JP4094797B2 - 汚物搬送システム - Google Patents
汚物搬送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4094797B2 JP4094797B2 JP2000118700A JP2000118700A JP4094797B2 JP 4094797 B2 JP4094797 B2 JP 4094797B2 JP 2000118700 A JP2000118700 A JP 2000118700A JP 2000118700 A JP2000118700 A JP 2000118700A JP 4094797 B2 JP4094797 B2 JP 4094797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- water
- filth
- horizontal pipe
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、横引配管内の汚物を良好に搬送できる汚物搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
近年、省エネルギー化とか水不足の観点から大便器の節水は欠かせないが、節水しすぎると、排出された汚物が搬送されずに横引配管内に滞留して、最終的には横引配管が閉塞されてしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、大便器の節水化が図れ、しかも良好な汚物の搬送を可能にした汚物搬送システムを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、前記便器内に、便器洗浄水とは別に汚物搬送用の水を流すように構成したことである。
また、第2の要旨は、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、前記横引配管に搬送用の水を流すように構成したことである。
また、第3の要旨は、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数と使用時間をカウントし、どちらか先に所定のカウント値に達した時に、前記横引配管内に搬送用の水を流すように構成したことである。
また、第4の要旨は、前記搬送用の水の量は、通常の便器洗浄水量より大であることである。
【0004】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、複数の大便器1,1,1を備えた、例えばビル内のトイレの概略構成図であり、各大便器1の排水口1a,1a,1aは排水用の横引配管2に接続されており、この横引配管2の他端側は、縦方向に配設されている縦管3に接続されたものとなっている。また、各大便器1には洗浄水を流すためにフラッシュバルブ4,4,4がそれぞれ取り付けられており、各フラッシュバルブ4,4,4は給水管5に連通されて給水管5から給水されるように構成されている。
このようなビルとかマンション等のトイレにおいては、大便器1,1,1から流される汚物が横引配管2内に滞留しやすく、最後には横引配管2が閉塞されてしまう恐れがあるため、本例では、自動的にこの横引配管2内に水を流して、横引配管2内に滞留する汚物を縦管3に良好に流せるように構成したものである。
【0005】
例えば図2のフローチャート図で示すように、ステップS1において大便器1,1,1の使用回数をカウントし、ステップS2において所定の使用回数に達したか否かを判断し、例えば便器が10回使用された場合に、ステップS3において自動洗浄信号が制御盤から発せられて、例えば上流側の大便器1のフラッシュバルブ4を2回開けて、上流側の大便器を通し横引配管2内に大量の水を流して、横引配管2内の汚物を縦管3側へ搬送するものである。なお、ステップS4においてカウントがリセットされて、ステップS1に戻される制御が行われる。
【0006】
なお、通常、フラッシュバルブ4を操作すると、大便器1内には6リットル程度の洗浄水が流し込まれて大便器内が洗浄されるのであるが、このステップS3における自動洗浄では、10リットル程度の大量の水を流して、横引配管2内に滞留する汚物を確実に縦管3側へ搬送して、横引配管2の閉塞を確実に防ぐことができるものである。
【0007】
なお、別の制御構成として、図3にフローチャートで示すような制御を行うことができる。
即ち図3では、ステップS10において大便器1の使用されたインターバルをカウントし、ステップS11において所定のインターバルに達したか否かを判断し、所定のインターバルに達した場合には、ステップS12で自動洗浄を行うものであり、このような制御は、例えば使用頻度の極めて少ない大便器において、例えば1日に1回とか、2日に1回、大量の水を横引配管2内に流して、横引配管2の閉塞を防ごうとするものである。
【0008】
なお、図2におけるステップS3の自動洗浄、または図3におけるステップS12の自動洗浄において、横引配管2の上流側に別のバルブを設けておき、このバルブを開けて、直接、横引配管2内に大量の水を流すように構成しておくこともでき、制御基板で便器の使用回数または使用時間間隔をカウントして、所定のカウント値に達した時に、横引配管2の上流側に設けたバルブを開けて、直接、横引配管2内に搬送用の水を流して、横引配管2内に滞留する汚物を良好に縦管3側に搬送することができるものである。
【0009】
なお、別の制御構成として、便器の使用回数と使用時間をカウントし、どちらか先に所定のカウント値に達した時に、大便器1内または横引配管2内に搬送用の水を流すように構成しても良い。
【0010】
なお、このようなシステムは、図4に示すような一般家庭の便器1においても適応することができ、一般家庭の大便器1の排水口には床面Fから下方側へ延びて排水管6が設けられ、この排水管6は地中に埋設された横引配管2に連通されており、さらに横引配管2は排水用の基管7に接続されたものとなっており、この横引配管2内に汚物が滞留しやすいために、便器1の使用回数または使用時間をカウントして、所定のカウント値に達した時に、通常の便器の洗浄水量よりも大量の搬送用の洗浄水を排水管6から横引配管2に流して、横引配管2内に滞留する汚物を確実に基管7に搬送することができるものとなる。
【0011】
なお、このように横引配管2内に滞留する汚物を良好に搬送して、横引配管が閉塞することを防ぐことができるため、通常大便器1へ流す洗浄水量は少なくして、節水することができ、搬送用の水量を加えても、全体としては節水化を図れるものとなる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、便器内に、便器洗浄水とは別に汚物搬送用の水を流すように構成したことにより、通常は便器に流す洗浄水量を少ない量に節水し、横引配管内に滞留する汚物は、定期的に大量の水で良好に搬送することができ、横引配管の閉塞を確実に防いで、全体として便器の節水化を図ることができるものとなる。
【0013】
また、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、横引配管に搬送用の水を流すように構成したことにより、横引配管内に滞留する汚物は、定期的に大量の水で良好に搬送することができ、横引配管の閉塞を確実に防いで、通常は便器に流す洗浄水量を少ない量に節水することができる。
【0014】
また、便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、便器の使用回数と使用時間をカウントし、どちらか先に所定のカウント値に達した時に、横引配管内に搬送用の水を流すように構成したことにより、横引配管内に滞留する汚物は、定期的に大量の水で良好に搬送することができ、横引配管の閉塞を確実に防いで、通常は便器に流す洗浄水量を少ない量に節水することができる。
【0015】
また、搬送用の水の量は、通常の便器洗浄水量より大であることにより、大量の水で横引配管内に滞留する汚物を確実に搬送して、横引配管の閉塞を防ぐことができるものとなり、通常の便器の使用時に流す洗浄水量は少なくして、全体としての節水化を図ることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ビル内等に設けられた大便器と排水用の横引配管の概略構成図である。
【図2】 第1実施例のシステムの制御構成を示すフローチャート図である。
【図3】 第2実施例のシステムの制御構成を示すフローチャート図である。
【図4】 一般家庭における横引配管の配管構成図である。
【符号の説明】
1 大便器
1a 排水口
2 横引配管
3 縦管
4 フラッシュバルブ
6 排水管
7 基管
Claims (4)
- 便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、前記便器内に、便器洗浄水とは別に汚物搬送用の水を流すように構成したことを特徴とする汚物搬送システム。
- 便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数または使用時間間隔をカウントし、所定のカウント値に達したら、前記横引配管に搬送用の水を流すように構成したことを特徴とする汚物搬送システム。
- 便器の排水口から横引配管を通し汚物を搬送するシステムにおいて、前記便器の使用回数と使用時間をカウントし、どちらか先に所定のカウント値に達した時に、前記横引配管内に搬送用の水を流すように構成したことを特徴とする汚物搬送システム。
- 前記搬送用の水の量は、通常の便器洗浄水量より大であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の汚物搬送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118700A JP4094797B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 汚物搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118700A JP4094797B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 汚物搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303639A JP2001303639A (ja) | 2001-10-31 |
JP4094797B2 true JP4094797B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=18629785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000118700A Expired - Lifetime JP4094797B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 汚物搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4094797B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162359A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Inax Corp | 大便器連立ユニットの排水システム |
JP4797859B2 (ja) * | 2006-07-25 | 2011-10-19 | パナソニック電工株式会社 | 洋風便器装置 |
JP2012136915A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | Lixil Corp | 給水装置 |
JP5900759B2 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-06 | Toto株式会社 | 小便器 |
JP2017048673A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
JP6749581B2 (ja) * | 2016-03-29 | 2020-09-02 | Toto株式会社 | 水洗大便器装置 |
JP2018096167A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | Toto株式会社 | 便器装置 |
JP6838700B2 (ja) * | 2016-12-16 | 2021-03-03 | Toto株式会社 | 便器システム |
JP6812927B2 (ja) * | 2017-08-10 | 2021-01-13 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
JP7175064B1 (ja) | 2022-07-21 | 2022-11-18 | 株式会社アルソナ技研 | 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法 |
JP7209410B1 (ja) * | 2022-08-30 | 2023-01-20 | 株式会社アルソナ技研 | 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000118700A patent/JP4094797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001303639A (ja) | 2001-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4094797B2 (ja) | 汚物搬送システム | |
WO2014089998A1 (zh) | 一种快速虹吸坐便器 | |
JP2024013702A (ja) | 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法 | |
FI60274C (fi) | Undertrycks-avloppssystem foer hus fabriksplatser fartyg ellerdylika | |
CN201158841Y (zh) | 城市卫生间真空式排污装置 | |
US10087611B2 (en) | Anti-overflow toilet with an internal diverting wall diverting flush water from a secondary drain inlet | |
CN209066541U (zh) | 一种家庭节水系统 | |
JP2012158971A (ja) | 公衆トイレに於ける汚物の搬送装置及び搬送方法 | |
JP4777804B2 (ja) | 汚物搬送システム | |
CN201317960Y (zh) | 智能型废水回收利用系统 | |
JP2016130433A (ja) | 汚物搬送システム | |
JP6838700B2 (ja) | 便器システム | |
CN2740684Y (zh) | 家用及旅馆业废水的二次利用装置 | |
CN102330458A (zh) | 防返溢防淤泥管道接入装置 | |
CN206762419U (zh) | 三通滤水阀 | |
CN213329258U (zh) | 一种防止粪便污水倒灌的卫生间排水管道布置结构 | |
CN212582818U (zh) | 全自动家用废水利用装置 | |
CN209053192U (zh) | 一种节水型蹲便器 | |
JP7209410B1 (ja) | 水洗トイレ節水システム及びトイレ洗浄方法 | |
CN210976004U (zh) | 一种节水防臭的泡沫型环保厕所 | |
CN201660956U (zh) | 一种一体化凸式变径管 | |
CN201474038U (zh) | 多水源环保水箱 | |
CN108166580B (zh) | 一种水冲卫生间尿液收集系统 | |
CN202530516U (zh) | 多层楼宇生活污水二次利用节水器 | |
JP2018096167A (ja) | 便器装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080306 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4094797 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |