JP6478702B2 - 電子写真用部材および定着装置 - Google Patents
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Description
図2は、定着ベルトと、該定着ベルトに対向配置された加圧ベルトとを備えた、いわゆるツインベルト方式の定着装置の断面図である。定着ベルト及び加圧ベルトは、互いに圧接されており、定着ニップを構成している。
そして、記録材Sの未定着トナー画像tが定着ベルト20の外周面に密着したまま挟持搬送されていくことにより、定着ベルト20から熱が付与され、また加圧力を受けて記録材Sの表面に定着される。その後、記録材Sは、分離部材61によって、定着ベルトと分離して、搬送される。
また、定着ローラ101には通紙部(定着ローラの長手方向略中央部)にメインサーミスタ102が接触配設されており、温度調節回路(CPU)を介してヒータへの供給電圧を制御することによって、定着ローラ101の表面の温度が180℃となるように温度調整が行われる。また、定着ローラ101の長手方向端部の非通紙部(使用可能な最大幅の記録材が通過する領域よりも端部側の領域)には、サブサーミスタ(不図示)が当接している。電子写真用部材103を懸回させたローラ105〜107のうちの、ローラ106は、金属からなる分離ローラである。ローラ106は、電子写真用部材103を介して定着ローラ101に食い込むように加圧することにより、定着ローラ101の弾性体を変形させて、記録材Pを定着ローラ101表面から分離している。
また、ローラ106は、ローラ105を回動中心にして矢印X方向へ回動自在とされている。ローラ105の内部には電子写真用部材を加熱するためのヒータが内蔵されており、ベルトサーミスタ104により検出された電子写真用部材の温度に応じて温度調節回路(CPU)を介してこのヒータへの供給電圧が制御される。加圧パッド108は金属の台座の上にシリコーンゴムやフッ素ゴムなどの弾性体を配置した構成をとり、電子写真用部材103を介して定着ローラ101を加圧している。
なお、加圧パッド108と電子写真用部材103との間の摺動抵抗を軽減させるためには、加圧パッドと電子写真用部材との間に樹脂シートを設け、電子写真用部材103の内面に潤滑材を塗布するのが好ましい。以上のように、定着ローラ101と、エンドレスベルト形状の電子写真用部材103および加圧パッド108とによって定着ニップ部を形成することにより、電子写真用部材103によって定着ローラ101の外周に巻きつくように幅広い定着ニップ部を形成することが可能となり、高速化を実現可能になるとともに、厚紙などの定着に対して有利になる。冷却ファン111は、電子写真用部材103を冷却する位置に配置され、制御回路(CPU)によりその動作が制御される。
図4は本発明に係る電子写真用部材の概略断面図である。本発明に係る電子写真用部材はエンドレスベルト形状であり、構成として少なくとも、円筒状の基体1、ゴム弾性層2、フッ素樹脂チューブ3を有している。各層同士の接着については、適宜接着層を設けても良い。また、基体の内面には摺動性を付与する目的で摺動層を設けても良い。以下に詳細を示す。
基体1は、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、電鋳ニッケルなどの金属やポリイミドなどの耐熱性に優れた樹脂からなるエンドレスベルト形状の基体が用いられる。基体1の厚みは30μm以上70μm以下が好ましい。
ゴム弾性層2は、定着時にトナーを過度に押しつぶすことがないように、弾性を定着部材に担持させるものである。このような機能を発現させる上で、ゴム弾性層2は、付加硬化型シリコーンゴムの硬化物で構成することが好ましい。シリカおよびアルミナなどのフィラーの種類や添加量に応じて、弾性を調整することができるからである。また、その架橋度を調整することで、弾性を調整することもできる。ゴム弾性層2の厚みは、100μm以上1000μm以下、特には200μm以上400μm以下が好ましい。層形成の方法は、特に限定されないが、一般的なリングコート法の後に、架橋硬化する方法が挙げられる。
フッ素樹脂チューブ3の厚みについては、フッ素樹脂チューブの柔軟性の観点から、35μm以上55μm以下とすることが好ましい。
フッ素樹脂チューブを構成するフッ素樹脂としては、耐熱性に優れたテトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)が好適に用いられる。PFAチューブは、押し出し成形により成形するものを用いる。原料となるPFAの共重合の形式は特に限定されず、例えば、ランダム共重合、ブロック共重合、グラフト共重合などが挙げられる。また、原料となるPFAにおけるテトラフルオロエチレン(TFE)とパーフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)の含有モル比は特に限定されるものではない。PFAは19F‐NMRで確認することができる。
フッ素樹脂に導電性を付与し、電子写真用部材の表面抵抗を低下させるために、フッ素樹脂チューブ3はカーボンブラックを含有している。カーボンブラックの種類は特に限定されず、例としてアセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック等を挙げることができる。カーボンブラックはラマン分光法で確認することができる。
まず本発明の電子写真用部材を切り出し、断面が出るように樹脂に包埋した後、この試料を粗機械研磨から鏡面機械研磨により鏡面状の断面を作成する。次にフラットミリング装置(例えば(株)日立ハイテクノロジーズ社製E−3200型)を用いてアルゴンイオンビームでエッチングすることによりカーボンブラック粒子を必要最小限露出させる。この試料の表面に電子顕微鏡観察時の帯電防止のため、必要に応じてスパッタリングや蒸着により金、白金等の薄膜を付与する。ここまでの前処理を行った試料を電子顕微鏡(製品名:XL-30、FEI社製)で倍率500倍の観察を行い、フッ素樹脂チューブ断面の観察画像をデジタルデータとして記録する。画像解析では、当該画像から、任意の50個のカーボンブラックの一次粒子を選択し、その粒径を測定した。なお、ここで、粒径とは、当該画像における一次粒子の面積と等しい面積を有する円の直径、すなわち、円相当径をいう。
同様の操作を電子写真用部材の任意の計10カ所の断面について測定し、平均した値を一次平均粒子径とする。画像解析には市販の種々の解析ソフトを使うことが可能であり、必要な解析が可能であれば限定されるものではない。本実施例ではImage−Pro Plus 5.0J(Media Cybernetics社製)を使用した。
押し出し成形方法により形成されたフッ素樹脂チューブは、通常、押し出し方向(電子写真用部材の基体の長手方向)に沿う方向の結晶配向度が35%以上75%以下の範囲にある。
本発明に係るフッ素樹脂チューブとしては、押し出し方向に沿う方向の結晶配向度が50%以下のフッ素樹脂チューブを用いることが好ましい。
押出し方向に沿う方向の結晶配向度が50%以下のフッ素樹脂チューブは、フッ素樹脂分子の押出し方向に沿う方向の配向が過度に進んでいない。そのため、押出方向に直交する方向、すなわち、フッ素樹脂チューブの周方向への亀裂が相対的に生じ難い。一方、上記したように、押し出し成型により成形されたフッ素樹脂チューブの押出し方向に沿う方向の結晶配向度は、通常35%以上となる。そのため、本発明に係るフッ素樹脂チューブとしては、押出方向に沿う方向の結晶配向度が、35%以上、50%以下のものを好適に用いることができる。
数式(1)
H=〔(360−ΣW/360)〕×100
上記数式(1)中、Hは、結晶配向度を表し、Wは、半値幅を表す。
フッ素樹脂チューブ3の表面抵抗については、1×107Ω/m2以上1×1012Ω/m2以下が適している。表面抵抗を上記範囲内とすることによって、剥離オフセットを有効に抑制することができる。
なお、表面抵抗値はハイレスタUP MCP−HT450(三菱化学製、プローブ:UA)にて印加電圧500V、測定時間25秒、測定温度20℃、湿度50%での表面抵抗率を測定した。測定はベルト外周面に関して16点測定し、この平均値をベルトの表面抵抗率とした。
フッ素樹脂チューブ3は、押し出し成形によって形成することができる。すなわち、フッ素樹脂及びカーボンブラックを含むフッ素樹脂混合物を、押し出し機に供給して加熱溶融させ、所定のサイズのリング形状を持った金型(ダイス)を通して押し出し、冷却させることにより成形品を得るものである。
例えば、直径が30mmのフッ素樹脂チューブを押出し成形で製造する場合、まず、ペレット状の材料は押し出し機シリンダー部(押し出しスクリュー部)に供給され、押し出し速度40〜60g/minで加熱しながら練りを加えて押し出される。この時、シリンダー部の温度は徐々に上げられる。そして、押し出し機のサイズ、滞留時間にもよるが通常320℃〜400℃で完全に溶融した状態で内径50mmギャップ5mmのリング状吐出口を通してチューブ状に押し出され、引き取られながらサイジングダイを通して冷却、内径が整えられる。
上記したような押し出し成形方法により形成されたフッ素樹脂チューブは、結晶化度が20〜55、長手方向の配向度が35〜75%の範囲にあるのが通常である。フッ素樹脂チューブの厚みは、先に述べたように、定着効率を向上させるために、50μm以下が好ましい。その理由は積層した際に下層のシリコーンゴム層の弾性を維持し、定着部材としての表面硬度が高くなりすぎることを抑制できるからである。一方、フッ素樹脂チューブの強度を維持する観点から、その厚みは、10μm以上が好ましい。
<フッ素樹脂チューブの作製>
以下の方法に従って、本実施例に用いるフッ素樹脂チューブを作製した。
まず、PFA(商品名:AP201、ダイキン工業社製)100質量部、およびカーボンブラック(製品名:デンカブラック、電気化学工業社製、一次平均粒径95nm)8.5質量部を混合、熔融混練して、次いで、ペレット化した。得られたペレットを、内径が75mm、ダイギャップが0.8mmのリング形状を有するダイを取り付けた押出成形機に導入した。該押出成形機にて、該ペレットを390℃で加熱し、該ダイから押出し速度53g/分で押し出して、カーボンブラックが分散されたPFAのチューブを得た。押し出されたPFAのチューブを、引き取り速度2.5m/分で引き取って、厚みが56μm、内径が53mmの、導電性のフッ素樹脂チューブを得た。
得られたフッ素樹脂チューブについて、カーボンブラックの一次平均粒子径、結晶配向度および表面抵抗の各々を前記した方法により測定した。また、該フッ素樹脂チューブの厚みも測定した。それらの結果を表1に示す。
次いで、上記の方法で得られたフッ素樹脂チューブの内周面を、表面処理剤(商品名:テトラエッチ、潤工社製)で処理した。
次いで、電鋳ニッケルベルト外面にプライマー(製品名:DY39−051、東レ・ダウコーニング社製)を塗布し、加熱処理した。その上に、付加硬化型シリコーンゴムをリングコート法を用いて塗布し、加熱、硬化させてゴム弾性層を形成した。次いで、接着剤(製品名:SE1819CV、東レ・ダウコーニング社製)を塗布したゴム弾性層上に上記で作製した導電性のフッ素樹脂チューブを被せて、該接着剤を硬化させて、本実施例に係る電子写真用部材を得た。
実施例2〜9に係る電子写真用部材の製造に用いるフッ素樹脂チューブを作製した。作製方法としては、リング形状を有するダイを、表2に示す内径およびダイギャップを有するものに変更し、また、PFAの押し出し速度および押出されたPFAチューブの引き取り速度を表2に示したように変更した。また、カーボンブラックを、以下に示したものに変更した。それら以外は、実施例1に係るフッ素樹脂チューブの製造方法と同様とした。
得られた各実施例に用いるフッ素樹脂チューブについて、カーボンブラックの一次平均粒子径、結晶配向度および表面抵抗の各々を前記した方法により測定した。また、それの厚みを測定した。それらの結果を表1に示す。
また、得られた各実施例に係るフッ素樹脂チューブを用いて、実施例1と同様にして各実施例に係る電子写真用部材を得た。
<実施例2のカーボンブラック>
製品名:「シーストFM FEF‐HS」(東海カーボン社製)
一次平均粒径50nm
<実施例3、5、6、7、8、9のカーボンブラック>
製品名:「シーストFY SRF‐HS」(東海カーボン社製)
一次平均粒径72nm
<実施例4のカーボンブラック>
製品名:「♯3030B」(三菱化学社製)
一次平均粒径55nm
比較例1に係る電子写真用部材の製造に用いるフッ素樹脂チューブを作製した。作製方法としては、リング形状を有するダイを、表2に示す内径およびダイギャップを有するものに変更し、また、PFAの押し出し速度および押出されたPFAチューブの引き取り速度を表2に示したように変更した。
また、カーボンブラックを、平均粒子径が小さいカーボンブラックとして、一次平均粒径が、35nmである、電気化学工業社製の「デンカブラック」(商品名)、)を使用した。それら以外は、実施例1に係るフッ素樹脂チューブの製造方法と同様とした。
得られた本比較例に用いるフッ素樹脂チューブについて、カーボンブラックの一次平均粒子径、結晶配向度および表面抵抗の各々を前記した方法により測定した。また、その厚みを測定した。それらの結果を表1に示す。
次いで、本比較例に係るフッ素樹脂チューブを用いて、実施例1と同様にして本比較例に係る電子写真用部材を得た。
比較例2に係る電子写真用部材の製造に用いるフッ素樹脂チューブを作製した。作製方法としては、リング形状を有するダイを、表2に示す内径およびダイギャップを有するものに変更し、また、PFAの押し出し速度および押出されたPFAチューブの引き取り速度を表2に示したように変更した。また、カーボンブラックは、添加しなかった、それら以外は、実施例1に係るフッ素樹脂チューブの製造方法と同様とした。
そして、得られた本比較例に用いるフッ素樹脂チューブについて、結晶配向度および表面抵抗の各々を前記した方法により測定した。また、その厚みを測定した。それらの結果を表1に示す。
次いで、本比較例に係る素樹脂チューブを用いて、実施例1と同様にして本比較例に係る電子写真用部材を得た。
実施例1〜9、比較例1〜2の電子写真用部材を上記ツインベルト方式の定着装置に搭載し、その定着装置をIMAGE RUNNER ADVANCE C7065(商品名、キヤノン株式会社製)に設置して、以下のように、耐亀裂性の評価、剥離オフセットの評価を行った。
各実施例及び各比較例で作製した電子写真用部材を上記定着装置に搭載した。プロセススピードは348mm/secとした。A4サイズの上質カラーレーザーコピア用紙(キヤノン社製;坪量:80g/m2)を、印刷面の短辺を記録材搬送方向にした向きで連続して、毎分70枚供給した。該上質カラーレーザーコピア用紙を300万枚通紙した。引き続いて、長さ450mm幅320mmのコート紙(商品名:OKトップコート;王子製紙製、坪量=128g/m2)を1枚供給し、該コート紙に、シアンのハーフトーン画像を形成した。このハーフトーン画像を第1のハーフトーン画像と称する。そして、第1のハーフトーン画像を目視で観察し、傷、スジ、ムラの如き画像欠陥の有無を観察した。また、第1のハーフトーン画像を形成した時点における電子写真用部材の表面の亀裂の有無を目視で観察した。
第1のハーフトーン画像に欠陥が認められず、また、フッ素樹脂チューブへの亀裂が発生していなかった場合には、該上質カラーレーザーコピア用紙を、さらに100万枚通紙し、引き続いて、コート紙((商品名:OKトップコート)を1枚供給して、該コート紙にシアンのハーフトーン画像を形成した。このハーフトーン画像を第2のハーフトーン画像と称する。そして、第2のハーフトーン画像を目視で観察し、傷、スジ、ムラの如き欠陥の有無を観察した。また、第2のハーフトーン画像を形成した時点における電子写真用部材の表面の亀裂の有無を目視で観察した。
第2のハーフトーン画像に欠陥が認められず、また、フッ素樹脂チューブへの亀裂が発生していなかった場合には、該上質カラーレーザーコピア用紙を、さらに100万枚通紙し、引き続いて、コート紙((商品名:OKトップコート)を1枚供給して、該コート紙にシアンのハーフトーン画像を形成した。このハーフトーン画像を第3のハーフトーン画像と称する。そして、第3のハーフトーン画像を目視で観察し、傷、スジ、ムラの如き欠陥の有無を観察した。また、第3のハーフトーン画像を形成した時点における電子写真用部材の表面の亀裂の有無を目視で観察した。
こうして、第1〜第3のハーフトーン画像の欠陥の有無、及び各ハーフトーン画像を形成した時点における電子写真用部材のフッ素樹脂チューブへの亀裂の発生の有無を、下記の基準に基づき評価した。
なお、評価ランクDを、本発明においては、耐亀裂性が不十分と判定した。
各実施例及び各比較例で作製した電子写真用部材を上記定着装置に搭載した。プロセススピードは348mm/secとした。
記録材としては、坪量が209g/m2の長さ450mm幅320mmサイズのカット紙(以降、「第1のカット紙」と称する)と、坪量が220g/m2のA3サイズのカット紙(以降、「第2のカット紙」と称する)を用意した。
評価は、室温23℃、相対湿度15%で行った。
まず、画像形成装置と記録材を、室温23℃、相対湿度15%の環境下に24時間置いた。その後に、第1のカット紙を連続して100枚通紙して、電子写真用部材の紙が接する領域の電位を一定とした。引き続いて、第2のカット紙を連続して5枚供給し、該第2のカット紙の各々にハーフトーン画像を形成した。5枚目の第2のカット紙上のハーフトーン画像について、スジ、グロスムラの如き画像不良の有無を、5人が目視で観察した。そして、下記の基準で評価した。
ランクA:5人とも画像不良の存在を確認できない。
ランクB:1人が、画像不良の存在を認めた。
ランクC:2人が画像不良の存在を認めた。
ランクD:3人以上が、画像不良の存在を認めた。
ランクDは、明らかに画像不良が発生していると見做し、剥離オフセットによる画像不良が起きていると判断した。
耐亀裂性の評価、剥離オフセットの評価結果を以下の表1に示した。
2 ゴム弾性層
3 フッ素樹脂チューブ
Claims (7)
- エンドレスベルト形状の電子写真用部材であって、
基体、
該基体の周面を被覆しているゴム弾性層、及び
該ゴム弾性層の周面を被覆しているフッ素樹脂チューブを有し、
該フッ素樹脂チューブは、
該基体の略軸方向に結晶配向しており、
フッ素樹脂および該フッ素樹脂中に分散しているカーボンブラックを含み、かつ、
該カーボンブラックの一次平均粒子径が50nm以上、100nm以下であることを特徴とする電子写真用部材。 - 前記フッ素樹脂チューブの前記基体の略軸方向の結晶配向度が、35%以上、50%以下である請求項1に記載の電子写真用部材。
- 前記フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である請求項1または2に記載の電子写真用部材。
- 前記フッ素樹脂チューブの厚みが35μm以上55μm以下である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 前記電子写真用部材の表面抵抗が1×107Ω/m2以上1×1012Ω/m2以下である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 加熱部材と、
該加熱部材に対向配置されており、該加熱部材と共にニップを形成しているエンドレスベルト形状の電子写真用部材とを備えている定着装置であって、
該電子写真用部材が、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子写真用部材であることを特徴とする定着装置。 - 前記電子写真用部材が、少なくとも2つのローラの間に張架されている請求項6に記載の定着装置。
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