JP5094640B2 - 携帯端末及びアンテナ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内蔵アンテナを有する携帯端末及びそのアンテナ構造に関する。
携帯電話等の携帯端末においては、アンテナが内蔵される構造が一般的になってきている。内蔵アンテナは、例えば特許文献1に示すように、回路基板に直接取り付けられる。
特許文献1には、アンテナエレメントが、金属板によって形成され、金属部の端部には給電点及びアース接点が形成された金属部2と、絶縁体または誘電体で形成され、金属部を一定の形状で正確に保持し、固着して両者を一体化する支持体からなり、支持体には、回路基板の厚さと同じか、あるいはやや広めのスリットが設けられており、スリットに回路基板を挿入することによりアンテナエレメントと回路基板を固着し、給電点及びアース接点を、回路基板の給電端子及びアース端子に接続して、変形逆Fアンテナを構成する逆Fアンテナ構造が開示されている。
特開平11−355034号公報
しかし、特許文献1に開示された逆Fアンテナ構造では、アンテナ特性の確保と、アンテナの保持とを両立させることが困難であった。
すなわち、特許文献1に開示された逆Fアンテナ構造では、例えば携帯端末が落下し、衝撃を受けた場合に、アンテナ構造が所定の位置からずれてしまい、基板に設けられた給電点とアンテナの給電端子との接触が悪化してアンテナが動作しなくなるような事態が生じうる。
本発明は、このような事態を回避するために、衝撃によってもアンテナと回路基板の位置ずれが生じず、アンテナへの給電が断たれない携帯端末及びアンテナ構造を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、筐体に内包される回路基板と、回路基板に形成されるアンテナと、を有し、回路基板には、所定の位置に所定数のスリットが形成され、当該所定数のスリットによって回路基板の一部が支持体として形成され、当該支持体には高周波電力を供給するための給電点が配設され、アンテナは、誘電体材料で形成された基体と、基体の側面部に形成された放射電極パターンと、当該放射電極パターンに接続された給電端子と、を有するアンテナエレメントを有し、基体に形成された孔部に前記支持体が挿入され、給電点と給電端子とが電気的に接続された状態で、筺体に回路基板が内包されたときには、アンテナエレメントは、支持体から抜ける方向における移動が筺体の壁面により規制されることを特徴とする。
好適には、前記支持体には、さらに、短絡点が配設され、前記アンテナは、さらに、前記放射電極パターンに接続された短絡端子と、を有するアンテナエレメントを有し、前記基体に形成された2つの孔部に、前記支持体が挿入され、前記短絡点と前記短絡端子とが電気的に接続されて構成される。
好適には、前記回路基板の略中心線を挟んで対称である位置に、1対の前記支持体が前記所定数のスリットにより形成され、当該支持体の中心部に前記給電点が配設される。
好適には、前記給電点は、前記支持体において、前記回路基板の表面と裏面の両方に2つ配設され、前記アンテナエレメントは、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面にそれぞれ異なる前記放射電極パターンが形成されており、前記2つの給電点のそれぞれは、異なる前記放射電極パターンのそれぞれに接続された前記給電端子に接続される。
好適には、前記アンテナエレメントは、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面にそれぞれ異なる放射電極パターンが形成されており、前記孔部は、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面のいずれか片方に偏って形成され、前記孔部が偏っていない方の面に形成された前記放射電極パターンは、前記給電端子を有さない。
本発明によれば、衝撃によってもアンテナと回路基板の位置ずれが生じず、アンテナへの給電が断たれない携帯端末及びアンテナ構造を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
以下説明する携帯端末100は、本発明の携帯端末の一例であり、例えば携帯電話を想定している。
次に、携帯端末100の構成の一例について説明する。
図1は、携帯端末100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、携帯端末100は、アンテナ1、通信部2、音声処理部3、スピーカ4、マイク5、バッテリ6、制御部7を有する。
アンテナ1は、例えば図1に図示しない基地局と無線通信を行うためのアンテナである。
通信部2は、アンテナ1を介した無線通信を実行する。無線通信は、例えば携帯端末100のユーザの操作に応じた音声通話やデータ通信のための通信である。また、通信部2はアンテナ1に高周波電力を供給する。
音声処理部3は、スピーカ4から出力される音声信号やマイク5において入力される音声信号の処理を行う。すなわち、マイク5から入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部7に出力する。また、制御部7から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ4に出力する。
バッテリ6は、携帯端末100の各部に電源を供給するための、例えばリチウムイオン2次電池等の蓄電池である。
制御部7は、携帯端末100の各構成要素を統括的に制御する。すなわち、例えばユーザの操作に応じて通信部2に送受信処理を実行させたり、音声処理部3に音声データの符号化・復号化を行わせたり、音声データの再生を行わせたりする。
次に、携帯端末100の外観の一例について説明する。
図2は、携帯端末100の外観の一例を示す図である。
図2に示すように、携帯端末100は、上部筐体101と下部筐体102とがヒンジ部103によって開閉可能に接続されている。
図2(a)は携帯端末100の筐体が開かれた状態を、図2(b)は携帯端末100の筐体が閉じられた状態を示している。
図2(a)に示すように、上部筐体101にはスピーカ4が、下部筐体102にはマイク5が配置されている。
上部筐体101及び下部筐体102には、内部にそれぞれ回路基板8が内包される。
回路基板は、上述した携帯端末100の各構成を実現するIC(Integrated Circuit)等の電子部品が実装されたプリント基板等である。
図3に、一例として携帯端末100の下部筐体102に回路基板8が内包される様子を示す。
図3は、下部筐体102の分解斜視図である。
下部筐体102は、図3に示すようにフロントケース1021とリアケース1022とが接合されて構成される。回路基板8は、フロントケース1021とリアケース1022との間に挟まれるように収められている。
また、図3に示すように、リアケース1022のさらに外側(下部筐体102から見た外側)には孔部10222とバッテリリッド104が設けられており、バッテリ6を内包することができる。孔部10222の端部には端子61が設けられており、バッテリ6は端子61に電気的に接続され、端子61を通じて回路基板8に給電を行う。
図示は省略するが、上部筐体101も同様にフロントケースとリアケースとが結合されて構成され、回路基板8が内包される。上部筐体101内の回路基板8と下部筐体102内の回路基板8とは、例えばヒンジ部103内を通過するケーブル類によって電気的に接続されており、バッテリ6からの給電が端子61及び下部筐体102内の回路基板8を介して上部筐体101内の回路基板8にも行われるように構成されている。
次に、本実施形態のアンテナ1について説明する。
本実施形態のアンテナ1は、回路基板8にアンテナエレメント9が配置されることにより構成される。
図4は、アンテナエレメント9について説明するための図である。
アンテナエレメント9は、基体91と、放射電極パターン92、給電端子93、孔部94を有する。
基体91は、樹脂やセラミック等の誘電体・絶縁体である。
放射電極パターン92は、例えばアルミニウム、銅、ニッケル、銀、パラジウム、白金、金等の金属により形成される電極パターンである。放射電極パターン92は、印刷法や、蒸着法、スパッタリング法等の薄膜形成法や、金属箔の貼り合わせ、あるいはメッキ等によって、所望のパターン形状の導体層が基体91の所定の側面に形成されたものである。すなわち、全ての側面に形成されてもよいし、いずれかの側面のみに形成されてもよい。
給電端子93は、放射電極パターン92に接続された電力供給用の端子であり、回路基板8から供給された高周波電力を受けて放射電極パターンに電力を供給するための端子である。なお、図4においては給電端子93は孔部94の下側の壁面に形成されているが、本発明はこれには限定されず、放射電極パターン92と電気的に接続されていれば、例えば他の壁面に形成されても良いし、孔部94の壁面ではなく、基体91のいずれかの面や、放射電極パターン92上に形成されていてもよい。
孔部94は、後述する回路基板8の支持体82が挿入され、支持体82によって支持されるための孔部である。給電端子93は、孔部94の孔の中に配設されている。
アンテナエレメント9は、基体91の表面に形成された放射電極パターン92に、給電端子93から高周波電力が供給されてアンテナとして動作する。
本実施形態のアンテナ1は、アンテナエレメント9の回路基板8の位置関係、接続関係、形状にその特徴を有する。以下この特徴について説明する。
(第1の例)
図5は、本実施形態のアンテナ1の第1の例、アンテナ1−1を示した図である。
図5(a)は、アンテナ1−1を構成する回路基板8−1の形状とアンテナエレメント9−1の形状を示した図である。
図5(a)に示すように、回路基板8−1の端部にスリット81A−1及び81B−1が設けられており、スリット81A−1及び81B−1により支持体82A−1及び82B−1が形成される。支持体82A−1及び82B−1はアンテナエレメント9−1を保持するための支持体であり、その端部に給電点10A−1、10B−1が配置されている。給電点10は、給電端子61に接続され、通信部2からの高周波電力をアンテナエレメント9に供給するための端子部である。
アンテナエレメント9−1は、支持体82A−1及び82B−1のそれぞれに保持されるアンテナエレメント9A−1と9B−1とに分かれている。アンテナエレメント9A−1及び9B−1は、ほぼ直方体形状をしており、支持体82A−1及び82B−1が挿入されるための孔部94A−1及び94B−1が形成されている。
図5(b)は、図5(a)に示した支持体82A−1及び82B−1がアンテナエレメント9A−1及び9B−1を支持している様子を示す図である。図5(b)に示すように、支持体82A−1がアンテナエレメント9A−1の孔部94A−1に、支持体82B−1がアンテナエレメント9B−1の孔部94B−1に、それぞれ挿入され、それぞれのアンテナエレメントを保持している。
図5(c)は、アンテナ1が形成された回路基板8が、下部筐体102のリアケース1022に収められた様子を示す図である。図5(c)に示すように、アンテナエレメント9A−1及び9B−1が支持体82A−1及び82B−1から抜ける方向には、リアケース1022の壁面が存在するため、例えば携帯端末100に落下の衝撃等が加わっても、アンテナエレメント9A−1及び9B−1はリアケース1022の壁面に押さえられて動くことができないため、それぞれのエレメントの給電端子93A−1、93B−1が回路基板8−1の給電点10A−1、10B−1からずれてしまい、アンテナ1−1が動作できなくなる事態を回避することが可能になる。
なお、図5(c)に示した図では下部筐体102について示されているが、上部筐体101内の回路基板8に形成されたアンテナ1についても、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態のアンテナ1は、図5に示した回路基板8とアンテナエレメント9の位置関係、接続関係、形状のみではなく、様々な変形が可能である。
以下アンテナ1の変形例について説明する。
(第2の例)
図6は、アンテナ1の第2の例、アンテナ1−2を示した図である。
図6に示すアンテナ1−2では、回路基板8−2の端部に一本のスリット81−2が設けられ、スリット81−2により支持体82−2が形成される。支持体82−2のほぼ中央部には給電点10−2が配置され、アンテナエレメント9−2の孔部94−2内に配置された給電端子93−2と接続されてアンテナとして動作する。アンテナエレメント9−2の孔部94−2に支持体82−2が挿入され、支持体82−2によってアンテナエレメント9−2が保持される。
(第3の例)
図7は、アンテナ1の第3の例、アンテナ1−3を示した図である。
図7に示すアンテナ1−3では、回路基板8−3の中央部付近にスリット81A−3、81B−3、81C−3、81D−3が形成され、これらのスリットによって支持体82A−3及び82B−3が形成される。支持体82A−3及び82B−3には給電点10A−3および10B−3が配置され、アンテナエレメント9A−3及び9B−3の孔部94A−3及び94B−3内に配置された給電端子93A−3及び93B−3と接続されてアンテナとして動作する。アンテナエレメント9A−3、9B−3の孔部94A−3、94B−3に支持体82A−3、82B−3が挿入され、支持体82A−3、82B−3によってアンテナエレメント9A−3、9B−3が保持される。
(第4の例)
図8は、アンテナ1の第4の例、アンテナ1−4を示した図である。
図8に示すアンテナ1−4では、回路基板8−4の端部にスリット81A−4、81B−4が形成され、これらのスリットによって支持体82A−4及び82B−4が形成される。
支持体82A−4及び82B−4の中央部には1つの給電点10−4が配置される。
アンテナエレメント9A−4、9B−4の孔部94A−4、94B−4に支持体82A−4及び82B−4が挿入され、支持体82A−4及び82B−4によってアンテナエレメント9A−4、9B−4が保持される。
アンテナエレメント9A−4と9B−4との中間の位置に給電端子93−4が配置され、給電端子93−4は、給電線95−4により、アンテナエレメント9A−4及び9B−4の放射電極パターン92A−4及び92B−4に接続される。
これらの構成により、アンテナ1−4はダイポールアンテナとして動作する。
(第5の例)
図9は、アンテナ1の第5の例、アンテナ1−5を示した図である。
図9に示すアンテナ1−5では、回路基板8−5の端部に一本のスリット81−5が設けられ、スリット81−5により支持体82−5が形成される。
アンテナエレメント9−5には、孔部94−5が形成され支持体82−5が挿入されることで保持される。
アンテナエレメント9−5には、支持体82−5に保持された状態で回路基板8−5に平行な基体91−5の2つの側面に異なる放射電極パターン92A−5と92B−5が形成される。また、それぞれの放射電極パターンに接続される給電端子93A−5と93B−5が孔部94−5の例えば異なる壁面に形成される。
支持体82−5には、給電点10A−5及び給電点10B−5が、支持体82−5の中央部付近、回路基板8−5の表面側と裏面側とに設けられている。給電端子93A−5と給電点10A−5、給電端子93B−5と給電点10B−5とが互いに接続されている。
アンテナ1−5の構成により、放射電極パターン92A−5と92B−5が回路基板8−5の両面に配置されることになるため、アンテナ1−5の放射特性が回路基板8−5の片面に偏る事態を回避することができる。したがって、携帯端末100が例えばユーザの手に持たれたり、耳に当てられたりすることによる影響を受けにくく、アンテナ1−5は安定した動作を行うことができる。
(第6の例)
図10は、アンテナ1の第6の例、アンテナ1−6を示した図である。
図10に示すアンテナ1−6では、回路基板8−6の端部に一本のスリット81−6が設けられ、スリット81−6により支持体82−6が形成される。
アンテナエレメント9−6には、孔部94−6が形成され支持体82−6が挿入されることで保持される。孔部94−6は、図10に示すようにアンテナエレメント9−6の中心部よりも、回路基板8−6に平行ないずれかの側面に偏った位置に設けられている。そして、孔部94−6内に給電端子93−6が配設され、回路基板8−6の支持体82−6のほぼ中央部に設けられた給電点10−6と接続される。
アンテナエレメント9−6の回路基板8−6に平行な側面の1つ(孔部94−6から近い方の面)には、給電端子93−6と接続された放射電極パターン92A−6が形成され、放射電極パターン92A−6が形成された側面と対向する側面(孔部94−6から遠い方の面)には給電端子93−6と接続されない放射電極パターン92B−6が形成される。すなわち、放射電極パターン92A−6が一次放射素子、放射電極パターン92B−6が二次放射素子(無給電素子)として動作する。
従って、アンテナ1−6は、二次放射素子として動作する放射電極パターン92B−6の方向に指向性を有する。アンテナエレメント9−6の孔部94−6が放射電極パターン92A−6が配設された面に近い位置に偏って設けられているのは、指向性を強めるためである。
(第6の例)
図10は、アンテナ1の第6の例、アンテナ1−6を示した図である。
図10に示すアンテナ1−6では、回路基板8−6の端部に一本のスリット81−6が設けられ、スリット81−6により支持体82−6が形成される。
アンテナエレメント9−6には、孔部94−6が形成され支持体82−6が挿入されることで保持される。孔部94−6は、図10に示すようにアンテナエレメント9−6の中心部よりも、回路基板8−6に平行ないずれかの側面に偏った位置に設けられている。そして、孔部94−6内に給電端子93−6が配設され、回路基板8−6の支持体82−6のほぼ中央部に設けられた給電点10−6と接続される。
アンテナエレメント9−6の回路基板8−6に平行な側面の1つ(孔部94−6から近い方の面)には、給電端子93−6と接続された放射電極パターン92A−6が形成され、放射電極パターン92A−6が形成された側面と対向する側面(孔部94−6から遠い方の面)には給電端子93−6と接続されない放射電極パターン92B−6が形成される。すなわち、放射電極パターン92A−6が一次放射素子、放射電極パターン92B−6(第7の例)
図12は、アンテナ109(以下、逆Fアンテナともいう)の第6の例、図12(A)は逆Fアンテナ109と、回路基板8−7アンテナ1−6を示した図である。詳細は後で述べる。
図12(B)アンテナ109を回路基板に実装したときの図でる。回路基板8―7に配設した給電点10―7とアンテナ109に設けた給電端子13(給電線)とを電気的に接続し、さらに、回路基板に配設した短絡点とアンテナに設けた短絡端子12(短絡線)とを電気的に接続することで、逆Fアンテナ109が構成される。
逆Fアンテナでは、図12(A)の給電点10―7と短絡点11―7の位置が入れ替わっても、回路基板上での配線を対応させることができる。
なお回路基板8−7には、スリット(第1のスリット)81−7、スリット(第2のスリット)81−8、支持体(第1の支持体)52−7、支持体(第2の支持体)52−8を形成する。
基体97には、2つの孔部、すなわち、孔部(第1の孔部)98と孔部(第2の孔部)99とを設ける。これにより、基板に実装(挿入)した際の、安定性がより改善する。
さらに、基体97の側面には、放射電極パターン96、短絡線(短絡端子)12、給電線(給電端子)13が形成されている。放射電極パターン96の形成される面と、短絡端子12および給電端子13の形成される面は異なる。109…逆Fアンテナ(アンテナ)
図12(A)では、片側の面(紙面表側)について記載したが、もう一方の面(紙面裏側)の面にも、同時に逆Fアンテナを形成することもできる。さらには、回路基板の両端に逆Fアンテナを形成することもできる。
本発明のアンテナは、上述した7つの例に限定されず、各々の例が有する要素を組み合わせて構成することも可能である。例えば、第2の例と第3の例を組み合わせて、回路基板の中央部付近に1つのアンテナエレメントが設けられる構成等も考えられる。
以下上記説明したアンテナ1が、携帯端末100の筐体内に組み込まれる具体例を説明する。
図11は、携帯端末100の上部筐体101及び下部筐体102内の回路基板8へのアンテナ1の配置例を示す図である。
図11に示すように、下部筐体102の回路基板8の上端部及び下端部にそれぞれアンテナ1が形成されている。なお、図11では、説明の簡単のために、アンテナ1の第1の例アンテナ1−1が形成された場合を示している。
下部筐体102の回路基板8の下端部に形成されたアンテナ1−1は、例えばマイク5の両側に形成される。すなわち、マイク5の両側にスリット81A−1及び81B−1が形成され、アンテナエレメント9A−1及び9B−1がスリット81A−1及び81B−1により形成された支持体82A−1及び82B−1によって保持される。
また、上部筐体101の回路基板8には、その上端部にアンテナ1−1が形成される。上部筐体101の回路基板8の上端部に形成されたアンテナ1−1は、例えばスピーカ4の両側に形成される。すなわち、スピーカ4の両側にスリット81A−1及び81B−1が形成され、アンテナエレメント9A−1及び9B−1がスリット81A−1及び81B−1により形成された支持体82A−1及び82B−1によって保持される。
このように配置することで、回路基板8上のアンテナ1の実装面積を節約することができる。
また、図11に示すように、本実施形態の携帯端末100では、3個のアンテナ1が回路基板8上に形成されるため、携帯端末100全体の無線性能を1つのアンテナしか有していない場合と比較して大幅に向上させることができる。
また、本実施形態では、図11に示した3つのアンテナ1を全て実装する必要はなく、いずれかのみを実装するようにしてもよい。従って、設計条件によってアンテナの数及び位置をある程度自由に変更することができ、設計の自由度が上昇する。さらに、アンテナ1が形成される位置は、図11に示した3つの位置に限られることなく、上部筐体101及び下部筐体102内の回路基板8上の任意の位置に形成されればよい。
なお、図11においては、一例としてアンテナ1の第1の例、アンテナ1−1が形成される場合について説明したが、勿論上述したアンテナ1の他の例を形成してもよい。この場合、スリットを回路基板8の両端部に設けない場合(アンテナ1の第2、第5、第6の例)では、スピーカ4やマイク5の両端部にスリット81を設ける代わりに、スピーカ4やマイク5を回路基板8の左右端部に配置して、その位置から支持体82が形成されるようにスリットを設ければよい。
以上説明したように、本実施形態の携帯端末100によれば、アンテナ1を絶縁体で構成した基体91と、基体91の側面に形成された放射電極パターン92と、放射電極パターン92に接続された給電端子93とを有するアンテナエレメント9が、回路基板8の端部或いは中央部にスリット81によって形成され、給電端子93に接続され給電を行う給電点10が設けられた支持体82によって保持されるので、支持体82の表面と裏面の両方をアンテナエレメント9が覆う形となり、安定した無線性能を得ることができる。
また、筐体内に回路基板8及びアンテナ1が収められたとき、アンテナ1が抜ける方向に筐体のケースが存在するため、携帯端末100に対して衝撃が与えられた場合でも、アンテナ1と回路基板8の配置がずれ、給電端子93と給電点10との接続が外れてアンテナ1が動作しなくなってしまう、という事態を回避することができる。
また、本実施形態の携帯端末100では、上述した実施形態のアンテナ1の第2及び第3の例のように構成することにより、スリット81を設ける位置によって支持体82の位置及び形状を自由に変更することが可能である。これにより、アンテナ1の設計の自由度が高まる。
また、本実施形態の携帯端末100では、上述した実施形態のアンテナ1の第4の例のように構成することにより、給電点10の両側に支持体82を形成することにより、アンテナ1をダイポールアンテナとすることも可能である。
また、本実施形態の携帯端末100では、上述した実施形態のアンテナ1の第6の例のように構成することにより、アンテナ1に指向性を持たせることが可能である。これにより、アンテナ1の無線性能が上昇する。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、本発明の携帯端末の一例として、折り畳み式の携帯電話について説明したが、本発明はこれには限定されない。例えば、折り畳み式でなくストレート形、スライド型等、他の形式の携帯端末装置であってもよい。また、携帯電話だけでなく、PDA(Personal Digital Assistant)や、アンテナを内包する他の携帯端末であってもよい。
図1は、本実施形態の携帯端末の構成の一例を示す図である。 図2は、携帯端末の外観の一例を示す図である。 図3は、携帯端末の下部筐体の分解斜視図である。 図4は、本実施形態のアンテナの各構成について説明するための図である。 図5は、本実施形態のアンテナの第1の例を示した図である。 図6は、本実施形態のアンテナの第2の例を示した図である。 図7は、本実施形態のアンテナの第3の例を示した図である。 図8は、本実施形態のアンテナの第4の例を示した図である。 図9は、本実施形態のアンテナの第5の例を示した図である。 図10は、本実施形態のアンテナの第6の例を示した図である。 図11は、携帯端末の上部筐体及び下部筐体内の回路基板へのアンテナの配置例を示す図である。 図12は、本実施形態のアンテナの第7の例を示した図である。
符号の説明
100…携帯端末
101…上部筐体
102…下部筐体
103…ヒンジ部
104…バッテリリッド
1021…フロントケース
1022…リアケース
10222…孔部
1…アンテナ
2…通信部
3…音声処理部
31…端子
4…スピーカ
5…マイク
6…バッテリ
61…給電端子
7…制御部
8…回路基板
81…スリット
82…支持体
9…アンテナエレメント
91…基体
92…放射電極パターン
93…給電端子
94…孔部
95…給電線
10…給電点
8−7…回路基板
10−7…給電点
11−7…短絡点
12…短絡線(短絡端子)
13…給電線(給電端子)
81−7…回路基板
81−7…スリット(第1のスリット)
81−8…スリット(第2のスリット)
52−7…支持体(第1の支持体)
52−8…支持体(第2の支持体)
96…放射電極パターン
97…基体
98…孔部(第1の孔部)
99…孔部(第2の孔部)
109…逆Fアンテナ(アンテナ)

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に内包される回路基板と、
    前記回路基板に形成されるアンテナと、
    を有し、
    前記回路基板には、所定の位置に所定数のスリットが形成され、当該所定数のスリットによって前記回路基板の一部が支持体として形成され、当該支持体には高周波電力を供給するための給電点が配設され、
    前記アンテナは、誘電体材料で形成された基体と、前記基体の側面部に形成された放射電極パターンと、当該放射電極パターンに接続された給電端子と、を有するアンテナエレメントを有し、
    前記基体に形成された孔部に前記支持体が挿入され、前記給電点と前記給電端子とが電気的に接続された状態で、前記筺体に前記回路基板が内包されたときには、前記アンテナエレメントは、前記支持体から抜ける方向における移動が前記筺体の壁面により規制されることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記支持体には、さらに、短絡点が配設され、
    前記アンテナは、さらに、前記放射電極パターンに接続された短絡端子と、を有するアンテナエレメントを有し、
    前記基体に形成された2つの孔部に、前記支持体が挿入され、前記短絡点と前記短絡端子とが電気的に接続されて構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記回路基板の略中心線を挟んで対称である位置に、1対の前記支持体が前記所定数のスリットにより形成され、
    当該支持体の中心部に前記給電点が配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記給電点は、前記支持体において、前記回路基板の表面と裏面の両方に2つ配設され、
    前記アンテナエレメントは、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面にそれぞれ異なる前記放射電極パターンが形成されており、
    前記2つの給電点のそれぞれは、異なる前記放射電極パターンのそれぞれに接続された前記給電端子に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末。
  5. 前記アンテナエレメントは、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面にそれぞれ異なる放射電極パターンが形成されており、
    前記孔部は、前記基体の前記回路基板に平行な2つの側面のいずれか片方に偏って形成され、
    前記孔部が偏っていない方の面に形成された前記放射電極パターンは、前記給電端子を有さないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末。
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