JP6288616B2 - 便器装置 - Google Patents
便器装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6288616B2 JP6288616B2 JP2013234640A JP2013234640A JP6288616B2 JP 6288616 B2 JP6288616 B2 JP 6288616B2 JP 2013234640 A JP2013234640 A JP 2013234640A JP 2013234640 A JP2013234640 A JP 2013234640A JP 6288616 B2 JP6288616 B2 JP 6288616B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medicine
- bowl
- water
- cleaning
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
下記特許文献1には、便器装置の洗浄動作の一例として、ボウル部内の水を排水した後、ターントラップを上方位置に復帰させボウル部内に洗浄水が溜められる状態を維持した後に、薬剤混合洗浄吐出モードを実行することが記載されている。
下記特許文献2には、便器装置の水洗操作がなされると、洗浄水流路に洗浄水が流れ、それと同時に薬液を投入させることが記載されている。
上記特許文献2に記載のように水洗操作がなされたと同時に薬剤を投入する場合は、ボウル部の洗浄開始当初に投入された薬液が、封水されずにそのまま排水されて無駄になってしまう可能性がある。
なお、以下の実施形態では、便器装置を床に設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。便器装置1の便蓋や便座の図示を省略している。
本実施形態に係る便器装置1は、ボウル部2と、ボウル部2を洗浄する洗浄水100を供給する給水部3と、洗浄水100中に薬剤70aを投入する薬剤投入部7と、ボウル部2に溜まった洗浄水100を排水する排水部5と、給水部3及び薬剤投入部7を制御する制御部4とを備えている。制御部4は、ボウル部2の洗浄開始後、排水動作の途中で且つ封水動作の開始前に薬剤70aの投入動作を開始する。以下、詳しく説明する。
図2は、本実施形態に係る便器装置1の概略を模式的に示している。便器装置1は、通常動作時は商用電源に接続された電源部(不図示)から電力供給を受け、洗浄、排水、封水動作等を行っている。便器装置1は、便器本体10と、ボウル部2と、リム部2aと、スカート部2bと、を備えている。リム部2aは、ボウル部2の上端に周設されている。洗浄水100は、給水部3から給水管9を通じ、このリム部2aからボウル部2の表面を流れるように供給される。給水部3は、流量測定装置30と、給水弁31とを備えている。流量測定装置30は、給水部3から給水される水量を測定する装置であり、流量測定装置30の種類は特に限定されず、例えば渦流量計、電磁流量計、差圧式流量計などを用いることができる。給水弁31は、水道管に直結される給水管9の上流に設けられ電動で開閉する電動弁である。
薬剤投入部7は、薬剤70aが貯留された薬剤タンク70と、薬剤70aを給水管9に流れる洗浄水100へ投入する薬剤投入口71とを備えており、制御部4で薬剤70aの投入タイミングや投入時間が制御されている。
薬剤投入口71は、薬剤70aが詰まらないように薬剤投入動作後、給水管9から分岐した水を薬剤投入口71へ供給し、薬剤投入口71を洗い流すようにしてもよい。
薬剤タンク70に貯留される薬剤70aは特に限定されないが、界面活性剤を含む洗剤や芳香剤を含む水溶液等が挙げられ、例えば台所用の中性洗剤を用いてもよく、薬剤70aは粉体でも液体でもよい。給水管9の下流側の端部に、ボウル部2の上端部後方にボウル部2内に臨むように吐出口8が設けられている。
スカート部2bはボウル部2の外周に設けられており、ここでは図示していないが、便器本体10の後方には、給排水カバー部が設けられ、給排水カバー部内に、給水部3、薬剤投入部7、排水部5を構成するターントラップ部50などが収納される。
なお、給水部3や薬剤投入部7は上記したように給排水カバー部内に設けるようにしてもよいし、壁面(不図示)内に設けるようにしてよい。
ターントラップ部50は、ケース体52で覆われており、ケース体52の床面側には開口部52aが形成されており、この開口部52aには、下水管(不図示)につながる床側排水管51が連結されている。ケース体52は、下水管(不図示)からの臭い漏れを防ぐために気密性が有した構造とされることが望ましい。
ターントラップ部50は、図4(a)に示すように他方端50a側が上方向に位置するときは、ボウル部2の内の洗浄水の排水が堰き止められ封水状態となり、図4(b)に示すように他方端50a側が下方向に位置するときは、ボウル部2内の洗浄水が排水される。
制御部4は、CPU等で構成され、洗浄スイッチ11の操作をトリガとして給水部3、薬剤投入部7及び排水部5の制御を行う。記憶部6は動作プログラムを記憶するメモリで構成されている。
図中、Txは薬剤投入動作開始時間を示しており、Tbは薬剤投入時間、Tcは薬剤投入口の洗い流し時間を示している。なお、薬剤投入口71の洗い流しは、必須ではないが、薬剤投入口71の洗い流し動作を行うようにすれば、上記したように薬剤投入口71に薬剤70aが詰まってしまうことを防ぐことができる。
薬剤投入動作開始時間Txは、排水動作中〜封水動作の開始まで、幅を持たせて設定される。薬剤投入の開始タイミングは排水動作中であれば、基本的にいつでもよいが、便器装置1の構造に合わせて設定され、要は薬剤投入口71から薬剤70aが投入された後、排水部5に到達するまでの時間差を考慮して設定されることが望ましい。
薬剤投入時間Tbは薬剤投入動作開始から薬剤投入口71の洗い流しが開始するまでの間の時間をいい、この間は継続して薬剤70aが投入され続ける。
薬剤投入口71の洗い流し時間Tcは、封水動作が完了する前の所定時間をいう。
例えば薬剤投入口71から排水部5までの時間差は、洗浄水100の流量によって変動するが、代表的な流量で時間差を決定すると流量の変動により、排水されてしまう薬剤70aの量を低減できない場合がある。
以上によれば、給水部3からボウル部2へ供給される洗浄水100の流量に基づいて薬剤70aの投入動作を開始するタイミングを切り替えることができるので、流量の変動に対応して薬剤70aをより適切なタイミングで投入することができる。よって洗浄水100の流量の増減があっても、十分な薬剤量を含んだ洗浄水100をボウル部2内に封水することができるので、排水されてしまう薬剤70aの量を低減することができる。
一方、「小」の洗浄スイッチ11が押された場合は、洗浄水100の流量は「大」に比べて少ないため、排水動作も短くなる。この場合は、排水動作中であっても「大」のときよりも早いタイミングで薬剤70aを投入するようにしてもよい。
すなわち、上記したように薬剤70aが薬剤投入口71から給水管9を流れる洗浄水100へ投入されてから、吐出口8、ボウル部2、排水路20、ターントラップ部50の他方端50aから排水されるまでの時間差を流量で推測するか、もしくは実測する。そしてその時間分、封水動作を開始するタイミングから逆算して、薬剤投入動作開始時間Txの設定を行うようにしてもよい。
以上のように薬剤70aの投入動作を開始するタイミングを遡って設定すれば、投入した薬剤70aが封水されずにそのまま排水されてしまう量を相当少なくすることができる。
また、以上のように封水動作前から薬剤投入時間Tbを開始させることができるので、薬剤投入時間Tbを増やすことができ、薬剤投入口の洗い流し時間Tcも確保することができるので、薬剤70aの次のタイミングの供給もスムーズに行うことができる。
<1 ボウル部の洗浄動作>
洗浄スイッチ11が操作されると、給水弁31を開き、給水管9を通じて吐出口8から洗浄水100Bがリム部2aからボウル部2の表面を伝って流れるようにボウル部2内に供給される。これにより、ボウル部2の表面の洗浄がなされる。この段階では、図4(a)に示すようにターントラップ部50の他方端50aは上向きに保持されている。
<2 汚物の排水動作>
その後、モータMが駆動し上向きに保持されていたターントラップ部50の他方端50aが下向きに移動すると封水されていた洗浄水100Aが汚物とともに排水される。この排水動作の途中で且つ封水動作の開始前に薬剤投入口71から薬剤70aが投入される。このとき、給水弁31は開の状態のままであり、洗浄水100Bがボウル部2へ供給され続け、ボウル部2の表面の洗浄が行われる。
図4(b)は、排水動作のある過程を示しており、図の状態は、封水されていた洗浄水100Aがターントラップ部50を通じて排水され、ボウル部2には薬剤70aを含んだ洗浄水100Bが供給されている状態を示している。
<3 ボウル部の封水動作>
所定時間経過後、モータMが駆動し下向きに保持されていたターントラップ部50の他方端50aが上向きに移動すると排水が停止状態となり、ボウル部2に薬剤70aを含んだ洗浄水100Bが溜められる。ボウル部2に封水された洗浄水100Bの量が所定量に達すると給水弁31が閉となる。
これにより、ボウル部2に封水されている水に薬剤70aが含まれているので、ボウル部2内を清潔に保つことができる。
サイホン方式の便器装置における排水動作とは、まさにサイホン現象が起こっている動作をいう。またこの場合、封水動作とは、サイホン現象が完了し、洗浄水を溜める動作をいう。よって、サイホン方式の便器装置の場合、薬剤70aの投入動作を開始させるタイミングは、まさにボウル部内でサイホン現象が起こっている最中で、且つ、ボウル部に洗浄水を溜める動作が始まる前がよい。
100 洗浄水
2 ボウル部
3 給水部
30 流量測定装置
4 制御部
5 排水部
50 ターントラップ部
50a 他方端(自由端)
7 薬剤投入部
70 薬剤タンク
70a 薬剤
Claims (2)
- ボウル部と、前記ボウル部を洗浄する洗浄水を供給する給水部と、前記洗浄水中に薬剤を投入する薬剤投入部と、前記ボウル部に溜まった前記洗浄水を排水する排水部と、前記給水部及び前記薬剤投入部を制御する制御部とを備えた便器装置であって、
前記制御部は、前記ボウル部の洗浄開始後、排水動作の途中で且つ封水動作の開始前に前記薬剤の投入動作を開始し、
前記薬剤の投入動作を開始するタイミングは、前記薬剤投入部から投入された当初の薬剤が、前記排水部に到達するまでの時間を前記封水動作を開始するタイミングから遡って設定し、
前記給水部には、前記ボウル部へ供給される前記洗浄水の流量を測定する流量測定装置が設けられ、
前記制御部は、前記洗浄開始後、前記流量測定装置に計測される前記洗浄水の流量に基づいて、前記薬剤の投入動作を開始するタイミングを切り替えることを特徴とする便器装置。 - 請求項1において、
前記ボウル部の排水時及び封水時に応じて自由端側が上下方向に反転自在とされ、前記ボウル部から延出して形成された排水路の端部に設けられたターントラップ部をさらに備え、
前記ボウル部の排水時には、前記自由端を下方向に移動させ、
前記ボウル部の封水時には、前記自由端を上方向に移動させることを特徴とする便器装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013234640A JP6288616B2 (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013234640A JP6288616B2 (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 便器装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015094147A JP2015094147A (ja) | 2015-05-18 |
JP6288616B2 true JP6288616B2 (ja) | 2018-03-07 |
Family
ID=53196750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013234640A Active JP6288616B2 (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 便器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6288616B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5040246A (en) * | 1990-04-27 | 1991-08-20 | Rocco Zanino | Cleaning fluid dispensing assembly for use in a flush toilet |
JPH07310351A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-28 | Inax Corp | 水洗便器 |
JP3639877B2 (ja) * | 1994-07-04 | 2005-04-20 | 株式会社アメニティ | 小便器洗浄装置 |
JP2010007262A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 便器装置 |
JP2010248786A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Toto Ltd | 便器装置 |
-
2013
- 2013-11-13 JP JP2013234640A patent/JP6288616B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015094147A (ja) | 2015-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI316579B (ja) | ||
KR20130109918A (ko) | 버블공급기구를 구비한 도기세정장치 및 도기세정장치의 세정방법 | |
JP2017066639A (ja) | 便器装置 | |
CN107184135A (zh) | 一种带冲洗及药洗功能的电子坐便盖和药洗方法 | |
KR20030078508A (ko) | 자동세척 기능을 갖는 스팀진공청소기와 이를 이용한스팀발생 및 자동세척방법 | |
JP2005143789A (ja) | 食器洗い機 | |
CN203559477U (zh) | 一种真空洗手间 | |
JP6288616B2 (ja) | 便器装置 | |
JP6006960B2 (ja) | 便器洗浄装置 | |
CN116687299A (zh) | 清洁设备用基站的控制方法 | |
JP2011024943A (ja) | 浴槽自動洗浄装置 | |
JP6369609B1 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP6909434B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP6327603B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2008267002A (ja) | ターントラップ式水洗便器 | |
KR101614271B1 (ko) | 수세식 겸용 포세식 화장실 | |
JP6988228B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2013104273A (ja) | 水洗大便器 | |
JP6891698B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
KR20140087347A (ko) | 변좌 세척기능이 구비된 비데 및 그 제어방법 | |
KR101489224B1 (ko) | 절수형 좌변기 | |
JP7296544B2 (ja) | 浴室洗浄装置 | |
JP2017066638A (ja) | 便器装置 | |
KR20120034869A (ko) | 친환경 세면수 재활용 양변기 시스템 | |
JP2018096167A (ja) | 便器装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170808 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180129 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6288616 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |