JP2018087454A - 脱臭装置 - Google Patents

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俊彦 小松
Toshihiko Komatsu
俊彦 小松
庭堅 鞏
Tingjian GONG
庭堅 鞏
将志 金野
Masashi Konno
将志 金野
元輝 香川
Mototeru Kagawa
元輝 香川
将人 若林
Masahito Wakabayashi
将人 若林
智也 佐々木
Tomoya Sasaki
智也 佐々木
寅韜 劉
yin tao Liu
寅韜 劉
篤史 若松
Atsushi Wakamatsu
篤史 若松
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Abstract

【課題】脱臭機能を維持したままでコンパクト化することができる脱臭装置を提供すること。
【解決手段】脱臭装置として機能する局部洗浄装置3は、便器本体2が有する便鉢4の後部に設けられ、便鉢4に臨む開口部9を有するベース8と、風が吹き出される吹出口28を便鉢4の左右方向の中心よりも一方側に偏心した位置に有し、吹出口28が開口部9からベース8の外側に臨む送風ダクト24と、開口部9に沿った軸回りに上下に回動することで開口部9を開閉するシャッター10と、を備え、シャッター10は、開口部9を閉じた状態において吹出口28に面する位置に、下方から便鉢4の左右の中心の方向に向けて斜め上方に延び、開口部9を開いた状態において風を導くリブ10aを有する。
【選択図】図5B

Description

本発明は、大便器用の脱臭装置に関する。
従来、大便器用の脱臭装置では、上下に回動するシャッターの内側に、風を吹き出す吹出口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。このような脱臭装置では、脱臭時に、シャッターを上方に回動させて下側から開く下開き状態にし、吹出口から吹き出される風を便鉢の内面に導く一方で、肛門の乾燥時に、シャッターを下方に回動させて上側から開く上開き状態にし、吹出口から吹き出される風を肛門に導く。
特開2015−206184号公報
しかしながら、近年では、大便器に設けられる洗浄装置の高機能化に伴って、設置スペースの確保の観点から、脱臭機能を維持したままで脱臭装置のコンパクト化が求められている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、脱臭機能を維持したままでコンパクト化することができる脱臭装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、便器本体(例えば、後述する便器本体2)が有する便鉢(例えば、後述する便鉢4)の後部に設けられ、前記便鉢に臨む開口部(例えば、後述する開口部9)を有するベース(例えば、後述するベース8)と、風が吹き出される吹出口(例えば、後述する吹出口28)を前記便鉢の左右方向の中心よりも一方側に偏心した位置に有し、前記吹出口が前記開口部から前記ベースの外側に臨む送風ダクト(例えば、後述する送風ダクト24)と、前記開口部に沿った軸回りに上下に回動することで前記開口部を開閉し、上方に回動して下側から前記開口部を開くことで下開き状態になる一方で、下方に回動して上側から前記開口部を開くことで上開き状態になるシャッター(例えば、後述するシャッター10)と、を備え、前記シャッターは、前記開口部を閉じた状態において前記吹出口に面する位置に、下方から前記便鉢の左右の中心の方向に向けて斜め上方に延び、前記開口部を開いた状態において前記風を導くリブ(例えば、後述するリブ10a)を有する脱臭装置(例えば、後述する局部洗浄装置3)を提供する。
前記シャッターは、複数の前記リブを有し、複数の前記リブは、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において、下方から斜め上方に向けて互いの間隔が徐々に狭くなることが好ましい。
前記吹出口に沿った軸回りに回動することで前記吹出口を開閉する吹出口シャッター(例えば、後述する吹出口シャッター34)を備え、前記吹出口シャッターは、その内面に、前記吹出口を開いた状態において前記風を導く吹出リブ(例えば、後述する吹出リブ35)を有することが好ましい。
前記送風ダクトは、その内面に形成され前記風を導く送風リブ(例えば、後述の送風リブ36)を有し、前記送風リブは、前記吹出口シャッターが開いた状態において前記吹出リブと連続する位置に配置されることが好ましい。
本発明によれば、脱臭機能を維持したままでコンパクト化が可能な脱臭装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る局部洗浄装置を備える大便器をその前方斜め上方から視た斜視図である。 便座、便蓋、及び局部洗浄装置のカバーを取り外した状態の大便器の上面図である。 閉じた状態のシャッター及びその周辺部分を示す正面図である。 図3Aにおける矢印IIIB−IIIBの方向に視たシャッター及びその周辺部分の断面図である。 下開き状態のシャッター及びその周辺部分の断面図である。 上開き状態のシャッター及びその周辺部分の断面図である。 上開き状態のシャッター及びその周辺部分の底面図である。 下開き状態のシャッター及びその周辺部分の平面図である。 シャッターを取り外し、吹出口シャッターを閉じた状態の開口部及びその周辺部分を示す正面図である。 シャッターを取り外し、吹出口シャッターを開いた状態の開口部及びその周辺部分を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1及び図2を用いて、大便器1について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る局部洗浄装置3を備える大便器1をその前方斜め上方から視た斜視図である。図2は、便座5、便蓋6、及び局部洗浄装置3のカバー11を取り外した状態の大便器1の上面図である。
図1及び図2に示す大便器1は、水洗式の大便器であり、便器本体2と、局部洗浄装置3と、等を備える。また、大便器1は、洗浄水を貯留するタンク100と、洗浄水を供給するポンプ、弁及び配管と、等を備えるが、これらの説明については省略する。
便器本体2は、汚物を受ける便鉢4と、この便鉢4の底部から下方に延びる排水管(図示省略)と、便鉢4に対して開閉する便座5及び便蓋6と、を含んで構成される。便鉢4の上部には、その周縁に沿って洗浄水の旋回流を生成するリム流水路(図示省略)と、その旋回流を排水管に向けて落し込む流れを生成する落し込み流路(図示省略)と、が形成されている。
局部洗浄装置3は、便鉢4の後部に設けられる。この局部洗浄装置3は、局部洗浄や温風乾燥等のための各種機能部品を収容するケース7を備える。ケース7は、便鉢4の上端周縁に設置されるベース8と、このベース8の前面中央に形成された横長の開口部9を開閉するシャッター10と、ベース8に組み付けられるカバー11と、を有する。シャッター10及びその周辺部分についての詳細は後述する。カバー11には、便座5及び便蓋6がそれぞれ回動可能に取り付けられている。
このような局部洗浄装置3は、洗浄水を吐出するノズルユニット12と、このノズルユニット12に温水を供給する温水供給ユニット13と、風を送り出す送風ユニット14と、汚物から発生する臭気を除去する脱臭ユニット15と、これら各ユニット12〜15の駆動を司る制御基板16と、この制御基板16及び各種機能部品に電力を供給する電源基板17と、等を備える。この局部洗浄装置3は、脱臭ユニット15を中心に、脱臭装置として機能する。
ノズルユニット12は、ベース8の中央に配置されている。このノズルユニット12は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18と、この洗浄ノズル18を駆動させるノズル駆動機構19と、洗浄ノズル18と共に左右に並んでツインノズルを構成するビデ用の洗浄ノズル20と、この洗浄ノズル20を駆動させるノズル駆動機構21と、を有する。
左右一対の洗浄ノズル18,20は、互いに平行で前方に向かって下方に傾斜するように、ベース8に対して進退可能に支持される。これら洗浄ノズル18,20は、不使用時に、開口部9を閉じた状態のシャッター10の内側に収容されている。
肛門洗浄用の洗浄ノズル18は、ノズル駆動機構19によって斜め下方に進出することで、その先端が、シャッター10の内面の突起(図示省略)を介してシャッター10の内面下側を押すことになり、開口部9を閉じる方向に付勢されているシャッター10を、上方に回動させながら開いて開口部9の前方に突出する。この時、洗浄ノズル18に押し開かれたシャッター10は、開口部9を閉じる方向の付勢力に抗して、開口部9の下側から開く下開き状態になる(図4A及び図5A参照)。
ビデ用の洗浄ノズル20は、ノズル駆動機構21によって斜め下方に進出することで、その先端が、シャッター10の内面の突起(図示省略)を介してシャッター10の内面上側を押すことになり、開口部9を閉じる方向に付勢されているシャッター10を、下方に回動させながら開いて開口部9の前方に突出する。この時、洗浄ノズル20に押し開かれたシャッター10は、開口部9を閉じる方向の付勢力に抗して、開口部9の上側から開く上開き状態になる(図4B及び図5B参照)。
これら洗浄ノズル18,20は、それぞれ、下方に位置する先端部に、温水供給ユニット13によって供給された洗浄水を吐出する吐出孔22,23を有する。
温水供給ユニット13は、ベース8の右側に配置されている。この温水供給ユニット13は、個別の配管を介して各洗浄ノズル18,20に接続されており、設定温度に調温された温水を、洗浄水として各洗浄ノズル18,20へ供給する。
送風ユニット14は、ベース8の右側に配置されている。この送風ユニット14は、外気を開口部9に導く送風ダクト24と、この送風ダクト24内に設けられた第1送風機25と、送風ダクト24内における第1送風機25の下流側に設けられたヒーター26及びイオン発生装置27と、を備える。
送風ダクト24は、外気の取込口(図示省略)を上流端に有すると共に、開口部9からケース7の外側に臨む吹出口28を下流端に有する。この送風ダクト24は、第1送風機25の駆動によって、取込口から外気を取り込んで吹出口28から便鉢4の左右の中心の方向に向けて風を吹き出す。第1送風機25は、送風ダクト24内に、取込口から吹出口28への気流を発生させる。ヒーター26は、送風ダクト24に取り込まれた空気を温める。イオン発生装置27は、送風ダクト24に取り込まれた空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンを生じさせる。
ここで、送風ダクト24は、その内面に形成されて風を導く送風リブ36を有する。この送風リブ36は、後述する吹出口シャッター34が開いた状態において吹出リブ35と連続する位置に配置されている。これにより、風がよりスムーズに吹き出されるようになっている。
このような送風ユニット14は、第1送風機25と共にヒーター26を駆動させることで、吹出口28から温風を吹き出す。また、送風ユニット14は、第1送風機25と共にイオン発生装置27を駆動させることで、吹出口28からプラスイオンとマイナスイオンを含む風を吹き出し、これらのイオンによって浮遊菌を不活化する。これにより、浮遊菌の繁殖を抑制し又は除菌する。
脱臭ユニット15は、ベース8の左側に配置されている。この脱臭ユニット15は、便鉢4内の空気を便鉢4の外部に導く脱臭ダクト29と、この脱臭ダクト29内に設けられた第2送風機30と、脱臭ダクト29内における第2送風機30の下流側に設けられた脱臭カートリッジ31と、を備える。
脱臭ダクト29は、ベース8の前方中央寄りに形成された吸込口32を上流端に有すると共に、ベース8の左側に形成された吹出口33を下流端に有する。その脱臭ダクト29は、第2送風機30の駆動によって、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込んで吹出口33から風を吹き出す。即ち、本実施形態の脱臭ユニット15は、非循環式(ワンパス式)の脱臭装置である。第2送風機30は、脱臭ダクト29内に、吸込口32から吹出口33への気流を発生させる。脱臭カートリッジ31は、脱臭用の触媒を内蔵しており、脱臭ダクト29に吸い込まれた空気を通過させることで、通過する空気に含まれる臭気を取り除く。
なお、吸込口32は、ベース8の底面に形成され、下方に向かって開口し、便鉢4内に臨んでいる。即ち、シャッター10の内部に吸込口が無く、ベース8の底面に吸込口が形成されているため、シャッター10を閉じた状態であっても、便鉢4内の空気(臭気)を吸込むことができるようになっている。
なお、本実施形態では、脱臭カートリッジ31として、活性炭等を触媒とする吸着型の脱臭剤を採用するが、光触媒のように紫外線等の光線を照射することによって物質を分解する機能を有する分解型のものを採用してもよい。
次に、図3A〜図6Bを用いて、シャッター10及びその周辺部分について説明する。図3Aは、閉じた状態のシャッター10及びその周辺部分を示す正面図である。図3Bは、図3Aにおける矢印IIIB−IIIBの方向に視たシャッター10及びその周辺部分の断面図である。図4Aは、下開き状態のシャッター10及びその周辺部分の断面図である。図4Bは、上開き状態のシャッター10及びその周辺部分の断面図である。図5Aは、上開き状態のシャッター10及びその周辺部分の底面図である。図5Bは、下開き状態のシャッター10及びその周辺部分の平面図である。図6Aは、シャッター10を取り外し、吹出口シャッター34を閉じた状態の開口部9及びその周辺部分を示す正面図である。図6Bは、シャッター10を取り外し、吹出口シャッター34を開いた状態の開口部9及びその周辺部分を示す正面図である。
上記の各図に示すように、シャッター10は、開口部9に沿った軸回りに上下に回動することで開口部9を開閉する。このシャッター10は、上方に回動して下側から開口部9を開くことで下開き状態になる一方で、下方に回動して上側から開口部9を開くことで上開き状態になる。
このようなシャッター10は、その内面に、開口部9を開いた状態において吹出口28から吹き出される風を導く複数のリブ10aを有する。複数のリブ10aは、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、吹出口28に面する位置に、下方から便鉢4の左右の中心の方向に向けて斜め上方に延びるように、シャッター10と一体に構成されている。これら複数のリブ10aは、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、下方から斜め上方に向けて互いの間隔が徐々に狭くなるように配置されている。なお、本実施形態では、一例として各図において3本のリブを有するシャッター10を示している。
このようなシャッター10及び複数のリブ10aは、シャッター10が下開きの状態において、吹出口28から便鉢4の左右の中心の方向に向けて吹き出される風を便鉢4の左右の外側にも導き、便鉢4の広い範囲に分散させる(図4A及び図5B参照)。即ち、吹出口28から吹き出された風の一部は、図2中に矢印で示すように、便鉢4の内面に沿うように旋回して流れ、便鉢4内の臭気が便鉢4の外に拡散するのを抑制可能な気流を構成する。
また、シャッター10及び複数のリブ10aは、シャッター10が上開きの状態において、吹出口28から便鉢4の左右の中心の方向に向けて吹き出される風を肛門に導く(図4B及び図5A参照)。
図6A及び図6Bに示すように、局部洗浄装置3は、シャッター10の内側において送風ダクト24の吹出口28を開閉する吹出口シャッター34と、この吹出口シャッター34の内面に設けられた吹出リブ35と、を備える。
吹出口シャッター34は、その上端が、吹出口28の縁に回動可能に支持されており、吹出口28から吹き出す風によって吹出口28を開く一方で、自重によって吹出口28を閉じる。この吹出口シャッター34は、シャッター10が閉じた状態において送風口38から風を吹き出す際には、吹出口28を開く。
吹出リブ35は、上方から便鉢4の左右の中心の方向に向けて斜め下方に延びるように、吹出口シャッター34と一体に構成されている。この吹出リブ35は、吹出口シャッター34が吹出口28を開いた状態において、吹出口28から吹き出される風を左右の中心の方向に導く。
次に、局部洗浄装置3の動作モードについて説明する。
局部洗浄装置3は、脱臭モード、お尻洗浄モード、ビデモード、温風乾燥モード、鉢内除菌モード等の各種動作モードで動作する。
脱臭モードは、便鉢4内を脱臭する動作モードである。脱臭モードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方に進出させることで、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、送風ユニット14の第1送風機25を駆動させて、吹出口28から吹き出される風を便鉢4の内面に広がる方向に導くと共に(図2中の矢印参照)、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。なお、脱臭モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のヒーター26及びイオン発生装置27を駆動させない。
なお、この脱臭モードでは、第1送風機25の出力よりも第2送風機30の出力を大きくなるように制御する。従来、送風機が1つの循環式においては送風機の出力を大きくして便鉢内の気流を強くする必要があったところ、本実施形態のようなワンパス式であれば、第1送風機25の出力が小さい、即ち便鉢4内に流れる風を強くしなくても、第2送風機30の出力を大きくすることで効率良く便鉢4内の臭気が吸い込まれる。これにより、使用者が便鉢4内の風を認識し難くなる一方で、高い脱臭性能が確保されている。
お尻洗浄モードは、肛門を洗浄する動作モードである。お尻洗浄モードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方に進出させることで、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、温水供給ユニット13を駆動させて、洗浄ノズル18の吐出孔22から肛門に向けて洗浄水を吐出させると共に、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。なお、お尻洗浄モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14を駆動させない。
ビデモードは、女性の局部を洗浄する動作モードである。ビデモードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方にわずかに進出させることで、シャッター10を上方にわずかに回動させてから、ビデ用の洗浄ノズル20を斜め下方に進出させることで、引き続きシャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、温水供給ユニット13を駆動させて、洗浄ノズル20の吐出孔23から女性の局部に向けて洗浄水を吐出させると共に、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。なお、ビデモードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14を駆動させない。
温風乾燥モードは、臀部を温風で乾燥させる動作モードである。温風乾燥モードにおいて局部洗浄装置3は、ビデ用の洗浄ノズル20を斜め下方に進出させることで、シャッター10を下方に回動させて上開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、送風ユニット14の第1送風機25及びヒーター26を駆動させて、吹出口28から吹き出される温風を臀部に向かう方向に導く。なお、温風乾燥モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のイオン発生装置27、及び脱臭ユニット15を駆動させない。
鉢内除菌モードは、便鉢4内を除菌する動作モードである。鉢内除菌モードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方に進出させることで、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、送風ユニット14の第1送風機25及びイオン発生装置27を駆動させて、吹出口28から吹き出されるプラスイオンとマイナスイオンを含む風を便鉢4の内面に広がる方向に導く。なお、鉢内除菌モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のヒーター26、及び脱臭ユニット15を駆動させない。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態に係る局部洗浄装置3は、便器本体2が有する便鉢4の後部に設けられ、便鉢4に臨む開口部9を有するベース8と、風が吹き出される吹出口28を便鉢4の左右の中心よりも一方側に偏心した位置に有し、吹出口28が開口部9からベース8の外側に臨む送風ダクト24と、開口部9に沿った軸回りに上下に回動することで開口部9を開閉し、上下に回動して下側から開口部9を開くことで下開き状態になる一方で、下方に回動して上側から開口部9を開くことで上開き状態になるシャッター10と、を備え、シャッター10は、開口部9を閉じた状態において吹出口28に面する位置に、下方から便鉢4の左右の中心の方向に向けて斜め上方に延び、開口部9を開いた状態において風を導くリブ10aを有する。
これにより、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にすることで、シャッター10の内面に有するリブ10aを便鉢4の左右の中心から外側に向けて延ばすことができる一方で、シャッター10を下方に回動させて上開き状態にすることで、シャッター10の内面に有するリブ10aを便鉢4の左右の外側から中心に向けて延ばすことができる。このため、シャッター10の内面にリブ10aを有するだけで、シャッター10を下開き状態にすることで脱臭時に風を便鉢4の内面に導くことができる一方で、シャッター10を上開き状態にすることで臀部の乾燥時に風を肛門に導くことができる。これにより、脱臭機能を維持したままで、部品の数を抑えることができ、ひいては局部洗浄装置3をコンパクト化することができる。
また、本実施形態に係る局部洗浄装置3は、シャッター10が複数のリブ10aを有し、複数のリブ10aが下方から斜め上方に向けて互いの間隔を徐々に狭くしているので、シャッター10を下開き状態にすることで、リブ10aによる流路を徐々に広げることができる一方で、シャッター10を上開き状態にすることで、リブ10aによる流路を徐々に狭くすることができる。このため、シャッター10を下開き状態にすることで、脱臭時に風を便鉢4の内面の広範囲に導くことができる一方で、シャッター10を上開き状態にすることで、臀部の乾燥時に風を肛門にピンポイントに導くことができる。
また、本実施形態に係る局部洗浄装置3は、吹出口28に沿った軸回りに回動することで吹出口28を開閉する吹出口シャッター34の内面に、吹出口28を開いた状態において風を導く吹出リブ35を有しているので、送風ダクト24内に風を導くリブを有している場合と比較して、送風ダクト24内に熱がこもることを防止できる。
また、本実施形態に係る局部洗浄装置3は、送風ダクトの内面に、風を導く送風リブ36が形成され、この送風リブ36は、吹出口シャッター34が開いた状態において吹出リブ35と連続する位置に配置される。これにより、風がよりスムーズに吹き出されるようになり、圧損を低減できる。
以上、本発明の局部洗浄装置3の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
1 大便器
2 便器本体
3 局部洗浄装置(脱臭装置)
4 便鉢
5 便座
6 便蓋
7 ケース
8 ベース
9 開口部
10 シャッター
10a リブ
11 カバー
12 ノズルユニット
13 温水供給ユニット
14 送風ユニット
15 脱臭ユニット
16 制御基板
17 電源基板
18,20 洗浄ノズル
19,21 ノズル駆動機構
22,23 吐出孔
24 送風ダクト
25 第1送風機
26 ヒーター
27 イオン発生装置
28 吹出口
29 脱臭ダクト
30 第2送風機
31 脱臭カートリッジ(脱臭部)
32 吸込口
33 吹出口
34 吹出口シャッター
35 吹出リブ
36 送風リブ

Claims (4)

  1. 便器本体が有する便鉢の後部に設けられ、前記便鉢に臨む開口部を有するベースと、
    風が吹き出される吹出口を前記便鉢の左右方向の中心よりも一方側に偏心した位置に有し、前記吹出口が前記開口部から前記ベースの外側に臨む送風ダクトと、
    前記開口部に沿った軸回りに上下に回動することで前記開口部を開閉し、上方に回動して下側から前記開口部を開くことで下開き状態になる一方で、下方に回動して上側から前記開口部を開くことで上開き状態になるシャッターと、を備え、
    前記シャッターは、前記開口部を閉じた状態において前記吹出口に面する位置に、下方から前記便鉢の左右の中心の方向に向けて斜め上方に延び、前記開口部を開いた状態において前記風を導くリブを有する脱臭装置。
  2. 前記シャッターは、複数の前記リブを有し、
    複数の前記リブは、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において、下方から斜め上方に向けて互いの間隔が徐々に狭くなる請求項1に記載の脱臭装置。
  3. 前記吹出口に沿った軸回りに回動することで前記吹出口を開閉する吹出口シャッターを備え、
    前記吹出口シャッターは、その内面に、前記吹出口を開いた状態において前記風を導く吹出リブを有する請求項1又は2に記載の脱臭装置。
  4. 前記送風ダクトは、その内面に形成され前記風を導く送風リブを有し、
    前記送風リブは、前記吹出口シャッターが開いた状態において前記吹出リブと連続する位置に配置される請求項3に記載の脱臭装置。

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Citations (9)

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