JP6488228B2 - キャノピ及びキャノピを備えた作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1には、運転席の前方に取り付けられるフロントガードが開示されている。特許文献1に開示されたフロントガードは、枠状のフレームと、このフレームに固定された金網とを有している。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、運転席の前方に支柱を有さないキャノピに装着することが可能であると共に不要時には取り外して前方の視界を確保できるフロントガードを備えたキャノピ及びこのキャノピを備えた作業機の提供を目的とする。
本発明に係る作業機のキャノピは、運転席の周囲に立設され且つ第1接続部を有する第1支柱と、前記運転席の周囲に立設され且つ第2接続部を有する第2支柱と、前記第1支柱と前記第2支柱とに渡って設けられ且つ前記運転席の上方に位置するルーフと、前記第1接続部、前記第2接続部及び作業機の機体に着脱可能で且つ装着位置が前記運転席の前方であるフロントガードと、を備え、前記フロントガードは、前記第1接続部に着脱可能に接続される第3接続部を有する第1前柱部と、前記第2接続部に着脱可能に接続される第4接続部を有する第2前柱部と、を有し、前記第1接続部は、前記第1支柱の前端に位置する第1プレートを有し、前記第2接続部は、前記第2支柱の前端に位置する第2プレートを有し、前記第3接続部は、前記第1前柱部の後端に位置する第3プレートを有し、前記第4接続部は、前記第2前柱部の後端に位置する第4プレートを有し、前記第1プレートの前面と前記第3プレートの後面とが当接した状態で接続され、前記第2プレートの前面と前記第4プレートの後面とが当接した状態で接続される。
を有し、前記第1プレートは、前記第1横部の前端に設けられており、前記第2プレートは、前記第2横部の前端に設けられており、前記第3プレートは、前記第1後延部の後端に設けられており、
前記第4プレートは、前記第2後延部の後端に設けられている。
また、前記第1後延部は、前記運転席よりも前方であって且つ前記第1横部よりも下方に配置され、前記第2後延部は、前記運転席よりも前方であって且つ前記第2横部よりも下方に配置されている。
また、前記フロントガードは、前記第5接続部を含む基板を有しており、前記第1固定部は、前記運転席の右前方にて前記基板に固定され、前記第2固定部は、前記運転席の左前方にて前記基板に固定され、前記第3接続部は、前記第1後延部の後端に設けられており、前記第4接続部は、前記第2後延部の後端に設けられている。
また、前記ガード部は、前記第1前柱部と前記第2前柱部との間において互いに間隔をあけて設けられ且つ下方から上方に向けて延びる複数の縦部材と、前記第1前柱部、前記第2前柱部及び前記複数の縦部材を連結する連結部材と、を有している。
また、前記第1連結部材は、前記ルーフの前端部より後方であって且つ前記ルーフから下方に間隔をあけて設けられている。
また、前記縦部材は、前記第1連結部材と前記第3連結部材とを接続する第1縦部材と、前記第2連結部材と前記第3連結部材とを接続する第2縦部材と、を有している。
また、本発明に係る作業機は、上記した本発明に係る作業機のキャノピを備えている。
右前方にて基板に固定される第1固定部と、第1固定部から上方に延びる第1上延部と、第1上延部の上部から後方に延びる第1後延部と、を有し、第2前柱部は、運転席の左前方にて基板に固定される第2固定部と、第2固定部から上方に延びる第2上延部と、第2上延部の上部から後方に延びる第2後延部と、を有していることにより、フロントガードの第1前柱部及び第2前柱部を、基板を介して機体に容易に取り付けることができる。また、第3接続部は第1後延部の後端に設けられており、第4接続部は第2後延部の後端に設けられていることにより、第1前柱部と第1支柱との接続、及び、第2前柱部と第2支柱との接続を容易に行うことができる。
また、ガード部が、第1前柱部と第2前柱部との間において互いに間隔をあけて設けられ且つ下方から上方に向けて延びる複数の縦部材と、第1前柱部、第2前柱部及び複数の縦部材を連結する連結部材とを有していることにより、キャノピの機体幅方向の振動に対する剛性が向上し、機体幅方向の振動を抑制することができる。
また、第1連結部材がルーフの前端部より後方であって且つルーフから下方に間隔をあけて設けられていることにより、運転者は第1連結部材とルーフとの隙間から斜め前上方を視認することができ、視界性が良好となる。また、第1連結部材とルーフとの隙間の上方を、ルーフにより覆うことができる。
また、縦部材が、第1連結部材と第3連結部材とを接続する第1縦部材と、第2連結部材と第3連結部材とを接続する第2縦部材とを有していることにより、縦部材の長さを短縮して剛性を向上させることができる。
また、上述したキャノピを備えた作業機によれば、上述した優れた効果を奏する作業機が提供される。
作業機1は、機体2と、キャノピ3と、走行装置4と、作業装置5とを備えている。以下、本発明の実施形態において、作業機1の運転席7に着座した運転者の前側(図16の左側)を前方、運転者の後側(図16の右側)を後方、運転者の左側(図16の手前側)を左方、運転者の右側(図16の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向K1(図16参照)に直交する方向である水平方向K2(図16参照)を機体幅方向として説明する。
旋回台6の右前部には支持ブラケット21が設けられている。支持ブラケット21には、スイングブラケット22が枢支されている。スイングブラケット22は、旋回基板8に取り付けられたスイングシリンダ16の駆動により縦軸回りに揺動可能となっている。
作業装置5は、ブーム10と、アーム11と、作業具(バケット)12とを有している。さらに作業装置5は、これらのブーム等の駆動機構(油圧アクチュエータ等)として、ブームシリンダ13と、アームシリンダ14と、作業具シリンダ15とを有している。ブームシリンダ13、アームシリンダ14、作業具シリンダ15及びスイングシリンダ16は、油圧シリンダにより構成されている。
ブームシリンダ13は、スイングブラケット22とブーム10とを連結している。アームシリンダ14は、ブーム10とアーム11とを連結している。作業具シリンダ15は、アーム11と作業具12とを連結している。
図1、図2に示すように、旋回基板8上には、縦リブ23R,23L、仕切り板24、第1支持台25、第2支持台26R,26L、第3支持台27R,27Lが設けられている。縦リブ23Rは、旋回基板8の右部に設けられている。第1縦リブ23Lは、旋回基
板8の左部に設けられている。第1縦リブ23Rと第2縦リブ23Lとは、支持ブラケット21の後部から後方に向けて延びている。仕切り板24は、エンジンが配置されるエンジンルームERの前方に設けられており、機体幅方向に延びている。第1支持台25は、支持ブラケット21の左方に設けられており、機体幅方向に延びている。第2支持台26Rは、仕切り板24の後面の右部に固定されている。第2支持台26Lは、仕切り板24の後面の左部に固定されている。第3支持台27Rは、旋回基板8の右後部に設けられている。第3支持台27Lは、旋回基板8の左後部に設けられている。
右前脚20Aは、第2支持台26R上に固定されることにより、運転席7の右後方に配置される。左前脚20Bは、第2支持台26L上に固定されることにより、運転席7の左後方に配置される。右後脚20Cは、第3支持台27R上に固定されることにより、右前脚20Aの後方に配置される。左後脚20Dは、第3支持台27L上に固定されることにより、左前脚20Bの後方に配置される。連結板20Eは、機体幅方向に延びており、右前脚20Aの上部、左前脚20Bの上部、右後脚20Cの上部、左後脚20Dの上部を連結している。受け台20Fは、連結板20Eの上面に固定されている。
図3に示すように、キャノピ3は、キャノピ本体30と、フロントガード60とを有している。先ず、キャノピ本体30について説明する。
図6〜図8、図15に示すように、キャノピ本体30は、第1支柱31と、第2支柱32と、ルーフ33とを有している。
ット32fとを有している。第2プレート32eは、第2横部32bの前端部を塞ぐように固定されている。プレート32eには、貫通孔32gが形成されている。ナット32fは、第2プレート32eの後面に固定されている。ナット32fの中心と貫通孔32gの中心とは同一軸線上に配置されている。前記貫通孔31g及び貫通孔32gは、フロントガード60を取り付けていないときには、雨水等の浸入を防ぐためにキャップ(図示略)により塞がれる。
ルーフ33は、板状であって、第1部分33aと第2部分33bとを有している。図1等に示すように、第1部分33aは運転席7の上方に位置している。第1部分33aは、前方から後方に向かうにつれて次第に低位置となるように傾斜している。図9に示すように、第1部分33aは、機体幅方向の中央部が最も高く、当該中央部から機体幅方向の両端部に向かうにつれて次第に低くなるように湾曲している。このルーフ33の傾斜形状により、運転席7に着座した運転者の頭上空間を広く確保することができると共に、運転者の前上方の視界を確保することができる。
上述した構成により、ルーフ33の第1部分33a上面で受けられた雨水は、第1部分33aの傾斜及び湾曲に沿って、機体幅方向の中央部から端部に向けて且つ前方から後方に向けて流れた後、第2部分33bに沿って流下する。つまり、第1部分33aの傾斜及び湾曲と第2部分33bの湾曲によって、雨水を運転席7の側方且つ後方に導いて流下させることができる。そのため、雨水は、運転席7に着座した運転者から離れた位置に流下し、運転者が濡れることが防がれる。
第1隆起部36、第2隆起部37、第3隆起部38は、ルーフ33の上面から上方に向けて隆起している。第1隆起部36、第2隆起部37、第3隆起部38は、ルーフ33の第1部分33aをプレス成形することにより、ルーフ33と一体に形成されている。
右隆起部36Rは、第1部分33aの右縁を、第1支柱31の第1横部31bの外方(右方)まで延伸して形成されている。図7に示すように、右隆起部36Rは、第1横部31bの上方を覆っている。右隆起部36Rは、第1横部31bを形成するパイプの外周面の上部に沿って円弧状に湾曲されることにより、上方に隆起している。
前隆起部36Fは、第1部分33aの前縁を前方に延伸して形成されている。前隆起部36Fは、右隆起部36Rの前端部と左隆起部36Lの前端部とを繋ぐように、上方に隆起して機体幅方向に延設されている。
第2隆起部37は、機体幅方向に間隔をあけて且つ第1隆起部36と隔てて設けられた複数の隆起部を有している。本実施形態では、第2隆起部37は、一方隆起部37Aと、他方隆起部37Bと、中央隆起部37Cとを有している。一方隆起部37A、他方隆起部37B、中央隆起部37Cは、第1部分33aの上面に前方から後方に向けて延設されている。
図10に示すように、一方隆起部37Aの前部と第1隆起部36の右隆起部37Rとの間隔D1は、一方隆起部37Aの後部と右隆起部37Rとの間隔D2よりも大きい。また、他方隆起部37Bと前部と第1隆起部36の左隆起部37Lとの間隔D3は、他方隆起部37Bと後部と左隆起部37Lとの間隔D4よりも大きい。また、中央隆起部37Cの前端は、一方隆起部37Aの前端及び他方隆起部37Bの前端よりも後方に設けられている。これにより、ルーフ33の前部に雨水を一時的に貯めることができるスペースS1、S2,S3が形成される。そのため、短時間に多量の降雨があった場合でも、ルーフ33の前方や側方から雨水が流れ落ちることが防がれる。
第1凹溝41〜第6凹溝46は、第1部分33aの上面を流れる雨水を受け入れて、後方(第2部分33bの方)且つ側方(右側及び左側)へと導く樋の機能を有している。詳しくは、ルーフ33の第1部分33aの上面で受けられた雨水は、第1部分33aの傾斜によって、第6凹溝46から第1凹溝41、第2凹溝42、第3凹溝43及び第4凹溝44を通って前方から後方へと流れる。このうち、第1凹溝41、第2凹溝42及び第3凹溝43を通って後方に流れた雨水は、第1部分33aの湾曲によって、第2部分33bの右部又は左部に流れ落ちる。また、第4凹溝44を通って流れた雨水は、第5凹溝45を通って右方又は左方へと流れた後、第2部分33bの右部又は左部に流れ落ちる。
図6〜図10に示すように、鍔部50は、第1鍔部51と第2鍔部52とを有している。図10等に示すように、第1鍔部51は、右鍔部51a、左鍔部51b及び前鍔部51cを有している。
上述の通り、キャノピ3は、第1横部31b,32bの外面より外方に向けて突出して雨水を受ける第1鍔部51(右鍔部51a、左鍔部51b及び前鍔部51c)を備えてい
る。これにより、ルーフ33の上面で受けた雨水の水滴が支柱(第1支柱31、第2支柱32)の第1横部31b,32bの外面を回り込んで流れ落ちることを、第1鍔部51によって防ぐことができる。加えて、水滴は、支柱の第1横部31b,32bの外面に沿って流れ落ちる途中で第1鍔部51に遮られることで流下速度が低下する。そのため、水滴が第1鍔部51を越えて第1横部31b,32bの外面下部に回り込んだとしても、水滴は回り込み方向(運転席7側に向かう方向)の速度が自由落下方向(下方)の速度に比べて小さくなる。これにより、水滴が運転席7側に向けて落下することを防ぐことができる。また、第1鍔部51(右鍔部51a及び左鍔部51b)が第1横部31b,32bを形成するパイプの軸心よりも上方に設けられていることにより、水滴がパイプの外周面に沿って下方に回り込むことが確実に防がれ、水滴が運転席側に向けて落下することを効果的に防止できる。
これにより、第1屈曲部31cに沿って右鍔部51aを流れてきた雨水は、第1屈曲部31cに沿って下方に流れずに、図6、図9の矢印Aに示すように、第1屈曲部31cの中途部から斜め下方向に飛び出すことになる。そのため、右鍔部51aに沿って流れてきた雨水を、運転席7から離れる方向(後方)に飛び出させることが可能となる。
これにより、第2屈曲部32cに沿って左鍔部51bを流れてきた雨水は、第2屈曲部32cに沿って下方に流れずに、図6、図9の矢印Bに示すように、第2屈曲部32cの中途部から斜め下方向に飛び出すことになる。
第2鍔部52は、ルーフ33の上面の後端部から後方に向けて突出している。具体的には、図6、図9に示すように、第2鍔部52は、第2部分33bの下端部に設けられており、横部31b,32bから離れる方向(後方)に向けて突出している。図1に示すように、第2鍔部52は運転席の後方に配置される。
第2鍔部52は、第1支柱31から第2支柱32に向かう方向(機体幅方向)に延設されている。第2鍔部52の延設長さL7(図9参照)は、第1支柱31と第2支柱32の間の距離(第1支柱31の軸心と第2支柱32の軸心との距離L0)よりも短い。本実施形態では、第2鍔部52の右端部は第1支柱31の軸心よりも左方に位置し、第2鍔部52の左端部は第2支柱32の軸心よりも右方に位置している。
2鍔部52で受けられた雨水は、第1支柱31側又は第2支柱32側へと導かれる。これにより、第2部分33bに沿って流下した雨水のうち、第1支柱31と第2支柱32との間を流下する雨水は、第2鍔部52で受け止められて、第1支柱31側又は第2支柱32側へと導かれ、第1支柱31又は第2支柱32に沿って流下する。また、第1支柱31の第1屈曲部31cと、第2支柱32の第2屈曲部32cに沿って流下した雨水は、第2鍔部52に当たることなく、そのまま第1支柱31又は第2支柱32に沿って流下する。つまり、大部分の雨水が、第1支柱31又は第2支柱32に沿って流下することとなる。そのため、第1支柱31と第2支柱32との間に雨水が流下して、運転者の背中を濡らすことが防がれる。
図13、図14に示すように、フロントガード60は、基板66と、第1前柱部61と、第2前柱部62と、ガード部63とを有している。
図13、図14に示すように、第1前柱部61は、第1固定部61aと、第1上延部61bと、第1後延部61cと、第3接続部61dとを有している。
、第1接続部31dと第3接続部61dとが接続される。
第2固定部62aは、第2前柱部62の下端に設けられており、運転席7の左前方にて基板66に固定されている。具体的には、第2固定部62aは、第2前柱部62の下端を、基板66の第1貫通孔66aLに嵌入して溶接等により固定した構成である。第2上延部62bは、第2固定部62aから上方に延びた後、屈曲して後方且つ上方(斜め後上方)に延びている。第2後延部62cは、第2上延部62bの上部から後方に延びている。第4接続部62dは、第2後延部62cの後端に設けられている。
図1、図13等に示すように、第2前柱部62は、手摺62hを有している。手摺62hは、第2上延部62bの中途部から前方に向けて突出している。第2前柱部62が手摺62hを有することにより、運転者が乗降する際に手摺61hを把持することで安全に乗降することができる。尚、第2前柱部62に手摺62hを設ける代わりに、第1前柱部61に同様の手摺を設けてもよい。また、第1前柱部61と第2前柱部62の両方に手摺を設けてもよい。
縦部材64は、第1前柱部61と第2前柱部62との間において互いに間隔をあけて複数本(図示例では11本)設けられている。各縦部材64は、金属製の帯状板により形成されており、下方から上方に向けて延びている。
第1連結部材651は、第1前柱部61の上部と第2前柱部62の上部とを連結している。具体的には、第1連結部材651は、第1上延部61bから第1後延部61cに至る屈曲部分と、第2上延部62bから第2後延部62cに至る屈曲部分とを連結している。
これにより、第1前柱部61及び第2前柱部62に設けられた屈曲部分が補強される。
制することができる。
2 機体
3 キャノピ
7 運転席
7a 座面
7b 背凭れ部
31 第1支柱
31a 第1縦部
31b 第1横部
31d 第1接続部
32 第2支柱
32a 第2縦部
32b 第2横部
32d 第2接続部
33 ルーフ
43 凹溝(第3凹溝)
44 凹溝(第4凹溝)
60 フロントガード
61 第1前柱部
61a 第1固定部
61b 第1上延部
61c 第1後延部
61d 第3接続部
61h 手摺
62 第2前柱部
62a 第2固定部
62b 第2上延部
62c 第2後延部
62d 第4接続部
63 ガード部
66 基板
66b 第5接続部
64 縦部材
641 第1縦部材
642 第2縦部材
642F 前部材
642R 後部材
65 連結部材
651 第1連結部材
652 第2連結部材
653 第3連結部材
Claims (14)
- 運転席の周囲に立設され且つ第1接続部を有する第1支柱と、
前記運転席の周囲に立設され且つ第2接続部を有する第2支柱と、
前記第1支柱と前記第2支柱とに渡って設けられ且つ前記運転席の上方に位置するルーフと、
前記第1接続部、前記第2接続部及び作業機の機体に着脱可能で且つ装着位置が前記運転席の前方であるフロントガードと、
を備え、
前記フロントガードは、前記第1接続部に着脱可能に接続される第3接続部を有する第1前柱部と、前記第2接続部に着脱可能に接続される第4接続部を有する第2前柱部と、を有し、
前記第1接続部は、前記第1支柱の前端に位置する第1プレートを有し、
前記第2接続部は、前記第2支柱の前端に位置する第2プレートを有し、
前記第3接続部は、前記第1前柱部の後端に位置する第3プレートを有し、
前記第4接続部は、前記第2前柱部の後端に位置する第4プレートを有し、
前記第1プレートの前面と前記第3プレートの後面とが当接した状態で接続され、
前記第2プレートの前面と前記第4プレートの後面とが当接した状態で接続される作業機のキャノピ。 - 前記第1支柱は、前記運転席の右後方から上方に延びる第1縦部と、前記第1縦部の上部から前方に延びる第1横部とを有し、
前記第2支柱は、前記運転席の左後方から上方に延びる第2縦部と、前記第2縦部の上部から前方に延びる第2横部とを有し、
前記第1前柱部は、前記運転席の右前方にて固定される第1固定部と、前記第1固定部から上方に延びる第1上延部と、前記第1上延部の上部から後方に延びる第1後延部と、を有し、
前記第2前柱部は、前記運転席の左前方にて固定される第2固定部と、前記第2固定部から上方に延びる第2上延部と、前記第2上延部の上部から後方に延びる第2後延部と、を有し、
前記第1プレートは、前記第1横部の前端に設けられており、
前記第2プレートは、前記第2横部の前端に設けられており、
前記第3プレートは、前記第1後延部の後端に設けられており、
前記第4プレートは、前記第2後延部の後端に設けられている請求項1に記載の作業機のキャノピ。 - 前記第1後延部は、前記運転席よりも前方であって且つ前記第1横部よりも下方に配置され、
前記第2後延部は、前記運転席よりも前方であって且つ前記第2横部よりも下方に配置されている請求項2に記載の作業機のキャノピ。 - 前記第1プレート、前記第2プレート、前記第3プレート、前記第4プレートには、それぞれ貫通孔が形成されており、
前記第1接続部と前記第3接続部は、前記第1プレートの貫通孔と前記第3プレートの貫通孔にボルトを挿通してナットに螺合することにより接続され、
前記第2接続部と前記第4接続部は、前記第2プレートの貫通孔と前記第4プレートの貫通孔にボルトを挿通してナットに螺合することにより接続され、
さらに、前記第1接続部に対して前記第3接続部を接続していないときに前記第1プレートの貫通孔を塞ぐキャップと、前記第2接続部に対して前記第4接続部を接続していないときに前記第2プレートの貫通孔を塞ぐキャップとを備えている請求項3に記載の作業機のキャノピ。 - 前記フロントガードは、
前記第1前柱部と前記第2前柱部との間に設けられたガード部と、
前記第1前柱部と前記第2前柱部とを作業機の機体に着脱可能に接続する第5接続部と、
を有している請求項2〜4のいずれかに記載の作業機のキャノピ。 - 前記フロントガードは、前記第5接続部を含む基板を有しており、
前記第1固定部は、前記運転席の右前方にて前記基板に固定され、
前記第2固定部は、前記運転席の左前方にて前記基板に固定され、
前記第3接続部は、前記第1後延部の後端に設けられており、
前記第4接続部は、前記第2後延部の後端に設けられている請求項5に記載の作業機のキャノピ。 - 前記第1接続部及び前記第3接続部は、前記ルーフの右端部より左方且つ前記ルーフの前端部より後方に位置しており、
前記第2接続部及び前記第4接続部は、前記ルーフの左端部より右方且つ前記ルーフの前端部より後方に位置している請求項1〜6のいずれかに記載の作業機のキャノピ。 - 前記ガード部は、
前記第1前柱部と前記第2前柱部との間において互いに間隔をあけて設けられ且つ下方から上方に向けて延びる複数の縦部材と、
前記第1前柱部、前記第2前柱部及び前記複数の縦部材を連結する連結部材と、を有している請求項6に記載の作業機のキャノピ。 - 前記連結部材は、
前記第1前柱部の上部と前記第2前柱部の上部とを連結する第1連結部材と、
前記第1前柱部の下部と前記第2前柱部の下部とを連結すると共に前記基板に接続された第2連結部材と、を有している請求項8に記載の作業機のキャノピ。 - 前記第1連結部材は、前記ルーフの前端部より後方であって且つ前記ルーフから下方に間隔をあけて設けられている請求項9に記載の作業機のキャノピ。
- 前記連結部材は、前記第1連結部材の下方且つ前記第2連結部材の上方であって、前記運転席の座面より上方且つ背凭れ部の上端より下方に設けられた第3連結部材を有している請求項9又は10に記載の作業機のキャノピ。
- 前記縦部材は、
前記第1連結部材と前記第3連結部材とを接続する第1縦部材と、
前記第2連結部材と前記第3連結部材とを接続する第2縦部材と、を有している請求項11に記載の作業機のキャノピ。 - 前記第2連結部材は、板状に形成されており、
前記第2縦部材は、前記第2連結部材の前面に接続された前部材と、前記第2連結部材の後面に接続された後部材と、を有している請求項12に記載の作業機のキャノピ。 - 請求項1〜13のいずれかに記載のキャノピを備えている作業機。
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