JP2008297073A - トレー式コンベヤの搬送物品検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレー式コンベヤのトレーに設けた光反射部における結露の発生を防止することができ、その結果、トレーに搭載した搬送物品有無の誤検知を回避することができるトレー式コンベヤの搬送物品検知装置を提供することを目的とする。
【解決手段】トレー式コンベヤの搬送物品検知装置は、搬送物品Wを搭載するトレー2の搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知する構成であり、トレー2の上面に光反射部4を底部に有する凹陥部3が設けられ、このトレー2の進行方向前方に、トレー2の進行に伴って凹陥部3に空気が流入する空気取入れ口5が形成され、空気の流れにより光反射部4での結露が防止される。
【選択図】図2
【解決手段】トレー式コンベヤの搬送物品検知装置は、搬送物品Wを搭載するトレー2の搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知する構成であり、トレー2の上面に光反射部4を底部に有する凹陥部3が設けられ、このトレー2の進行方向前方に、トレー2の進行に伴って凹陥部3に空気が流入する空気取入れ口5が形成され、空気の流れにより光反射部4での結露が防止される。
【選択図】図2
Description
本発明は、搬送物品をトレーに搭載して搬送するトレー式コンベヤの搬送物品検知装置に関し、詳しくは、搬送物品を搭載して搬送するトレーの搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知するトレー式コンベヤの搬送物品検知装置に関する。
従来、トレー式コンベヤの搬送物品検知装置として、図4に示すように、トレー式コンベヤにおいて、トレー21の物品搭載面に張着した反射テープ22に向けて光を照射する発光器23と、この発光器23に隣接配置されて反射テープ22から反射した光を受光する受光器24と、この受光器24で検出された光の有無により搬送物品Wの有無を判定する搬送物品判別手段25とを備えた反射テープ式搬送物品検知装置が知られている(特許文献1の段落番号0003参照。)。
特開2003−160222号公報
前記従来の反射テープ式搬送物品検知装置は、特に、冷凍品をトレー式コンベヤで搬送する場合、あるいはトレー式コンベヤの走行域に急激な温度変化がある環境で物品を搬送する場合、トレーに貼着した反射テープなどの光反射部表面に結露が生じるため、結露による水滴により反射光が乱反射し、搬送物品Wがトレーに搭載されていないにも拘わらず、搬送物品Wがあるものと誤検知してしまう、という問題がある。
そこで、本発明は、従来技術における問題を解決し、トレー式コンベヤのトレーに設けた光反射部における結露の発生を防止することができ、その結果、トレーに搭載した搬送物品有無の誤検知を回避することができるトレー式コンベヤの搬送物品検知装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、搬送物品を搭載するトレーの搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知するトレー式コンベヤの搬送物品検知装置において、前記トレーの上面に光反射部を底部に有する略矩形状の凹陥部が設けられ、前記トレーの進行方向前方に、該トレーの進行に伴って前記凹陥部に空気が流入する空気取入れ口が形成されているトレー式コンベヤの搬送物品検知装置、としたものである。
請求項2に係る本発明は、前記請求項1に係る本発明のトレー式コンベヤの搬送物品検知装置において、前記トレーの進行方向後方に、前記空気取り入れ口と対向して空気排出口が形成されている、としたものである。
請求項3に係る本発明は、前記請求項1又は2に係る本発明のトレー式コンベヤの搬送物品検知装置において、前記光反射部には防曇処理が施されている、としたものである。
請求項1に係る本発明によれば、搬送物品を搭載するトレーの搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知するトレー式コンベヤの搬送物品検知装置において、前記トレーの上面に光反射部を底部
に有する略矩形状の凹陥部が設けられ、前記トレーの進行方向前方に、該トレーの進行に伴って前記凹陥部に空気が流入する空気取入れ口が形成されているので、トレー式コンベヤが走行すると、トレーの進行方向前方の空気取入れ口から空気が流入し、凹陥部に設けられた光反射部に吹き付けられるため、光反射部に結露が生じるのを防止することができ、光反射部における反射光の乱反射を防止することができる。その結果、搬送物品の有無による反射光の光量変化が顕著となるため、搬送物品の有無の誤検知を回避することができる。
に有する略矩形状の凹陥部が設けられ、前記トレーの進行方向前方に、該トレーの進行に伴って前記凹陥部に空気が流入する空気取入れ口が形成されているので、トレー式コンベヤが走行すると、トレーの進行方向前方の空気取入れ口から空気が流入し、凹陥部に設けられた光反射部に吹き付けられるため、光反射部に結露が生じるのを防止することができ、光反射部における反射光の乱反射を防止することができる。その結果、搬送物品の有無による反射光の光量変化が顕著となるため、搬送物品の有無の誤検知を回避することができる。
請求項2に係る本発明によれば、前記トレーの進行方向後方に、前記空気取り入れ口と対向して空気排出口が形成されているので、空気の流通がさらによくなり、光反射部に結露が生じるのを防止すことができ、搬送物品の有無の誤検知を回避することができる。
請求項3に係る本発明によれば、前記光反射部には、防曇処理が施されているので、光反射部におけるこれら処理と、良好な空気流通との相乗作用により、光反射部での結露防止、水滴発生防止を行うことができ、搬送物品の有無の誤検知を確実に回避することができる。
本発明の実施例1を図1、図2を参照して説明する。トレー式コンベヤ1は、多数のトレー2がチェーンなどで牽引されて物品Wが搬送され、場合によっては、搬送途上に適宜に設けられた仕分け装置(図示略)などで物品Wを仕分けるようにして使用される。図1に示すように、トレー式コンベヤ1の搬送物品検知装置は、搬送物品Wを搭載するトレー2の搭載面に向けて光を照射し、このトレー2から反射した光を受光する反射型光電センサー7で反射光の光量変化の有無を検知することにより搬送物品Wの有無を検知する構成となっている。
図2に示すように、トレー2の上面に略矩形状に窪んだ凹陥部3が形成され、この凹陥部3の底部に光反射テープなどが貼着されることにより光反射部4が設けられている。このトレー2の進行方向前方には凹陥部3に連通する貫通孔からなる空気取入れ口5が形成され、トレー2の進行に伴って凹陥部3に空気が流入する。また、トレー2の進行方向後方には、空気取り入れ口5と対向して凹陥部3に連通する貫通孔からなる空気排出口6が形成されている。そして、トレー式コンベヤ1の適宜箇所に反射型光電センサー7が設けられる。なお、トレー2の後方には起立部2aが形成され、この起立部2aは走行中のトレイ2に搬送物品Wを搭載する際、物品Wがトレー2の後方に落下しないようにするためのものである。
さらに、光反射テープなどからなる光反射部4には、その表面に防曇処理が施されている。この防曇処理は、例えば、曇り止め塗料などを光反射部4に塗布すること、あるいは防曇フィルムなどを貼付することにより施される。
以上、トレー式コンベヤの搬送物品検知装置の構成について説明したが、その作用効果を以下説明する。トレー式コンベヤ1のトレー2に搬送物品Wを搭載して搬送する途上において、トレー2の搭載面に向けて光を照射し、このトレー2からの反射光を受光する反射型光電センサー7により搬送物品の有無を検知する。この搬送物品Wの有無は、光反射部4から反射する反射光の光量変化の有無を反射型光電センサー7で検知することにより判別される。
上記の場合、トレー2の上面に光反射部4を底部に有する略矩形状の凹陥部3が設けられ、トレー2の進行方向前方に、トレー2の進行に伴って凹陥部3に空気が流入する空気取入れ口5が形成されているので、トレー式コンベヤ1が走行すると、トレー2の進行方
向前方の空気取入れ口5から凹陥部3に空気が流入し、凹陥部3の底部に設けられた光反射部4に空気が吹き付けられるため、光反射部4表面が乾燥し結露発生を防止することができる。その結果、光反射部4に照射された光の乱反射もなく、光反射部4での光反射が確実に行われ、搬送物品の有無による反射光の光量変化が顕著となり、光量変化の検知が容易となるため、搬送物品Wの有無の誤検知を回避することができる。
向前方の空気取入れ口5から凹陥部3に空気が流入し、凹陥部3の底部に設けられた光反射部4に空気が吹き付けられるため、光反射部4表面が乾燥し結露発生を防止することができる。その結果、光反射部4に照射された光の乱反射もなく、光反射部4での光反射が確実に行われ、搬送物品の有無による反射光の光量変化が顕著となり、光量変化の検知が容易となるため、搬送物品Wの有無の誤検知を回避することができる。
また、トレー2の進行方向後方に、空気取り入れ口5と対向して空気排出口6が形成されている場合、トレー2の進行に伴って空気取り入れ口5から空気排出口6に向かって空気が流れるため、光反射部4上面における空気の流通がさらによくなり、光反射部4における結露発生を防止することができる。
さらに、光反射部4に防曇処理が施されている場合、光反射部4におけるこれら処理による曇り防止効果と、空気取り入れ口5から流入した空気流による乾燥との相乗効果により、光反射部での結露防止、水滴発生防止を確実に行うことができ、搬送物品の有無の誤検知を回避することができる。
本発明の実施例2を図3を参照して説明する。この実施例2のトレー12は、前記実施例1のトレー2の貫通孔からなる空気取入れ口5に代えて、切欠きからなる空気取入れ口15としたものに相当する。すなわち、トレー12は、図3に示すように、その上面に略矩形状に窪んだ凹陥部13が形成され、この凹陥部13の底部に光反射テープなどが貼着されることにより光反射部14が設けられている。
このトレー12の進行方向前方には、凹陥部13に連通する上面が開口した切欠きからなる空気取入れ口15が形成され、トレー12の進行に伴って凹陥部13に空気が流入する。また、トレー12の進行方向後方には、空気取り入れ口15と対向して凹陥部13に連通する貫通孔からなる空気排出口16が形成されている。さらに、光反射テープなどからなる光反射部14には、その表面に防曇処理が施されている。なお、図3における符号12aはトレー12の後方に形成された起立部である。
上記構成からなるトレー12を備えたトレー式コンベヤの搬送物品検知装置は、前記実施例1のものと同様に、トレー式コンベヤ1が走行すると、トレー12の進行方向前方の空気取入れ口15から凹陥部13に空気が流入し、また、トレー12の進行方向後方に、空気排出口6が形成されている場合、トレー12の進行に伴って空気取り入れ口15から空気排出口16に向かって空気が流れるため、光反射部4における結露発生を防止すことができる。さらに、光反射部14に防曇処理が施されている場合、光反射部14におけるこれら処理による曇り防止効果と、空気取り入れ口15から流入した空気流による乾燥との相乗効果により、光反射部での結露防止、水滴発生防止を確実に行うことができる。
以上のように、トレー12の光反射部14における結露発生を防止すことができるので、光反射部14に照射された光の乱反射もなく、光反射部14での光反射が正常に行われ、搬送物品の有無による反射光の光量変化が顕著となるため、搬送物品Wの有無の誤検知を回避することができる。
1 トレー式コンベヤ
2,12 トレー
3,13 凹陥部
4,14 光反射部
5,15 空気取入れ口
6,16 空気排出口
7 反射型光電センサー
W 物品
2,12 トレー
3,13 凹陥部
4,14 光反射部
5,15 空気取入れ口
6,16 空気排出口
7 反射型光電センサー
W 物品
Claims (3)
- 搬送物品を搭載するトレーの搭載面に向けて光を照射し、該トレーから反射した光を受光する反射型光電センサーにより搬送物品の有無を検知するトレー式コンベヤの搬送物品検知装置において、
前記トレーの上面に光反射部を底部に有する略矩形状の凹陥部が設けられ、
前記トレーの進行方向前方に、該トレーの進行に伴って前記凹陥部に空気が流入する空気取入れ口が形成されていることを特徴とするトレー式コンベヤの搬送物品検知装置。 - 前記トレーの進行方向後方に、前記空気取り入れ口と対向して空気排出口が形成されていることを特徴とする請求項1記載のトレー式コンベヤの搬送物品検知装置。
- 前記光反射部には、防曇処理が施されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトレー式コンベヤの搬送物品検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007145157A JP2008297073A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | トレー式コンベヤの搬送物品検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2008297073A true JP2008297073A (ja) | 2008-12-11 |
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ID=40170953
Family Applications (1)
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JP2007145157A Pending JP2008297073A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | トレー式コンベヤの搬送物品検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008297073A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017009205A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
-
2007
- 2007-05-31 JP JP2007145157A patent/JP2008297073A/ja active Pending
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