JP2006304456A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単かつ安価な構成で故障個所の特定を可能にするとともに、故障発生時にも運転を継続可能にする。
【解決手段】電圧検出器2に異常が発生した場合を考えると、この場合、故障検出部7では、E1+E2≠E3の関係が成立することから異常を検出する。次に、故障個所の特定(判定)部8では、E1≠E2=E3/2ではなく、E2≠E1=E3/2が成立することから、異常が発生したのは電圧検出器2であると判断する。その結果、信号線L2に信号が発生することから異常個所の切換部10は、制御部11の入力を検出部E2の出力に代えて、電圧演算部9からの出力(E3−E1)に切り替えるので、制御部11はこの値に基き制御を継続することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】電圧検出器2に異常が発生した場合を考えると、この場合、故障検出部7では、E1+E2≠E3の関係が成立することから異常を検出する。次に、故障個所の特定(判定)部8では、E1≠E2=E3/2ではなく、E2≠E1=E3/2が成立することから、異常が発生したのは電圧検出器2であると判断する。その結果、信号線L2に信号が発生することから異常個所の切換部10は、制御部11の入力を検出部E2の出力に代えて、電圧演算部9からの出力(E3−E1)に切り替えるので、制御部11はこの値に基き制御を継続することが可能となる。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば3レベルインバータのように、2直列に接続された充電部を備えた電力変換装置、特にその充電部の電圧検出方式を改良した電力変換装置に関する。
充電部の電圧検出を行なう電力変換装置の一般的な例を図3,図4に示す。
図3は単に充電部の電圧検出器を備えたもので、検出器故障の場合は、一般的には電力変換装置の異常として装置を停止させるものである。
図4は充電部の電圧検出器を二重化し、故障検出部によりその偏差から検出器の故障を判別できるようにしたものである。
なお、電圧検出器の故障判別の関連技術としては、例えば特許文献1に示すものがある。
特開平05−232153号公報
図3は単に充電部の電圧検出器を備えたもので、検出器故障の場合は、一般的には電力変換装置の異常として装置を停止させるものである。
図4は充電部の電圧検出器を二重化し、故障検出部によりその偏差から検出器の故障を判別できるようにしたものである。
なお、電圧検出器の故障判別の関連技術としては、例えば特許文献1に示すものがある。
しかしながら、図3では各充電部に設けられた電圧検出器が異常になれば、電力変換装置を停止してしまうだけでなく、故障個所の判別が困難であるという問題がある。また、図4では電圧検出器の数が多くなり、回路が複雑で高価になるという問題がある。
したがって、この発明の課題は、簡単かつ安価な構成で故障個所の特定を可能にするとともに、故障発生時にも運転を継続可能にすることにある。
したがって、この発明の課題は、簡単かつ安価な構成で故障個所の特定を可能にするとともに、故障発生時にも運転を継続可能にすることにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、2直列に接続された充電部の各充電部間に設けられる第1の電圧検出器と、2直列に接続された充電部の総合電圧を検出する第2の電圧検出器と、第1,第2の電圧検出器からの電圧検出値に基き電力変換部を制御する制御部とを備えた電力変換装置において、
前記第1,第2の電圧検出器の故障を検出する故障検出部を設けたことを特徴とする。
前記第1,第2の電圧検出器の故障を検出する故障検出部を設けたことを特徴とする。
上記請求項1の発明においては、前記第1,第2の電圧検出器からの各電圧検出値を比較演算し、故障した電圧検出器を判別する故障判別部を設けることができる(請求項2の発明)。この請求項2の発明においては、前記故障した電圧検出器対応の検出値を残りの正常な各電圧検出器の検出値から求める電圧演算部と、故障のない場合には各電圧検出器からの検出値を前記制御部に与え、故障が発生した場合には前記電圧演算部で求めた演算値に切り替えて前記制御部に与える切替部とを設け、電圧検出器が故障した場合でも前記演算値を用いて運転を継続可能にすることができる(請求項3の発明)。
この発明によれば、任意の1つの電圧検出器が異常となった場合に、異常判定ができるだけでなく故障個所を特定できるので、保守が容易となる。また、異常となった電圧検出器の検出値を演算で求めるようにしたので、その演算値を用いることにより運転を継続することが可能となり、信頼性を向上できる。
図1はこの発明の実施の形態を示す構成図である。
図1に示すように、直流コンデンサ4,5が直列接続された充電部、およびその各充電電圧を検出する電圧検出器1〜3に対し、故障検出部7と、故障個所の特定(判定)部8と、電圧演算部9と、異常個所の切替部10と、電圧検出値をもとに電力変換装置の電力変換部6に制御指令を与える制御部11とからなる制御装置12が設けられて構成されている。
図1に示すように、直流コンデンサ4,5が直列接続された充電部、およびその各充電電圧を検出する電圧検出器1〜3に対し、故障検出部7と、故障個所の特定(判定)部8と、電圧演算部9と、異常個所の切替部10と、電圧検出値をもとに電力変換装置の電力変換部6に制御指令を与える制御部11とからなる制御装置12が設けられて構成されている。
各電圧検出器1〜3は、充電部に充電された電圧V1を検出値E1へ、電圧V2を検出値E2へ、電圧V3を検出値E3へそれぞれ変換する。故障検出部7は各電圧検出器1〜3からの検出値を比較演算する演算回路を備え、ここでは例えば、
E1+E2≠E3
になったとき、検出器故障と判断する。
E1+E2≠E3
になったとき、検出器故障と判断する。
故障個所の特定(判定)部8は、故障検出部7と同様各電圧検出器1〜3からの検出値を比較演算する演算回路を備え、ここでは例えば、
E1≠E2=E3/2
になったとき電圧検出器1を、また、
E2≠E1=E3/2
になったとき電圧検出器2を、さらにこれら以外のとき電圧検出器3を異常と判定する。
E1≠E2=E3/2
になったとき電圧検出器1を、また、
E2≠E1=E3/2
になったとき電圧検出器2を、さらにこれら以外のとき電圧検出器3を異常と判定する。
電圧演算部9は、2つの検出値から残る1つの検出値を、例えば次式のようにして演算する。
E1=E3−E2
E2=E3−E1
E3=E1+E2
これにより、電圧検出器1が故障(異常)のときは最上段の式から、電圧検出器2が故障(異常)のときは中段の式から、また、電圧検出器1が故障(異常)のときは最下段の式から、それぞれ正しいと考えられる検出値を得ることができる。
E1=E3−E2
E2=E3−E1
E3=E1+E2
これにより、電圧検出器1が故障(異常)のときは最上段の式から、電圧検出器2が故障(異常)のときは中段の式から、また、電圧検出器1が故障(異常)のときは最下段の式から、それぞれ正しいと考えられる検出値を得ることができる。
異常個所の切換部10は、故障個所の特定(判定)部8により異常と判定された検出器の検出値を、電圧演算部9で演算した値に切り替える。これにより、制御部11は制御指令を継続できるので、電力変換装置が停止することはない。また、故障検出部7や故障個所の特定(判定)部8で得た信号を、アラーム出力部や他の回路へ出力することにより、警報の発報や表示が可能となる。
ここで、例えば電圧検出器2に異常が発生した場合について考える。
この場合、故障検出部7では、E1+E2≠E3の関係が成立することから異常を検出する。次に、故障個所の特定(判定)部8では、E1≠E2=E3/2ではなく、E2≠E1=E3/2が成立することから、異常が発生したのは電圧検出器2であると判断する。その結果信号線L2に信号が発生するので、これにより異常個所の切換部10は、制御部11の入力を検出部E2の出力に代えて、電圧演算部9からの出力(E3−E1)に切り替えられることになる。
なお、その他の電圧検出器に異常が発生した場合についても、上記と同様にして切り替えられる。
この場合、故障検出部7では、E1+E2≠E3の関係が成立することから異常を検出する。次に、故障個所の特定(判定)部8では、E1≠E2=E3/2ではなく、E2≠E1=E3/2が成立することから、異常が発生したのは電圧検出器2であると判断する。その結果信号線L2に信号が発生するので、これにより異常個所の切換部10は、制御部11の入力を検出部E2の出力に代えて、電圧演算部9からの出力(E3−E1)に切り替えられることになる。
なお、その他の電圧検出器に異常が発生した場合についても、上記と同様にして切り替えられる。
図2はこの発明が適用される電力変換装置を示す概要図である。
図示のように、直流電源部と、電圧検出部と、充電部と、電力変換部と、制御装置とから構成され、負荷としては電動機(M1〜M4)を駆動しているが、変圧器など電動機以外の負荷でも構わない。直流電源部としてはダイオードによる整流器のほか、スイッチング素子による変換器を用いても良い。また、電力変換部は3レベル変換器の例であるが、2レベルでもマルチレベルであっても良い。
図示のように、直流電源部と、電圧検出部と、充電部と、電力変換部と、制御装置とから構成され、負荷としては電動機(M1〜M4)を駆動しているが、変圧器など電動機以外の負荷でも構わない。直流電源部としてはダイオードによる整流器のほか、スイッチング素子による変換器を用いても良い。また、電力変換部は3レベル変換器の例であるが、2レベルでもマルチレベルであっても良い。
1,2,3…電圧検出器、4,5…直流コンデンサ、6…電力変換部、7…故障検出部、8…故障個所の特定部、9…電圧演算部、10…異常個所の切替部、11…制御部、12…制御装置。
Claims (3)
- 2直列に接続された充電部の各充電部間に設けられる第1の電圧検出器と、2直列に接続された充電部の総合電圧を検出する第2の電圧検出器と、第1,第2の電圧検出器からの電圧検出値に基き電力変換部を制御する制御部とを備えた電力変換装置において、
前記第1,第2の電圧検出器の故障を検出する故障検出部を設けたことを特徴とする電力変換装置。 - 前記第1,第2の電圧検出器からの各電圧検出値を比較演算し、故障した電圧検出器を判別する故障判別部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記故障した電圧検出器対応の検出値を残りの正常な各電圧検出器の検出値から求める電圧演算部と、故障のない場合には各電圧検出器からの検出値を前記制御部に与え、故障が発生した場合には前記電圧演算部で求めた演算値に切り替えて前記制御部に与える切替部とを設け、電圧検出器が故障した場合でも前記演算値を用いて運転を継続可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
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- 2005-04-19 JP JP2005121053A patent/JP2006304456A/ja active Pending
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