JP6489534B2 - アンテナ及び電気機器 - Google Patents

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Description

本開示は、電気機器に固定されるアンテナ、及び、当該アンテナを備える電気機器に関する。
特許文献1には、携帯型の画像表示装置に設けられるアンテナであって、放射指向性が改善されたものが開示されている。このアンテナは、放射素子と、当該放射素子の近傍に0.25波長以下の距離を離して配置される無給電素子とを備えることにより、指向性の少ない指向性パターンを得ることができる。
特許文献2には、二つの無線端末のアンテナ間におけるアイソレーションを改善するために、両アンテナが配置された筐体の内面に形成された導電層に、切り欠きを設ける技術が開示されている。当該切り欠きにより、両アンテナ間において、導電層を介して流れる電流が抑制されるため、両アンテナ間のアイソレーションが改善される。
特開2012−235224号公報 特開2008−283464号公報
本開示は、前面及び後面を有する筐体を備える電気機器に固定されるアンテナであって、当該電気機器の前面方向からの外観のデザインを損なうことを抑制し、かつ、前面側への指向性、及び、当該電気機器に固定される他のアンテナとのアイソレーションを改善できるアンテナ及び当該アンテナを備える電気機器を提供する。
本開示におけるアンテナは、導体で形成され、給電されることにより電磁波を放射する放射素子と、導体で形成され、前記放射素子と電磁結合するように前記放射素子の近傍に配置されると共に前記放射素子を含む面に対し略垂直な面内に配置される無給電素子とを備える。
本開示におけるアンテナは、前面及び後面を有する筐体を備える電気機器に固定された場合に前面方向からの外観のデザインを損なうことを抑制し、かつ、前面側への指向性、及び、当該電気機器に固定される他のアンテナとのアイソレーションを改善するのに有効である。
図1は、実施の形態1に係るアンテナの構成を示した斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る無給電素子に励起される電流分布の概要を示す図である。 図3は、実施の形態1に係るアンテナをテレビの後面に設置した構成を示す後面図である。 図4は、実施の形態1に係るアンテナをテレビの後面に設置した構成を示す側面図である。 図5は、実施の形態1に係るアンテナをテレビの後面に設置した構成を示す前面図である。 図6は、実施の形態2に係るアンテナの構成を示した斜視図である。 図7は、実施の形態2に係る無給電素子に励起される電流分布の概要を示す図である。 図8Aは、無給電素子がない場合のアンテナのXY平面(水平面)における水平偏波の指向性を示す放射パターンである。 図8Bは、無給電素子を備える場合のアンテナのXY平面(水平面)における水平偏波の指向性を示す放射パターンである。 図9は、実施の形態2に係る二つのアンテナのアイソレーション特性を示すグラフである。 図10は、実施の形態2に係るアンテナにおける無給電素子による利得の変化量を示すグラフである。 図11は、実施の形態2に係るアンテナにおける無給電素子による利得の変化量を示すグラフである。 図12は、実施の形態3に係るアンテナをテレビの筐体の側面(底面)に設置した構成を示す側面図である。 図13は、実施の形態4に係るアンテナの外観を示す斜視図である。 図14は、実施の形態4に係るアンテナの主要部を示す斜視図である。 図15は、実施の形態4に係るアンテナの放射素子及び無給電素子が配置される部分を拡大して示す断面図である。 図16Aは、略C字型の形状を有する無給電素子の概形を示す図である。 図16Bは、略C字型の形状を有する無給電素子の概形を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
まず、本開示の基礎となった知見について説明する。
近年、パソコン等の情報機器に加え、例えば、テレビのような家電機器においても、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線端末が搭載されるようになってきている。テレビへの無線端末の実装においては、外観・デザイン上の観点から、一般的に、これら無線端末は後面(背面)に配置されることが多い。一方、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく無線端末は、リモコン、ヘッドホンなどのテレビの前方で使用する無線機器と通信を行うことが多いことから、テレビ前方への電磁波の放射が求められる。しかしながら、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく無線端末を、上述したようにテレビ後面へ配置する場合には、無線端末のアンテナから放射された電磁波のテレビ前方への伝播が、テレビの筐体などによって阻害される。また、2.4GHz帯で動作させる無線LANの規格に基づく無線端末と、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく無線端末とをテレビに実装して、同時に使用する場合、両無線端末間の内部相互干渉が問題になる。この観点においても、両無線端末のテレビ後面への配置は、一方の無線端末から他方の無線端末に向かって電磁波が伝播することによって、両無線端末間の内部相互干渉を増大させる可能性があるため、不利である。
以上のことから、無線端末において、テレビなどの外観のデザインを損なうことを抑制しつつ、前方への電磁波の放射を確保し、かつ、内部相互干渉を抑えることが望まれる。
ここで、無線端末のアンテナの指向性を調整する技術としては、上記特許文献1に開示されているような技術が知られている。しかしながら、特許文献1に開示された技術は、上述のとおり、指向性の少ない指向性パターンを得ることを目的としており、特定の方向に指向性を有するアンテナを得ることを目的としていない。
また、内部相互干渉を低減する手法としては、上記特許文献2に開示されているような技術が知られている。しかしながら、当該技術を、電気機器の金属筐体に固定されたアンテナにおいて適用する場合、筐体を切り欠く必要があるため、実現が困難である。また、内部相互干渉の強度を決めるアンテナ電流の経路には、特許文献2に記載されたような、アンテナのグラウンドとなる導体を介する経路の他に、空間を介する経路がある。しかしながら、二つ無線端末の各アンテナ間において、空間を介して伝播する電磁波を抑制する技術は知られていない。
そこで、本開示は、上記知見に基づいてなされたものであり、前面及び後面を有する筐体を備える電気機器に固定されるアンテナであって、当該電気機器の前面方向からの外観のデザインを損なうことを抑制し、かつ、前面側への指向性、及び、当該電気機器に固定される他のアンテナとのアイソレーションを改善できるアンテナ及び当該アンテナを備える電気機器を提供する。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜5を用いて、実施の形態1に係るアンテナ1を説明する。
[1−1.アンテナの構成]
まず、本実施の形態に係るアンテナ1の構成について図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係るアンテナ1の構成を示した斜視図である。図1に示されるように、アンテナ1は、回路基板2と、放射素子3と、グラウンドパターン4と、無給電素子6と、誘電体基板7とから構成され、コネクタケーブル(不図示)によって外部の回路と接続される。アンテナ1は、筐体を備える電気機器(不図示)に固定されて使用される。なお、アンテナ1を電気機器に固定する態様については、後述する。
回路基板2は、誘電体から構成される基板であって、例えば、比誘電率4.3、厚み1mmのガラスエポキシ基板である。回路基板2には、放射素子3及びグラウンドパターン4が形成される。
放射素子3は、導体で形成され、コネクタケーブルから給電されることにより電磁波を放射する素子である。図1に示されるように、放射素子3は、略L字型の形状を有する。放射素子3は、回路基板2上に、例えば、銅箔などの金属箔で形成された配線パターンであり、全長L1が略0.25λである。ここで、λとは、放射素子3が放射する電磁波の実効波長を表す。また、略0.25λとは、0.2λ以上、0.3λ以下程度であることを意味する。なお、放射素子3の形状は、略L字型に限定されない。例えば、一部が曲線状の形状を有してもよい。
グラウンドパターン4は、回路基板2上に設けられた、例えば銅箔などの金属箔で形成された配線パターンであり、グラウンドに接続される。
無給電素子6は、導体で形成され、放射素子3と電磁結合するように放射素子3の近傍に配置される素子である。無給電素子6は、給電されることなく、放射素子3から放射される電磁波を導波する。本実施の形態では、無給電素子6は、放射素子3を含む面に対し略垂直な面内に配置される。ここで、放射素子3を含む面とは、放射素子3の表面のうち、最も広い面積を有する面を意味する。本実施の形態では、放射素子3を含む面は、略L字型の形状を有する金属箔が配置される面、すなわち、回路基板2の主面を含む面と一致する。なお、放射素子3を含む面内にグラウンドパターン4が形成される。また、無給電素子6が放射素子3を含む面に対し略垂直な面内に配置されるとは、無給電素子6の表面のうち、最も広い面積を有する面が、放射素子3を含む面に対し略垂直な面内に配置されることを意味する。
無給電素子6は、放射素子3と電磁結合するように放射素子3の近傍に配置される。これにより、無給電素子6において、放射素子3よりも位相の進んだアンテナ電流が励起され、無給電素子6が導波器として動作する。本実施の形態では、無給電素子6は誘電体基板7に形成された導電パターンである。無給電素子6は、誘電体基板7上に、例えば、銅箔などの金属箔で形成されており、全長L2が略0.5λの直線形状をしている。ここで、略0.5λとは、0.4λ以上、0.6λ以下程度であることを意味する。
誘電体基板7は、誘電体から構成される基板であって、例えば、比誘電率4.3、厚み1mmのガラスエポキシ基板であり、回路基板2の端部から図1に示されるx方向に距離D1だけ離して、回路基板2と略直交して配置される。ここで、距離D1は、無給電素子6と放射素子3との間の最近接距離である。
例えば、動作周波数を2.45GHzとすると、放射素子3の全長L1は25mm、無給電素子6の全長L2は48mm、無給電素子6と放射素子3との距離D1は2.5mmとしてよい。また、それぞれの実効波長λに対する長さは、全長L1が略0.25λ、全長L2が略0.5λ、距離D1が略0.02λである。なお、全長L1及び全長L2については誘電体で形成される回路基板2及び誘電体基板7による波長短縮効果により、実際の寸法よりも電気的には長く見えている。なお、無給電素子6と放射素子3との距離D1は、略0.02λ以上、略0.25λ以下であればよい。
上述したように配置された無給電素子6には、放射素子3から放射される電磁波によって、電流が励起される。ここで、無給電素子6に励起される電流分布について図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る無給電素子6に励起される電流分布の概要を示す図である。
図2のグラフには、無給電素子6の長手方向の各位置において流れる電流の振幅が示される。また、図2において、無給電素子6の近傍に記された矢印は電流の向きを表わしている。無給電素子6は全長L2が略0.5λであるため、無給電素子6の略中央位置で電流が最大となり、開放端(長手方向の端部)で電流は最小となる。無給電素子6の電流振幅の最も大きい位置、すなわち、無給電素子6の開放端から略0.25λだけ中央側の部分が放射素子3と近接することで、放射素子3と無給電素子6との結合を強くすることができる。
[1−2.アンテナの電気機器への固定態様]
次に、上記アンテナ1の電気機器への固定態様について説明する。ここでは、電気機器としてテレビを用いる例を示す。
図3は、本実施の形態に係るアンテナ1をテレビ10の後面8b(図3のX軸方向の負側の面)に設置した構成を示す後面図である。
図4は、本実施の形態に係るアンテナ1をテレビ10の後面8b(図3のX軸方向の負側の面)に設置した構成を示す側面図である。
図5は、本実施の形態に係るアンテナ1をテレビ10の後面8b(図3のX軸方向の負側の面)に設置した構成を示す前面図である。
まず、図3に示されるテレビ10の後面図について説明する。
図3に示されるように、テレビ10は筐体8を備える。ここでは、筐体8が金属から構成されている例を示す。また、筐体8は、鉛直方向(Z軸方向)に対して略平行に設けられた後面8bを備える。ここで、略平行とは、二つの平面等がなす角が20度以下程度であることを意味する。
図3に示されるように、アンテナ1は筐体8の後面8b下部に固定される。なお、アンテナ1は、例えば、樹脂等の絶縁部材で形成された、ZX平面による断面形状が略L字型のケース16内に収容されて筐体8に固定される。また、図3には、アンテナ1の他に、アンテナ1を用いる通信と干渉し得る通信に用いられるアンテナ9が設置される例が示される。本実施の形態では、アンテナ9は、アンテナ1と同一周波数帯の電磁波で動作する無線システムを備えている。アンテナ1及びアンテナ9は筐体8の後面8bの長手方向(図3のY軸方向)に離間して配置されており、アンテナ1とアンテナ9とは、放射素子3と無給電素子6とを結ぶ線分と略直交する方向に可及的に離間して配置される。図2に示される、アンテナ1とアンテナ9との距離D2は、例えば、450mmとしてよい。なお、アンテナ1は、例えば、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく装置であり、アンテナ9は、例えば、無線LAN規格に基づく装置である。
次に、図4に示されるテレビ10の側面図について説明する。
図4に示されるように、テレビ10の筐体8は、鉛直方向(Z軸方向)に対して略平行に設けられた前面8a及び後面8b、並びに、前面8a及び後面8bに略垂直な側面8c(底面)を備える。ここで、略垂直とは、二つの平面等がなす角が70度以上、110度以下程度であることを意味する。前面8aは、筐体8の表面のうちユーザが正対すると想定される表面である。また、側面8cは、前面8aの周囲に設けられる面である。また、本実施の形態では、側面8cとして、筐体8の鉛直方向下側の面を用いているが、前面8a及び後面8bと略垂直な他の側面を用いてもよい。
また、図4に示されるように、テレビ10は、筐体8の前面8a側に、例えば液晶表示装置又は有機EL(Electro Luminescence)表示装置などの画像表示装置11を備える。また、アンテナ1の回路基板2、放射素子3、無給電素子6及び誘電体基板7は、ケース16の中に収容され、筐体8の前面8aよりも後面8b側(X軸方向の負側)に配置される。なお、図4では、アンテナ1の各素子の配置を説明するために、ケース16については、その輪郭だけが破線で示されている。図4に示されるように、アンテナ1が収容されたケース16は、筐体8の後面8bと側面8cとに接した状態で、筐体8に対して固定される。ケース16内において、無給電素子6は放射素子3よりもテレビ10の筐体8の前面8a側(X軸方向の正側)に配置される。これにより、放射素子3から放射された電磁波が無給電素子6によって導波されるため、アンテナ1は、テレビ10の筐体8の前面8a側への指向性を有する。また、無給電素子6と筐体8の側面8cとは略平行に配置され、その距離D3は5mm(約0.04λ)である。また、回路基板2は、筐体8の後面8bと略平行に配置される。
次に、図5に示されるテレビ10の前面図について説明する。
図5に示されるように、アンテナ1は、筐体8の前面視において、その一部が側面8cより筐体8の外側に配置される。なお、図4に示されるように、アンテナ1の筐体8の前面視において外側に配置される部分に、放射素子3及び無給電素子6が配置される。なお、本実施の形態においては、放射素子3及び無給電素子6の全体が側面8cより筐体8の前面視において外側に配置されるが、放射素子3及び無給電素子6の少なくとも一部が筐体8の前面視において側面8cより筐体8の外側に配置されていればよい。
[1−3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係るアンテナ1は、筐体8を備えるテレビ10(電気機器)に固定されるアンテナ1であって、導体で形成され、給電されることにより電磁波を放射する放射素子3と、導体で形成され、放射素子3と電磁結合するように放射素子3の近傍に配置される無給電素子6とを備える。また、筐体8は、ユーザが正対すると想定される前面8aと、前面8aの周囲に設けられる側面8cとを有し、放射素子3及び無給電素子6の各々の少なくとも一部は、筐体8の前面視において側面8cより筐体8の外側に、かつ、筐体8の側面視において前面8aより後面8b側に(つまり、前面8aより後方に)配置される。さらに、無給電素子6は、放射素子3より前面8a側に配置される。
これにより、アンテナ1は、テレビ10(電気機器)の筐体8の前面8a側への指向性を有する。また、アンテナ1の放射素子3及び無給電素子6は、テレビ10の筐体8の側面8cの外側に配置されるため、筐体8の前面8aなどに配置される場合より、テレビ10(電気機器)の前面8a方向からの外観のデザインを損なうことが抑制される。さらに、テレビ10の筐体8又はその内部には通常、導体が含まれるため、仮に、アンテナ1において無給電素子6を備えないとすると、放射素子3から放射された電磁波が筐体8により反射される。そのため、無給電素子6を備えない場合に、筐体8の前面8a側へのアンテナ1の指向性を確保するためには、放射素子3を筐体8の前面8aより前面8a側に配置する必要がある。一方、本実施の形態に係るアンテナ1では、無給電素子6が、放射素子3より筐体8の前面8a側に配置されるため、筐体8の前面8a側への指向性を有する。したがって、本実施の形態に係るアンテナ1では、筐体8が導体で形成される場合であっても、テレビ10の外観のデザインを損なうことを抑制し、かつ、筐体8の前面8a側への指向性を有する。
また、アンテナ1が筐体8の前面8a側への指向性を有することにより、当該指向性の方向と直交するテレビ10の長手方向(Y軸方向)の指向性が小さくなる。ここで、テレビ10において、アンテナ1からテレビ10の長手方向に離間してアンテナ9を配置する場合、アンテナ9は、アンテナ1から見て指向性の小さい方向に設置されている。そのため、アンテナ1とアンテナ9とが同一周波数帯で動作する装置とした場合、アイソレーションを高くすることができる。例えば、アンテナ1をBluetooth(登録商標)規格に基づく装置、アンテナ9を無線LAN規格に基づく装置とした場合、アンテナ1とアンテナ9との干渉を低減でき、双方が送信している環境にあっても、それぞれ高い受信感度を得ることができる。また、アンテナ9をテレビ10の筐体8の後面8bに配置する場合、テレビ10の前方から見ると、目立たないため、アンテナ9が、テレビ10の外観のデザインに及ぼす影響を抑制することができる。
また、本実施の形態に係るアンテナ1において、無給電素子6は、放射素子3を含む面に対し略垂直な面内に配置される。
これにより、例えば、アンテナ1を筐体8にアンテナ1の放射素子3及び無給電素子6を、それぞれ、筐体8の後面8b及び側面8cに配置することができる。この場合、アンテナ1では、無給電素子6が、放射素子3より筐体8の前面8a側に配置されるため、筐体8の前面8a側への指向性を有する。
また、本実施の形態に係るアンテナ1において、放射素子3の長さは、略0.25λであり、無給電素子6の長さは、略0.5λである。
ここで、本実施の形態において用いられるテレビ10の水平方向の長さは、2.4GHz帯の電磁波を用いる場合には、約10λ程度であり、比較的長い。一般的な無給電素子を備えたアンテナ構成では、水平配置の無給電素子に対して0.5λのダイポールアンテナを水平に配置している。しかしながら、テレビ10の筐体8が導体から形成される場合、水平方向に長い導体から形成される筐体8が近接する条件下においては、筐体8による反射の影響を受けて、指向性が筐体8の反対側を向いてしまう。
一方、本実施の形態に係る放射素子3は略0.25λのモノポールアンテナであり、筐体8と対向する水平部分の長さが略0.25λと比較的短い。そのため、筐体8による反射の影響を抑えることができる。
また、本実施の形態に係るアンテナ1では、放射素子3が、回路基板2上に形成され、回路基板2の少なくとも一部は、筐体8の前面視において、側面8cより筐体8の内側に配置される。
これにより、テレビ10を前面8a側から見た場合に、アンテナ1の少なくとも一部が、筐体8の後面8b側に隠されるため、アンテナ1がテレビ10の外観のデザインを損なうことをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態に係るアンテナ1において、放射素子3及び無給電素子6の少なくとも一部が、筐体8の前面視において、筐体8の鉛直方向下側の側面8c(底面)より、筐体8の外側(鉛直方向下側)に配置されてもよい。
また、本実施の形態に係る電気機器の一例であるテレビ10は、給電されることにより電磁波を放射する放射素子3と、導体で形成され、放射素子3と電磁結合するように放射素子3の近傍に配置されると共に放射素子3を含む面に対し略垂直な面内に配置される無給電素子とを有する第1アンテナとしてアンテナ1を備える。また、テレビ10はユーザが正対すると想定される前面8aと、前面8aの周囲に設けられる側面8cとを有する筐体8をさらに備える。放射素子3及び無給電素子6の各々の少なくとも一部は、筐体8の前面視において側面8cより筐体8の外側に、かつ、筐体8の側面視において前面8aより後方に配置され、無給電素子6は、放射素子3より前面8a側に配置される。
これにより、テレビ10は、上記のアンテナ1単体の効果と同様の効果を奏する。
また、本実施の形態に係る電気機器の一例であるテレビ10において、アンテナ1を用いる通信と干渉し得る通信に用いられる第2アンテナとしてアンテナ9をさらに備える。アンテナ1とアンテナ9とは、放射素子3と無給電素子6とを結ぶ線分と略直交する方向に可及的に離間して配置される。
この場合、アンテナ9は、アンテナ1から見て指向性の小さい方向に設置されている。そのため、アンテナ1とアンテナ9とのアイソレーションを高くすることができ、内部相互干渉を抑制することができる。
(実施の形態2)
次に、図6〜11を用いて、実施の形態2に係るアンテナ1aを説明する。本実施の形態に係るアンテナ1aは、上記実施の形態1に係るアンテナ1よりアンテナ間のアイソレーションを改善でき、かつ、コンパクト化できる構成を備える。
[2−1.アンテナの構成]
まず、本実施の形態に係るアンテナ1aの構成について図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係るアンテナ1aの構成を示した斜視図である。
本実施の形態に係るアンテナ1aの構成は、無給電素子6aが、略C字型の形状を有する点において、上記実施の形態1に係るアンテナ1の構成と相違し、その他の点において一致する。なお、図1から図5に示す符号と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示しており、その詳細な説明を省略する。
無給電素子6aは、上記実施の形態1に係る無給電素子6と同様に、給電されることなく、放射素子3から放射される電磁波を導波する素子である。無給電素子6aは、誘電体基板7上に、例えば、銅箔などの金属箔で形成されており、全長L2が略0.5λであって、長手方向の端部が開放された略C字型(略ループ状)の形状を有する。無給電素子6aは、略C字型の形状を有し、かつ、放射素子3からの距離が略C字型の形状の中央部よりも略C字型の形状の端部の方が大きくなる向きに配置される。本実施の形態では、無給電素子6aは、長手方向の端部(開放端)が、無給電素子6aにおける略0.25λの長さを有する長手方向の中央部に対して、放射素子3の反対側に配置し、無給電素子6aの長手方向のほぼ中央の位置が、放射素子3に近接するように配置される。言い換えると、無給電素子6aは、略0.25λの長さのY軸方向に延びる直線部と、当該直線部の両端に接続されるX軸方向の正の向きに延びる直交部と、当該直交部の端部に接続され、上記直線部に平行に配置される折り返し部とを備える。以上のような形状を有する無給電素子6aを用いることにより、アンテナ1aのY軸方向におけるサイズを縮小することができるため、アンテナ1aをコンパクトにすることができる。
次に、無給電素子6aにおける電流分布について図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る無給電素子6aに励起される電流分布の概要を示す図である。図7において、各グラフは無給電素子6aの長手方向の各位置において流れる電流の振幅を示している。また、図7において、無給電素子6aの近傍に記された矢印は電流の向きを表わしている。図7に示されるように、無給電素子6aは全長L2が略0.5λであるため、無給電素子6aの中央位置で電流振幅が最大となり、開放端で最小となる。無給電素子6aの電流振幅の最も大きい位置、すなわち、無給電素子6aの開放端から略0.25λだけ中央側の部分が放射素子3と近接することで、放射素子3と無給電素子6aとの結合を強くすることができる。
[2−2.効果など]
次に、以上のように構成された本実施の形態に係るアンテナ1aを上記実施の形態1と同様にテレビ10に固定した場合の効果と、諸特性の測定結果とについて説明する。
無給電素子6aを放射素子3と電磁結合するように近接配置し、放射素子3に対してテレビ10の筐体8の前面8a側に配置することで、アンテナ1aの筐体8の前面8a側への指向性を強くできる。また、アンテナ1aの筐体8の前面8a側への指向性を強くすることにより、それと直交するテレビ10の長手方向(Y軸方向)への指向性が小さくなる。ここで、テレビ10において、アンテナ1aからテレビ10の長手方向に離間してアンテナ9を配置する場合、アンテナ9は、アンテナ1aから見て指向性の小さい方向に設置されているため、アンテナ1aとアンテナ9のアイソレーションを高くすることができる。
また、次の2点の効果により、本実施の形態に係るアンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーションは、上記実施の形態1に係るアンテナ1とアンテナ9とのアイソレーションよりも高くなる。
第一に、無給電素子6aの長手方向の中央部は、図6及び図7のY軸方向に沿って配置されるが、その長手方向の両端部がX軸方向に折り曲げられている。そのため、アンテナ電流が励起される無給電素子6aと、無給電素子6aに対してY軸方向に離間して配置されるアンテナ9との距離を大きくすることができる。当該距離が大きくなることによって、アンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーションは高くなる。
第二に、X軸方向に伸びている素子部分があるとY軸方向への電磁波の放射が生じるが、図7に示されるように、左右2箇所あるX軸方向の正の向きに伸びている部分では、互いにアンテナ電流が同振幅で逆位相となる。したがって、無給電素子6aの左右2箇所あるX軸方向の正の向きに伸びている部分からそれぞれ放射される電磁波は互いに打ち消し合うため、無給電素子6aからY軸方向への放射は小さく抑えられる。
これらの効果により、アンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーションは、上記実施の形態1よりも高くできる。
続いて以下では、無給電素子6aを設けることによる指向性及びアイソレーションの改善効果について測定結果をもとに説明する。
まず、アンテナ1aの放射パターンの測定結果について図8A及び図8Bを用いて説明する。
図8Aは、無給電素子6aがない場合のアンテナ1aのXY平面(水平面)における水平偏波の指向性を示す放射パターンである。図8Aの曲線31が、放射パターンを示す。
図8Bは、無給電素子6aを備える場合のアンテナ1aのXY平面(水平面)における水平偏波の指向性を示す放射パターンである。図8Bの曲線32が、放射パターンを示す。
ここでは、+X方向(X軸方向の正の向き)をテレビ10の前面8a側向き、Y軸方向をテレビ10の筐体8の長手方向としている。
図8A及び図8Bに示されるように、無給電素子6aを追加することにより、テレビ10の前面側向きの利得が約1dB改善し、Y軸方向の利得が小さくなっている。
次に、アンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーション特性の測定結果について図9を用いて説明する。
図9は、アンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーション特性を示すグラフである。図9では、アンテナ1aをBluetooth(登録商標)規格に基づく装置、アンテナ9を無線LAN規格に基づく装置とした場合の、両者のアイソレーション特性を示している。図9に示される一点鎖線の曲線41が、無給電素子6a(及び無給電素子6)を用いない場合のアイソレーション特性を示し、実線の曲線42が、無給電素子6aを用いる場合のアイソレーション特性を示す。また、点線の曲線43が、無給電素子6を用いる場合、すなわち、本実施の形態に係るアンテナ1aに代えて上記実施の形態1に係るアンテナ1を用いる場合のアイソレーション特性を示す。
図9に示されるように、無給電素子6aを用いることにより、使用周波数帯(2.40〜2.48GHz)において、アイソレーションが最大30dB改善している。
また、曲線42の2450MHz付近に見られるアイソレーションの高いスポットは、本実施の形態に係るアンテナ1aのように、無給電素子6aを略C字型の形状にすることで発生する(曲線42と曲線43とを比較されたい)。
次に、無給電素子6aと放射素子3との距離D1の設定範囲について図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係るアンテナ1aにおける無給電素子6aによる利得の変化量を示すグラフである。図10では、距離D1をパラメータとして、アンテナ1aにおいて無給電素子6aを用いることによる筐体8の前面8a側への利得の変化量を示している。すなわち、図10では、アンテナ1aにおいて無給電素子6aを用いない構成による利得と、無給電素子6aを用いる構成による利得との差を示している。図10の横軸は、距離D1の実効波長λに対する比を示し、縦軸は無給電素子6aを用いない構成に対する利得の変化量を示している。ここで、無給電素子6aとテレビ10の筐体8との距離D3は5mm(0.04λ)としている。
図10に示されるように、距離D1が0.02λ未満の場合、又は0.25λを超える場合には、利得の変化量がマイナス又はゼロとなっており、無給電素子6aによる利得の改善効果が得られない。その要因として、無給電素子6aと放射素子3との距離D1が大き過ぎると、両者の結合度が小さくなり、無給電素子6aにアンテナ電流が分布しなくなることが考えられる。また、無給電素子6aが導波器として動作するためには放射素子3の電流よりも無給電素子6aに励起される電流の位相が進んでいる必要があるが、無給電素子6aと放射素子3との距離が近い場合には、無給電素子6aと放射素子3との電流の位相差が小さくなる。したがって、無給電素子6aが導波器として動作しなくなることが考えられる。
以上のことから、無給電素子6aと放射素子3との距離D1は略0.02λ以上、略0.25λ以下とすることが望ましい。なお、この距離D1の好適な範囲は、略C字型以外の形状を有する無給電素子(例えば、上記実施の形態1に係る無給電素子6)を用いる場合においても望ましい範囲である。
次に、無給電素子6aとテレビ10の筐体8との距離D3の設定範囲について図11を用いて説明する。
図11は、本実施の形態に係るアンテナ1aにおける無給電素子6aによる利得の変化量を示すグラフである。図11では、距離D3をパラメータとして、アンテナ1aにおいて無給電素子6aを用いることによる筐体8の前面8a側への利得の変化量を示している。すなわち、図11では、アンテナ1aにおいて無給電素子6aを用いない構成による利得と、無給電素子6aを用いる構成による利得との差を示している。図11の横軸は距離D3の実効波長λに対する比を示し、縦軸は無給電素子6aを用いない構成に対する利得の変化量を示している。ここで、筐体8が導体で形成される場合の利得を測定している。また、無給電素子6aと放射素子3との距離D1は2.5mm(0.02λ)としている。
図11に示されるように、距離D3が0.02λ未満では、利得の変化量がマイナスとなっており、無給電素子6aを追加することによる改善効果がない。これは、無給電素子6aとテレビ10の筐体8との距離D3が近くなることで、無給電素子6aから再放射した電磁波が筐体8で反射して、テレビ10の前面側以外に指向性が向いたためと推測される。
以上のことから、無給電素子6aと筐体8との距離D3は略0.02λ以上が望ましい。なお、この距離D3の好適な範囲は、略C字型以外の形状を有する無給電素子(例えば、上記実施の形態1に係る無給電素子6)を用いる場合においても望ましい範囲である。
以上に述べた本実施の形態に係るアンテナ1aの構成及びその効果について以下にまとめる。
本実施の形態に係るアンテナ1aにおいて、無給電素子6aは、略C字型の形状を有し、かつ、放射素子3からの距離が略C字型の形状の中央部よりも略C字型の形状の端部の方が大きくなる向きに配置される。また、無給電素子6aの長手方向の端部が、無給電素子6aの長手方向の中央部より筐体8の前面8a側に配置される。
これにより、無給電素子6aの長手方向のサイズが縮小されるためアンテナ1aをコンパクトにすることができる。また、無給電素子6aの筐体8の前面8a側への指向性がより改善される。また、無給電素子6aの長手方向(本実施の形態においては、テレビ10の長手方向)に離間して配置される他のアンテナ9が存在する場合には、アンテナ1aとアンテナ9とのアイソレーションが改善される。
また、本実施の形態に係るアンテナ1aにおいて、無給電素子6aと放射素子3との距離D1が、略0.02λ以上、略0.25λ以下である。
これにより、無給電素子6aが放射素子3と電磁結合するため、無給電素子6a上に放射素子3よりも位相の進んだアンテナ電流が分布する。このため、無給電素子6aによって放射素子3から放射された電磁波を導波することができる。また、本実施の形態では無給電素子6aを放射素子3より筐体8の前面8a側に配置しているため、筐体8の前面8a側への指向性が強くなる。
また、本実施の形態に係るアンテナ1aにおいて、無給電素子6aの長手方向の両端部から略0.25λだけ中央側の中央部と、放射素子3との距離D1は、略0.02λ以上、略0.25λ以下である。
これにより、無給電素子6aの電流振幅の最も大きい位置(すなわち、無給電素子6aの開放端から0.25λだけ中央側の部分)が放射素子3と近接するため、放射素子3と無給電素子6aとの結合を強くすることができる。
また、本実施の形態に係るアンテナ1aにおいて、筐体8と無給電素子6aとの距離D3が略0.02λ以上である。
これにより、筐体8が導体で形成されている場合においても、アンテナ1aの筐体8の前面8a側への指向性を強めることができる。
(実施の形態3)
次に、図12を用いて、実施の形態3に係るアンテナ1bを説明する。本実施の形態に係るアンテナ1bは、放射素子3などの配置において、上記各実施の形態に係るアンテナと相違する。
図12は、本実施の形態に係るアンテナ1bをテレビ10の筐体8の側面8c(底面)に設置した構成を示す側面図である。なお、図12において、図1から図11に示す符号と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示しており、その詳細な説明を省略する。
図12に示されるように、本実施の形態に係るアンテナ1bは、上記各実施の形態と同様に、ケース16b内に収容され、回路基板2と、放射素子3と、グラウンドパターン4と、無給電素子6aと、誘電体基板7とから構成される。
ケース16bは、上記各実施の形態1に係るケース16と同様に樹脂等の絶縁部材で形成された容器であるが、ケース16とは、形状が異なる。なお、図12では、アンテナ1bの各素子の配置を説明するために、ケース16bについては、その輪郭だけが破線で示されている。
無給電素子6aは、上記実施の形態2に係る無給電素子6aと同様の無給電素子である。
本実施の形態に係るアンテナ1bは、図12に示されるように、回路基板2をテレビ10の筐体8の側面8c(底面)と平行に配置している点において、上記各実施の形態と相違する。
本実施の形態に係るアンテナ1bでは、回路基板2、放射素子3及び無給電素子6aは略同一平面上に構成され、無給電素子6aは放射素子3よりもテレビ10の筐体8の前面8a側に配置される。
本実施の形態に係るアンテナ1bでは、回路基板2がテレビ10の筐体8の側面8c(底面)にあるため、後面8b方向に突出しないという利点がある。
また、放射素子3よりも無給電素子6aが筐体8の前面8a側に配置されるという位置関係は上記各実施の形態と変わらないため、筐体8の前面8a側への指向性を強くすることができる。
(実施の形態4)
次に、図13〜15を用いて、実施の形態4に係るアンテナ1cを説明する。本実施の形態に係るアンテナ1cは、主に、無給電素子及びケースの構成において、上記各実施の形態に係るアンテナと相違する。
図13は、本実施の形態に係るアンテナ1cの外観を示す斜視図である。
図14は、本実施の形態に係るアンテナ1cの主要部を示す斜視図である。なお、図14では、アンテナ1cの主要部を示すために、ケース16cを取り除いた状態におけるアンテナ1cの斜視図が示される。
図15は、本実施の形態に係るアンテナ1cの放射素子3及び無給電素子6cが配置される部分を拡大して示す断面図である。図15には、図13のXVI−XVI断面が示される。また、図15には、アンテナ1cが固定される筐体8が破線で示される。
なお、図14及び図15では、放射素子3の位置を明確化するために、放射素子3の厚さが実際より大きく示されている。
図13に示されるように、本実施の形態に係るアンテナ1cは、ケース16cと無給電素子6cと回路基板2cとを備える。図14に示されるように、アンテナ1cは、回路基板2c上に設けられた放射素子3、グラウンドパターン4及びコネクタ20をさらに備える。
ケース16cは、回路基板2c及び無給電素子6cを支持する支持部材であり、例えば、樹脂などの絶縁部材で形成される。本実施の形態では、ケース16cは、図13に示されるように、無給電素子6cと一体成型された板状部164と、回路基板2cの周縁の三辺に対応する位置に配置される箱状部162とを備える。ケース16cには、板状部164と箱状部162とで囲まれた矩形の開口が形成され、当該矩形の開口に回路基板2cが取り付けられる。
本実施の形態に係る、箱状部162と板状部164とで構成されるケース16cと、無給電素子6cとはすべて一体成型される。ケース16cは、例えば、インサート成型により形成される。すなわち、無給電素子6cの周りに溶融樹脂が注入され、当該溶融樹脂が成型金型内で固化されることによって、ケース16cが成型されると同時に、無給電素子6cとケース16cとが一体成型される。
無給電素子6cは、上記各実施の形態に係る各無給電素子と同様に、放射素子3と電磁結合してアンテナ電流が励起され電磁波を導波する素子である。本実施の形態に係る無給電素子6cは、略C字型の板状の導体で構成され、実施の形態1に係る無給電素子6のような誘電体基板上に形成された金属箔ではない。無給電素子6cは、例えば、銅や各種合金も含め、金属製の板金からなり、プレス加工などによって成型される。このような板状の導体からなる無給電素子6cを用いて上述のインサート成型を行うことにより、無給電素子6cとケース16cとを容易に一体成型できる。
無給電素子6cは、図14及び図15に示されるように、放射素子3から距離(最近接距離)D1だけ離れた位置に配置される。当該距離D1は、実施の形態1と同様に、略0.02λ以上、略0.25λ以下であればよい。
回路基板2cは、実施の形態1に係る回路基板2と同様の基板である。回路基板2cには、実施の形態1に係る回路基板2と同様に、放射素子3、グラウンドパターン4が設けられる。さらに、本実施の形態に係る回路基板2cには、コネクタ20が設けられている。コネクタ20には、例えば、電気機器に設けられたプラグが接続される。回路基板2cは、コネクタ20を介して電気機器との間で信号を送受信する。また、回路基板2cは、コネクタ20を介して、電気機器から電力が供給されてもよい。
回路基板2cのケース16cへの取り付け方法は特に限定されないが、例えば、回路基板2cは、接着材を用いてケース16cに取り付けることができる。これにより、回路基板2cに設けられた放射素子3は、ケース16cに支持されて、無給電素子6cと一体的に形成される。これにより、放射素子3と無給電素子6cとの相対位置を安定化することができる。
なお、回路基板2cに小さな穴を予め準備し、一方、ケース16cからはこの穴に符合するピンを立てて、基板装着後、ピンの頭を熱で潰して固定する、いわゆる熱かしめの方法で回路基板2cをケース16cへ固定してもよい。また、回路基板2cのケース16cへの取り付け方法に関して、さらには、蓋状の樹脂部材でさらに外側からカバーをして固定するものであっても良い。
本実施の形態に係るアンテナ1cは、例えば、図15に示されるように、テレビなどの筐体8に固定される。本実施の形態に係るアンテナ1cでは、無給電素子6cをケース16cの板状部164の底面(Z軸方向負側の面)に配置することができる。つまり、無給電素子6cを、板状部164の筐体8の側面(底面)8cから遠い側の面に配置することができる。このため、板状部164を金属製の筐体8の側面8cと接触させても、無給電素子6cと筐体8の側面8cとが直接接触することがない。
ここで、本実施の形態に係るアンテナ1cの効果について、実施の形態1に係るアンテナ1と比較しながら説明する。実施の形態1に係るアンテナ1のように無給電素子6が誘電体基板7の筐体8側の主面に設けられる場合には、図4に示されるように、無給電素子6が筐体8に接触させないように、また、アンテナ性能を発揮させるために所定の離隔を確保する必要がある。そのために、筐体8との接触を防ぐために十分な距離だけ筐体8から離れた位置に誘電体基板7を配置する必要がある。一方、本実施の形態に係るアンテナ1cでは、筐体8に固定する際に、板状部164を筐体8の側面8cに接触させることができる。また、筐体8からの離隔を同等に確保しながら、側面8cからのアンテナ1cの突出高さ(すなわち、側面8cから突出する部分のZ軸方向における長さ)を低減することができる。したがって、アンテナ1cを筐体8の前面から目立たないように固定することができる。しかも、本実施の形態によれば、インサート成型などの方法を用いることにより、無給電素子6cとケース16cとを容易に一体化することができる。なお、無給電素子6cとケース16cとの一体化は、インサート成型以外の方法によって行われてもよい。例えば、板状の無給電素子6cに小さな穴を予め準備、ケース16cからこの穴に符合するピンを立て、熱かしめの方法で無給電素子6cをケース16cへ固定してもよい。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜4で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、上記各実施の形態では、無給電素子の形状として、直線状及び略C字型の形状を例示したが、無給電素子は、その全長L2が略0.5λであれば、ミアンダ形状や、直線形状の一部をミアンダとした形状であってもよい。また、略C字型の形状として、図7などに示される形状を例示したが、略C字型の形状は、これに限られない。例えば、図16A及び図16Bで示されるような形状でもよい。図16A及び図16Bは、それぞれ、略C字型の形状を有する無給電素子6d及び6eの概形を示す図である。なお、図16A及び図16Bに示される無給電素子6d及び6eも全長L2は略0.5λである。図16Aに示される無給電素子6dは、長手方向の両端部における、長手方向の中央部に平行な折り返し部を備えない点において、図7などに示される例と異なる。また、図16Bに示される無給電素子6eは、長手方向の両端部付近において、所定の曲率で曲げられている点において、図7などに示される例と異なる。図16A及び図16Bに示される形状の無給電素子を用いても、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、放射素子3の形状は、略0.25λの長さの放射素子として動作すれば、板状モノポールや逆Fアンテナであってもよい。
また、実施の形態1〜3では、無給電素子を誘電体基板7上に銅箔で作成しているが、塗装又は金属蒸着によって作成してもよいし、無給電素子を板金で作成してもよい。また、無給電素子は、ケース16又は16bに塗装又は金属蒸着によって作成してもよい。また、実施の形態4では、無給電素子を板金で作成したが、銅箔などの金属箔で作成してもよい。また、実施の形態4においても、無給電素子を塗装又は金属蒸着によって作成してもよい。
また、上記各実施の形態では、アンテナが固定される対象の電気機器としてテレビ10を例示したが、電気機器はこれに限られず、前面及び後面を有する筐体を備える電気機器であれば、エアコン、電子レンジなどの他の電気機器であってもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、筐体を有する電気機器であって、筐体の前面側の無線端末と通信を行う電気機器に適用可能である。具体的には、テレビ、パソコン用ディスプレイ、電子レンジ、エアコンなどに本開示は適用可能である。
1、1a、1b、1c、9 アンテナ
2、2c 回路基板
3 放射素子
4 グラウンドパターン
6、6a、6c、6d、6e 無給電素子
7 誘電体基板
8 筐体
8a 前面
8b 後面
8c 側面(底面)
10 テレビ
11 画像表示装置
16、16b、16c ケース

Claims (12)

  1. 導体で形成され、給電されることにより電磁波を放射する放射素子と、
    導体で形成され、前記放射素子と電磁結合するように前記放射素子の近傍に配置されると共に前記放射素子を含む面に対し略垂直な面内に配置される無給電素子とを備え
    前記無給電素子は、略C字型の形状を有し、かつ、前記放射素子からの距離が前記略C字型の形状の中央部よりも前記略C字型の形状の端部の方が大きくなる向きに配置される
    アンテナ。
  2. 前記放射素子は、略L字型の形状を有する
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記放射素子及びグラウンドパターンが形成される回路基板をさらに備え、
    前記放射素子を含む面内に前記グラウンドパターンが形成される
    請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 前記無給電素子は板状の導体で構成される
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ。
  5. 前記無給電素子は誘電体基板に形成された導電パターンである
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ。
  6. 前記電磁波の実効波長をλとして、
    前記放射素子の長さは、略0.25λであり、
    前記無給電素子の長さは、略0.5λである
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ。
  7. 前記電磁波の実効波長をλとして、
    前記無給電素子の中央部と、前記放射素子との距離は、略0.02λ以上、略0.25λ以下である
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ。
  8. 前記回路基板を支持する支持部材と前記無給電素子とが一体的に形成され、
    前記放射素子は前記支持部材に支持されて一体的に形成されている
    請求項に記載のアンテナ。
  9. ユーザが正対すると想定される前面と、前記前面の周囲に設けられる側面とを有する筐体を備える電気機器に固定され、
    前記放射素子及び前記無給電素子の各々の少なくとも一部は、前記筐体の前面視において前記側面より前記筐体の外側に、かつ、前記筐体の側面視において前記前面より後方に配置され、
    前記無給電素子は、前記放射素子より前記前面側に配置される
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナ。
  10. 前記電磁波の実効波長をλとして、
    前記筐体と前記無給電素子との距離が略0.02λ以上である
    請求項に記載のアンテナ。
  11. 導体で形成され、給電されることにより電磁波を放射する放射素子と、導体で形成され、前記放射素子と電磁結合するように前記放射素子の近傍に配置されると共に前記放射素子を含む面に対し略垂直な面内に配置される無給電素子とを有する第1アンテナと、
    ユーザが正対すると想定される前面と、前記前面の周囲に設けられる側面とを有する筐体と、を備え、
    前記放射素子及び前記無給電素子の各々の少なくとも一部は、前記筐体の前面視において前記側面より前記筐体の外側に、かつ、前記筐体の側面視において前記前面より後方に配置され、
    前記無給電素子は、略C字型の形状を有し、かつ、前記放射素子より前記前面側に配置され、かつ、前記放射素子からの距離が前記略C字型の形状の中央部よりも前記略C字型の形状の端部の方が大きくなる向きに配置される
    電気機器。
  12. 前記第1アンテナを用いる通信と干渉し得る通信に用いられる第2アンテナをさらに備え、
    前記第1アンテナと前記第2アンテナとは、前記放射素子と前記無給電素子とを結ぶ線分と略直交する方向に離間して配置される
    請求項1に記載の電気機器。
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