JP5270491B2 - 乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯乾燥機用の乾燥ユニットおよびそれを備えた洗濯乾燥機に関するものである。
従来、除菌・消臭作用を有するイオンを発生するイオン発生器を具備し、衣類を収容した脱水槽(ドラム)内に、除菌・消臭作用を有するイオンを供給することで、衣類に付着した臭いを消臭したり、雑菌等を除菌できる機能を付加した洗濯乾燥機が提案されている(特許文献1参照)。このイオンは、オゾンとは異なって無臭で人体に無害であり、臭いや壁などに生えた(付着した)カビなどの真菌の除去にも効果があることが確認されている。
近年、健康・清潔意識が高まる中、洗濯乾燥機を設置しているサニタリー空間の湿気臭、カビ菌の除去を望む使用者が増加している。ここで、洗濯乾燥機の設置場所のサニタリー空間としては、浴室に隣接した洗面所が最も一般的である。洗面所の空間は、浴室に隣接していること、居間やリビングなどの居室空間に比べると床面積が小さく狭い空間であることなどの理由によって、湿気が多く、臭いやカビが発生しやすい環境にある。
しかし、上記の特許文献1の洗濯乾燥機では、脱水槽内に収容した衣類などの除菌・消臭効果をねらったものであり、機外に積極的にイオンを放出するものではないため、洗面所のカビの除去には効果が期待できない。現状では、カビを除去するために塩素系の薬剤でこまめに清掃する手間があり、塩素系薬剤の刺激臭や家事労働の負担が増加する問題があった。
出願人は、空間にイオンを放出して臭いやカビが抑制できるイオン発生装置も商品化しているが、上述したように洗面所は狭い空間であるためイオン発生装置を据置きすることはスペースの制約上困難である。また、このようなイオン発生装置と同等の構造を、洗濯乾燥機に付加することは著しいコスト増となるだけでなく、筐体が必要以上に嵩張ってしまい狭い洗面所に省スペースに設置することができなくなるので、現実的ではない。
従って、機外イオン放出機構を省スペースに構築する必要がある。例えば、特許文献2、3に記載されたような洗濯乾燥機に既設の乾燥ユニットを利用することが考えられる。
特開2009−66217号公報 特開2007−307295号公報 特開2008−212561号公報
しかしながら、乾燥ユニットはコンパクトに設計された送風箱内に遠心ファンとヒータを内蔵した構造であり、すでに追加部品の取付スペースに制約がある。ここで、前記の除菌・消臭作用は、イオン発生器から局所的に特定種類のプラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させ、イオンのまま対象空間に送出することで発現されるが、プラスとマイナスのイオンは反対電荷を持つため、発生しても互いに中和(結合)して消滅しやすい。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、イオン発生器を省スペースに取り付けながら、プラスとマイナスのイオンの消滅を抑制し、速い空気流に乗せて効率よくイオンを搬送することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の乾燥ユニットは、洗濯乾燥機の機内に配設され、吸気口及び排気口を有する送風箱内部の通流路に、ヒータ及び遠心ファンを収容し、前記遠心ファンの駆動によって通流路を通流する空気を前記ヒータにより加熱して脱水槽内に送出する乾燥ユニットであって、前記送風箱に取り付けられ、通流路を通流する空気に除菌・消臭作用を有するイオンを発生するイオン発生器と、前記送風箱に設けられ、前記イオン発生器の下流側の通流路に開口する通気口と、を備え、前記イオン発生器は、距離を隔てて分離独立して配置された、放電によりプラスイオンを発生するプラスイオン発生部とマイナスイオンを発生するマイナスイオン発生部を有し、前記遠心ファンの周囲の通流路は、前記遠心ファンの回転方向に漸次幅広となる円弧状に形成され、該円弧状通流路の幅広の下流部に、前記プラスイオン発生部と前記マイナスイオン発生部の前記遠心ファンの回転中心からの距離が互いに異なるように前記イオン発生器が配置されたことを特徴としている。
この構成によると、追加部品の設置スペースを確保しやすい円弧状通流路の幅広となる下流部に、イオン発生器が省スペースに配置される。また、空気流の流速が速くなる円弧状通流路の幅広となる下流部に、イオン発生器が配置されるので、イオン発生部から発生されたイオンが速やかに空気流に乗って搬送される。さらに、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部の遠心ファンの回転中心から距離が互いに異なるので、プラスイオンとマイナスイオンは円弧状通流路においてトラックがずれて発生される。よって、イオン発生器を乾燥ユニットに省スペースに設置しながら、プラスとマイナスのイオンが中和して消滅することを抑制し、速い空気流に乗せて効率よくイオンを搬送することができる。
また、本発明の乾燥ユニットは、上記構成において、前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の一方を他方よりも上流側に配置するとともに、前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の一方と前記遠心ファンの回転中心との間の距離が前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の他方と前記遠心ファンの回転中心との間の距離よりも短いことを特徴としている。この構成によると、漸次幅広なる円弧状通流路の通流方向に沿ってイオン発生器を省スペースに配置することが可能となる。
また、本発明の乾燥ユニットは、上記構成において、イオン発生器は、放電領域が下向きとなるように前記円弧状通流路の上方部に配置されていることを特徴としている。この構成によると、乾燥ユニット外側上方もしくは側方から洗濯用の溢水や飛び散りがあっても、イオン発生器の放電領域が濡れないため、安定してイオンを発生させることができる。
また本発明の洗濯乾燥機は、上記構成の乾燥ユニットを備えることで、前記イオン発生器から発生されたイオンを前記通気口を経由して機外の空間に放出可能なことを特徴としている。この構成によると、機外イオン放出機構を備えた洗濯乾燥機を低コスト、コンパクトに提供できる。
そして本発明は、上記構成の洗濯乾燥機が、前記通気口に接続され、機外の空間に臨む吹出口を有する吹出管を備えることを特徴としている。この構成によると、乾燥ユニットの外部に配設される、機外イオン放出機構の機外へ至る排気路の構造が簡素化され、低コスト化、コンパクト化に寄与することができる。
本発明の乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機によると、イオン発生器を省スペースに取り付けながら、プラスとマイナスのイオンが中和して消滅することを抑制し、速い空気流に乗せて効率よくイオンを搬送することができる。
本発明の一実施の形態の洗濯乾燥機を前方斜め上視点で示す斜視図 上記洗濯乾燥機を側方視点で示す概略縦断面図 上記洗濯乾燥機の乾燥ユニット周辺の要部の構成を側方視点で示す概略縦断面図であり、槽内イオン送風運転(a)、機外イオン送風運転(b)、槽内および機外イオン送風運転(c)のイオン風の流れ方向と共に示すもの。 上記洗濯乾燥機の乾燥ユニット周辺の要部の構成を前方視点で示す概略縦断面であり、槽内イオン送風運転(a)、機外イオン送風運転(b)、槽内および機外イオン送風運転(c)のイオン風の流れ方向と共に示すもの 乾燥ユニットを後方斜め下視点で示す斜視図であり、送風箱を部分的に切り欠いて示すもの 上記乾燥ユニットを下方視点で示す横断面図 イオン発生器の下面図 上記洗濯乾燥機の吹出口周辺の要部の構成を側方視点で示す詳細な縦断面図 は、洗濯乾燥機の外箱天板を前方斜め視点で示す斜視図であり、ノズルカバーを寝かせた状態(a)とノズルカバーを起こした状態(b)を示すもの 図9(a)の要部拡大図
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の一実施の形態に係る洗濯乾燥機を前方斜め上視点で示す斜視図である。図2は、同じ洗濯乾燥機を側方視点で示す概略縦断面図である。図1、図2に示した洗濯機能を備える洗濯乾燥機は、図2において左側が正面、右側が背面である。この洗濯乾燥機は全自動型であり、金属又は合成樹脂製の外箱10を備えている。外箱10は、略直方体に成形され、その上下は開放されている。外箱10の上側開放部には、操作部90等が装着されている合成樹脂製の上面板11が雄螺子により固定されており、また、外箱10の上部内側には後記する水槽20及び送風手段70を支持する環状の支持板12が設けられている。この支持板12には外箱10内の空気を送風手段へ導入するための貫通孔13が開設されている。上面板11は外箱10の天板を構成するものである。
洗濯乾燥機の背面側においては、合成樹脂製のバックパネル14が外箱10又は上面板11に雄螺子により固定されており、該バックパネル14と上面板11との間に上蓋15を可動に配置してある。バックパネル14は外箱10の天板を構成するものである。
外箱10の下側開放部には、合成樹脂製の四角形をなすベース16が雄螺子により固定されている。ベース16の四隅には、外箱10を床の上に支えるための脚部16a,16bが設けられている。正面側の脚部16aは、レベル出しのために高さ可変とした調整脚であり、背面側の脚部16bはベース16に一体成形されている固定脚である。
上面板11には、洗濯乾燥機内に被洗濯物を投入するための被洗濯物投入口11aが開設されており、該被洗濯物投入口11aを開閉する上蓋15がバックパネル14の前端部にヒンジ部15aによって垂直面内で回動可能に結合されており、図示の閉じた状態では、上蓋15が被洗濯物投入口11aを上から覆っている。外箱10の内部には、外側の水槽20と内側の脱水槽30とが配置されている。
水槽20は、支持板12に複数のサスペンション部材21によって水平面内で揺動可能に吊下げ支持されている。また、脱水槽30は、水槽20の内側において水槽20と同心状に配設されており、洗濯槽を兼ねている。水槽20と脱水槽30とは、両者とも上が開口した円筒形のカップの形状をなしており、各々の軸線が鉛直方向となっている。
脱水槽30は、上方に向かうに従って緩やかに広がるテーパー形状の周壁を有している。この周壁には、その最上部に環状に配置された複数個の脱水孔31を除き、液体を通すための開口部は形成されておらず、脱水槽30は、いわゆる「孔無し」タイプである。脱水槽30の上側開放部の縁には、環状のバランサ32が装着されている。バランサ32は、被洗濯物の脱水のために脱水槽30を高速回転させたときに、その振動を抑制する働きをする。脱水槽30の内部底面には、槽内で洗濯水又は濯ぎ水の流動を生じさせるための攪拌翼33が配置されている。
水槽20の上端部にはフランジ部22が内向きに延出されており、該フランジ部22に、排気フィルタ23を有する内蓋24がヒンジ24aによって回動可能に取付けられている。内蓋24は、洗擢・濯ぎ・脱水時に、被洗濯物や水が脱水槽30から外に飛び出すのを防止している。
水槽20の下部には、駆動ユニット40が装着されている。駆動ユニット40は、駆動モータ41、該駆動モータ41の出力回転を伝動するベルト伝動機構42及びクラッチ・ブレーキ機構43とを備えており、その中心部から筒形の脱水軸44と攪拌翼軸45とが上向きに突出している。
脱水軸44と攪拌翼軸45とは、脱水軸44が外側に配置され、攪拌翼軸45が内側に配置された二重軸構造となっている。脱水軸44は、下方から上方に向かって水槽20の中に入り込んだ後、脱水槽30に連結され、脱水槽30を支えている。攪拌翼軸45は、下方から上方に向かって水槽20を貫いて更に脱水槽30の中に入り込み、攪拌翼33に連結され、攪拌翼33を支えている。攪拌翼33は、55〜300rpmの回転を行い、洗濯又は濯ぎを行う。脱水時には脱水槽30と一緒に0〜1000rpmで回転し、脱水を行う。脱水軸44と水槽20との間、及び脱水軸44と攪拌翼軸45の間には、各々、水漏れを防ぐためのシール部材が配置されている。
支持板12とバックパネル14との間には空間があり、この空間に、電磁的に開閉する給水弁(図示せず)が配置されている。給水弁に接続され且つバックパネル14を上下に貫通して上方に突きだす接続管50には、水道水などの上水を供給する給水ホースが接続される。また、前記給水弁は、脱水槽30内に臨む位置に配置された容器状の給水口に接続されている。
水槽20の底部には、水槽20及び脱水槽30内の水を外箱10の外部に排水する排水ホース60が取付けられている。排水ホース60には、水槽20及び脱水槽30の底部に連通する排水口61から水が流入する。脱水時に脱水槽30から流出した水は、図示しない排水管を通じて排水ホース60から排水される。
脱水槽30には排水孔62が円周上に4箇所設けてあり、各排水孔62は脱水槽30内の水を排水口61から電磁的に開閉する排水弁63に導入する。
上記した構成により、回転翼33が回転する洗濯時には、脱水槽30内の水は排水弁63により止水され、脱水槽30内に貯水される。脱水を行う際には排水弁63が開放され、脱水槽30内の水は外部に排水される。この際、脱水軸44及び撹拌翼軸45と脱水槽30とが駆動モータ41により回転するが、脱水軸44及び撹拌翼軸45は相対回転が自在で且つ水密構造を維持する。
外箱10の正面側には、制御回路(制御手段)51が配置されている。制御回路51は、上面板11の下側に配置されており、上面板11の上面に設けられている操作部90を通じて使用者からの操作指令を受け、駆動ユニット40、給水弁及び排水弁63に動作指令を発する。また、制御回路51は、操作/表示部に表示指令信号を発する。
図3は洗濯乾燥機の乾燥ユニット周辺の要部の構成を側方視点で示す概略縦断面図であり、図4は、同じ洗濯乾燥機の乾燥ユニット周辺の要部の構成を前方視点で示す概略縦断面である。図3、図4に示すように、外箱10の支持板12とバックパネル14との間の空間には、乾燥ユニットKと、異物除去手段としてのフィルタ100と、異物収容箱90とが設けられている。
乾燥ユニットKは、送風手段70と、加熱手段としてのヒータ80とを有し、送風手段70の駆動によって通流路を通流する空気をヒータ80により加熱し、脱水槽30内に送出するように構成されたものである。異物除去手段としてのフィルタ100は吸気口71aから送風箱71内に埃等の異物が入るのを防止するものであり、また、異物収容箱90はフィルタ100が除去した異物を収容するものであり、異物収容箱90にフィルタ100を取付けてあり、送風手段70の吸気路に異物収容箱90を配してある。
送風手段70は、吸気口71a及び排気口71bを有する送風箱71と、ファンモータ72により駆動され、送風箱71内に回転軸が上下となるように配設されている送風ファン73とを有する。本実施形態では、送風ファン73として、下面から軸方向に吸気して外周の接線方向に送気する遠心ファン(例えば、シロッコファン)を用いている。
吸気口71aは支持板12に開設されている貫通孔13及び外箱10の背面に開設されている開放部17に連通している。ダクト71c内の通流路には、送風ファン73により送風される空気を加熱する加熱手段としてのヒータ80を配置してある。また、一端が脱水槽30内に臨む蛇腹管74の他端がダクト71cの先端の排気口71bに接続されている。蛇腹管74の一端はフランジ部22に開設されている嵌合孔に嵌入されている。ダクト71cと蛇腹管74は、脱水槽30へ至る排気路(送風経路)を構成している。
図5は、乾燥ユニットを後方斜め下視点で示す斜視図であり、送風箱を部分的に切り欠いて示す図である。図5に示すように、送風箱71は、下向きに開放された円筒部71dと、該円筒部71dの周方向一側に連なるダクト71cとを有している。円筒部71dの下側の開放部を吸気口71aとし、上壁の外部にファンモータ72を支持し、支持板12の上側に離隔して配置してあり、吸気口71aが支持板12と対向している。排気口71bはダクト71cの先端の下面に開口している。
図6は、乾燥ユニットを下方視点で示す横断面図である。図6に示すように、送風箱71の円筒部71dの外周は完全な円形ではなく、中心からの距離が漸次長くなるスパイラル形である。これにより、円筒部71d内部には、送風ファン73の周囲に、送風ファン73の回転方向に漸次幅広となる円弧状通流路71eが形成される。円弧状通流路71eの幅広となる下流部は、追加部品の配設スペースを確保しやすい箇所となる。この箇所に、イオン発生手段としてのイオン発生器75、排気路(送風経路)分岐手段としての通気口71f、排気路(送風経路)切替手段としてのダンパー76が集中して配置されている。通気口71fには、後述するように、機外に臨む吹出口81aを有する吹出管81が嵌合接続される。
送風手段70(送風箱71、送風ファン73、ファンモータ72)、イオン発生手段(イオン発生器75)、排気路切替手段(ダンパー76、ダンパー制御用モータ77)、排気路分岐手段(通気口71f)、吹出口81aへ至る排気路(機外へ至る送風経路)(吹出管81)、および、吹出口81aは、機外イオン放出機構を構成している。
本実施形態では、追加部品の配設スペースを確保しやすい送風箱71の円弧状通流路71eの幅広となる下流部に、機外イオン放出機構のイオン発生手段、排気路切換手段、排気路分岐手段が集中して配置される。また、機外イオン放出機構の送風手段は、乾燥ユニットKに既設の送風手段70を兼用できる。よって、機外イオン放出機構のほとんどを乾燥ユニットKに一元化することができる。その一元化は送風箱71の金型の若干の変更のみで対応でき、乾燥ユニットKの全体の形状やサイズに加えられる変更も最小限であるため、低コスト、コンパクトに機外イオン放出機構を構築することができる。
図7は、イオン発生器の下面図である。図7に示すように、イオン発生器75は、絶縁を確保できる距離を隔てて分離独立して配置された、2つのイオン発生部751,752と、イオン発生部751,752に電圧を供給する給電部(不図示)と、イオン発生部751,752及び給電部を保持する箱型の保持体753とを備え、給電部がイオン発生部751,752に電圧を供給することにより、イオン発生部751,752がコロナ放電し、イオンを発生するように構成されている。プラスイオン及びマイナスイオンの発生原理は上述した通りである。
イオン発生部751,752は、尖鋭状をなす放電電極凸部751a,752a、及び該放電電極凸部751a,752aを囲繞する誘導電極環751b,752bを有し、誘導電極環751b,752b夫々の中心部に放電電極凸部751a,752aを配してあり、一方のイオン発生部751がプラスイオンを発生し、他方のイオン発生部752がマイナスイオンを発生するように構成されている。
プラスイオン発生部751には正電圧が印加され、放電によるプラズマ領域で、空気中の水分子が電気的に分解され、主として水素イオンH+が生成する。そして、生成した水素イオンの周りに空気中の水分子が凝集し、安定した電荷が正のクラスターイオンH+(H2O)mが形成される。
マイナスイオン発生部752には負電圧が印加され、放電によるプラズマ領域で、空気中の酸素分子が電気的に分解され、主として酸素イオンO2 -が生成する。そして、生成した酸素イオンの周りに空気中の水分子が凝集し、安定した電荷が負のクラスターイオンO2 -(H2O)nが形成される。ここで、m、nは任意の整数である。
本明細書中で「プラスイオン」というときは正のクラスターイオンを意味し、「マイナスイオン」というときは負のクラスターイオンを意味するものとする。なお、正負のクラスターイオンの生成は、飛行時間分解型質量分析法により確認している。
プラスイオン及びマイナスイオンは、同時に空気中に放出されると、細菌やカビ類、ウイルスなどの微生物の表面で凝集してこれらを取り囲む。そして、瞬間的に、プラスイオンとマイナスイオンが結合して酸化力の非常に高い活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物の表面上で凝集生成して、化学反応により微生物の表面のタンパク質を分解してその働きを抑制する。上記のようにして生成する水酸基ラジカルや過酸化水素は、臭い成分を分解する作用もある。
図5に示すように、送風箱71の円筒部71dの上壁の周囲部には、イオン発生部751,752に対応する貫通孔71gが開設され、貫通孔71gの周りに位置決め突起71hおよび係止爪71jが突設される。イオン発生器75は、位置決め突起71hの内側に保持体753を嵌め込み、係止爪71jを保持体753の側面の係止段差753aに係合させることで、送風箱71に取り付けられる。このとき、イオン発生部751,752が、貫通孔71gを通して円弧状通流路71e(図6参照)に臨むようになる。
すなわち、イオン発生器75は、イオン発生部751,752(放電領域)が下向きとなるように、円弧状通流路71eの上方部に配置されている。これにより、乾燥ユニットKの外側上方もしくは側方から洗濯用の溢水や飛び散りがあっても、イオン発生器75の放電領域が濡れないため、安定してイオンを発生させることができる。
図6に示すように、イオン発生器75は、追加部品の設置スペースを確保しやすく、また空気流の流速の速くなる円弧状通流路71eの幅広の下流部に、プラスイオン発生部751とマイナスイオン発生部752の送風ファン73の回転中心からの距離が互いに異なるように配置されている。より具体的には、円弧状通流路71eの上流側に配置されるプラスイオン発生部751の送風ファン73の回転中心からの距離L1は短く、円弧状通流路71eの下流側に配置されるマイナスイオン発生部752の送風ファン73の回転中心からの距離L2よりも長くなる配向である。
従って、プラスイオンとマイナスイオンは円弧状通流路71eにおいてトラックがずれて発生される。しかも、送風ファン73の回転中心からの距離は、上流側のプラスイオン発生部751が短く、下流側のマイナスイオン発生部752が長いので、漸次幅広なる円弧状通流路71eの通流方向に沿ってイオン発生器75を省スペースに配置することが可能である。よって、イオン発生器75を乾燥ユニットKに省スペースに配置しながら、プラスとマイナスのイオンが中和して消滅することを抑制し、速い空気流に乗せて効率よくイオンを搬送することができる。
通気口71fは、図5に示すように、送風箱71の上壁より上方に突出する筒口として設けられている。通気口71fは、イオン発生器75の下流側の通流路に開口している。通気口71fには、機外の空間に臨む吹出口81aを有する吹出管81が嵌合接続される。吹出管81は、機外へ至る排気路(送風経路)を構成する。つまり、通気口71fは、脱水槽30へ至る排気路と機外へ至る排気路とを分岐する排気路分岐手段を構成している。ダクト71c内の通流路(脱水槽30へ至る排気路)の断面積は、吹出管81(機外へ至る排気路)の断面積よりも大きくなるように設定されている。ダクト71c内の通流路の底面は、通気口71f直下から排気口71bに向かって低くなる勾配が形成されている。
ダンパー76は通気口71fを開閉するものであり、図5に示すように、円筒部71dの周壁の外側に支持されるダンパー制御用モータ77により駆動され、送風箱71内に回転軸が水平となるように所定の角度範囲で回動自在に設けられている。本実施形態では、ダンパー制御用モータ77としては、ステッピングモータが好適に用いられる。ダンパー76とダンパー制御用モータ77は、脱水槽30へ至る排気路と機外へ至る排気路とを切替える排気路切替手段を構成している。
送風箱71の円筒部71dの上壁には、ダンパー76の形状に対応した溝71kが形成されており、通気口71fが溝71kの領域内に含まれるようにしている。ダンパー76が通気口71fを閉鎖する位置では、ダンパー76が溝71kに収まることで、円弧状通流路71eに通流を妨げる障害物が生じないようにし、また通気口71fを確実に閉鎖するようにしている。
ダンパー76は、一側に送風ファン73の外周の曲率に沿ったカット面76aを有し、送風ファン73の外周にカット面76aが近接する配向で配置されている。これにより、送風ファン73の回転を妨げることなく送風ファン73の外周近傍にダンパー76を配置することができ、省スペースに寄与する。
また、ダンパー76は、図4(a)のように、通気口71fを閉鎖し脱水槽30へ至る排気路を開放する第1姿勢と、図4(b)のように、通気口71fを開放し脱水槽30へ至る排気路を閉鎖する第2姿勢と、図4(c)のように、第1姿勢と第2姿勢の間に位置する第3姿勢とを取り得るように、ダンパー制御用モータ77により回動角を制御される。
図4(b)の第2姿勢は、図4(a)の第1姿勢を基準として90°以内の回動角であって、通気口71fを通過する空気流の出口流速が最大となる角度に設定されている。その角度は、送風箱71の形状や通気口71fの位置などによって異なり、流動実験によって定まる角度である。従って、ダンパー76が第2姿勢の角度で静止されるとき、機外の空間に放出されるイオンを含む空気流速が速く(最大)となり、遠くまでイオンが行き渡るようにすることができる。
図8は、洗濯乾燥機の吹出口周辺の要部の構成を側方視点で示す詳細な縦断面図である。吹出管81は、図8に示すように、上部に、前方へ屈折されたノズル部81bを有し、ノズル部81bの先端に吹出口81aが開口している。円盤体82は、吹出管81を保持するものであり、ノズル部81bの周囲にビス止めで固定される。円盤体82には、吹出口カバーとしてのノズルカバー83が水平軸で軸支される。
円盤体82は、前面、上面および下面を開放した空洞82aを有し、空洞82aに吹出管81のノズル部81bが収められ、ノズルカバー83が配置される。空洞82aの上面開放部は、ノズルカバー83の上面部が位置して塞がれ、空洞82aの前面開放部は、ディフューザ83aが位置して塞がれているが、空洞82aの下面の開放部は、ノズルカバー83の下面が開放されているため塞がれることはない。空洞82aの左右両方の側壁には、軸孔(不図示)が開設される。
円盤体82は、下面開放部の周囲を取り囲む筒口82cを有し、筒口82cを円盤体全体の径よりも若干小さい径にて形成することで、円盤体82の下面の周囲部に、筒口82cの周囲を取り囲むフランジ部82dを形成している。円盤体82は、支持壁14cの内周に筒口82cが遊嵌され、支持壁14cの上端にフランジ部82dが支持されることで、円盤体受け部14bに装着される。
ノズルカバー83は下面を開放した箱形状で、前面に、吹出口81aから吹き出されるイオン風を拡散させるためのディフューザ83aを有する。ノズルカバー83は、左右両方の側面部に水平軸(不図示)が突設されており、水平軸が空洞82aの側壁に設けられた軸孔に嵌入されることで、円盤体82に対して傾動可能に配設される。ディフューザ83aは、吹出口81aに対峙する。
バックパネル14には、挿通穴14aを中心に有するカップ状の円盤体受け部14bが一体で設けられる。円盤体受け部14bは、円盤体82をフランジ部82dで支持する環状の支持壁14cと、支持壁14cの内側に周設されて挿通孔14aの周囲を取り囲む環状の堤防壁14dとを有し、支持壁14cと堤防壁14dに囲まれた円盤体受け部14bの底面に、円盤体81内部の空洞に侵入する水の水路14eが形成されている。水路14eは、後方に向かって低くなる勾配が形成され、勾配の最も低くなる箇所に機外に開口するドレン孔14fが設けられている。
従って、ノズルカバー83と円盤体82の隙間やディフューザ83aから円盤体82内部の空洞82aに水が侵入しても、堤防壁14dの高さを超えない限り、円盤体受け部14bの水路14eを通りドレン孔14fから機外に排出されるので、乾燥ユニットK内に水が侵入するのを防止できる。また、ダクト71c内の通流路の底面は、通気口71f直下から排気口71bに向かって低くなる勾配が形成されているため、堤防壁14dを越えて水路14eを溢水した水やディフーザ83aから直接吹出口81aの中へ飛び込んでくる水が、吹出管81内を伝って乾燥ユニットK内に侵入しても、通気口71f直下に落ちた水は、ダクト71c内部の通流路の底面の勾配に従って、ヒータ80の下方、ダクト71cの底面との間に形成された空間を通り、排気口71bまで流れて排気口71bより脱水槽30内に排出されるので、通流路に水が溜まってヒータ80が水没する等乾燥ユニットKに不具合が及ぶのを防ぐことができる。
挿通孔14aは下方に突出する筒口であり、挿通孔14aには吹出管81の位置出し用の固定管84が嵌合とビス止めで取り付けられている。固定管84の内周には吹出管81のシール用のOリング85が嵌着されている。挿通孔14aの直下には、乾燥ユニットKの通気口71fが位置しており、円盤体82、ノズルカバー83と共に組品とされた吹出管81を固定管84に嵌通すると、吹出管81は通気口71fに嵌合接続される。
図9は、洗濯乾燥機の外箱天板を前方斜め視点で示す斜視図であり、ノズルカバーを寝かせた状態(a)とノズルカバーを起こした状態(b)を示すものである。図10は、図9(a)の要部拡大図である。
本実施形態では、ノズルカバー83は傾動が可能である。ノズルカバー83を手動で傾動させると、ディフューザ83aの仰角が可変される。図9(a)、図10のように、ノズルカバー83を寝かせた状態では、ディフューザ83aが水平を向き、かつ、ディフューザ83aの下半分が円盤体82の内側に隠れ、ディフューザ83aの露出面積が半分になるので、主に水平に流速の速いイオン風が吹き出される。従って、遠いところにスポット的にイオンを行き届かせるのに適している。
図9(b)のように、ノズルカバー83を起こしたときは、ディフューザ83aが斜め上を向き、かつ、ディフューザ83aの全体が露出するので、外箱天板の高さ(床から約100cm程度)に位置するディフューザ83aから広範囲に拡散されてイオン風が吹き出される。従って、空間の全体に満遍なくイオンを分布させるのに適している。
また、円盤体82は水平360°の回動が可能である。円盤体82を手動で回動させると、円盤体82に保持された吹出管81とノズルカバー83も共に回動する。従って、吹出口81aの方位角が360°可変される。ノズルカバー83の傾動と組み合わせれば、ディフューザ83aの垂直角度も可変されるので、任意の方向にイオン風の吹出しが可能である。
以上のように構成された本実施形態の洗濯乾燥機によって行われる、脱水槽内や機外の除菌・消臭を行うためのイオン送風運転について図3および図4を参照して説明する。
<槽内イオン送風運転>
図4(a)のように、ダンパー76は第1姿勢に静止され、送風ファン73が回転されると、送風箱71内に図3(a)の矢印a方向に空気が吸気される。これに伴い送風手段70は開放部17から外気を矢印b方向へ導入し、貫通孔13から内気を矢印c方向へ導入する。この空気は異物収容箱90の導気口93から異物収容箱90内、及びフィルタ100を経て吸気口71aへ吸気される。この際、吸気する空気に含まれている埃等の異物は、フィルタ100を通過する際に除去され、フィルタ100の下面(入側面)に付着、堆積する。フィルタ100に堆積した異物は運転中の振動等で異物収容箱90内に落下し、異物収容箱90内に収容される。
送風ファン73により送風される空気は、イオン発生器75から発生されるプラスイオンとマイナスイオンが混合されイオン風になる。イオン風は、ダクト71c内の通流路を矢印d方向に通流し、蛇腹管74から矢印eのように脱水槽30内に送気される。これにより、機内の空間の浄化が行え、脱水槽30に発生するカビや機内の異臭を抑制することができる。その後、イオン風は、排気フィルタ23から脱水槽30の外部へ排気される。なお、槽内イオン送風運転は、洗濯、脱水または乾燥の運転とは独立した単独動作モードとして行ってもよいし、洗濯、脱水または乾燥の運転中や洗濯または脱水の運転終了後に行ってもよい。
<機外イオン送風運転>
図4(b)のように、ダンパー76は第2姿勢に静止され、イオン風は、吹出管81内を図4(b)の矢印f方向に通流し、吹出管81から図3(b)の矢印gのように機外の空間に送気される。これにより、洗濯乾燥機が設置された洗面所等のサニタリー空間の浄化が行え、壁に発生するカビや機外の異臭を抑制することができる。なお、機外イオン送風運転は、洗濯、脱水または乾燥の運転とは独立した単独動作モードとして行ってもよいし、洗濯、脱水または乾燥の運転中や乾燥運転終了後に行ってもよい。
<槽内および機外イオン送風運転>
図3(c)のように、ダンパー76は第3姿勢に静止され、イオン風は、図4(c)の矢印h方向にダクト71c内の通流路を通流し、矢印kのように方向へ脱水槽30内に送気されると共に、矢印j方向に吹出管81内を通流し、矢印mのように機外の空間に送気される。これにより、機内と機外の除菌・消臭が同時に行え、槽内イオン送風運転と機外イオン送風運転のそれぞれを単独で続けて行うよりランニングコストを低減できる。ここで、ダクト71c内の通流路(脱水槽30へ至る排気路)の断面積は、吹出管81(機外へ至る排気路)の断面積よりも大きくなるように設定されているため、脱水槽30内へのイオンの放出量を機外への放出量よりも大きくすることができ、脱水槽30内の除菌・消臭を機外の空間よりも優先して実施することができる。
本発明の技術的思想は、上記実施形態には限定されず、変更を加えて実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、イオン発生器75を乾燥ユニットKに1個設ける場合について説明したが複数設けてもよい。これによると、イオン風に含まれるイオン量が多くなり、除菌・消臭効果がより向上する。
また上記実施形態では、円弧状通流路71eに配置されるイオン発生器75は、上流側にプラスイオン発生部751、下流側にマイナスイオン発生部752が位置する配向で配置される例を説明したが、上流側にマイナスイオン発生部752、下流側にプラスイオンイオン発生部751が位置する配向で配置されても構わない。
また上記実施形態では、円盤体82を手動で回動させて吹出口81aの方位角を変更する場合について説明したが、ステッピングモータなどの電動モータおよび駆動力を伝達するプーリや歯車などの駆動伝達機構を設け、円盤体を自動で360°一定の角速度で回動させてもよい。これによると、機外の空間の広い範囲に満遍なくイオンを行き渡らせることができる。
また上記実施形態では、吹出口81aから吹き出されるイオン風の水平の向きを変更するのに、吹出管81を円盤体82に固定し、円盤体82を介して吹出管81をバックパネル14を回動可能に設ける場合について説明したが、円盤体82を省略し、吹出管81を直接バックパネル14に回動可能に設けてもよい。
また上記実施形態では、吹出口81aから吹き出されるイオン風の上下の向きを変更するのに、吹出口81aを覆うノズルカバー83を水平軸周りに回動可能に設け、ノズルカバー83を回動させることでディフューザ83aの仰角が可変されるようにしたが、ノズルカバー83を省略し、吹出管81のノズル部81bを蛇腹管にしてノズル部81bをねじって吹出口81aの仰角を直接可変させてもよい。
また上記実施形態では、ルーバ76の位置として第1姿勢と第2姿勢の間の第3姿勢をとらせるようにしたが、第1、第2姿勢のみとしてよい。
また上記実施形態では、排気口81bから吹き出されるイオン風を脱水槽30内に吹き出すようにしたが、脱水槽30の裏側の除菌・消臭を効果的に行うため、水槽20内にイオン風を吹き出すようにしてもよい。
本発明は、洗濯乾燥機に利用することができる。
1 洗濯乾燥機
10 外箱
14 バックパネル(外箱天板)
14a 挿通孔
14b 円盤体受け部
14e 水路
71 送風箱
71a 吸気口
71b 排気口
71e 円弧状通流路
71f 通気口
72 送風ファン(遠心ファン)
75 イオン発生器
751 プラスイオン発生部
752 マイナスイオン発生部
76 ダンパー
80 ヒータ
81 吹出管
81a 吹出口
82 円盤体
83 ノズルカバー(吹出口カバー)
83a ディフューザ

Claims (5)

  1. 洗濯乾燥機の機内に配設され、吸気口及び排気口を有する送風箱内部に、ヒータ及び遠心ファンを収容し、前記遠心ファンの駆動によって通流路を通流する空気を前記ヒータにより加熱して脱水槽内に送出する乾燥ユニットであって、
    前記送風箱に取り付けられ、前記通流路を通流する空気に除菌・消臭作用を有するイオンを放出するイオン発生器を備え、
    前記イオン発生器は、距離を隔てて分離独立して配置され放電によりプラスイオンを発生するプラスイオン発生部とマイナスイオンを発生するマイナスイオン発生部を有するとともに
    前記遠心ファンの周囲の前記通流路は前記遠心ファンの回転方向に漸次幅広となる円弧状通流路を有し、
    記プラスイオン発生部と前記マイナスイオン発生部の前記遠心ファンの回転中心からの距離が互いに異なるように前記イオン発生器が前記円弧状通流路の幅広の下流部に配置されたことを特徴とする乾燥ユニット。
  2. 前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の一方を他方よりも上流側に配置するとともに、
    前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の一方と前記遠心ファンの回転中心との間の距離が前記プラスイオン発生部及び前記マイナスイオン発生部の他方と前記遠心ファンの回転中心との間の距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の乾燥ユニット。
  3. 前記イオン発生器は、放電領域が下向きとなるように前記円弧状通流路の上方部に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乾燥ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥ユニットを備えた洗濯乾燥機であって
    洗濯乾燥機の外部に連通する通気口を前記イオン発生器の下流側の前記通流路に形成し、
    前記イオン発生器発生したイオンを前記通気口を経由して前記外部に放出可能とされた洗濯乾燥機。
  5. 前記外部に臨む吹出口を有する吹出管が前記通気口に接続されたことを特徴とする請求項4に記載の洗濯乾燥機。
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