JP6485498B2 - 全反射顕微鏡及び全反射顕微鏡の調整方法 - Google Patents
全反射顕微鏡及び全反射顕微鏡の調整方法 Download PDFInfo
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Description
このような全反射顕微鏡において、前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向と直交する方向に変化させる入射角度調整部を有し、前記制御部は、前記入射角度調整部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記入射角度調整部の調整量を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記入射角度調整部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記光源からの光が前記観察対象で全反射するように、前記入射角度調整部の調整量を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記光源からの光の前記観察対象に対する入射角度を算出することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記観察対象の屈折率及びエバネッセント場の浸み込み深さの少なくとも一方を算出することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、所望のエバネッセント場の浸み込み深さになるように前記入射角度調整部を制御することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記入射瞳面内における前記光源からの光の集光位置を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記入射角度調整部は、前記照明光学系の光軸上であって、前記対物レンズの視野と共役な位置若しくはその近傍と交差するように配置され、前記光源からの光を反射する反射面を有し、前記反射面の前記光軸に対する角度を当該反射面の前記光軸と交差する点を中心に変化させて前記入射角度を変化させることが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記入射角度調整部は、前記光源の光軸からの距離を、前記光軸に直交する面内で変化させて前記入射角度を変化させることが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記入射角度調整部は、前記照明光学系の光軸上であって、前記対物レンズの視野と共役な位置若しくはその近傍を中心に回転させて前記入射角度を変化させることが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向に変化させるフォーカスレンズ部を有し、前記制御部は、前記フォーカスレンズ部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記フォーカスレンズ部の調整量を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記フォーカスレンズ部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記光源からの光が平行光になるように、前記フォーカスレンズ部の調整量を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記フォーカスレンズ部により前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向に変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記入射瞳面に対する前記光源からの光の集光状態を検出することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記光源からの光が前記観察対象で全反射するように、前記対物レンズの入射瞳若しくはその近傍において、前記光軸方向と直交する方向に、前記光源からの光の集光位置を調整し、前記光源からの光が平行光になるように、前記対物レンズの入射瞳若しくはその近傍において、前記光軸方向に、前記光源からの光の集光位置を調整することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記光検出部は、前記入射瞳面と共役な位置若しくはその近傍に配置されていることが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記観察対象における全反射と前記観察対象における非全反射の境界を特定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記制御部は、前記入射瞳面内における前記光源からの光の集光位置を少なくとも3箇所以上決定し、前記決定した位置から前記境界に対応する円の中心を決定することが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記観察対象は、標本を載せる載置部材を含むことが好ましい。
このような全反射顕微鏡において、前記観察対象は、標本を載せるガラス部材を含むことが好ましい。
前記課題を解決するために、本発明に係る全反射顕微鏡の調整方法は、光源からの光を対物レンズの入射瞳面若しくはその近傍に集光し、前記光源からの光を前記対物レンズを介して観察対象に照射する照明光学系と、前記観察対象で全反射した全反射光を検出可能に構成された光検出部とを有する全反射顕微鏡の調整方法であって、前記光源からの光の集光位置を、光軸方向において調整し、前記光軸方向と直交する方向において調整することを特徴とする。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて第1の実施形態に係る全反射顕微鏡100の構成について説明する。この全反射顕微鏡100は、図示しない試料台に設置された標本接地ガラス17の上に載せられた標本12に対して、光源1から放射された照明光LIを対物レンズ11を介して標本接地ガラス17側から照射する照明光学系110と、この照明光LIにより励起された標本12から発生する蛍光LOを対物レンズ11で集光し、CCD等からなる撮像素子19の撮像面上に集光する結像光学系120と、を有して構成されている。なお、この図1における光源1は、別の光源装置から放射された照明光をこの照明光学系110に導く光ファイバーの端面でも良い。また、対物レンズ11は、全反射顕微鏡観察が可能な高NA対物レンズである。
光LIは、対物レンズ11によりコリメートされて略平行光束となり標本接地ガラス17に照射される。このとき、照明光LIは角度調整ミラー3によりその主光線4が光軸に対して所定の角度をなすように反射されているため、光源1の像は瞳面10若しくはその近傍の光軸16から離れた位置に形成され、照明光LIは標本接地ガラス17に対して所定の入射角度を有して斜めに照射される。ここで、入射角度とは、照明光L1の主光線と標本12と標本接地ガラス17との境界面の法線(光軸16と略平行な線)とのなす角をいう。このとき、この入射角度が標本12と標本接地ガラス17との境界面の臨界角を超えているときは、照明光LIはこの境界面で全反射する。この照明光LIが全反射する標本接地ガラス17と標本12との境界面では、標本12側に光(エバネッセント光)が浸み込んでエバネッセント場を形成し、標本12側の厚さ数十〜数百nmの範囲が照明される。このエバネッセント光により励起された標本12からは蛍光LOが発生する。この位置に対物レンズ11の物体側の焦点面が位置するように調整すると、この蛍光LOは対物レンズ11で集光されて略平行光束となって第1の光路分岐部9を透過し、結像レンズ18により撮像素子19の撮像面に集光され、蛍光LOによる標本12の像が形成される。このように、この全反射顕微鏡100によると、背景に光ノイズの少ない非常に暗い状態で標本12を励起することができるので、コントラストの高い像を取得することができる。なお、フォーカス用レンズ部6を光軸方向に移動させることにより、瞳共役面7若しくはその近傍に形成される光源1の像の光軸方向の位置が変化し、その結果、瞳面10若しくはその近傍に形成される光源1の像の光軸方向の位置が変化する。そのため、フォーカス用レンズ部6により光源1の像を瞳共役面7と一致させることにより、この像が瞳面10と一致し、これにより、対物レンズ11を介して標本12に照射される照明光LIを平行光にする(平行度を調整する)ことができる。また、角度調整ミラー3の反射面の光軸16に対する角度を変化させることにより標本12に照射される照明光LIの入射角度(境界面に対する入射角度)を調整することができる。
ォーカスレンズ部6を光軸方向に動かしたり角度調整ミラー3を振ったり(回転又は揺動)することで瞳面10に集光される照明光LIの状態が変化した際、その状態を把握することが可能である。
まず、光検出部15にCCDを用いた場合の調整方法について説明する。フォーカスレンズ部6を光軸方向に動かすと、戻り光検出部130の光検出部15に集光する戻り光のスポット径が変化し、ピーク強度も変化する。具体的には、光源1の像が瞳面10と一致すると、光検出部15により検出されるスポット径が最小になり、且つ、ピーク強度が最高になる。すなわち、スポットの径が最小になり、且つ、ピーク強度が最高になるようにフォーカスレンズ部6を調整することにより、光源1の像が瞳面10上に位置し、標本12に照射される照明光束が平行になるので、これにより、次に説明する照明角度算出精度が向上する。
物レンズ11の焦点距離である。さらに、角度調整ミラー3の反射面の角度θmが光軸1
6に対して45°のときを基準位置(0°)としたとき、距離hは角度θmならびに角度
調整ミラー3から瞳面10までの光学系の合成焦点距離f1により次の式(2)のように求められる。なお、角度調整ミラー3の反射面を角度θm変化させた場合、角度調整ミラ
ー3の反射面で反射する光(光の主光線)は、光軸に対して角度2θm変化する。
こし、全反射顕微鏡観察が可能となる。
整することができる。例えば、倍率60倍NA1.49の対物レンズを用いた観察において、図3に示すように、光検出部15の検出面における円PIは、瞳面10の瞳径に対応するものであり、円PIの外側から上述した円Cを横切るように(図3に示す矢印に沿って)スポットW3を動かしたとき、図4に示すような、スポットW3の移動と検出強度の関係が得られる。強度が増大している部分が標本面で全反射を起こしている状態であり、これにより全反射境界位置を検出することができる。
を算出し、さらに、上述した式(3)及び(4)に基づいて、標本12の屈折率n2及び
エバネッセント場の浸み込み深さdを算出することが可能である。具体的には、図5に示すように、上述した全反射する位置の検出を検出面内の3箇所以上(例えば、図5における点P1〜P3)で行い、各座標から円Cの中心Oの座標及びこの円Cの半径を求めることができる。
とにより、精度良く円Cの半径を求めることができる。一般にCCDや位置分割フォトダイオード(PSD)などの強度検出分解能は256階調以上あり上記反射及び全反射の識別をするのに十分高く、コストにも影響が小さい。
、照明光LIが標本接地ガラス17と標本12との境界面で全反射する臨界角は、対物レンズ11の焦点距離等から決定されるため、測定を開始する初期位置を対物レンズ11の種類毎に、予め記憶部54に記憶させておいても良い。また、角度調整ミラー3の光軸16に対する角度は、角度調整用アクチュエータ51の作動量から求めても良いし、このアクチュエータ51とは別に角度検出器を設けて検出するように構成しても良い。フォーカスレンズ部6の位置も同様である。また、ここでは、図2に示すように、全反射と非全反射との境界(臨界角)を示す円Cの内側の点(図2(b)の点W1)を初期位置とするように構成されている場合について説明する。
アクチュエータ51により設定し(ステップS410)、全反射照明の調整処理を終了する。なお、ステップS409において、標本12の屈折率n2を算出するように構成して
も良い。
次に、光検出部15にPSDを用いた場合のフォーカスの調整方法について説明する。フォーカスレンズ部6を調整前に角度調整ミラー3を振り、光検出部15上の戻り光のスポット位置を動かす。光検出部15は瞳面10と共役であり、図7に示すように、光検出部15の検出面における円PIは、瞳面10の瞳径に対応するものであり、円PIの外側にスポットW4を動かすと光検出部15に戻り光は届かなくなる。円PIの少し外にスポットW4がくる状態にした上で、フォーカスレンズ部6を光軸方向に動かすと、光源1の像の位置が瞳面10から外れるところでは図7のW4′やW4″のように戻り光のスポット径が大きくなり、円PIの内側に戻り光がはみ出してくることにより戻り光が検出されるようになる。図8は倍率60倍NA1.49の対物レンズを用いた観察において、戻り光のスポットW4を円PIの外側近傍においてフォーカス調整用レンズ部6を動かしたときの強度変化を表したものである。光源1の像の位置が瞳面10から光軸方向に外れた(光軸方向の瞳面の前後位置)ときに、光検出部15で戻り光は検出されるので、フォーカスレンズ部6を光軸方向に動かし、戻り光が検出されないフォーカス調整用レンズ部6の
移動範囲(フォーカス範囲)の中心を最適位置とする、つまり、光源1の像が瞳面10上に形成されている位置とすることで、標本12に照射される照明光束が平行になるので、これにより、次に説明する照明角度検出精度が向上する。
第1の実施形態に係る全反射顕微鏡100は、光源1からの照明光LIを反射する角度調整ミラー3の角度を制御することにより、照明光LIが標本接地ガラス17と標本12との境界面で全反射するように構成していたが、この第2の実施形態に係る全反射顕微鏡200は、図9に示すように、光源1を光軸16と直交する方向に移動させて、この光源から放射される照明光LIの主光線4が光軸と平行に射出させることにより、瞳面10内での光源1の像の位置を調整するように構成した場合について説明する。なお、第1の実施形態に係る全反射顕微鏡100と同一の構成部材については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
との距離である。
第3の実施形態に係る全反射顕微鏡300は、第1の実施形態に係る全反射顕微鏡100において、角度調整ミラー3で照明光LIの光軸16に対する角度を変化させていた構成に代えて、光源1及びコリメートレンズ2を一体に回転(揺動)させるように構成した場合を示している。具体的には、この全反射顕微鏡300は、図10に示すように、光源保持部21で光源1及びコリメートレンズ2を一体に保持し、光源1から放射されコリメートレンズ2により略平行光束にされた照明光LIの主光線4が光軸16上の視野共役位置を通過するように、この視野共役位置またはその近傍を中心に光源保持部21を回転(揺動)させるように構成されている。すなわち、この光源保持部21が入射角度調整部として機能する。その他の構成は第1の実施形態と同一である。この第3の実施形態に係る全反射顕微鏡300においても、光源保持部21の回転量の分解能が高ければ、この全反射顕微鏡300における照明光LIの標本12に対する入射角度すなわちエバネッセント場の浸み込み深さの管理を高精度かつ低コストで行うことが可能となる。
ると、共役な位置近傍Δaは、Δa=δ×βa 2となる。例えば、δ=5mm、βa=0.5とすると、Δa=5×0.52=1.25mmとなるので、1.25mmの範囲内となる。
源1からの光の波長、NAは対物レンズ11のNAである。そして、このような視野位置と共役な位置の近傍については、対物レンズ11と、リレーレンズ8と、フォーカスレンズ部6の3つのレンズで決まる倍率に基づき設定される。これら3枚のレンズで決まる倍率をβbとすると、近傍な位置Δbは、Δb=Δz×βb 2となる。例えば、NA1.49
の対物レンズ11で、媒質の屈折率を1.52、光源1からの光が波長λ=480nm(青色)であるとすると、Δz=0.16μmとなる。そして、βb=100とすると、近
傍な位置Δbは、Δb=Δz×βb 2=0.16×1002=1.6mmとなるので、1.
6mmの範囲内となる。
なお、上述の各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
3 角度調整ミラー(入射角度調整部)
6 フォーカスレンズ部
8 リレー光学系
10 対物レンズの入射瞳面(瞳面)
11 対物レンズ
12 標本
15 光検出部
20,21 光源保持部(入射角度調整部)
50 制御部
100 全反射顕微鏡
110 照明光学系
200,300 全反射顕微鏡
Claims (20)
- 光源からの光を対物レンズの入射瞳面若しくはその近傍に集光し、前記光源からの光を前記対物レンズを介して観察対象に照射する照明光学系を有する全反射顕微鏡であって、
前記観察対象で反射した反射光を検出する光検出部と、
制御部と、を有し、
前記光検出部は、前記観察対象で全反射した全反射光を検出可能に構成され、
前記制御部は、前記光源からの光の集光位置を、光軸方向において調整し、前記光軸方向と直交する方向において調整する全反射顕微鏡。 - 前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向と直交する方向に変化させる入射角度調整部を有し、
前記制御部は、前記入射角度調整部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記入射角度調整部の調整量を決定する請求項1に記載の全反射顕微鏡。 - 前記制御部は、前記入射角度調整部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記光源からの光が前記観察対象で全反射するように、前記入射角度調整部の調整量を決定する請求項2に記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記光源からの光の前記観察対象に対する入射角度を算出する請求項2又は3に記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記観察対象の屈折率及びエバネッセント場の浸み込み深さの少なくとも一方を算出する請求項2〜4のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、所望のエバネッセント場の浸み込み深さになるように前記入射角度調整部を制御する請求項2〜5のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記入射角度調整部の変化量、または前記光源からの光の主光線と前記照明光学系の光軸とのなす角の変化量に基づいて、前記入射瞳面内における前記光源からの光の集光位置を決定する請求項2〜6のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記入射角度調整部は、前記照明光学系の光軸上であって、前記対物レンズの視野と共役な位置若しくはその近傍と交差するように配置され、前記光源からの光を反射する反射面を有し、前記反射面の前記光軸に対する角度を当該反射面の前記光軸と交差する点を中心に変化させて前記入射角度を変化させる請求項2〜7のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記入射角度調整部は、前記光源の光軸からの距離を、前記光軸に直交する面内で変化させて前記入射角度を変化させる請求項2〜7のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記入射角度調整部は、前記照明光学系の光軸上であって、前記対物レンズの視野と共役な位置若しくはその近傍を中心に回転させて前記入射角度を変化させる請求項2〜7のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向に変化させるフォーカスレンズ部を有し、
前記制御部は、前記フォーカスレンズ部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記フォーカスレンズ部の調整量を決定する請求項1〜10のいずれかに記載の全反射顕微鏡。 - 前記制御部は、前記フォーカスレンズ部を変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記光源からの光が平行光になるように、前記フォーカスレンズ部の調整量を決定する請求項11に記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記フォーカスレンズ部により前記光源からの光の集光位置を前記光軸方向に変化させたときの前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記入射瞳面に対する前記光源からの光の集光状態を検出する請求項11又は12に記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記光源からの光が前記観察対象で全反射するように、前記対物レンズの入射瞳若しくはその近傍において、前記光軸方向と直交する方向に、前記光源からの光の集光位置を調整し、前記光源からの光が平行光になるように、前記対物レンズの入射瞳若しくはその近傍において、前記光軸方向に、前記光源からの光の集光位置を調整する請求項1〜13のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記光検出部は、前記入射瞳面と共役な位置若しくはその近傍に配置されている請求項1〜14のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記光検出部により検出された前記反射光の強度の変化に基づいて、前記観察対象における全反射と前記観察対象における非全反射の境界を特定する請求項1〜15のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記制御部は、前記入射瞳面内における前記光源からの光の集光位置を少なくとも3箇所以上決定し、前記決定した位置から前記境界に対応する円の中心を決定する請求項16に記載の全反射顕微鏡。
- 前記観察対象は、標本を載せる載置部材を含む請求項1〜17のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 前記観察対象は、標本を載せるガラス部材を含む請求項1〜17のいずれかに記載の全反射顕微鏡。
- 光源からの光を対物レンズの入射瞳面若しくはその近傍に集光し、前記光源からの光を前記対物レンズを介して観察対象に照射する照明光学系と、前記観察対象で全反射した全反射光を検出可能に構成された光検出部とを有する全反射顕微鏡の調整方法であって、
前記光源からの光の集光位置を、光軸方向において調整し、前記光軸方向と直交する方向において調整する全反射顕微鏡の調整方法。
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