JP6487548B2 - 歯科部品用の切削装置および切削材料 - Google Patents

歯科部品用の切削装置および切削材料 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載された、切削材料から歯科部品を製造するための切削装置、および請求項8の前提部分に記載された、歯科部品を切削することができる切削材料に関する。
従来技術
例えば歯冠または橋脚歯などの歯科部品を製造するために、特に切削装置が使用される。したがって、歯科技術に関連する切削装置は、従来技術から知られている。
例えば、US2006/0035776A1は、切削装置を開示している。切削材料は、特定の形状を有するスピンドルを介して、対応する切削装置の取付部に挿入される。連結幾何配置が、切削材料または切削材料に接続されている部品によって規定されていないため、製造プロセスの後半に規定される。
さらに、US2012/0214133A1は、ネジ連結を介して、歯科部品を形成する切削材料を固定する方法を開示している。このネジ連結は、まず切削材料に接続され、その後顎部に固定される。そのために、切削材料または歯科部品の取付部は、切削装置に挿入され、固定のために切削装置に接続される。
DE102011005797A1は、切削材料を上面に配置した加工物ホルダを記載している。この加工物ホルダは、上面に切削材料を配置することができる平面を有する。切削材料を載せた加工物ホルダは、その後、ポジティブロック(positive-locking)およびフォースロック(force-locking)接続により切削装置のホルダに配置される。
DE102011109939A1は、1つ以上の切削材料を支持するための加工物取付部を開示している。加工物取付部と共に切削材料を切削装置に固定することによって、切削材料から歯科部品を切削することができる。
さらに、DE102008013829A1は、コード化された切削材料と、このような切削材料から歯科成形部品を製造する方法を開示している。切削材料のコードは、切削材料体の特性に関する情報担体として使用される。切削材料をスキャンまたは測定することによって、構造体の位置、寸法または種類を決定することができる。
同様に、EP2674128A2は、切削材料から、歯科インプラントに類似する実験用インプラントを製造する方法を開示している。
EP0160797は、切削装置に挿入することができる延長部材を有する切削材料体を開示している。切削材料体を挿入するために、切削装置に対して、切削材料の所定の初期位置を規定する1つ以上の基準面が設けられる。
また、EP0455853A1は、切削材料から歯科部品を製造することができる切削装置を開示している。そのため、加工物または切削材料をそれぞれ収容するスピンドルと、加工物に対して回転することができる2つの刃物スピンドルとが設けられている。刃物ピンドルが所定の外形データに従って制御され、加工物の周りに移動されている間に、刃物スピンドルに接続された刃物は、加工物に向かう方向または加工物から離れる方向に沿って移動することができる。
また、US2005/0276672A1は、歯冠のような歯科加工物を製造することができる切削材料を開示している。同様に、この切削材料は、対応するベースに挿入可能なホルダに連結されている。したがって、切削材料は、ホルダ上のマーキングによって識別され、切削装置内に固定される。
また、JP2000135228Aは、切削材料を挿入して歯科部品を製造することができる切削装置を開示している。同様に、この切削材料は、部品の正確な嵌合または識別を可能にするために形成された1つ以上のノッチを有するホルダに連結されている。
JP10−118097に開示された切削装置を用いて、いくつかの切削材料を対応する切削装置のホルダテーブルに配置することができ、これらの切削材料から対応する歯科部品を製作することができる。
DE29502137U1は、例えば歯冠を製造することができる加工物を中空軸に保持するための固定機構を開示している。この目的のために、バネ付勢されたスロット付きコレットが設けられる。このコレットは、加工物に近接する端面において、中空軸に挿入された円錐リングと相互作用することができる固定円錐体を備え、加工物から離れる端面において、中空軸内で軸方向に移動可能なストッパリングと、ストッパリングおよび円錐リングにより支持された圧力バネと、中空軸内に案内されるネジ山付きスピンドルとを備える。さらに、減速スピンドルが、ネジ山付きスピンドルとコレットとの間に設けられ、配置される。減速スピンドルの一端は、ネジ山付きスピンドルと係合し、他端は、力係合によってコレットに当接する。
EP1652490A2に記載され、歯科部品を製造するための装置において、切削材料は、切削装置に着脱可能に接続されたプレート上に配置される。このプレートは、切削装置に対して所定の向きを決定する。
KR1020110045826Aによれば、切削材料は、ネジ山を有するネジを介して切削装置に挿入される。切削材料は、接着剤を介して切削装置の固定軸に連結される。
代替的には、DE202008006553U1は、歯科インプラント処理装置を開示している。この歯科インプラント処理装置は、ベースプレートと、ベースプレートに取り付けられ、実験用インプラントを収容するためのチャックと、実験用インプラントを解放可能に固定するための手動作動可能なコレットとを備える。
EP2036516A2によれば、切削材料に接続されたホルダが、切削材料を保持するために設けられ、切削工具の加工物受け台に装着されるために、アダプタに着脱可能に接続される。
DE102007061928B3によれば、切削材料は、切削装置のホルダに挿入される。ホルダの凹部形状によって、切削材料は、2つの向き、すなわち第1向きおよび第1向きに対して180°回転した向きで、ホルダに挿入されることができる。
さらに、歯科成形部品を製造するための切削材料を保持するための加工物ホルダが、DE102008030050A1に開示されている。この加工物ホルダは、切削材料を取り付けることができるベースを含む。さらに、シャンクが切削材料から離れるベース側に設けられ、切削装置のホルダに挿入することができる。このシャンクは、2つの当接面を備える。シャンクを切削装置に取り付けできるように、少なくとも1つの当接面は、ベースまたはシャンクの長手軸に対して傾斜している。
歯科部品を製造するための切削材料を支持するためのホルダは、WO2013/167903A1から知られている。切削材料は、ホルダの横方向に直接に装着され、その位置で加工される。
WO2013/167904A1は、類似するものを開示している。ホルダにいくつかの特徴を設けることによって、切削装置との正確な取り付けを可能にし、それによって、横方向に沿ってホルダに固定された複数の切削材料の整列を保証する。
さらに、DE202014103291U1は、切削材料に取り付けられた締結突起を介してホルダ領域に挿入可能な切削材料を開示している。切削材料をホルダ領域に対して正確な位置に整列するために、切削材料には溝が設けられ、ホルダ領域には位置決めピンが設けられている。ホルダ領域全体の周りに延在する固定ナットを使用して、切削材料を固定する。
従来技術によれば、歯科部品、特に歯冠または橋脚歯の製造中に、連結幾何配置が形成されていない。さらに、切削材料が後に形成される加工物の整列に対して切削装置に精確に固定されていないため、切削材料を切削装置に固定する間に生じ得る切削材料の僅かな位置誤差、例えば傾斜によって、切削材料から製造される加工物が欠陥を有する可能性がある。さらに、第一に切削材料を切削装置に取り付けることを可能にするために、第二に切削材料の所望の向きを保証するために、いくつかの構成要素が使用される。切削材料を固定するときの軽微な不具合および所望の向きを確保するための装置とホルダとを整列するときの整列誤差でさえ、歯科部品の品質に大きな影響を与える可能性がある。
目的
本発明の目的は、既知の先行技術から出発して、切削材料の正確な保持および整列の点で改良された、歯科部品を製造するための切削材料を保持するための保持装置、および同様に構成された切削材料を提供することである。
解決手段
本発明の目的は、独立請求項1に記載の歯科部品を製造するための切削装置および請求項8に記載の切削材料によって達成される。本発明の有利な展開例は、従属請求項に含まれる。
本発明に係る切削装置の特徴として、ホルダは、切削材料からなる環状装着物によって取り囲まれるように設けられ、切削材料の環状取付部は、位置決めのために、ストッパに当接することができる。したがって、ポジティブロックによって、切削材料をホルダに確実に位置決めることができる。ストッパを設けることによって、切削装置と切削材料の端部との間に明確な距離が確保され、切削材料を処理するときの誤差、具体的には後に形成される歯科部品の長さに関連する誤差を大幅に減少することができる。
一実施形態によれば、環状取付部と着脱自在に接続するために、ホルダに素子を設ける。これらの素子は、切削材料と切削装置とのポジティブロックおよびフォースロック接続をさらに改善して、歯科部品の製造時の誤差を低減することができる。
この実施形態の1つの展開例において、素子は、少なくとも1つのネジ用のネジ山を備える。対応する形状のネジを挿入することにより、非常に高精度で切削装置に挿入された切削材料を固定することができ、切削材料の並進方向または回転方向の動きまたは整列ずれを回避することができる。
さらなる実施形態において、ホルダは、2つのネジ用のネジ山を備え、ネジ山の連結線は、ホルダの長手軸を貫通して延在する。これによって、1つのネジを使用する場合よりも、切削装置における切削材料の位置決める精度をさらに改善することができる。各々のネジが異なる形状および/またはサイズを有する場合、例えば180°で誤った切削材料の配向を防止することができる。
さらなる実施形態によれば、ストッパは、平面を規定し、ホルダは、平面に垂直な長手軸を有し、ホルダは、長手軸に対して対称的にまたは非対称的に形成される。ホルダを対称形状に形成することによって、ユーザが環状取付部を介して切削材料を容易に配置することができ、長手軸に対してホルダを非対称形状に形成することによって、ホルダ上に配置される切削材料の向きを決めることができ、誤配向を防止することができる。
この実施形態の1つの展開例において、ホルダは、長手軸に対して非対称的に形成され、長手軸に平行な少なくとも1つの平坦面を有する。
上記の実施形態の1つの展開例において、ホルダの形状は、ストッパに対する切削材料の向きを規定する。これによって、切削材料の整列不良が防止され、後に形成される歯科部品の連結幾何配置に対して切削材料の正確な位置決めを保証することができる。
本発明に係る切削材料は、一方側では歯科部品の連結幾何配置を規定するピンを備え、他方側では切削装置のホルダを取り囲む環状取付部を備える。環状取付部は、切削装置のストッパに当接することができる。環状取付部は、2つの開口を備える。連結幾何配置を規定するピンを設けることによって、切削装置を用いて、連結幾何配置に関連して、切削材料から歯科部品の全体を製造することができる。環状取付部によって、切削装置にポジティブロックおよびフォースロック嵌合を可能にし、連結幾何配置に関連して、歯科部品を高精度で形成することができる。このピンは、歯科部品を顎内のホルダまたは他の要素に嵌合することを可能にする任意の構成要素として理解すべきである。任意の構成要素としては、差込接続用のピンだけでなく、ネジ付きネジも含む。ピンは、角度のある形状を有してもよく、丸く形成されてもよい。ピンは、円筒形または円錐形に形成されてもよい。他の形状も考えられる。例えば、連結要素は、ホルダと着脱可能な接続を確立するために設けられた開口を通過することができる。
切削材料の一実施形態において、環状取付部は、実質的に円筒形の外側形状を有し、取付部は、実質的に円筒形の内側形状または切削材料の長手軸に対して非対称な内側形状を有する。対称的な内側形状が非常に容易に製造できる一方、取付部の非対称的な内側形状は、例えば連結幾何配置に対して、切削装置における切削材料の所定の向きを決めることができる。
これらの実施形態の1つの展開例において、環状取付部は、少なくとも1つの開口を備え、ネジなどの連結要素は、切削装置のホルダと着脱可能な接続を確立するために、この開口を通過することができる。開口を通過する連結要素を使用して、環状取付部を切削装置に接続することによって、環状取付部と切削装置との間、その結果、切削材料と切削装置との間にポジティブロックおよびフォースロック嵌合が確実に保証され、切削材料から歯科部品を製造するときの誤差をさらに低減することができる。
さらなる展開例において、開口の位置は、ピンによって規定された連結幾何配置に依存する。これによって、連結幾何配置を形成するように、できるだけ正確に歯科部品を切削装置に整列することが保証される。
さらなる実施形態によれば、開口は、切削材料から離れる方向に面する環状取付部の端面上の凹部として形成される。
切削材料から離れる方向に面する環状取付部の端面は、実質的に平坦リングとして設けられ、または切削装置のストッパと当接可能なリング部分を含むことができる。取付部の長さは、切削装置に対する切削材料の長手方向の向きを決定する。開口が取付部の下端面、すなわちリングの領域上の凹部として設けられた場合、切削材料の非常に高精度のポジティブロックおよびフォースロック固定が保証される。
さらに、前述の実施形態の1つに係る切削材料は、上記の実施形態の1つに記載の切削装置に配置される。環状取付部は、ホルダを取り囲み、環状取付部は、切削材料から離れる方向に面する端面で、切削装置のストッパに当接する。この構成の利点は、環状取付部によって、切削材料とホルダとの間にポジティブロックおよびフォースロックを可能にすると共に、切削装置のストッパと当接する環状取付部の長さによって、切削材料とストッパとの間の距離を精確に規定することができる。環状取付部が同時に連結幾何配置に応じて切削装置に対する切削材料の位置を決定するため、切削材料を整列させるための要素を省くことができ、それによって誤差を回避することができる。これにより、切削装置に対する切削材料の非常に精確な整列をもたらし、その結果、非常に高精度で歯科部品を製造することができる。
切削装置を示す概略図である。 ホルダおよび切削材料を示す拡大概略図である。 ホルダおよび環状取付部の一実施形態を示す概略図である。 ホルダおよび環状取付部の一実施形態を示す概略図である。 異なる断面形状を有するホルダおよび環状取付部の一実施形態を示す概略図である。 異なる断面形状を有するホルダおよび環状取付部の一実施形態を示す概略図である。 連結幾何配置に対する切削材料の向きを示す概略図である。 連結幾何配置に対する切削材料の向きを示す概略図である。
詳細な説明
図1は、例えば先行技術からも知られている切削装置100の基本構造を概略的に示す。この切削装置は、カバー101を備えることができる。切削装置の残りの構成要素は、カバーの内側に配置される。カバーは、いくつかの個別の領域に、特に製造中に構成要素を観察することができる検査領域を含むように分割することができる。さらに、歯冠のような歯科部品を製造するための切削材料を切削装置100に導入するために、例えばハッチを設けることができる。さらに、必要に応じて、切削装置101には、歯科部品の製造に関するデータ入力を可能にする操作端末104を設けることができる。切削装置100はさらに、切削装置100に挿入された切削材料を加工することができる1つ以上の切削工具102を含む。さらに、切削材料を配置または固定することができる保持領域に、保持装置103が設けられている。
歯科部品を製造するための切削材料は、保持装置103に固定的に装着されてもよく、または保持装置に対して回転可能に配置されてもよい。前者の場合、切削材料の方向に回転可能且つ移動可能に取り付けられた1つ以上の切削工具を使用して、切削材料を加工する。切削材料自体が切削工具に対して回転可能に配置された場合、切削材料を例えば長手軸の周りに回転させながら、切削工具は、一般的に切削材料に向かってまたは切削材料から離れて動かされる切削材料から製造される歯科部品の輪郭に依存する。
切削材料は、原則的に任意の所望の形状を有することができる。切削材料の形状は、円筒形であってもよく、丸い縁または平ら縁を有する直方体または立方体であってもよい。同様に、基本的に歯科部品に対応する幾何学的構造、例えば円錐体または楕円体を使用することができる。切削材料のサイズは、形成される歯科部品のサイズに応じて変化することができる。切削材料は、全ての方向に数mm以上で延在してもよく、1つ以上の方向に2cmまたは4cmまで延在してもよい。
通常、切削材料の出発材料として、セラミック化合物を使用することができる。しかしながら、プラスチック材料または金属合金を使用することもできる。基本的には、切削方法を用いて加工可能な材料が使用される。機械的ツールを使用することができ、レーザを使用することもできる。したがって、切削装置100は、歯科部品を製造するために、機械的な力を用いて切削材料から材料層を除去する実施形態だけでなく、切削材料から材料を蒸発させるレーザツールを含むこともできる。
図2は、切削装置の保持装置103を含む保持領域のより詳細な概略図を示す。本発明にとって重要な保持装置103の部分は、実線で示されるが、保持装置の残りの部分は、破線の直方体で示される。破線構造は、保持装置103の形状を制限するものとして理解すべきではなく、ホルダ232およびストッパ231の組立基準として機能するものとして意図されている。
本発明によれば、ストッパ231は、保持装置に配置される。図示のように、このストッパは、例えば円筒形状を有する隆起として形成されてもよい。しかしながら、ストッパの形状は、基本的に任意である。円筒形状に加えて、直方体形状または他の形状のストッパを使用することもできる。不規則な形状も考えられる。一実施形態によれば、ストッパ231は、保持装置103から離れる方向に面する平面を規定する。ホルダ232は、この平面内に配置される。本発明によれば、このホルダ232には、切削材料を配置することができる。ホルダは、好ましくは、ストッパに対して垂直に配置される。これによって、ホルダの長手軸は、ストッパを貫通して延在し、ストッパの法線、具体的には平面の法線を形成するまたはこの法線と平行に延在する。長手軸は、ホルダの少なくとも部分的に湾曲した表面領域に平行に延在する。例えばホルダを円筒形または部分円筒形の外面を有するものとして形成した場合、長手軸は、円筒形の外面と平行に延在する。
また、図2は、切削材料を示している。切削材料240は、歯科部品を製造する実際の切削材料242、およびその上面の要素243を含む。要素243は、ピンまたはネジとして形成されてもよい。原理的には、要素243は、切削材料240から製造される歯科部品の連結幾何配置を規定する。
連結幾何配置は、要素243によって規定され、歯科部品を患者の顎部に挿入するときに沿った方向または向きとして理解される。したがって、この連結幾何配置は、歯科部品の所定の向きを表す。歯科部品の適切な機能および正確な設置を確保するために、切削材料240から切削される歯科部品の形状および向きが、この連結幾何配置と一致しなければならない。
例示として、切歯は、歯科部品として切削材料240から製造することができる。切歯は、患者の顎部において一定の配向を有する。歯科部品を用いて患者の元の切歯を交換するために、元の切歯を取り除き、対応するネジまたは連結要素を顎部の空き空間に連結し、連結要素に歯科部品を挿入することができる。
次に、連結要素に対する歯科部品の配向は、要素243によって、例えば対応するネジまたはピンによって規定される。したがって、置換用切歯が意図した実際の位置に対して傾斜またはねじれていないことを確実にするために、切削材料240から製造された歯科部品の構造は、連結幾何配置に応じて作成されなければならないことは明らかである。図2は、例示として、切削材料240から製造される歯科部品としての切歯244の形状を概略的に示している。
さらに、切削材料240は、要素243の連結幾何配置と対向する側に、環状取付部241を備える。この環状取付部は、切削材料を切削装置に挿入したときに、ホルダ232に当接することができ、またはホルダ232を取り囲むことができるように構成される。この目的のために、環状取付部241は、少なくとも部分的に中空シリンダとして形成される。中空シリンダ内の空き領域は、切削装置上のホルダ232の外側形状に対応している。したがって、ホルダ232を環状取付部241に挿入することができる。
ホルダ232の長手軸は、環状取付部がホルダを取り囲みながらホルダに沿って移動する方向と同様の方向に延在する。
また、環状取付部は、切削材料から離れる方向に面する端面で、切削装置上のストッパ231に当接することができる。具体的には、切削材料を切削装置に正しく装着すると、環状取付部241は、ホルダ232の上面に配置されるか、またはホルダ232を取り囲みながらストッパ231と当接する。これによって、ホルダ232に対する環状取付部241の傾斜がストッパ231によって防止されるため、切削材料と切削装置との間のポジティブロック嵌合を確保することができる。
切削材料と切削装置との間の着脱可能なポジティブロックおよびフォースロック接続を確保するために、例えば環状取付部の上面および切削装置のホルダ232の上面に、各々相補的な追加要素を設けることができる。
図3aは、例示的な実施形態を示している。環状取付部との間に着脱可能な接続を確立するために、少なくとも1つの素子353がホルダ232内に形成される。一実施形態において、この素子353は、ネジ351用の開口またはネジ山を備える。切削材料の環状取付部241は、対応する開口354を備える。ネジ351は、開口354を通って案内され、ホルダ232に連結され、具体的にはネジ固定される。切削材料の環状取付部を通ってネジ351をホルダ232に締め込むことによって、切削材料と切削装置のホルダ232との間のポジティブロック接続を確保することができる。
ホルダの開口とストッパ231との間の距離および切削材料の環状取付部241の開口とストッパ231との間の距離を各々適切に選択することによって、環状取付部がストッパ231と当接した場合のみ、ネジ接続を行うことができる。これにより、歯科部品を形成する実際の材料242とストッパ231との間の距離が正確に規定される。さらに、環状取付部がストッパ231と当接しているため、ホルダ232に対する切削材料の傾斜が防止される。
この目的のために、例えば、切削材料から離れる方向に面する環状取付部241の部分は、実質的にリングとして形成され、切削装置のストッパと当接することができる断面を含むことができる。断面の例は、図4aおよび図4bに示される。当接面積を増加するために、この領域の環状取付部は、残りの領域の環状取付部よりも大きな直径を有してもよい。
切削材料の傾斜を防止する、できる限り完全に防止するために、ストッパと当接する環状取付部の表面およびストッパ231の表面は、できる限り平坦にしなければならない。ストッパ231の面偏差は、最大10μm、好ましくは5μm、特に好ましくは3μm未満である。同様に、ストッパ231と当接する環状取付部241の面偏差は、好ましくは数ミクロンであり、特に好ましくは5μm未満である。この偏差は、ストッパによって規定された実平面の平均値を表す仮想平面に対して、ストッパによって規定された実平面の偏差が最大で上述の記載値であることを理解すべきである。環状取付部も同様である。
ストッパ231とホルダ232の開口との距離と、切削材料から離れる方向に面する環状取付部241の端面と開口354との距離とは、できる限り同様である。これによって、これらの開口を通ってネジ351を締め込むと、環状取付部は、ストッパ231に確実に当接する。当接をさらに確保するために、ストッパ231とホルダ232の開口との距離を、切削材料から離れる方向に面する環状取付部241の端面と開口354との距離よりも僅かに小さくなるようにすることができる。その後、例えばネジによって環状取付部をホルダに接続すると、環状取付部をストッパ231の方向に締め付けることによって生じた締付け力は、環状取付部をストッパ231に確実に当接させる。ストッパ231とホルダ232の開口との距離は、切削材料から離れる方向に面する環状取付部241の端面と開口354との距離に比べて、例えば0.1mm、好ましくは50μm、特に好ましくは20μmの距離差を有することができる。距離差が大きくなると、ストッパの方向に環状取付部を締め付ける力が増加するが、材料に応力の増加をもたらし、変形および位置ずれを引き起こす可能性がある。したがって、開口の間の距離差は、好ましくは、ホルダの方向に環状取付部を締め付ける力を確保しながら、材料の変形を引き起こさない。
ホルダ232上の環状取付部のポジティブロックおよびフォースロック嵌合を更に改善するために、互いに締め込むことができ、したがって、ホルダ232上の2つの開口および環状取付部241上の2つの開口に締め込むことができる少なくとも2つのネジまたは2つの要素351および352を設けることができる。特に好ましくは、ネジ351を使用する場合に、スリーブ352は、ネジ351用のネジ穴を有する。ホルダ232および環状取付部241の開口は、互いに対向するように形成される。これは、開口の中心間の連結線が環状取付部241の長手軸Lおよびホルダ232の長手軸と交差することを意味する。スリーブおよびネジを用いて追加の機械的連結を形成したため、ホルダ232上の環状取付部のポジティブロックおよびフォースロック嵌合がさらに改善される。
実際に意図した位置に対して誤って切削材料を180°回転して取り付けることを防止するために、環状取付部が正しい向きにある場合のみ、ネジ351およびスリーブ352をホルダに締め込むことができるように構成することができる。このことは、例えば環状取付部241上の開口およびホルダ上の開口を異なるサイズにし、環状取付部241上の開口354または355が対応するホルダ上の開口353または356に対して正しい向きに配置された場合のみ、ネジ351またはスリーブ352を挿入することができるように構成することによって実現することができる。
2つのネジを使用する場合、誤った配置を防止するために、ホルダまたは取付部上の開口を180°以外の角度で設けることができる。例えば、環状取付部上の開口354および開口355は、長手軸Lに対して90°回転することができる(ホルダ上の開口353および356も同様である)ため、ホルダ232に対して環状取付部を適切に配置した場合のみ、ネジを挿入することができる。
図3bは、さらなる実施形態を示している。この実施形態において、環状取付部241は、完全な開口の代わりに、切削材料から離れる方向に面する環状取付部の端面に形成された凹部を備え、図3aを参照して説明したように、対応するネジ351またはスリーブ352は、この凹部を通って挿入することができる。この場合、環状取付部は、切削材料から離れる端面に完全なリングを含まず、凹部によって分離された2つ以上の部分リングを含む。これらの部分リングも、完全リングと同様にストッパと当接し、仮想平面からの偏差などの精度に関する各要件を満たす。
図3aおよび図3bに示す実施形態において、ホルダ上の開口および環状取付部上の開口は、ネジ山を有しなく、平坦な制限面を有するように設けられてもよい。さらに、ネジ351は、好ましくは、皿ネジとして設けられ、スリーブ352は、内ネジ山付きの皿ネジナットとして設けられてもよい。
ネジを締め込むときに、スリーブ352(特に皿ネジナット)の望ましくない回転を防止するために、図3bに示す実施形態において、スリーブは、ストッパ231と当接可能な平坦領域を有することができる。これによって、スリーブ352が自由に回転しないようにポジティブロックが得られ、ネジを締め込むときの共回転が防止される。
代替的にまたはそれと組み合わせて、ホルダ232および環状取付部241の外側形状は、長手軸に対して対称ではない。このような実施形態は、図4に示される。
図4aに示される実施形態によれば、ホルダは、原則的に円筒形に形成され、長手軸Lは、対応する円筒の仮想対称軸を通過する。しかしながら、ホルダ232は、1つの位置に少なくとも1つの平坦部470を含む。ホルダ232の円周上に、複数の平坦部を設け、等間隔に配置することができる。これらの平坦部をホルダ232の円周上に非等間隔に配置した場合、1つのみの向きに従って、環状取付部をホルダ232に正確に配置することができる。
図4aは、切削材料240の環状取付部241の断面をさらに示している。長手軸Lは、紙面に対して垂直である。環状取付部241の外側形状は、円筒形またはほぼ円筒形であるが、原則的にはストッパ231との当接を確保するために任意の形状を有してもよいが、内側形状は、ホルダ232の外側形状と相補的である。すなわち、環状取付部241の内側形状は、ホルダ232上の平坦部470に対応するサイズおよび形状を有する平坦部471を含む。
代替的には、ホルダ232は、例えば図4bに示すようプリズム形状などの異なる幾何学的形状を有するように構成することもできる。ホルダ232の長手軸は、切削装置上のストッパ231に対して垂直である。同様に、環状取付部241の断面は、長手軸Lに垂直であり、プリズムに対応する内側断面形状を有することができる。これによって、切削材料240は、環状取付部241を介して、切削装置上のホルダ232と係合し、ストッパ231に当接することができる。
図5aおよび図5bは、ピン243によって規定された連結幾何配置580に対して環状取付部241上の開口354の向きを示す。簡略化のために、連結幾何配置580は、ストリップとして概略的に図示されている。向きは、破線243′によって表される。この向き243′の決定は、基本的には任意であるが、図5aおよび図5bにおいて同一の基準で行われる。例えば、ピン表面上の連結幾何配置580と長手軸Lとの間に、長手軸に垂直である連結線を作成することができる。得られた線は、連結幾何配置580の向きを示す特徴的ものであると理解することができる。同様に、開口の中心から長手軸Lに垂直な連結線を作成することによって、開口354の向き354′を規定することができる。
図5aにおいて、開口は、連結幾何配置580に対して角度αで回転され、その結果、向き243′および354′は、対応する角度αを形成する。したがって、切削材料240から製造される歯科部品244は、連結幾何配置580に対して特定の第1向きを有し、例示として破線で示される。
図5bにおいて、開口354、すなわち切削装置上のホルダに対する環状取付部の向きは、連結幾何配置580に対して角度βで回転される。これによって、切削材料240から製造される歯科部品244は、異なる向きに配置され、同様に破線で示される。
切削装置上のホルダと着脱可能な接続の確立を可能にするように、連結幾何配置580に対して環状取付部の開口または一般的な連結要素の選択は、切削材料から製造される歯科部品を高精度で連結幾何配置に対して配向することができる。これによって、切削材料240は、ホルダおよびストッパとの着脱可能な接続を確立するための環状取付部および連結要素を介して、できるだけ正確に切削装置上に配向されるため、所定の連結幾何配置に従って、最小の偏差で歯科部品を切削することができる。

Claims (11)

  1. 切削材料から歯冠または橋脚歯などの歯科部品を製造するための切削装置であって、
    前記切削装置は、ストッパと、前記切削材料を保持するためのホルダとを備え、
    前記ホルダは、前記切削材料の環状取付部によって取り囲まれるように設けられ、
    前記切削材料の前記環状取付部は、位置決めのために、前記ストッパに当接可能であり、
    前記環状取付部と着脱自在に接続するために、前記ホルダに素子が設けられ、
    前記素子は、少なくとも1つのネジ用のネジ山を備え、
    前記素子は、対応する形状のネジを挿入することにより、前記切削装置に挿入される前記切削材料を固定するのに適し、前記切削材料の回転方向の動きまたは整列ずれを回避することができ
    前記ホルダは、2つのネジ用のネジ山を備え、
    前記ネジ山の連結線は前記ホルダの長手軸を貫通して延在する、または、前記ホルダまたは前記環状取付部上の開口が互いに対して180°以外の角度で設けられる、切削装置。
  2. 前記ストッパは、平面を規定し、
    前記ホルダは、前記平面に垂直な長手軸を有し、
    前記ホルダは、前記長手軸に対して対称的にまたは非対称的に形成される、請求項1に記載の切削装置。
  3. 前記ホルダは、前記長手軸に対して非対称的に形成され、前記長手軸に平行な少なくとも1つの平坦面を有する、請求項に記載の切削装置。
  4. 前記ストッパに対する前記切削材料の向きは、前記ホルダの形状によって規定される、請求項またはに記載の切削装置。
  5. 歯冠または橋脚歯などの歯科部品を切削することができる切削材料であって、
    前記切削材料は、一方側では前記歯科部品の連結幾何配置を規定するピンを備え、他方側では切削装置のホルダを取り囲む環状取付部を備え、
    前記環状取付部は、前記切削装置のストッパに当接可能であり、
    前記環状取付部は、2つの開口を備える、切削材料。
  6. 前記環状取付部は、実質的に円筒形の外側形状を有し、
    前記環状取付部は、実質的に円筒形の内側形状または前記切削材料の長手軸に対して非対称な内側形状を有する、請求項に記載の切削材料。
  7. 前記切削装置の前記ホルダと着脱可能な接続を確立するために、ネジなどの連結要素は、前記開口を通過することができる、請求項に記載の切削材料。
  8. 前記開口の位置は、前記ピンによって規定された連結幾何配置に依存する、請求項に記載の切削材料。
  9. 前記開口は、前記切削材料から離れる方向に面する前記環状取付部の端面上の凹部として設けられる、請求項またはに記載の切削材料。
  10. 前記切削材料から離れる方向に面する前記環状取付部の前記端面は、実質的に平坦リングとして設けられ、または前記切削装置の前記ストッパと当接可能な部分リングを含む、請求項のいずれか1項に記載の切削材料。
  11. 前記切削材料は、請求項1〜のいずれか1項に記載の切削装置に配置され、
    前記環状取付部は、前記ホルダを取り囲み、
    前記環状取付部は、前記切削材料から離れる方向に面する端面で、前記切削装置の前記ストッパに当接する、請求項10のいずれか1項に記載の切削材料。
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