JP2002031095A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2002031095A
JP2002031095A JP2000217457A JP2000217457A JP2002031095A JP 2002031095 A JP2002031095 A JP 2002031095A JP 2000217457 A JP2000217457 A JP 2000217457A JP 2000217457 A JP2000217457 A JP 2000217457A JP 2002031095 A JP2002031095 A JP 2002031095A
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JP
Japan
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air
electrode
needle
steel wire
stainless steel
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Application number
JP2000217457A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Kurita
良介 栗田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安定した量の空気をイオン化して送風するこ
とができる送風装置を提供すること。 【解決手段】 イオン化装置が、壁部7の内面に設けら
れ、針状電極11と板状電極13とを備え、針状電極1
1は、その一端部が端部側に向けて径寸法が順次縮径す
る尖鋭端部に仕上げられ、板状電極13は細長板状に形
成される。針状電極11と板状電極13との間に電圧を
印加すると、両者間に放電が生じ、この放電により風路
内を流れる空気がイオン化される。針状電極11とし
て、SUS304−W2のステンレス鋼線により形成さ
れたものを用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送風を行う技術
に関し、特に送風される空気をイオン化する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、主として室内、或は車内等で
使用される空気調和器、空気清浄機等、送風機能を有す
る機器がある。近年、これらの機器では、送風される空
気をイオン化する要求が高まっている。
【0003】ここで、送風される空気をイオン化するた
めに、風路の途中に、針状電極及びこれに対向する板状
電極を設置して、風路内を通過する空気を、前記針状電
極及び板状電極間の放電によりイオン化して外部に送出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、針状電
極や板状電極を形成する導電性材料により、イオン化で
きる空気の量の安定性は異なることが判明した。
【0005】そこで、この発明の課題は、安定した量の
空気をイオン化して送風することができる送風装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の送風装置は、枠体(1)に形成された所
定の風路の途中に、所定の間隔をあけて一対の電極(1
1,13)が対向配置され、前記一対の電極(11,1
3)のうち一方の電極(11)を、SUS304−W2
のステンレス鋼線により形成された針状電極(11)と
したものである。
【0007】また、請求項2記載のように、前記針状電
極(11)の先端部(11b)を、曲率半径が0.03
〜0.04mmの半球形状に形成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下のこの発明にかかる実施の形
態の送風装置について説明する。なお、この実施の形態
では、空気清浄機に採用された送風装置の形態で説明す
る。
【0009】この送風装置では、図1に示すように、枠
体1の一主壁部2に空気の吸入口3が形成されると共
に、その主壁部2の内側に前記吸入口3と対応してファ
ン5が設けられる。また、枠体1の主壁部2の内側に、
前記吸入口3を所定間隔あけて取囲むように壁部7が形
成される。そして、例えば、モータ6によりファン5を
反時計回りに回転駆動させると、外部の空気が、吸入口
3を通って矢符fに沿って枠体1内に導かれ、その後、
壁部7内を反時計回りに回転しながら枠体1の一側に形
成された吹出口8を通って矢符Fに沿って外部に吹出さ
れる。
【0010】また、この送風装置では、図1及び図2に
示すように、イオン化装置10が、壁部7の内面に設け
られる。イオン化装置10は、針状電極11と板状電極
13とを備え、針状電極11は、その一端部が当該端部
側に向けて径寸法が順次縮径する尖鋭端部11aに仕上
げられ、板状電極13は細長板状に形成される。これら
針状電極11と板状電極13とは、壁部7の内面に立設
された支柱部12,14により、針状電極11の尖鋭端
部11aと板状電極13との間に所定の間隔をあけて対
向配置した姿勢で、風路の途中に支持される。
【0011】そして、針状電極11と板状電極13との
間に電圧を印加すると、両者間に放電が生じ、この放電
により風路内を流れる空気がイオン化される。
【0012】このようなイオン化装置において、本発明
では、針状電極11として、SUS304−W2のステ
ンレス鋼線により形成されたものを用いている。
【0013】即ち、本発明者が、種々の導電性材料によ
り針状電極11を形成し、この各針状電極11を用いた
イオン化装置10によりイオン化される空気の量につい
て実験を行ったところ、タングステンにより針状電極1
1を形成した場合や、炭素(C)を0.07パーセン
ト,ケイ素(Si)を0.47パーセント,マンガン
(Mn)を1.25パーセント,リン(P)を0.02
5パーセント,硫黄(S)を0.004パーセント,ニ
ッケル(Ni)を8.60パーセント,Cr(クロム)
を18.32パーセント(全て質量比)含むSUS30
4−3/4Hのステンレス鋼線により針状電極11を形
成した場合等では、時間の経過に伴ってイオン化される
空気の量が増減して、安定した量の空気をイオン化する
ことができなかった。
【0014】ところが、SUS304のステンレス鋼線
についてより詳細に実験を行ったところ、SUS304
−W2のステンレス鋼線の一例である、炭素(C)を
0.029パーセント,ケイ素(Si)を0.45パー
セント,マンガン(Mn)を0.96パーセント,リン
(P)を0.025パーセント,硫黄(S)を0.00
5パーセント,ニッケル(Ni)を10.20パーセン
ト,Cr(クロム)を18.37パーセント(全て質量
比)含むステンレス鋼線では、時間の経過に拘らず安定
した量の空気をイオン化できることが判明し、ここに、
SUS304−W2のステンレス鋼線に限定すると安定
した量の空気をイオン化できることが判明した。
【0015】ここで、SUS304−W2のステンレス
鋼線とは、JISのG4309により規定されるステン
レス鋼線をいう。
【0016】以上のように構成された送風装置による
と、針状電極11として、SUS304−W2のステン
レス鋼線により形成されたものを用いているため、安定
した量の空気をイオン化して送風することができる。
【0017】なお、より多くの量の空気をイオン化して
送風することができるようにするため、図3に示すよう
に、針状電極11の尖鋭端部11aの最も先端部11b
を、曲率半径が0.03〜0.04mmの半球形状に形
成することが好ましい。
【0018】ここで、先端部11bを半球形状に形成し
ているのは、針状電極11の端部を研磨加工して尖鋭端
部11aに仕上げる際に、研磨加工上の都合により、尖
鋭端部11aの最先端の尖った部分に凹凸部分が生じて
しまうため、当該凹凸部分を除去して整った尖鋭端部1
1a形状に形成するためである。
【0019】また、尖鋭端部11aの先端部11bの曲
率半径の上限を0.04としているのは、それよりも小
さい範囲内でより多くの量の空気をイオン化できるから
である。さらに、尖鋭端部11aの先端部11bの曲率
半径の下限を0.03としているのは、製造加工上の都
合により同一形状の針状電極11を大量生産するために
は、それよりも大きいのが好ましいからである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の送風装置によると、風路の途中に配置される一対の電
極のうち一方の電極が、SUS304−W2のステンレ
ス鋼線により形成された針状電極であるため、安定した
量の空気をイオン化して送風することができる。
【0021】さらに、請求項2記載のように、前記針状
電極の先端部が、曲率半径が0.03〜0.04mmの
半球形状に形成されたものにあっては、より多くの量の
空気をイオン化して送風することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る送風装置を示す概
略平面図である。
【図2】同上の送風装置におけるイオン化装置を示す要
部拡大側面図である。
【図3】同上のイオン化装置における針状電極を示す要
部拡大図である。
【符号の説明】
1 枠体 11 針状電極 11a 尖鋭端部 13 板状電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(1)に形成された所定の風路の途
    中に、所定の間隔をあけて一対の電極(11,13)が
    対向配置され、 前記一対の電極(11,13)のうち一方の電極(1
    1)が、SUS304−W2のステンレス鋼線により形
    成された針状電極(11)である送風装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送風装置であって、 前記針状電極(11)の先端部(11b)が、曲率半径
    が0.03〜0.04mmの半球形状に形成された送風
    装置。
JP2000217457A 2000-07-18 2000-07-18 送風装置 Pending JP2002031095A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG98068A1 (en) * 2001-08-24 2003-08-20 Sanyo Electric Co Wall mounted type air conditioner having an generating device
JP2011030917A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Sharp Corp 乾燥ユニットおよび洗濯乾燥機
JP2017070540A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 衣類処理装置

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