より短い系統電圧の周期を誤検出してしまう。そのため、系統連系インバータ装置では、誤検出した系統電圧の周期に基づいて短い周期でインバータ制御等を行うことで誤動作し、停止するおそれがある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誤動作の要因となる系統電圧の周期の誤検出を低減可能な系統連系インバータ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、交流電力系統と接続する系統連系インバータ装置であって、前記交流電力系統の系統電圧の瞬時値である電圧値を検出する系統電圧検出部と、前記系統電圧検出部が検出する前記系統電圧の瞬時値である電圧値が、規定された電圧値の条件を満たすかどうかを判定し、前記条件を満たすまでは前記系統電圧の周期を求める演算を行わず、前記条件を満たしてから前記系統電圧の周期を求める演算を行う系統電圧周期検出部と、を備える。前記系統電圧周期検出部は、前記系統電圧の瞬時値である電圧値に対して正の値である正の閾値および負の値である負の閾値を設定し、前記系統電圧検出部から前記系統電圧の瞬時値である電圧値を複数回取得して、取得した前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前記正の閾値以上のときは前記正の閾値以上の電圧を検出したかどうかを示すフラグである正電圧フラグを1とし、取得した前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前記負の閾値以下のときは前記負の閾値以下の電圧を検出したかどうかを示すフラグである負電圧フラグを1とし、前記正電圧フラグが1かつ前記負電圧フラグが1のときに前記条件を満たしたと判定し、前記条件を満たしてから、つぎに前記系統電圧の瞬時値である電圧値が負から正または正から負に変化したときのゼロクロス点を用いて前記系統電圧の周期を求め、前記系統電圧の周期を求めたときは、前記正電圧フラグおよび前記負電圧フラグを0にする、ことを特徴とする。
本発明によれば、誤動作の要因となる系統電圧の周期の誤検出を低減できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかる系統連系インバータ装置の構成例を示す図 系統電圧周期検出部が系統電圧の周期を検出する動作を示すフローチャート 交流電力系統からの系統電圧が正常な状態を示す図 交流電力系統からの系統電圧が低下した異常な状態を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる系統連系インバータ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる系統連系インバータ装置3の構成例を示す図である。パワーコンディショナである系統連系インバータ装置3は、太陽光発電を行い、直流電力を出力する太陽電池モジュール1、および、系統連系インバータ装置3から交流電力の供給を受けることが可能な交流電力系統2と接続する。なお、直流電力側で接続する太陽電池モジュール1については、これに限定するものではなく、直流電力を出力するものであれば他の構成を用いてもよい。
系統連系インバータ装置3は、太陽電池モジュール1からの直流電力の電圧を昇圧する昇圧回路4と、昇圧回路4によって昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ回路5と、交流電力系統2との間の接続をオンまたオフする連系用開閉器6と、連系用開閉器6より交流電力系統2側において交流電力系統2からの系統電圧の瞬時値である電圧値を検出する系統電圧検出部7と、系統電圧検出部7で検出された系統電圧の電圧値に基づいて系統電圧の周期を検出する系統電圧周期検出部8と、系統電圧周期検出部8で検出された系統電圧の周期を用いてインバータ回路5の動作を制御するインバータ制御部9と、を備える。
つづいて、系統連系インバータ装置3において、系統電圧周期検出部8が交流電力系統2からの系統電圧の周期を検出する動作について説明する。図2は、系統電圧周期検出部8が系統電圧の周期を検出する動作を示すフローチャートである。また、図3は、交流電力系統2からの系統電圧が正常な状態を示す図である。時系列的に系統電圧の電圧値の変化を示している。系統電圧周期検出部8は、定期的に系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得して、図2に示すフローチャートの動作を繰り返し実行する。
なお、図3では各点の間隔が空いている区間があるが、系統電圧周期検出部8では、この間も定期的に系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得して図2に示すフローチャートの動作を行っているものとする。ここでは、系統電圧周期検出部8において状態の変化がない部分の動作については説明を省略する。
まず、系統電圧周期検出部8は、図3のA点において系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグおよび負電圧フラグの状態を確認する(ステップS2)。
ここで、正電圧フラグとは、系統電圧の周期を検出する動作において、規定された正の閾値以上の電圧を検出したかどうかを示すフラグである。正の閾値とは、系統電圧の周期を求める上で、系統電圧の変化が小さい状態を排除するために用いる正の値の閾値である。系統電圧の周期を検出する動作の開始後の初期状態、または系統電圧の周期を検出し、つぎの周期を検出する動作の最初の状態では正電圧フラグ=0とし、系統電圧の周期を検出する動作において規定された正の閾値以上の電圧を検出した場合は正電圧フラグ=1とする。正の閾値は系統電圧の定格電圧に基づいて設定する。例えば、正の閾値を、絶対値が系統電圧の定格電圧の20%×√(2)以下であって正の値となるように設定する。具体的に、定格電圧が202Vの場合は202×0.2×√(2)=57Vとなり、さらにマージンを取って57×0.6=34Vとし、正の閾値を34Vとする。正の閾値=34Vは一例であって、これに限定するものではない。なお、√(2)は2の平方根を示す。
同様に、負電圧フラグとは、系統電圧の周期を検出する動作において、規定された負の閾値以下の電圧を検出したかどうかを示すフラグである。負の閾値とは、系統電圧の周期を求める上で、系統電圧の変化が小さい状態を排除するために用いる負の値の閾値である。系統電圧の周期を検出する動作の開始後の初期状態、または系統電圧の周期を検出し、つぎの周期を検出する動作の最初の状態では負電圧フラグ=0とし、系統電圧の周期を検出する動作において規定された負の閾値以下の電圧を検出した場合は負電圧フラグ=1とする。負の閾値は系統電圧の定格電圧に基づいて設定する。例えば、負の閾値を、絶対値が系統電圧の定格電圧の20%×√(2)以下であって負の値となるように設定する。具体的に、正の閾値の場合と同様の計算により、負の閾値を−34Vとする。負の閾値=−34Vは一例であって、これに限定するものではない。
正の閾値および負の閾値については、系統電圧周期検出部8で設定してもよく、ユーザが外部から系統電圧周期検出部8へ設定してもよい。
系統電圧周期検出部8は、図3のA点では正電圧フラグ=0、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であり、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のB点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=0、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値>正の閾値(ステップS3:Yes)のため正電圧フラグ=1(ステップS4)に変更し、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のC点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値>正の閾値(ステップS3:Yes)のためそのまま正電圧フラグ=1(ステップS4)とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のD点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のE点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値は負の値になっているが前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のF点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値<負の閾値(ステップS5:Yes)のため負電圧フラグ=1(ステップS6)に変更して処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のG点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1かつ負電圧フラグ=1のため(ステップS2:Yes)、今回取得した系統電圧の電圧値が前回取得した系統電圧の電圧値に対して正から負または負から正に変化したかどうかを判断する(ステップS7)。系統電圧周期検出部8は、前回の図3のF点のときと今回の図3のG点のときで共に系統電圧の電圧値は負の値であることから(ステップS7:No)処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のH点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1かつ負電圧フラグ=1のため(ステップS2:Yes)、今回取得した系統電圧の電圧値が前回取得した系統電圧の電圧値に対して正から負または負から正に変化したかどうかを判断する(ステップS7)。系統電圧周期検出部8は、G点のときと同様、図示しない前回のときと今回の図3のH点のときで共に系統電圧の電圧値は負の値であることから(ステップS7:No)処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図3のI点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1かつ負電圧フラグ=1のため(ステップS2:Yes)、今回取得した系統電圧の電圧値が前回取得した系統電圧の電圧値に対して正から負または負から正に変化したかどうかを判断する(ステップS7)。系統電圧周期検出部8は、前回の図3のH点のときと今回の図3のI点のときで系統電圧の電圧値は負から正に変化していることから(ステップS7:Yes)、系統電圧の周期を演算して求める(ステップS8)。そして、系統電圧周期検出部8は、正電圧フラグをクリア、負電圧フラグをクリアして、すなわち、正電圧フラグ=0、負電圧フラグ=0にして処理を終了する(ステップS9)。
なお、系統電圧周期検出部8での系統電圧の周期の演算方法は、従来同様の方法でよい。系統電圧周期検出部8は、例えば、図3に示すA点以前から系統電圧の周期を検出する動作をしていた場合、図3のA点より手前のゼロクロス点であって、演算から求めた負から正へのゼロクロス点と、今回のI点で演算から求めたI点の手前の負から正へのゼロクロス点との間隔から系統電圧の周期を求めることができる。
そして、系統電圧周期検出部8は、図3に示すJ点では前述のA点と同様の動作を行い、以降、B点からI点までの動作を繰り返し実行する。これにより、系統電圧周期検出部8では、交流電力系統2からの系統電圧の周期を検出することができ、また、検出動作を繰り返し実行することで、最新の系統電圧の周期を把握することができる。
図3では、A点の手前の負から正のゼロクロス点が前回の系統電圧の周期の終端であって、今回の系統電圧の周期の起点となる。そして、H点とI点の間の負から正のゼロクロス点が今回の系統電圧の周期の終端であって、次回の系統電圧の周期の起点となる。系統電圧周期検出部8は、系統電圧の周期の起点間の間隔または終端間の間隔から周期を求める。すなわち、系統電圧周期検出部8は、系統電圧の電圧値が前回ステップS2の条件を満たした後に負から正になったときのゼロクロス点から、系統電圧の電圧値がつぎにステップS2の条件を満たした後に負から正になったときのゼロクロス点までの間隔から周期を求める。なお、ここでは負から正のゼロクロス点の間隔から系統電圧の周期を求めているが、一例であり、正から負のゼロクロス点の間隔から系統電圧の周期を求めてもよい。
つづいて、交流電力系統2が瞬時停電して系統電圧が低下した場合の系統電圧周期検出部8が交流電力系統2からの系統電圧の周期を検出する動作について説明する。図4は、交流電力系統2からの系統電圧が低下した異常な状態を示す図である。系統電圧が急激に低下しており、系統連系インバータ装置3内の配線のインピーダンスの影響により、系統電圧が振動して頻繁にゼロクロス点が発生している状態を示す。なお、系統電圧周期検出部8の動作は、図3の場合と同様、図2に示すフローチャートに基づいて行われる。図4に示すA点からC点までの動作は、図3に示す正常な場合と同じである。また、図4に示す各点の間隔が空いている区間は、図3の場合と同様、系統電圧周期検出部8の状態に変化がないため説明を省略する。
系統電圧周期検出部8は、図4のK点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値が急激に低下しているが、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のL点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値が負の値になっているが前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のM点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値が正の値になっているが前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のN点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値が負の値になっているが前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のP点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧の電圧値が0になっているが前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のQ点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、系統電圧が正常な状態に戻ってきているが、前回までと同様、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値>負の閾値(ステップS5:No)のため処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のR点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1、負電圧フラグ=0のため(ステップS2:No)、取得した電圧値と正の閾値とを比較し(ステップS3)、また、取得した電圧値と負の閾値とを比較する(ステップS5)。系統電圧周期検出部8は、電圧値<正の閾値(ステップS3:No)であるが正電圧フラグは変更せずにそのまま正電圧フラグ=1とし、電圧値<負の閾値(ステップS5:Yes)のため負電圧フラグ=1(ステップS6)に変更して処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のS点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1かつ負電圧フラグ=1のため(ステップS2:Yes)、今回取得した系統電圧の電圧値が前回取得した系統電圧の電圧値に対して正から負または負から正に変化したかどうかを判断する(ステップS7)。系統電圧周期検出部8は、図示しない前回のときと今回の図4のS点のときで共に系統電圧の電圧値は負の値であることから(ステップS7:No)処理を終了する。
系統電圧周期検出部8は、図4のT点で系統電圧検出部7から系統電圧の電圧値を取得し(ステップS1)、正電圧フラグ=1かつ負電圧フラグ=1のため(ステップS2:Yes)、今回取得した系統電圧の電圧値が前回取得した系統電圧の電圧値に対して正から負または負から正に変化したかどうかを判断する(ステップS7)。系統電圧周期検出部8は、前回の図4のS点のときと今回の図4のT点のときで系統電圧の電圧値は負から正に変化していることから(ステップS7:Yes)、系統電圧の周期を演算して求める(ステップS8)。そして、系統電圧周期検出部8は、正電圧フラグをクリア、負電圧フラグをクリアして、すなわち、正電圧フラグ=0、負電圧フラグ=0にして処理を終了する(ステップS9)。以降の動作は、図3に示す正常な場合と同様である。
このように、系統電圧周期検出部8は、図4に示す系統電圧が異常な場合では、図3に示す系統電圧が正常な場合と比較して、系統電圧について長い周期を検出してしまう。しかしながら、系統電圧周期検出部8は、図4に示すようにK点からP点までの間で系統電圧の電圧値が頻繁に正から負または負から正に変化していても、負電圧フラグ=0の状態のため、系統電圧の周期を求める処理は行わない。すなわち、系統電圧周期検出部8は、図4に示すK点からP点までの間でゼロクロス点が頻繁に発生しても、極端に周期の短い系統電圧の周期を求めることはないため、誤った系統電圧の周期の情報をインバータ制御部9へ通知しない。
系統連系インバータ装置3では、系統電圧の周期が誤って通常よりも長く検出されても、それが連続的に発生することは少ない(頻度が少ない)ため、インバータ制御部9の制御で対応することができるが、系統電圧の周期が誤って通常よりも極端に短く検出された場合、例えば前述した系統電圧が振動して頻繁にゼロクロスが発生するような場合は、連続的に発生することが多い(頻度が多い)ので、インバータ制御部9の制御で対応できないため、インバータ回路5が誤動作し、系統連系インバータ装置3の動作が停止してしまうおそれがある。本実施の形態では、インバータ制御部9が、極端に短い系統電圧の周期に基づいてインバータ回路5を制御することはないので、インバータ回路5が誤動作し、系統連系インバータ装置3の動作が停止してしまう状態を回避することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、系統電圧周期検出部8は、検出された系統電圧の電圧値が規定された電圧値の条件を満たしてから、すなわち、系統電圧の電圧値が正の閾値以上となり、また系統電圧の電圧値が負の閾値以下となってから系統電圧の周期を求める演算を行い、規定された電圧値の条件を満たすまでは系統電圧の周期を求める演算を行わないこととした。これにより、交流電力系統2で異常が発生し、系統電圧の振動によりゼロクロス点が短時間で頻繁に検出される場合であっても、誤動作の要因となる系統電圧の周期の誤検出を低減することができる。
なお、図2のフローチャートでは、ステップS3,S4とステップS5,S6が並列となっているが、これに限定するものではない。ステップS3,S4の処理を行ってからステップS5,S6の処理を行ってもよく、または、ステップS5,S6の処理を行ってからステップS3,S4の処理を行ってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 太陽電池モジュール、2 交流電力系統、3 系統連系インバータ装置、4 昇圧回路、5 インバータ回路、6 連系用開閉器、7 系統電圧検出部、8 系統電圧周期検出部、9 インバータ制御部。

Claims (3)

  1. 交流電力系統と接続する系統連系インバータ装置であって、
    前記交流電力系統の系統電圧の瞬時値である電圧値を検出する系統電圧検出部と、
    前記系統電圧検出部が検出する前記系統電圧の瞬時値である電圧値が、規定された電圧値の条件を満たすかどうかを判定し、前記条件を満たすまでは前記系統電圧の周期を求める演算を行わず、前記条件を満たしてから前記系統電圧の周期を求める演算を行う系統電圧周期検出部と、
    を備え、
    前記系統電圧周期検出部は、前記系統電圧の瞬時値である電圧値に対して正の値である正の閾値および負の値である負の閾値を設定し、前記系統電圧検出部から前記系統電圧の瞬時値である電圧値を複数回取得して、取得した前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前記正の閾値以上のときは前記正の閾値以上の電圧を検出したかどうかを示すフラグである正電圧フラグを1とし、取得した前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前記負の閾値以下のときは前記負の閾値以下の電圧を検出したかどうかを示すフラグである負電圧フラグを1とし、前記正電圧フラグが1かつ前記負電圧フラグが1のときに前記条件を満たしたと判定し、前記条件を満たしてから、つぎに前記系統電圧の瞬時値である電圧値が負から正または正から負に変化したときのゼロクロス点を用いて前記系統電圧の周期を求め、前記系統電圧の周期を求めたときは、前記正電圧フラグおよび前記負電圧フラグを0にする、
    ことを特徴とする系統連系インバータ装置。
  2. 前記系統電圧周期検出部は、前記正の閾値および前記負の閾値を、前記系統電圧の定格電圧に基づいて設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の系統連系インバータ装置。
  3. 前記系統電圧周期検出部は、前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前回前記条件を満たした後に負から正になったときのゼロクロス点から前記系統電圧の瞬時値である電圧値がつぎに前記条件を満たした後に負から正になったときのゼロクロス点までの間隔、または、前記系統電圧の瞬時値である電圧値が前回前記条件を満たした後に正から負になったときのゼロクロス点から前記系統電圧の瞬時値である電圧値がつぎに前記条件を満たした後に正から負になったときのゼロクロス点までの間隔を前記系統電圧の周期とする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の系統連系インバータ装置。
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