JP6487297B2 - 脱臭装置および便器 - Google Patents

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Description

本発明は、便器本体に取付けられる脱臭装置および脱臭装置が設けられた便器に関する。
従来、便器本体の便鉢の内部で発生した臭気を脱臭するための脱臭装置のダクト(脱臭流路)には、吸込口側にダクトに吸い込まれた空気の集塵を行う集塵フィルタが設けられている(例えば、特許文献1参照)。このような集塵フィルタは、ダクトに着脱可能で、ダクトから取り出して掃除可能となっている。
特許第3596217号公報
集塵フィルタを便鉢の内部から着脱する場合、集塵フィルタの着脱口は、便鉢の内部に開口するように設けられている。このため、便鉢の内部の飛沫が集塵フィルタの着脱口から集塵フィルタ設置部分に入り込み、飛沫によって集塵フィルタが汚れることがある。
そこで、本発明は、便鉢の内部の飛沫によって集塵フィルタが汚れることを防止できる脱臭装置および便器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る脱臭装置は、便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部の空気の脱臭を行う脱臭装置において、前記便鉢の内部に向かって開口する吸込口から前記便鉢の内部の空気を吸込んで脱臭し、脱臭された空気を前記便鉢の内部または外部へ吹き出すように形成された脱臭流路と、該脱臭流路の前記吸込口側に設置される集塵フィルタと、を有し、該集塵フィルタは、前記便鉢の内部に向かって開口する集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能であり、前記集塵フィルタ着脱口は、シャッタによって開閉可能であり、前記集塵フィルタは、前記脱臭流路に着脱する際に使用者が把持する取っ手を有し、該取っ手は、前記集塵フィルタ着脱口と該集塵フィルタ着脱口を閉じた前記シャッタとの間に形成される隙間に収まる形状であることを特徴とする。
また、本発明に係る便器は、上記の脱臭装置が設けられていることを特徴とする。
本発明では、集塵フィルタ着脱口は、シャッタによって開閉可能であることにより、使用者が便器を使用する際には、シャッタを閉じた状態とすることで、集塵フィルタ着脱口を介して集塵フィルタ設置部分に便器の内部の飛沫が入り込むことを防止でき、便鉢の内部の飛沫によって集塵フィルタが汚れることを防止できる。
また、本発明では、集塵フィルタは、脱臭流路に着脱する際に使用者が把持する取っ手を有し、取っ手は、集塵フィルタ着脱口と集塵フィルタ着脱口を閉じたシャッタとの間に形成される隙間に収まる形状であることにより、シャッタを開放し集塵フィルタの取っ手を把持することで、使用者が集塵フィルタを脱臭流路に容易に着脱することができる。また、取っ手は、集塵フィルタ着脱口と集塵フィルタ着脱口を閉じたシャッタとの間に形成される隙間に収まる形状であることにより、シャッタと干渉しない構成とすることができる。
また、本発明に係る脱臭装置では、前記脱臭流路は、前記集塵フィルタに形成された被係止部を係止可能な係止部を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に確実に設置することができる。
また、本発明に係る脱臭装置では、前記集塵フィルタは、前記脱臭流路への取付け向きが設定されていて、前記集塵フィルタが設定された取付け向きと逆向きに取り付けられることを防止するための逆向き取付防止機構を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に正しい向きに取り付けることができる。
また、本発明に係る脱臭装置では、前記シャッタを開放状態に維持する操作部材を有し、該操作部材によって前記シャッタが開放状態に維持されると、前記集塵フィルタを前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能であることが好ましい。
このような構成とすることにより、シャッタが操作部材によって開放状態に維持されるため、使用者がシャッタを開放状態となるように押さえる必要がなく、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に容易に着脱することができる。
また、本発明に係る脱臭装置では、前記シャッタは、上側を開放するように開口可能で、前記集塵フィルタは、前記シャッタが上側を開放するように開口した状態で前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能である構成としてもよい。
このような構成とすることにより、シャッタの上側から集塵フィルタを着脱することができるため、集塵フィルタを脱臭流路の集塵フィルタ取付部分に容易に着脱することができる。
本発明によれば、便鉢の内部の飛沫によって集塵フィルタが汚れることを防止できる。
本発明の実施形態による便器の一例を示す斜視図である。 機能部の内部を示す斜視図である。 脱臭流路と上側開放状態のシャッタを示す斜視図である。 脱臭流路と下側開放状態のシャッタを示す斜視図である。 除菌・脱臭装置を説明する図である。 (a)は集塵フィルタの正面図、(b)は(a)の側面図である。 集塵フィルタの設置位置を説明する斜視図である。 集塵フィルタが脱臭流路に設置された様子を説明する図である。 集塵フィルタが逆向きに脱臭流路に設置された様子を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による脱臭装置および便器について、図1乃至図9に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による便器1は、水洗式大便器で、トイレ空間11の床面12に設置され下方に延びる排水配管(不図示)に接続された便器本体2と、便器本体2に取り付けられた機能部3と、機能部3を介して便器本体2に回動可能に取り付けられた便座4および便蓋5と、を有している。
図2に示すように、機能部3とは、局部洗浄装置6、便器本体2の便鉢21の内部の空気を除菌・脱臭する除菌・脱臭装置(脱臭装置)7、便鉢21の内部を照明する照明装置8などの各種機能装置や各種機能部品、これらの各種機能装置や各種機能部品の駆動を制御する制御部(不図示)、各種機能装置や各種機能部品および制御部に電力を供給するための電力部(不図示)などと、これらを収容するケース9とを示している。
ここで、便器1の機能部3が設けられている側を前後方向の後側とし、便座4が設けられている側を前後方向の前側とする。またこの前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。
図3に示すように、局部洗浄装置6は、一対の局部洗浄ノズル611,612を有するノズルユニット61と、ノズルユニット61に温水を供給するための温水供給ユニット62と、温風乾燥時に駆動される温風乾燥ユニット63と、を有している。
ノズルユニット61は、機能部3の幅方向略中央部に配置されている。一対の局部洗浄ノズル611,612は、一方が肛門洗浄用の第1ノズル611で、他方がビデ用の第2ノズル612を構成している。第1ノズル611および第2ノズル612は、幅方向に隣接していて、第1ノズル611が幅方向の一方側に配置され、第2ノズル612が幅方向の他方側に配置されている。
第1ノズル611および第2ノズル612は、それぞれ前方向かって漸次下方に向かう傾斜方向に延びる形状に形成されている。第1ノズル611および第2ノズル612は、それぞれケース9に設けられた支持部613によって前方向かって漸次下方に向かう傾斜方向にそれぞれ個別に進退可能に支持されている。支持部613は、例えば、ラックアンドピニオン機構、ラックアンドピニオン機構のピニオンに接続されたモータなどで構成されている。
第1ノズル611および第2ノズル612が延在し、進退する傾斜方向をノズルの移動方向とし、このノズルの移動方向のうち第1ノズル611および第2ノズル612が前方かつ下方に前進する側を前側とし、後方かつ上側に後退する側を後側とする。
ケース9の前面9aには、幅方向の略中央部に、進退する第1ノズル611が通過する第1ノズル進退口91aおよび進退する第2ノズル612が通過する第2ノズル進退口91bが幅方向に隣接して形成されている。
また、ケースの前面9aには、第1ノズル進退口91aの幅方向の一方側に隣接して除菌・脱臭装置7の集塵フィルタ75を着脱するための集塵フィルタ着脱口91fが形成され、集塵フィルタ着脱口91fの更に幅方向の一方側に隣接して温風乾燥ユニット63による温風が吹き出す吹出口91c、除菌・脱臭装置7へ便鉢21(図2参照)の内部の空気を吸込むための吸込口91dが形成され、第2ノズル進退口91bの幅方向の他方側に隣接して除菌・脱臭装置7から除菌・脱臭を行うための空気が吹き出す吹出口91eが形成されている。
これらの集塵フィルタ着脱口91f、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eは、機能部3側から便鉢21の内部に向かって斜め下側に向かうように開口されている。
ケース9の前面9aのうち、これらの集塵フィルタ着脱口91f、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eが形成されている領域を開口形成部91とする。
ケース9の前面9aには、開口形成部91を覆った状態(図2参照)と露出した状態(図3および図4参照)とに切り替えるシャッタ92が設けられている。シャッタ92は、第1ノズル611および第2ノズル612のいずれかの進退によって開口形成部91を開閉可能に構成されている。
シャッタ92は、幅方向に延在し、ケース9の開口形成部91を閉塞可能な大きさの板状にされている。シャッタ92は、ケース9の前面9aに設けられた一対の支持具93,93に支持されている。一対の支持具93,93は、シャッタ92の内側の面(ケース9の開口形成部91と対向する側の面)92aに幅方向に間隔をあけて取り付けられている。本実施形態では、シャッタ92は、一対の支持具93,93に対して着脱可能に取り付けられている。一対の支持具93,93は、シャッタ92をシャッタ92の高さ方向の中間部において幅方向に延びる回動軸94を中心として回動可能に支持している。
シャッタ92の内側の面92aには、2つの突起部95,96が形成されている。2つの突起部95,96のうちの一方の第1突起部95は、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第1ノズル611の先端部と対向する位置に形成され、その先端部が回動軸94よりも上方に配置されている。また、他方の第2突起部96は、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第2ノズル612の先端部と対向する位置に形成され、その先端部が回動軸94よりも下側に配置されている。
シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第1ノズル611がノズルの移動方向の前側に移動すると、第1ノズル611の先端部が回動軸94よりも上側の第1突起部95の先端部と当接した状態でシャッタ92を前側に押す。これにより、シャッタ92は、図3に示すように、内側の面92aが上側を向き外側の面92bが下側を向くように回動軸94を中心に回動し上側を開放するように開いた状態(上側開放状態)となる。
これに対し、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第2ノズル612がノズルの移動方向の前側に移動すると、第2ノズル612の先端部が回動軸94よりも下側の第2突起部96の先端部と当接した状態でシャッタ92を前側に押す。これにより、シャッタ92は、図4に示すように、内側の面92aが下側を向き外側の面92bが上側を向くように回動軸94を中心に回動し下側を開放するように開いた状態(下側開放状態)となる。
第1ノズル611および第2ノズル612は、局部洗浄機能を有するとともに、シャッタ92を上側開放状態または下側開放状態に維持する操作部材の役割も兼ねている。
第1ノズル611による洗浄を行う場合は、第2ノズル612をノズルの移動方向の前側に移動させてシャッタ92を下側開放状態としてから第1ノズル611を前側に移動させる。このとき第1ノズル611の先端部分はシャッタ92の下側からシャッタ92よりも前方に移動させる。そして、シャッタ92が下側開放状態であるとともに第1ノズル611の先端部分がシャッタ92より前側に配置された状態で、第1ノズル611による洗浄を行う。
第2ノズル612による洗浄を行う場合は、第2ノズル612をノズルの移動方向の前側に移動させてシャッタ92を下側開放状態とし、更に第2ノズル612をノズルの移動方向の前方に移動させる。そして、シャッタ92が下側開放状態であるとともに第2ノズル612の先端部分がシャッタ92より前側に配置された状態で、第2ノズル612による洗浄を行う。
このようにシャッタ92が下側開放状態となりシャッタ92の内側の面92aが下向きとなった状態で洗浄を行うため、洗浄時に発生した飛沫がシャッタ92の内側の面92aに付着する可能性が低く、洗浄後にシャッタ92を閉じた際にケース9内に飛沫が入り込むことを防止または抑制することができる。
図3に示すように、除菌・脱臭装置7は、機能部3の幅方向の略中央部で局部洗浄装置6のノズルユニット61を取り囲むように配置されている。図5に示すように、除菌・脱臭装置7は、ノズルユニット61(図3参照)を取り囲むように配置されたダクト71と、ダクト71の途中に設けられた除菌・脱臭用のファン72と、ファン72の上流側に配置された脱臭カートリッジ73と、ファン72の下流側に設けられた除菌ユニット74と、脱臭カートリッジ73の上流側(吸込口91d側)に設けられた集塵フィルタ75と、を有している。
ダクト71には、ケース9の前面9aの開口形成部91に形成された吸込口91dから便鉢21(図2参照)の内部の空気が吸引されて、ダクト71を通過した空気が吹出口91eから吹き出すように構成されている。本実施形態では、吸込口91dおよび吹出口91eは便器本体2の上部側に配置され便鉢21の内部に向かって斜め下側に開口しているため、ダクト71には便鉢21の内部の空気が吸い込まれ、ダクト71を通過した空気は、便鉢21の内部に向かって斜め下方向に吹き出るように構成されている。
また、ダクト71には、集塵フィルタ75を取り付けるための集塵フィルタ取付部711が設けられている。
集塵フィルタ取付部711は、集塵フィルタ着脱口91fを介して便鉢21の内部と連通している。集塵フィルタ75は、集塵フィルタ着脱口91fを介して便鉢21の内部から集塵フィルタ取付部711に着脱される。なお、集塵フィルタ取付部711については後述する。
脱臭カートリッジ73は、脱臭用の触媒を内蔵し、通過する空気に含まれる周期を取り除く機能を有している。脱臭カートリッジ73には、例えば活性炭などを触媒とする吸着型の脱臭剤や光触媒のように紫外線などの光線を照射することによって物質を分解する分解型の脱臭剤などが用いられている。
除菌ユニット74は、除菌イオンを発生させて浮遊菌の繁殖を抑制するとともに除菌する機能を有している。具体的には、除菌ユニット74は、空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンとを発生させて、そのプラスイオンとマイナスイオンにより浮遊菌をとりかこんで不活化させている。
図6に示すように、集塵フィルタ75は、板状に形成されている。集塵フィルタ75は、網目751aが形成された集塵部751と、使用者が把持する取っ手752と、集塵部751と取っ手752とを連結する連結部753と、を有している。本実施形態では、集塵フィルタ75は、ダクト71の集塵フィルタ取付部711に設置されると、板面が略鉛直面となり、集塵部751が後側に、取っ手752が前側に、連結部753が集塵部751と取っ手752との間に配置される姿勢となる。集塵部751、連結部753、および取っ手752は、例えば樹脂などを材料として一体に形成されている。
集塵部751は、板面が前後方向に長い略長方形状に形成されている。集塵部751は、ダクト71に吸い込まれた空気が網目751aを通過することで空気内のごみやほこりを集塵するように構成されている。集塵部751のダクト71の下流側の面751bには、後端部近傍にこの面751bから突出する突出部754が形成されている。
連結部753は、後縁部が略鉛直に延びていて、前端部が上側から下側に向かって漸次後側に向かうよう斜め方向に延びている。連結部753には、上端部に上側に突出する上側被係止部755が形成され、下端部に下側に突出する下側被係止部756が形成されている。
連結部753の上端部近傍には、上側被係止部755の下側に、幅方向に貫通する上側開口部757が形成されている。上側開口部757は、高さ方向よりも前後方向に長い形状に形成されている。連結部753の上端部近傍は、外力によって上側開口部757を高さ方向に潰すようにして弾性変形可能となっている。
連結部753の下端部近傍には、下側被係止部756の上側に、幅方向に貫通する下側開口部758が形成されている。下側開口部758は、高さ方向よりも前後方向に長い形状に形成されている。連結部753の下端部近傍は、外力によって下側開口部758を高さ方向に潰すようにして弾性変形可能となっている。
取っ手752は、連結部753の前側に連結部753と連続して設けられている。取っ手752の後端部は、連結部753の前端部に沿うように上側から下側に向かって漸次後側に向かうよう斜め方向に延びている。取っ手752の前端部は、前側に突出するR形状に形成されている。
図5および図7に示すように、集塵フィルタ取付部711は、ダクト71の吸込口91dと脱臭カートリッジ73(図5参照)との間に形成されている。ダクト71の内部のうちの集塵フィルタ取付部711が設けられている部分は、空気が幅方向に流れるように形成されている。
集塵フィルタ取付部711は、それぞれダクト71の下面71aから上側に突出し、幅方向に間隔をあけて配置された第1下板部712と第2下板部713との間に形成されている。
第1下板部712は、集塵フィルタ取付部711の吸込口91d側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751(図6参照)の下縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
第2下板部713は、集塵フィルタ取付部711の脱臭カートリッジ73側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の下縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
また、ダクト71の後面71bには、前側に突出し幅方向に間隔をあけて配置された第1後板部714と、第2後板部715と、が設けられている。
第1後板部714は、下端部が第1下板部712と連続しており、ダクト71の高さ方向の略全体にわたって形成されている。第1後板部714は、集塵フィルタ取付部711の吸込口91d側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の後縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
第2後板部715は、下端部が第2下板部713と連続しており、ダクト71の高さ方向の中間部よりも下側に形成されている。第2後板部715は、集塵フィルタ取付部711の脱臭カートリッジ73側に配置され、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の集塵部751の後縁部近傍と幅方向に重なる形状に形成されている。
図8に示すように、集塵フィルタ75は、突出部754が形成されている面751bが第2下板部713および第2後板部715と対向する向きで集塵フィルタ取付部711に取り付けられる。集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75は、後端部75aがダクト71の後面71bと当接または近接し、集塵部751に形成された突出部754が第2後板部715の上部に配置されるように構成されている。
このとき、図9に示すように、集塵フィルタ75を突出部754が形成されている面が第1下板部712および第1後板部714と対向する向きで集塵フィルタ取付部711に取り付けようとすると、集塵フィルタ75の突出部754が第1後板部714の前端部とあたり、集塵フィルタ75の後端部75aがダクト71の後面71bと離間し、集塵フィルタ取付部711に取り付けできないように設定されている。
図8に戻り、集塵フィルタ取付部711には、ダクト71の上面71cに上側に凹んだ凹部状の上側係止部759が形成され、ダクト71の下面71aに下側に凹んだ凹部状の下側係止部760が形成されている。
上側係止部759は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の上側被係止部755と対向する位置に配置されている。下側係止部760は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられた集塵フィルタ75の下側被係止部756と対向する位置に配置されている。
集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられると、上側被係止部755が上側係止部759に入り込んで係止されるとともに、下側被係止部756が下側係止部760に入り込んで係止される。
また、集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられると、取っ手752が集塵フィルタ着脱口91f(ケース9の開口形成部91)よりも便鉢21(図2参照)の内部に突出するように配置される。取っ手752は、シャッタ92が閉じた状態となると、シャッタ92の内側の面92aとケース9の開口形成部91との隙間97に収まる形状に形成されている。本実施形態では、シャッタ92の内側の面92aは、閉じた状態において高さ方向の中間部が上端部および下端部よりも便鉢21の内部に向かうように凹む湾曲面に形成されている。シャッタ92が閉じた状態となると、シャッタ92の内側の面92aの湾曲面の内側にR形状の取っ手752の前端部が配置されている。
集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に取り付けるには、まず、シャッタ92を上側開放状態として集塵フィルタ着脱口91fを露出させる。続いて、集塵フィルタ75の取っ手を把持して集塵フィルタ着脱口91fを介して集塵フィルタ取付部711に集塵フィルタ75を挿入する。
このとき、集塵フィルタ75は、連結部753の上側被係止部755が集塵フィルタ着脱口91fおよびダクト71の上面71cとあたり、連結部753の上端部側が上側開口部757を潰すように弾性変形する。また、集塵フィルタ75は、連結部753の下側被係止部756が集塵フィルタ着脱口91fおよびダクト71の下面71aとあたり、連結部753の下端部側が下側開口部758を潰すように弾性変形する。
そして、集塵フィルタ75の突出部754が第2後板部715の上に配置され、集塵フィルタ75が正位置まで挿し込まれると、上側被係止部755が上側係止部759に入り込んで集塵フィルタ取付部711に係止されるとともに、下側被係止部756が下側係止部760に入り込んで集塵フィルタ取付部711に係止される。
なお、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711から取り外すには、まず、シャッタ92を上側開放状態として集塵フィルタ着脱口91fを露出させる。続いて、集塵フィルタ75の取っ手752を把持して集塵フィルタ着脱口91fを介して集塵フィルタ取付部711から集塵フィルタ75引き出して取り外す。
このような、除菌・脱臭装置7は、吸込口91dからダクト71に吸引された空気を集塵フィルタ75で集塵するとともに、脱臭カートリッジ73を通過させて脱臭し、更に、除菌ユニット74によってプラスイオンとマイナスイオンとを含む空気にして吹出口91eから吹き出すように構成されている。
次に、上述した脱臭装置および便器の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態では、集塵フィルタ着脱口91fは、シャッタ92によって開閉可能であることにより、使用者が便器1を使用する際には、シャッタ92を閉じた状態とすることで、集塵フィルタ着脱口91fを介して集塵フィルタ取付部711に飛沫が入り込むことを防止でき、飛沫によって集塵フィルタ75が汚れることを防止できる。
また、集塵フィルタ75には取っ手752が設けられていることにより、シャッタ92を開放して集塵フィルタ75の取っ手752を把持することで、使用者が集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に容易に着脱することができる。
また、集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711に取り付けられると、上側被係止部755が上側係止部759に入り込んで係止されるとともに、下側被係止部756が下側係止部760に入り込んで係止されることにより、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に確実に設置することができる。また、集塵フィルタ75が集塵フィルタ取付部711内において位置ずれすることを防止できる。
また、集塵フィルタ75は、集塵フィルタ取付部711への取付け向きが設定されていて、集塵フィルタ75の突出部754が第2後板部715の上に配置されるように構成されていることにより、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に正しい向きに取り付けることができる。
また、集塵フィルタ75は、シャッタ92を上側開放状態としてから集塵フィルタ取付部711に着脱することにより、シャッタ92の上側から集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に着脱することができるため、集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に容易に着脱することができる。
また、シャッタ92を上側開放状態とすると、飛沫によって汚れることが多いシャッタ92の外側の面92bが下側となり使用者が触れることが少ないため、シャッタ92の外側の面92bについた飛沫に使用者が触れることを防止できる。
以上、本発明による脱臭装置および便器の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、集塵フィルタ75には、取っ手752が設けられているが、使用者が集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に着脱可能であれば、取っ手752が設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、集塵フィルタ75に上側被係止部755と下側被係止部756とが形成され、ダクト71に上側係止部759と下側係止部760とが形成され、上側被係止部755が上側係止部759に係止され、下側被係止部756が下側係止部760に係止されるように構成されているが、集塵フィルタ75がダクト71に係止されていなくてもよい。また、集塵フィルタ75がダクト71に係止される形態は上記の形態以外でもよい。例えば、集塵フィルタ75には、上側被係止部755および下側被係止部756のいずれか一方が設けられていて、ダクト71には上側係止部759および下側係止部760の対応する一方が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、集塵フィルタ75は、板状に形成されて、板面が略鉛直面となる向きに設置されているが、集塵フィルタ75の形態や設置される向きは適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、集塵フィルタ75には突出部754が形成されていて、集塵フィルタ75は、正しい向きであると突出部754が第2後板部715の上に配置されて集塵フィルタ取付部711に取り付けられて、逆向きであると突出部754が第1後板部714とあたって集塵フィルタ取付部711に取付けられないように集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられている。これに対し、集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられていなくてもよい。
また、他の形態の集塵フィルタ75の逆向き取付防止機構が設けられていてもよい。例えば、正しい向きであれば集塵フィルタ75が嵌合し、逆向きであれば集塵フィルタ75が嵌合しない嵌合部がダクト71に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92は、上側開放状態および下側開放状態の両方の開放状態となる形態であるが、下側開放状態のみになる形態であってもよい。このような場合は、シャッタ92を下側開放状態として集塵フィルタ75を集塵フィルタ取付部711に着脱する。また、シャッタ92の開閉機構は、上記の形態以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92は、第1ノズル611および第2ノズル612のいずれかの進退によって上側開放状態または下側開放状態に維持されているが、第1ノズル611および第2ノズル612以外の操作部材で上側開放状態または下側開放状態に維持されていてもよい。また、使用者が直接シャッタ92を把持して上側開放状態または下側開放状態に維持するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92は、集塵フィルタ着脱口91f、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eが形成されている開口形成部91を開閉可能に構成されているが、少なくとも集塵フィルタ着脱口91fを開閉可能に構成されていればよい。
また、上記の実施形態では、除菌・脱臭装置7が設けられているが、除菌・脱臭装置7に代わって、脱臭のみを行う脱臭装置が設けられていてもよい。
1 便器
2 便器本体
3 機能部
7 除菌・脱臭装置(脱臭装置)
21 便鉢
71 ダクト(脱臭流路)
75 集塵フィルタ
91d 吸込口
91f 集塵フィルタ着脱口
92 シャッタ
97 隙間
752 取っ手
754 突出部(逆向き取付防止機構)
755 上側被係止部
756 下側被係止部
759 上側係止部
760 下側係止部

Claims (6)

  1. 便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部の空気の脱臭を行う脱臭装置において、
    前記便鉢の内部に向かって開口する吸込口から前記便鉢の内部の空気を吸込んで脱臭し、脱臭された空気を前記便鉢の内部または外部へ吹き出すように形成された脱臭流路と、
    該脱臭流路の前記吸込口側に設置される集塵フィルタと、を有し、
    該集塵フィルタは、前記便鉢の内部に向かって開口する集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能であり、
    前記集塵フィルタ着脱口は、シャッタによって開閉可能であり、
    前記集塵フィルタは、前記脱臭流路に着脱する際に使用者が把持する取っ手を有し、
    該取っ手は、前記集塵フィルタ着脱口と該集塵フィルタ着脱口を閉じた前記シャッタとの間に形成される隙間に収まる形状であることを特徴とする脱臭装置。
  2. 前記脱臭流路は、前記集塵フィルタに形成された被係止部を係止可能な係止部を有する請求項1に記載の脱臭装置。
  3. 前記集塵フィルタは、前記脱臭流路への取付け向きが設定されていて、
    前記集塵フィルタが設定された取付け向きと逆向きに取り付けられることを防止するための逆向き取付防止機構を有する請求項1または2に記載の脱臭装置。
  4. 前記シャッタを開放状態に維持する操作部材を有し、
    該操作部材によって前記シャッタが開放状態に維持されると、前記集塵フィルタを前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の脱臭装置。
  5. 前記シャッタは、上側を開放するように開口可能で、
    前記集塵フィルタは、前記シャッタが上側を開放するように開口した状態で前記集塵フィルタ着脱口を介して前記脱臭流路に着脱可能である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の脱臭装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の脱臭装置が設けられていることを特徴とする便器。
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