JP2017072411A - 包装体の検査装置及び包装体の検査方法 - Google Patents

包装体の検査装置及び包装体の検査方法 Download PDF

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智行 杉山
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Abstract

【課題】高い精度で包装体のシール部の異常を検査することができる包装体の検査装置及び包装体の検査方法を提供すること。【解決手段】 包装体100の検査装置1は、包装体100を搬送し、互いに間隙を有して配置される複数のコンベアベルト32を有する第1搬送コンベア21と、複数のコンベアベルト32の間隙に配置され、搬送された包装体100を検知する検知装置12と、第1搬送コンベア21の二次側に、第1搬送コンベア21と間隙を有して配置される第2搬送コンベア22と、第1搬送コンベア21及び前記第2搬送コンベア22の前記間隙に配置され、包装体100を撮像する画像検出装置13と、検知装置12で包装体100を検知後に、画像検出装置13を制御して包装体100を撮像する制御部73と、を備える構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、包装体のシール部の異常を検査する包装体の検査装置に関する。
近年のフィルム材料の高機能化に伴い、シート状のフィルム材料を袋状に加工した包装体に食品等の内容物を充填し、開口部をシールすることで製造される製品が知られている。このような製品は、内容物の腐敗等を防止するために、包装体のシール部の密封性を確保する必要がある。
特に、当該シール部に内容物が噛み込むと密封性が損なわれることから、シール部への内容物の噛み込みを検査する検査装置が用いられる。
このような検査装置の一として、通過する包装体を上下方向の一方から照明光を照射し、当該照明光を撮像部で受信して撮像したデータの画像処理を行って、良否判断を行う検査装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このような検査装置は、包装体を搬送する複数の搬送コンベアを有し、隣り合う搬送コンベアの間に生じる間隙で照明光を包装体に照射して撮像部で撮像する。
検査装置は、当該間隙において、包装体の通過を検知し、当該包装体の通過を検知後、包装体を撮像して良否判断を行う。包装体の通過を検知するために、検査装置は、包装体の通過を検知する検知装置として、搬送コンベアの幅方向に対して10°乃至45°程度傾斜させてレーザを照射及び受光可能な発受光部及び反射板を有する。
また、検査装置の一として、搬送コンベアのコンベアベルトを透明とし、コンベアベルトの上下方向に、包装体の通過を検知するセンサと、包装体の画像を撮像する近赤外線照射手段及び撮像手段と、を備える検査装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許第4810665号公報 特許第5453350号公報 特許第4209926号公報
上述した検査装置では、以下の問題があった。即ち、搬送コンベア間の間隙部で包装体の通過を検知し、そして、包装体の画像を撮像する検査装置では、包装体の姿勢等によっては、包装体が画像の撮像位置に位置したときに、包装体の通過を検知する虞がある。この場合、撮像された包装体の画像は、包装体の先頭部において画像切れを起こす虞があり、シール部の噛み込みの判断の精度が低下する虞がある。
また、包装体の検知及び撮像のための間隙が必要であることから、搬送コンベア間の間隙が広くなる、という問題もある。当該間隙が広くなると、包装体が当該間隙から落下する虞や、当該間隙を通過するときに搬送躓きが生じる虞もある。
また、高い可撓性を有する包装体においては、当該間隙を通過するときに、コンベアで支持されない距離がながくなると、重力によって変形し、搬送時の躓きが発生する虞や、撮像カメラの焦点が合わず、正確な画像を撮像することができない虞がある。このため、検査装置の検査精度が落ちて、良否判定を誤る虞がある。
また、コンベアベルトを透明とした検査装置では、検査装置の使用によってコンベアベルトが汚れると、当該汚れにより、センサや撮像手段が誤作動を起こす虞もある。
そこで本発明は、高い精度で包装体のシール部の異常を検査することができる包装体の検査装置及び包装体の検査方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の包装体の検査装置及び包装体の検査方法は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、包装体の検査装置は、包装体を搬送し、互いに間隙を有して配置される複数のコンベアベルトを有する第1搬送コンベアと、前記複数のコンベアベルトの前記間隙に配置され、搬送された前記包装体を検知する検知装置と、前記第1搬送コンベアの二次側に、前記第1搬送コンベアと間隙を有して配置される第2搬送コンベアと、前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアの前記間隙に配置され、前記包装体を撮像する画像検出装置と、前記検知装置で前記包装体を検知後に、前記画像検出装置を制御して前記包装体を撮像する制御部と、を備える。
本発明の一態様として、包装体の検査方法は、互いに間隙を有して配置される複数のコンベアベルトを有する第1搬送コンベアで包装体を搬送し、前記複数のコンベアベルトの前記間隙に配置された検知装置で、前記第1搬送コンベアで搬送されている前記包装体を検知し、前記検知装置で前記包装体を検知後に、前記第1搬送コンベアの二次側に配置された第2搬送コンベアと前記第1搬送コンベアとの間隙に配置される画像検出装置を制御部で制御することで、前記包装体を撮像する。
本発明によれば、高い精度で包装体のシール部の異常を検査することができる包装体の検査装置及び包装体の検査方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る包装体の検査装置の構成を模式的に示す斜視図。 同検査装置の構成を模式的に示す説明図。 同検査装置の構成を模式的に示す説明図。 同検査装置で検査する包装体の構成を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係る検査装置の構成を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る包装体100の検査装置1の構成を、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る包装体100の検査に用いられる検査装置1の構成を模式的に示す斜視図、図2は検査装置1の構成を模式的に示す説明図、図3は、検査装置1の構成を模式的に示す説明図、図4は検査装置1で検査される包装体100の構成、及び、包装体100の搬送時の姿勢を示す説明図である。
ここで、図4に示すように、検査装置1が検査する包装体100は、シート状の材料を方体状の袋状に加工した包装容器110、又は、方体状の袋状に形成された包装容器110に内容物120を充填し、開口部を熱溶着や接着等により封止することで製造される。即ち、包装体100は、外周縁の一部にシール部130を有する。包装体100に包装された内容物は、例えば、粉状、固体状、液状又は液体状等の食品である。
検査装置1は、包装体100を一方向に搬送する搬送装置11と、包装体100の搬送経路上に設けられた包装体100の通過を検知する検知装置12と、当該搬送経路上であって、且つ、検知装置12の二次側に設けられた画像検出装置13と、制御装置14と、を備えている。
搬送装置11は、第1搬送コンベア21と、第1搬送コンベア21に隣接して設けられた第2搬送コンベア22と、を備えている。
第1搬送コンベア21は、第2搬送コンベア22と所定の間隙を有して、包装体100の搬送方向で第2搬送コンベア22の一次側に配置される。第1搬送コンベア21は、少なくとも一対の第1駆動ローラ31と、一対の第1駆動ローラ31に設けられ、第1駆動ローラ31の軸方向に複数、例えば一対設けられた第1コンベアベルト32と、少なくとも一方の第1駆動ローラ31を回転駆動する第1駆動手段33と、第1駆動手段33に設けられた第1エンコーダ34と、を備えている。
第1駆動ローラ31は、第1駆動手段33により回転されることで、包装体100の搬送方向に第1コンベアベルト32を移動させる。
一対の第1コンベアベルト32は、互いに所定の間隙を有して少なくとも一対の第1駆動ローラ31に設けられる。換言すると、第1コンベアベルト32は、所定の間隙を有して、第1駆動ローラ31に、包装体100の搬送方向に直交する方向で2列設けられる。
一対の第1コンベアベルト32間の間隙は、包装体100の搬送方向に直交する方向の幅よりも狭く構成される。一対の第1コンベアベルト32間の間隙は、包装体100の搬送経路上であって、搬送される包装体100の略中心に配置される。即ち、包装体100は、当該間隙が中心に配置されるように、当該間隙に跨がって一対の第1コンベアベルト32に配置される。
第1駆動手段33は、第1駆動ローラ31を所定の回転速度で駆動可能に構成される。第1駆動手段33は、信号線99を介して制御装置14に接続される。第1エンコーダ34は、第1駆動手段33に設けられ、第1駆動手段33の第1駆動ローラ31を駆動する駆動軸又は第1駆動ローラ31の回転速度を検出可能に構成される。第1エンコーダ34は、信号線99を介して、制御装置14に接続される。
第2搬送コンベア22は、少なくとも一対の第2駆動ローラ41と、一対の第2駆動ローラ41に設けられた一の第2コンベアベルト42と、少なくとも一方の第2駆動ローラ41を回転駆動する第2駆動手段43と、第2駆動手段43に設けられた第2エンコーダ44と、を備えている。
第2駆動ローラ41は、第2駆動手段43により回転されることで、第2コンベアベルト42を包装体100の搬送方向に移動させる。第2コンベアベルト42は、少なくとも包装体100を搬送可能な幅に構成される。
第2駆動手段43は、第2駆動ローラ41を所定の回転速度で駆動可能に構成される。第2駆動手段43は、信号線99を介して制御装置14に接続される。第2エンコーダ44は、第2駆動手段43に設けられ、第2駆動手段43の第2駆動ローラ41を駆動する駆動軸又は第2駆動ローラ41の回転速度を検出可能に構成される。第2エンコーダ44は、信号線99を介して、制御装置14に接続される。
なお、第2搬送コンベア22は、第2エンコーダ44を有さない構成であってもよい。
検知装置12は、信号線99を介して制御装置14に接続され、搬送経路上を通過する包装体100を検知可能、且つ、検知した情報を制御装置14に送信可能に構成される。検知装置12は、第1搬送コンベア21の搬送経路上に配置される。
検知装置12は、レーザセンサや光電センサ等が用いられる。例えば、検知装置12は、レーザ等を出射可能な発光部51と、発光部51から出射されたレーザを受光可能な受光部52と、を備えている。
発光部51及び受光部52は、信号線99を介してそれぞれ制御装置14に接続される。発光部51及び受光部52は、一対の第1コンベアベルト32の間隙であって、当該第1コンベアベルト32を上下方向に挟んでそれぞれが対向する位置に配置される。換言すると、発光部51及び受光部52は、一対のコンベアベルト32の間隙に配置されるとともに、一方が第1コンベアベルト32の搬送面の上方側に、他方が第1コンベアベルト32の搬送面の下方側に配置される。
画像検出装置13は、第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙に配置される。画像検出装置13は、搬送経路を挟んで上下方向の一方に配置された照明部61と、前記搬送経路を挟んで上下方向の他方に照明部61と対向して配置された撮像部62と、を備えている。
照明部61は、第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙から、撮像部62に向かって照明光を照射可能に構成される。ここで、照明光とは、赤外線、近赤外線、可視光、又は、X線等が用いられる。
撮像部62は、照明部61から照射された照射光により第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙を通過する包装体100を撮像可能、且つ、撮像した情報を制御装置14に送信可能に構成されている。撮像部62は、照明部61から照射された照射光が包装体100を透過した状態を撮像可能に構成される。
具体的には、撮像部62は、受光した照射光の情報を電気信号に変換可能に構成されている。撮像部62は、信号線99を介して制御装置14に接続され、照射光から変換した信号を制御装置14に送信可能に構成される。
制御装置14は、記憶部71と、画像処理部72と、制御部73と、を備えている。
記憶部71は、撮像部62で撮像された情報を2値化するための基準の値を第1閾値として記憶している。記憶部71は、撮像部62で撮像した情報に基づいて、包装体100のシール部130が正常に密封されているか否かを判断するための、正常時のシール部130の情報を第2閾値として記憶している。
記憶部71は、包装体100が搬送経路上を搬送されるときシール部130の位置を記憶する。
即ち、包装体100は、予め定められた姿勢で第1搬送コンベア21に供給され、同一の姿勢で第1搬送コンベア21上を搬送される。包装体100の搬送時における姿勢において、シール部130の位置は、搬送方向で前後のいずれか一方に配置される。換言すると、包装体100は、シール部130が搬送方向で先端又は後端に位置した姿勢で第1搬送コンベア21上を搬送される。この包装体100の姿勢が、搬送時における包装体100の正常な姿勢として記憶部71に記憶される。
また、記憶部71は、撮像時に撮影する搬送方向の領域が予め記憶されている。
画像処理部72は、撮像部62で撮像された情報及び記憶部71に記憶された第1閾値に基づいて、撮像した情報(画像)を2値化した画像に処理する。
制御部73は、信号線99を介して、第1駆動手段33、第1エンコーダ34、第2駆動手段43、第2エンコーダ44、発光部51、受光部52、照明部61及び撮像部62に接続される。制御部73は、第1駆動手段33及び第2駆動手段43を駆動可能に構成される。また、制御部73は、バスライン等の信号線99を介して記憶部71及び画像処理部72に接続される。
制御部73は、第1エンコーダ34及び第2エンコーダ44で検出した回転速度から、第1駆動手段33及び第2駆動手段43を制御することで、第1駆動ローラ31及び第2駆動ローラ41の回転速度を制御可能に構成される。即ち、制御部73は、第1コンベアベルト32の移動速度、換言すると包装体100の搬送速度を制御可能に構成される。
なお、第2搬送コンベア22に第2エンコーダ44を設けない構成とした場合には、第1エンコーダ34の回転速度に追従させて、第2駆動手段43を制御すれば良い。
制御部73は、発光部51からのレーザ光の照射を制御可能、且つ、受光部52による照射したレーザ光の受光の有無により、検知装置12上を包装体100が通過したことを判断する機能を有する。
制御部73は、検知装置12により包装体100を通過したときに、第1エンコーダ34で検出した第1駆動ローラ31の回転速度、即ち、第1コンベアベルト32の移動速度を検出する機能を有する。制御部73は、検出した第1コンベアベルト32の移動速度、及び、記憶部71に記憶された包装体100の搬送時の姿勢におけるシール部130の位置から、包装体100のシール部130が第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙を通過するタイミング、即ち、シール部130を撮像する撮像タイミングを導出する機能を有する。
また、制御部73は、包装体100のシール部130が第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙を通過する撮像タイミングで、照明部61及び撮像部62を制御し、包装体100を撮像する機能を有する。また、制御部73は、画像処理部72を制御して、撮像した情報を2値化した画像に処理する機能を有する。
制御部73は、2値化した画像と、記憶部71に記憶された第2閾値とを比較し、シール部130が正常にシールされているか否かの判断を行う機能を有する。
次に、このように構成された包装体100の検査装置1を用いた、シール部130の検査方法について説明する。
先ず、所定の姿勢により包装体100が第1搬送コンベア21上に供給される。このとき、制御部73は、所定の搬送速度となるように、第1駆動手段33を制御し、供給された包装体100を第2搬送コンベア22へ搬送する。
制御部73は、包装体100の搬送時に、常時、発光部51からレーザ光を受光部52へ向けて照射する。発光部51から照射されるレーザ光の光軸上を包装体100が通過すると、レーザ光が包装体100により遮られ、受光部52でのレーザ光の受光が停止する。制御部73は、この受光部52からの情報に基づいて、包装体100の通過を判断する。その後、制御部73は、第1搬送コンベア21の搬送速度、包装体100の姿勢、並びに、包装体100を検知装置12で検知する検知位置から撮像位置、即ち第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙までの距離から、包装体100のシール部130が当該間隙を通過する撮像タイミングを導出する。
制御部73は、導出した撮像タイミングで、照明部61及び撮像部62を制御し、シール部130を含む包装体100を撮像する。次に、制御部73は、画像処理部72を制御して、撮像した情報を2値化した画像に処理する。
次に、制御部73は、2値化した画像と第2閾値とを比較し、シール部130の正常又は異常、即ち、正常にシールされているか否かの判断を行う。シール部130が正常にシールされていると判断したときは、当該情報を外部に報知するとともに、上記工程を繰り返し、包装体100の検査を継続する。シール部130が正常にシールされていないと判断した場合には、報知手段等により、当該情報を外部に報知する。
このように構成された包装体100の検査装置1によれば、第1コンベアベルト32を一対設け、これら一対の第1コンベアベルト32の間隙を包装体100の搬送経路上であって、且つ、搬送される包装体100の略中心に配置し、当該間隙に検知装置12を配置する構成である。このため、撮像タイミングを導出するための検知装置12は、正常な姿勢で搬送される包装体100の先端の略中心を検知する。
この構成により、第1搬送コンベア21で搬送されるときに、包装体100の姿勢が所定の姿勢からずれていたとしても、当該ずれた姿勢で求められる撮像タイミングと、所定の姿勢時における撮像タイミングの差を極力小さくすることができる。
以下、本効果について図4を用いて具体的に説明する。なお、図4中実線で示す包装体100は正常な搬送時の姿勢を、二点鎖線で示す包装体100は、一例として、正常な搬送時の姿勢からずれた姿勢、より具体的には、包装体100の中心が搬送方向に対して傾斜する姿勢を示す。また、本具体例においては、包装体100は、包装容器110内部に内容物120が収容され、搬送方向で先端側にシール部130が配置された方体状の構成を用いて説明する。
図4に示すように、正常な姿勢の包装体100は、シール部130が設けられた先端の外周縁が搬送方向に対して直交する姿勢で搬送される。これに対し、正常な姿勢からずれた姿勢で包装体100が第1コンベアベルト32上に供給されると、二点鎖線で示す包装体100のように、シール部130が設けられた先端の外周縁が、正常な姿勢の包装体100の先端の外周縁に対して傾斜して搬送される。
このとき、検知装置12により検知される位置は、各包装体100ともに、略中心位置となる。このため、各包装体100の搬送時における先端位置の差tは、正常な姿勢の包装体100の中心を基準となることから、包装体100が傾斜した姿勢で搬送されても、当該差tを極力小さくすることができる。換言すると、レーザ光が照射される点を包装体100の検知点として撮像タイミングが導出されることから、レーザ光が照射される点が包装体100の中心となることで、当該検知点から包装体100の搬送方向で最も先端までの距離は、包装体100の姿勢によらず、平均して短くすることができる。
このため、検知装置12で包装体100を検知後、撮像タイミングを求める場合において、撮影時に、シール部130の撮像を行っても、当該撮像する範囲からシール部130が外れることを防止できる。即ち、撮像タイミング及び撮像する範囲は、シール部130の全領域を撮像可能とするために、シール部130の領域に補正値が掛けられて、予め撮像する領域が定められている。しかし、先端位置の差tを小さくすることで、当該補正値を小さくすることが可能となる。また、当該差tが小さくなることで、シール部130の撮像漏れも防止できる。このため、確実にシール部130の撮像が可能となり、高い精度で包装体100のシール部130の異常を検査することが可能となる。
また、包装体100の搬送方向に延びる中心で包装体100の搬送を検知するために、包装体100を搬送する第1搬送コンベア21に所定の間隙を有して第1コンベアベルト32を隣り合って設け、当該間隙に検知装置12を配置する簡単な構成でよい。また、当該間隙は、包装体100が落下せず、且つ、検知装置12のレーザ光等が通過可能な構成で良いことから、第1コンベアベルト32の配置等に高い精度を要しない。このため、検知装置12の配置等の調整に時間を要しないことから、検査装置1を安価に製造することができる。
また、検知装置12は、一対の第1コンベアベルト32の間隙に配置する構成であることから、第1搬送コンベア21上の搬送経路の中途部に検知装置12が配置される。これにより、第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙には、画像検出装置13のみを配置すればよく、第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙を極力狭くすることが可能となる。
この構成により、検知装置12及び画像検出装置13の搬送方向の距離を確保することができることから、検知装置12で包装体100を検知後、画像検出装置13で撮像するまでの時間を確保できる。これにより、検知装置12で検知した後、確実に画像検出装置13で包装体100を撮像することが可能となる。
また、第1搬送コンベア21及び第2搬送コンベア22の間隙を狭くできることから、当該間隙を通過する包装体100が、当該間隙から落下することや、当該間隙を通過するときに、第2搬送コンベア22に包装体100の先端等が接触し、搬送躓きが発生することを防止することができる。また、当該間隙が狭いことから、高い可撓性を有する包装体100であるときにおいても、当該間隙を通過するときに、包装体100のシール部130が撓むことを極力防止可能となり、撮像するときのシール部130の姿勢を所定の姿勢に維持することが可能となる。結果、所定の姿勢でシール部130を撮像することが可能となり、高い精度でシール部130の異常を検出することが可能となる。
上述したように本発明の一実施形態に係る検査装置1によれば、包装体100を搬送する第1コンベアベルト32間の間隙に検知装置12を配置し、包装体100の中心で包装体100を検知する構成とすることで、高い精度で包装体100のシール部130の異常を検査することが可能となる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではない。上述した例では、検査装置1は、第1搬送コンベア21に一対の第1コンベアベルト32を有し、一つの包装体100を検出する構成を説明したがこれに限定されない。図5に示す他の実施形態のように、第1搬送コンベア21は、3つの第1コンベアベルト32を有し、これら第1コンベアベルト32が対向する部位に間隙を設け、当該間隙にそれぞれ検知装置12を配置する構成であってもよい。また、3つ以上の第1コンベアベルト32を配置する構成であってもよい。
例えば、このような検査装置1においては、搬送方向に対して直交する方向に包装体100を並べて搬送し、検査すればよい。なお、第1コンベアベルト32の幅が狭くなり、搬送方向に対して直交する方向に包装体100を隣接して配置できない場合には、千鳥状に包装体100を配置することで、順次包装体100を検査することも可能となる。このように、第1搬送コンベア21に3以上の第1コンベアベルト32を設けることで、時間あたりに検査可能な包装体100の数を増加させることが可能となる。
また、上述した例では、検知装置12は、発光部51及び受光部52を設ける構成を説明したがこれに限定されず、発光部51に受光機能を備え、対向する位置にレーザ光を反射させる反射器を設ける構成であってもよい。
また、上述した例では、検査装置1は、シール部130を含む包装体100を撮像する構成を説明したが、シール部130及びシール部130の近傍のみを撮像する構成であっても、包装体100全体を撮像する構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…検査装置、11…搬送装置、12…検知装置、13…画像検出装置、14…制御装置、21…第1搬送コンベア、22…第2搬送コンベア、31…第1駆動ローラ、32…第1コンベアベルト、33…第1駆動手段、34…第1エンコーダ、41…第2駆動ローラ、42…第2コンベアベルト、43…第2駆動手段、44…第2エンコーダ、51…発光部、52…受光部、61…照明部、62…撮像部、71…記憶部、72…画像処理部、73…制御部、99…信号線、100…包装体、110…包装容器、120…内容物、130…シール部。

Claims (8)

  1. 搬送される包装体が跨がって配置される間隙を有して配置される複数のコンベアベルトを有する第1搬送コンベアと、
    前記複数のコンベアベルトの前記間隙に配置され、搬送された前記包装体を検知する検知装置と、
    前記第1搬送コンベアの二次側に、前記第1搬送コンベアと間隙を有して配置される第2搬送コンベアと、
    前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアの前記間隙に配置され、前記包装体を撮像する画像検出装置と、
    前記検知装置で前記包装体を検知後に、前記画像検出装置を制御して前記包装体を撮像する制御部と、
    を備えることを特徴とする包装体の検査装置。
  2. 前記検知装置は、前記第1搬送コンベアで搬送される前記包装体の中心で前記包装体の通過を検知可能に、前記複数のコンベアベルトの間隙に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の包装体の検査装置。
  3. 前記第1搬送コンベアは、前記コンベアベルトを駆動する複数の駆動ローラと、前記駆動ローラを駆動する駆動手段と、前記駆動ローラの回転速度を検出するエンコーダをさらに備え、
    前記制御部は、前記駆動ローラの回転速度から、前記包装体の撮像タイミングを導出し、前記撮像タイミングで前記画像検出装置を制御して前記包装体を撮像することを特徴とする請求項1に記載の包装体の検査装置。
  4. 前記包装体のシール部の正常な状態、前記第1搬送コンベアで搬送される前記包装体の姿勢、及び、前記シール部の位置を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記駆動ローラの回転速度、前記包装体の姿勢及び前記シール部の位置から前記包装体の前記シール部を撮像する前記撮像タイミングを導出し、前記撮像タイミングで前記シール部を撮像し、前記撮像した前記シール部の情報と前記記憶部に記憶された前記シール部の状態を比較して、前記シール部の正常及び異常を判断することを特徴とする請求項3に記載の包装体の検査装置。
  5. 間隙を有して配置される複数のコンベアベルトを有する第1搬送コンベアにより、前記複数のコンベアベルトの前記間隙に跨がって配置された包装体を搬送し、
    前記複数のコンベアベルトの前記間隙に配置された検知装置で、前記第1搬送コンベアで搬送されている前記包装体を検知し、
    前記検知装置で前記包装体を検知後に、前記第1搬送コンベアの二次側に配置された第2搬送コンベアと前記第1搬送コンベアとの間隙に配置される画像検出装置を制御部で制御することで、前記包装体を撮像する、
    ことを特徴とする包装体の検査方法。
  6. 前記検知装置は、前記第1搬送コンベアで搬送される前記包装体の中心で前記包装体の通過を検知可能に、前記複数のコンベアベルトの間隙に配置されていることを特徴とする請求項5記載の包装体の検査方法。
  7. 前記第1搬送コンベアは、前記コンベアベルトを駆動する複数の駆動ローラと、前記駆動ローラを駆動する駆動手段と、前記駆動ローラの回転速度を検出するエンコーダをさらに備え、
    前記検知装置で、前記第1搬送コンベアで搬送されている前記包装体を検知後、前記制御部は、前記駆動ローラの回転速度から、前記包装体の撮像タイミングを導出し、前記撮像タイミングで前記画像検出装置を制御して前記包装体を撮像することを特徴とする請求項5に記載の包装体の検査方法。
  8. 前記制御部は、前記駆動ローラの回転速度、記憶部に記憶された前記第1搬送コンベアで搬送される前記包装体の姿勢及び前記包装体のシール部の位置から前記包装体の前記シール部を撮像する前記撮像タイミングを導出し、前記撮像タイミングで前記シール部を撮像し、前記撮像した前記シール部の情報と前記記憶部に記憶された前記シール部の正常な状態を比較して、前記シール部の正常及び異常を判断することを特徴とする請求項7に記載の包装体の検査方法。
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