JP6487299B2 - 便器 - Google Patents

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本発明は、脱臭装置を有する便器に関する。
従来、便鉢の内部の脱臭を行う脱臭装置が設けられた便器が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、トイレ空間の脱臭を行う脱臭装置が設けられた便器が知られている。
脱臭装置は、例えば、便鉢の内部で発生した臭気を脱臭剤で脱臭し、脱臭された空気に除菌イオンを発生させ、脱臭されて除菌イオンが発生した空気を便鉢の内部やトイレ空間に放出し、便鉢の内部やトイレ空間の脱臭を行っている。
特開2003−294280号公報 特開2014−36692号公報
便器に便鉢の内部の脱臭を行う脱臭装置と、トイレ空間の脱臭を行う脱臭装置と、の両方を設けると、これらの設置スペースが大きくなるとともに、便器の構造が複雑になる虞がある。このため、同一の脱臭装置を用いて便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を行うことが望まれている。
しかしながら、便鉢の内部の脱臭を行う脱臭装置を用いてトイレ空間の脱臭を行おうとすると、便鉢の内部の脱臭を行う脱臭装置は脱臭を行うための空気を便鉢の内部に向かって下側に吹き出す構成であるため、便鉢の上方の使用者が座る位置や立つ位置まで脱臭を行うことが困難である。
そこで本発明は、便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を同一の脱臭装置を用いて行うことができる便器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る便器は、便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、前記ガイド部は、前記吸込口を開閉可能なシャッタであり、前記シャッタは、前記吸込口を開放した状態において、前記便鉢の上方の空気を前記吸込口にガイド可能であることを特徴とする。
本発明では、ガイド部が設けられていることにより、脱臭装置の脱臭流路に便鉢の上方の空気を吸込むことができるため、便鉢の上方の空間(トイレ空間)の脱臭を行うことができる。これにより、便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を同一の脱臭装置を用いて行うことができる。
また、本発明では、ガイド部は、吸込口を開閉可能なシャッタであり、シャッタは、吸込口を開放した状態において、便鉢の上方の空気を吸込口にガイド可能であることにより、脱臭装置の吸込口を上方に向ける機構を設けたり、便鉢の上方の空気を吸込口に導入するための専用の部品を設けたりしなくても、便鉢の上方の空気を脱臭流路へ吸込むことができる。
また、本発明に係る便器便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、使用者が前記便器本体に取り付けられた便座に着座したことを検知する着座センサを有し、該着座センサが前記使用者が前記便座に着座したことを検知すると、前記脱臭装置の駆動が停止することを特徴とする。
本発明では、ガイド部が設けられていることにより、脱臭装置の脱臭流路に便鉢の上方の空気を吸込むことができるため、便鉢の上方の空間(トイレ空間)の脱臭を行うことができる。これにより、便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を同一の脱臭装置を用いて行うことができる。
また、本発明では、使用者が便器本体に取り付けられた便座に着座したことを検知する着座センサを有し、着座センサが使用者が便座に着座したことを検知すると、脱臭装置の駆動が停止することにより、使用者が便座に着座している際に脱臭装置が駆動することを防止できる。これにより、便座に着座した使用者に吹出口から出た空気があたることを防止できる。
また、本発明に係る便器便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、前記便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置を有し、該照明装置は、前記脱臭装置が駆動している期間に前記便鉢の内部を照明することを特徴とする。
本発明では、ガイド部が設けられていることにより、脱臭装置の脱臭流路に便鉢の上方の空気を吸込むことができるため、便鉢の上方の空間(トイレ空間)の脱臭を行うことができる。これにより、便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を同一の脱臭装置を用いて行うことができる。
また、本発明では、便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置を有し、照明装置は、脱臭装置が駆動している期間に便鉢の内部を照明することにより、便鉢の内部が照明されているかどうかを視認することで、脱臭装置が駆動しているかどうかを確認することができる。
また、本発明に係る便器では、前記脱臭装置は、イオンを放出するイオン発生装置を有し、該イオン発生装置で発生したイオンを含む空気を前記吹出口から吹き出す構成としてもよい。
このような構成とすることにより、脱臭のみでなくイオンを利用してトイレ空間を効率的に除菌することができる。
また、本発明に係る便器では、前記便器本体に回動可能に取り付けられた便蓋を有し、 該便蓋が閉じた状態において、前記吹出口から吹き出した空気が前記便器本体と前記便蓋との間に形成される所定の大きさの隙間から外部に流出するように構成されていてもよい。
このような構成とすることにより、便鉢の内部の除菌・脱臭を効率よく行うことができる。更に、除菌・脱臭を行うための空気を便器本体と便蓋との間に形成される所定の大きさの隙間からトイレ空間へ放出することができるため、便器の側面や便器が設置された床などの除菌・脱臭も効率よく行うことができる。
また、本発明に係る便器では、前記便器本体に回動可能に取り付けられた便蓋を有し、 該便蓋が開いた状態において、前記吹出口から吹き出した空気を前記便鉢の上方に指向させることが好ましい。
このような構成とすることにより、吹出口から吹き出された空気を便蓋にあてることなくより広い範囲の便鉢の上方の空間(トイレ空間)に放出することができる。
また、本発明に係る便器では、前記吹出口から吹き出した空気を、前記便鉢の上方に指向させることが可能であることが好ましい。
このような構成とすることにより、便鉢の上方の空気の脱臭を行うことができる。
本発明によれば、便鉢の内部の脱臭およびトイレ空間の脱臭を同一の脱臭装置を用いて行うことができる。
本発明の実施形態による便器の一例を示す斜視図である。 機能部の内部を示す斜視図である。 便座の裏側を説明する図である。 シャッタが上側開放状態の機能部を示す斜視図である。 シャッタが下側開放状態の機能部を示す斜視図である。 除菌・脱臭装置を示す斜視図である。 便蓋が開いた状態の便器を示す側面図である。 便蓋が閉じた状態の便器を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態による便器について、図1乃至図8に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による便器1は、水洗式大便器で、トイレ空間11の床面12に設置され下方に延びる排水配管(不図示)に接続された便器本体2と、便器本体2に取り付けられた機能部3と、機能部3を介して便器本体2に回動可能に取り付けられた便座4および便蓋5と、を有している。
図2に示すように、機能部3とは、局部洗浄装置6、除菌・脱臭装置(脱臭装置)7、便器本体2の便鉢21の内部を照明する照明装置8などの各種機能装置や各種機能部品、これらの各種機能装置や各種機能部品の駆動を制御する制御部(不図示)、各種機能装置や各種機能部品および制御部に電力を供給するための電力部(不図示)などと、これらを収容するケース9とを示している。
ここで、便器1の機能部3が設けられている側を前後方向の後側とし、便座4が設けられている側を前後方向の前側とする。またこの前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。
図1および図3に示すように、便座4は、使用者が着座する際の横臥した姿勢(以下、横臥姿勢とする)において、高さ方向に所定の厚みを有し平面視が環状となるように形成された本体部41と、本体部41の下面41aから下側に突出する4つの突出部42,42…(図3参照)と、を有している。図1に示すように、便座4は、横臥姿勢における後端部41b近傍が機能部3(図1参照)を介して便器本体2に取り付けられていて、この後端部41b近傍において幅方向に延びる回動軸43を中心に回動可能に構成されている。
4つの突出部42,42…は、横臥姿勢において幅方向に間隔をあけて2つずつ、前後方向に間隔をあけて2つずつ配置されている。便座4が横臥姿勢となると、4つの突出部42,42…が便器本体2の上面2a(図1参照)と当接し、本体部41の下面41aと便器本体2の上面2aとの間に所定の大きさの隙間d1(図1参照)が形成される。
また、本体部41には、横臥姿勢における後端部41b近傍の下面41aに、後側に向かって漸次上側に向かう傾斜面となる傾斜部44が幅方向全体にわたって形成されている。本体部41の傾斜部44の横臥姿勢における前側には、略水平面となる水平部45が形成されていて、傾斜部44と水平部45とは角部46で接続されている。
図1に戻り、便蓋5は、横臥姿勢の便座4の本体部41の上面41cと側面41dを覆う形状に形成されている。便蓋5が便座4を覆っている状態を、便蓋5が閉じた状態とし、便座4を露出している状態を便蓋5が開いた状態とする。
便蓋5は、開いた状態における下端部(閉じた状態における後端部)5a近傍が機能部3を介して便器本体2の後部側に取り付けられていて、この下端部5a近傍において幅方向に延びる回動軸51を中心に回動可能に構成されている。
便蓋5が閉じた状態では、便蓋5の下端部と便器本体2の上面2aとは離間している。
本実施形態では、便蓋5は、使用者が手動で開閉可能であるとともに、制御部の制御によって自動で開閉可能に構成されている。
図4に示すように、局部洗浄装置6は、一対の局部洗浄ノズル611,612を有するノズルユニット61と、ノズルユニット61に温水を供給するための温水供給ユニット62と、温風乾燥時に駆動される温風乾燥ユニット63と、を有している。
ノズルユニット61は、機能部3の幅方向略中央部に配置されている。一対の局部洗浄ノズル611,612は、一方が肛門洗浄用の第1ノズル611で、他方がビデ用の第2ノズル612を構成している。第1ノズル611および第2ノズル612は、幅方向に隣接していて、第1ノズル611が幅方向の一方側に配置され、第2ノズル612が幅方向の他方側に配置されている。
第1ノズル611および第2ノズル612は、それぞれ前方向かって漸次下方に向かう傾斜方向に延びる形状に形成されている。第1ノズル611および第2ノズル612は、それぞれケース9に設けられた支持部613によって前方向かって漸次下方に向かう傾斜方向にそれぞれ個別に進退可能に支持されている。支持部613は、例えば、ラックアンドピニオン機構、ラックアンドピニオン機構のピニオンに接続されたモータなどで構成されている。
第1ノズル611および第2ノズル612が延在し、進退する傾斜方向をノズルの移動方向とし、このノズルの移動方向のうち第1ノズル611および第2ノズル612が前方かつ下方に前進する側を前側とし、後方かつ上側に後退する側を後側とする。
ケース9の前面9aには、幅方向の略中央部に、進退する第1ノズル611が通過する第1ノズル進退口91aおよび進退する第2ノズル612が通過する第2ノズル進退口91bが幅方向に隣接して形成されている。
また、ケースの前面9aには、第1ノズル進退口91aの幅方向の一方側に隣接して温風乾燥ユニット63による温風が吹き出す吹出口91c、除菌・脱臭装置7の内部に形成された脱臭流路に空気を吸込むための吸込口91dが形成され、第2ノズル進退口91bの幅方向の他方側に隣接して除菌・脱臭装置7から除菌・脱臭を行うための空気が吹き出す吹出口91eが形成されている。これらの第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eは、機能部3側から便鉢21の内部に向かって斜め下側に向かうように開口されている。
ケース9の前面9aのうち、これらの第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eが形成されている領域を開口形成部91とする。
ケース9の前面9aには、開口形成部91を覆った状態(図2参照)と露出した状態(図4および図5参照)とに切り替えるシャッタ92が設けられている。シャッタ92は、第1ノズル611および第2ノズル612のいずれかの進退によって開口形成部91を開閉可能に構成されている。
シャッタ92は、幅方向に延在し、ケース9の開口形成部91を閉塞可能な大きさの板状にされている。シャッタ92は、ケース9の前面9aに設けられた一対の支持具93,93に支持されている。一対の支持具93,93は、シャッタ92の内側の面(ケース9の開口形成部91と対向する側の面)92aに幅方向に間隔をあけて取り付けられている。本実施形態では、シャッタ92は、一対の支持具93,93に対して着脱可能に取り付けられている。一対の支持具93,93は、シャッタ92をシャッタ92の高さ方向の中間部において幅方向に延びる回動軸94を中心として回動可能に支持している。
シャッタ92の内側の面92aには、2つの突起部95,96が形成されている。2つの突起部95,96のうちの一方の第1突起部95は、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第1ノズル611の先端部と対向する位置に形成され、その先端部が回動軸94よりも上方に配置されている。また、他方の第2突起部96は、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第2ノズル612の先端部と対向する位置に形成され、その先端部が回動軸94よりも下側に配置されている。
シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第1ノズル611がノズルの移動方向の前側に移動すると、第1ノズル611の先端部が回動軸94よりも上側の第1突起部95の先端部と当接した状態でシャッタ92を前側に押す。これにより、シャッタ92は、回動軸94を中心に回動し、図4に示すように、内側の面92aが上側かつ後側に向かう斜め上方向を向き、外側の面92bが下側かつ前側に向かう斜め下方向を向く姿勢となる。そして、この姿勢のシャッタ92は、上側を開放するように開いた状態(上側開放状態)となる。
上側開放状態のシャッタ92は、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eよりも下方に配置される。
これに対し、シャッタ92が開口形成部91を覆った状態において、第2ノズル612がノズルの移動方向の前側に移動すると、第2ノズル612の先端部が回動軸94よりも下側の第2突起部96の先端部と当接した状態でシャッタ92を前側に押す。これにより、シャッタ92は、回動軸94を中心に回動し、図5に示すように、内側の面92aが下側かつ後側に向かう斜め下方向を向き、外側の面92bが上側かつ前側に向かう斜め上方向を向く姿勢となる。この姿勢のシャッタ92は、下側を開放するように開いた状態(下側開放状態)となる。
下側開放状態のシャッタ92は、第1ノズル進退口91a、第2ノズル進退口91b、温風乾燥ユニット63の吹出口91c、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eよりも上方に配置される。
第1ノズル611による洗浄を行う場合は、第2ノズル612をノズルの移動方向の前側に移動させてシャッタ92を下側開放状態としてから第1ノズル611を前側に移動させる。このとき第1ノズル611の先端部分はシャッタ92の下側からシャッタ92よりも前方に移動させる。そして、シャッタ92が下側開放状態であるとともに第1ノズル611の先端部分がシャッタ92より前側に配置された状態で、第1ノズル611による洗浄を行う。
第2ノズル612による洗浄を行う場合は、第2ノズル612をノズルの移動方向の前側に移動させてシャッタ92を下側開放状態とし、更に第2ノズル612をノズルの移動方向の前方に移動させる。そして、シャッタ92が下側開放状態であるとともに第2ノズル612の先端部分がシャッタ92より前側に配置された状態で、第2ノズル612による洗浄を行う。
このようにシャッタ92が下側開放状態となりシャッタ92の内側の面92aが下向きとなった状態で洗浄を行うため、洗浄時に発生した飛沫がシャッタ92の内側の面92aに付着する可能性が低く、洗浄後にシャッタ92を閉じた際にケース9内に飛沫が入り込むことを防止または抑制することができる。
図4に示すように、除菌・脱臭装置7は、機能部3の幅方向の略中央部で局部洗浄装置6のノズルユニット61を取り囲むように配置されている。図6に示すように、除菌・脱臭装置7は、ノズルユニット61(図4参照)を取り囲むように配置されたダクト71と、ダクト71の途中に設けられた除菌・脱臭用のファン72と、ファン72の上流側に配置された脱臭カートリッジ73と、ファン72の下流側に設けられた除菌ユニット74と、を有している。ダクト71は、除菌・脱臭装置7の脱臭流路を構成している。
ダクト71には、ケース9の前面9aの開口形成部91に形成された吸込口91dからダクト71に空気が吸引されて、ダクト71を通過した空気が吹出口91eから外部に吹き出すように構成されている。本実施形態では、吸込口91dおよび吹出口91eは便器本体2の上部側に配置され便鉢21の内部に向かって斜め下側に開口している。ダクト71には吸込口91dよりも下方の空気が吸い込まれ、ダクト71を通過した空気は、吹出口91eから前側に略水平に吹き出るように構成されている。
除菌・脱臭装置7が駆動した際に、図4に示すように、シャッタ92が上側開放状態であると、シャッタ92が吸込口91dよりも下方に配置されているため、吸込口91dからダクト71にシャッタ92よりも下方の空気を吸込めず、シャッタ92よりも上方の空気(便鉢21の上方の空気)A1が吸込口91dからダクト71に吸い込まれることになる。
また、シャッタ92が上側開放状態であると、シャッタ92が吹出口91eよりも下方に配置されているため、吹出口91eから吹き出した空気A2は、シャッタ92の内側の面92aにあたり上側に向かうようにガイドされ、便蓋5が開いている場合は、便座4の上方の空間に放出される。
このように、シャッタ92は、上側開放状態となることによって、吸込口91dに便鉢21の上方の空気を導入するようにガイドするとともに、吹出口91eから吹き出した空気が便鉢21の上方に指向するようにガイドするガイド部を構成している。図7では、便鉢21の内部の鉢面を破線で示している。
また、上側開放状態のシャッタ92は、内側の面92aが上側かつ後側に向かう斜め上方向を向く姿勢となるため、シャッタ92の内側の面92aに沿って吸込口91dに便鉢21の上方の空気を導入しやすいとともに、吹出口91eから吹き出した空気をシャッタ92の内側の面92aに沿わせて便鉢21の上方に指向するように効率よくガイドすることができる。
更に、本実施形態では、シャッタ92の内側の面92aは、高さ方向の中間部が上端部および下端部よりも外側の面92b側に凹む湾曲面に形成されている。このため、本実施形態では、シャッタ92の内側の面92aが平面に形成されている場合と比べて、シャッタ92の内側の面92aに沿って吸込口91dに便鉢21の上方の空気をより導入しやすいとともに、吹出口91eから吹き出した空気をシャッタ92の内側の面92aに沿わせて便鉢21の上方に指向するようにより効率よくガイドすることができる。
これに対し、図5に示すようにシャッタ92が下側開放状態であると、シャッタ92が吸込口91dよりも上方に配置されているため、シャッタ92よりも下方の便鉢21の内部の空気が吸込口91dからダクト71に吸い込まれることになる。
また、シャッタ92が下側開放状態であると、シャッタ92が吹出口91eよりも上方に配置されているため、吹出口91eから吹き出した空気は、シャッタ92に当たることなく便鉢21(図2参照)の内部に前側に向かう略水平方向に放出される。
このように、シャッタ92が下側開放状態となることによって、吸込口91dから便鉢21の内部の空気が吸い込まれるとともに、吹出口91eから吹き出した空気が便鉢21の内部に放出される。
また、本実施形態では、シャッタ92が下側開放状態となることによって、シャッタ92の上方の空気よりもシャッタ92の下方の便鉢21の内部の空気が吸込口91dから吸い込まれやすいともに、吹出口91eから吹き出した空気がシャッタ92の上方よりもシャッタ92の下方の便鉢21の内部に指向しやすい構成となっている。
なお、下側開放状態のシャッタ92の内側の面92aに沿わせて吸込口91dに便鉢21の内部の空気を導入し、吹出口91eから吹き出した空気をシャッタ92の内側の面92aに沿わせて便鉢21の内部に指向するようにしてもよい。
脱臭カートリッジ73は、脱臭用の触媒を内蔵し、通過する空気に含まれる周期を取り除く機能を有している。脱臭カートリッジ73には、例えば活性炭などを触媒とする吸着型の脱臭剤や光触媒のように紫外線などの光線を照射することによって物質を分解する分解型の脱臭剤などが用いられている。
除菌ユニット74は、除菌イオンを発生させて浮遊菌の繁殖を抑制するとともに除菌する機能を有している。具体的には、除菌ユニット74は、空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンとを発生させて、そのプラスイオンとマイナスイオンにより浮遊菌をとりかこんで不活化させている。
このような除菌・脱臭装置7は、吸込口91dからダクト71に吸い込まれた空気を脱臭カートリッジ73を通過させて脱臭し、除菌ユニット74によってプラスイオンとマイナスイオンとを発生させて、吹出口91eから吹き出している。
図3に示すように、照明装置8は、ケース9の前面9aで開口形成部91の幅方向の両側方にそれぞれ設けられた一対の光源となるLED81,81を有している。一対のLED81,81は、それぞれ図3に示す横臥状態の便座4の本体部41の傾斜部44、角部46、および便座4の後部側に形成された突出部42に光を照射可能な位置に配置されている。
図7に示すように、一対のLED81,81から照射された光Lは、それぞれ横臥状態の便座4の傾斜部44、角部46、および突出部42にそれぞれあたり、便鉢21の内部に向かうように反射して、便鉢21の内部を照明するように構成されている。
本実施形態では、除菌・脱臭装置7によるトイレ空間11の除菌・脱臭を行う際に、照明装置8によって便鉢21の内部を照明している。また、図7に示すように、横臥状態の便座4の本体部41の下面41aと便器本体2の上面2aとの間に所定の大きさの隙間d1が形成されるため、便鉢21の内部を照射する光は、この隙間d1から外部へ漏れることになる。このとき、図8に示すように、便蓋5が閉じられていると、便座4と便器本体2の上面2aとの隙間d1から漏れた光は、便蓋5と便器本体2の上面2aとの間に形成された所定の大きさの隙間d2を通って便器1の外部に漏れることになる。このため、使用者は、便蓋5が閉じた状態であっても便蓋5と便器本体2の上面2aとの隙間d2から便鉢21の内部を照明する光を視認可能である。
また、本実施形態による便器1には、便座4に使用者が着座したことを検知する第1センサ(不図示)と、便器1の前方に使用者がいることを検知する第2センサ(不図示)と、便蓋5が開いた状態であるかを検知する第3センサ(不図示)と、が設けられている。これらの第1〜第3センサは、それぞれ検知信号を制御部へ送信するように構成されている。また、本実施形態による便器1には、除菌・脱臭装置7の駆動開始時刻および駆動時間を設定可能なタイマが設けられている。
続いて、本実施形態の便器1によるトイレ空間11の除菌・脱臭方法について説明する。
トイレ空間11の除菌・脱臭を行う制御をトイレ空間11の除菌・脱臭制御とし、このトイレ空間11の除菌・脱臭制御を停止する制御をトイレ空間11の除菌・脱臭停止制御とする。
まず、トイレ空間11の除菌・脱臭制御が開始されると、照明装置8のLED81,81が点灯し、便鉢21の内部を照明する。
続いて、第1ノズル611が前進しシャッタ92を上側開放状態にする。
続いて、除菌・脱臭装置7のファン72の駆動を開始するとともに、除菌ユニット74の駆動を開始する。これにより、吸込口91dからダクト71に吸い込まれた空気が脱臭カートリッジ73を通過して脱臭されて、脱臭された空気に除菌ユニット74で発生した除菌イオンが放出される。そして、脱臭されて除菌イオンが放出された空気が吹出口91eから吹き出る。
そして、シャッタ92が上側開放状態であることにより、吸込口91dに便鉢21の上方の空気が導入され、吹出口91eから吹き出した除菌・脱臭を行う空気がシャッタ92にあたって便鉢21の上方に指向する。
このとき、便蓋5が開いた状態であると、便座4の上方のトイレ空間11の空気が吸込口91dからダクト71に吸い込まれ、吹出口91eから吹き出した除菌・脱臭を行う空気は、便座4の本体部41の開口を通って便座4の上方のトイレ空間11に放出される。
これに対し、便蓋5が閉じた状態であると、便蓋5の下方の空気が吸込口91dからダクト71に吸い込まれ、吹出口91eから吹き出した除菌・脱臭を行う空気は、便座4と便器本体2の上面2aとの間に形成された所定の大きさの隙間d1、および便蓋5と便器本体2の上面2aとの間に形成された所定の大きさの隙間d2を通ってトイレ空間11に放出される。
トイレ空間11の除菌・脱臭制御が終了し、トイレ空間の除菌・脱臭の停止制御が開始されると、除菌・脱臭装置7のファン72の駆動が停止するとともに、除菌ユニット74の駆動が停止し、除菌・脱臭装置7の駆動が停止する。
続いて、第1ノズル611が後退し、上側開放状態のシャッタ92が閉じた状態となる。
続いて、照明装置8のLED81,81が消灯し、便鉢21の内部が照明されていない状態となる。
これにより、トイレ空間11の除菌・脱臭が終了する。
なお、便鉢21の内部の除菌・脱臭を行う場合は、シャッタ92が下側開放状態となり、吸込口91dに便鉢21の内部の空気が導入されて、ダクト71を通過した除菌・脱臭を行う空気が吹出口91eからシャッタ92に当たらずに便鉢21の内部に向かって吹き出す。本実施形態では、便鉢21の内部の除菌・脱臭を行う場合は、照明装置8のLED81,81が点灯しないように設定されている。
また、トイレ空間11の除菌・脱臭を行う場合は、便鉢21の内部の除菌・脱臭を行う場合よりも、ファン72への出力を大きくし、ダクト71への空気の吸込み量およびダクト71からの空気の吹き出し量を多くする。これにより、便鉢21の内部よりも広い空間であるトイレ空間11の除菌・脱臭を効率的に行うことができる。
続いて、上記のトイレ空間11の除菌・脱臭方法を行う制御について説明する。
本実施形態では、制御部(不図示)は、トイレ空間11の除菌・脱臭を第1〜3制御モードの3つの制御モードのうちの選択された1つの制御モードによって制御可能に構成されている。
第1制御モードでは、タイマからの信号により予め設定された駆動開始時刻となったと認識すると、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始する。そして、タイマからの信号により予め設定された所定時間が経過したことを認識すると、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を停止する。駆動開始時刻は、例えば、夜中などの便器1の使用頻度の低い時間帯に設定されている。
第1制御モードでは、駆動開始時刻に第1センサおよび第2センサのいずれかが使用者を検知していると、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始せず、第1センサおよび第2センサの両方が使用者を検知しない状態となった時点でトイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始する。また、第1制御モードでは、駆動開始時刻に、第3センサによって便蓋5が閉じた状態であることを検知すると、便蓋5を自動で開いた状態とし、便蓋5が開かれた状態としてから、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始する。
第1制御モードでは、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御中に、第1センサおよび第2センサのいずれかが使用者を検知すると、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動を停止する。また、第1制御モードでは、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御中に、第3センサによって便蓋5が閉じた状態であることを検知すると、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動を停止する。
第2制御モードでは、便蓋5を閉じた状態でトイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を行う。第2制御モードでは、便蓋5の開閉状態以外は第1制御モードと同様の制御を行う。
このため、第2制御モードでは、駆動開始時刻に、第3センサによって便蓋5が閉じた状態であることを検知できないと、便蓋5を自動に閉じた状態としてから、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始する。
なお、第2制御モードでは、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御中に、便蓋5が開いた状態となり第3センサによって便蓋5が閉じた状態であることを検知できない状態となった場合に、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を停止してもよいし、停止しなくてもよい。また、第2制御モードでは、シャッタ92が下側開放状態となるように設定されていてもよい。
第3制御モードでは、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を使用者が任意に開始および停止する。例えば、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御の開始・停止スイッチ(不図示)が便器1またはトイレ空間11に設けられていて、使用者がこのスイッチを操作することで、トイレ空間11の除菌・脱臭の駆動制御を開始または停止する。
なお、本実施形態では、便鉢21の内部の除菌・脱臭を行う便鉢21の内部の除菌・脱臭制御、および便鉢21の内部の除菌・脱臭停止制御は、トイレ空間11の除菌・脱臭制御が行われている期間と重ならない期間において、トイレ空間11の除菌・脱臭制御、便鉢21の内部の除菌・脱臭停止制御と同様に行われている。
次に、上述した本実施形態による便器の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による便器1では、除菌・脱臭装置7のダクト71に吸込口91dから便鉢21の内部の空気を吸込むことが可能であるとともに、吹出口91eから吹き出した除菌・脱臭を行うための空気を便鉢21の内部に指向させることが可能であることにより、便鉢21の内部の除菌・脱臭を行うことができる。また、除菌・脱臭装置7のダクト71に吸込口91dから便鉢21の上方のトイレ空間11の空気を吸込むことが可能であるとともに、除菌・脱臭装置7の吹出口91eから吹き出した除菌・脱臭を行うための空気を便鉢21の上方に指向させることが可能であることにより、トイレ空間11の除菌・脱臭を行うことができる。
これにより、便鉢21の内部の除菌・脱臭およびトイレ空間の除菌・脱臭を同一の除菌・脱臭装置7を用いて行うことができる。
また、本実施形態による便器1には、除菌・脱臭装置7の吸込口91dおよび吹出口91eを開閉可能なシャッタ92が設けられていて、このシャッタ92が上側開放状態となることで、吸込口91dに便鉢21の上方の空気が導入されるようにガイドしているとともに、吹出口91eから吹き出した空気を便鉢21の上方に指向するようにガイドしている。これにより、除菌・脱臭装置7に吸込口91dおよび吹出口91eを上方に向ける機構を設けたり、吸込口91dに便器本体2の上方の空気を導入するための専用の部品や、吹出口91eから吹き出した空気を上方に向かせるための専用の部品を設けたりしなくても、トイレ空間11の除菌・脱臭を行うことができる。
また、本実施形態による便器1は、便蓋5が閉じた状態において、吹出口91eから吹き出した空気が便蓋5と便器本体2の上面2aとの隙間d2から外部に流出することにより、除菌・脱臭を行うための空気を便蓋5と便器本体2の上面2aとの隙間d2からトイレ空間11へ放出することができる。これにより便器1の側面や便器1が設置された床などの除菌・脱臭を行うことができる。
また、本実施形態による便器1は、便蓋5が開いた状態において、吹出口91eから吹き出した空気を便鉢21の上方に指向させることにより、除菌・脱臭を行うための空気を便蓋5にあてることなくより広い範囲の便鉢21の上方の空間に放出することができる。
また、本実施形態による便器1には、使用者が便座4に着座したことを検知する着座センサが設けられており、着座センサが使用者が便座4に着座したことを検知すると、除菌・脱臭装置7の駆動が停止することにより、便座4に着座した使用者に除菌・脱臭を行うための空気があたることを防止できる。
また、本実施形態による便器1には、便鉢21の内部を照明する照明装置8が設けられており、除菌・脱臭装置7が駆動している期間に照明装置8が便鉢21の内部を照明することにより、便鉢21の内部が照明されているかどうかを視認することで、除菌・脱臭装置7が駆動しているかどうかを確認することができる。
また、除菌・脱臭装置7は、イオンを放出するイオン発生装置を有し、イオン発生装置で発生したイオンを含む空気を吹出口91eから吹き出すことにより、イオンを利用してトイレ空間11を効率的に除菌することができる。
以上、本発明による便器の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、除菌・脱臭を行う除菌・脱臭装置7が設けられているが、除菌・脱臭装置7に代わって脱臭のみを行う脱臭装置が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、便蓋5が開いた状態と閉じた状態の両方においてトイレ空間11の除菌・脱臭を行うことが可能であるが、いずれか一方の状態のみにおいてトイレ空間11の除菌・脱臭を行うように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、便器1には便蓋5が設けられているが、便蓋5が設けられておらず、トイレ空間11の除菌・脱臭を行う際には、便器本体2の上方の空間に空気を放出するように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、シャッタ92が吸込口91dから便鉢21の上方の空気が吸い込まれるようにガイドするガイド部を構成しているが、シャッタ92以外の機構や部材によってガイド部が構成されていてもよい。例えば、吸込口91dを上側に開口するように切り替える機構や、吸込口91dに便鉢21の上方の空気が吸い込まれるようにガイドするルーバなどの部材がガイド部を構成していてもよい。また、シャッタ92の形態は上記以外の形態であってもよい。
また、吸込口91dから吸い込む空気が滞留する領域や、吹出口91eから吹き出る空気が施行する方向は、吸込口91dが便鉢21の上方の空気を吸込み可能であれば、適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、第1〜第3センサが設けられているが、これらが設けられていなくてもよく、これらのうちのいずれか1つまたは2つが設けられていてもよい。また、これらのセンサの検知を考慮せずに、トイレ空間11の除菌・脱臭を行うように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、便鉢21の内部を照明する照明装置8が設けられているが、設けられていなくてもよい。また、トイレ空間11の除菌・脱臭を行う際に、照明装置8によって便鉢21の内部が照明されていなくてもよい。また、照明装置8の形態は上記以外の形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、除菌・脱臭装置7は、除菌を行うイオンを発生させる除菌ユニット74を有し、イオンが放出された空気によって除菌を行っているが、これ以外の方法で除菌を行うように構成されていてもよい。また、除菌・脱臭装置7の形態は、上記以外の形態であってもよい。
1 便器
2 便器本体
3 機能部
4 便座
5 便蓋
7 除菌・脱臭装置(脱臭装置)
8 照明装置
11 トイレ空間
21 便鉢
91d 吸込口
91e 吹出口
92 シャッタ(ガイド部)
d2 隙間

Claims (7)

  1. 便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、
    前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、
    前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記吸込口を開閉可能なシャッタであり、
    前記シャッタは、前記吸込口を開放した状態において、前記便鉢の上方の空気を前記吸込口にガイド可能であることを特徴とする便器。
  2. 便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、
    前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、
    前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、
    使用者が前記便器本体に取り付けられた便座に着座したことを検知する着座センサを有し、
    該着座センサが前記使用者が前記便座に着座したことを検知すると、前記脱臭装置の駆動が停止することを特徴とする便器。
  3. 便器本体に該便器本体の便鉢の内部を脱臭可能な脱臭装置が取り付けられた便器において、
    前記脱臭装置は、内部に形成された脱臭流路に空気を吸込む吸込口と、前記脱臭流路から該脱臭流路の外部に空気を吹き出す吹出口と、を有し、
    前記吸込口から前記便鉢の上方の空気が吸い込まれるようにガイド可能なガイド部が設けられ、
    前記便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置を有し、
    該照明装置は、前記脱臭装置が駆動している期間に前記便鉢の内部を照明することを特徴とする便器。
  4. 前記脱臭装置は、イオンを放出するイオン発生装置を有し、該イオン発生装置で発生したイオンを含む空気を前記吹出口から吹き出す請求項1乃至3のいずれか一項に記載の便器。
  5. 前記吹出口から吹き出した空気を、前記便鉢の上方に指向させることが可能である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の便器。
  6. 前記便器本体に回動可能に取り付けられた便蓋を有し、
    該便蓋が開いた状態において、前記吹出口から吹き出した空気を前記便鉢の上方に指向させる請求項5に記載の便器。
  7. 前記便器本体に回動可能に取り付けられた便蓋を有し、
    該便蓋が閉じた状態において、前記吹出口から吹き出した空気が前記便器本体と前記便蓋との間に形成される所定の大きさの隙間から外部に流出する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の便器。
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