JP6487297B2 - 脱臭装置および便器 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る便器は、上記の脱臭装置が設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に確実に設置することができる。
このような構成とすることにより、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に正しい向きに取り付けることができる。
このような構成とすることにより、シャッタが操作部材によって開放状態に維持されるため、使用者がシャッタを開放状態となるように押さえる必要がなく、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に容易に着脱することができる。
このような構成とすることにより、シャッタの上側から集塵フィルタを着脱することができるため、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に容易に着脱することができる。
図1に示すように、本実施形態による便器1は、水洗式大便器で、トイレ空間11の床面12に設置され下方に延びる排水配管(不図示)に接続された便器本体2と、便器本体2に取り付けられた機能部3と、機能部3を介して便器本体2に回動可能に取り付けられた便座4および便蓋5と、を有している。
ここで、便器1の機能部3が設けられている側を前後方向の後側とし、便座4が設けられている側を前後方向の前側とする。またこの前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。
ノズルユニット61は、機能部3の幅方向略中央部に配置されている。一対の局部洗浄ノズル611,612は、一方が肛門洗浄用の第1ノズル611で、他方がビデ用の第2ノズル612を構成している。第1ノズル611および第2ノズル612は、幅方向に隣接していて、第1ノズル611が幅方向の一方側に配置され、第2ノズル612が幅方向の他方側に配置されている。
第1ノズル611および第2ノズル612が延在し、進退する傾斜方向をノズルの移動方向とし、このノズルの移動方向のうち第1ノズル611および第2ノズル612が前方かつ下方に前進する側を前側とし、後方かつ上側に後退する側を後側とする。
また、ケースの前面9aには、第1ノズル進退口91aの幅方向の一方側に隣接して除菌・脱臭装置7の集塵フィルタ75を着脱するための集塵フィルタ着脱口91fが形成され、集塵フィルタ着脱口91fの更に幅方向の一方側に隣接して温風乾燥ユニット63による温風が吹き出す吹出口91c、除菌・脱臭装置7へ便鉢21(図2参照)の内部の空気を吸込むための吸込口91dが形成され、第2ノズル進退口91bの幅方向の他方側に隣接して除菌・脱臭装置7から除菌・脱臭を行うための空気が吹き出す吹出口91eが形成されている。
これらの集塵フィルタ着脱口91f、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eは、機能部3側から便鉢21の内部に向かって斜め下側に向かうように開口されている。
ケース9の前面9aには、開口形成部91を覆った状態(図2参照)と露出した状態(図3および図4参照)とに切り替えるシャッタ92が設けられている。シャッタ92は、第1ノズル611および第2ノズル612のいずれかの進退によって開口形成部91を開閉可能に構成されている。
第1ノズル611および第2ノズル612は、局部洗浄機能を有するとともに、シャッタ92を上側開放状態または下側開放状態に維持する操作部材の役割も兼ねている。
このようにシャッタ92が下側開放状態となりシャッタ92の内側の面92aが下向きとなった状態で洗浄を行うため、洗浄時に発生した飛沫がシャッタ92の内側の面92aに付着する可能性が低く、洗浄後にシャッタ92を閉じた際にケース9内に飛沫が入り込むことを防止または抑制することができる。
集塵フィルタ取付部711は、集塵フィルタ着脱口91fを介して便鉢21の内部と連通している。集塵フィルタ75は、集塵フィルタ着脱口91fを介して便鉢21の内部から集塵フィルタ取付部711に着脱される。なお、集塵フィルタ取付部711については後述する。
除菌ユニット74は、除菌イオンを発生させて浮遊菌の繁殖を抑制するとともに除菌する機能を有している。具体的には、除菌ユニット74は、空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンとを発生させて、そのプラスイオンとマイナスイオンにより浮遊菌をとりかこんで不活化させている。
連結部753の上端部近傍には、上側被係止部755の下側に、幅方向に貫通する上側開口部757が形成されている。上側開口部757は、高さ方向よりも前後方向に長い形状に形成されている。連結部753の上端部近傍は、外力によって上側開口部757を高さ方向に潰すようにして弾性変形可能となっている。
連結部753の下端部近傍には、下側被係止部756の上側に、幅方向に貫通する下側開口部758が形成されている。下側開口部758は、高さ方向よりも前後方向に長い形状に形成されている。連結部753の下端部近傍は、外力によって下側開口部758を高さ方向に潰すようにして弾性変形可能となっている。
集塵フィルタ取付部711は、それぞれダクト71の下面71aから上側に突出し、幅方向に間隔をあけて配置された第1下板部712と第2下板部713との間に形成されている。
第1下板部712は、集塵フィルタ取付部711の吸込口91d側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751(図6参照)の下縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
第2下板部713は、集塵フィルタ取付部711の脱臭カートリッジ73側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の下縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
第1後板部714は、下端部が第1下板部712と連続しており、ダクト71の高さ方向の略全体にわたって形成されている。第1後板部714は、集塵フィルタ取付部711の吸込口91d側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の後縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
第2後板部715は、下端部が第2下板部713と連続しており、ダクト71の高さ方向の中間部よりも下側に形成されている。第2後板部715は、集塵フィルタ取付部711の脱臭カートリッジ73側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の後縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
このとき、図9に示すように、集塵フィルタ75を突出部754が形成されている面が第1下板部712および第1後板部714と対向する向きで集塵フィルタ取付部711に取り付けようとすると、集塵フィルタ75の突出部754が第1後板部714の前端部とあたり、集塵フィルタ75の後端部75aがダクト71の後面71bと離間し、集塵フィルタ取付部711に取り付けできないように設定されている。
上側係止部759は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の上側被係止部755と対向する位置に配置されている。下側係止部760は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の下側被係止部756と対向する位置に配置されている。
集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられると、上側被係止部755が上側係止部759に入り込んで係止されるとともに、下側被係止部756が下側係止部760に入り込んで係止される。
このとき、集塵フィルタ75は、連結部753の上側被係止部755が集塵フィルタ着脱口91fおよびダクト71の上面71cとあたり、連結部753の上端部側が上側開口部757を潰すように弾性変形する。また、集塵フィルタ75は、連結部753の下側被係止部756が集塵フィルタ着脱口91fおよびダクト71の下面71aとあたり、連結部753の下端部側が下側開口部758を潰すように弾性変形する。
なお、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711から取り外すには、まず、シャッタ92を上側開放状態として集塵フィルタ着脱口91fを露出させる。続いて、集塵フィルタ75の取っ手752を把持して集塵フィルタ着脱口91fを介して集塵フィルタ取付部711から集塵フィルタ75引き出して取り外す。
また、集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられると、上側被係止部755が上側係止部759に入り込んで係止されるとともに、下側被係止部756が下側係止部760に入り込んで係止されることにより、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に確実に設置することができる。また、集塵フィルタ75が集塵フィルタ取付部711内において位置ずれすることを防止できる。
また、シャッタ92を上側開放状態とすると、飛沫によって汚れることが多いシャッタ92の外側の面92bが下側となり使用者が触れることが少ないため、シャッタ92の外側の面92bについた飛沫に使用者が触れることを防止できる。
例えば、上記の実施形態では、集塵フィルタ75には、取っ手752が設けられているが、使用者が集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に着脱可能であれば、取っ手752が設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、集塵フィルタ75に上側被係止部755と下側被係止部756とが形成され、ダクト71に上側係止部759と下側係止部760とが形成され、上側被係止部755が上側係止部759に係止され、下側被係止部756が下側係止部760に係止されるように構成されているが、集塵フィルタ75がダクト71に係止されていなくてもよい。また、集塵フィルタ75がダクト71に係止される形態は上記の形態以外でもよい。例えば、集塵フィルタ75には、上側被係止部755および下側被係止部756のいずれか一方が設けられていて、ダクト71には上側係止部759および下側係止部760の対応する一方が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、集塵フィルタ75には突出部754が形成されていて、集塵フィルタ75は、正しい向きであると突出部754が第2後板部715の上に配置されて集塵フィルタ取付部711に取り付けられて、逆向きであると突出部754が第1後板部714とあたって集塵フィルタ取付部711に取付けられないように集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられている。これに対し、集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられていなくてもよい。
また、他の形態の集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられていてもよい。例えば、正しい向きであれば集塵フィルタ75が嵌合し、逆向きであれば集塵フィルタ75が嵌合しない嵌合部がダクト71に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92は、第1ノズル611および第2ノズル612のいずれかの進退によって上側開放状態または下側開放状態に維持されているが、第1ノズル611および第2ノズル612以外の操作部材で上側開放状態または下側開放状態に維持されていてもよい。また、使用者が直接シャッタ92を把持して上側開放状態または下側開放状態に維持するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92は、集塵フィルタ着脱口91f、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eが形成されている開口形成部91を開閉可能に構成されているが、少なくとも集塵フィルタ着脱口91fを開閉可能に構成されていればよい。
また、上記の実施形態では、除菌・脱臭装置7が設けられているが、除菌・脱臭装置7に代わって、脱臭のみを行う脱臭装置が設けられていてもよい。
2 便器本体
3 機能部
7 除菌・脱臭装置(脱臭装置)
21 便鉢
71 ダクト(脱臭流路)
75 集塵フィルタ
91d 吸込口
91f 集塵フィルタ着脱口
92 シャッタ
97 隙間
752 取っ手
754 突出部(逆向き取付防止機構)
755 上側被係止部
756 下側被係止部
759 上側係止部
760 下側係止部
Claims (6)
- 便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部の空気の脱臭を行う脱臭装置において、
前記便鉢の内部に向かって開口する吸込口から前記便鉢の内部の空気を吸込んで脱臭し、脱臭された空気を前記便鉢の内部または外部へ吹き出すように形成された脱臭流路と、
該脱臭流路の前記吸込口側に設置される集塵フィルタと、を有し、
該集塵フィルタは、前記便鉢の内部に向かって開口する集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能であり、
前記集塵フィルタ着脱口は、シャッタによって開閉可能であり、
前記集塵フィルタは、前記脱臭流路に着脱する際に使用者が把持する取っ手を有し、
該取っ手は、前記集塵フィルタ着脱口と該集塵フィルタ着脱口を閉じた前記シャッタとの間に形成される隙間に収まる形状であることを特徴とする脱臭装置。 - 前記脱臭流路は、前記集塵フィルタに形成された被係止部を係止可能な係止部を有する請求項1に記載の脱臭装置。
- 前記集塵フィルタは、前記脱臭流路への取付け向きが設定されていて、
前記集塵フィルタが設定された取付け向きと逆向きに取り付けられることを防止するための逆向き取付防止機構を有する請求項1または2に記載の脱臭装置。 - 前記シャッタを開放状態に維持する操作部材を有し、
該操作部材によって前記シャッタが開放状態に維持されると、前記集塵フィルタを前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の脱臭装置。 - 前記シャッタは、上側を開放するように開口可能で、
前記集塵フィルタは、前記シャッタが上側を開放するように開口した状態で前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の脱臭装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の脱臭装置が設けられていることを特徴とする便器。
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