JP4738380B2 - 電子機器 - Google Patents

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    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas

Description

本発明はアンテナを有する例えばパーソナルコンピュータのような電子機器に関する。
近年、PDA、携帯電話、パーソナルピュータのような、無線通信機能を有する種々の携帯型電子機器が開発されている。
最近では、様々な無線通信方式の普及に伴い、携帯型電子機器においても、複数のアンテナの搭載が要求され始めている。携帯型電子機器では、その携帯性の観点等から、各アンテナは携帯型電子機器の筐体内に内蔵することが好ましい。
特許文献1には、2つのアンテナ素子を搭載した通信装置が開示されている。この通信装置においては、2つのアンテナ素子それぞれの電磁放射パターンを補完するために、2つのアンテナ素子それぞれが接続された地板に切り込みが設けられている。この切り込みにより、一方のアンテナ素子の電磁放射パターンのヌル点の位置が調整される。
特開2005−198102号公報
しかし、特許文献1では、2つのアンテナ間の干渉については考慮されていない。
携帯型電子機器においては、限られた実装スペース内に各種部品を実装することが必要となる。このため、アンテナを実装するためのスペースも制限され、2つのアンテナそれぞれを十分な距離だけ離して配置することは難しい。したがって、アンテナ間における電波の干渉(アンテナ間干渉)が発生し、これによって携帯型電子機器の無線通信性能が低下される可能性がある。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、アンテナ間における電波の干渉を低減することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の電子機器は、内面上に電磁波シールド層として機能する導電層が形成された筐体と、背面が前記導電層に対向するように前記筐体内に収容されたフラットパネルディスプレイと、前記導電層の表面上から所定間隔離れた状態で前記フラットパネルディスプレイの背面と前記導電層との間に配置され、且つ一部分が前記導電層の辺よりも外周側に位置するよう配置された第1のアンテナと、前記導電層の表面上から所定間隔離れた状態で前記フラットパネルディスプレイの背面と前記導電層との間に配置され、且つ一部分が前記導電層の辺よりも外周側に位置するよう配置された第2のアンテナとを具備し、前記導電層は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する、前記導電層の辺上の所定箇所に形成され、前記第1のアンテナの共振周波数に対応する波長の1/4の長さを有する切り欠き部を有することを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ間における電波の干渉を低減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る電子機器の外観が示されている。この電子機器は無線通信を実行する機能を有しており、例えば、PDA、携帯電話、パーソナルコンピュータといった携帯型情報処理端末として実現されている。以下では、本電子機器がバッテリ駆動可能な携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている場合を想定する。
図1は、コンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、本体11と、ディスプレイユニット12とから構成される。ディスプレイユニット12の筐体301内には、LCD(Liquid Crystal Display)から構成されるフラットパネルディスプレイ17が収容されている。筐体301は、上面が開口された薄い箱型のケースから構成されている。筐体301の上面の開口は、筐体301内のフラットパネルディスプレイ17の表示画面が露出されるように、中央部に矩形状の開口を有するトップカバー302によって塞がれている。
また、筐体12内には、無線通信用の第1および第2の2つのアンテナ1,2が内蔵されている。
ディスプレイユニット12は、本体11の上面が露出される開放位置と本体11の上面がディスプレイユニット12によって覆われる閉塞位置との間を回動可能に本体11に対して設けられている。
本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、およびタッチパッド16などが配置されている。また、本体11内部には、第1および第2の2つの無線通信モジュールが設けられている。第1および第2の2つの無線通信モジュールは、第1および第2のアンテナ1,2にそれぞれケーブル等を介して接続されている。第1および第2の無線通信モジュールは、それぞれ第1および第2の無線通信方式に従って無線通信を実行する。第1の無線通信方式は、例えば、IEEE 801.11規格の無線LANである。また、第2の無線通信方式は、例えば、UWB(ultra wideband)である。
無線LANにおいては、例えば、5GHz帯の周波数帯域が用いられる。UWBにおいては、例えば、3.1GHz〜10GHzの周波数帯域が用いられる。このため、第1のアンテナ1は5GHz帯の周波数帯域をカバーする。したがって、第1のアンテナ1は、例えば5GHzの共振周波数を少なくとも有するように設計されている。第2のアンテナ2は、3.1GHz〜10GHzの周波数帯域をカバーするように構成された広帯域アンテナである。
アンテナ1,2の搭載位置は、例えば、ディスプレイユニット12の上端部である。このように、アンテナ1,2をディスプレイユニット12内に設けることにより、外部デバイスとの無線通信を、アンテナ1,2が比較的高い位置に位置されている状態で実行することができる。
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィックスコントローラ114、サウスブリッジ119、BIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)121、光ディスクドライブ(ODD)122、第1無線通信モジュール123、第2無線通信モジュール124、およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)125等を備えている。
CPU111は本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)121から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーションプログラムを実行する。またCPU111は、BIOS−ROM120に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)も実行する。
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ119との間を接続するブリッジデバイスである。またノースブリッジ112は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ114は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるフラットパネルディスプレイ(例えばLCD)17を制御する表示コントローラである。サウスブリッジ119は各種I/Oデバイスを制御するブリッジデバイスである。サウスブリッジ119には、PCI Expressのようなバス201を介して第1無線通信モジュール123が接続されている。また、サウスブリッジ119には、PCI Expressのようなバス202を介して第2無線通信モジュール124も接続されている。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)125は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。
第1無線通信モジュール123はアンテナ1に接続されており、IEEE 801.11規格のような無線通信方式に従って無線通信を実行する。第2無線通信モジュール123はアンテナ2に接続されており、UWB規格のような無線通信方式に従って無線通信を実行する。第1無線通信モジュール123の送信電力は第2無線通信モジュール123の送信電力よりも大きい。
次に、図3および図4を参照して、アンテナ1,2の配置について具体的に説明する。
図3はディスプレイユニット12の構造を例示する分解斜視図であり、また図4はディスプレイユニット12の断面構造の例を示している。
筐体301の内面501上には、例えば矩形形状の導電層3が形成されている。この導電層3は、例えば、筐体301の内面501上を金属粉などの導電材料で塗装することによって形成することができる。導電層3は、フラットパネルディスプレイ17から放射される、EMIと称される電磁ノイズが筐体301の外部に放出されるのを防止するための電磁波シールド層として機能する。
フラットパネルディスプレイ17は、その背面が導電層3に対向するように筐体301内に収容されている。
アンテナ1,2は、フラットパネルディスプレイ17の背面と導電層3の表面との間に位置されている。すなわち、アンテナ1は、そのアンテナ1の一部が導電層3の辺(導電層3の縁)よりも外周側に位置するように導電層3の表面上に配置されている。この場合、アンテナ1は、例えば、接着フィルムなどによって導電層3の表面上に取り付けられており、アンテナ1の一部は、導電層3の辺から導電層3の外周側に突出している。
同様に、アンテナ2も、そのアンテナ2の一部が導電層3の辺よりも外周側に位置するように導電層3の表面上に配置されている。アンテナ2も、例えば、接着フィルムなどによって導電層3の表面上に取り付けられており、アンテナ2の一部は、導電層3の辺から導電層3の外周側に突出している。
このように、アンテナ1,2の各々の一部は導電層3の辺よりも外周側に位置しているので、アンテナ1,2の各々は、導電層3と、導電層3が形成されていない、筐体301の内面501上の領域との双方に対向する。したがって、アンテナ1,2の各々を、フラットパネルディスプレイ17用の電磁波シールド層である導電層3の表面上に配置しても、アンテナ1,2各々の性能が劣化されることはない。
また、導電層3は、細い線状の切り欠き部31を有している。切り欠き部31は、アンテナ1とアンテナ2との間に位置する、導電層3の外縁に沿った辺上の所定箇所に形成されている。具体的には、切り欠き部31が形成される箇所は、導電層3の外縁に沿った辺の内で、アンテナ1とアンテナ2との間を最短で結ぶ辺部上である。この切り欠き部31は、アンテナ1の共振周波数(例えば5GHz)に対応する波長λの1/4の長さを有している。この切り欠き部31は0.25λが理想であるが、0.2λ〜0.3λ程度であれば良い。この切り欠き部31により、アンテナ1からのRF信号(例えば5GHz)が導電層3を介してアンテナ2に伝搬されるのを防止することができる。アンテナ1から放射される信号の電力は、アンテナ2から放射される信号の電力よりも大きい。したがって、切り欠き部31の長さをアンテナ1の共振周波数(例えば5GHz)に対応する波長λの1/4に設定して、アンテナ1からアンテナ2へのRF信号(干渉防止対象の周波数、例えば5GHz)の伝搬を抑制することにより、アンテナ1,2間の干渉を効率よく低減することができる。また、この切り欠き部31により、アンテナ2からアンテナ1へのRF信号(干渉防止対象の周波数、例えば5GHz)の伝搬も抑制することができる。よって、アンテナ1,2間の十分なアイソレーションを確保することができる。
図3においては、アンテナ1,2が共に導電層3の上辺3Aに沿って配置されている場合が示されている。この場合、切り欠き部31は、アンテナ1とアンテナ2との間に位置する、上辺3A上の所定箇所に形成される。
なお、例えば、アンテナ1,2の一方を、上辺3A上に配置し、他方を側辺3B上に配置するようにしてもよい。
次に、図5を参照して、アンテナ1,2間の干渉のメカニズムについて説明する。
ここでは、図5に示されているように、アンテナ1,2が導電層3の上辺3A上に距離Dだけ離れた状態で配置されている場合を想定する。
上述したように、アンテナ1によってカバーされる周波数帯域とアンテナ2によってカバーされる周波数帯域は重複しているので、アンテナ1,2間における電波の干渉が発生する。この干渉は、アンテナ1,2それぞれの無線通信性能に悪影響を及ぼす。特に、アンテナ1の送信電力はアンテナ2の送信電力よりも大きいので、アンテナ1から送出される無線信号が、アンテナ2を用いて実行される無線通信(UWB)の性能に悪影響を及ぼす。このため、アンテナ1とアンテナ2との間の十分なアイソレーションを確保することが必要である。アイソレーションは、アンテナ1とアンテナ2とが電磁気的にどの程度絶縁されているかを示す指数である。
このアイソレーションのレベルを決める要素には、空間を介してアンテナ1からアンテナ2に伝搬される信号(2点鎖線で図示)の他、筐体301内面上の導電層3を介してアンテナ1からアンテナ2に伝搬される信号(点線で図示)と、フラットパネルディスプレイ17を介してアンテナ1からアンテナ2に伝搬される信号とがある。
導電層3に切り欠き31がもし設けられていないならば、アンテナ1からアンテナ2に導電層3の表面を介して高周波電流(例えば5GHz)が流れる。この電流は、導電層3の辺に沿って流れる。
本実施形態では、アンテナ1とアンテナ2との間に位置する導電層3の辺(上辺3A)上に設けられた切り欠き31により、導電層3の上辺3Aを介してアンテナ1からアンテナ2に流れる電流を大幅に低減することができる。
図6は、導電層3の表面を介してアンテナ1からアンテナ2に向けて流れる電流量をシミュレーションした結果を示している。
このシミュレーションは、電磁界解析の一手法であるFDTD(Finite Difference Time Domain)法及びモーメント法を用いて実行されたものである。このシミュレーションにおいては、アンテナ1の共振周波数、つまりアンテナ1から放射される電波の周波数が5GHzであるとした。
図6のシミュレーション結果から分かるように、電流は導電層3の辺に沿って流れる。この場合、辺に近い部分ほど、すなわち縁に近い部分ほど、電流量は増加する。また、図6のシミュレーション結果から分かるように、電流の強度は周期的に変化する(定在波が発生)。この定在波の周波数は、アンテナ1の共振周波数と同じ値(ここでは5GHz)である。このため、アンテナ1から、そのアンテナ1の共振周波数に対応する波長λの1/2の長さの所定整数倍だけはなれた位置にアンテナ2を配置することにより、アンテナ2の位置を定在波の谷部に一致させることができる。すなわち、本実施形態では、アンテナ1とアンテナ2との間の距離(図5のD)は、アンテナ1の共振周波数(干渉を低減すべき周波数)に対応する波長λの1/2の長さの所定整数倍に規定されている。
次に、図7を参照して、アンテナ1,2の具体的に配置位置例について説明する。
図7は、アンテナ1,2を導電層3の上辺3A上に配置した例を示している。
アンテナ1,2の各々は、例えば、ダイポール型アンテナ、またはモノポールアンテナによって実現することが出来る。図7では、アンテナ1,2の各々が、2つのアンテナ素子を持つダイポール型アンテナとして実現されている場合を想定している。
アンテナ1の一部、例えば、アンテナ1の給電点1Aおよびアンテナ1の一方のアンテナ素子は、筐体301の内面501の中で導電層3が形成されていない領域(導電層3の外周側の領域)に対向するように、導電層3の上辺3Aよりも外周側に位置している。すなわち、アンテナ1の一部は、導電層3の上辺3Aから外周側に突出している。アンテナ1の他方のアンテナ素子(平面状アンテナ素子)は、導電層3の表面と対向するように、接着層などを介して導電層3の表面上に配置されている。
同様に、アンテナ2の一部、例えば、アンテナ2の給電点2Aおよびアンテナ2の一方のアンテナ素子は、筐体301の内面501の中で導電層3が形成されていない領域(導電層3の外周側の領域)に対向するように、導電層3の上辺3Aよりも外周側に位置している。すなわち、アンテナ2の一部は、導電層3の上辺3Aから外周側に突出している。アンテナ2の他方のアンテナ素子(平面状アンテナ素子)は、導電層3の表面と対向するように、接着層などを介して導電層3の表面上に配置されている。
このように、アンテナ1においては、その給電点1Aを含む、アンテナ1の一部が、導電層3から突出しており、同様に、アンテナ2においては、その給電点2Aを含む、アンテナ2の一部が、導電層3から突出している。したがって、アンテナ1,2の各々を導電層3上に配置しても、アンテナ1,2の各々の性能が劣化されることはない。
アンテナ1,2間に位置する上辺3A上の所定箇所には、切り欠き部(スリット)31が形成されている。この切り欠き部31は、上辺3Aから下辺3Cに向けて延在している。切り欠き部31の長さは、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の共振周波数、例えば5GHz)に対応する波長λの1/4の長さに設定されている。この切り欠き部31の長さは0.25λが理想であるが、0.2λ〜0.3λ程度であれば良い。この切り欠き部31の存在により、アンテナ1からの高周波電流(例えば5GHz)が辺3Aに沿ってアンテナ2に流れ込むことを効率よく防止することができる。すなわち、上辺3Aに切り欠き31を入れることで、図8に示すように、切り欠き31の底辺のインピーダンスは短絡となっているが、切り欠き31の底辺からλ/4だけ離れた上辺3Aのインピーダンスは開放となるので、電流の流れを抑制することが出来、結果的にアンテナ相互間のアイソレーションが向上する。
図9は、切り欠き部31の長さを変化させながら高周波電流量をシミュレーションした結果を示している。このシミュレーションも、上述のFDTD(Finite Difference Time Domain)法およびモーメント法を用いて実行されたものである。このシミュレーションにおいては、アンテナ1の共振周波数、つまりアンテナ1から放射される電波の周波数が5GHzであるとした。
図9においては、(1)切り欠き部31が無し、(2)切り欠き部31の長さが25mm
、(3)切り欠き部31の長さが20mm、(4)切り欠き部31の長さが15mm、の4つのケースそれぞれにおけるシミュレーション結果が示されている。これらシミュレーション結果から、切り欠き部31の長さが15mmの場合、つまり切り欠き部31の長さがアンテナ1の共振周波数(5GHz)に対応する波長λの1/4の場合に、最も5GHzの高周波電流を低減することができることが理解されよう。
次に、切り欠き部31の幅(スリット幅)とアイソレーションとの関係の測定結果について説明する。
図10は、測定条件を示している。この測定においては、上述のアンテナ1,2として、5GHzモノポールアンテナを使用した。導電層3を模擬した金属板のサイズは横120mm、縦32mmである。一方の5GHzモノポールアンテナ(アンテナ2)は金属板の右端から18mm離れた位置に配置され、他方の5GHzモノポールアンテナ(アンテナ1)は金属板の左端から18mm離れた位置に配置されている。アンテナ1から右側に24mm離れ、且つ金属板の左端から48mm離れた位置に切り欠き31が形成されている。各5GHzモノポールアンテナの放射効率が最大となる周波数は5.5 GHzである。このため、切り欠き31の長さは、5.5 GHzに対応する波長の1/4である13.5mmとした。また、アンテナ1,2の各々と金属板表面との間の間隔は1mmである。
図11は、アイソレーションの周波数特性の測定結果を示している。アンテナ1を放射源としアンテナ2を受信側として解析する。この結果は、アンテナ1から放射された電力S1に対し,アンテナ2で受信した電力S2の比がアイソレーション値であり,この数値S2/S1をデシベル値で示す。ここでは、切り欠き部31の幅(スリット幅T)は3mmに固定されている。切り欠き部31つまりスリットが設けられていない場合に比し、スリットが設けられている場合の方が良好なアイソレーションが得られることが理解されよう。
図12は、スリット幅Tとアイソレーションとの関係の測定結果を示している。
アイソレーションの測定は、スリット幅Tを0.5mmから12mmの範囲で変化させながら実施されている。スリット幅Tの変化に応じてアイソレーションも変化するものの、スリット幅Tが0.5mmから12mm程度の範囲内であるならば、実用上十分なアイソレーションを確保することが出来る。
このように、切り欠き部31の幅は、厳密に制限されるものではなく、0.5mmから12mm程度という広い範囲にわたって十分なアイソレーションを確保することができる。よって、切り欠き部31の幅は、例えば、導電層3の電磁波シールド層としての機能を損なわない程度の比較的狭い幅に設定すればよい。
なお、アンテナ1,2の各々の形状は、図7に示したような形状に限定されるものではなく、例えば、アンテナ1,2の各々を、例えば、図5に示したような平面形状のもので実現してもよい。
図13は、アンテナ1,2を導電層3の側辺3B,上辺3A上にそれぞれ配置した例を示している。ここでは、図7の構造と異なる点についてのみ説明する。
切り欠き部31は、例えば、アンテナ1とアンテナ2との間に位置する、側辺3B上の所定箇所に形成される。切り欠き部31は、側辺3Bから側辺3Dに向けて延在している。切り欠き部31の長さは、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の共振周波数、例えば5GHz)に対応する波長λの1/4の長さに設定されている。この切り欠き部31の長さは0.25λが理想であるが、0.2λ〜0.3λ程度であれば良い。この構成においても、アンテナ1からの高周波電流が側辺3Bに沿ってアンテナ2に流れ込むことを、切り欠き部31によって防止することができる。
なお、図14に示すように、切り欠き部31を、アンテナ1とアンテナ2との間に位置する、上辺3A上の所定箇所に形成してもよい。
図15は、干渉防止対象の周波数が2つ存在する場合に対応するアンテナ配置例を示している。ここでは、図7の構造と異なる点についてのみ説明する。
アンテナ1が複数の周波数帯域それぞれをカバーする広帯域アンテナ(マルチバンドアンテナと称されることもある)から構成されている場合には、アンテナ1の有する複数の共振周波数それぞれが、アンテナ2を用いて実行される無線通信の性能に悪影響を及ぼす可能性がある。
例えば、アンテナ1が、上述の共振周波数(例えば5GHz)に加え、別の共振周波数(例えば7GHz)も有する場合を想定する。アンテナ1のこれら2つの共振周波数(例えば5GHzおよび2.4GHz)の双方はアンテナ2によってカバーされる周波数帯域内に属する。したがって、アンテナ1の2つの共振周波数(例えば5GHzおよび2.4GHz)がそれぞれ干渉防止対象の周波数となる。この場合、導電層3には、2つの共振周波数にそれぞれ対応する2つの切り欠き部31,32が形成される。
すなわち、アンテナ1,2は、導電層3の例えば上辺3A上に配置されている。この場合、アンテナ1,2間に位置する導電層3上の上辺3Aには2つの切り欠き部31,32が形成される。切り欠き部31の長さは、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の一方の共振周波数、例えば5GHz)に対応する波長λの1/4の長さに設定されている。この切り欠き部31の存在により、アンテナ1からの高周波電流(例えば5GHz)が導電層3を介してアンテナ2に流れ込むことを効率よく防止することができる。一方、切り欠き部32の長さは、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の他方の共振周波数、例えば7GHz)に対応する波長λ’の1/4の長さに設定されている。この切り欠き部32の存在により、アンテナ1からの高周波電流(例えば7GHz)が導電層3を介してアンテナ2に流れ込むことを効率よく防止することができる。
次に、図16を参照して、切り欠き部31の形状の例を説明する。ここでは、図7の構造と異なる点についてのみ説明する。
上述したように、導電層3はフラットパネルディスプレイ17から放射されるEMIノイズが筐体301の外部に放出されるのを防止するための電磁波シールド層として機能する。通常、EMIノイズの量はフラットパネルディスプレイ17のパネル全体にわたって均一ではなく、例えば、フラットパネルディスプレイ17のパネルの上端側は少なく、下端側に近づくにつれてEMIノイズの量は徐々に増えていく。この理由の一つは、フラットパネルディスプレイ17を駆動するドライバ回路がフラットパネルディスプレイ17のパネルの下部近傍に設けられているからである。
したがって、図16の例においては、導電層3が除去される部分ができるだけ導電層3の上辺3Aの近くの範囲内に収まるように、折り曲げられた形状の切り欠き部31が上辺3Aに形成されている。すなわち、切り欠き部31は、上辺3A上の所定箇所から下辺3Cに向けて延在する第1の切り欠き部311と、第1の切り欠き部311の端部から側辺3Dに向けて延在する第2の切り欠き部312とから構成される。切り欠き部31の長さ、つまり、第1の切り欠き部311の長さと第2の切り欠き部312の長さの総計は、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の共振周波数、例えば5GHz)に対応する波長λの1/4である。この切り欠き部31と切り欠き部32の合計の長さは、0.25λが理想であるが、0.2λ〜0.3λ程度であれば良い。切り欠き部31の幅は非常に細いので、外側辺の長さと内側辺の長さとの差は微小であり、誤差範囲と考えることができる。
以上のように、本実施形態においては、フラットパネルディスプレイ17用の電磁波シールド層として機能する導電層3とフラットパネルディスプレイ17の背面との間にアンテナ1,2が配置されているので、筐体301内にアンテナ1,2用の専用の実装スペースを設ける必要がなくなり、筐体301の小型化・薄型化を実現することができる。また、アンテナ1,2の各々をその一部分が導電層3の辺から突出するように導電層3の表面上に配置しているので、アンテナ1,2の性能の低下を招くこともない。さらに、アンテナ1,2間に位置する、導電層3の辺上の所定箇所には、干渉防止対象の周波数(アンテナ1の共振周波数、例えば5GHz)に対応する波長λの1/4の長さに設定されているので、アンテナ1,2間の十分なアイソレーションを確保することが可能となる。
以上の説明では、本実施形態の電子機器がノートブック型コンピュータによって実現されている場合を例示して説明したが、本実施形態の電子機器は、例えば、図17に示すような、PDAによって実現してもよい。
図17においては、PDAの筐体301内には、アンテナ1,2と、切り欠き31が形成された導電層3と、フラットパネルディスプレイ17のみならず、無線通信モジュール123,124を含む他の全てのコンポーネントが設けられている。
このように、筐体301は、本電子機器を構成する全てのコンポーネントを収容するための筐体として使用することもできる。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図。 同実施形態の電子機器のシステム構成を示すブロック図。 同実施形態の電子機器の筐体内の構造の例を示す分解斜視図。 同実施形態の電子機器の筐体内の構造の例を示す断面図。 同実施形態の電子機器におけるアンテナ間干渉を説明するための図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層を介して流れる電流のシミュレーション結果を示す図。 同実施形態の電子機器に適用されるアンテナ配置の第1の例を示す図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層に形成される切り欠きによる作用を説明するための図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層を介して流れる電流のシミュレーション結果を示す図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層に形成される切り欠きの幅とアイソレーションとの関係の測定に使用される測定条件を説明するための図。 アイソレーションの周波数特性の測定結果を示す図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層に形成される切り欠きの幅とアイソレーションとの関係の測定結果を示す図。 同実施形態の電子機器に適用されるアンテナ配置の第2の例を示す図。 同実施形態の電子機器に適用されるアンテナ配置の第3の例を示す図。 同実施形態の電子機器に適用されるアンテナ配置の第4の例を示す図。 同実施形態の電子機器に設けられた導電層に形成される切り欠きの形状の例を示す図。 同実施形態の電子機器の他の構成例を示す斜視図。
符号の説明
1,2…アンテナ、3…導電層、17…フラットパネルディスプレイ、31…切り欠き、123,124…無線通信モジュール。

Claims (9)

  1. 内面上に電磁波シールド層として機能する導電層が形成された筐体と、
    背面が前記導電層に対向するように前記筐体内に収容されたフラットパネルディスプレイと、
    前記導電層の表面上から所定間隔離れた状態で前記フラットパネルディスプレイの背面と前記導電層との間に配置され、且つ一部分が前記導電層の辺よりも外周側に位置するよう配置された第1のアンテナと、
    前記導電層の表面上から所定間隔離れた状態で前記フラットパネルディスプレイの背面と前記導電層との間に配置され、且つ一部分が前記導電層の辺よりも外周側に位置するよう配置された第2のアンテナとを具備し、
    前記導電層は、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する、前記導電層の辺上の所定箇所に形成され、前記第1のアンテナの共振周波数に対応する波長の1/4の長さを有する切り欠き部を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1のアンテナは別の共振周波数をさらに有し、
    前記導電層は、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する前記辺上の所定箇所に形成され、前記別の共振周波数に対応する波長の1/4の長さを有する別の切り欠き部をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1のアンテナに電気的に接続され、第1の無線通信方式によって無線通信を実行する第1の無線通信モジュールと、
    前記第2のアンテナに電気的に接続され、第2の無線通信方式によって無線通信を実行する第2の無線通信モジュールとをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記第1の無線通信モジュールの送信電力は前記第2の無線通信モジュールの送信電力よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の距離は、前記第1のアンテナが有する共振周波数に対応する波長の1/4の長さの整数倍であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 前記導電層は矩形状に形成されており、
    前記第1のアンテナおよび前記第2のアンテナは前記導電層の上辺に配置され、
    前記切り欠き部は前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する前記上辺上の所定箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  7. 前記切り欠き部は、前記上辺上の前記所定箇所から前記導電層の下辺に向けて延在する第1の切り欠き部と、前記第1の切り欠き部の端部から前記導電層の側辺に向けて延在する第2の切り欠き部とを含むことを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 前記第1のアンテナは別の共振周波数をさらに有し、
    前記導電層は、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する前記上辺上の所定箇所に形成され、前記別の共振周波数に対応する波長の1/4の長さを有する別の切り欠き部をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  9. 前記導電層は矩形状に形成されており、
    前記第1のアンテナは前記導電層の側辺に配置され、前記第2のアンテナは前記導電層の上辺に配置され、
    前記切り欠き部は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する前記側辺上の所定箇所、および前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に位置する前記上辺上の所定箇所、の一方に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
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