JP6484509B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、被加熱物を水蒸気などで加熱可能な加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特許第4570674号公報(特許文献1)に開示されているように、ケーシングと、このケーシング内に着脱自在に収容される内鍋とを備え、この内鍋で発生した蒸気をタンク内の冷却水中に注入して凝縮させるものがある。このとき、上記タンク内の冷却水の水位は、発光素子と受光素子とからなる光学式水位検知手段によって検出される。
特許第4570674号公報
ところで、上記従来の加熱調理器において、タンクを簡単に清掃できるようにするため、ケーシングに対してタンクを着脱可能に構成すると、ユーザがタンクを付け忘れる恐れがある。このとき、上記タンクに光を照射して、タンクからの反射光に基づいて、タンクが所定の位置に有るか否かを検出しようとすると、次のような問題が生じてしまう。
上記タンク内に冷却水を貯留すると、タンクの表面が結露して曇ることがある。このとき、上記タンクの表面に光を照射しても、その表面からの反射光は弱くなるので、タンクの位置に関する誤検出が起こる可能性が高くなってしまう。
そこで、この発明の課題は、タンクの位置に関する誤検出が起こる可能性を低減することができる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシングに着脱可能に取り付けられたタンクと、
上記タンクに向けて光を出射する発光素子と、
上記タンクからの反射光を受光すると共に、上記反射光の受光量に応じた信号を出力する受光素子と、
上記受光素子から出力された上記信号に基づいて、上記タンクが所定の位置にあるか否かを判定するタンク位置判定部と
を備え、
上記タンクは、水を貯留するタンク本体と、このタンク本体に設けられ、上記発光素子の光が照射される被照射部とを有し、
上記タンクには、上記被照射部に結露が発生するのを防ぐための結露防止構造が設けられていることを特徴としている。
一実施形態の加熱調理器では、
上記結露防止構造は、上記タンク本体内の水の熱が上記被照射部に伝わり難くするための断熱構造である。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部は、上記被照射部の周囲よりも内側に凹んだ部分である。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部には、凹凸を付けるための表面処理が施されている。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部は、上記タンク本体の上側に設けられ、上記発光素子の光を透過する。
この発明の加熱調理器によれば、被照射部に結露が発生するのを防ぐための結露防止構造をタンクに設けているので、タンクの位置に関する誤検出が起こる可能性を低減することができる。
この発明の第1実施形態の加熱調理器の模式正面図である。 上記加熱調理器の模式縦断面図である。 上記加熱調理器の制御ブロック図である。 上記加熱調理器の給水タンクの概略上面図である。 上記加熱調理器の給水タンクの概略上面図である。 上記加熱調理器の給水タンクを概略側面図である。 上記加熱調理器の給水タンクの概略斜視図である。 上記加熱調理器の給水タンクの他の概略斜視図である。 上記加熱調理器の給水タンクの要部の模式断面図である。 この発明の第7実施形態の防水カバーを説明するための模式図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の加熱調理器を前方から見たときの状態を示す模式図である。
この第1実施形態の加熱調理器は、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられた加熱室2と、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられた扉3と、本体ケーシング1に着脱可能に取り付けられた給水タンク4とを備えている。なお、給水タンク4はタンクの一例である。
上記本体ケーシング1の上側かつ後側には、吹出口5aを有する排気ダクト5が設けられている。この加熱室2内の蒸気などが吹出口5aから外部へ排気される。
上記加熱室2は、被加熱物20(図2に示す)を出し入れするための開口部2aを前側に有する。
上記扉3は加熱室2の開口部2aを開閉する。この扉3の前面(加熱室2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス6が設けられている。また、扉3は、外ガラス6の上側に位置するハンドル7と、外ガラス6の右側に設けられた操作パネル8とを有する。
上記操作パネル8は、カラー液晶表示部9、ボタン群10およびダイヤル11を有している。このボタン群10は、途中で加熱を止めるときや、操作をやり直すときに押す取り消しボタンと、レンジ加熱を自動でしたり、他の加熱を開始したりするときに押すあたためスタートボタンとなどを含んでいる。また、ダイヤル11は、レンジの出力を調整するときになどに使用する。
上記給水タンク4は、本体ケーシング1に取り付けられると、扉3の右側の部分の下側に位置する。このとき、給水タンク4の前面は他の部材で覆われずに露出する。
図2は、上記加熱調理器を前後方向に平行な鉛直面で切った断面を示す模式図である。
上記本体ケーシング1内かつ加熱室2外には、水蒸気発生装置12が設置されている。この水蒸気発生装置12は、給水タンク4からの水をヒータ加熱して水蒸気にして加熱室2内に供給したり、その水蒸気をさらにヒータ加熱して過熱水蒸気にして加熱室2内に供給したりする。このとき、給水タンク4から水蒸気発生装置12への送水は、給水ポンプ13(図3に示す)が行う。なお、上記過熱水蒸気とは、100℃を越える温度になった水蒸気のことである。
また、上記加熱室2の下側には、マグネトロン14(図3に示す)が発生させたマイクロ波を攪拌するアンテナ15が設置されている。このアンテナ15はモータ19によって回転駆動される。
上記加熱室2は、被加熱物20を搭載するトレイ16を収容可能に形成されている。このトレイ16は加熱室2の内壁面の棚受け(図示せず)で支持される。また、トレイ16上の被加熱物20は、水蒸気発生装置12からの水蒸気や過熱水蒸気で加熱したり、上ヒータ17や下ヒータ18の輻射熱で加熱したりする。また、上ヒータ17下には加熱室2の天壁があり、下ヒータ18上には加熱室2の底壁があって、上ヒータ17および下ヒータ18は加熱室2内に露出していない。なお、上記底壁はセラミックから成っており、加熱室2の底壁以外の壁は金属からなっている。
また、上記加熱調理器は、位置判定用光センサ30と、水位判定用光センサ40とを備えている。この位置判定用光センサ30および水位判定用光センサ40は、それぞれ、本体ケーシング1に給水タンク4を取り付けたときに給水タンク4の後部に対向するように設置されている。
上記位置判定用光センサ30は、給水タンク4の後部に向けて近赤外光を出射する位置判定用発光素子31と、その近赤外光の反射光を受光すると共に、上記反射光の受光量に応じた信号を出力する位置判定用受光素子32とを有する。
上記水位判定用光センサ40は、給水タンク4の後部に向けて近赤外光を出射する水位判定用発光素子41と、その近赤外光の反射光を受光すると共に、上記反射光の受光量に応じた信号を出力する水位判定用受光素子42とを有する。
図3は上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置50を備えている。この制御装置50には、マグネトロン14,操作パネル8,水蒸気発生装置12,給水ポンプ13,上ヒータ17,下ヒータ18,モータ19,位置判定用光センサ30,水位判定用光センサ40などが接続されている。
上記制御装置50は、操作パネル8,位置判定用光センサ30,水位判定用光センサ40などからの信号に基づいて、マグネトロン14,操作パネル8,水蒸気発生装置12,給水ポンプ13,上ヒータ17,下ヒータ18,モータ19,位置判定用光センサ30,水位判定用光センサ40などを制御する。
より詳しくは、上記制御装置50は、位置判定用受光素子32から出力された信号に基づいて、給水タンク4が所定の位置にあるか否かを判定するタンク位置判定部50aと、位置判定用受光素子32から出力された信号に基づいて、給水タンク4内の水位が所定の水位以上であるか否かを検出する給水タンク内水位判定部50bとを有する。このタンク位置判定部50aおよび給水タンク内水位判定部50bは、それぞれ、ソフトウェアから構成されている。
上記タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32によって出力された信号(以下、「位置判定用受光素子32の出力信号」と言う)が5Vの電圧を示すとき、給水タンク4が上記所定の位置にあると判定する。また、タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32の出力信号が5V未満4V以上の電圧を示すとき、給水タンク4は、上記所定の位置にはないが、その位置の近傍にあると判定する。また、タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32の出力信号が4V未満の電圧を示すとき、給水タンク4は上記所定の位置およびその近傍にないと判定する。
上記給水タンク内水位判定部50bは、水位判定用受光素子42によって出力された信号(以下、「水位判定用受光素子42の出力信号」と言う)が4V以下3V以上の電圧を示すとき、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であると判定し、水位判定用受光素子42の出力信号が3V未満の電圧を示すとき、給水タンク4内の水位が上記所定の水位未満であると判定する。
図4は上記給水タンク4を上側から見たときの状態を示す概略図である。また、図5は、給水タンク4を後側から見たときの状態を示す概略図である。また、図6は、給水タンク4を右側方から見たときの状態を示す概略図である。また、図7は、給水タンク4を斜め上側から見た状態の概略を示す図である。また、図8は、給水タンク4を斜め下方から見た状態の概略を示す図である。
上記給水タンク4は、図4〜図8に示すように、水を貯留する例えば樹脂製の給水タンク本体101と、この給水タンク本体101の前端部に取り付けられた例えば樹脂製の化粧部材102とを備えている。なお、給水タンク本体101はタンク本体の一例である。
上記給水タンク本体101は、上端が開口しており、この開口を着脱可能な樹脂製の蓋103で塞いでいる。また、給水タンク本体101の後部には、位置判定用発光素子31からの近赤外光が照射される第1被照射部111と、水位判定用発光素子41からの近赤外光が照射される第2被照射部112とが設けられている。また、給水タンク本体101の下面には、給水タンク4を把持するための凹部113が設けられている。すなわち、凹部113はユーザの指を挿入可能に形成されている。なお、第1被照射部111は被照射部の一例である。
上記化粧部材102は、側方視で逆三角形状を呈し、上面が蓋103の上面と略面一になっている。
上記蓋103の後面における左右方向の略中央部からは筒状の接続口131が後方に突出している。また、蓋103には、給水タンク4内に位置して接続口131と連通する吸込管132が設けられている。これにより、給水ポンプ13(図3に示す)は、給水タンク4内の水を接続口131および吸込管132を介して吸い込めるようになっている。すなわち、給水タンク本体101内の空間は、接続口131および吸込管132を介して給水タンク本体101外の空間と連通している。また、吸込管132の下端は上記所定の水位よりも下側に位置する。
また、上記蓋103の上面の前側には凹部133が設けられている。この凹部133の底面には、給水タンク本体101内に水を入れるための給水孔134が設けられている。また、給水孔134はゴム製の給水キャップ135で開放可能に塞がれている。
また、図示しないが、本体ケーシング1に給水タンク4を取り付けたとき、給水タンク4が上記所定の位置にあれば、給水ポンプ13に連通する筒部(図示せず)に接続口131が完全に挿入される。このとき、位置判定用受光素子32の出力信号は5Vの電圧を示すことになる。
また、上記筒部に接続口131の一部だけが挿入されている状態では、つまり、給水タンク4は、上記所定の位置にはないが、その位置の近傍にある状態では、位置判定用受光素子32の出力信号は5V未満4V以上の電圧を示すことになる。
上記タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32の出力信号が5Vの電圧を示すとき、給水タンク4が上記所定の位置にあると判定する。また、タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32の出力信号が5V未満4V以上の電圧を示すとき、給水タンク4は、上記所定の位置にはないが、その位置の近傍にあると判定する。また、タンク位置判定部50aは、位置判定用受光素子32の出力信号が4V未満の電圧を示すとき、給水タンク4は上記所定の位置およびその近傍にないと判定する。
上記給水タンク内水位判定部50bは、水位判定用受光素子42の出力信号が4V以下3V以上の電圧を示すとき、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であると判定し、水位判定用受光素子42の出力信号が3V未満の電圧を示すとき、給水タンク4内の水位が上記所定の水位未満であると判定する。
図9は、上記第1,第2被照射部111,112およびその周辺部の断面を示す模式図である。
上記第1被照射部111は、第1被照射部111の周囲よりも内側に凹んだ部分となるように、給水タンク本体101と樹脂で一体に成型されたものである。また、第1被照射部111の内側には、断熱構造の一例としての空気層114が設けられている。なお、図9中の二点鎖線は、上記所定の水位を示す線である。
また、上記第1被照射部111は、半透明であり、位置判定用発光素子31からの近赤外光の一部を透過し、その近赤外光の他の一部を反射する。
また、上記第2被照射部112も、第1被照射部111と同様に半透明であり、水位判定用発光素子41からの近赤外光の一部を透過し、その近赤外光の他の一部を反射する。
上記構成の加熱調理器によれば、ユーザがボタン群10などを操作すると、タンク位置判定部50aの判定が行われる。より詳しくは、位置判定用発光素子31が前方に向けて近赤外光を出射し、位置判定用受光素子32の出力信号が示す電圧に基づいて、給水タンク4の位置が判定される。このとき、第1被照射部111の結露を空気層114で効果的に防ぐことができるので、給水タンク4が上記所定の位置にあれば、5Vの電圧を示す信号を位置判定用受光素子42に出力させることができる。仮に、第1被照射部111に結露が生じれば、給水タンク4が上記所定の位置にあっても、5V未満の電圧を示す信号が位置判定用受光素子42から出力されてしまう。
このように、上記第1被照射部111と給水タンク本体101の間に空気層114を設けることにより、位置判定用受光素子32の出力信号が狂うリスクを下げることができる。すなわち、給水タンク4の位置に関する誤検出が起こる可能性を低減することができる。
また、上記位置判定用光センサ30の換わりにマイクロスイッチを用いても、給水タンク4が上記所定の位置にあるか否かを判定できるが、給水タンク4が上記所定の位置の近傍にあるか否かを判定するのは困難である。
これに対して、上記位置判定用光センサ30を用いれば、給水タンク4が上記所定の位置の近傍にあると、位置判定用受光素子32の出力信号が5V未満4V以上の電圧を示す。したがって、給水タンク4が上記所定の位置の近傍にあるか否かを判定するのは容易である。
また、上記給水タンク4が上記所定の位置の近傍にある状態では、給水タンク4から給水ポンプ13へ水を送れないか、給水タンク4内の水が給水ポンプ13にスムーズに流れないことが多い。そこで、上記給水タンク4が上記所定の位置の近傍にあると判定された場合は、給水タンク4の取付が不完全であることをカラー液晶表示部9などでユーザに知らせるようにする。
また、上記ボタン群10などを操作すると、給水タンク内水位判定部50bの判定も行われる。このとき、給水タンク4が上記所定の位置またはその近傍にあり、かつ、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であれば、水位判定用受光素子42の出力信号は4V以下3V以上の電圧を示す。一方、給水タンク4が上記所定の位置またはその近傍にあり、かつ、給水タンク4内の水位が未満であれば、水位判定用受光素子42の出力信号が3V未満の電圧を示す。したがって、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であるか否かも容易に判定することができる。
また、上記第1被照射部111は、第1被照射部111の周囲よりも内側に凹んでいるので、傷が付き難くい。したがって、位置判定用受光素子32の出力信号の信頼性を高いまま長期間維持することができる。
また、上記第2被照射部112は、第1被照射部111よりも内側にあるので、第1被照射部111よりも傷が付き難い。したがって、水位判定用受光素子42の出力信号の信頼性を高いまま長期間維持することができる。
上記第1実施形態では、第1被照射部111の結露を防ぐため、第1被照射部111の内側に、空気層114を設けていたが、例えば断熱材を設けてもよい。あるいは、空気層114を設けずに、第1被照射部111の厚さを給水タンク本体101の他の部分(例えば側部)の厚さよりも厚くしたり、第1被照射部111に対向する給水タンク本体101の一部の厚さを給水タンク本体101の他の部分(例えば側部)の厚さよりも厚くしたりしてもよい。
上記第1実施形態では、タンク位置判定部50aおよび給水タンク内水位判定部50bをソフトウェアで構成していたが、タンク位置判定部50aおよび給水タンク内水位判定部50bの少なくとも一方をハードウェアで構成してもよい。
上記第1実施形態では、位置判定用光センサ30および水位判定用光センサ40は、判定のために近赤外光を用いていたが、判定のために近赤外光以外の光(例えば可視光)を用いてもよい。
上記第1実施形態では、給水タンク4の位置の判定と給水タンク4内の水位の判定とを行うために、2個の発光素子と2個の受光素子とを用いていたが、1個の発光素子と2個の受光素子とを用いたり、1個の発光素子と1個の受光素子とを用いたりするようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態においては、第2被照射部112は給水タンク本体101の他の部分と同じ厚さにしていたが、この発明の第2実施形態では、第2被照射部112は給水タンク本体101の他の部分よりも薄くしている。これにより、第2被照射部112による反射光は給水タンク本体101内の水の影響を大きく受けるので、給水タンク4内の水位に関する判定の精度を高めることができる。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、第1被照射部111の位置判定用光センサ30側の表面は、平坦面であったが、この発明の第3実施形態では、凹凸面としている。より詳しくは、第1被照射部111の位置判定用光センサ30側の表面には、例えば化学薬品を使ってシボ加工が施されている。
このように、上記第1被照射部111の位置判定用光センサ30側の表面は凹凸面であるので、その表面に傷が付いても、位置判定用受光素子32の出力信号が大きく変化しないようにすることができる。
なお、上記シボ加工は、凹凸を付けるための表面処理の一例である。
〔第4実施形態〕
上記第1実施形態では、第2被照射部112の位置判定用光センサ30側の表面は、平坦面であったが、この発明の第3実施形態では、凹凸面としている。より詳しくは、第2被照射部112の水位判定用光センサ40側の表面には、例えば化学薬品を使ってシボ加工が施されている。
このように、上記第2被照射部112の水位判定用光センサ40側の表面は凹凸面であるので、その表面に傷が付いても、水位判定用受光素子42の出力信号が大きく変化しないようにすることができる。
〔第5実施形態〕
上記第1実施形態では、第1被照射部111は、給水タンク本体101の後側に設けられていたが、この発明の第5実施形態では、給水タンク本体101の上側に設けられている。すなわち、蓋103の一部は、位置判定用発光素子31からの光が照射される被照射部とされており、位置判定用発光素子31からの光が透過するようになっている。また、蓋103の他の部分の近赤外光透過率は、例えば塗料を塗るなどして、蓋103の上記一部の近赤外光透過率よりも低くしている。
このように、上記蓋103の上記一部を上記被照射部とする場合、給水タンク4を上記所定の位置に移動させたとき、位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32が蓋103の上記一部の上側に位置するように、位置判定用光センサ30を配置する。これにより、位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて、給水タンク4が上記所定の位置にあるか否かを容易に判定することができる。
また、上記位置判定用発光素子31の近赤外光は蓋103の上記一部を透過するので、給水タンク本体101内の水面からの反射光を蓋103の上記一部を介して受光することができる。したがって、位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であるか否かを検出することができる。その結果、水位判定用光センサ40を無くして、製造コストを低減することができる。
また、上記位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて検出できる水位は、上記所定の水位のみならず、他の水位も検出することができる。すなわち、給水タンク4内の複数の水位を検出することができる。
上記第5実施形態では、給水タンク4からの反射光を用いて、給水タンク4の位置の判定と給水タンク4内の水位の判定とを行っていたが、給水タンク4の透過光を用いて、給水タンク4の位置の判定と給水タンク4内の水位の判定とを行うようにしてもよい。
〔第6実施形態〕
上記第1実施形態では、第1被照射部111は、給水タンク本体101の後側に設けられていたが、この発明の第6実施形態では、給水タンク本体101の横側に設けられている。すなわち、給水タンク本体101の側部の一部は、位置判定用発光素子31からの光が照射される被照射部とされており、位置判定用発光素子31からの光が透過するようになっている。また、給水タンク本体101の側部の他の部分の近赤外光透過率は、例えば塗料を塗るなどして、給水タンク本体101の側部の上記一部の近赤外光透過率よりも低くしている。
このように、上記給水タンク本体101の側部の上記一部を上記被照射部とする場合、給水タンク4を上記所定の位置に移動させたとき、位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32が給水タンク本体101の側部の上記一部の横側に位置するように、位置判定用光センサ30を配置する。これにより、位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて、給水タンク4が上記所定の位置にあるか否かを容易に判定することができる。
また、上記位置判定用発光素子31の近赤外光は給水タンク本体101の側部の上記一部を透過するので、給水タンク本体101内の水からの反射光を給水タンク本体101の側部の上記一部を介して受光することができる。したがって、位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて、給水タンク4内の水位が上記所定の水位以上であるか否かを容易に判定することができる。その結果、水位判定用光センサ40を無くして、製造コストを低減することができる。
〔第7実施形態〕
この発明の第7実施形態では、図10に示すように、位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32を基板701上に搭載し、位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32の周囲に筒状の防水カバー702を設け、防水カバー702の給水タンク4側の開放端を板状の防水カバー703で閉じている。この防水カバー703は、近赤外光を透過する材料で形成され、位置判定用発光素子31の光軸に対して傾斜している。
このように、上記位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32は防水カバー702,703で覆われているので、位置判定用発光素子31および位置判定用受光素子32が水に濡れて故障するのを防ぐことができる。
また、上記防水カバー703が位置判定用発光素子31の光軸に対して傾斜しているので、防水カバー703による位置判定用発光素子31の近赤外光の反射を低減することができる。したがって、位置判定用受光素子32の出力信号に基づいて、給水タンク4の位置を正確に判定することができる。
なお、上記位置判定用発光素子31の光軸に垂直な面と防水カバー703の間の角度θは、防水カバー703の下端から基板701までの距離Lに基づいて設定される。例えば、角度θは10°に設定される。
〔第8実施形態〕
この発明の第8実施形態では、発光素子が出射した赤外光を加熱室2の底壁を介して被加熱物20に照射して、被加熱物20からの反射光を加熱室2の底壁を介して受光素子で受光するようにしている。また、上記受光素子は反射光の受光量に応じた信号を出力する。
このように、上記被加熱物20からの反射光を加熱室2の底壁を介して受光素子で受光することにより、被加熱物20の加熱中、受光素子が出力する信号に基づいて、被加熱物20の物性変化を検出することができる。したがって、被加熱物20の内部の仕上がり状態の変化を把握することができる。
また、上記赤外光が加熱室2の底壁を通過するようにしているので、被加熱物20の近くに上記発光素子および受光素子を配置することができる。
また、上記赤外光が加熱室2の底壁を通過するようにしているので、赤外光を通過する貫通孔を加熱室2の例えば側壁に設けなくて済む。したがって、加熱室2などの構造が複雑にならず、加熱室2内の酸素濃度を低く維持することができる。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱蒸気または飽和蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、この発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱蒸気または飽和蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱蒸気または飽和蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱蒸気または飽和蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第8実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更したり、上記第1〜第8実施形態の記載を適宜組み合わせたりして、実施することができる。例えば、上記第5実施形態の変形例のように、第6実施形態を変形したものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
本体ケーシング1と、
上記本体ケーシング1に着脱可能に取り付けられたタンク4と、
上記タンク4に向けて光を出射する発光素子31と、
上記タンク4からの反射光を受光すると共に、上記反射光の受光量に応じた信号を出力する受光素子32と、
上記受光素子32から出力された上記信号に基づいて、上記タンク4が所定の位置にあるか否かを判定するタンク位置判定部50aと
を備え、
上記タンク4は、水を貯留するタンク本体101と、このタンク本体101に設けられ、上記発光素子31の光が照射される被照射部111とを有し、
上記タンク4には、上記被照射部111に結露が発生するのを防ぐための結露防止構造114が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記タンク位置判定部50aは、受光素子32が出力する信号に基づいて、タンク4が所定の位置にあるか否かを判定する。このとき、上記結露防止構造114によって、被照射部111に結露が発生するのを防ぐことができる。その結果、上記タンク4の位置に対応する信号を受光素子32に確実に出力させることができる。したがって、上記タンク4が所定の位置に有るのに、タンク位置判定部50aの検出結果がタンク4が所定の位置に無いとなるのを防ぐことができる。すなわち、上記タンク4の位置に関する誤検出が起こる可能性を低減することができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記結露防止構造114は、上記タンク本体101内の水の熱が上記被照射部111に伝わり難くするための断熱構造114である。
上記実施形態によれば、上記断熱構造114により、被照射部111の結露を効果的に防ぐことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部111は、上記被照射部111の周囲よりも内側に凹んだ部分である。
上記実施形態によれば、上記内側に凹んだ部分は傷が付き難くなるので、受光素子32が出力する信号の信頼性を高いまま長期間維持することができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部111には、凹凸を付けるための表面処理が施されている。
上記実施形態によれば、ユーザが被照射部111に傷を付けてしまっても、凹凸を付けるための表面処理を被照射部111に施しているので、受光素子32から出力される信号には大きな影響が及ばない。
一実施形態の加熱調理器では、
上記被照射部111は、上記タンク本体101の上側に設けられ、上記発光素子31の光を透過する。
上記実施形態によれば、上記発光素子31の光が被照射部111を透過するので、タンク4内の水面からの反射光を被照射部111を介して受光素子32で受光することができる。したがって、上記受光素子32が出力する信号に基づいて、タンク4内の水位を検出することができる。
1 本体ケーシング
2 加熱室
3 扉
4 給水タンク
12 水蒸気発生装置
13 給水ポンプ
14 マグネトロン
17 上ヒータ
18 下ヒータ
19 モータ,
30 位置判定用光センサ
31 位置判定用発光素子
32 位置判定用受光素子
40 水位判定用光センサ
41 水位判定用発光素子
42 水位判定用受光素子
50 制御装置
50a タンク位置判定部
50b 給水タンク内水位判定部
101 給水タンク本体
102 化粧部材
111 第1被照射部
112 第2被照射部
113 凹部
114 空気層
131 接続口
132 吸込管
134 給水孔
135 給水キャップ

Claims (5)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシングに着脱可能に取り付けられたタンクと、
    上記タンクに向けて光を出射する発光素子と、
    上記タンクからの反射光を受光すると共に、上記反射光の受光量に応じた信号を出力する受光素子と、
    上記受光素子から出力された上記信号に基づいて、上記タンクが所定の位置にあるか否かを判定するタンク位置判定部と
    を備え、
    上記タンクは、水を貯留するタンク本体と、このタンク本体に設けられ、上記発光素子の光が照射される被照射部とを有し、
    上記タンクには、上記被照射部に結露が発生するのを防ぐための結露防止構造が設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記結露防止構造は、上記タンク本体内の水の熱が上記被照射部に伝わり難くするための断熱構造であることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記被照射部は、上記被照射部の周囲よりも内側に凹んだ部分であることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記被照射部には、凹凸を付けるための表面処理が施されていることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記被照射部は、上記タンク本体の上側に設けられ、上記発光素子の光を透過することを特徴とする加熱調理器。
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