JPH0731560A

JPH0731560A - 携帯用便器

Info

Publication number: JPH0731560A
Application number: JP7881894A
Authority: JP
Inventors: Makoto Chikuni; 真千國
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 1993-05-18
Filing date: 1994-04-18
Publication date: 1995-02-03

Abstract

(57)【要約】【構成】汚物を貯溜するための汚物容器１８と、この
汚物容器１８を収納し上面のみが開放される本体部１０
と、この本体部１０の上面に開閉自在に取付けられたシ
ート２と、このシート２の直下に配置され本体部１０に
取付けられた便座１５と、この便座１５とその下の汚物
容器１８との間にエアカーテンを形成するべく配置され
た噴気ダクト２１及び吸気ダクト２２と、吸気ダクト２
２を介して空気を吸引しこの空気を無臭化処理し噴気ダ
クト２１へ送給する脱臭ユニット２３とからなる携帯用
便器１。【効果】便器の使用中にはエアカーテンで臭気漏れを
防止でき、使用後にシートを閉じると本体部とシートで
密閉された空間が形成され、汚物は封じ込められる。こ
の状態で脱臭ユニットは密閉空間内部の空気を循環し、
無臭化することができる。処理空気を外に漏らさないの
で極めて衛生的である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は病室や寝室等の居室に備
える携帯用便器に関し、詳しくは脱臭機能を備えた携帯
用便器に関する。

【０００２】

【従来の技術】所謂「おまる」に代表される携帯用便器
は、歩行が困難であったり、身体動作が十分でない患
者、高齢者あるいは幼児には欠かせないものである。居
室で用を足せるという便利さの反面、排泄物からの臭気
の問題は残る。

【０００３】そこで、臭気対策を講じた携帯用便器が実
開平１−１７８７９２号や特公平４−８１４４９号で提
案されている。即ち、実開平１−１７８７９２号の携帯
用脱臭便器は、オゾン発生要素、触媒、ファンからなる
脱臭機構を備えている。また、特公平４−８１４４９号
のポータブルトイレは気泡発生機構を備え、汚物を泡で
覆うというものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記脱臭機構付き便器
は、脱臭処理後の空気を居室内に放出するものであるか
ら、脱臭能力が低下するなどで臭いの漏れる恐れがあ
る。従って、臭いを十分に捕獲させるために、脱臭機構
は大容量で、高能率なものとなり、当然大型で高価とな
り、携帯性が損われるとともに普及が図り難いものと言
える。

【０００５】また、汚物を泡で覆う形式のものは、泡の
層が厚いほど遮蔽効果が増す。薄い泡の層では遮蔽性に
乏しいので、かなりの厚さの泡で覆う必要がある。とな
ると、容器の高さ寸法は増大し、適宜捨てなければなら
ない汚物と泡の混合物の量は倍加し、携帯性が損われ
る。

【０００６】加えて、病室の隅やベッドの下に「おま
る」があるだけで、患者本人はもとより関係者、見舞客
にも不快感を与え、好ましくないという医療関係者の報
告がなされている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべく
本発明は、汚物を貯溜するための汚物容器と、この汚物
容器を収納し上面のみが開放される本体部と、この本体
部の上面に開閉自在に取付けられたシートと、このシー
トの直下に配置され前記本体部に取付けられた便座と、
この便座とその下の汚物容器との間にエアカーテンを形
成するべく配置された噴気ダクト及び吸気ダクトと、吸
気ダクトを介して空気を吸引しこの空気を無臭化処理し
前記噴気ダクトへ送給する脱臭ユニットとから携帯用便
器を構成する。

【０００８】吸気ダクトの入口は汚物容器の略中央を指
向し、一方、噴気ダクトの噴出方向は汚物容器を囲う本
体部側板に略平行向きにするとよい。更に噴気ダクトの
噴出口の平面視幅を、吸気ダクトの入口の平面視幅より
大きくするとよい。望ましくは、吸気ダクトの入口の平
面視幅を１とした場合に、噴気ダクトの噴出口の平面視
幅を少なくとも２とする。または、噴出ダクトの噴出口
に噴気を汚物容器の略中央へ向ける偏向フィンを介設す
る。また、脱臭ユニットにファンを備え、このファンを
前記シートが開放状態で風量を大とし、シートが閉状態
で風量を小となるように制御するとよい。

【０００９】

【作用】便器を使用する場合には、シートを開け、便座
に腰を下ろす。下方の汚物容器内の汚物からの臭気は、
エアカーテンで遮断され本体部から漏れる恐れはない。
使用後にシートを閉じると本体部とシートで密閉された
空間が形成され、汚物は封じ込められる。この状態で脱
臭ユニットは密閉空間内部の空気を循環し、無臭化す
る。

【００１０】噴気ダクトを本体部側板に略平行に向ける
ことで良好なエアカーテンを形成する。吸気ダクトの幅
より噴気ダクトの幅を広げることで、むらなく臭気を吸
引する。また、ファンの風量を下げて静音化を図る。

【００１１】

【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の斜視図
であり、携帯用便器１は、シート２、シート２の下方の
本体部１０、本体部１０を支える４個の脚３…、その他
の背もたれ４、肘台５ａ，５ｂからなる肘台付き椅子で
ある。６はシート２の引き紐である。

【００１２】図２は本発明に係る携帯用便器の断面図で
あり、前記本体部１０は４枚の側板１１ａ，１１ｂ，１
１ｃ，１１ｃ（１１ａは前面の側板，１１ｂは後面の側
板，１１ｃは左右の側板）と、１枚の底板１２と、殆ど
が開口である天板１３とで形成された箱であって、天板
１３に前記シート２がピン１４にて開閉自在にヒンジ止
めされている。シート２はシート底板２ａにクッション
材２ｂを載せ、布またはビニールの表皮２ｃで囲ってな
る。また、シート底板２ａの下面にパッキンを貼り付
け、天板１３と密着可能な構造とすることは任意であ
る。

【００１３】そして、天板１３には携帯用便器１の便座
１５がピン１６にて揺動自在に取付けられている。便座
１５は便器１を使用する際に便器使用者が直接座る部材
であり、前記シート２とは別部材である。便座１５は温
度調節器により温度制御される所謂暖房便座である。

【００１４】次に、本体部１０の内部構造を説明する。
箱形状の本体部１０には鍋形状の汚物容器１８を支える
中仕切板１９が水平に渡されている。この中仕切板１９
の一端部を噴気ダクト２１、他端に吸気ダクト２２が夫
々貫通し、この吸気ダクト２２の出口は脱臭ユニット２
３に連結されている。図中、１９ａは便座１５を支える
突起であり、中仕切板１９の上に形成されたものであ
る。

【００１５】図３は本発明の携帯用便器の平面図であ
り、本体部１０の平面配置を説明するためにシート２は
開けてある。シート２を開けると、先ず便座１５が見
え、その脇に噴気ダクト２１が配置される。ただし、噴
気ダクト２１の吹出し方向が前面の側板１１ａと略平行
であることに特徴がある。また、吸気ダクト２２は背も
たれ４側に配置され、且つ吸気方向が汚物容器１８の略
中心を指向している。これらの下に中仕切板１９が見え
る。この中仕切板１９の下方は密閉空間であり、そこに
脱臭ユニット２３が配置されているわけである。なお、
噴気ダクト２１と吸気ダクト２２及び脱臭ユニット２３
を一方の肘台５ａ側に配置することにより、これらをコ
ンパクトに配置することができる。

【００１６】図４は本発明の携帯用便器に内蔵された脱
臭ユニットの内部構造図であり、脱臭ユニット２３はケ
ース２４の一側に吸気口２５、ファン２６を配置し、空
気通路２７にオゾン発生器２８および触媒２９を介設
し、更にケース２４の空気通路２７以外の箇所にオゾン
発生用高周波高圧電源３０及び制御用基板３１を内蔵し
てなる。なお、前記オゾン発生器２８はアルミナ質セラ
ミックス基板上に形成された電極に高周波高電圧を印加
し、コロナ放電を発生させ、一部の酸素（Ｏ₂）をオゾ
ン（Ｏ₃）に変換するものである。オゾンは酸化力によ
り強力な殺菌作用と悪臭の分解作用をなす。従って、フ
ァン２６を駆動すると悪臭を含んだ空気は吸気口２５か
ら空気通路２７に導かれ、この空気にオゾンが混入され
る。臭い物質は空気とともに流れながらオゾン処理され
るが、大部分は触媒２９に付着除去される。この臭い物
質は触媒２９上でオゾンと反応して無臭化される。

【００１７】以上の構成からなる携帯用便器の作用を次
に述べる。図１の携帯用便器１のプラグ７を最寄りの差
込みに差込み、脇のメインスイッチ８を押して脱臭ユニ
ット２３を作動させる。便座１５の温度は暖房便座用温
度調節ボリューム９により適温に設定できる。しかし、
携帯用便器１は肘台付き椅子であるから、椅子として使
用することは差し支えない。そして、便器として使用す
る時にシート２先端の引き紐６を引き上げる。

【００１８】図５は本発明の携帯用便器の使用状態を示
す図であり、便器使用者は便座１５に腰掛けて、用を足
せばよい。図６（ａ），（ｂ）は本発明の携帯用便器の
作用図であり、図６（ａ）に示すとおりに噴気ダクト２
１から噴出された空気は矢印のごとく便座１５の下方で
且つ汚物容器１８の上を広がりつつ横断して吸気ダクト
２２で回収される。このとき、噴気ダクト２１の出口お
よびその軸線上は正圧（＋で示した）であるが、噴気ダ
クト２１が直接指向していない汚物容器１８上は吸気ダ
クト２２で引かれているため負圧（−で示した）である
ことに特徴がある。

【００１９】そして、図６（ｂ）に示すとおりファンを
含む脱臭ユニット２３を中心に本体部１０の空気を循環
する。汚物容器１８内の汚物３２から発生する臭いは循
環空気に混入して吸気ダクト２２を介して脱臭ユニット
２３に送られ、そこで無臭化される。利用者が用を済ま
せてシート２を閉じて（図２の状態）も、原則としてフ
ァン２６を含む脱臭ユニット２３は運転を継続する。す
ると、汚物容器１８の中に残された汚物３２から発生さ
れる悪臭は連続的に処理される。

【００２０】但し、シート２を閉じた後は、シート２が
臭気の漏れを塞ぐので、ファン２６の風量を減少しても
差し支えない。ファン２６の風量を減少するには回転数
を落せばよく、その為には、シート２に開閉検知スイッ
チを取付け、ファン２６に可変速軸流ファンモータを採
用すればよい。また、例えば、臭いセンサ３３で汚物容
器１８上方の臭いのレベルを連続的にモニタさせ、臭い
のレベルが許容値以下となったら脱臭ユニット２３を休
止させ、臭いのレベルが許容値を越えたら脱臭ユニット
２３を作動するようにしてもよい。

【００２１】この様に本発明は無臭化空気を排出するの
ではなく、本体部１０を循環させることに特徴がある。

【００２２】図７は本発明の変更実施例に係る原理図
（第２実施例）であり、主たる構成は第１実施例と同様
であるから符号を準用し、詳しい説明は省略する。この
第２実施例は噴気ダクト２１の噴出口幅ｄ１を吸気ダク
ト２２の入口幅ｄ２よりも大きくしたことを特徴とす
る。具体的には、ｄ１／ｄ２は２以上であり、実用的に
は２〜３の範囲から選択する。図中、３８はよどみ部で
あり、噴気ダクト２１の噴出口幅ｄ１を増加するほどよ
どみ部３８は狭まることを示す。このよどみ部３８が臭
気を放散する可能性があるので、よどみ部３８は小さい
ほど良い。この点において、よどみ部３８を狭めた第２
実施例は第１実施例に勝る。

【００２３】図８は本発明の変更実施例に係る原理図
（第３実施例）であり、主たる構成は第１実施例と同様
であるから符号を準用し、詳しい説明は省略する。この
第３実施例は噴気ダクト２１に偏向フィン３９を備えた
ことを特徴とする。具体的には、噴気ダクト２１の幅ｄ
３，吸気ダクトの幅ｄ２において、ｄ３／ｄ２＝１．５
程度として、偏向フィン３９の指向方向を汚物容器１８
の略中央とした。なお、第３実施例において、偏向フィ
ン３９を汚物容器１８の略中央に向けているのでｄ３／
ｄ２＝１．０でもよい。この結果、よどみ部３８はより
小さくなった。

【００２４】このように、吸気ダクトの入口を汚物容器
の略中央に指向させ、噴気ダクトの噴出方向を汚物容器
を囲う本体部側板に略平行向きとした第１実施例をベー
スに、噴気ダクトの噴出口の幅を拡大する（第２実施
例）、更には噴気ダクトの噴出口に偏向フィンを設ける
（第３実施例）ことで、臭気の大気放散を抑えることが
できる。

【００２５】図９は本発明に係る携帯用便器の別実施例
図（第４実施例）であり、噴気ダクト３５と吸気ダクト
３６とを汚物容器１８の両側に平行に並べ、平行空気流
でエアカーテンを形成したものである。ダクト３５，３
６の長さが図３で示したものより長くなるが、安定した
エアカーテンを容易に得られる。

【００２６】図１０は本発明に係る携帯用便器の更なる
別実施例図（第５実施例）であり、主たる構成は図２と
同じであるから符号を準用し、詳細な構成は省略する。
この第５実施例は、脱臭ユニット２３を本体部１０から
簡単に脱着できるようにしたことを特徴とする。具体的
には、脱臭ユニット２３をベースプレート４１に一体に
取付け、このベースプレート４１ごと底板１２に嵌込む
ようにしたものである。また、後面の側板１１ｂにハン
ドホール４２を開け、蓋４３を外すことでこのハンドホ
ール４２を介して、吸気ダクト２２の取付けボルト４４
…を取外せるようにしたものである。吸気ダクト２２の
途中にベロース４５を介設しておくとよい。

【００２７】脱臭ユニット２３を取外すには、蓋４３を
外し、ボルト４４…を外す。次に、ボルト４６…を外し
て、ベースプレート４１を底板１２から外す。脱臭ユニ
ット２３を取付ける方法は上記と逆の手順なので説明を
省略する。吸気ダクト２２はベロース４５の作用である
程度変位するので、再組み立ての時に吸気ダクト２２を
脱臭ユニット２３に容易に接合できる。図中、４７はパ
ッキン材であり、底板１２とベースプレート４１との間
の空気の漏れを防止するものである。

【００２８】

【発明の効果】以上の構成により本発明は、次の効果を
発揮する。請求項１は、汚物を貯溜するための汚物容器
と、この汚物容器を収納し上面のみが開放される本体部
と、この本体部の上面に開閉自在に取付けられたシート
と、このシートの直下に配置され前記本体部に取付けら
れた便座と、この便座とその下の汚物容器との間にエア
カーテンを形成するべく配置された噴気ダクト及び吸気
ダクトと、吸気ダクトを介して空気を吸引しこの空気を
無臭化処理し前記噴気ダクトへ送給する脱臭ユニットと
から携帯用便器を構成したので、便器の使用中にはエア
カーテンで臭気漏れを防止でき、使用後にシートを閉じ
ると本体部とシートで密閉された空間が形成され、汚物
は封じ込められる。この状態で脱臭ユニットは密閉空間
内部の空気を循環し、無臭化することができる。従っ
て、脱臭手段で処理した空気を外部に放出する方式の従
来の便器に対して、本発明の便器は空気を外へ漏らさな
いので極めて衛生的であり、加えて、臭気を含む空気を
１パスの間に無臭化処理する必要が無く時間を掛けてゆ
っくりと無臭化処理をすればよいので、脱臭ユニットの
容量は小さくてよい。

【００２９】請求項２は、吸気ダクトの入口は汚物容器
の略中央を指向し、一方、噴気ダクトの噴出方向は汚物
容器を囲う本体部側板に略平行向きとすることで、臭気
の吹き上がりが防止できてエアカーテンの遮断効果は良
好となる。

【００３０】請求項３は、噴気ダクトの噴出口の平面視
幅を、吸気ダクトの入口の平面視幅より大きくしたの
で、臭気をより良好に吸引できる。

【００３１】請求項４は、吸気ダクトの入口の平面視幅
を１とした場合に、噴気ダクトの噴出口の平面視幅を少
なくとも２としたので、よどみ部が狭まり臭気の漏れを
良好に防止できる。

【００３２】請求項５は、噴気ダクトの噴出口に偏向フ
ィンを介設したので、よどみ部が狭まり臭気の漏れを良
好に防止できる。

【００３３】請求項６は、脱臭ユニットにファンを備
え、このファンをシートの開放状態で風量を大とし、シ
ートが閉状態で風量を小となるように制御すれば、ファ
ン運転音の静音化と電気エネルギーの節約とが図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の斜視
図

【図２】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の断面
図

【図３】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の平面
図

【図４】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）に内蔵
された脱臭ユニットの内部構造図

【図５】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の使用
状態を示す図

【図６】本発明に係る携帯用便器（第１実施例）の作用
図

【図７】本発明の変更実施例に係る原理図（第２実施
例）

【図８】本発明の変更実施例に係る原理図（第３実施
例）

【図９】本発明に係る携帯用便器の別実施例図（第４実
施例）

【図１０】本発明に係る携帯用便器の更なる別実施例図
（第５実施例）

【符号の説明】

１…携帯用便器、２…シート、１０…本体部、１１ａ…
側板、１５…便座、１８…汚物容器、１９…中仕切板、
２１…噴気ダクト、２２…吸気ダクト、２３…脱臭ユニ
ット、２６…ファン、２８…オゾン発生器、２９…触
媒、ｄ１，ｄ３…噴気ダクトの噴出口幅、ｄ２…吸気ダ
クトの入口幅。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】汚物を貯溜するための汚物容器と、この
汚物容器を収納し上面のみが開放される本体部と、この
本体部の上面に開閉自在に取付けられたシートと、この
シートの直下に配置され前記本体部に取付けられた便座
と、この便座とその下の前記汚物容器との間にエアカー
テンを形成するべく配置された噴気ダクト及び吸気ダク
トと、この吸気ダクトを介して空気を吸引しこの空気を
無臭化処理し前記噴気ダクトへ送給する脱臭ユニットと
からなる携帯用便器。
【請求項２】前記吸気ダクトの入口は汚物容器の略中
央を指向し、一方、噴気ダクトの噴出方向は汚物容器を
囲う本体部側板に略平行向きとされていることを特徴と
する請求項１記載の携帯用便器。
【請求項３】前記噴気ダクトの噴出口の平面視幅を、
前記吸気ダクトの入口の平面視幅より大きくしたことを
特徴とする請求項２記載の携帯用便器。
【請求項４】前記吸気ダクトの入口の平面視幅を１と
した場合に、噴気ダクトの噴出口の平面視幅が少なくと
も２であることを特徴とした請求項３記載の携帯用便
器。
【請求項５】前記噴出ダクトの噴出口に噴気を汚物容
器の略中央へ向ける偏向フィンを介設したことを特徴と
する請求項３記載の携帯用便器。
【請求項６】前記脱臭ユニットには、ファンが備えら
れ、このファンは前記シートが開放状態で風量が大であ
り、シートが閉状態で風量が小となるように制御される
ことを特徴とした請求項１記載の携帯用便器。