JP6327603B2 - 便器装置 - Google Patents
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- E03D5/10—Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system operated electrically, e.g. by a photo-cell; also combined with devices for opening or closing shutters in the bowl outlet and/or with devices for raising/or lowering seat and cover and/or for swiveling the bowl
- E03D5/105—Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system operated electrically, e.g. by a photo-cell; also combined with devices for opening or closing shutters in the bowl outlet and/or with devices for raising/or lowering seat and cover and/or for swiveling the bowl touchless, e.g. using sensors
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Description
下記特許文献1には、使用者が便座に着座してから予め設定された設定時間継続して着座が検知された場合は、使用者が大便をすると仮定してボウル部内の溜水の水位を通常水位から高水位に変更する便器装置が開示されている。
なお、以下の実施形態では、便器装置1を床に設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。図2では使用者の図示、図3では便器装置1の便座11及び便蓋12の図示を省略している。
本実施形態に係る便器装置1は、ボウル部2と、使用者の用便の開始を検知する用便検知部9とを備え、用便検知部9が検知したときには、ボウル部2に封水された水位を低下させ、洗浄指令を受けると、ボウル部2の水位を上昇させてから排水洗浄動作に移行する。
以下、詳しく説明する。
薬剤タンク70には、薬剤70aが貯留されている。薬剤投入口71は薬剤70aを給水管30に流れる洗浄水へ投入する。泡発生部72では、薬剤70aを泡状にする。調整剤タンク73には、洗浄水の粘度を増加させる粘度調整剤73aが貯留されている。薬剤投入部7、泡発生部72は、制御部4(図4参照)で薬剤70aの投入タイミング、泡発生タイミング、投入時間等が制御されている。
薬剤投入口71は、薬剤70aが詰まらないように薬剤投入動作後、給水管30から分岐した水を薬剤投入口71へ供給し、薬剤投入口71を洗い流すようにしてもよい。薬剤タンク70に貯留される薬剤70aは特に限定されないが、界面活性剤を含む洗剤や芳香剤を含む水溶液等が挙げられる。泡発生部72を使用する場合は、泡が発生しやすい薬剤70aが好適に用いられ、具体的には界面活性剤を含んだ台所用の中性洗剤を用いてもよい。調整剤タンク73に貯留される粘度調整剤73aは、洗浄水の粘度を増加させるいわゆる増粘剤であれば特に限定されない。なお、本実施形態では、調整剤タンク73を薬剤投入部7に設けた例を示しているが、これに限定されず、調整剤タンク73を別途設け、別の吐出口(不図示)から直接ボウル部2に供給するようにしてもよい。
図3では、給水管30を通じて泡状の薬剤を洗浄水とともに吐出口8から吐出させる例を示しているが、これに限定されず、泡状にした薬剤は別の吐出口(不図示)から直接ボウル部2に供給するようにしてもよい。また泡発生部72を薬剤投入部7に設けるのではなく、吐出口8に設け、給水管30内で洗浄水と薬剤投入部7から投入される薬剤70aとを混合した後、吐出口8から泡状にして吐出するようにしてもよい。さらに給水管30の下流側に微細化した気泡を混入させる混入装置を設け、気泡を含む洗浄水と薬剤70aとをボウル部2に吐出させるようにしてもよい。
なお、給水部3は上記したように給排水カバー部13内に設けるようにしてもよいし、壁面(不図示)内に設けるようにしてもよい。
ターントラップ部50は、ケース体52で覆われており、ケース体52の床面側には開口部52aが形成されており、この開口部52aには、下水管(不図示)につながる床側排水管51が連結されている。ケース体52は、下水管(不図示)からの臭い漏れを防ぐために気密性が有した構造とされることが望ましい。
ターントラップ部50は、図1(a)等に示すように他方端50a側が上方向に位置するときは、ボウル部2の内の洗浄水の排水が堰き止められ封水状態となり、図2(b)に示すように他方端50a側が下方向に位置するときは、ボウル部2内の洗浄水が排水される。
制御部4は、CPU等で構成され、洗浄スイッチ6の操作や用便検知部9の検知をトリガとして給水部3、薬剤投入部7及び排水部5の制御を行う。用便検知部9は、用便の開始を検知する構成であれば特に限定されない。例えば便座11に圧電素子等を埋設し使用者の着座を検知する構成としてもよいし、便蓋12の開を検知する構成としてもよい。
まず便器装置1は、使用待機状態においては、ボウル部2内に洗浄水が溜められた封水状態にある(図1(a)参照)。ターントラップ部50の他方端50aは、上方向に位置しており、このときのボウル部2内の封水の高さを基準となる水位Lとし、建築基準法に基づいて設定する。
使用者が便座11に着座したことを用便検知部9が検知すると(S101)、ターントラップ部50のモータMが駆動し、所定時間の間、ターントラップ部50が少し傾く程度にターントラップ部50を下方向へ回転させる(S102、図1(b)参照)。すなわち、図2(b)のように他方端50aが完全に下向きになるまでターントラップ部50を下げきるのではなく、ボウル部2の水位が水位LからL1まで低下するようにターントラップ部50を少し下方向に動かし、他方端50aから洗浄水を所定量こぼす。そしてその後、再びターントラップ部50の他方端50aが上向きになるようにターントラップ部50を回転させる(S103)。これにより、ボウル部2内の洗浄水が所定量(L−L1)のみ排水されることになり(図1(b)及び(c)参照)、ボウル部2の水位がL1に低下する。具体的には使用者が着座する前に「L」の位置にあった水位が、着座を検知すると用便がなされるとして、封水の高さが「L1」まで低下する。洗浄スイッチ6が操作されるまで封水の高さはこのL1で保たれる。
このように、使用者が着座するとボウル部2の水位が基準の水位LからL1に低下するので、用便時に封水されている水の水はね(いわゆるおつり)の発生を防止することができ、快適に用をたすことができる。
この際、ボウル部2内の水位はL1からLに上昇し、ボウル部2を洗浄し汚物を搬送するために十分な洗浄水が封水されているので、洗浄力や汚物搬送性能の低下を防ぐことができる。
これにより、排水後は建築基準法に基づいた封水位置が確保されるので法を順守し且つ下水からの臭気を遮断することができる。
この例は、ボウル部2の水位を低下させるとともに、薬剤70aをボウル部2に投入する点が上述の例とは異なる。ここでも用便検知部9が使用者の着座を検知する例について説明するが、これに限定されず、便蓋12の開を検知する構成であってもよい。
なお、上述の例と同様の点の説明は省略し異なる点を主に説明する。
なお、ここでボウル部2に投入した薬剤70aの泡立ちを促すために、投入時もしくは投入後に洗浄水をボウル部2を旋回するように数秒間流し、撹拌するようにしてもよい。
この際、ボウル部2内には洗浄するための十分な水量だけでなく、薬剤70aが投入されているので、ボウル部2の洗浄力を向上させることができる。
これにより、排水後は建築基準法に基づいた封水位置が確保されるので法を順守し且つ下水からの臭気を遮断することができる。
この場合は、粘度調整剤73aによって封水されている洗浄水の粘度が増加するので、汚物や小水等の飛散をより軽減することができる。この場合もボウル部2に投入した粘度調整剤73aが洗浄水に溶けるように、投入時もしくは投入後に洗浄水をボウル部2を旋回するように数秒間流し、撹拌するようにしてもよい。
2 ボウル部
70 薬剤タンク
70a 薬剤
73 調整剤タンク
73a 粘度調整剤
9 用便検知部
Claims (3)
- ボウル部と、使用者の用便の開始を検知する用便検知部と、前記ボウル部に投入する薬剤が貯留された薬剤タンクとを備え、
前記用便検知部が検知したときには、前記ボウル部の水位を低下させた後、前記薬剤を前記ボウル部に投入し、
洗浄指令を受けると、前記ボウル部の水位を上昇させてから排水洗浄動作に移行することを特徴とする便器装置。 - 請求項1において、
前記薬剤を泡状にする泡発生部を備え、
前記ボウル部に投入される前記薬剤は泡状であることを特徴とする便器装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記ボウル部に封水された洗浄水の粘度を増加させる粘度調整剤が貯留された調整剤タンクを備え、
前記用便検知部が検知したときには、前記ボウル部の水位を低下させるとともに、前記粘度調整剤を前記ボウル部に投入することを特徴とする便器装置。
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