JP6480512B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両、特に車載用の遮音材の構造、に関する。
特許文献1には、エンジン音を遮断ないし吸収するための車載用の遮音材(16)に空調ユニット用の冷媒導管(19)を挿通させた構造が開示されている。特許文献1の図6〜7によれば、遮音材には冷媒導管を挿通させるための孔(27)が設けられており、この孔には、遮音材同様の材料で構成された一対のカバー部(26)が、遮音材に対して車内側において、開閉自在に接続されている。特許文献1の図7〜8によれば、上記孔に冷媒導管を通した状態で一対のカバー部を閉じることで、一対のカバー部は冷媒導管を挟持する形となり、これにより、冷媒導管を挿通させつつ遮音することが可能となる。
実特平6−42443号公報
特許文献1の構造では、一対のカバー部のそれぞれは、挿通対象である冷媒導管から受けた力(いわゆる反力、車両走行時の振動に伴う応力等)により開いてしまうことがあり、遮音材による遮音効果の低下の原因となる可能性があった。
本発明は、遮音材に挿通対象を挿通させつつ遮音効果を向上させることを目的とする。
本発明の一つの側面は車両に係り、前記車両は、キャビンを画定するパネルと、前記パネルより車内側に前記パネルに沿って配された遮音材と、前記パネルに取り付けられた車両構成部品と、を備える車両であって、前記パネルおよび前記遮音材は共に少なくとも車体上下方向に延設されており、前記遮音材は、前記車両構成部品を開閉自在に覆うカバー部であって、該カバー部の下部および側方部において周辺部から切り離されると共に該カバー部の上部において前記周辺部に一体に連結されて成るカバー部を含み、前記カバー部には、前記車両構成部品の一部が前記遮音材の厚み方向に挿通する挿通部が設けられ、前記カバー部と前記周辺部とは連続した平坦部分をそれぞれ含んでおり、前記挿通部は前記カバー部の前記平坦部分に形成されており、前記車両構成部品は、車内側に延出した第1延出部と、前記第1延出部よりも上方の位置で車内側に延出した第2延出部と、を含み、前記挿通部は、第1の長孔であって、その下端が前記カバー部の前記下部と前記周辺部との境界に接続されるように前記車体上下方向に延びると共に前記第1延出部を前記遮音材の前記厚み方向に挿通させる第1の長孔と、前記第1の長孔よりも上方の位置に設けられた第2の長孔であって、その下端が前記境界に接続されないように前記車体上下方向に延びると共に前記第2延出部を前記遮音材の前記厚み方向に挿通させる第2の長孔と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、遮音効果を向上させることができる。
車体構造を側方から見たときの図である。 ダッシュボードパネルの例を説明するための斜視図である。 遮音材の一部についての拡大図である。 遮音材にブラケットを挿通させた状態を説明するための斜視図である。 ブラケットを挿通させる方法を説明するための図である。 遮音材、ブラケット及びハーネス部の断面図である。 遮音材、ブラケット及びハーネス部の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、各図は、実施形態の構造ないし構成を示す模式図であり、図示された各部材の寸法は必ずしも現実のものを反映するものではない。また、各図において、同一の部材または同一の構成要素には同一の参照番号を付しており、以下、重複する内容については説明を省略する。
(車体構造について)
図1は、実施形態に係る車両1の車体構造の前方左側側面図である。車両1は、キャビン(車室)前方側において、ダッシュボード2を備える。以下では、このダッシュボード2を一例として参照しながら本実施形態を説明する。なお、図中において、以下の説明との関連性が低い要素や部品(例えば、ウィンドガラス、車輪等)については不図示とした。
構造の理解を容易にするため、図中には互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を示す(他の図においても同様とする。)。X方向は車体前後方向に対応し、Y方向は車幅方向に対応し、また、Z方向は車体上下方向(高さ方向)に対応する。本明細書において、前/後、上/下、左/右(側方)等の表現は、相対的な位置関係を示す。例えば、「前」、「前方」等の表現は+X方向に対応し、「後」、「後方」等の表現は−X方向に対応する。また、「右」、「右側」等の表現は+Y方向に対応し、「左」、「左側」等の表現は−Y方向に対応する。また、「上」、「上方」等の表現は+Z方向に対応し、「下」、「下方」等の表現は−Z方向に対応する。
(ダッシュボードの構造について)
図2は、ダッシュボード2の全体斜視図である。ここでは構造の理解のため、ガーニッシュや操作子(例えば、ステアリングホイール、アクセルペダル等)を取り付けていない状態のダッシュボード2が図示される。ダッシュボード2は、パネル21および遮音材22を含み、運転席の前方および助手席の前方の双方にわたってY方向に、並びに、フロアパネル側(乗員の足元の位置)からフードパネル側(フードパネルと同程度の高さの位置)までZ方向に、延設される。ここでは不図示とするが、ダッシュボード2の前方はエンジンルームとなっており、エンジン、該エンジンから駆動力を受けて動作する機構等が配される。
パネル21は、キャビンを画定し、ダッシュボードパネル等と称される。遮音材22は、パネル21より車内側にパネル21に沿って配され、例えばエンジン音等、エンジンルーム側からの音を妨げ/吸収する。遮音材22には、本実施形態では遮音性を有する材料、例えば不織布(例えばポリプロピレン等の合成繊維等)で構成されうる。
(遮音材の構造について)
図3は、遮音材22のうち図2において領域Kで示された部分の拡大図である。領域Kにおいて、遮音材22は、カバー部221と、その周辺部222とを含む。本実施形態では、カバー部221は、周辺部222から切り離されており、開閉自在となっている。カバー部221の周辺部222からの切り離しは、下辺側分離部223B、左辺側分離部223L、及び、右辺側分離部223Rにより実現される。即ち、カバー部221は、上部において周辺部222に一体に連結され、下部および側方部において分離部223B、223L及び223Rにより周辺部222から分離される。分離部223B、223L及び223Rは、例えば加工用刃具を用いて遮音材22を部分的に切断することで設けられうる。
カバー部221および周辺部222は連続した平坦部分P1をそれぞれ含む。図中ではカバー部221の表面に起伏ないし凹凸が示されるが、Y方向での視点においてカバー部221全体が周辺部222(の少なくとも一部)と重なる程度の段差量であり、他の観点では、この段差量はカバー部221および周辺部222の厚さに比べて小さい。
詳細については後述とするが、カバー部221には挿通部2211〜2213が設けられ、挿通部2211〜2213には、遮音材22の厚み方向、ここでは前後方向(X方向)に所定の車両構成部品が挿通される。挿通部2211〜2213はそれぞれ上下方向(Z方向)に沿って設けられた長孔であり、それらのうち挿通部2211〜2212はそれぞれ下端において下辺側分離部223Bに接続される。本実施形態では、挿通部2211〜2213は、いずれも孔の幅(Y方向の幅)がゼロのスリットであるが、例えば挿通対象の部品より狭い所定の幅を有してもよい。また、カバー部221には水平方向(Y方向)に沿って長孔(ここではスリット)2214が更に設けられ、挿通部2211は上端において長孔2214に接続される。その他、カバー部221には開口OPが設けられる。
図4は、カバー部221及び周辺部222の斜視図であり、図中には、説明のため、遮音材22を挿通する上記車両構成部品の一例として、ブラケット23を併せて示す。本実施形態では、ブラケット23は、Y−Z平面に沿って延設された基部230と、その一端部から−X方向に延設された折曲部231とを含む。基部230には孔232及び233が設けられ、それらの間においてボルト91が固定されている。この固定は、例えば、螺合及び/又は溶接により実現されればよい。また、折曲部231には孔234が設けられている。
図中において、ブラケット23の基部230は、カバー部221の前方側においてパネル21に固定される。この固定は、本実施形態では、パネル21に固定されたボルト92及び93が孔232及び233をそれぞれ通って係合することで実現される。なお、ボルト92及び93はカバー部221の挿通部2212及び2213をそれぞれ挿通するが、これらの先端はカバー部221から露出していなくてもよい。
また、詳細については後述とするが、ブラケット23の折曲部231は、挿通部2211を挿通して、カバー部221の後方側まで延出している。また、ブラケット23に固定されたボルト91は、開口OPを通ってカバー部221の後方側まで延出している。
図5(A)〜5(D)を参照しながら、例えば車両1の製造工程において作業者がブラケット23をパネル21に取り付けて図4の状態にする際の手順を述べる。各図には、カバー部221及び周辺部222を含む遮音材22、並びに、ボルト92及び93が固定されたパネル21を、+Y方向での視点で図示している。
図5(A)に示されるように、ボルト92及び93の先端はそれぞれ−X方向に延出している。パネル21へのボルト92及び93の固定は、例えば、螺合及び/又は溶接により実現されればよい。図4を参照しながら述べたように、ボルト92及び93は、カバー部221の挿通部2212及び2213をそれぞれ挿通している。
次に、図5(B)に示されるように、カバー部221を持ち上げて周辺部222から分離した後(矢印A1)、その状態でブラケット23をパネル21に取り付ける(矢印A2)。図5(C)に示されるように、ブラケット23は、ボルト92及び93がそれぞれブラケット23の孔232及び233を通って係合するように、パネル21に取り付けられる。
その後、図5(D)に示されるように、カバー部221を閉じて元の位置に戻す(矢印A3)。この状態において、カバー部221はブラケット23の基部230を覆い、折曲部231は挿通部2211を挿通し、また、ボルト91はカバー部221の開口OPを通る。また、ボルト92及び93は、再び挿通部2212及び2213をそれぞれ挿通する。
本実施形態では、カバー部221は、前述のとおり(図3参照)、上部において周辺部222と接続され、下部および側方部において分離部223B、223L及び223Rにより周辺部222から分離される。そのため、図5(D)のステップでカバー部221を閉じる際には、カバー部221が自重により閉じやすく、作業者による作業効率を向上させることができる。本実施形態では、カバー部221は、コーナー部が丸みを帯びた矩形状であるが、他の実施形態として、コーナー部は丸みを帯びていなくてもよいし、或いは、カバー部221は、円形状、多角形状等の他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、前述のとおり(図3参照)、挿通部2211は上下方向に沿って設けられた長孔である。そのため、カバー部221を閉じる際には、挿通部2211と、その挿通対象である折曲部231との位置を合わせやすく、即ち、位置ずれが生じにくい。このことは、挿通部2212及びその挿通対象であるボルト92、並びに、挿通部2213及びその挿通対象であるボルト93についても同様である。
更に、本実施形態では、カバー部221には水平方向に沿って長孔2214が更に設けられており、挿通部2211は上端において長孔2214に接続されている。そのため、挿通部2211は作業者にとって開けやすく、それにより、比較的長く延出している折曲部231を挿通部2211に容易に挿通させることができる。よって、作業者による作業効率を更に向上させることができる。
他の実施形態として、カバー部221は、側方部の一方(例えば右辺部)において周辺部222と接続され、側方部の他方(例えば左辺部)、上部および下部において周辺部222から分離されてもよい。この場合、長孔である挿通部2211〜2213は水平方向に設けられ、付随的に長孔2214が上下方向に設けられてもよい。更に他の実施形態として、カバー部221と周辺部222との接続の位置は、ダッシュボード2のレイアウト、例えば遮音材22の形状等に応じて変更されてもよい。
図6は、図3の切断線d1−d1での断面図であり、また、図7は、図3の切断線d2−d2での断面図である。ここでは説明のため、遮音材22と共に、ブラケット23と、それに固定されたハーネス部24とを併せて図示する。
ハーネス部24は、車体構造における各要素の間での電気的接続(例えば、電力供給、信号通信など)を実現し、本実施形態では、支柱部241、複数の枝部242、固定部243及び244を含む。支柱部241は、多数のケーブル(或いはワイヤ)を上下方向(Z方向)に束ねており、それらの一部が各枝部242を通ることで所望の方向に向けられる。
固定部243は、支柱部241をブラケット23に対して固定する。本実施形態では、固定部243は、支柱部241を取り囲みつつボルト91の軸部を覆うように延設される。また、固定部243は、カバー部221側に向かって延出した延出部2431を含んでおり、この延出部2431がカバー部221と当接することでカバー部221の撓み(浮き上がり)を防止する。本実施形態では、この撓みを防止する要素として、延出部2431を例示したが、カバー部221は、挿通対象(ここではブラケット23)に直接的/間接的に連結された何れの連結部品によって押圧されてもよい。
固定部244は、複数の枝部242の一部のケーブルをブラケット23に対して固定する。本実施形態では、固定部244は、固定機構2441およびクリップ2442を含む。固定機構2441は上記ケーブルを固定する。クリップ2442は、ブラケット23の折曲部231において孔234により係止されており、固定機構2441は、このクリップ2442を介して上記ケーブルをブラケット23に対して固定する。
本実施形態に係る遮音材22の構造によれば、カバー部221と周辺部222とは連続した平坦部分P1をそれぞれ含んでおり、挿通部2211はカバー部221の平坦部分P1に形成される。よって、折曲部231を挿通部2211に挿通させてカバー部221を閉じた状態では、折曲部231と挿通部2211との接触面と、カバー部221と周辺部222との接触面(例えば左辺側分離部223Lの切断面)とは、Y方向において互いに重なる。これにより、折曲部231と挿通部2211との接触により生じうる力F1は、カバー部221を介して周辺部222で受けられ、即ち、周辺部222からの力F2により支持される形となる。よって、本実施形態によれば、車両の使用時(例えば走行中等)に折曲部231からの力F1によってカバー部221が開いてしまう、といった事態を防ぐことが可能となり、遮音材22による遮音効果を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、カバー部221は、上部において周辺部222と接続され、下部および側方部において周辺部222から分離された構造であるため、その自重によって撓みにくい。そのため、走行時の振動等に起因してカバー部221が浮き上がることもなく、遮音効果が維持される。
ここでは、折曲部231と挿通部2211との接触により生じうる力のうち左方向に伝達される成分(F1)に着目して、カバー部221の浮き上がりの防止およびそれに伴う遮音効果を説明したが、右方向に伝達される他の成分についても同様である。また、ここでは挿通部2211及びその挿通対象である折曲部231に着目して遮音効果を説明したが、他の挿通部2212(又は2213)及びその挿通対象であるボルト92(又は93)についても同様である。
(その他)
本発明は上述の実施形態の例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その一部が変更されてもよい。また、本明細書に記載された個々の用語は、本発明を説明する目的で用いられたものに過ぎず、本発明は、その用語の厳密な意味に限定されるものでないことは言うまでもなく、その均等物をも含みうる。
例えば、上述の実施形態では挿通部2211の挿通対象としてブラケット23を例示したが、挿通対象となる車両構成部品は、ボルト、コネクタ、ケーブル等の部品であってもよいし、車載用の機構の一部であってもよい。また、例えば、上述の実施形態ではダッシュボード2における遮音材22を例示したが、上述の内容は、車体の何れの部分に配された遮音材にも適用可能である。
(実施形態のまとめ)
第1の態様は、車両(例えば1)に係り、前記車両は、キャビンを画定するパネル(例えば21)と、前記パネルより車内側に前記パネルに沿って配された遮音材(例えば22)と、前記パネルに取り付けられた車両構成部品(例えば23)と、を備える車両であって、前記遮音材は、前記車両構成部品を開閉自在に覆うように、周辺部(例えば222)から部分的に切り離されたカバー部(例えば221)を含み、前記カバー部には、前記車両構成部品の一部が前記遮音材の厚み方向に挿通する挿通部(例えば2211〜2213)が設けられ、前記カバー部と前記周辺部とは連続した平坦部分(例えばP1)をそれぞれ含んでおり、前記挿通部は前記カバー部の前記平坦部分に形成されている。
第1の態様によれば、車両構成部品(挿通対象)と挿通部との接触によって発生しうる力を周辺部で受けることができる。これにより、例えば車両の使用時に、カバー部が開いてしまうといった事態を防ぐことができ、遮音効果を向上させ又は維持することができる。
第2の態様では、前記パネルおよび前記遮音材は共に少なくとも車体上下方向に延設されており、前記カバー部は、その上部において前記周辺部に一体に連結されている。
第2の態様によれば、カバー部は、その自重により撓みにくいため、遮音効果を維持可能となる。また、車両の製造過程では、作業者が車両構成部品をパネルに取り付けた際、カバー部が自重により閉じるため作業性を向上させることも可能となる。
第3の態様では、前記挿通部は、車体上下方向に伸びた長孔(例えば2211〜2213)である。
第3の態様によれば、車両構成部品を挿通させやすく、また、車両構成部品の挿通部分と長孔との位置ずれも生じにくい。
第4の態様では、前記カバー部は、その下部において前記周辺部から切り離されており、前記長孔は、前記カバー部の前記下部と前記周辺部との境界(例えば223B)に接続されている。
第4の態様によれば、車両の製造過程では、作業者は挿通部を容易に開くことができ、作業性が向上する。
第5の態様では、前記長孔の上端は、車体水平方向に延びた第2の長孔に接続されている。
第5の態様によれば、車両の製造過程では、作業者は挿通部を容易に開くことができ、作業性が向上する。
第6の態様では、前記遮音材より車内側において前記車両構成部品に対して連結された連結部品を更に備え、前記連結部品の少なくとも一部は、前記カバー部に当接している。
第6の態様によれば、車両走行時の振動等に起因するカバー部の位置ずれを防止し、遮音効果を維持可能となる。
第7の態様では、前記パネルは、ダッシュボードパネル(例えば2)である。
第7の態様によれば、車両前方側からの音(例えばエンジン音など)を効果的に遮ることが可能である。
1:車両、21:パネル、22:遮音材、221:カバー部、2211〜2213:挿通部、222:周辺部、P1:平坦部分。

Claims (7)

  1. キャビンを画定するパネルと、前記パネルより車内側に前記パネルに沿って配された遮音材と、前記パネルに取り付けられた車両構成部品と、を備える車両であって、
    前記パネルおよび前記遮音材は共に少なくとも車体上下方向に延設されており、
    前記遮音材は、前記車両構成部品を開閉自在に覆うカバー部であって、該カバー部の下部および側方部において周辺部から切り離されると共に該カバー部の上部において前記周辺部に一体に連結されて成るカバー部を含み、
    前記カバー部には、前記車両構成部品の一部が前記遮音材の厚み方向に挿通する挿通部が設けられ、
    前記カバー部と前記周辺部とは連続した平坦部分をそれぞれ含んでおり、前記挿通部は前記カバー部の前記平坦部分に形成されており、
    前記車両構成部品は、
    車内側に延出した第1延出部と、
    前記第1延出部よりも上方の位置で車内側に延出した第2延出部と、
    を含み、
    前記挿通部は、
    第1の長孔であって、その下端が前記カバー部の前記下部と前記周辺部との境界に接続されるように前記車体上下方向に延びると共に前記第1延出部を前記遮音材の前記厚み方向に挿通させる第1の長孔と、
    前記第1の長孔よりも上方の位置に設けられた第2の長孔であって、その下端が前記境界に接続されないように前記車体上下方向に延びると共に前記第2延出部を前記遮音材の前記厚み方向に挿通させる第2の長孔と、
    を含む
    ことを特徴とする車両。
  2. 前記第2延出部の延出長は前記第1延出部の延出長よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記車両構成部品は、少なくとも前記第2延出部よりも下方の位置で車内側に延出した第3延出部を更に含み、
    前記挿通部は、少なくとも前記第2の長孔よりも下方の位置に設けられた第3の長孔であって、その下端が前記境界に接続されるように前記車体上下方向に延びると共に前記第3延出部を前記遮音材の前記厚み方向に挿通させる第3の長孔を更に含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両。
  4. 前記挿通部は、車幅方向に延びる第4の長孔を更に含み、
    前記第1の長孔の上端は前記第4の長孔に接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両。
  5. 前記車両構成部品は、ブラケットと、該ブラケットを前記パネルに固定するための1以上のボルトと、を含み、
    前記ブラケットは、前記パネルに沿って延設された基部と、その一端部から車内側に延設された折曲部と、を含み、
    前記第1延出部は、前記ブラケットの前記折曲部であり、
    前記第2延出部は、前記1以上のボルトである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両。
  6. 前記遮音材より車内側において前記車両構成部品に対して連結された連結部品を更に備え、
    前記連結部品の少なくとも一部は、前記カバー部に当接している
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車両。
  7. 前記パネルは、ダッシュボードパネルである
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の車両。
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