JP6477657B2 - オイル誘導プレートの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、オイル誘導プレートの取付け構造に関する。
特許文献1には、動力伝達装置を収容するケースの内部に樹脂製のオイル誘導プレートを設けて、動力伝達装置の回転部材とケースとの間でオイルの流れる方向を規制することが開示されている。また、特許文献1に記載された構成では、ケース内部において、オイル誘導プレートの端部に設けられたシール部材によって、オイル誘導プレートとケースとの間がシールされている。
特開2015−178887号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、オイル誘導プレートが樹脂部材により構成されているため、動力伝達装置の振動によってオイル誘導プレートが変形する虞がある。シール部材はケースの内面に接触しているものの、オイル誘導プレートが変形すると、シール部材とケースとの接触面(シール面)に隙間が生じてシール性が低下する虞がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、樹脂製のオイル誘導プレートとケースとの間のシール性を向上させることができるオイル誘導プレートの取付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、動力伝達装置を収容するケースと、前記ケースの内壁に取り付けられた板状の樹脂部材であり、前記ケースの内部において前記動力伝達装置の回転部材と前記ケースとの間でオイルが流れる方向を規制するオイル誘導プレートと、前記オイル誘導プレートと前記ケースとの間をシールするシール部材とを有するオイル誘導プレートの取付け構造において、前記オイル誘導プレートには、当該オイル誘導プレートの端部に沿った縁部分に前記シール部材が設けられ、前記シール部材は、前記オイル誘導プレートの板厚方向両側に突出し、かつ前記端部に沿って線状に延びている弾性体要素であり、前記ケースの内壁には、前記オイル誘導プレートが取り付けられる固定部が設けられ、前記固定部は、前記縁部分を板厚方向両側から挟んで対向する一対の対向面を有し、前記一対の対向面で前記弾性体要素を挟持して圧縮変形させるとともに、前記弾性体要素を介して前記オイル誘導プレートを支持することを特徴とする。
本発明では、樹脂製のオイル誘導プレートの縁部分に設けられた弾性体要素が、ケースの内壁に設けられた一対の対向面によって挟持されて圧縮変形している。つまり、オイル誘導プレートが固定されている固定部内において、弾性体要素が圧縮変形された状態から復元することを一対の対向面によって規制されている。そのため、一対の対向面には弾性体要素の復元力が作用し、一対の対向面と弾性体要素とが密着するとともに、その復元力が作用する方向(板厚方向)でオイル誘導プレートの位置決めすることができる。これにより、オイル誘導プレートとケースとの間のシール性を向上させることができる。
本発明は、上記発明において、前記ケースは、第1ケース部材と第2ケース部材とを組み合わせたものであり、前記一対の対向面のうち一方の面は、前記第1ケース部材に設けられ、前記一対の対向面のうち他方の面は、前記第2ケース部材に設けられていることが好ましい。
本発明では、ケース部材の組み付け時に、一対の対向面によってシール部材である弾性体要素を確実に挟み込むことができる。これにより、弾性体要素が確実にシール機能を発揮できるとともに、組み付け性を向上することができる。
本発明は、上記発明において、前記固定部は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とのうち少なくとも一方の合わせ面に形成された固定用溝により構成されていることが好ましい。
本発明は、上記発明において、前記ケースは、複数のケース部材を組み合わせたものであり、前記一対の対向面は、前記複数のケース部材のうちいずれか一つのケース部材に形成された固定用溝の一部であることが好ましい。
本発明は、上記発明において、前記オイル誘導プレートは、前記ケースのうち前記固定部以外の箇所で固定具によって固定され、前記固定具による固定箇所は、二箇所以下であることが好ましい。
本発明では、固定部および弾性体要素によってオイル誘導プレートを位置決めして固定できる。また、固定具による固定箇所が固定部以外の二箇所以下にすることができる。これにより、固定具を削減でき、コストを削減できる。
本発明は、上記発明において、前記縁部分には、板厚方向に貫通し、かつ前記端部に沿って線状に延びている貫通孔が形成され、前記弾性体要素は、前記貫通孔を貫通して前記縁部分から板厚方向両側に突出していることが好ましい。
本発明は、上記発明において、前記貫通孔は、前記端部に沿って断続的に形成され、前記弾性体要素は、前記端部に沿った方向で断続的に貫通し、かつ前記一対の対向面の一方の面には前記端部に沿った方向で連続的に接触していることが好ましい。
本発明では、シール部材である弾性体要素は一対の対向面のうち少なくとも一方の面と連続的に面接触している。すなわち、弾性体要素と一対の対向面とが面接触している部分が線状に連続的に延びている。これにより、オイル誘導プレートとケースとの間のシール性を向上させることができる。
本発明によれば、動力伝達装置を収容するケースの内部において、樹脂製のオイル誘導プレートの縁部分に設けられた弾性体要素が、ケースの内壁に設けられた一対の対向面によって挟持され圧縮変形しているので、オイル誘導プレートとケースとの間のシール性を向上させることができる。
図1は、第1実施形態に係るオイル誘導プレートの取付け構造を模式的に示す断面図である。 図2は、ケースの構造を説明するための模式図である。 図3は、固定用突起の一例を模式的に示す図である。 図4は、オイル誘導プレートおよびシール部材を説明するための模式図である。 図5は、シール部材が設けられている縁部分を説明するための模式図である。 図6は、オイル誘導プレートを取り付ける前の状態を説明するための模式図である。 図7(a)は、オイル誘導プレートの一方の面に設けられたシール部材の配置を説明するための図である。図7(b)は、オイル誘導プレートの他方の面に設けられたシール部材の配置を説明するための図である。 図8は、第1実施形態の変形例を説明するための図である。 図9は、第2実施形態に係るオイル誘導プレートの取付け構造を模式的に示す断面図である。 図10は、オイル誘導プレートの変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るオイル誘導プレートの取付け構造について具体的に説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.取付け構造の概要]
図1〜図6を参照して、第1実施形態に係るオイル誘導プレートの取付け構造について説明する。図1に示すように、第1実施形態の取付け構造1は、ケース2の内部Sにおいてオイルが流れる方向を規制する樹脂製のオイル誘導プレート10と、ケース2のうちオイル誘導プレート10が取り付けられる部分である固定部20と、オイル誘導プレート10とケース2との間をシールするシール部材30とを有する。
第1実施形態では、ケース2を構成する二つのケース部材2A,2Bによって、オイル誘導プレート10の縁部分100に設けられたシール部材30を挟み込む構造に構成されている。以下、取付け構造1の詳細構成について説明する。
[1−2.詳細構成]
[1−2−1.ケースおよびオイル誘導プレートの配置]
ケース2は、内部Sに動力伝達装置(図示せず)を収容するものであり、複数のケース部材を組み合わせて構成されている。図1,2に示すように、ケース2は、両端が開口した筒状のケース本体である第1ケース部材2Aと、第1ケース部材2Aの一方の開口部に取り付けられるカバー部材である第2ケース部材2Bと、第1ケース部材2Aの他方の開口部に取り付けられるカバー部材である第3ケース部材(図示せず)とにより構成されている。図1に示すように、内部Sにオイル誘導プレート10が取り付けられた状態のケース2では、第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとがボルト40によって締結されている。なお、図2に示すケース2は、上述した複数のケース部材のうちフロントカバーを構成する第2ケース部材2Bである。また、ケース部材同士を締結するためのボルト40およびボルト孔は複数設けられている。
そのケース2の内部Sに収容される動力伝達装置は、車両に搭載され、エンジンから出力された動力を駆動輪に伝達する機構である。図示しないが、動力伝達装置は、変速機、カウンタギヤ機構、およびデファレンシャルギヤ機構を備え、例えばフロントエンジン・フロントドライブ式の車両に搭載される。つまり、ケース2は、変速機およびデファレンシャルギヤ機構を収容するトランスアクスルケースである。その動力伝達装置はエンジンから駆動輪に至る動力伝達経路上で変速機からカウンタギヤ機構を介してデファレンシャルギヤ機構へ動力を伝達する。そのため、ケース2の内部には、動力伝達装置を構成する複数の回転軸(例えば第1軸、第2軸、および第3軸)が設けられている。
図2に示すように、ケース2には、変速機の回転軸(第1軸)に対応する部分である第1軸対応部位21と、カウンタギヤ機構のカウンタ軸(第2軸)に対応する部分である第2軸対応部位22と、車軸(第3軸)に対応する部分である第3軸対応部位23とが含まれる。例えば、変速機は、遊星歯車機構により構成され、エンジンと同一軸線上の第1軸上に設けられた入力軸および出力ギヤを備えている。また、デファレンシャルギヤ機構は第3軸上に設けられ、駆動軸を介して左右の駆動輪(前輪)が接続されている。さらに、第3軸対応部位23には、円筒状のオイル誘導プレート10が取り付けられる。
オイル誘導プレート10は、ケース2の内壁に取り付けられ、デファレンシャルギヤ機構とケース2との間に配置されている。つまり、オイル誘導プレート10は、デファレンシャルギヤ機構とケース2との間でオイルが流れる方向を規制する樹脂製のバッフルプレートである。また、オイル誘導プレート10は、オイル誘導プレート10の周方向で異なる位置に設けられた複数の固定要素によってケース2に固定されている。複数の固定要素には、第1固定要素としてのシール部材30、第2固定要素としての固定具(図示せず)、第3固定要素としての固定用突起114(図3に示す)が含まれる。図3に示すように、固定用突起114は、いわゆるファーツリーマウントと称されるものである。
なお、固定用突起114は、図2には示されていない。説明の便宜上、図2には、固定用突起114が形成されている位置を特定するための形成箇所114A,114Bが示されている。これは、後述する図4についても同様である。
[1−2−2.オイル誘導プレートとシール部材]
図4は、オイル誘導プレート10とシール部材30とを説明するための模式図である。図5は、シール部材30が設けられている縁部分を説明するための模式図である。なお、この説明では、図4に示す一点鎖線Oに沿った方向を「軸方向」と記載し、一点鎖線Oを基準にして「周方向」および「径方向」と記載する。
図4に示すように、オイル誘導プレート10は、円筒状のバッフルプレートである。オイル誘導プレート10の縁部分100には、シール部材30が設けられている。シール部材30は、弾性変形が可能な弾性体要素であり、上述した通りオイル誘導プレート10をケース2に固定する固定要素として機能する部材でもある。縁部分100は、シール部材30を介してケース2に取り付けられる部分である。また、シール部材30は、オイル誘導プレート10よりも軟らかいゴムなどの材質により構成されている。
詳細には、縁部分100は、円弧状の外周端部101から径方向内側に所定幅を有し、外周端部101に沿って周方向に延びている部分である。シール部材30は、縁部分100において、縁部分100の板厚方向両側に突出しているとともに、外周端部101に沿った方向(周方向)に線状に延びている。図5に示すように、縁部分100には、シール部材30が取り付けられる部分として、縁部分100を板厚方向に貫通する貫通孔102が形成されている。図4に示すように、貫通孔102は、外周端部101に沿った方向(周方向)に延びている。そして、図5に示すように、シール部材30は、貫通孔102を貫通して、縁部分100の板厚方向両側に突出している。
具体的には、オイル誘導プレート10は、円筒状のプレート本体11と、湾曲板状の補助部材12とが一体化された板状の樹脂部材である。プレート本体11と補助部材12とは、いずれも樹脂部材であり、重ね合わせて振動溶着されている。また、オイル誘導プレート10は油路付きバッフルプレートであり、プレート本体11と補助部材12との重ね合わせによって油路50が形成されている。プレート本体11と補助部材12との合わせ面(溶着面)のうち少なくいずれか一方には油路50を構成する油路溝(図示せず)が形成されている。例えば、プレート本体11に形成された油路溝と補助部材12に形成された油路溝とが対向するようにして一体化(振動溶着)されている。そのプレート本体11は、筒状部111と、フランジ部112とを備えている。
筒状部111は、高さ方向(軸線方向)の両側が開口したドーム状に形成されている。筒状部111は、ドーム状の頂部側に開口する第1開口部111aと、ドーム状の底部側に開口する第2開口部111bとを備え、第2開口部111bから第1開口部111aに向けて複数段あるいは徐々に縮径する形状を有する。すなわち、第1開口部111aは第2開口部111bよりも小径である。
フランジ部112は、筒状部111の第2開口部111bから径方向外側に突出し、周方向に沿って延びている。図1に示すように、オイル誘導プレート10をケース2に取り付けた状態では、フランジ部112および筒状部111がケース2とデファレンシャルギヤ機構との間でオイルが流れる方向を規制する隔壁として機能する。
また、フランジ部112の外周側は上述した縁部分100であり、フランジ部112の外周端は上述した外周端部101である。すなわち、外周端部101は円弧状に形成され、フランジ部112の外周端側にシール部材30が設けられている。図5に示すように、フランジ部112の一方の面112aのうち外周側の部分は、縁部分100の一方の面103である。フランジ部112の他方の面112bのうち外周側の部分は、縁部分100の他方の面104である。そのフランジ部112は、第2開口部111bの全周に亘って同じ形状で径方向外側に突出していなくてもよい。また、シール部材30は、フランジ部112の外周端の全周に亘って設けられておらず、周方向でフランジ部112の一部に設けられている。図2に示すように、シール部材30は、ケース2に取り付けられた状態におけるオイル誘導プレート10の下方部分に連続的に設けられている。
そのフランジ部112の一部には、補助部材12が一体化されている。補助部材12は、フランジ部112の一方の面112a側に溶着されている。その補助部材12の一部は、フランジ部112の外周端よりも径方向外側に突出している。つまり、シール部材30は、フランジ部112のうち補助部材12が取り付けられていない部分に設けられている。
また、図2,4に示すように、プレート本体11には、第2固定要素である固定具(ボルト)によって第2ケース部材2B(ケース2)に固定されるボルト固定部113が形成されている。ボルト固定部113は、筒状部111の外側で軸線方向に沿って突出し、その先端部にはボルト孔113aが設けられている。図2に示すように、ボルト孔113a(ボルト固定部113)の配置は、オイル誘導プレート10の周方向において、シール部材30が設けられている位置とは異なる位置である。この場合、ボルトなどの固定具によってオイル誘導プレート10が固定される箇所は一箇所である。
さらに、フランジ部112には、第3固定要素である固定用突起114が一体成形されている。固定用突起114は、オイル誘導プレート10の周方向おいて異なる位置(形成箇所114A,形成箇所114B)に二つ設けられている。二つの固定用突起114は同一方向に突出している。図3に示すように、固定用突起114は、フランジ部112の他方の面112b側から軸線方向に突出している。その固定用突起114は、ケース2(第2ケース部材2B)に挿入され、オイル誘導プレート10をケース2に固定する。また、図2に示すように、ボルト孔113aの形成箇所(第2固定要素によって固定される箇所)と、固定用突起114が設けられている二箇所(形成箇所114A,114B)とは、オイル誘導プレート10の周方向で所定間隔(例えば等間隔)を空けた位置に設けられている。このように、周方向の異なる三点でオイル誘導プレート10をケース2に固定することによって、オイル誘導プレート10が周方向に回転することを抑制できる。
なお、オイル誘導プレート10には、油路50、供給口51、第1排出口52、第2排出口53が形成されている。油路50は、オイル誘導プレート10の内部に形成され、供給口51と第1排出口52と第2排出口53とに連通している。油路50は供給口51から第1排出口52に至る経路と供給口51から第2排出口53に至る経路とに分岐している。供給口51から油路50に流入したオイルは、油路50内を第1排出口52および第2排出口53に向けて圧送され、ケース2の内部Sで異なる位置に設けられた潤滑必要部(図示せず)へ供給される。
[1−2−3.固定部]
図1に示すように、固定部20は、オイル誘導プレート10の縁部分100を板厚方向に挟んで対向する一対の対向面201,202を有し、第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとによって形成されている。第1対向面201は、第1ケース部材2Aに設けられ、シール部材30の一方の端部31に面接触するシール面である。第2対向面202は、第2ケース部材2Bに設けられ、シール部材30の他方の端部32と面接触するシール面である。また、一対の対向面201,202が縁部分100を板厚方向両側から挟んで対向している状態とは、第1対向面201と縁部分100の一方の面とが非接触、かつ第2対向面202と縁部分100の他方の面とが非接触の状態である。
詳細には、第1対向面201は、第1ケース部材2Aのうち第2ケース部材2Bとの合わせ面24と同一平面上に設けられている。第2対向面202は、第2ケース部材2Bのうち第1ケース部材2Aとの合わせ面25から軸線方向に凹んだ面上に設けられている。また、第1対向面201と第2対向面202とは、互いに平行な面に形成され、いずれも軸線方向に対して直交する平坦面である。第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとが組み付けられた状態における第1対向面201と第2対向面202との間隔(軸線方向距離)は、シール部材30の自然長(軸線方向長さ)よりも短い所定長さに設計されている。要するに、一対の対向面201,202は、シール部材30を弾性変形させることが可能な幅に形成された固定用溝26の一部である。固定用溝26は、第1ケース部材2Aおよび第2ケース部材2Bによって形成されている。すなわち、固定部20は、固定用溝26である。また、オイル誘導プレート10の縁部分100は、固定用溝26とは非接触に配置されている。
図2に破線で示すように、第2ケース部材2Bのうち固定用溝26(第2対向面202)が形成されている形成範囲Tは、径方向でオイル誘導プレート10の外周端部101と合わせ面25との間であって、周方向では少なくともシール部材30が設けられている範囲を含むように外周端部101に沿って延びている。すなわち、固定用溝26は、シール部材30が設けられている範囲に対応するように設けられている。また、図示しないが、第1ケース部材2Aにおいて固定用溝26を構成する第1対向面201が形成されている範囲は、上述した第2対向面202の形成範囲Tに対応している。
[1−3.取付け方法]
次に、オイル誘導プレート10の取付け方法について説明する。ここでは、まず図6を参照してオイル誘導プレート10をケース2に取付ける前の状態について説明し、次いで図1を参照してオイル誘導プレート10をケース2に取付けた後の状態について説明する。オイル誘導プレート10の取付け前後において、シール部材30の形状が変化する。
[1−3−1.取付け前]
図6に示すように、オイル誘導プレート10をケース2に取付ける前の状態では、シール部材30は弾性変形せずに自然長の状態である。ケース2を組み付ける際、シール部材30の両端部31,32を一対の対向面201,202で挟み込むようにして、第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとをボルト40によって締結する。例えば、オイル誘導プレート10のボルト固定部113を第2ケース部材2Bにボルト締結し、かつ固定用突起114を第2ケース部材2Bに挿入してから、一対の対向面201,202でシール部材30の両端部31,32を挟み込むようにして第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとをボルト締結する。
[1−3−2.取付け後]
図1に示すように、オイル誘導プレート10をケース2に取付けた後の状態では、一対の対向面201,202でシール部材30を挟持して圧縮変形させている。この場合、第1ケース部材2Aと第2ケース部材2Bとをボルト40によって締結している軸力(締め付け力)によって、シール部材30を縁部分100の板厚方向に圧縮させている。ケース2は金属製であり、シール部材30が弾性体要素であるため、その軸力によってシール部材30が圧縮変形する。また、圧縮されたシール部材30は、縁部分100の貫通孔102の開口よりも大きくなるように変形する。その変形は、縁部分100の一方の面103と他方の面104との両側で生じる。そのため、縁部分100は、軸線方向において固定部20の真ん中に位置決めされる。つまり、オイル誘導プレート10が固定されている固定部20内において、シール部材30が圧縮変形された状態から復元することを一対の対向面201,202によって規制されている。一対の対向面201,202にはシール部材30の復元力が作用するので、その復元力が作用する方向(軸線方向/縁部分100の板厚方向)でオイル誘導プレート10の位置決めすることができる。このように、シール部材30が板厚方向に圧縮変形することによりオイル誘導プレート10が固定部20に中央揃え(センタリング)される。
また、ケース2の組み付け時、オイル誘導プレート10の外周端部101は固定部20とは非接触に配置される。つまり、固定部20は、一対の対向面201,202がシール部材30を挟持することによって、シール部材30を介してオイル誘導プレート10を支持している。そのため、ケース2(第1ケース部材2A、第2ケース部材2B)の振動は弾性体要素であるシール部材30を介してオイル誘導プレート10に伝達する。これにより、ケース2の内部Sに収容されている動力伝達装置により生じる振動によって樹脂製のオイル誘導プレート10が変形することを抑制することができる。さらに、シール部材30が一対の対向面201,202によって挟持され圧縮変形しているので、シール部材30の復元力によってシール面を密着させることができる。これにより、オイル誘導プレート10の変形によるシール部材30とケース2との接触面(シール面)に隙間が生じることを抑制できる。
以上説明した通り、第1実施形態の取付け構造1によれば、動力伝達装置を収容するケース2の内部Sにおいて、オイル誘導プレート10に設けられたシール部材30を一対の対向面201,202で挟持して圧縮変形させているので、樹脂製のオイル誘導プレート10とケース2との間のシール性を確保することができる。これにより、オイル誘導プレート10によってオイルを所望の位置に導くことができるため、動力伝達装置の耐焼付け性を向上させ、動力伝達装置の信頼性を向上させることができる。加えて、動力伝達装置の回転部材(潤滑必要部位)に過剰なオイルが流れてしまうことを抑制できるので、ドラグトルクを低減でき、燃費を向上させることができる。
また、オイル誘導プレート10は、縁部分100の両面側で圧縮変形されたシール部材30によって位置決め(軸線方向に位置決め)されて、ケース2の固定部20に固定されている。つまり、シール部材30は、シール機能と位置決め機能とを発揮する。これにより、オイル誘導プレート10がケース2から脱落することを防止できる。そのため、ボルト等の固定具を削減できる。例えば、固定部20の形成範囲Tにボルト孔およびボルト座を設ける場合よりも材料費などのコストを削減できる。加えて、ボルト締結が不要になり、組み付け工数を削減することもできる。
さらに、ケース2の組み付け時、一対の対向面201,202によってシール部材30を全体的に均一に圧縮させることが可能なので、シール部材30によるシール機能および位置決め機能を確実に発揮させることができる。これにより、組み付け性が向上するとともに、固定部20とシール部材30とのシール面からのオイル漏れを抑制でき、燃費を向上させることができる。
また、固定部20で挟持されたシール部材30によってオイル誘導プレート10の剛性を補うことができる。つまり、シール部材30が設けられていない場合よりもオイル誘導プレート10の剛性を低く設定することができる。これにより、オイル誘導プレート10の剛性を補強するためのリブを廃止できるとともに、オイル誘導プレート10の板厚を減少させることが可能になるため、材料費を削減できる。加えて、ケース2の内部で限られた設置スペースにオイル誘導プレート10を固定することが可能になり、ケース2の小型化および軽量化が図れる。
また、縁部分100および外周端部101は固定部20(固定用溝26)とは非接触である。そのため、オイル誘導プレート10が振動した際、相対的にオイル誘導プレート10よりも硬いケース2などの周辺要素に、縁部分100および外周端部101が直接衝突することを、シール部材30によって抑制できる。つまり、シール部材30がオイル誘導プレート10とケース2との間で緩衝材として機能する。これにより、オイル誘導プレート10の破損や磨耗を抑制できるとともに、オイル誘導プレート10が振動することによるケース2の内部Sでの異音発生を抑制できる。
なお、シール部材30は、一対の対向面201,202のうち少なくとも一方の面に連続的に接触していればよい。そのため、シール部材30の形状および設置方法は、上述した第1実施形態に限定されない。一例として、図7(a),(b)に示すように、シール部材30は、外周端部101に沿った方向に断続的に貫通するように構成されてもよい。この場合、縁部分100には、複数の貫通孔102が形成されている。また、貫通孔102は全体として外周端部101に沿った方向に断続的に延びている。そして、図7(a)に示すように、縁部分100の一方の面103側では、シール部材30の一方の端部31が外周端部101に沿って一連(連続的)に延びている。一方、図7(b)に示すように、縁部分100の他方の面104側では、シール部材30の他方の端部32が外周端部101に沿って断続的に延びている。このように、シール部材30が断続的にオイル誘導プレート10を貫通する場合であっても、シール部材30のうち少なくとも一方の端部31が一対の対向面201,202のうち第1対向面201と連続的に線状に接触している。つまり、シール部材30と一対の対向面201,202とが面接触している部分が帯状に延びているため、その帯状の接触部分(シール部分)によってオイル誘導プレート10をケース2に固定できる。これにより、固定部20におけるオイル誘導プレート10の固定力が安定して発揮され、オイル誘導プレート10がケース2に対して軸方向へ相対的に動くことを抑制できる。すなわち、ボルトなどの固定具を多く設けなくても、固定部20およびシール部材30によってオイル誘導プレート10を位置決め(軸線方向に位置決め)することができる。その結果、固定具の削減等によるコスト削減、組み付け工数削減、および軽量化を図れる。
また、シール部材30は、複数設けられてもよい。つまり、固定部20もシール部材30に対応する位置(範囲)に複数設けられてよい。一例として、図8に示すように、第2ケース部材2Bの合わせ面25に形成されたボルト孔27が固定部20を分断する位置にある場合には、固定部20を二つの形成範囲T,Tに分けて形成することができる。この場合、オイル誘導プレート10のシール部材30も、周方向で二つの範囲に分けて設けられている。
詳細には、図8に示すように、第1形成範囲Tには、第1固定用溝26A(第1固定用溝26Aの第2対向面202A)が設けられている。その第1形成範囲Tに対応して、第1シール部材30Aは、第1貫通孔102Aを貫通し、第1外周端部101Aに沿って周方向に所定長さ延びている。一方、第2形成範囲Tには、第2固定用溝26B(第2固定用溝26Bの第2対向面202B)が設けられている。その第2形成範囲Tに対応して、第2シール部材30Bは、第2貫通孔102Bを貫通し、第2外周端部101Bに沿って周方向に所定長さ延びている。このように、固定部20は、オイル誘導プレート10の外周端部101に沿って断続的に形成されてもよい。また、オイル誘導プレート10には二つのシール部材30が設けられてもよく、そのシール部材30は周方向で縁部分100の一部に設けられてもよい。
さらに、シール部材30は、オイル誘導プレート10を貫通せず、オイル誘導プレート10の両面のそれぞれに一体化されてもよい。例えば、縁部分100の一方の面103にシール部材30が一体化され、かつ縁部分100の他方の面104にシール部材30が一体化されてもよい。
固定部20の一対の対向面201,202は、両方とも合わせ面とは異なる平面上に設けられてもよい。例えば、第1対向面201は、第1ケース部材2Aのうち第2ケース部材2Bとの合わせ面24から窪んだ凹部により形成され、かつ第2対向面202は、第2ケース部材2Bのうち第1ケース部材2Aとの合わせ面25から窪んだ凹部により形成されてもよい。この場合、シール部材30は縁部分100の表面に接着されてもよい。
また、一対の対向面201,202は、互いに平行な面に限定されない。一対の対向面201,202は、シール部材30の弾性変形を吸収して、シール部材30との接触面(シール面)を密着状態に保つことができる表面形状であればよい。そのため、一対の対向面201,202は、凹凸面であってもよく、互いに平行な面でなくてもよい。
さらに、ボルトなどの固定具によってオイル誘導プレート10がケース2に固定される固定箇所は、ケース2のうち固定部20が設けられている箇所(上述した形成範囲T)以外に二箇所以下であればよい。例えば、上述した図2に示す固定用突起114の形成箇所114Aおよび形成箇所114Bを両方とも廃止し、かつ形成箇所114Aにボルト孔を設けてもよい。この場合、ボルト固定部113と形成箇所114Aの二箇所をボルト締結することになる。このように、ボルト締めする箇所を二箇所以下にしても、固定部20においてシール部材30を介してオイル誘導プレート10を固定できているので、固定部20が三点目の固定箇所として機能する。すなわち、周方向の異なる三点でオイル誘導プレート10をケース2に固定でき、オイル誘導プレート10の回転を抑制できる。さらに、固定具による固定箇所の設計自由度が高まる。例えば、固定用突起114を複数設ける場合には、複数の固定用突起114を全て同じ方向に向けて突出させる必要があるため、オイル誘導プレート10およびケース2の形状制約が発生する。しかしながら、上述したように固定用突起114の数を減らすことができるため、その形状制約が発生しない。そのため、オイル誘導プレート10およびケース2の形状設計の自由度が高まるとともに、固定用突起114の削減に伴うコスト削減、および軽量化を図れる。
[2.第2実施形態]
次に、図9を参照して、第2実施形態の取付け構造について説明する。第2実施形態では、ケース2を構成する複数のケース部材のうちいずれか一つに固定部20が設けられている。なお、第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、その参照符号を引用する。
図9に示すように、第2実施形態の取付け構造300では、固定部20の一対の対向面201,202が両方とも第2ケース部材2Bに設けられている。要するに、第2ケース部材2Bに形成された矩形状の固定用溝28によってシール部材30を挟持するための一対の対向面201,202が形成されている。固定用溝28は、第2ケース部材2Bの内壁に線状に延びるように形成されている。
第2実施形態では、オイル誘導プレート10の縁部分100に設けられたシール部材30が固定用溝28に嵌め込まれる。これにより、固定用溝28の壁面である一対の対向面201,202によってシール部材30が挟持され圧縮変形させることができる。すなわち、固定用溝28にシール部材30が圧入されている。この場合、シール部材30を圧縮変形させる荷重は、第2ケース部材2Bに形成された固定用溝28の形状(溝幅)に基づくものである。つまり、第1実施形態のようにケース部材をボルト締めする軸力(締め付け力)によってシール部材が圧縮変形する場合とは異なる。
第2実施形態の取付け構造300によれば、オイル誘導プレート10の設置個所(固定箇所)の自由度が高まる。また、シール部材30を固定用溝28に圧入すればよいため、オイル誘導プレート10の取り付けが容易である。
なお、固定用溝28は、第2ケース部材2Bに限らず、第1ケース部材2Aに設けられてもよい。要するに、ケース2は複数のケース部材を組み合わせたものであるため、そのケース部材のうち少なくともいずれか一つに固定用溝28が設けられていればよい。
[3.変形例]
さらに、オイル誘導プレート10は、上述したバッフルプレートに限定されない。例えば、オイル誘導プレートは、ケース2の内壁に取り付けられる樹脂製のオイルガイドであってもよい。このオイルガイドは、ケース2の内部Sにおいてオイルを所望の位置(潤滑必要部位の箇所)に導く部材である。
図10に示すように、変形例のオイル誘導プレート400は、半円筒状に形成された樹脂製のオイルガイドである。オイル誘導プレート400のうちケース2に取り付けられる部分である二箇所の縁部分410,420には、第1シール部材501および第2シール部材502が設けられている。各シール部材501,502は、上述したシール部材30と同様に弾性体要素により構成され、オイル誘導プレート400を貫通して、両面400a,400b側に突出している。
第1シール部材501は、湾曲した第1縁部分410に設けられ、円弧状の第1端部411に沿って線状に延びている。第2シール部材502は、直線状の第2縁部分420に設けられ、直線状の第2端部421に沿って線状に延びている。
なお、変形例のオイル誘導プレート400において、第1シール部材501は第1端部411の全域に亘って設けられていなくてもよい。同様に、第2シール部材502は第2端部421の全域に亘って設けられていなくてもよい。要するに、各シール部材501,502は、オイル誘導プレート400のうちケース2との間でオイルをシールしたい部分、もしくは位置決めしたい部分に設けられていればよい。また、変形例のオイル誘導プレート400は、上述した第1実施形態の固定部20(固定用溝26)、第2実施形態の固定用溝28のどちらにも取り付けることが可能である。
1 取付け構造
2 ケース
10 オイル誘導プレート
20 固定部
24,25 合わせ面
30 シール部材
31,32 端部
100 縁部分
101 外周端部
102 貫通孔

Claims (7)

  1. 動力伝達装置を収容するケースと、
    前記ケースの内壁に取り付けられた板状の樹脂部材であり、前記ケースの内部において前記動力伝達装置の回転部材と前記ケースとの間でオイルが流れる方向を規制するオイル誘導プレートと、
    前記オイル誘導プレートと前記ケースとの間をシールするシール部材とを有するオイル誘導プレートの取付け構造において、
    前記オイル誘導プレートには、当該オイル誘導プレートの端部に沿った縁部分に前記シール部材が設けられ、
    前記シール部材は、前記オイル誘導プレートの板厚方向両側に突出し、かつ前記端部に沿って線状に延びている弾性体要素であり、
    前記ケースの内壁には、前記オイル誘導プレートが取り付けられる固定部が設けられ、
    前記固定部は、前記縁部分を板厚方向両側から挟んで対向する一対の対向面を有し、前記一対の対向面で前記弾性体要素を挟持して圧縮変形させるとともに、前記弾性体要素を介して前記オイル誘導プレートを支持する
    ことを特徴とするオイル誘導プレートの取付け構造。
  2. 前記ケースは、第1ケース部材と第2ケース部材とを組み合わせたものであり、
    前記一対の対向面のうち一方の面は、前記第1ケース部材に設けられ、
    前記一対の対向面のうち他方の面は、前記第2ケース部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
  3. 前記固定部は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とのうち少なくとも一方の合わせ面に形成された固定用溝により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
  4. 前記ケースは、複数のケース部材を組み合わせたものであり、
    前記一対の対向面は、前記複数のケース部材のうちいずれか一つのケース部材に形成された固定用溝の一部であることを特徴とする請求項1に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
  5. 前記オイル誘導プレートは、前記ケースのうち前記固定部以外の箇所で固定具によって固定され、
    前記固定具による固定箇所は、二箇所以下である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
  6. 前記縁部分には、板厚方向に貫通し、かつ前記端部に沿って線状に延びている貫通孔が形成され、
    前記弾性体要素は、前記貫通孔を貫通して前記縁部分から板厚方向両側に突出している
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
  7. 前記貫通孔は、前記端部に沿って断続的に形成され、
    前記弾性体要素は、前記端部に沿った方向で断続的に貫通し、かつ前記一対の対向面の一方の面には前記端部に沿った方向で連続的に接触している
    ことを特徴とする請求項6に記載のオイル誘導プレートの取付け構造。
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