JP6482989B2 - 便器洗浄装置の制御装置 - Google Patents
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Description
トイレシステム100は、トイレルーム内に設置される便器装置110と、トイレルームの壁面に設置されるリモコン102を備える。便器装置110は、水洗式便器112と、便器112の後部に搭載されるハウジング114と、ハウジング114に開閉可能に支持される便座116及び便蓋118とを備える。便器112は、洋風大便器である。便座116は、閉位置にあるとき、便器112のリム部112aに載るまで下げられた状態(以下、閉状態という)となり、開位置にあるとき、便器112のリム部112aから離れて起立した状態(以下、開状態という)になる。ハウジング114には温水洗浄装置等の種々の機械装置(不図示)が収められる。
便器112は、便器112の前部に設けられる便鉢部120と、便鉢部120の底部に接続される排水通路部122と、便鉢部120に形成される吐水口124と、便鉢部120の外周側に形成される通水路126とを備える。排水通路部122は、便鉢部120内から下水側水路(不図示)に排出される汚物の通り道となる。排水通路部122の通水方向の途中位置には、トラップ部130や、トラップ部130と下水側水路を接続する接続管(不図示)が設けられる。トラップ部130は便鉢部120の底部から下方に延びる下降通路130aと、下降通路130aに連なるとともに上方に延びる上昇通路130bとを有する。下降通路130a及び上昇通路130bには空気の流れを遮断する封水132が溜められ、便鉢部120の底部には封水132の一部が溜水134として溜められる。
便器洗浄装置140は、便鉢部120内に洗浄水及び泡を供給するためのものである。便器洗浄装置140は、洗浄水を供給する洗浄水供給機構142と、泡を供給する泡供給機構144と、洗浄水供給機構142や泡供給機構144から供給される洗浄水や泡を便器112の通水路126内に吐き出す吐水管146(図2も参照)とを備える。
制御装置10は、便座116の開閉状態を検知するための便座開閉センサ12Aと、便座116に使用者が着座したことを検知するための着座センサ12Bとを備える。便座開閉センサ12Aは、ホール素子と磁石の組み合わせやマイクロスイッチ等で構成される。便座開閉センサ12Aは、便座116の開閉状態に応じて、便座116が閉状態にあることを示す信号(以下、閉便座検知信号という)か、開状態にあることを示す信号(以下、開便座検知信号という)を生成する。着座センサ12Bは、光電センサ、タッチセンサ、圧力センサ等で構成される(図1も参照)。着座センサ12Bは、便座116への使用者の着座の有無に応じて、使用者が着座した状態にあることを示す信号(以下、着座検知信号という)を生成する。各センサ12A、12Bは生成した信号を制御部16(後述する)に出力する。
(A)便座開閉センサ12Aから取得している信号が閉便座検知信号から開便座検知信号に切り替わったとき。
(B)泡スイッチ14Cから給泡開始指令を取得したとき。
動作制御部22が行う第1の制御内容の基本的な考え方を説明する。図2に示すように、泡Fは、便器112の便鉢部120の溜水面134a上に浮いた状態にある。このため、洗浄動作を実行したとき、排水通路部122の奥側(詳しくは、トラップ部130の上昇通路130b)まで押し込まない限り、泡Fは溜水面134a上まで浮き上がってしまう。
動作制御部22は、大便用の洗浄開始指令を取得すると(S10)、判定部24に判定処理を実行させる(S12)。判定処理は、前述のように、便器洗浄装置140の動作履歴に基づいて行う。判定処理では、前回の洗浄動作後に給泡動作が実行されていないときは、泡が溜まっていないと判定し、前回の洗浄動作後に給泡動作が実行されているときは、泡が溜まっていると判定する。判定部24が泡が溜まっていないと判定した場合(S12のN)、動作制御部22は、泡無し時大便用供給量Ab0が便器112内に供給されるように、洗浄水供給機構142の洗浄水供給時間を制御する(S14)。判定部24が泡が溜まっていると判定した場合(S12のY)、動作制御部22は、泡が溜まっていないと判定したときより多い泡有り時大便用供給量Ab1が便器112内に供給されるように、洗浄水供給機構142の洗浄水供給時間を制御する(S16)。
次に、動作制御部22が行う第2の制御内容を説明する。
前述の(B)のように、泡スイッチ14Cを入力操作した場合、動作制御部22は泡供給機構144に給泡動作を実行させる。ここで、便座116に座った状態で用便するとき、立ち小便のときのように小便の水はねが生じ難くなるため、便器112内に泡Fがなくとも支障はなく、むしろ泡Fがあることで汚物排出性能が低下してしまう。
動作制御部22は、給泡開始指令を取得した場合(S20)、閉便座検知信号又は着座検知信号を取得しているか否かを判定する(S22)。動作制御部22は、これらの信号の両方を取得していない場合(S22のN)、給泡動作を禁止する必要がないとみなし、給泡動作を実行させるように、泡供給機構144を制御する(S24)。一方、これらの信号の少なくとも一方を取得している場合(S22のY)、給泡動作を禁止する必要があるとみなし、泡供給機構144による給泡動作を実行させずに、本フローを終了する。
次に、動作制御部22が行う第3の制御内容を説明する。
前述の(A)のように、便座116が開状態になった場合、動作制御部22は泡供給機構144に給泡動作を実行させる。これは、男性が立ち小便することを想定しているが、便座116を開状態にした後、心変わりして大便をしたくなる場合もある。この場合、便座116を開状態から閉状態に変えて、泡が便器112内に溜められた状態で便座116に座って用便することになる。このとき、立ち小便のように小便の水はねが生じ難くなるため、便器112内に泡Fを残しておく必要がなく、むしろ泡Fがあることで汚物排出性能が低下してしまう。
動作制御部22は、閉便座検知信号又は着座検知信号を取得すると(S30)、判定部24に判定処理を実行させる(S32)。判定処理は、前述のS12と同様、便器洗浄装置140の動作履歴に基づいて行う。泡が溜まっていないと判定された場合(S32のN)、動作制御部22は、本フローを終了する。一方、泡が溜まっていると判定された場合(S32のY)、便器112内の泡を排出するための洗浄動作が必要とみなし、自動的に洗浄動作を実行させるように、洗浄水供給機構142を制御する(S34)。
次に、動作制御部22が行う第4の制御内容を説明する。
子供のいたずら等によって、便座116の開閉が繰り返されたり、泡スイッチ14Cに対する入力操作が繰り返されるケースが想定される。このような動作が繰り返されると、動作制御部22は、前述の(A)、(B)のように、その度に泡供給機構144の給泡動作を実行させることになり、便器112内に大量の泡が溜められてしまう可能性がある。便器112内に大量の泡が溜められてしまうと、洗浄動作を実行したとしても、汚物と泡を安定して排出することが困難になる。
動作制御部22は、給泡開始指令を取得した場合(S40)、判定部24に判定処理を実行させる(S42)。判定処理は、前述のS12と同様、便器洗浄装置140の動作履歴に基づいて行う。判定部24が泡が溜まっていないと判定した場合(S42のN)、動作制御部22は、給泡開始指令に従って、泡供給機構144に給泡動作を実行させる(S44)。一方、判定部24が泡が溜まっていると判定した場合(S42のY)、便器112内の泡排出のための洗浄動作が必要とみなし、自動的に洗浄動作を実行させるように、洗浄水供給機構142を制御する(S46)。この後、給泡開始指令に従って、泡供給機構144に給泡動作を実行させる(S48)。
図3の例では洗浄水供給機構142はポンプ給水方式を用いており、洗浄水供給量を調整する水量調整機構160が洗浄水ポンプ156である例を説明した。この他にも、洗浄水供給機構142は重力給水方式を用いてもよい。この場合、水量調整機構160は開閉弁(電磁弁)となる。開閉弁を開閉させることにより、洗浄水タンク154から自重により洗浄水が送り出される。動作制御部22は、所定の洗浄開始条件を満たすと、予め定められた洗浄水供給時間の間、開閉弁を開弁状態に維持する。なお、この他にも、水道直圧給水方式等を用いてもよい。この場合も水量調整機構160は開閉弁となる。
第1の制御内容では、動作制御部22は、泡有り時小便用供給量As1が一定である例を説明した。動作制御部22は、前回の洗浄動作後からの泡供給機構144の泡供給量に応じて、次回の洗浄動作での洗浄水供給量である泡有り時小便用供給量As1を変えてもよい。
この態様によれば、便座に座って用便するときには、泡が溜まっていない状態、又は、泡が供給されたとしても泡量を少ない状態にでき、汚物排出性能を確保し易くなる。
この態様によれば、いったん便器内に泡が溜められてしまった場合でも、便座に座って用便するときには泡が溜まっていない状態にでき、汚物排出性能を確保することができる。
この態様によれば、便器内に大量の泡が溜められてしまう事態を防止でき、汚物と泡を安定して排出できる状態を維持することができる。
この態様によれば、便器内に多くの泡が溜まっている場合には汚物や泡を効果的に排出できる。一方、便器内に少しの泡しか溜まっていない場合には、洗浄水供給量を抑えて節水効果を効果的に得られる。
この態様によれば、便器内に多くの泡が溜まっている場合には汚物や泡を効果的に排出できる。一方、便器内に少しの泡しか溜まっていない場合には、洗浄水供給量を抑えて節水効果を効果的に得られる。
Claims (7)
- 便器内の汚物を排出するために便器洗浄装置が便器内に洗浄水を供給する洗浄動作と、前記便器洗浄装置が便器内に泡を供給する給泡動作とを制御する動作制御部と、
前記便器内に泡が溜まっているか否かを判定する判定部と、を備え、
前記動作制御部は、前記判定部が泡が溜まっていると判定したとき、泡が溜まっていないと判定したときより、洗浄動作での洗浄水供給量を多くすることを特徴とする便器洗浄装置の制御装置。 - 前記動作制御部は、給泡開始指令を取得した場合、便座が閉状態にあること、又は、便座に着座したことを示す信号を取得しているときは、前記給泡動作を実行させない、又は、該信号を取得していないときよりも給泡動作での泡供給量を少なくすることを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄装置の制御装置。
- 前記動作制御部は、便座が閉状態にあること、又は、便座に着座したことを示す信号を取得した場合、前記判定部が泡が溜まっていると判定しているときには、前記洗浄動作を実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の便器洗浄装置の制御装置。
- 前記動作制御部は、給泡開始指令を取得した場合、前記判定部が泡が溜まっていると判定しているときには、前記洗浄動作を実行させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の便器洗浄装置の制御装置。
- 前記動作制御部は、前回の洗浄動作後からの前記便器洗浄装置の泡供給量に応じて、次回の洗浄動作での洗浄水供給量を変えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の便器洗浄装置の制御装置。
- 前記動作制御部は、前回の洗浄動作後からの前記便器洗浄装置の泡供給回数又は泡供給時間が大きくなるほど、次回の洗浄動作での洗浄水供給量を多くすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の便器洗浄装置の制御装置。
- 前記判定部は、前記便器洗浄装置の動作履歴に基づいて、前記便器内に泡が溜まっているか否かを判定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の便器洗浄装置の制御装置。
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