JP5900759B2 - 小便器 - Google Patents
小便器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5900759B2 JP5900759B2 JP2014195502A JP2014195502A JP5900759B2 JP 5900759 B2 JP5900759 B2 JP 5900759B2 JP 2014195502 A JP2014195502 A JP 2014195502A JP 2014195502 A JP2014195502 A JP 2014195502A JP 5900759 B2 JP5900759 B2 JP 5900759B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- urinal
- hand
- washing
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
また、特許文献2に示されているように、便器からの排水が流れる横引配管内における尿石の発生を抑制するために、便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、フラッシュバルブを2回開けて、合計して通常の便器洗浄水量より多い量の搬送用の水を流すように構成した汚物搬送システムが知られている。
このように構成された本発明においては、横引配管内を流れる洗浄水の流量(L/min)が増加して横引配管内の水位が通常の小便器洗浄動作時よりも上昇し、それにより、尿石が付着し易い尿混じり洗浄水と空気との境界部分を、効果的に洗浄することができ、境界部分における尿石の発生を抑制することができる。
このように構成された本発明においては、通常の小便器動作時は第1吐水部から吐水し、設備保護洗浄の動作時は第1吐水部と第2吐水部からほぼ同時に吐水するので、尿石が付着し易い尿混じり洗浄水と空気との境界部分を、効果的に洗浄することができ、境界部分における尿石の発生を抑制することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水中に電解水を注入する細菌抑制手段により、洗浄水が流れた境界部分のバクテリアの増殖を抑制することができ、境界部分における尿石の発生をより抑制することができる。
まず、図1乃至図5により、本発明の実施形態による小便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による小便器を複数個設置している状態において、小便器が設置した壁面の裏側に設けられた横引配管と接続している様子を示す図であり、図2は、本発明の実施形態による小便器を示す斜視図であり、図3は、本発明の実施形態による小便器を示す正面図であり、図4は、本発明の実施形態による小便器の上面図であり、図5は、図3のV−V線に沿って見た部分断面図である。
小便器本体8は、小便を洗浄する洗浄水を吐水する便器吐水部12と、便器吐水部12から吐水された洗浄水を受ける便器ボウル部14とを備えている。
ボウル部側面壁20は、小便器本体8の上部から底部まで延び、手洗い器本体10から下方に延びる流面を形成している。段部22は、便器吐水部12近傍から便器ボウル部14の底部前方まで下方に張り出して湾曲した弧状に延びている。
便器吐水制御部38は、建築物の壁面2の裏側に配置され、細菌抑制装置42、後述する手洗吐水制御部46、他の手洗い器付き小便器の便器吐水制御部等と接続しながら連動して制御できるようにされている。
便器吐水電磁弁40は、便器給水流路16に設けられ、便器吐水制御部38から送られる制御信号に基づいて開閉される。
細菌抑制装置42は、便器給水流路16上の便器吐水部12と便器吐水電磁弁40との間に設けられ、尿を分解して尿石を発生させるバクテリア(細菌)の繁殖を抑制できる電解水(水中に含まれる銀イオンが残留塩素を活性化させた水)を洗浄水中に注入するためのものである。
手洗吐水用赤外センサ44は、赤外線を検出するセンサであり、使用者の手、腕、手に持ったコップや洗浄用具等の器具を検出すると検出信号を手洗吐水制御部46に送るようになっている。
手洗吐水制御部46は、建築物の壁面2の裏側に配置されている。
手洗吐水電磁弁48は、手洗い器給水流路50に設けられ、手洗吐水制御部46から送られる制御信号に基づいて開閉される。
図6aは、本発明の実施形態による手洗い器付き小便器1に接続された横引配管4において、小便器洗浄動作が行われた場合に尿混じり洗浄水が横引配管4内を流れる様子を示す図であり、図6bは、本発明の実施形態による手洗い器付き小便器1に接続された横引配管4において、設備保護洗浄動作が行われた場合に洗浄水が横引配管4内を流れる様子を示す図であり、図7は、本発明の実施形態による手洗い器付き小便器1の設備保護洗浄動作の流れを示すフローチャートである。
通常、使用者が手洗い器付き小便器1の前に立つと、光電センサ36が使用者の存在を検出して検出情報を便器吐水制御部38に送り、便器吐水制御部38は使用者の存在を認識する。使用者が手洗い器付き小便器1の便器ボウル部14に放尿を終え、放尿を済ませた使用者が手洗い器付き小便器1の前から立ち去るときに、光電センサ36が使用者の存在を検出しなくなる状態に変化する。光電センサ36が非検出状態となると、便器吐水制御部38は使用者が手洗い器付き小便器1から立ち去ったと認識して、便器吐水制御部38は小便器洗浄動作を開始する。
便器吐水制御部38は、便器吐水電磁弁40に制御信号を送って便器吐水電磁弁40を開き、先に決定した量の洗浄水を便器吐水部12から便器ボウル部14に吐水させる。吐水される洗浄水の量は単位時間あたりほぼ一定の流量(L/min)に設定されている。この洗浄水は、便器ボウル部14を流下し便器排水口26より排出され、この下流の排水流路28を通過し、横引配管4に流入する。横引配管4に流入した洗浄水は、横引配管4の傾斜に沿って縦排水管6に向かって流れる。
従って、この洗浄水水位WL1の水面と横引配管4の内面4aとが接する接水部、すなわち尿混じり洗浄水と空気との境界面が横引配管内面4aと接する境界部4bに、尿石又は異物が付着(発生)して残りやすく、この付着した尿石又は異物が乾いた(乾きかけた)ところに、後に小便器洗浄を繰り返すことにより、尿石又は異物がさらに付着し、境界部4bの尿石又は異物が増大していく結果となる。小便器洗浄時において、水位の高さ位置が概ね繰り返しこの境界部4bの高さ位置以下となるため、境界部4bは洗浄されていない状態のままである。
使用者が、手洗い器付き小便器1の前に立った状態或いは手洗い器付き小便器1の横等の位置(光電センサ36が使用者の存在を検出しないような位置)に立った状態において、手等を手洗吐水用赤外センサ44の検出範囲に移動させると、手洗吐水用赤外センサ44が手等を検出して検出信号を手洗吐水制御部46に送り、手洗吐水制御部46が手洗動作を開始し、手洗吐水制御部46が手洗吐水電磁弁48を開いて、手洗吐水を開始する。吐水される洗浄水の量は単位時間あたり一定の流量(L/min)に設定されている。洗浄水は、手洗吐水部30から手洗ボウル部32に向かって吐水され、手洗ボウル部32内の洗浄水は、手洗排水口34を通って流下し、小便器本体8の便器ボウル部14に流入し、ボウル部側面壁20に沿って流下し、便器排水口26より排出され、この下流の排水流路28を通過し、横引配管4に流入する。横引配管4に流入した洗浄水は、横引配管4の傾斜に沿って縦排水管6に向かって流れる。横引配管4内を流れる洗浄水の水位の高さ位置は、WL1よりやや低い高さ位置となっている。
手洗吐水用赤外センサ44が使用者の手等の存在を検出しなくなると、手洗吐水制御部46が一定時間をおいて手洗吐水電磁弁48を閉止して、手洗吐水部30からの吐水を停止させる。
この手洗い器付き小便器1の手洗動作は、通常は、使用者が放尿を終えて立ち去る前に手洗い器付き小便器1の前に立った状態のまま行われるので、小便器洗浄動作が行われる前に行われる。
ここで、図7において、Sは各ステップを示している。
まず、設備保護洗浄モード(横引配管洗浄モード)においては、S1において、便器吐水制御部38が、手洗い器付き小便器1の使用回数、最後の使用者が使用してから未使用のまま経過した経過時間(未使用経過時間)、使用時間間隔、手洗い器付き小便器1を設置してからの積算の使用回数、一定期間における使用頻度、予め決められた日時等のスケジュール、及び前回の設備保護洗浄が行われてからの経過時間など、の計測を開始する。
これらの設備保護洗浄を開始する条件は、いずれかの条件を単独で設定してもよく、又は例えば上記設備保護洗浄開始条件のうち2つを選択して「手洗い器付き小便器1の使用回数が所定の使用回数に到達するか否か」及び/又は「最後の使用者が使用してから未使用のまま経過した経過時間(未使用経過時間)が所定の経過時間に到達するか否か」と設定してもよく、又はいずれか2つを選択した条件設定よりさらに、複数の条件を同様に追加で組合せて設定した条件とすることもできる。
便器吐水制御部38が、その計測した値が、設備保護洗浄を開始する条件の所定の値に到達したと判定した場合には、設備保護洗浄を開始し、S3及びS4の動作を実行する。
すなわち、S3において、便器吐水制御部38が便器吐水電磁弁40を開弁して洗浄水が便器吐水部12から吐水され、ほぼ同時に、便器吐水制御部38からの制御信号を受けた手洗吐水制御部46が手洗吐水電磁弁48を開弁して洗浄水が手洗吐水部30から吐水される。手洗吐水部30から吐水された洗浄水は手洗ボウル部32から手洗排水口34を通り便器ボウル部14に流下するので、便器ボウル部14には、手洗吐水部30から吐水された洗浄水と便器吐水部12から吐水された洗浄水が両方からほぼ同時に供給され、この手洗吐水部30から吐水された洗浄水と便器吐水部12から吐水された洗浄水が、ともに、便器排水口26に流入する。便器排水口26に流入する洗浄水の流量(L/min)は、手洗吐水部30から吐水された洗浄水の流量と便器吐水部12から吐水された洗浄水の流量との合計流量となる。洗浄水は、便器排水口26から排水流路28を通り、横引配管4に流入する。
上述した手洗い器付き小便器1によれば、手洗い器付き小便器1の使用回数及び/又は使用時間間隔等を計測し、これらの使用回数又は使用時間間隔がそれぞれ所定の値に到達したときに、手洗吐水部30と便器吐水部12の両方からほぼ同時に吐水するようにしたので、通常の小便器使用時よりも、排水流路28の下流に接続された横引配管4内を流れる洗浄水の単位時間当たりの流量(L/min)が増加して横引配管内の水位が上昇し、それにより、尿石が付着し易い尿混じり洗浄水と空気との境界部4bを、効果的に洗浄することができ、境界部4bにおける尿石の発生を抑制することができる。
2 壁面
4 横引配管
4a 内面
4b 境界部
8 小便器本体
10 手洗い器本体
12 便器吐水部
14 便器ボウル部
26 便器排水口
28 排水流路
30 手洗吐水部
32 手洗ボウル部
32a 底部
34 手洗排水口
38 便器吐水制御部
42 細菌抑制装置
46 手洗吐水制御部
WL1 洗浄水水位
WL2 洗浄水水位
Claims (3)
- 排水用の横引配管に接続された小便器であって、
ボウル部と、このボウル部に洗浄水を吐水する吐水部と、上記ボウル部の底部に形成され洗浄水を上記横引配管へ排出するための排水口と、を備えた小便器本体と、
上記吐水部からの洗浄水の吐水を制御して通常の小便器洗浄及び設備保護洗浄を行う制御部と、を有し、
上記制御部は、小便器の使用回数、未使用経過時間、又は、前回の設備保護洗浄が行われてからの経過時間を計測し、この使用回数が所定の回数に到達したとき、未使用経過時間が所定の経過時間に到達したとき、又は、前回の設備保護洗浄が行われてからの経過時間が所定の経過時間に到達したとき、上記吐水部から吐水する洗浄水の単位時間当たりの流量(L/min)を通常の小便器洗浄動作時よりも増大させ、これにより、上記横引配管内を流れる洗浄水の水位を通常の小便器洗浄のときの水位より上昇させて設備保護洗浄を行うことを特徴とする小便器。 - 上記吐水部は、第1の所定の流量をボウル部に吐水する第1吐水部と、第2の所定の流量をボウル部に吐水する第2吐水部とを備え、上記制御部は、通常の小便器洗浄の動作時は上記第1吐水部から吐水し、設備保護洗浄の動作時は上記第1吐水部と第2吐水部からほぼ同時に吐水する請求項1に記載の小便器。
- 更に、上記設備保護洗浄の動作時に、その洗浄水中に電解水を注入する細菌抑制手段を有する請求項2に記載の小便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195502A JP5900759B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 小便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195502A JP5900759B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 小便器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012016572A Division JP5900737B2 (ja) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | 手洗い器付き小便器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014238006A JP2014238006A (ja) | 2014-12-18 |
JP5900759B2 true JP5900759B2 (ja) | 2016-04-06 |
Family
ID=52135348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014195502A Active JP5900759B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 小便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5900759B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017048673A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
JP2017048674A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
JP7013949B2 (ja) * | 2018-03-06 | 2022-02-01 | Toto株式会社 | 小便器 |
JP2019094773A (ja) * | 2019-02-21 | 2019-06-20 | 株式会社Lixil | 小便器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05202547A (ja) * | 1991-04-09 | 1993-08-10 | Satoshi Endo | 手洗い一体型便器 |
JP4094797B2 (ja) * | 2000-04-19 | 2008-06-04 | 株式会社Inax | 汚物搬送システム |
JP4872136B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2012-02-08 | Toto株式会社 | 小便器装置 |
JP5455064B2 (ja) * | 2010-06-03 | 2014-03-26 | Toto株式会社 | 小便器 |
-
2014
- 2014-09-25 JP JP2014195502A patent/JP5900759B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014238006A (ja) | 2014-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5900737B2 (ja) | 手洗い器付き小便器 | |
KR101356186B1 (ko) | 수세식 대변기 | |
JP5900759B2 (ja) | 小便器 | |
TWI655341B (zh) | Urinal | |
JP2023021398A (ja) | 手洗い器付き水洗便器装置 | |
CN112431273B (zh) | 厕所装置及厕所系统 | |
JP5915968B2 (ja) | 手洗い器付き小便器 | |
JP2017048674A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2017048673A (ja) | 水洗大便器 | |
JP5831848B2 (ja) | 手洗い器付き小便器 | |
JP6124197B2 (ja) | 便器装置 | |
JP5089817B1 (ja) | 手洗い器付き小便器 | |
JP6865923B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4088976B2 (ja) | 自動洗浄装置 | |
JP5915970B2 (ja) | 小便器 | |
JP2008075448A (ja) | 自動洗浄装置 | |
JP5915972B2 (ja) | 手洗い器付き小便器 | |
JP7435030B2 (ja) | 小便器 | |
JP6838700B2 (ja) | 便器システム | |
JP2021139169A (ja) | 水洗式便器 | |
JP7306126B2 (ja) | 小便器および小便器システム | |
TW201610269A (zh) | 小便器 | |
JP2016102333A (ja) | 小便器 | |
JP7013949B2 (ja) | 小便器 | |
JP2016069874A (ja) | 小便器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140925 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141002 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151008 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5900759 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |