JP6481105B2 - 非水分散型硬化性樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
1.
非水分散型硬化性樹脂組成物であって、
ヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分と、
アルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分と、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤と、
を含有し、
前記第1成分を少なくとも前記弱溶剤における可溶性成分として含有し、
前記第2成分を前記弱溶剤における不溶性成分として含有する、非水分散型硬化性樹脂組成物であって、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、非水分散型硬化性樹脂組成物。
2.
前記ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーは、ヒンダードアミノ基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、1.に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
3.
前記アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーは、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、1.又は2.に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
4.
さらに、イソシアネート化合物及び脱水剤を含有する、1.〜3.のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
5.
非水分散型硬化性塗料キットであって、
1.〜3.のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、
イソシアネート化合物と、
脱水剤と、
を備える、キット。
6.
非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程
を備え、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、製造方法。
7.
非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程と、
前記分散液に、イソシアネート化合物及び脱水剤を混合する工程と、
を備える、製造方法であって、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、製造方法。
8.
塗装方法であって、
1.〜4.のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。
9.
1.〜3.のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
10.
以下[条件]に記載の条件で行われるメタルウェザオメータによる塗膜の促進耐候性試験において、{(試験後の塗膜の光沢値)/(試験前の塗膜の光沢値)}×100で定義される光沢保持率が95%以上であり、(試験後の塗膜のYI値)―(試験前の塗膜のYI値)で定義されるΔYI値が、1.0以下である、9.に記載の塗装物。
[条件]
UVカットフィルター:KF−1
ブラックパネル温度:63℃
UV照射強度:750W/m 2
降雨条件:2mm/120min
照射時間:480時間
11.
4.に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
12.
5.に記載の非水分散型硬化性塗料キットの、前記非水分散型硬化性樹脂組成物と、前記イソシアネート化合物と、前記脱水剤とを混合して得られる塗料組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
13.
塗装方法であって、4.に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。
14.
塗装方法であって、
1.〜3.のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、イソシアネート化合物と、脱水剤とを混合して塗料組成物を調製する工程と、
前記塗料組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程と、
を備える、塗装方法。
なお、本明細書は、上記1.〜14.とは別に、以下(1)〜(18)の手段を提供するものでもある。
ヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分と、
アルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分と、
弱溶剤と、
を含有し、
前記第1成分を少なくとも前記弱溶剤における可溶性成分として含有し、
前記第2成分を前記弱溶剤における不溶性成分として含有する、非水分散型硬化性樹脂組成物。
(2)前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体である、(1)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(3)前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下である、(2)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(4)ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーは、ヒンダードアミノ基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、(2)又は(3)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(5)前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体である、(1)〜(4)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(6)前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下である、(5)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(7)アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーは、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、(5)又は(6)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(8)さらに、イソシアネート化合物及び脱水剤を含有する、(1)〜(7)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
(9)非水分散型硬化性塗料キットであって、
(1)〜(7)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、
イソシアネート化合物と、
を備える、キット。
(10)非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程
を備える、製造方法。
(11)非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程と、
前記分散液に、イソシアネート化合物及び脱水剤を混合する工程と、
を備える、製造方法。
(12)塗装方法であって、
(1)〜(8)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。
(13)(1)〜(7)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
(14)メタルウェザオメータによる促進耐候性試験において、480時間後の光沢保持率が95%以上であり、ΔYI値が、1.0以下である、(13)に記載の塗装物。
(15)(8)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
(16)(9)に記載の非水分散型硬化性塗料キットの前記非水分散型硬化性樹脂組成物と前記イソシアネート化合物とを混合して得られる塗料組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
(17)塗装方法であって、
(8)に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。
(18)塗装方法であって、
(1)〜(7)のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、イソシアネート化合物と、を混合して塗料組成物を調製する工程と、
前記塗料組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程と、
を備える、塗装方法。
(第1成分)
第1の樹脂組成物は、ヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分を少なくとも弱溶剤における可溶性成分として含有することができる。弱溶剤における可溶性成分として存在する第1成分は、弱溶剤に溶解して存在していることが好ましい。
第1の樹脂組成物は、アルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を弱溶剤における不溶性成分として含有することができる。
弱溶剤とは、脂肪族炭化水素系溶剤であり、ターペンやミネラルスピリット等に代表されるような高引火点、高沸点、低有害性であるものをいう。弱溶剤は、混合溶剤タイプ及び単成分溶剤タイプを含んでいる。混合溶剤としてはミネラルスピリット、ホワイトスピリット、ミネラルターペン、イソパラフィン、ソルベント灯油、芳香族ナフサ、VM&Pナフサ、ソルベントナフサ等がある。市販品としては、エッソ石油社製のソルベッソ100、ソルベッソ150、ソルベッソ200や、コスモ石油株式会社製のスワゾール310、スワゾール1000、スワゾール1500、丸善石油株式会社製のスワクリーン150、スワゾール1000、スワゾール1500や、シェル社製のソルベッソ150、ソルベッソ200、HAWS、LAWSや、エクソンモービル社製のアイソパーG,H,L、エクソールD40,D80、ペガゾール3040、AN45や、出光興産株式会社製のAソルベント、クレンゾル、イプゾール100、リニアレン10、リニアレン12、シェルゾールSや、新日本石油化学株式会社製のミネラルスピリットA、ハイアロム2Sや、新日本理化株式会社製のリカソルブ900、リカソルブ910B、リカソルブ1000などが挙げられる。こうした弱溶剤は、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当するものが含まれうる。
(イソシアネート化合物)
第2の樹脂組成物は、第1の樹脂組成物に含まれうる成分に加えて、イソシアネート化合物を含むことができる。イソシアネート化合物を含むことにより、イソシアネート化合物を含まない場合よりも、いわゆる難付着性材料への密着性を向上させることができる。
第2の樹脂組成物は、脱水剤を含むことができる。脱水剤は、イソシアネート化合物の反応性を抑制して第2の樹脂組成物の貯蔵安定性を向上させることができるとともに、第2の樹脂組成物をイソシアネート化合物を含みつつ一液型塗料とすることができるため好適である。なお、第2成分自体が脱水剤として機能しうるため、イソシアネート化合物の量や種類によっては、脱水剤を含めなくても良い場合がある。
本明細書に開示される非水分散型硬化性塗料キット(以下、単に本キットともいう。)は、第1の樹脂組成物とイソシアネート化合物と、を備えることができる。本キットは、これらを備えることで、被塗装物に適用時に、樹脂組成物とイソシアネート化合物とを混合することで、耐候性を備えるとともに、フッ素樹脂や塩化ビニル樹脂などの難付着性材料に対しても密着性に優れた塗膜を形成することができる。
本明細書に開示される第1の樹脂組成物の製造方法(以下、第1の製造方法ともいう。)は、弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であるヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、弱溶剤における不溶性成分であるアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、弱溶剤中に第1成分を含有するとともに第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程、を備えることができる。この製造方法によれば、容易に所定の分散形態を有する第1の樹脂組成物を得ることができる。
本明細書に開示される第2の樹脂組成物の製造方法(以下、第2の製造方法ともいう。)は、第1の製造方法における分散液を調製する工程に加えて、当該分散液にイソシアネート化合物及び必要に応じて脱水剤を混合する工程を、備えることができる。第2の製造方法によれば、これらを含有する第2の樹脂組成物を容易に調製することができる。
本明細書に開示される塗装方法は、第1の樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備えることができる。本塗装方法(以下、第1の塗装方法ともいう。)によれば、第1の樹脂組成物中の弱溶剤を留去させることで、塗膜を常温でも硬化させることができるとともに、耐候性に優れる塗膜を得ることができる。第1の樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程は、特に限定するものではないが、塗料一般に適用される、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法、ロール刷毛による供給等を適宜選択することができる。なお、本塗装方法は、塗膜を備える塗装物の生産方法としても実施できる。
第2の樹脂組成物の塗装方法(以下、第2の塗装方法ともいう。)は、第1の塗装方法と同様に、第2の樹脂組成物が被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備えることができる。第2の樹脂組成物は、イソシアネート化合物等を含有するため、難付着性材料にも良好に密着する塗膜を形成することができる。すなわち、フッ素樹脂やポリ塩化ビニルなどを含む被塗装表面に対しても良好な密着性を示す塗膜を得ることができる。また、かかる塗膜は、同時に、アクリル樹脂などの易付着性材料からなる被塗装表面にも良好な密着性を示すため、1種類の第2の樹脂組成物により、異なる材料・特性の表面を一続きで覆う塗膜となっている。
本明細書に開示される塗装物は、第1の樹脂組成物によって得られる塗膜を備えることができる。当該塗膜は、上述したように、第1成分と第2成分との複合構造を有し、良好な耐候性を有するものとなっている。
使用機器:HLC8220GPC(株式会社東ソー製)
使用カラム:TSKgel SuperHZM−M、TSKgel GMHXL−H、TSKgel G2500HXL、TSKgel G5000HXL(株式会社東ソー製)
カラム温度:40℃
標準物質:TSKgel 標準ポリスチレンA1000、A2500、A5000、F1、F2、F4、F10(株式会社東ソー製)
検出器:RI
溶離液:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
<可溶性成分の製造>
(可溶性成分Aの製造)
弱溶剤として、スワクリーン150(C9アルキルシクロヘキサンの混合物、丸善石油化学株式会社製)を用い、スワクリーン150中で、表1に示すモノマー組成で、ヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体を合成し、可溶性の樹脂である可溶性成分Aを含む弱溶剤溶液を製造した。なお、可溶性成分は、本明細書に開示における第1成分に相当する。
次いで、可溶性成分Aを含む弱溶剤溶液中で、表2に示すモノマー組成で不溶性成分としてのアルコキシシリル基を有するビニル系重合体を合成し、実施例1の非水分散型硬化性樹脂組成物を得た。すなわち、先の可溶性成分の製造に用いた反応器と同じ反応器に、可溶性成分Aを107部仕込み、窒素気流下、120℃に昇温した。反応器内部の温度を120℃に保ったまま、不溶性成分の合成のためのCHMA14.2部、IBX9.5部、BMA9.5部、MMA30.1部、MA28.4部、MEMO8.3部、さらに開始剤としてV−40を0.4部からなる混合液を2時間かけて滴下し、2時間撹拌した。
(可溶性成分):(不溶性成分)=107部(可溶性成分含有弱溶剤溶液の使用量)×62.5/100(可溶性成分含有弱溶剤溶液における固形分率):100部(不溶性成分の使用量)=40:60
得られた非水分散型硬化性樹脂組成物を、40mlの蓋付き瓶に入れ、60℃に保ったまま7日間静置し、静置前後の粘度を比較した。粘度の測定は、B型粘度計を用いた。静置前後の粘度増加率を増粘率で評価した。評価は、増粘率が200%未満を○とし、それ以上を×とした。試験結果を表3に示す。
増粘率(%)=(静置後の粘度)/(静置前(合成直後)の粘度)×100
製造した非水分散型硬化性樹脂組成物をガラス瓶に入れ密栓し、室温下で3ヶ月静置した際の非水分散型硬化性樹脂組成物の状態を目視にて評価した。静置後のガラス瓶の上下を逆さにした際に、樹脂が流動しガラス瓶底部に付着していなければ○とし、ゲル状になりガラス瓶底部に付着していたら×とした。試験結果を表3に示す。
製造した非水分散型硬化性樹脂組成物を、ロール刷毛で弱溶剤の留去後の膜厚が100μmになるように窯業用サイディング板(エナメル塗料塗布済)に塗布し、耐候試験機(ダイプラメタルウェザオメータ)を用いた促進耐候性試験を行い、試験実施前後における60°光沢値及びYI(Yellow Index)値を測定した。光沢値は光沢保持率で評価し、YI値は試験実施前後におけるYI値の差(ΔYI)で評価した。評価は、光沢保持率95%以上、ΔYI1.0以下、塗膜の表面ブリード無し、を全て満たすものを○とした。試験結果を表3に示す。
光沢保持率(%)=(試験後塗板の光沢値)/(試験前塗板の光沢値)×100
ΔYI=(試験後塗板のYI値)―(試験前塗板のYI値)
UVカットフィルター:KF−1
ブラックパネル温度:63℃
UV照射強度:750W/m2
降雨条件:2mm/120min
照射時間:480時間
上述した評価(貯蔵安定性、耐候性、常温3ヶ月後貯蔵安定性)において全て○の結果が得られたものを○、それ以外を×とした。結果を表3に示す。
(1)貯蔵安定性(60℃、7日間)
表3に示すように、実施例1〜7のほか、比較例2〜6及び10が貯蔵安定性(60℃、7日間)に優れ、それ以外の比較例1及び8については粘性が増加し、貯蔵安定性に欠ける結果となった。
表3に示すように、実施例1〜5及び7のほか、比較例2、4〜6及び10は常温3ヶ月貯蔵安定性に優れ、それ以外の実施例6、8並びに比較例1、3及び7については当該貯蔵安定性に欠ける結果となった。
表3に示すように、実施例1〜8のほか、比較例7は、耐候性に優れ、比較例1〜6は耐候性に劣る結果となった。実施例1〜8は、いずれも、分配状態にかかわらず、ヒンダードアミノ基とアルコキシシリル基を有していることで、優れた耐候性が得られることがわかった。一方、比較例1〜3は、ヒンダードアミノ基、すなわち、HALSを全く含有していないため、塗膜が黄変してΔYI値が増大したものと考えられる。また、比較例4〜6は、アルコキシシリル基を全く含有していないため光沢保持率が低下したものと考えられる。さらに、比較例10は、共重合性ではなく、非共重合性のHALSを用いたため、これが塗膜表面にブリードしてきたものと推測される。
実施例1の非水分散型硬化性樹脂組成物200部(樹脂固形分として100部)に、イソシアネート化合物(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体:旭化成ケミカルズ株式会社製デュラネート(登録商標)TPA−100)を10部、ビニルトリメトキシシラン(信越シリコーン製KBM−1003)を0.4部添加して20分間ディスパーで攪拌を行い、樹脂組成物を得た。
表4及び表5に記載の配合に従い、実施例9と同様にして、各種樹脂組成物を作製した。なお、比較例19としては、エスケー化研製の超低汚染弱溶剤形アクリルシリコン樹脂クリヤー塗料(2液型)(クリーンSDトップ)を用意したものを使用した。また、表4及び表5における数値はいずれも固形分として示す。
・デュラネート24A−100・・・旭化成ケミカルズ株式会社製ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレットタイプ、イソシアネート基含有率23.5重量%、不揮発分100重量%
・コロネートT−80・・・東ソー株式会社製、80質量%の2,4−TDIと20質量%の2,6−TDIの混合物
・ミリオネートMR−100・・・東ソー株式会社製、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、不揮発成分100%、NCO%30%
・KBM−1003・・・信越化学工業株式会社製、ビニルトリメトキシシラン
・KBE−9007・・・信越化学工業株式会社製、3-イソシアネートプロピルトリエトキシシラン
・PTSI・・・丸善油化商事株式会社製、p-トルエンスルホニルイソシアネート
実施例9〜15及び比較例11〜19の各種樹脂組成物を、ロール刷毛で弱溶剤留去後の乾燥膜厚が70〜80μmとなるように、フッ素コート窯業系サイディング材(フッ素系クリア塗膜を備える)及び硬質ポリ塩化ビニル板(TP技研製)に塗布した。塗布後、常温で7日間乾燥せしめて、各々塗装された試験板を作製した。このようにして得られた各試験板を使い、各種物性試験を行った。
各種樹脂組成物及び各種試験板を使い、(1)1次密着性、(2)貯蔵安定性(60℃、7日間)、(3)耐温水性及び(4)耐候性について評価を行った。
各種試験板に、カッターナイフの切り刃を30度に保持して、素地に達するよう2mm間隔の平行線を6本引き、それらの平行線に直交する2mm間隔の平行線を6本引いて、塗膜に25個の碁盤目を形成した。この碁盤目の上に接着テープ(ニチバン社製の工業用セロハンテープ)を気泡が残らないように指先で均一に圧着させた後、接着テープの端を持ち、塗面に対して60度の角度で引っ張って、塗面からテープを剥がし、25個の碁盤目の剥がれの有無を確認した。表では、(剥がれた碁盤目の数)/(初期の碁盤目の数)、で記載した。
各種塗樹脂組成物を、40mlの蓋付き瓶に入れ、60℃に保ったまま7日間静置し、静置前後の粘度を比較した。粘度測定は、B型粘度計を使って60rpmの条件で行い、静置前後の粘度増加率を以下の計算式で算出した。
増粘率(%)=(静置後の粘度)/(静置前の粘度)×100
各種試験板の側面および裏面に防水処理を施したのち、50℃の温水に7日間浸漬させた。7日間経過後、試験板を温水から引揚げて、目視による外観評価を行った。また1次密着性で行ったのと同じ方法で密着性試験を行い、評価した。
各種試験板について、耐候試験機(ダイプラメタルウェザオメータ)を用いた促進耐候性試験を行い、試験実施前後における60°光沢値及びb値を測定した。光沢値は光沢保持率で評価し、b値は試験実施前後におけるb値の差(Δb)で評価した。試験結果を表5に示す。
光沢保持率(%)=(試験後塗板の光沢値)/(試験前塗板の光沢値)×100
Δb=(試験後塗板のb値)―(試験前塗板のb値)
UVカットフィルター:KF−1
ブラックパネル温度:63℃
UV照射強度:750W/m2
降雨条件:2mm/120min
照射時間:480時間
Claims (14)
- 非水分散型硬化性樹脂組成物であって、
ヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分と、
アルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分と、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤と、
を含有し、
前記第1成分を少なくとも前記弱溶剤における可溶性成分として含有し、
前記第2成分を前記弱溶剤における不溶性成分として含有する、非水分散型硬化性樹脂組成物であって、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、非水分散型硬化性樹脂組成物。 - 前記ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーは、ヒンダードアミノ基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、請求項1に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
- 前記アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーは、アルコキシシリル基を有する(メタ)アクリロイル系モノマーである、請求項1又は2に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
- さらに、イソシアネート化合物及び脱水剤を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物。
- 非水分散型硬化性塗料キットであって、
請求項1〜3のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、
イソシアネート化合物と、
脱水剤と、
を備える、キット。 - 非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程
を備え、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、製造方法。 - 非水分散型硬化性樹脂組成物の製造方法であって、
脂肪族炭化水素系溶剤であり、労働安全衛生法の第3種有機溶剤に該当する弱溶剤及び前記弱溶剤における可溶性成分であってヒンダードアミノ基を有するビニル系重合体である第1成分の存在下で、前記弱溶剤における不溶性成分であってアルコキシシリル基を有するビニル系重合体である第2成分を合成して、前記弱溶剤中に前記第1成分を含有するとともに前記第2成分を分散安定化して含有する分散液を調製する工程と、
前記分散液に、イソシアネート化合物及び脱水剤を混合する工程と、
を備える、製造方法であって、
前記第1成分が、ヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーを含む第1モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第1モノマー組成物におけるヒンダードアミノ基を有するビニル系モノマーの量が0.2質量%以上4質量%以下であり、
前記第2成分が、アルコキシシリル基を有するビニル系モノマーを含む第2モノマー組成物を重合して得られる重合体であり、前記第2モノマー組成物におけるアルコキシシリル基を有するビニル系モノマーの量が5質量%以上30質量%以下であり、
前記第2モノマー組成物中のアルコキシシリル基含有ビニル系モノマーに対するヒンダードアミノ基含有ビニル系モノマーの量は、5質量%以下である、製造方法。 - 塗装方法であって、
請求項1〜4のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
- 以下[条件]に記載の条件で行われるメタルウェザオメータによる塗膜の促進耐候性試験において、{(試験後の塗膜の光沢値)/(試験前の塗膜の光沢値)}×100で定義される光沢保持率が95%以上であり、(試験後の塗膜のYI値)―(試験前の塗膜のYI値)で定義されるΔYI値が、1.0以下である、請求項9に記載の塗装物。
[条件]
UVカットフィルター:KF−1
ブラックパネル温度:63℃
UV照射強度:750W/m 2
降雨条件:2mm/120min
照射時間:480時間 - 請求項4に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
- 請求項5に記載の非水分散型硬化性塗料キットの、前記非水分散型硬化性樹脂組成物と、前記イソシアネート化合物と、前記脱水剤とを混合して得られる塗料組成物を塗布した塗膜を備える、塗装物。
- 塗装方法であって、請求項4に記載の非水分散型硬化性樹脂組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程、を備える、塗装方法。
- 塗装方法であって、
請求項1〜3のいずれかに記載の非水分散型硬化性樹脂組成物と、イソシアネート化合物と、脱水剤とを混合して塗料組成物を調製する工程と、
前記塗料組成物を被塗装物に供給し塗膜を形成する工程と、
を備える、塗装方法。
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