JP6585935B2 - エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する方法と装置 - Google Patents

エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する方法と装置 Download PDF

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Description

本発明は、エネルギーを供給する目的のためにインバータがエネルギー供給ネットワークへ接続される際にエネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する方法に関する。この場合、本方法は、エネルギー供給ネットワークの周波数を判断する工程と、周波数の変化率の絶対値である周波数変化率を判断する工程と、周波数変化率を解析し、所定の持続期間を有する期間の間、周波数変化率が所定の第1の閾値より大きいかどうかを判断する工程とを含む。本発明はまた、本方法を行うのに好適な装置に関する。
エネルギー供給ネットワーク内の例えばAC電圧または交流の周波数は、エネルギー供給ネットワークにおいて狭い幅内に予め厳格に定義され、例えばネットワークへ供給する発電機により一定に保たれる。この場合、多くの国では50ヘルツ(Hz)または60ヘルツ(Hz)の公称値が通常である。例えばエネルギー発生システムの一部であるインバータは、エネルギー供給ネットワークへ接続されエネルギー供給ネットワークへエネルギーを供給し、供給中、エネルギー供給ネットワーク内の周波数を想定する。
このようなインバータの動作中、インバータにより供給されるエネルギー供給ネットワークの一部がネットワークの他の部分から切断される動作状況が起こり得る。この場合、インバータはまた、エネルギー供給ネットワークから完全に切断され得、インバータが位置するローカルネットワークだけへ接続され得る。このとき、遅くとも、そのオペレータによりエネルギー供給ネットワークに対して通常規定される所定の期間後インバータがスイッチオフされなければならない所謂アイランドネットワーク状況を生じる。
このようなアイランドネットワーク状況を検知するために、エネルギー供給ネットワーク内または場合によりエネルギー供給ネットワークの切断部分内の周波数変動が解析されるという冒頭に述べた方法がしばしば利用される。この方法はまた、ROCOF(周波数変化率:rate of change of frequency)方法として知られている。周波数変化率の大きさが考慮される。変化率が所定期間、例えば、200ミリ秒(ms)より長い期間、所定の大きさ、例えば、0.2Hz/sを超えれば、これはアイランドネットワーク状況と解釈される。例えば当該エネルギー供給ネットワークへ適用される規制に応じて、インバータはこのときスイッチオフされ得るまたはスイッチオフされなければならない。
しかし、エネルギー供給ネットワーク内では、インバータがネットワークから切断されることなくエネルギー供給ネットワークの特定障害状況を切り抜ける(FRT(fault ride through):フォールトライドスルー)要求もまたインバータにしばしば課される。この要求の考慮は、ROCOF方法による公知のアイランドネットワーク検出とは矛盾し得る。
米国特許出願公開第2010/0286838A1号明細書は、周波数変動の絶対値もまた周波数の変化率に加えて判断されるROCOF方法の拡張版を開示している。アイランドネットワーク状況は、両方の判断されたパラメータ(周波数変化率と周波数変動)が特定条件に適合する場合だけ、推定される。しかし、これらの判定基準の組み合わせはまた、エネルギー供給ネットワークにおいて適用可能なFRT判定基準が同時に満足されるすべての場合においてアイランドネットワーク状況を明確に検知できるようにはしない。
アイランドネットワーク状況はまた、国際公開第2013/144304A2号パンフレットのROCOF方法を利用することにより検知される。別のネットワーク故障が追加的に評価され、別のネットワーク故障が発生する期間とアイランドネットワーク状況が検知された期間とが重なれば、これはネットワーク故障であると見なされ、アイランドネットワーク状況であると見なされない。
米国特許第6,850,074B2号明細書から知られる方法では、アイランドネットワークを受動的に検出する目的のために、周波数の変化率が、それぞれに割り当てられた閾値を第1の期間より長いまたは第2の期間より長い間それぞれ超えるかどうかが判断され、これにより、発生するアイランドネットワーク状況の様々な形態を検知できるようにする。これは互いに独立して行われる2つのROCOF方法の論理和(OR)に対応する。これは、アイランドネットワーク検出とFRT状況の検知の改良された識別を提供しない。
したがって、本発明の1つの目的は、アイランドネットワークを検出する方法であって、供給インバータにより切り抜けられなければならない状況において不当な切断を生じることなく既存アイランドネットワーク状況を確実に検知するために使用される方法を提供することである。別の目的は上記方法を行うのに好適な装置について記述することである。
この目的は、独立請求項の特徴を有する方法と装置により達成される。従属請求項は有利な改良形態と展開形態に関する。
エネルギーを供給する目的のためにインバータがエネルギー供給ネットワークへ接続される際にエネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する本発明による方法は、冒頭に述べた工程に加え以下の別の工程を有する。解析が行われ、周波数変化率が、所定の持続期間を有する第2の期間の間所定の第2の閾値より大きいかどうかを判断する工程であって、第1の閾値は第2の閾値に等しくなく第1の期間は第2の期間に等しくない、工程。エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況は、周波数変化率が少なくとも第1の期間の間所定の第1の閾値より高く、かつ少なくとも第2の期間の間所定の第2の閾値より高く、かつ第1の期間が第2の期間内である場合に検知される。すなわち、第1の期間は第2の期間と同時にまたはそれより遅く始まり、第2の期間と同時にまたはそれより早く終わる。
本発明によると、アイランドネットワーク状況を確実に検知し、この状況をFRTの場合と区別する目的のために、周波数変化率は、それぞれ異なる評価パラメータ(いずれの場合も、閾値と期間)を有する2つのROCOF方法で解析され、アイランドネットワーク状況は、いずれの場合も条件が満足された場合だけ検知される。どの期間が他の期間内に存在しなければならないかに基づく判定基準は、いずれの場合の周波数変化率も同じ状況に帰され得ることを保証する。異なる評価パラメータを有する2つのROCOF方法の組み合わせは、エネルギー供給ネットワーク内の状況を差分的方法(differentiated manner)で評価できるようにする。それにもかかわらず、アイランドネットワーク状況を検知するための基本的適合性が確立された技術が使用される。
本方法の1つの有利な改良形態では、第1の閾値は第2の閾値より大きく、第1の期間は第2の期間より短い。本出願人による研究は、アイランドネットワーク状況の場合、高い周波数変化率は通常、少なくとも短期間の間に発生し、より低い周波数変化率はより長い期間の間に発生するということを示した。この特徴は、評価パラメータを選択することによりこの改良形態において利用される。
本方法の別の有利な改良形態では、アイランドネットワーク状況は第1の期間が完全に第2の期間内に存在する場合に検知される。すなわち、第1の期間の開始は第2の期間の開始後であり、第1の期間の終了は第2の期間の終了前である。
本方法の別の有利な改良形態では、第1の閾値は、第2の閾値の少なくとも2倍、好適には少なくとも10倍である。
第2の閾値は好適には0.1〜0.5Hz/s(ヘルツ/秒)の範囲内である。さらに、第2の期間の持続時間は、好適には第1の期間の持続時間の少なくとも5倍、より好適には少なくとも20倍である。第2の期間の持続時間は好適には100〜500ms(ミリ秒)の範囲内である。上記評価パラメータの値の範囲はアイランドネットワーク状況を確実に検知するのに特に好適であった。
本方法のさらに有利な改良形態では、少なくとも第1の期間の間第1の閾値を超えたと判断された後、RSフリップフロップがセットされる、またはD型フリップフロップまたはモノフロップがトリガされる、または補助変数が設定される。この場合、RSフリップフロップ、D型フリップフロップ、またはモノフロップの出力、または補助変数の状態は、周波数変化率が少なくとも第2の期間の間第2の閾値を超えたかどうかを判断する照査の結果と組み合わせられると好適である。この組み合わせは特に好適には論理積組み合わせである。上記変形形態は、2つの判定基準が時系列を考慮して互いに巧妙に組み合わせられ得る改良形態である。
エネルギーを供給する目的のためにインバータがエネルギー供給ネットワークへ接続される際にエネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する本発明による装置は、エネルギー供給ネットワークの周波数を判断する周波数判定器と、周波数変化率を判断する識別器と、周波数変化率を評価する解析ユニットとを有する。本装置は、上記方法またはその改良形態の1つを行うように設定されることを特徴とする。本方法に関連した利点が得られる。
本装置の1つの有利な改良形態では、解析ユニットは、いつ第1と第2の閾値を超えるかを監視する2つの閾値スイッチを有する。閾値スイッチは、いつ第1と第2の閾値を超えたかを記録するために使用される。
別の有利な改良形態では、本装置はインバータ内に完全にまたは部分的に組み込まれる。電気的エネルギーを供給する目的のためにエネルギー供給ネットワークへ接続されるインバータはしばしば、エネルギー供給ネットワーク内の周波数および/またはその変化率を検出する部品を既に有する。このとき、これらの部品は、本明細書に記載の方法の範囲内で使用され得、これにより、本方法の実施をより容易にするとともに費用効率が高いものになる。
本発明について、添付図面の助けを借り、例示的実施形態を用いて以下にさらに詳細に説明する。
図1は、PV設備の概略図を示す。 図2は、アイランドネットワークを検出する装置の解析ユニットの例示的実施形態を示す。 図3は、エネルギー供給ネットワークの一動作状況においてアイランドネットワークを検出する装置内の様々な信号のプロファイルを例示するタイミング図を示す。 図4は、エネルギー供給ネットワークの別の動作状況においてアイランドネットワークを検出する装置内の様々な信号のプロファイルを例示するタイミング図を示す。 図5は、アイランドネットワークを検出する装置の解析ユニットの別の例示的実施形態を示す。 図6は、エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワークを検出する方法のフローチャートを示す。 図7は、エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワークを検出する方法のフローチャートを示す。
図1は、アイランドネットワークを検出する方法を行うように設定された太陽電池設備(PV installation)の概略図を示す。
PV設備は、直流(DC)ライン2を介しインバータ3のDC入力へ接続されるPV発電機1を有する。
PV発電機1は、図1ではただ1つのPVセルの回路記号により象徴的に表される。示されたPV設備の一実施形態では、例えば、PV発電機1は、複数のPVセルを相互接続することにより形成され、列を形成するように直列に接続された複数のPVモジュールを有し得る。適切ならば、複数のこれらの列がまた、並列および/または直列で接続され得る。PV発電機1は、同様に、電気的に相互接続された形態でインバータ3へ接続されるまたはいずれの場合も別個のDCライン2を介しインバータ3へ接続される複数のPV部分発電機から構成され得る。インバータ3は所謂多列インバータ(multi−string inverter)の形式であり、例えば互いに独立して制御され得る複数のDC入力を有する。
インバータ3は交流(AC)出力へ接続されるACライン4を介しエネルギー供給ネットワーク5へ接続される。一例として、インバータ3とエネルギー供給ネットワーク5への接続端子との両方は本明細書では単相設計を有する。しかし、エネルギー供給ネットワーク5は、インバータ3と同様に多相,特には、3相であり得る。
加えて、図1は、本明細書の範囲内で本質的でないPV設備の要素を示さない。例えば、切り替え素子(例えば、切断素子、接触器)、フィルタ(例えば、正弦波フィルタ)、ネットワーク監視装置、および/または変圧器(本明細書では図示せず)はインバータ3のDCおよび/またはAC側に設けられ得る。
アイランドネットワークを検出する装置10は図1のPV設備内に設けられる。図示の例示的実施形態では、この装置10はインバータ3の外に配置される。しかし、装置10をインバータ3内に完全または部分的に組み込むことが考えられる。
装置10は、インバータ3の出力におけるエネルギー供給ネットワーク5の電圧が供給される入力11を有する。この目的のため、装置10の入力11はタップ6を介しACライン4へ接続される。装置10は、入力11へ供給された信号からエネルギー供給ネットワーク5の周波数fを判断する周波数判定器12を含む。周波数fの値は周波数判定器12の出力へ出力される。本出願の範囲内では、エネルギー供給ネットワーク5の周波数fは、エネルギー供給ネットワーク5の電気的パラメータの周波数、例えばエネルギー供給ネットワーク5の相の1つに関する電圧の周波数を意味すると理解され得る。したがって、周波数を判断するために、図1に一例として使用される電圧以外のエネルギー供給ネットワークの変数、例えば電流を使用することもまた可能である。周波数fを判断する際、フィルタ処理(例えば、低域ろ過)を行うことが可能であるおよび/または移動平均を作成することが可能であるということに留意されたい。
周波数判定器12のエネルギー供給ネットワーク5への直接接続が図1の例示的実施形態のように示される。または、例えば、低電圧信号のようなエネルギー供給ネットワーク5内の電圧のプロファイルに比例する電圧信号がACライン4内に配置された手段(例えば、ネットワーク監視手段)から取り出し得、装置10へ供給され得る。
周波数判定器12として同様に動作する手段が既にインバータ3内に存在することも考えられる。エネルギー供給ネットワーク5の周波数fを示す出力信号は、図1に破線を使用して示す任意選択的要素のような情報ライン7を介しインバータ3により、アイランドネットワークを検出する装置10に利用可能にされ得る。この場合、周波数判定器12無しで済ますことが可能である。
周波数fを示す信号が、アイランドネットワークを検出する装置10内の識別器13へ供給される。識別器13はまず、周波数fを示す信号の一階時間微分df/dtを生成する。一階時間微分df/dtは周波数fの変化率とも呼ばれる。変化率df/dtの絶対値(負の変化率から数学的符号が除去される)も生成される。周波数fが時間とともに増加または低下するかに関係なく、変化率df/dtの絶対値は正である。変化率df/dtの絶対値は、式|df/dt|により表され、周波数変化率と呼ばれる。
この周波数変化率|df/dt|は解析ユニット14へ供給され、その出力15にアイランドネットワーク状況の存在を示す信号が出力される。図1に示す例示的実施形態では、この出力信号はシグナリング線8を介しインバータ3へ送信される。インバータ3は、このような信号を受信した後、例えばエネルギー供給ネットワークオペレータの規定に従ってその供給モードを調整し場合によりエネルギー供給ネットワーク5から切断される。
図2は、アイランドネットワークを検出する装置10に使用される解析ユニット14(例えば、図1に示す解析ユニット)の1つの可能な第1の改良形態のブロック図を示す。
解析ユニット14は、周波数変化率|df/dt|が供給される2つの閾値スイッチすなわち第1の閾値スイッチ141と第2の閾値スイッチ142とを有する。閾値スイッチ141、142のそれぞれは、2つの予め定義可能な評価パラメータ(特には、周波数変化率の閾値dFと持続時間の期間T)により特徴付けられる。後で説明する閾値スイッチ141、142の出力のようなこれらの評価パラメータは、以下のように指標により互いに識別される。この場合、指標「1」は第1の閾値スイッチ141のパラメータと出力を示し、指標「2」は第2の閾値スイッチ142のパラメータと出力を示す。
閾値スイッチ141、142のそれぞれは2つの出力、すなわち第1の出力RATまたはRATを有する、第1の出力RATまたはRATにおいて、入力へ供給された周波数変化率|df/dt|が対応閾値dFまたはdFより大きいかどうかが信号で伝えられる。それぞれの第2の出力IDまたはIDにおいて前記閾値dFまたはdFが第1の期間Tまたは第2の期間Tより長い期間、恒久的に超えたかどうかが信号で伝えられる。
この場合、閾値スイッチ141、142の機能はそれぞれ、公知のROCOF方法を実施することに本質的に対応する。この場合も、周波数変化率の所定の閾値を所定の期間より長い期間超えたかどうかが信号で伝えられる。
周波数変化率を提供することの代わりとして、周波数fの値またはそうでなければエネルギー供給ネットワーク5からの変数(例えば、電圧)のいずれかを閾値スイッチ141、142のそれぞれへ供給することも可能であるということに留意されたい。この場合、このとき、図1の周波数判定器12と同様な周波数判定器と図1による識別器13と同様な識別器はそれぞれ、閾値スイッチ141、142にそれぞれ組み込まれなければならない。
図3および図4は、エネルギー供給ネットワーク5の2つの例示的動作状況に対する図2の解析ユニット14の様々な入力または出力およびノードにおける信号プロファイルを示す。図3および図4のそれぞれの上部は、周波数fの変化率df/dtの例示的プロファイルのグラフを示す。周波数fの変化率df/dtのこのプロファイルを発端して、図3および図4の下の領域は解析ユニット14内の様々な点における信号を表す。示された信号プロファイルは2つのレベルだけを有するディジタル信号プロファイルである。図示の縦座標上のレベルは論理「0」と考えられ、それより高いレベルは論理「1」と考えられる。この場合、対応する論理レベルがどの電圧レベルに対応するかに関係する割り当ては任意の所望の方法で選択され得る。標記「MFO」を有する信号プロファイルは、図5に関連して説明される例示的実施形態に関する。
図3の出力RAT、RAT、ID、IDにおける信号プロファイルから、示された周波数fの変化率df/dtの初期の急速に立ち上る信号プロファイルでは、まず閾値dFを超え、次に閾値dFを超えるということが認識できる。最大値を超えた後、周波数fの変化率df/dtは初めに第1の閾値dFを下回り、その後第2の閾値dFを下回る。閾値dFとdFの両方はそれらに割り当てられた時間TとTより長い期間超えられた。このため、信号のIDと信号のIDの両方は少なくとも一時的に活性状態になる。
したがって、図示の周波数fの変化率df/dtのプロファイルは、第2のより長い期間Tの間第2のより小さな閾値dFを超えたことと、比較的短いが第1の期間Tより長い期間第1のより高い閾値を超えたこととの両方を示す。
図3に示す状況はアイランドネットワーク状況が存在することの特徴である。アイランドネットワーク状況における周波数のプロファイルは、アイランドネットワーク状況が存在する場合、周波数の大きなほぼ突然の変動がまず発生し、変動は周波数に重畳された周波数変動を有し、周波数変動は比較的長期間続くが低い周波数変化率を有するということに基づく解析と調査に従って、識別される。本発明による方法の本例示的実施形態によると、閾値スイッチ141、142の出力における信号はしたがって、それぞれに割り当てられた期間の間、周波数変化率の両方の所定閾値を超えた場合と、第1のより高い閾値を超えた期間が、第2のより低い閾値を超えた期間以内である場合に、アイランドネットワーク状況が検知される方法で、組み合わせられる。
図2の例示的実施形態では、出力信号はRSフリップフロップ143とANDゲート144により論理的に接続される。RSフリップフロップ143のS入力(セット)は第1の閾値スイッチ141の出力IDへ接続される。したがって、出力IDが一旦論理「1」になると、RSフリップフロップはセットされ、論理「1」のレベルを有する信号をその出力Qに出力する。出力Qすなわちこの出力における信号は、以下ならびに図3および図4ではRFOと呼ばれる。図3の動作状況による時間的プロファイルに関しては、出力RFOにおける信号は、第1の閾値スイッチ141の出力IDにおける信号が論理「1」へ変化すると直ちに論理「1」へセットされる。RSフリップフロップ143の反転R入力(リセット)は第2の閾値スイッチの出力RATへ接続される。したがって、第2の閾値スイッチ142の出力RATにおける論理「0」のレベルは、RSフリップフロップ143をリセットし、出力RFOを再び論理「0」へセットするだろう。
RSフリップフロップ143の出力RFOは次に、ANDゲート144を介し第2の閾値スイッチ142の出力IDと組み合わせられる、ANDゲート144の出力はまた、解析ユニット14の出力としたがって装置10の出力15をなす。上記出力における信号はIDO(アイランド検出出力:island detection out)信号と呼ばれ、また図3および図4の時間的プロファイルに示される。
周波数fの変化率df/dtの時間的プロファイルにおいて、図3に示すように、期間Tより長い期間、周波数の第1の閾値dFをまず超え、その結果、第1の閾値スイッチ141の出力IDは活性状態になり、したがってRSフリップフロップ143の出力RFOは活性状態になる。周波数fの変化率df/dtはまた、第2の期間Tより長い期間、第2の閾値dFより大きいので、RSフリップフロップ143はリセットされない。一方、RATはこの期間中、論理「1」であるので、および他方では、出力IDは同様に第2の期間Tが終了した後、活性状態となる。したがってANDゲート144の両方の入力は論理「1」であり、したがって出力IDOもまた論理「1」である。したがって、図3のグラフは、アイランドネットワークを検出する本発明による装置10がアイランドネットワーク状況の存在を示す周波数fの変化率df/dtの時間的プロファイルを表す。
これとは対照的に、図4はアイランドネットワーク状況の存在が検知されない周波数fの変化率df/dtのプロファイルを示す。第1の期間Tより長い期間、第1の閾値dFを超え、したがって第1の閾値スイッチ141からの信号のIDとRSフリップフロップ143の出力RFOの両方はセットされるが、信号IDがセットされるのに十分に長い期間、第2の閾値dFを超えない。信号RATが論理「1」である第1の期間の終わりに、RSフリップフロップ143は、この信号が存在しない結果としてリセットされ、その結果、出力RFOもまた、再び論理「0」へ変化するということも分かる。結果的に、その後第2の期間Tより長い期間、第2の閾値dFを超えても、アイランドネットワーク状況は、第1の閾値dFを超えることが、第2の閾値dFを比較的長期間超えることに関連して観測されなかったので、検知されなかった。
RSフリップフロップ143の代わりに、反転非同期入力(リセット)を有するD型フリップフロップを使用することもまた可能であるということがさらに注目される。ここでは、論理「1」はD入力へ恒久的に印加され、クロック入力は第1の閾値スイッチ141の出力IDへ接続され、反転非同期R入力(リセット)は第2の閾値スイッチの出力RATへ接続される。RSフリップフロップの場合、セットおよびリセット入力が相反する信号レベルにある場合に未定義の状態が発生し得る。D型フリップフロップはエッジ制御型であるので、RSフリップフロップにおいて発生し得るようなこのような未定義の状態は回避される。
図5は、例えば図1の例示的実施形態に使用される解析ユニット14の可能な改良形態の別の例示的実施形態を示す。同じ参照符号は本明細書では図2の例示的実施形態と同様に作用する同じ要素または要素群を示す。
図2から既知であり、パラメータdF、T、dF、Tをそれぞれ有する閾値スイッチ141と142が再び使用される。これらの閾値スイッチ141と142の出力IDとIDだけが本明細書では必要である。RSフリップフロップ143の代わりに、モノフロップ145が使用され、その入力は第1の閾値スイッチの出力IDへ接続される。出力IDへ印加され、期間Tより長い期間の間第1の閾値dFを超えたということを示す信号は、モノフロップ145により所定の持続時間τだけ延長される。したがって、出力IDが前の持続時間τにおいて少なくとも一回論理「1」だったということを示す信号がモノフロップ145の出力MFOへ印加される。出力MFOにおける信号の時間的プロファイルは、図3および図4に関連して説明された状況に対する図3および図4において示される。
モノフロップ145は好適には再トリガ可能である、すなわち論理「0」から論理「1」へ上昇する信号IDのエッジにより再び開始される。モノフロップ145の出力MFOは、第2の閾値スイッチ142の出力IDと同様に、ANDゲート144へ供給される。この場合もまた、このとき、ANDゲート144の出力における信号のIDOは、第2の期間Tより長い期間、第2の閾値dFを超えたということと、第1の期間Tより長い期間に少なくとも一回第1の閾値dFを超えたとこととを示す。モノフロップ145の時間パラメータτは好適にはτ=T−Tとなるように選択される。信号IDOの信号プロファイルはしたがって、出力RFOにおける信号と組み合わせた場合より図5の出力MFOにおける信号と組み合わせた場合の方が短い。これは図3の信号IDOにおいて破線を使用して示される。
図1、2、および5に示すようなアイランドネットワークを検出する装置10の改良形態は、ハードウェアとソフトウェアの両方でまたは部分的にハードウェアおよび部分的にソフトウェアで実施され得るということは言うまでもない。以下の図6および図7で説明するフローチャートでは、エネルギー供給ネットワーク内のアイランドネットワーク状況を検知する方法のむしろソフトウェア指向実施形態について説明する。両方の方法は例えば、アイランドネットワークを検出する装置10がフロー制御器(例えば、マイクロコントローラ)を有すれば図1の例示的実施形態において使用され得る。
図6の例示的実施形態では、変数t、t、IDOは、第1の工程S101で値0へセットされる。
第2の工程S102では、エネルギー供給ネットワークの周波数fの変化率df/dtが判断される。本方法がインバータ(例えば、図1によるインバータ3)の内部で行われる場合、必要に応じ、既に存在する当該情報に頼ることが可能である。
次の工程S103は、周波数fの変化率df/dtの絶対値が第1の閾値dFより大きいかどうかを照査する。そうでなければ、本方法は、上記変数がリセットされる工程S101に分岐する。
周波数fの変化率df/dtの絶対値である周波数変化率|df/dt|が工程S103の閾値を超えた場合、両方の変数t、tは次の工程S104でインクリメントされる、すなわちそれぞれ1だけ増加される。
次の工程S105は変数tの値が所定の値Tより大きいかどうかを照査する。そうでなければ、本方法は工程S102に分岐し、工程S102〜S105が再び実行される。この場合、工程S102〜S105により作られるループは所定時間内に実行されるということが想定され、その結果、変数tは、周波数変化率|df/dt|が第1の閾値dFより大きい期間の間タイマとして使用される。したがって、定数Tは図2および図5に関連して説明された期間Tを表す。
工程S105の判定基準が満足されれば、本方法は次の工程S106へ分岐し、工程S102と同様に周波数fの変動df/dtが判断される。次の工程S107は関連周波数変化率|df/dt|が第2の閾値dFより大きいかどうかを照査する。そうでなければ、本方法は工程S101から再び開始する。そうならば、計数変数tは次の工程S108でインクリメントされる。
次の工程S109は、計数変数tが所定の値Tより大きな値を有するかどうかを照査する。そうでなければ、本方法は工程S106に分岐する。工程S102〜S105と同様にして、工程S106〜S109はしたがって、周波数変化率|df/dt|が第2の閾値dFより大きい持続時間を判断するために使用されるループを構成する。工程S103で第1の閾値dFを超えたことは同様に、第2のより小さな閾値dFを超えたことを意味するので、これらの時間は工程S104で既に考慮された。
割り当てられた期間Tより長い期間、第2の閾値dFも超えたということが工程S109で判断されれば、変数IDOは工程S110で値1へセットされ、したがってアイランドネットワーク状況の存在が示される。次に、本方法は終了される。
図6の代替方法を示す図7のフローチャートでは、計数変数t、tと出力変数IDOは第1の工程S201で同様に0へセットされる。
次の工程S202〜S204は工程S106〜S108と同様である。すなわち、第2の閾値dFを超える時間が変数tで記録される。同ループ内では、次に、第1の閾値dFを超えたかどうかがが次の工程S205で問い合わせられる。そうでなければ、対応する計数変数tは0にリセットされ、本方法は工程S202に飛び、そうならば、計数変数tは工程S207でインクリメントされる。
次の工程S208は、第1の期間Tより長い期間第1の閾値dFを超えたかどうかを照査する。ループ内では、工程S209〜S212は次に、第2の閾値dFを依然として超えたままであるかどうかを検知する。そうでなければ、本方法はリセットされ、工程とS201を再び開始する。
期間Tより長い期間第2の閾値dFを超えたということが工程S212で判断されれば、変数IDOは工程S213で1にセットされ、したがって、アイランドネットワーク状況が存在するということが信号で伝えられる。次に、本方法は終了される。
第1または第2の閾値dFまたはdFを超えたかどうかを判断するために複数の問い合わせの代わりに、次に問い合わせられる補助変数(フラグ)がセットされ得るということに留意されたい。
1 PV発電機
2 直流ライン(DCライン)
3 インバータ
4 交流ライン(ACライン)
5 エネルギー供給ネットワーク
6 タップ
7 情報ライン
8 シグナリング線
10 アイランドネットワーク検出装置
11 入力
12 周波数判定器
13 識別器
14 解析ユニット
15 出力
141 閾値スイッチ
142 閾値スイッチ
143 RSフリップフロップ
144 ANDゲート
145 モノフロップ
f 周波数
df/dt 周波数の変化率
|df/dt| 周波数変化率(周波数の変化率の絶対値)
dF 第1の閾値
dF 第2の閾値
第1の期間
第2の期間
、t 計数変数
IDO 本方法の装置の出力すなわち出力変数
RAT、RAT 閾値スイッチの出力
ID、ID 閾値スイッチの出力
RSO RSフリップフロップの出力
MFO モノフロップの出力

Claims (13)

  1. エネルギーを供給する目的のためにエネルギー供給ネットワーク(5)へインバータ(3)が接続される際に前記エネルギー供給ネットワーク(5)内のアイランドネットワーク状況を検知する方法において、
    − 前記エネルギー供給ネットワーク(5)の周波数(f)を判断する工程と、
    − 前記周波数(f)の変化率(df/dt)の絶対値である周波数変化率(|df/dt|)を判断する工程と、
    − 前記周波数変化率(|df/dt|)を解析し、所定持続期間を有する第1の期間(T)の間前記周波数変化率(|df/dt|)が所定の第1の閾値(dF)より大きいかどうかを判断する工程と
    − 前記周波数変化率(|df/dt|)を解析し、前記周波数変化率(|df/dt|)が、所定の持続期間を有する第2の期間(T)の間、所定第2の閾値(dF)より大きいかどうかを判断する工程であって、前記第1の閾値(dF)は前記第2の閾値(dF)に等しくなく前記第1の期間(T)は前記第2の期間(T)に等しくない、工程と、
    − 前記周波数変化率(|df/dt|)が少なくとも前記第1の期間(T)の間前記所定の第1の閾値(dF)より高く、かつ少なくとも前記第2の期間(T)の間前記所定の第2の閾値(dF)より高く、かつ前記第1の期間(T)は前記第2の期間(T)内であれば、前記エネルギー供給ネットワーク(5)内のアイランドネットワーク状況を検知する工程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記第1の閾値(dF)は前記第2の閾値(dF)より大きく、前記第1の期間(T)は前記第2の期間(T)より短い、ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、前記第1の期間(T)が完全に前記第2の期間(T)以内である場合に前記アイランドネットワーク状況が検知される、ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法において、前記第1の閾値(dF)は前記第2の閾値(dF)の少なくとも2倍、好適には少なくとも10倍である、ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法において、前記第2の閾値(dF)は0.1〜0.5Hz/sの範囲である、ことを特徴とする方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法において、前記第2の期間(T)の持続時間は前記第1の期間(T)の持続時間の少なくとも5倍、好適には少なくとも20倍である、ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法において、前記第2の期間の持続時間( )は100〜500msの範囲である、ことを特徴とする方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法において、少なくとも前記第1の期間(T)の間前記第1の閾値(dF)を超えたと判断された後、RSフリップフロップ(143)がセットされる、またはD型フリップフロップまたはモノフロップ(145)がトリガされる、または、補助変数が設定される、ことを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、前記RSフリップフロップ(143)、前記D型フリップフロップまたは前記モノフロップ(145)の出力、または前記補助変数の状態は、前記周波数変化率が少なくとも前記第2の期間(T)の間前記第2の閾値(dF)を超えたかどうかを判断する照査の結果と組み合わせられる、ことを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、前記組み合わせは論理積の組み合わせである、ことを特徴とする方法。
  11. エネルギーを供給する目的のためにエネルギー供給ネットワーク(5)へインバータ(3)が接続される際に前記エネルギー供給ネットワーク(5)内のアイランドネットワーク状況を検知する装置(10)であって、
    前記エネルギー供給ネットワーク(5)の周波数(f)を判断する周波数判定器(12)と、
    周波数変化率(|df/dt|)を判断する識別器(13)と前記周波数変化率(|df/dt|)を評価する解析ユニット(14)と、を有する装置(10)において、
    前記装置は請求項1乃至10の何れか1項に記載の方法を行うように設定されることを特徴とする装置(10)。
  12. 請求項11に記載の装置(10)において、前記解析ユニット(14)は、いつ前記第1と第2の閾値(dF、dF)を超えるかを監視する2つの閾値スイッチ(141、142)を有する、ことを特徴とする装置(10)。
  13. 請求項11または12に記載の装置(10)において、インバータ(3)に完全にまたは部分的に組み込まれることを特徴とする装置(10)。
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