JP6921378B2 - 便器装置 - Google Patents
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Description
また、便器装置として、便器内面に泡を吐出する散布ノズルを備え、散布ノズルにより便器内面に泡膜を形成することで、便器内面への汚物の付着を抑制するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
まず、図1により本発明の第一実施形態による便器装置の構成について説明する。図1は本発明の第一実施形態による便器装置を示す側面図である。
図1に示すように、便器装置100は、洗浄水の落差による勢いにて汚物を排出する、いわゆる、サイホン式便器であり、床面Fに載置される陶器製の便器200と、便座装置300とを備える。
リモコン340への使用者による操作により、貯水タンク400の排水弁(図示しない)が開弁し、吐水部240からボウル部220内面上に洗浄水が吐水されることで、ボウル部220内に旋回流が形成される。この旋回流が溜水部250内へと流下し、溜水を攪拌し、その後、溜水を汚物とともに排水トラップ管路230を経て、排水配管600へと排出する。
薬剤タンク(図示せず)は、その内部に、例えば、中性洗剤等の液体薬剤を貯蔵する。薬剤ポンプ(図示せず)は薬剤タンク(図示せず)内の液体薬剤を加圧して、泡生成部(図示せず)へと供給する。
吸気ポンプ(図示せず)は吸気部(図示せず)から空気を取り込んで加圧して、泡生成部(図示せず)へと供給する。
泡生成部(図示せず)には洗浄水が給水されるとともに、薬剤タンク(図示せず)から液体薬剤が供給され、吸気部(図示せず)から空気が供給される。泡生成部(図示せず)は、供給された洗浄水、液体薬剤、及び、空気を、例えばエゼクタ効果等により混ぜることで、泡を発生させる。
泡生成部(図示せず)により生成された泡は、泡吐出部320へ供給される。
なお、本実施形態においては、泡吐出部320から溜水面Wへと上方から泡を吐出したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。例えば、溜水中に泡を吐出してもよいし、泡吐出部を進退のみならず揺動するように構成し、ボウル部内面全体へと泡を吐出するようにしてもよい。
また、泡吐出部からの泡の吐出は、リモコン340への操作に限らず、例えば、便器装置100への使用者の接近を検知する人体検知手段を設けて、この人体検知手段による検知結果に基づいて行ってもよい。
図2に示すように、制御部500は、時刻を計時する計時手段502と、メモリ504とを有し、リモコン340や貯水タンク400内に設けられた水位センサ(図示せず)等から出力される信号を受け取って所定の情報処理を行い、その情報処理の結果実行する制御に応じた制御信号を給水弁(図示せず)や排水弁(図示せず)、流量調整手段(図示せず)等に出力する。その結果、制御部500は、泡吐出判断手段と、洗浄動作検知手段、洗浄工程実施手段、洗浄水量判断手段として機能する。このように構成された制御部500は、便器装置100の使用状況の特性や使用者の特性に合わせて様々な制御を行うことが可能になる。
さらに、制御部500は、吐水部240から洗浄水を吐水させて、ボウル部220内面を洗浄し汚物を排水トラップ管路230に向けて流すための第一洗浄、及び、第一洗浄に続き、汚物に後続して、洗浄水を排水トラップ管路230に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段を有する。
また、制御部500は、泡吐出判断手段の判断結果に基づいて、泡吐出が行われた場合に、泡吐出が行われていない場合よりも第二洗浄における総洗浄水量を上昇させる洗浄水量判断手段を有する。本実施形態においては、洗浄水量判断手段は、泡吐出判断手段の判断結果に基づいて、泡吐出が行われた場合に、第二洗浄を、泡吐出が行われていない場合と同じ時間にて、泡吐出が行われていない場合に比べて時間当たりの洗浄水の吐水量を上昇させる。
また、本実施形態はサイホン作用により汚物を排出するであるが、例えば本発明は、洗浄水の落差による勢いにて汚物を排出する、いわゆる、洗い落とし式便器に適用してもよい。その場合、第一洗浄は、例えば、ボウル部の内面を洗浄するとともに、汚物の全てあるいは大半が排水トラップ管路の下降管路以降へ流れ込むまでに行われる洗浄である。第二洗浄は、第一洗浄に続いて行われ、例えば、汚物の全てあるいは大半より後に排水トラップの下降管路以降へ流れ込むまでに行われる洗浄である。
使用者が泡吐出のためにリモコン340を操作することで、泡吐出部320から溜水に向けての泡吐出が行われるが、図3に示すように、制御部500は泡吐出が行われたか否かを判断する泡吐出判断手段として機能し、リモコン340による泡吐出のために操作がなされない状態においては、制御部500は泡吐出が行われていないと判断する(ステップS302:NO)。
泡吐出が行われたと判断した状態にて、使用者が洗浄のためにリモコン340を操作することで、便器洗浄操作が行われると、制御部500は、洗浄動作検知手段として機能し、使用者により洗浄動作がなされたと判断する(ステップS308)。
泡吐出が行われたと判断した状態にて、使用者が洗浄のためにリモコン340を操作することで、便器洗浄操作が行われると、制御部500は、洗浄動作検知手段として機能し、使用者により洗浄動作がなされたと判断する(ステップS408)。
200…便器
220…ボウル部
230…排水トラップ管路
230a…上昇管路
230b…下降管路
240…吐水部
250…溜水部
300…便座装置
301…本体部
303…便座
320…泡吐出部
400…貯水タンク
340…リモコン
500…制御部
600…排水配管
F…床面
W…溜水面
Claims (4)
- 溜水が溜め置かれる便器を備える便器装置であって、
ボウル部と、
前記ボウル部の底部に接続され上方へ延びる上昇管路、及び、この上昇管路の下流端に接続され下降する下降管路を有し、溜水ととともに汚物を排出する排水トラップ管路と、
前記ボウル部に泡を吐出する泡吐出部と、
前記ボウル部の上部に設けられ、洗浄水を前記ボウル部内に吐水する吐水部と、
前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記泡吐出部による泡吐出が行われたか否かを判断する泡吐出判断手段と、
使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、
前記吐水部から洗浄水を吐水させて、前記ボウル部内を洗浄し汚物を前記排水トラップ管路に向けて流すための第一洗浄、及び、前記第一洗浄に続き、前記ボウル部を経由して、汚物に後続して洗浄水を前記排水トラップ管路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、
前記泡吐出判断手段の判断結果に基づいて、泡吐出が行われた場合に、泡吐出が行われていない場合よりも前記第二洗浄における総洗浄水量を上昇させ、前記第一洗浄における総洗浄水量は泡吐出が行われていない場合と同一にする洗浄水量判断手段と、を有する便器装置。 - 前記洗浄水量判断手段は、前記泡吐出判断手段の判断結果に基づいて、泡吐出が行われた場合に、前記第二洗浄を、泡吐出が行われていない場合と同じ時間にて、泡吐出が行われていない場合に比べて時間当たりの洗浄水の吐水量を上昇させる請求項1に記載の便器装置。
- 前記洗浄水量判断手段は、前記泡吐出判断手段の判断結果に基づいて、泡吐出が行われた場合に、前記第二洗浄を、泡吐出が行われていない場合に比べて長い時間にて、泡吐出が行われていない場合と同じ時間当たりの洗浄水の吐水量にする請求項1に記載の便器装置。
- サイホン作用により汚物を排出するサイホン式便器である請求項1乃至3の何れか1項に記載の便器装置。
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JP2017055126A JP6921378B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 便器装置 |
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JP2017055126A JP6921378B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 便器装置 |
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JP2018155083A JP2018155083A (ja) | 2018-10-04 |
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-
2017
- 2017-03-21 JP JP2017055126A patent/JP6921378B2/ja active Active
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