JP2017048674A - 水洗大便器 - Google Patents

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Hironori Yamazaki
洋式 山▲崎▼
柴田 信次
Shinji Shibata
信次 柴田
直樹 三島
Naoki Mishima
直樹 三島
憲和 木村
Norikazu Kimura
憲和 木村
晃弘 富永
Akihiro Tominaga
晃弘 富永
勝之助 小田
Katsunosuke Oda
勝之助 小田
秀世 岡本
Hideyo Okamoto
秀世 岡本
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Abstract

【課題】 横引配管内にて停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げてしまうことを抑制することが可能な水洗大便器を提供する。【解決手段】 使用者による洗浄動作に基づいて吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、制御部は、使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、洗浄動作検知手段が洗浄動作を検知した時刻に基づいた前回の便器の洗浄からの経過時間と所定間隔とを比較する間隔比較手段と、吐水部から洗浄水を吐水させて、汚物受け面を洗浄し汚物を排水路に向けて流すための第一洗浄、及び、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、間隔比較手段の比較結果に基づいて、前回の便器の洗浄からの経過時間が所定間隔を越えていた場合、第一洗浄の洗浄水量を上昇させる経過時間洗浄水量判断手段と、を有する水洗大便器。【選択図】 図1

Description

本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器に関する。
水洗式大便器の使用回数又は使用時間の間隔をカウントし、所定のカウント値に達すると水洗式便器に便器洗浄水とは別に搬送用の水を供給する汚物搬送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4094797号公報
上述した汚物搬送システムにおいては、例えば、横引配管内に汚物が停滞した状態にて時間が経過することで、汚物とともに横引配管内に停滞していた洗浄水が無くなることが考えられる。汚物とともに横引配管内に停滞していた洗浄水が無くなった場合、その後、新たに汚物が横引配管内に流れ込むと、停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げ、横引配管内が閉塞してしまう懸念があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、横引配管内にて停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げてしまうことを抑制することが可能な水洗大便器を提供することを目的とする。
本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、ボウル形状の汚物受け面を有するボウル部と、このボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水部と、使用者による洗浄動作に基づいて前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻に基づいた前回の便器の洗浄からの経過時間と所定間隔とを比較する間隔比較手段と、前記吐水部から洗浄水を吐水させて、前記汚物受け面を洗浄し汚物を前記排水路に向けて流すための第一洗浄、及び、前記第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を前記排水路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、前記間隔比較手段の比較結果に基づいて、前回の便器の洗浄からの経過時間が所定間隔を越えていた場合、前記第一洗浄の洗浄水量を上昇させる経過時間洗浄水量判断手段と、を有する水洗大便器である。
このように構成された本発明においては、制御部は、前回の洗浄動作からの経過時間が所定間隔を越えている場合、第一洗浄の洗浄水量を上昇させるため、汚物の横引配管における搬送性を向上させることができる。また、水洗大便器の使用時間間隔が開いて、横引配管内に汚物が停滞した状態にて時間が経過し、汚物とともに横引配管内に停滞していた洗浄水が少なくなってしまっても、比較的多い洗浄水量の第一洗浄により、停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げ、横引配管内が閉塞してしまうことを抑制することができる。
また、本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、ボウル形状の汚物受け面を有するボウル部と、このボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水部と、使用者による洗浄動作に基づいて前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻と所定時間帯とを比較する時刻比較手段と、前記吐水部から洗浄水を吐水させて、前記汚物受け面を洗浄し汚物を前記排水路に向けて流すための第一洗浄、及び、前記第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を前記排水路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、前記時刻比較手段の比較結果に基づいて、前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻が所定時間帯内である場合、前記第一洗浄の洗浄水量を上昇させる時間帯洗浄水量判断手段と、を有する水洗大便器である。
このように構成された本発明においては、制御部は、所定時間帯にて洗浄動作検知手段が洗浄動作を検知した際、第一洗浄の洗浄水量を上昇させるため、汚物の横引配管における搬送性を向上させることができる。また、所定時間帯を水洗大便器の使用時間間隔が開くであろう時間帯とすることで、使用時間間隔が比較的大きく開いて横引配管内に汚物が停滞していたとしても、ボウル部から汚物とともに洗浄水を横引配管内へより多く流し込むことができる。従って、横引配管が閉塞してしまうことを抑制することができる。
本発明の水洗大便器によれば、横引配管内にて停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げてしまうことを抑制することが可能となる。
本発明の第一実施形態による水洗大便器を示す部分側面断面図。 本発明の第一実施形態における水洗大便器の制御的な構成を示すブロック図。 本発明の第一実施形態における水洗大便器の動作を示すフローチャート。 本発明の第二実施形態における水洗大便器を示す部分側面断面図。 本発明の第二実施形態における水洗大便器の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の第一実施形態による水洗大便器について説明する。
まず、図1により本発明の第一実施形態による水洗大便器の構成について説明する。図1は本発明の第一実施形態による水洗大便器を示す部分側面断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る水洗大便器1は、サイホン作用により汚物を押し流す、いわゆる、サイホン式の水洗大便器であり、この水洗大便器1は、床面Fに載置される陶器製の便器本体2(便器)を備え、この便器本体2の上部の前方側にはボウル部4が形成され、便器本体2の中央後方側の下方にはボウル部4と連通する排水トラップ管路8(排水路)が、それぞれ形成されている。
本実施形態における水洗大便器1は、洗浄水源Sから電磁弁である給水弁5を介して供給された洗浄水を貯水する貯水タンク10(タンク部)を備える。貯水タンク10内には電磁弁である排水弁15が設けられ、使用者の操作レバー11の操作により、排水弁15が開いて便器本体2の吐水部20に洗浄水が供給されるようになっている。
また、貯水タンク10は、その内部の水位が止水水位より上昇した場合に排水弁15を開閉せずにボウル部4へ洗浄水を排水するオーバーフロー手段7を有する。
なお、本実施形態においては、操作レバー11への操作により吐水部20に洗浄水が供給されるが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、リモコンのスイッチへの操作や、人体検知センサによる使用者の検知等の他の使用者の洗浄動作により吐水部へ洗浄水が供給されてもよい。
また、水洗大便器1は、使用者による洗浄動作に基づいて吐水部20からの吐水を制御する制御部6を備える。制御部6についての詳細は後述する。
ボウル部4は、ボウル形状に形成された汚物受け面14と、ボウル部4の全周の上方外側に形成されて便器の上部縁を形成するリム部16とを備えている。また、ボウル部4の下方には、溜水部18が形成されている。この溜水部18には洗浄水が毎回の洗浄後に所定量まで貯溜されて溜水面Wが形成されている。この溜水部18の下方には、上述した排水トラップ管路8の入口8aが開口し、排水トラップ管路8の下降路8bの下端は排水ソケット9を介して床下の横引配管12に接続されている。
貯水タンク10から供給される洗浄水は、排水弁15を経て、吐水口20からリム部16と汚物受け面14との間の面上且つリム部16の内周壁面上に便器前方方向に吐水されて旋回流が形成され、この旋回流がリム部16の内周壁面から汚物受け面14上を溜水部18の方向に旋回しながら流下する下降流が形成されるようになっている。
次に、図2を参照して本発明の第一実施形態における水洗大便器の制御部の機能的な構成について説明する。図2は本発明の第一実施形態における水洗大便器の制御的な構成を示すブロック図である。
制御部6は、時刻を計時する計時手段62と、メモリ64(記憶手段)とを有し、操作レバー11や貯水タンク10内に設けられた水位センサ(図示せず)から出力される信号を受け取って所定の情報処理を行い、その情報処理の結果実行する制御に応じた制御信号を給水弁11、排水弁15に出力する。その結果、制御部6は、洗浄動作検知手段、時刻比較手段、洗浄工程実施手段、洗浄水量判断手段として機能する。このように構成された制御部6は、水洗大便器1の使用状況の特性や使用者の特性に合わせて様々な制御を行うことが可能になる。
制御部6は、使用者による操作レバー11への操作を検知する洗浄動作検知手段と、洗浄動作検知手段が操作レバー11への操作を検知した時刻と所定時間帯とを比較する時刻比較手段と、洗浄動作検知手段が操作レバー11への操作を検知した時刻に基づき、メモリ64に記憶された前回の操作レバー11への操作を検知した時刻からの経過時間と所定間隔とを比較する間隔比較手段と、を有する。
さらに、制御部6は、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄、及び、この第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段を有する。
また、制御部6は、時刻比較手段の比較結果に基づいて、洗浄動作検知手段が操作レバー11への操作を検知した時刻が所定時間帯内である場合、第二洗浄の洗浄水量を上昇させる時間帯洗浄水量判断手段と、間隔比較手段の比較結果に基づいて、前回の操作レバー11への操作を検知した時刻からの経過時間が所定間隔を越えていた場合、第一洗浄の洗浄水量を上昇させる経過時間洗浄水量判断手段と、を有する。
次に、図3を参照して本発明の第一実施形態における水洗大便器の動作について説明する。図3は本発明の第一実施形態における水洗大便器の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、使用者が操作レバー11を使用者が操作することで、便器洗浄操作が行われる(ステップS302)。便器洗浄操作が行われると、制御部6は、この時刻を時刻Aとしてメモリ64に記憶する(ステップS304)。
次に、制御部6は、排水弁15を駆動させ、吐水部20から洗浄水を吐水させることで洗浄工程実施手段により便器洗浄aを実施する(ステップS306)。この際、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は2.4L(リットル)であり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量も同様に2.4Lである。
次に、制御部6は、メモリ64に記憶している時刻Aから所定時間Eが経過しているか否かを判断する(ステップS308)。時刻Aから所定時間Eが経過している場合(ステップS308:YES)、排水弁15を閉止した状態で給水弁5を開放し、貯水タンク10内へ洗浄水を供給する。その結果、貯水タンク10内の水位が止水水位よりも上昇し、オーバーフロー手段7により、排水弁15を開閉することなく、ボウル部4へ洗浄水を供給する。これにより、溜水部18に洗浄水が供給され、排水トラップ管路8から横引配管12へと洗浄水が供給される。
これにより、横引配管12において停滞する汚物の上流側の洗浄水を補充することができる。
なお、本実施形態においては、オーバーフロー手段7によりボウル部4へ洗浄水を供給したが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、他の手段により供給されてもよい。例えば、制御部により制御され使用者の局部を洗浄するノズルを有した衛生洗浄装置を便器本体に設け、オーバーフロー手段に代えて、ノズルからボウル部へ洗浄水を吐水してもよい。
また、時刻Aから所定時間Eが経過していない場合に(ステップS308:NO)、使用者が操作レバー11を使用者が操作することで、便器洗浄操作が行われる(ステップS312)と、制御部6は、この時刻を時刻Bとしてメモリ64に記憶する(ステップS313)。
次に、制御部6は、時刻比較手段により、時刻Bが所定時間帯C内であるか否かを判断する(ステップS314)。この所定時間帯Cは午前中であり、例えば午前8時〜12時である。時刻Bが所定時間帯C内である場合(ステップS314:YES)、制御部6は、洗浄工程実施手段により便器洗浄bを実施する(ステップS316)。この際、制御部6は、時間帯洗浄水量判断手段により、第二洗浄の洗浄水量を上昇させる。その結果、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は2.4Lであり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量は3.6Lである。
これにより、横引配管12内において汚物をより搬送しやすくすることができる。
なお、本発明においては、所定時間帯Cは、水洗大便器1の使用頻度等の使用状況から制御部6により変更されるものとしてもよい。
次に、時刻Bが所定時間帯C内でない場合(ステップS314:NO)、制御部6は、時刻比較手段により、時刻Bが所定時間帯D内であるか否かを判断する(ステップS318)。この所定時間帯Dは夜間であり、例えば午後11時〜午前1時である。時刻Bが所定時間帯D内である場合(ステップS318:YES)、制御部6は、洗浄工程実施手段により便器洗浄cを実施する(ステップS320)。この際、制御部6は、第一洗浄及び第二洗浄の洗浄水量を上昇させる。その結果、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は4.8Lであり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量も同様に4.8Lである。
これにより、横枝配管12内において汚物が停滞することを抑制することができる。
なお、本発明においては、所定時間帯Dは、水洗大便器1の使用頻度等の使用状況から制御部6により変更されるものとしてもよい。
時刻Bが所定時間帯D内でない場合(ステップS318:NO)、制御部6は、間隔比較手段により、時刻Aから時刻Bの経過時間である経過時間Xが、第一所定間隔Eを越えているか否かを判断する(ステップS322)。この第一所定間隔Eは、横引配管12において停滞する汚物の上流側の洗浄水が無くならない時間間隔であり、例えば1時間である。
次に、経過時間Xが、第一所定間隔Eを越えている場合(ステップS322:YES)、制御部6は、経過時間Xが第二所定間隔Fを越えているか否かを判断する(ステップS323)。この第二所定間隔Fは、横引配管12において停滞する汚物が横引配管12の内壁に密着する時間であり、例えば6時間である。
経過時間Xが第二所定間隔Fを越えている場合(ステップS323:YES)、制御部6は、洗浄工程実施手段により便器洗浄cを実施する(ステップS324)。この際、制御部6は、第一洗浄及び第二洗浄の洗浄水量を上昇させる。その結果、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は4.8Lであり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量も同様に4.8Lである。
これにより、横枝配管12内において汚物が停滞することを抑制することができる。
経過時間Xが第二所定間隔Fを越えていない場合(ステップS323:NO)、制御部6は、洗浄工程実施手段により便器洗浄dを実施する(ステップS326)。この際、制御部6は、経過時間洗浄水量判断手段により、第一洗浄の洗浄水量を上昇させる。その結果、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は3.6Lであり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量は2.4Lである。
これにより、横引配管12内にて停滞していた汚物に対して今回排出した汚物が乗り上げて横引配管12が閉塞してしまうことを抑制することができる。
次に、経過時間Xが、第一所定間隔Eを越えていない場合(ステップS322:NO)、制御部6は、洗浄工程実施手段により便器洗浄aを実施する(ステップS328)。この際、吐水部20から洗浄水を吐水させて、汚物受け面14を洗浄し汚物を排水トラップ管路8に向けて流すための第一洗浄の洗浄水量は2.4Lであり、第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路8に向けて流す第二洗浄の洗浄水量も同様に2.4Lである。
上述した本発明の第一実施形態による水洗大便器1によれば、制御部6は、前回の洗浄動作からの経過時間が所定間隔を越えている場合、第一洗浄の洗浄水量を上昇させるため、汚物の横引配管12における搬送性を向上させることができる。また、水洗大便器1の使用時間間隔が開いて、横引配管12内に汚物が停滞した状態にて時間が経過し、汚物とともに横引配管12内に停滞していた洗浄水が少なくなっても、比較的多い洗浄水量の第一洗浄により、停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げ、横引配管12内が閉塞してしまうことを抑制することができる。
次に、本発明の第二実施形態について、図4にて説明する。図4は本発明の第二実施形態における水洗大便器を示す部分側面断面図である。
図4に示すように、本発明の第二実施形態に係る水洗大便器100は、トイレ室の床面Fに載置される便器本体200(便器)と、この便器本体200の後方に配置されパネル(図示せず)により覆われる機能部300とを備える。
便器本体200は、汚物を受ける汚物受け面を有するボウル部210と、このボウル部210の底部から後方へ延びる排水トラップ管路220(排水路)とを有する。ボウル部210にはリム吐水を行うリム吐水口212(吐水部)及びジェット吐水を行うジェット吐水口214(吐水部)が形成されている。リム吐水口212は、ボウル部210の左側上部後方に形成され、ボウル部210の上縁に沿って洗浄水を吐出する。ジェット吐水口214は、ボウル部210の底部に形成され、ボウル部210底部及び排水トラップ管路220に向けて洗浄水を吐出する。排水トラップ管路220は、封水を形成するとともに、排水ソケット9を介して床下の横引配管12と連通している。
機能部300は、リム吐水及びジェット吐水を行うために制御部500によって制御されるバルブユニット600と、このバルブユニット600の下流に設けられ洗浄水が貯水される貯水タンク800と、この貯水タンク800内の下流に設けられ洗浄水を加圧する加圧ポンプ900が設けられている。
制御部500は、第一実施形態と同様に、使用者による洗浄動作の検知や貯水タンク800内に設けられた水位センサ(図示せず)から出力される信号を受け取って所定の情報処理を行い、その情報処理の結果実行する制御に応じた制御信号をバルブユニット600、加圧ポンプ900に出力する。その結果、制御部500は、洗浄動作検知手段、時刻比較手段、洗浄工程実施手段、洗浄水量判断手段として機能する。このように構成された制御部500は、水洗大便器100の使用状況の特性や使用者の特性に合わせて様々な制御を行うことが可能になる。
バルブユニット600の上流側には、給水源Sからの洗浄水を供給する給水路320が接続される。バルブユニット600の下流側には、リム吐水口212に洗浄水を供給するためのリム側給水路340、及び、貯水タンク800に洗浄水を供給するためのタンク側給水路360が接続されている。また、バルブユニット600は、定流量弁620と、この定流量弁620下流に設けられるダイヤフラム式の主弁640と、この主弁640下流に設けられる給水路切替弁660と、この給水路切替弁660下流に設けられるバキュームブレーカ680とを有する。
定流量弁620は、給水路320から定流量弁620に流れ込んで下流側へ向かう洗浄水の流量を一定にする。主弁640は、その開閉により、リム吐水口212及びジェット吐水口214における洗浄水の吐水と止水とを切替える。給水路切替弁660は、リム側給水路340またはタンク側給水路360へ向けて洗浄水を供給する。また、給水路切替弁660は、リム側給水路340及びタンク側給水路360にともに同じタイミングにて洗浄水を供給可能であって、リム側給水路340及びタンク側給水路360へ供給する洗浄水の量の割合を任意に変更できる。バキュームブレーカ680は上流側への洗浄水の逆流を防止する。
貯水タンク800の下部には、ポンプ側給水路370が接続されており、このポンプ側給水路370の下流端には加圧ポンプ900が接続されている。さらに、加圧ポンプ900とジェット吐水口214はジェット側給水路380により接続されており、加圧ポンプ900が、貯水タンク800に貯水された洗浄水を加圧してジェット吐水口214まで供給するようになっている。
次に、図5を参照して本発明の第二実施形態における水洗大便器の動作について説明する。図5は本発明の第二実施形態における水洗大便器の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、使用者による便器洗浄操作が行われる(ステップS502)と、制御部500は、この時刻を時刻Gとして記憶する(ステップS504)。
次に、制御部500は、バルブユニット600の主弁640、給水路切替弁660、及び、加圧ポンプ900を制御することで洗浄工程実施手段により通常洗浄である便器洗浄eを実施する(ステップS506)。具体的には、まず、リム吐水口212及びジェット吐水口214から洗浄水を吐水させることでボウル部210の汚物受け面を洗浄してサイホン作用を生じさせ、汚物を排水トラップ管路220に向けて流すための第一洗浄を実施する。その後、リム吐水口212から洗浄水を吐水させることでボウル部210に溜水を補充しつつ汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路220に向けて流す第二洗浄を実施する。
なお、第一洗浄の洗浄水量は3.6Lであり、第二洗浄の洗浄水量は2.4Lである。
次に、制御部500は、間隔比較手段により記憶している時刻Gから所定時間Hが経過しているか否かを判断する(ステップS508)。時刻Gから所定時間Hが経過している場合(ステップS508:YES)、使用者による便器洗浄操作が行われる(ステップS510)と、制御部500は、バルブユニット600の主弁640、給水路切替弁660、及び、加圧ポンプ900を制御することで洗浄工程実施手段により、通常洗浄よりも第一洗浄の洗浄水量を上昇させた便器洗浄fを実施する(ステップS512)。具体的には、まず、リム吐水口212及びジェット吐水口214から洗浄水を吐水させることで汚物受け面を洗浄してサイホン作用を生じさせ、汚物を排水トラップ管路220に向けて流すための第一洗浄を実施する。その後、リム吐水口212から洗浄水を吐水させることでボウル部210に溜水を補充しつつ汚物に後続して洗浄水を排水トラップ管路220に向けて流す第二洗浄を実施する。
なお、第一洗浄の洗浄水量は5.6Lであり、第二洗浄の洗浄水量は2.4Lである。また、所定時間Hは、横引配管12において停滞する汚物が横引配管12の内壁に密着する時間(例えば6時間)であり、例えば、横引配管12において停滞する汚物が乾くまでの時間である(例えば、24時間)。
制御部500は、便器洗浄fの実施(ステップS512)後、使用者による便器洗浄操作が行われる(ステップS502)と、制御部500は、この時刻を時刻Gとして記憶する(ステップS504)。次に、制御部500は、バルブユニット600の主弁640、給水路切替弁660、及び、加圧ポンプ900を制御することで洗浄工程実施手段により通常洗浄である便器洗浄eを実施する(ステップS506)。
また、制御部500は、間隔比較手段により時刻Gから所定時間Hが経過していないと判断した場合(ステップS508:NO)、使用者による便器洗浄操作が行われる(ステップS502)と、制御部500は、この時刻を時刻Gとして記憶する(ステップS504)。次に、制御部500は、バルブユニット600の主弁640、給水路切替弁660、及び、加圧ポンプ900を制御することで洗浄工程実施手段により通常洗浄である便器洗浄eを実施する(ステップS506)。
上述した本発明の第二実施形態による水洗大便器100によれば、制御部500は、通常洗浄後、間隔比較手段により所定時間Hが経過した否かを判断し、経過していた際、第一洗浄の洗浄水量を増加させる。そのため、汚物の横引配管12における搬送性を向上させることができる。また、水洗大便器100の使用時間間隔が開いて、横引配管12内に汚物が停滞した状態にて時間が経過し、汚物とともに横引配管12内に停滞していた洗浄水が少なくなっても、比較的多い洗浄水量の第一洗浄により、停滞していた汚物に新たに流れ込んだ汚物が乗り上げ、横引配管12内が閉塞してしまうことを抑制することができる。また、上述した第二実施形態による水洗大便器100によれば、使用者の洗浄動作に基づいて第一洗浄の洗浄水量を増加させた上で便器本体2の洗浄を行う。そのため、例えば、便器の洗浄後、所定時間が経過した際に使用者の洗浄動作がなくとも便器の洗浄を行い横引配管に洗浄水を供給する場合に比べ、使用者の洗浄動作に基づき便器を洗浄して汚物を排出するとともに横引配管12が閉塞してしまうことを抑制することができ、使用者に違和感を与えにくい。
1 水洗大便器
2 便器本体
4 ボウル部
5 給水弁
6 制御部
7 オーバーフロー手段
8 排水トラップ管路(排水路)
8a 入口
8b 下降路
9 排水ソケット
10 貯水タンク(タンク部)
11 操作レバー
12 横引配管
14 汚物受け面
15 排水弁
16 リム部
20 吐水部
62 計時手段
64 メモリ
100 水洗大便器
200 便器本体(便器)
210 ボウル部
212 リム吐水口(吐水部)
214 ジェット吐水口(吐水部)
220 排水トラップ管路(排水路)
300 機能部
320 給水路
340 リム側給水路
360 タンク側給水路
370 ポンプ側給水路
380 ジェット側給水路
390 排水路
600 バルブユニット
620 定流量弁
640 主弁
660 給水路切替弁
680 バキュームブレーカ
800 貯水タンク(タンク部)
900 加圧ポンプ
F 床面
S 洗浄水源

Claims (2)

  1. 洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
    ボウル形状の汚物受け面を有するボウル部と、このボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水部と、使用者による洗浄動作に基づいて前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、
    前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻に基づいた前回の便器の洗浄からの経過時間と所定間隔とを比較する間隔比較手段と、
    前記吐水部から洗浄水を吐水させて、前記汚物受け面を洗浄し汚物を前記排水路に向けて流すための第一洗浄、及び、前記第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を前記排水路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、
    前記間隔比較手段の比較結果に基づいて、前回の便器の洗浄からの経過時間が所定間隔を越えていた場合、前記第一洗浄の洗浄水量を上昇させる経過時間洗浄水量判断手段と、を有する水洗大便器。
  2. 洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
    ボウル形状の汚物受け面を有するボウル部と、このボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水部と、使用者による洗浄動作に基づいて前記吐水部からの吐水を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    使用者による洗浄動作を検知する洗浄動作検知手段と、
    前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻と所定時間帯とを比較する時刻比較手段と、
    前記吐水部から洗浄水を吐水させて、前記汚物受け面を洗浄し汚物を前記排水路に向けて流すための第一洗浄、及び、前記第一洗浄に続き、汚物に後続して洗浄水を前記排水路に向けて流す第二洗浄を実施する洗浄工程実施手段と、
    前記時刻比較手段の比較結果に基づいて、前記洗浄動作検知手段が前記洗浄動作を検知した時刻が所定時間帯内である場合、前記第一洗浄の洗浄水量を上昇させる時間帯洗浄水量判断手段と、を有する水洗大便器。
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