JP6477357B2 - 回転電機のコイル線接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータが有する複数のコイル線のうち、同一相のコイル線をバスバーに接合する際の回転電機のコイル線接合方法に関する発明である。
回転電機のステータが有する複数のコイル線のうち、同一相のコイル線をバスバーに接合するコイル線の接合方法では、従来、コイル線の一端部をステータ軸方向外側に向けてから、スタータの端部にバスバーを固定し、バスバーに形成したレッグにコイル線先端を挿入してカシメ接合していた(例えば、特許文献1参照)。
WO 2014/057978 A1号公報
ところで、従来のコイル線接合方法では、バスバーのレッグに挿入するコイル線の一端部をステータ軸方向外側に向けて延在しているが、バスバーがステータの軸方向端部に固定されているため、このステータの軸方向端部に近接した位置でバスバーとコイル線とをカシメ接合することになる。
そのため、カシメ接合に用いる接合用治具を配置するスペースがステータによって制限されてしまうが、この接合用治具がステータに干渉しないように作業を行う必要があり、接合作業性が悪いという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、バスバーにコイル線を接合する際の作業性の向上を図ることができる回転電機のコイル線接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の回転電機のコイル線接合方法では、円筒状のステータの各ティースに巻回された複数のコイル線のうち、同一相のコイル線をバスバーに電気的に接合するとき、バスバーに接合するコイル線の端部を、ステータ径方向外側に引き出してからステータ軸方向に沿って折り曲げて折り曲げ端部を形成する。このとき、この折り曲げ端部に、バスバー接合時の折り曲げ端部の全長を接合に必要な必要長を超える長さにする延長端部を設ける。
そして、延長端部を有する折り曲げ端部を形成したら、バスバー支持治具を介してステータの軸方向端部にバスバーをセットする。バスバーをセットしたら、接合用治具を用いて、バスバーに折り曲げ端部を接合する。
バスバーに折り曲げ端部を接合したら、バスバー支持治具及び接合用治具を退避させてから延長端部を折りたたみ、バスバーをステータの軸方向端部に近接させた後、バスバーをステータに固定する。
よって、本発明の回転電機のコイル線接合方法では、コイル線の端部に形成した折り曲げ端部に、バスバー接合時の折り曲げ端部全長を、必要長を超える長さにする延長端部が設けられる。また、バスバーがバスバー支持治具を介してステータの軸方向端部にセットされる。
そのため、バスバーに折り曲げ端部を接合する際、バスバーとステータ端部との間には、バスバー支持治具分の隙間があいた状態になり、ステータの軸方向端部から所定の距離を確保した位置でバスバーとコイル線とを接合することができる。
これにより、カシメ接合に用いる接合用治具を配置するスペースがステータによって制限されることがなくなり、この接合用治具の配置スペースが拡大され、作業性の向上を図ることができる。
実施例1のステータアッシを示す全体斜視図である。 図1のステータアッシの一部を拡大して示す斜視図である。 図1のステータアッシの分解斜視図である。 図1のステータアッシの縦断面図である。 実施例1のバスバーアッシの分解斜視図である。 実施例1のコイル線接合構造を示し、(a)は外観斜視図であり、(b)は図6(a)におけるA-A断面図である。 実施例1のコイル線接合方法における折り曲げ端部形成工程を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるステータセット工程を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバー支持治具を取り付けた状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバー支持治具を取り付けた状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、コイル線押さえアームをスライド移動させた状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバー載置アームを回転させた状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバーアッシを載置する直前状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバーアッシを載置した状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバーセット工程で、バスバーアッシを載置した状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線接合工程で、下型のセット直前状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線接合工程で、下型のセット状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線接合工程で、上型のセット直前状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線接合工程で、バスバーカシメ状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、上型退避状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、下型退避状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、コイル線押さえアーム退避状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、バスバー載置アーム退避状態を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、延長端部折り曲げ前状態を示す説明図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるコイル線折りたたみ工程で、延長端部折り曲げ方向を示す平面図である。 実施例1のコイル線接合方法におけるバスバー固定工程を示す説明図である。
以下、本発明の回転電機のコイル線接合方法を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、本発明のコイル線接合方法を適用した回転電機について説明する。
図1は実施例1のステータアッシを示す全体斜視図であり、図2は図1のステータアッシの一部を拡大して示す斜視図であり、図3は図1のステータアッシの分解斜視図であり、図4は図1のステータアッシの縦断面図である。また、図5はバスバーアッシの分解斜視図であり、図6(a),(b)は実施例1のコイル線接合部分を示す。以下、図1〜図6に基づき、本発明を適用した回転電機について説明する。
実施例1の回転電機は、図1に示すステータアッシ10と、このステータアッシ10の内側で回転可能に保持されるロータ(不図示)と、ステータアッシ10及びロータを収納するケース(不図示)等を有している。そして、この回転電機は、入力した電気エネルギーによって発生させた電磁力に基づき、ロータを回転させる機械エネルギーを生成する。ここで、ステータアッシ10は、いわゆる回転電機の固定子となる。
前記ステータアッシ10は、図1に示すように、ステータ11と、バスバーアッシ20と、を備えている。
前記ステータ11は、図3に示すように、円環状に形成したステータ本体部11a、及び、ステータ本体部11aから径方向中心に向かう方向に突出して形成した複数のティース11bからなるステータコア11cと、ステータコア11cの各ティース11bにボビン12を介して巻回された複数のコイル線13と、を有し、両端が開放した円筒形状を呈している。そして、コイル線13に電力を印加することで、このステータ11に磁界が発生する。
前記ステータコア11cは、磁性体からなり、ステータ本体部11a及び複数のティース11bを一体化した輪郭形状に沿って打ち抜いた鋼板を、多数積層することで形成されている。
前記ボビン12は、絶縁性を備え、ステータコア11cのティース11bを被覆している。このボビン12は、図3に示すように、ここではステータ11の軸方向(Z方向、以下「ステータ軸方向」という)に2分割された第1ボビン部材12aと第2ボビン部材12bからなり、ティース11bをステータ軸方向に沿った両側から挟み込む。
前記第1ボビン部材12a及び前記第2ボビン部材12bは、ほぼ対面同一に形成されている。そして、第1ボビン部材12aの開放接合縁12cと、第2ボビン部材12bの開放接合縁12dを、当接させつつ接合することによって一体化し、一つのボビン12を構成する。なお、一つのボビン12によって一つのティース11bを被覆する。
そして、第1ボビン部材12aの内面12eと、第2ボビン部材12bの内面12fによってティース11bを覆う。また、第1ボビン部材12aの外面12gと、第2ボビン部材12bの外面12hに、コイル線13を巻き付ける。さらに、図4に示すように、第1ボビン部材12aは、ステータ11の径方向外側に突出し、ステータ11の軸方向端部を覆うツバ部12jを有している。バスバーアッシ20は、このツバ部12j上に固定される。なお、このツバ部12jには、後述するコイル線13の一端部13b及び他端部13cを挿通するための挿通路12kが形成され、コイル線13の一端部13b及び他端部13cを、ステータ11の径方向(X方向、以下「ステータ径方向」という)の外側に引き出し可能となっている。
前記コイル線13は、長尺な銅線の外周面を絶縁体で被覆して形成した導電線であり、図2及び図3に示すように、ティース11bに巻回されたコイル部13aと、コイル部13aから延在された一端部13bと、コイル部13aから延在された他端部13cと、を有している。
そして、コイル線13の一端部13b及び他端部13cは、いずれもボビン12に形成した挿通路12kを介してステータ径方向外側に引き出されており、それぞれバスバーアッシ20に接合される折り曲げ端部14を有している(図4参照)。なお、図4には、コイル線13の他端部13cのみを示すが、一端部13bについても同様の構成となっている。
前記折り曲げ端部14は、図4に示すように、ステータ径方向外側に引き出されたコイル線13の一端部13b或いは他端部13cを、ステータ軸方向に沿って折り曲げることで形成され、先端がステータ軸方向の外側(図では上側)に向いている。ここで、この折り曲げ端部14の立上り長さHα(バスバーアッシ20の径方向外側において、ステータ軸方向に延びている部分の高さ)は、コイル線13とバスバーアッシ20との接合に必要な長さ(以下、「必要長H」という)に設定されている。また、この折り曲げ端部14は、延長端部14aを有している。
前記延長端部14aは、折り曲げ端部14と連続して形成され、バスバーアッシ20とコイル線13を接合する際の折り曲げ端部14の全長を、必要長Hを超える長さにする部分である。ここでは、この延長端部14aを、ステータ11の軸方向端部とバスバーアッシ20との間に、後述する接合用治具である下型43(図10A参照)を配置可能にする長さに設定する。この延長端部14aは、バスバーアッシ20を第1ボビン部材12aのツバ部12j上に固定するときに折りたたまれ、ツバ部12jとバスバーアッシ20の後述するコイル線接合部32との間に収納される。
前記バスバーアッシ20は、図5に示すように、U相バスバー21と、V相バスバー22と、W相バスバー23と、N相バスバー24と、各バスバー21〜24の間に介装された絶縁紙25と、を備えている。このバスバーアッシ20は、図2に示すように、コイル線13よりもステータ11の径方向外側であって、ステータ11の軸方向端部に配置されている。そして、不図示の三相交流電源から供給される電力を受電して、コイル線13に分配して供給する。
前記U相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23は、複数のティース11bに巻回された複数のコイル線13のうち、同一相のコイル線13を電気的に接続するバスバーであり、同一相のコイル線13の一端部13bが接合される。また、N相バスバー24は、U相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23のアースに相当するバスバーであり、すべてのコイル線13の他端部13cが接合される。
ここで、U相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23は、同一の形状を呈している。また、N相バスバー24は、U相バスバー21等とは同一形状ではないものの、基本的な形状はほぼ同一である。このため、V相バスバー22、W相バスバー23、及びN相バスバー24については、詳細な説明を省略し、U相バスバー21についてのみ詳細に説明する。
前記U相バスバー21は、導電性を有する金属材によって形成され、バスバー本体部31と、コイル線接合部32と、を有している。
前記バスバー本体部31は、図6(a)に示すように、ステータ軸方向の寸法を抑制するため、ステータ軸方向の厚さH1よりも、ステータ径方向の幅H2の方が大きくなるように設定された鋼板である。このバスバー本体部31は、図5に示すように、ステータ11の外周に沿った円弧状に形成され、一端部31cと他端部31dとが対向している。なお、N相バスバー24では、このバスバー本体部31が切れ目のない円環状となっている。
そして、このバスバー本体部31の中間部には、外部からの受電用の配線を締結するためのボルト(不図示)を挿通する端子部31eが形成されている。この端子部31eは、ボルトを挿通するために、バスバー本体部31の中間部を、ステータ径方向の外側に向かってU字状に突出させつつ、ステータ軸方向とステータ径方向に沿って2回折り返すことで形成されている。なお、N相バスバー24には、端子部31eは形成されていない。
前記コイル線接合部32は、バスバー本体部31に一定の間隔をおいて複数(U相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23では6ヵ所ずつ、N相バスバー24では18ヵ所)形成され、コイル線13が接合される。そして、このコイル線接合部32は、図6(a),(b)に示すように、凸形状部33と、溝部34と、一対のコイル線押さえ部35,35と、を有している。なお、一対のコイル線押さえ部35,35は、コイル線13が溝部34に挿入された後に形成される。
前記凸形状部33は、バスバー本体部31の一部を、ステータ11の径方向外側に向かって湾曲することで形成されており、ステータ11を囲むバスバーアッシ20の円弧状軌跡よりも外側に突出している(図5参照)。そして、この凸形状部33のうち、最も突出した頂点部33aに溝部34が形成されている。
前記溝部34は、凸形状部33の頂点部33aに形成されると共に、ステータ径方向の外側に向かって開放した切欠部分である。この溝部34は、コイル線押さえ部35の形成前は、図6(b)において破線で示すように、コイル線13を挿入可能にするため、開口端部34aの押さえ部形成前開口寸法W2が、コイル線13の直径寸法Rよりも大きく設定されている。
また、この溝部34のステータ11の周方向(Y方向、以下「ステータ周方向」という)の幅寸法W1(内径寸法)は、コイル線13の直径寸法Rとほぼ同じ大きさに設定されている。これにより、溝部34に挿入されたコイル線13は、ステータ周方向にがたつくことはほとんどない。
前記コイル線押さえ部35は、コイル線13の挿入状態で溝部34の開口端部34aに形成され、コイル線13の直径寸法Rよりも溝部34の開口端部34aの開口寸法W3(押さえ部形成後)を狭くする。このコイル線押さえ部35は、溝部34の周縁部をステータ軸方向に沿って押しつぶし、この溝部34の周縁部を変形することで形成される。そのため、溝部34の両側には、バスバー本体部31のひずみによる凹み35aが生じる。
そして、U相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23、N相バスバー24は、図5に示すように、それぞれのコイル線接合部32が、ステータ軸方向に対して重ならないように、互いのコイル線接合部32の位置をステータ周方向に異ならせて重複される。
前記絶縁紙25は、絶縁性を備えたフィルム状の熱可塑性エンジニアリングプラスチック(例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート樹脂)であり、隣接するバスバー(例えば、U相バスバー21とV相バスバー22)の間に介在して互いに絶縁する。この絶縁紙25は、図4に示すように、ステータ径方向の幅H3を、各バスバー21〜24のステータ径方向の幅H2よりも長く形成している。
また、この絶縁紙25は、複数の円弧状の個片を環状に並べ、円環形状に形成されている。このとき、互いに隣接する個片の端部を重ね合い、隙間が空かないようにしている。
次に、コイル線13の一端部13b又は他端部13cを、バスバーアッシ20のU相バスバー21、V相バスバー22、W相バスバー23、N相バスバー24のいずれかのコイル線接合部32に接合する際の、コイル線接合方法について説明する。
図7〜図12は、実施例1の回転電機のコイル線接合方法を示す説明図であり、図7は折り曲げ端部形成工程を示し、図8はステータセット工程を示し、図9A〜図9Gはバスバーセット工程を示し、図10A〜図10Dはコイル線接合工程を示し、図11A〜図11Fはコイル線折りたたみ工程を示し、図12はバスバー固定工程を示す。
以下、図7〜図12に基づき、実施例1の回転電機のコイル線接合方法を説明する。
図7に示す折り曲げ端部形成工程では、まず、ステータコア11cのティース11bに巻き付けたコイル線13の一端部13bを、ボビン12に形成された挿通路12kに挿通させ、破線で示すようにステータ径方向外側に引き出す。このとき、ステータ径方向外側に引き出すコイル線13の長さは、必要長Hに延長端部14aの長さを加えた長さ以上にする。
そして、コイル線13を引き出したら、図示しない治具を用いて一端部13bを約90°折り曲げ、コイル線13の先端をステータ軸方向外側へ向けることで、折り曲げ端部14を形成する。このとき、ステータ径方向外側に引き出すコイル線13の長さを、予め必要長Hに延長端部14aの長さを加えた長さ以上にしておくことで、折り曲げ端部14が延長端部14aを有することになる。
なお、図7では、一本のコイル線13の一端部13bのみを示しているが、全てのコイル線13の一端部13b及び他端部13cをそれぞれ折り曲げて、延長端部14aを有する折り曲げ端部14を形成する。
また、このときの延長端部14aの長さは、バスバーアッシ20に折り曲げ端部14を接合する際、バスバーアッシ20のコイル線接合部32と、ステータ11の軸方向端部との間に、後述する接合用治具である下型43を配置可能にする長さに設定する。
図8に示すステータセット工程では、まず、折り曲げ端部14を形成した後のステータ11を、インナーフレーム11dの内側に固定する。このとき、ステータ11とインナーフレーム11dとが同軸になるように位置決めし、径方向外側からボルト(不図示)によってステータ11を固定する。
そして、インナーフレーム11dにステータ11を固定したら、作業台Sに突設されたセンタリング治具41をインナーフレーム11dの中心穴11eに挿入しつつ、ステータ11を作業台S上に載置する。
なお、インナーフレーム11dは、回転電機の外部からステータ11等を保護するモータケース(不図示)に対して、ステータ11の軸方向一端を固定支持する支持部材である。
図9A〜図9Gに示すバスバーセット工程では、まず、図9Aに示すように、バスバー支持治具42をセンタリング治具41の先端に取り付ける。このバスバー支持治具42は、図9Bに示すように、コイル線押さえアーム42aと、一対のバスバー載置アーム42b,42bと、を有している。
前記コイル線押さえアーム42aは、一端にバスバーアッシ20が載置されるバスバー載置段差42cが形成された棒状部材であり、他端がセンタリング治具41の先端に形成された溝部41a内にスライド可能に嵌合している。このバスバー載置段差42cの先端部分には、コイル線13が入り込む凹部42dが形成されている。前記バスバー載置アーム42bは、一端にバスバーアッシ20が載置されるバスバー載置段差42eが形成された棒状部材であり、他端がセンタリング治具41の先端にネジNを介して回動可能に取りつけられている。
なお、バスバー載置段差42c,42eの立上り面42fは、いずれもバスバーアッシ20の内側に沿う円弧面となっている。
バスバー支持治具42を取り付けたら、図9C及び図9Dに示すように、コイル線押さえアーム42aを、ステータ径方向外側に向かってスライド移動させ、凹部42dにコイル線13の折り曲げ端部14を嵌め込む。また、図9Dに示すように、一対のバスバー載置アーム42b,42bは、ネジNを中心に互いに反対方向に回転させる。ここで、センタリング治具41の先端には、図示しないストッパーが形成され、バスバー載置アーム42bの回転角度が規制される。
なお、コイル線押さえアーム42a及びバスバー載置アーム42b,42bの駆動は、例えば、エアシリンダーやモータ等の図示しないアクチュエータによって行う。
コイル線押さえアーム42aのスライド移動と、バスバー載置アーム42bの回転が完了したら、図9Eに示すように、バスバー支持治具42の上方からバスバーアッシ20を下ろしていき、バスバー載置段差42c,42e上にバスバーアッシ20を載置する。これにより、バスバーアッシ20は、バスバー支持治具42を介してステータ11の軸方向端部にセットされる。
また、このバスバーアッシ20のセットは、図9F及び図9Gに示すように、各バスバー21〜24のコイル線接合部32に形成された溝部34に、それぞれコイル線13の折り曲げ端部14が挿入するように位置調整しながら行う。
図10A〜図10Dに示すコイル線接合工程では、まず、図10Aに示すように、接合用治具である下型43を、コイル線押さえアーム42aの凹部42dに入り込んだ折り曲げ端部14に対し、ステータ径方向外側からステータ径方向に沿って近接させる。そして、この下型43を、ステータ11の軸方向端部と、バスバーアッシ20のコイル線接合部32との間に差し込む。そして、図10Bに示すように、コイル線接合部32の下側(ステータ11側)で、コイル線押さえアーム42aと下型43によって折り曲げ端部14を挟み込む。これにより、折り曲げ端部14が溝部34に挿入した状態が維持される。なお、下型43には、ステータ11側に向けられた先端部に折り曲げ端部14に接触する凹み部43aが形成されている。このため、折り曲げ端部14を挟んだ際のずれを防止する。
次に、図10Cに示すように、接合用治具である上型44を、コイル線押さえアーム42aと下型43によって挟まれた折り曲げ端部14に対し、ステータ11の上方(ステータ軸方向外側)からステータ軸方向に沿って近接させる。そして、この上型44を、バスバーアッシ20のコイル線接合部32に押し当てる。ここで、上型44には、折り曲げ端部14が入り込む溝部44aが形成され、コイル線13と干渉することなくコイル線接合部32に接触が可能となっている。
そして、図10Dに示すように、コイル線押さえアーム42a及び下型43と、上型44により、バスバーアッシ20のコイル線接合部32をステータ軸方向に沿って押圧し、コイル線接合部32を押しつぶす。これにより、コイル線接合部32のステータ軸方向の厚さH1が薄くなり、このコイル線接合部32に形成された溝部34の周縁部が変形してコイル線押さえ部35が形成される。そのため、溝部34の内周面が折り曲げ端部14の周面に密着すると共に、開口端部34aの開口寸法W3がコイル線13の直径寸法Rよりも狭くなる。
この結果、折り曲げ端部14が溝部34から脱落することがなくなり、コイル線13がバスバーアッシ20に接合される。
図11A〜図11Fに示すコイル線折りたたみ工程では、まず、図11Aに示すように上型44をステータ11の上方(ステータ軸方向外側)に向けて移動させ、上型44を退避させる。次に、図11Bに示すように、下型43をステータ径方向の外側に向けて移動させ、下型43を退避させる。
続いて、図11Cに示すように、バスバー支持治具42のコイル線押さえアーム42aを、ステータ径方向内側に向けてスライド移動させ、凹部42dから折り曲げ端部14を外すと共に、バスバーアッシ20の下側からコイル線押さえアーム42aを退避させる。
上型44、下型43、コイル線押さえアーム42aを退避させたら、ステータ11をバスバーアッシ20と共にステータ周方向に回転させる。そして、バスバーアッシ20に接合した折り曲げ端部14(ここでは14x)に隣接する折り曲げ端部14(ここでは14y)と、コイル線押さえアーム42aの凹部42dとを対向させる。そして、コイル線押さえアーム42aをステータ径方向外側にスライド移動させて、凹部42dに折り曲げ端部14yを挿入させたら、上述のコイル線接合工程を繰り返す。
そして、この「コイル線13の接合」→「各治具の退避」→「ステータ11及びバスバーアッシ20の回転」→「コイル線押さえアーム42aのスライド移動」の流れを繰り返し、全てのコイル線13の折り曲げ端部14と、バスバーアッシ20との接合を完了させる。
全ての折り曲げ端部14がバスバーアッシ20に接合したら、図11Dに示すように、バスバー支持治具42のコイル線押さえアーム42aを、ステータ径方向内側に向けてスライド移動させた後に、一対のバスバー載置アーム42b,42bを、ネジNを中心に互いに近接する方向に回転させる。これにより、バスバー載置段差42c,42eがバスバーアッシ20から離間し、コイル線押さえアーム42a及び一対のバスバー載置アーム42b,42bが、バスバーアッシ20の内側に入り込む。
次に、このコイル線押さえアーム42a及び一対のバスバー載置アーム42b,42bをステータ11の上方(ステータ軸方向外側)に向けて移動させ、バスバー支持治具42を取り外す。
これにより、図11Eに示すように、バスバーアッシ20は、延長端部14aを有する折り曲げ端部14によって支持され、ステータ11の軸方向端部との間にバスバー支持治具42分の隙間があいた状態になる。
そして、図11Fに示すように、図示しない治具を用いて、バスバーアッシ20をステータ11に対し、矢印で示すステータ周方向に回転させる。さらに、折り曲げ端部14の延長端部14aをステータ周方向に捻りながら、バスバーアッシ20をステータ11に押し付ける。これにより、バスバーアッシ20とステータ11との間で、延長端部14aがステータ周方向に沿って倒れこむ。
この結果、延長端部14aが折りたたまれ、バスバーアッシ20がステータ11の軸方向端部に近接する。
折り曲げ端部14の延長端部14aを折りたたんだら、図12に示すバスバー固定工程にて、バスバーアッシ20をステータ11の軸方向端部を覆うツバ部12jに図示しない固定構造を介して固定する。
これにより、コイル線13のバスバーアッシ20への接合が完了する。
次に、実施例1の回転電機のコイル線接合方法の作用を説明する。
[回転電機のコイル線接合方法の作用]
一般的に、回転電機では、ステータアッシ10の内側に配置されたロータ(不図示)が回転すると、このステータアッシ10及びロータを収納するケース(不図示)や、それを支持する支持部材(不図示)等が振動し、この振動がステータアッシ10に伝達されることが分かっている。そして、ステータアッシ10に振動が伝達されると、コイル線13を巻回したステータ11と、バスバーアッシ20とが相対的に移動することになる。そのため、コイル線13の一端部13bや他端部13cを、バスバーアッシ20に対して適切に接合しなければ、コイル線13とバスバーアッシ20との接合が外れてしまうおそれがあった。
これに対し、実施例1のコイル線接合方法では、まず、図7に示すように、接合に必要な必要長Hに延長端部14aの長さを加えた長さ以上にコイル線13をステータ径方向外側に引き出す。そして、この必要長以上に引き出したコイル線13を折り曲げ、延長端部14aを有する折り曲げ端部14を形成する。
一方、図9E及び図9Fに示すように、ステータ11にバスバーアッシ20をセットする際、ステータ11とバスバーアッシ20の間にバスバー支持治具42を介装する。
そのため、折り曲げ端部14をバスバーアッシ20のコイル線接合部32に接合する際、図10A及び図10Bに示すように、折り曲げ端部14とコイル線接合部32が接触する部分、すなわち、折り曲げ端部14が挿入するコイル線接合部32の溝部34と、ステータ11の軸方向端部との間に、下型43を差し込むための十分なスペースを確保することができる。
これにより、下型43を差し込むスペースがステータ11によって制限されることがなくなり、下型43がステータ11やインナーフレーム11dと干渉しにくくなる。この結果、折り曲げ端部14とコイル線接合部32との接合時の作業性の向上を図ることができる。
特に、この実施例1では、延長端部14aの長さを、バスバーアッシ20とステータ11の軸方向端部との間に、接合用治具である下型43を配置可能にする長さに設定している。
そのため、バスバーアッシ20とステータ11の間に下型43の挿入スペースを確保することができ、図10A〜図10Dに示すように、バスバーアッシ20に折り曲げ端部14を接合する際、バスバーアッシ20とステータ11との間に、下型43を確実に挿入することができる。また、折り曲げ端部14の無駄な延長を抑制することができ、この延長端部14aを円滑に折りたたむことができる。
また、この実施例1のコイル線接合方法では、全ての折り曲げ端部14とコイル線接合部32との接合が完了してからバスバー支持治具42を退避させると、図11Eに示すように、バスバーアッシ20とステータ11の軸方向端部との間に隙間が生じる。
これに対し、実施例1では、折り曲げ端部14が有する延長端部14aを折り曲げることで、バスバーアッシ20をステータ11の軸方向端部に近接させ、その後、バスバーアッシ20をステータ11に固定する。
これにより、延長端部14aが邪魔にならず、折り曲げ端部14の長さを必要長Hに抑えることができ、ステータアッシ10の軸方向寸法を適切な大きさにすることができる。
さらに、この実施例1では、折り曲げ端部14の延長端部14aを折りたたむ際、バスバーアッシ20をステータ周方向に回転させ(図11F参照)、この延長端部14aを捻りながらバスバーアッシ20をステータ11の軸方向端部に押し付ける(図12参照)。
そのため、延長端部14aを、急な角度に折れ曲げたり、他の折り曲げ端部14やバスバー21〜24に接触させたりすることなく、円滑に折り曲げることができる。すなわち、コイル線13の電気的な性能を確保しつつ、折り曲げ端部14の長さを必要長Hに抑えることができる。
そして、この実施例1では、バスバーアッシ20に折り曲げ端部14を接合する際、バスバーアッシ20のコイル線接合部32に形成された溝部34に折り曲げ端部14を挿入する(図9E及び図9F参照)。そして、図10Dに示すように、バスバー支持治具42のコイル線押さえアーム42aと下型43によって、折り曲げ端部14を挟み込み、この溝部34に折り曲げ端部14が挿入された状態を維持したまま、上型44によって溝部34の周囲を押圧してバスバーアッシ20のコイル線接合部32を押しつぶす。これにより、溝部34の開口端部34aの開口寸法W3を、コイル線13の直径寸法Rよりも狭くし、折り曲げ端部14をバスバーアッシ20に接合する。
これにより、コイル線13の折り曲げ端部14を変形させることなくバスバーアッシ20に接合することができ、コイル線13の断線や接合不良を防止することができる。特に、この実施例1では、折り曲げ端部14をバスバーアッシ20に接合した後、延長端部14aを折りたたむ必要があるが、この延長端部14aの折りたたみ時に折り曲げ端部14が変形しても、断線等を生じることを防止できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の回転電機のコイル線接合方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 円筒状のステータ11の各ティース11bに巻回された複数のコイル線13のうち、同一相のコイル線13をバスバー(バスバーアッシ20)に電気的に接合する回転電機のコイル線接合方法において、
前記バスバー(バスバーアッシ20)に接合する前記コイル線13の端部(一端部13b、他端部13c)を、前記ステータ11の径方向外側に引き出してから前記ステータ11の軸方向に沿って折り曲げ、前記ステータ11の軸方向に沿った折り曲げ端部14を形成する際、該折り曲げ端部14に、バスバー接合時の折り曲げ端部全長を接合に必要な必要長Hを超える長さにする延長端部14aを設け、
前記延長端部14aを有する折り曲げ端部14を形成したら、前記バスバー(バスバーアッシ20)を、バスバー支持治具42を介して前記ステータ11の軸方向端部にセットし、
前記バスバー(バスバーアッシ20)をセットしたら、接合用治具(下型43、上型44)を用いて、前記バスバー(バスバーアッシ20)に前記折り曲げ端部14を接合し、
前記バスバー(バスバーアッシ20)に前記折り曲げ端部14を接合したら、前記バスバー支持治具42及び前記接合用治具(下型43、上型44)を退避させてから、前記延長端部14aを折りたたんでバスバー(バスバーアッシ20)を前記ステータ11の軸方向端部に近接させ、
前記バスバー(バスバーアッシ20)を前記ステータ11の軸方向端部に近接させたら、前記バスバー(バスバーアッシ20)を前記ステータ11に固定する構成とした。
これにより、バスバー(バスバーアッシ20)にコイル線13を接合する際の作業性の向上を図ることができる。
(2) 前記延長端部14aの長さを、前記バスバー(バスバーアッシ20)と前記ステータ11の軸方向端部との間に、前記接合用治具(下型43)を配置可能にする長さに設定する構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、バスバー(バスバーアッシ20)とステータ11の間に接合用治具(下型43)の挿入スペースを確保すると共に、折り曲げ端部14の無駄な延長を抑制することができる。
(3) 前記延長端部14aを折りたたむとき、前記バスバー(バスバーアッシ20)をステータ周方向に回転させて前記延長端部14aを捻りながら、前記バスバー(バスバーアッシ20)をステータ11の軸方向端部に押し付ける構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、延長端部14aを円滑に折り曲げることができ、コイル線13の電気的な性能を確保しつつ、折り曲げ端部14の長さを必要長Hに抑えることができる。
(4) 前記バスバー(バスバーアッシ20)に前記折り曲げ端部14を接合するとき、前記バスバー(バスバーアッシ20)の周面に形成されると共に前記ステータ11の径方向外側に向かって開放した溝部34に前記折り曲げ端部14を挿入し、
前記折り曲げ端部14を前記溝部34に挿入した状態で、前記接合用治具(下型43、上型44)によって前記溝部34の周囲を押圧して前記バスバー(バスバーアッシ20)を押しつぶし、前記溝部34の開口寸法W3を前記折り曲げ端部14の直径寸法Rよりも狭くする構成とした。
これにより、折り曲げ端部14を変形させることなくバスバー(バスバーアッシ20)に接合することができ、コイル線13の断線や接合不良を防止することができる。
以上、本発明の回転電機のコイル線接合方法を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、コイル線13の折り曲げ端部14を、バスバーアッシ20のコイル線接合部32に形成した溝部34に挿入した状態で、ステータ軸方向に沿ってコイル線接合部32を押圧して折り曲げ端部14とバスバーアッシ20との接合を行う例を示した。しかしながら、これに限らず、例えば溝部34の開口端部34aをステータ周方向に寄せるように変形させて、折り曲げ端部14とバスバーアッシ20とを接合してもよい。
また、実施例1では、延長端部14aを折りたたむ際、ステータ11に対してバスバーアッシ20を回転させ、延長端部14aを捻りながらバスバーアッシ20をステータ11に押し付ける例を示した。しかしながら、これに限らず、例えばバスバーアッシ20をステータ11に対して回転させずに押し付けて、延長端部14aを折り曲げ変形させてもよい。
10 ステータアッシ
11 ステータ
11a ステータ本体部
11b ティース
11c ステータコア
12 ボビン
13 コイル線
14 折り曲げ端部
14a 延長端部
20 バスバーアッシ
21 U相バスバー
22 V相バスバー
23 W相バスバー
24 N相バスバー
25 絶縁紙
31 バスバー本体部
32 コイル線接合部
33 凸形状部
34 溝部
34a 開口端部
35 コイル線押さえ部

Claims (4)

  1. 円筒状のステータの各ティースに巻回された複数のコイル線のうち、同一相のコイル線をバスバーに電気的に接合する回転電機のコイル線接合方法において、
    前記バスバーに接合する前記コイル線の端部を、前記ステータの径方向外側に引き出してから前記ステータの軸方向に沿って折り曲げ、前記ステータの軸方向に沿った折り曲げ端部を形成する際、該折り曲げ端部に、バスバー接合時の折り曲げ端部全長を接合に必要な必要長を超える長さにする延長端部を設け、
    前記延長端部を有する折り曲げ端部を形成したら、前記バスバーを、バスバー支持治具を介して前記ステータの軸方向端部にセットし、
    前記バスバーをセットしたら、接合用治具を用いて、前記バスバーに前記折り曲げ端部を接合し、
    前記バスバーに前記折り曲げ端部を接合したら、前記バスバー支持治具及び前記接合用治具を退避させてから、前記延長端部を折りたたんでバスバーを前記ステータの軸方向端部に近接させ、
    前記バスバーを前記ステータの軸方向端部に近接させたら、前記バスバーを前記ステータに固定する
    ことを特徴とする回転電機のコイル線接合方法。
  2. 請求項1に記載された回転電機のコイル線接合方法において、
    前記延長端部の長さを、前記バスバーと前記ステータの軸方向端部との間に、前記接合用治具を配置可能にする長さに設定する
    ことを特徴とする回転電機のコイル線接合方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された回転電機のコイル線接合方法において、
    前記延長端部を折りたたむとき、前記バスバーをステータ周方向に回転させて前記延長端部を捻りながら、前記バスバーを前記ステータの軸方向端部に押し付ける
    ことを特徴とする回転電機のコイル線接合方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された回転電機のコイル線接合方法において、
    前記バスバーに前記折り曲げ端部を接合するとき、前記バスバーの周面に形成されると共に前記ステータの径方向外側に向かって開放した溝部に前記折り曲げ端部を挿入し、
    前記折り曲げ端部を前記溝部に挿入した状態で、前記接合用治具によって前記溝部の周囲を押圧して前記バスバーを押しつぶし、前記溝部の開口寸法を前記折り曲げ端部の直径寸法よりも狭くする
    ことを特徴する回転電機のコイル線接合方法。
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