JPH07247587A - 脱臭兼便座の汚れ防止装置 - Google Patents

脱臭兼便座の汚れ防止装置

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JPH07247587A
JPH07247587A JP6812794A JP6812794A JPH07247587A JP H07247587 A JPH07247587 A JP H07247587A JP 6812794 A JP6812794 A JP 6812794A JP 6812794 A JP6812794 A JP 6812794A JP H07247587 A JPH07247587 A JP H07247587A
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JP
Japan
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air
toilet seat
deodorizing
ozone
ozonizer
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Application number
JP6812794A
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English (en)
Inventor
Yuji Aso
雄二 麻生
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便座の黒ずみ汚れを防止することができ、清
掃の手間も削減できる便座の汚れ防止装置であって、放
電器をオゾン発生用及び空気イオン発生用に兼用した、
脱臭機能と便座の除電機能の両方を有する脱臭兼便座の
汚れ防止装置を提供する。 【構成】 本発明の脱臭兼便座の汚れ防止装置11は、
便器1内に向けて開口された吸気口13から排気口15
に至る空気流路12と、この流路中でコロナ放電を発生
しオゾンを生ぜしめるオゾナイザ25と、その排気口側
に配置されたオゾン分解触媒27と、空気流路12内に
空気を流動させるためのファン21と、オゾン発生と同
時にコロナ放電により生ずる空気イオンを含む空気を便
座3方向に向け吹き出す空気イオン吹出手段とを、具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、、オゾン脱臭装置を兼
用する便座の汚れ防止装置に関する。特には、オゾン発
生時に同時に発生する空気イオンを便座に吹き付けて除
電する脱臭兼便座の汚れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の洋式便座を使用していると、数日
で黒ずみ(黒ずんだ汚れ)が発生する。これは、人が便
座に座ったり便座から離れる際の接触帯電や摩擦帯電な
どで発生する静電気が空気中のほこりを引き寄せて、そ
のまま使用したことにより、ほこりが便座にこすりつけ
られて黒ずんだ汚れになったものである。特に暖房便座
の場合は便座自体が乾燥してしているため、静電気を帯
びやすいので、汚れが顕著である。従来、この対策は特
に行われておらず、週に1、2回位の割合で、使用者が
中性洗剤などで便座を洗浄しているのが現状である。
【0003】一方、近年、オゾンの強力な酸化力によっ
てトイレの悪臭成分を分解するオゾン脱臭装置が用いら
れるようになっている。オゾン脱臭装置のオゾナイザ
は、コロナ放電によって、空気中の酸素O2 をオゾンO
3 に転換せしめる。ところが、このコロナ放電の際に、
同時に空気イオン(O2 - やH3O+)が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】便座の汚れについて
は、神経質な人も多いので、できるだけ汚れがつかない
ようにすることが好ましい。また、清掃の手間もできる
だけかからないようにすることが好ましい。本発明は、
便座の黒ずみ汚れを防止することができ、清掃の手間も
削減できる便座の汚れ防止装置であって、放電器をオゾ
ン発生用及び空気イオン発生用に兼用した、脱臭機能と
便座の除電機能の両方を有する脱臭兼便座の汚れ防止装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するた
め、本発明の脱臭兼便座の汚れ防止装置は、便器内に向
けて開口された吸気口から排気口に至る空気流路中と、
この空気流路中でコロナ放電を発生しオゾンを生ぜしめ
るオゾナイザと、このオゾナイザの排気口側に配置され
たオゾン分解触媒と、空気流路内に空気を流動させるた
めのファンと、オゾン発生と同時にコロナ放電により生
ずる空気イオンを含む空気を便座方向に向け吹き出す空
気イオン吹出手段とを、具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】O2 -やH3+ といった空気イオンは、空気中
の放電等によって生成する。このような空気イオンを含
む空気を、帯電している便座の表面に吹き付けてやる
と、イオンの有する電荷(+または−)と、帯電してい
る電荷(−または+)とが結合して打ち消し合い、便座
を除電することができる。帯電している便座の表面に
は、空気中に浮遊しているゴミが付きやすいのである
が、これを除電してやることによって、ゴミの付着を防
止できる。その結果、便座の黒ずみ汚れを防止できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は、本
発明の第一実施例に係る脱臭兼便座の汚れ防止装置の空
気イオン吹き出し運転状態を示す図である。(A) は便器
に取りつけられている状態の平面図、(B) は同状態の側
面図、(C) は内部構造の概念図である。図2は、図1の
脱臭兼便座の汚れ防止装置の脱臭運転状態を示す図であ
る。
【0008】まず脱臭運転から説明する。図2におい
て、脱臭兼イオン吹き出し装置11は、便器1の奥側上
部に設置されており、吸気口13が、便器1や便座3に
向けて開口されている。また、排気口15は、脱臭兼イ
オン吹き出し装置11の最下部にあって、トイレの床面
に向けられている。
【0009】図2(C) に示されているように、脱臭兼イ
オン吹き出し装置11の内部には、吸気口13から排気
口15に至る空気流路12が設けられている。空気流路
12には、吸気口13から排気口15に向かって、ファ
ン13、入側触媒23、オゾナイザ25、出側触媒27
が設けられている。ファン13は、空気流路12内に、
吸気口13から排気口15に向かって空気を流動させ
る。入側触媒23は、この状態ではこれといった作用を
果たしてはいない。オゾナイザ25は、コロナ放電によ
ってオゾンや空気イオンを発生させる。出側触媒27で
は、オゾンの分解(O3→3/2 O2)と、同時に悪臭成分の
酸化分解が行われる。脱臭された空気は、排気口15か
ら排出される。この運転状態は、一般的なオゾン脱臭装
置と同様である。
【0010】次に、空気イオン吹き出し運転について説
明する。図1(C) において、ファン13は、図2のとき
の反対方向に回転(逆転)しており、空気流路12内に
は、排気口15から吸気口13へ空気が流れている。こ
のとき、オゾナイザ25でオゾン発生と同時にコロナ放
電により生ずる空気イオンは、吸気口13から便座3表
面へと吹きつけられている。そのため、便座3の帯電は
除電され、汚れが付きにくくなる。なお、このような運
転をするためには、正転用ファンと逆転用ファンとを別
個に設けてもよい。
【0011】入側触媒23は、オゾナイザ25で生じる
オゾンを分解する。なお、オゾナイザ25では数十万個
/ccのイオンが生じており、触媒21を通った後でも数
万個/ccのイオンが残存している。したがって、便座3
の除電程度には十分なイオンの量が存在する。
【0012】脱臭運転(図2)と空気イオン吹き出し運
転(図1)との切替えは、使用者の着座センサを設け
て、この信号がONのとき脱臭(ディレータイマー付け
ても良い)、この信号がOFFのとき空気イオン吹き出
し、とすることもできる。あるいは便蓋5が開いている
時脱臭、閉まっている時空気イオン吹き出しとしてもよ
い。空気イオン吹き出し運転は、数分間継続させるだけ
でも十分効果がある。
【0013】図3は、本発明の第二実施例にかかる脱臭
兼便座の汚れ防止装置の内部構造を示す概念図である。
(A) は脱臭運転の状態を、(B) は空気イオン吹き出し運
転の状態を示す。この脱臭兼イオン吹き出し装置の特徴
は、まず、排気誘導路32が、空気流路12と並列に設
置されていることである。また、排気口15の出側に流
路切替手段たる切替板33が、回動自在に設けられてい
る。
【0014】図3(A) においては、切替板33は開いて
おり、排気は排気口15から真っ直ぐ外へ出ていく。一
方、図3(B) においては、切替板33が閉じて、排気口
15の外側は密閉されている。そのため、排気口15か
ら排気誘導路32へ排気が誘導される。排気は、排気誘
導路32を通り、排気口13に隣り合う空気イオン吹き
出し口35から便座の方向へ吹き出す。図3の実施例の
場合の運転切替制御は、図1、2の実施例の場合と同様
であってよい。
【0015】本発明と同様の基本メカニズムに基づく便
座の汚れ防止方法及び便座の汚れ防止装置については、
同一出願人の特許出願(平成6年3月14日出願、整理
番号935541)において別途詳細に開示されてい
る。本発明は、特に、オゾン脱臭装置と便座の汚れ防止
装置を兼用する点で新規である。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の脱臭兼便座の汚れ防止装置は、ほとんど元のオゾン脱
臭装置と寸法や構成が同じままで、便座の黒ずみ汚れを
防止でき、掃除の手間も省くという便座の汚れ防止装置
の機能も果たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る脱臭兼便座の汚れ防
止装置の空気イオン吹き出し運転状態を示す図である。
(A) は便器に取りつけられている状態の平面図、(B) は
同状態の側面図、(C) は内部構造の概念図である。
【図2】図1の脱臭兼便座の汚れ防止装置の脱臭運転状
態を示す図である。
【図3】本発明の第二実施例にかかる脱臭兼便座の汚れ
防止装置の脱臭兼イオン吹き出し装置の内部構造を示す
概念図である。
【符号の説明】
1 便器 3 便座 5 便蓋 11 脱臭兼イオン
吹出し装置 12 空気流路 13 吸気口 15 排気口 21 ファン 23 入側触媒 25 オゾナイザ 27 出側触媒 31 脱臭兼イオ
ン吹出し装置 32 排気誘導路 33 切替板 35 空気イオン吹出し口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器内に向けて開口された吸気口から排
    気口に至る空気流路と、 この空気流路中でコロナ放電を発生しオゾンを生ぜしめ
    るオゾナイザと、 このオゾナイザの排気口側に配置されたオゾン分解触媒
    と、 空気流路内に空気を流動させるためのファンと、 オゾン発生と同時にコロナ放電により生ずる空気イオン
    を含む空気を便座方向に向け吹き出す空気イオン吹出手
    段と、 を具備することを特徴とする脱臭兼便座の汚れ防止装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ファンが正逆転可能であるか、又
    は、正転用ファン及び逆転用ファンが設けられており、
    ファン逆転時に上記吸気口から空気イオンを含む空気を
    便座方向に吹き出すことにより、上記空気イオン吹出手
    段が形成されている請求項1記載の脱臭兼便座の汚れ防
    止装置。
  3. 【請求項3】 上記オゾナイザの吸気口側にもオゾン分
    解触媒が設置されている請求項2記載の脱臭兼便座の汚
    れ防止装置。
  4. 【請求項4】 上記空気流路の排気口側から便座方向へ
    排気を誘導する排気誘導路が、上記空気イオン吹出手段
    を形成する請求項1記載の脱臭兼便座の汚れ防止装置。
  5. 【請求項5】 上記排気誘導路に流路切替手段が設けら
    れている請求項4記載の脱臭兼便座の汚れ防止装置。
  6. 【請求項6】 上記排棄誘導路が上記空気流路と並列に
    設置されており、排気を、吸気口に隣り合う空気イオン
    吹出し口から便座方向に吹き出す請求項4記載の脱臭兼
    便座の汚れ防止装置。
JP6812794A 1994-03-14 1994-03-14 脱臭兼便座の汚れ防止装置 Pending JPH07247587A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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