JP6476728B2 - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、所望の物品を収容し搬送等する組み立て式コンテナに関し、特に、利便性が高く操作性の良い組み立て式コンテナを提供することにある。
所望の物品を収容し輸送や保管等を行うためのコンテナとしては、例えば、特許文献1に記載のコンテナを挙げることができる。特許文献1に開示の組み立て式コンテナは、側板や上蓋等の部材が常にパレットに連結された状態に維持されることを特徴とする組み立て式コンテナであり、部材が紛失等することによる不具合を防ぐことができる組み立て式コンテナである。
この種の組み立て式コンテナにおいて、パレット上に内部収容空間を形成する側板としては、パレットに固定設置された下金枠等に離脱不能に係合設置された固定側板と、固定側板の対向する側辺間に差し込まれて設置される差込側板とからなる構成が広く知られている。
このような構成を含めて、一般的に側板が下金枠等から離脱しない構成は、側板の紛失を防ぐほか、回動するのみで側板を立設したり折り畳んだりすることができる場合が多く、その点において便利である。しかしながら一方で、側板やパレットを洗浄したい場合等には、これらが分離できないことにより洗浄等が容易ではなく、不便な点もある。
従って、通常に使用する時には少なくとも一部の側板(例えば固定側板)は離脱不能に構成されており、側板やパレットを洗浄したい時にのみそれらを離脱することができるような組み立て式コンテナがあれば、非常に便利であることが予測される。また、そのための側板の係合設置等の操作は、できる限り容易に、しかしながら意図しないときに分離したりすることがないように確実になされることが重要であり、そのような操作性を兼ね備えた組み立て式コンテナの実現が期待されている。
特開2012−131541号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、組み立て式コンテナにおいて、通常に使用する時には固定側板は離脱不能に構成されており、側板やパレットを洗浄したい時等には固定側板を分離することができるとともに、その固定側板の係合設置や分離の作業が容易に行えるような、利便性が高く操作性の良い組み立て式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本願発明の組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレットの上面の四隅に設置されるコーナー金具を有する下金枠と、前記パレットの上面に設置され内部収容空間の下面を規定する底板と、前記下金枠を介して前記パレットの辺縁に着脱自在に立設されて前記内部収容空間の側面を形成する複数の側板と、前記側板で囲まれた前記内部収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、前記側板は、前記パレットの一対の第1の辺縁に沿って立設され、前記第1の辺縁に垂直な前記パレットの一対の第2の辺縁を挟んで対向配置される一対の固定側板を有し、前記固定側板の各々は両側面下部に各々外側に突出した係合ピンを有し、前記コーナー金具は、前記パレットの前記第2の辺縁に沿って形成されて前記固定側板の前記係合ピンと係合する係合孔であって、前記固定側板の両側において前記係合ピンと係合するように前記パレットの前記第1の辺縁を挟んで隣接する前記コーナー金具の前記係合孔と対向配置される係合孔を有し、前記対向配置される前記係合孔の間隔は、前記パレットの隅側より前記パレットの前記第2の辺縁の中央側の方が拡幅されていることを特徴とするものである。
好適には、前記コーナー金具は、前記パレットの前記第2の辺縁に沿って立設され、前記係合孔が形成された板面を有し、前記板面は、前記パレットの前記第2の辺縁の中央側の部分が前記パレットの隅側の部分よりも前記パレットの辺縁側に配置されるように前記中央側の部分と前記隅側の部分との間で屈曲された屈曲部を有することを特徴とする。
また好適には、前記係合孔は、前記パレットの上面に沿った水平方向に延伸する水平孔と、当該水平孔の前記パレットの隅側の端部から前記第2の辺縁の中央方向で上方向に傾斜して延伸する傾斜孔とを有する。
また好適には、前記底板は前記パレットの上面に着脱自在であり、前記底板が前記パレットの上面に載置されていないときには、前記固定側板の両側面下部の前記係合ピンは、前記コーナー金具の前記対向配置される前記係合孔の前記水平孔を通過可能であり、前記底板が前記パレットの上面に載置された時には、前記固定側板の前記係合ピンは、前記コーナー金具の前記係合孔が形成された前記板面の部材と干渉し、前記係合孔の前記水平孔を通過不能となることを特徴とする。
また好適には、本発明の組み立て式コンテナは、隣接する前記固定側板及び前記差込側板の上部角部を連結する連結具と、前記連結具に係合する固定用ピンを有し、前記連結具の意図しない回動を防止する板バネとをさらに有し、前記板バネは、前記板バネを操作するための操作部が、前記操作面の背面に対して略50°の角度で開くように傾斜して形成されていることを特徴とする。
また好適には、前記底板、前記側板及び前記上蓋の少なくともいずれかは、表面にPETフィルムを貼着した又はアルミ蒸着をしたMDF(中密度繊維板)基板であることを特徴とする。
本発明によれば、通常に使用する時には固定側板は離脱不能に構成されており、側板やパレットを洗浄したい時等には固定側板を分離することができるとともに、その固定側板の係合設置や分離の作業が容易に行えるような、利便性が高く操作性の良い組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の組み立て式コンテナの構造を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナの下金枠の構成を示す図であって、図2(A)は平面図であり、図2(B)は正面図であり、図2(C)は側面図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナの下金枠のコーナー金具の構成を模式的に示す図であり、図3(A)は側面図であり、図3(B)は平面図である。 図4は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、固定側板をコーナー金具に係合設置する方法を説明するための図であり、図4(A)はその第1の図であり、図4(B)はその第2の図である。 図5は、図4とともに図1に示した組み立て式コンテナにおいて固定側板をコーナー金具に係合設置する方法を説明するための図であり、図5(A)はコーナー金具の箇所の側面図であり、図5(B)はコーナー金具の箇所の平面図である。 図6は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、底板を設置する方法を説明するための図である。 図7は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、固定側板及び底板が設置された状態におけるコーナー金具の係合孔、底板及び固定側板の係合ピンの位置関係を説明するための図である。 図8は、図1に示した組み立て式コンテナの連結具及び板バネを説明するための図であり、図8(A)はその第1の図であり、図8(B)はその第2の図であり、図8(C)はその第3の図である。 図9は、図8に示した板バネの形状を説明するための図である。 図10は、図1に示した組み立て式コンテナの上蓋の構成を説明するための図であり、図10(A)は枠部材の形態を説明するための図であり、図10(B)は枠部材の端部の連結形態を説明するための図である。
本発明の組み立て式コンテナ1の一実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。図1は、本実施形態の組み立て式コンテナ1の構造を模式的に示す分解斜視図である。図1に示すように、組み立て式コンテナ1は、パレット100、下金枠200、底板300、側板400及び上蓋500を有する。また、側板400は、各々一対の固定側板410及び差込側板450を有する。
パレット100は、図1に示すように、組み立て式コンテナ1の基台であって運搬台である。本実施形態の組み立て式コンテナ1において、パレット100は、平面形状が略正方形で所定の高さを有する樹脂製のパレットである。パレット100の四方側面には、各々、フォークリフトの爪部(フォーク)が差し込まれるリフト用開口101が形成されている。
下金枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置されるスチール等の金属製の枠部材である。下金枠200は、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において側板400の位置を規定するとともに、これらを立設あるいは折り畳むための支持部材である。
下金枠200は、パレット100の上面の四隅位置に設置されるコーナー金具210と、隣接するコーナー金具210の間を接続するように設置される各々一対の第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230を有する。第1の補強金枠220は、パレット100の一方の対辺であって固定側板410が設置される一対の辺縁に沿って設置され、第2の補強金枠230は、パレット100の他方の対辺であって差込側板450が設置される一対の辺縁に沿って設置され。
第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230は、断面L字形状の棒状部材である。第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230は、図2に示すように、一方の板面(水平面)221,231を、パレット100の上面に接面するように配置し、螺子223,233により水平面221,231をパレット100の上面に接合することによりパレット100上に固定設置され、これにより他方の板面(立設面)222,232がパレット100の周縁に沿って立設された状態となる。螺子223,233は、パレット100の上面の孔を貫通し、その裏面に設置される図示せぬナットに係合される。
コーナー金具210は、図3(B)に示すように、第1の補強金枠220方向(固定側板410が設置される辺縁方向、図1参照)に延伸する第1の板面211、及び、第2の補強金枠230方向(差込側板450が設置される辺縁方向、図1参照)に延伸する第2の板面212を有するL字状の金具である。コーナー金具210は、図1及び図2に示すように、パレット100の4隅位置の各々において、隣接する第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230の端部を連結するように設置される。
コーナー金具210は、図3(B)に示すように、第1の板面211及び第2の板面212のパレット100の角部とは反対側の端部の内側面が第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230の端部の外側面に接するように、第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230の外側に配置され、コーナー金具210の第1の板面211と第1の補強金枠220の重なった部分、及び、コーナー金具210の第2の板面212と第2の補強金枠230の重なった部分の各々に、リベット224,234が内側から、すなわち第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230の側からコーナー金具210の第1の板面211及び第2の板面212に対して打ち込まれることにより、第1の補強金枠220及び第2の補強金枠230に対して固定設置される。
図2に示すように、第1の補強金枠220の両側に配置される一対のコーナー金具210において、第2の板面212は対向して配置されることとなる。コーナー金具210のこの第2の板面212に、図3(A)に示すように、固定側板410を回動可能に係合保持する係合孔213が形成される。後述するように、固定側板410の側縁面両側下部には各々外側方向に突出した係合ピン411が形成されている(図1参照)。対向配置されたコーナー金具210の各第2の板面212の係合孔213に、固定側板410の側縁面両側下部の係合ピン411が嵌合挿入されることにより、係合ピン411は係合孔213に係合される。すなわち、固定側板410はコーナー金具210に係合される。
コーナー金具210の係合孔213は、図3(A)に示すように、パレット100の上面に沿った方向に延伸するように形成された水平孔214と、水平孔214のパレット100の角側の端部から内側上方向に傾斜して延伸するように形成された傾斜孔215とを有する「レ」字形状の孔である。水平孔214は、固定側板410の係合ピン411を係合孔213に係合させるため及び離脱させるための孔であり、傾斜孔215は、固定側板410を離脱不能にコーナー金具210に係合させた状態で保持するため及びその係合させた状態でパレット100の上面に傾倒させるための孔である。
なお、係合孔213の傾斜孔215は、垂直方向(パレット100の上面に対して垂直な方向)に対して、30〜45°の角度で傾斜して形成されるのが好ましい。
また、コーナー金具210の第2の板面212には、図3(B)に示すように、その第2の板面212のほぼ中央付近であって、水平孔214の先端部に近い箇所において、いわゆる背切りの屈曲部217が形成されており、屈曲部217の第1の板面211側である付け根部216に対して、屈曲部217より端部側の先端部218が、よりパレット100の周縁に近い外側に配置される構成となっている。
図2を参照して前述したように、第1の補強金枠220の両側に配置される一対のコーナー金具210において第2の板面212は対向して配置されるため、この対向配置された第2の板面212の間の距離は、各コーナー金具210の屈曲部217のために、付け根部216の箇所の対向面間の距離に対して、先端部218の箇所の対向面間の距離の方が長くなっている。換言すれば、一対のコーナー金具210の対向する第2の板面212の間の幅は、先端部218の部分の幅の方が、付け根部216の部分の幅よりも広くなっている。
このように、コーナー金具210の水平孔214が形成された第2の板面212に屈曲部217を形成し、対向する第2の板面212の先端部218の間隔を幅広にする構成は、固定側板410をコーナー金具210に係合設置させるとき、及び、固定側板410をコーナー金具210から離脱する(分離する)ときの作業を容易にするための構成である。なお、この作業の方法等については、後の固定側板410の説明の際に記載する。
また、コーナー金具210は、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた際に上蓋500を支持する支柱となる。そのためコーナー金具210は、パレット100の上面に2枚の固定側板410及び2枚の差込側板450を積み重ねた状態でこれらを収容可能な高さに形成される。
また、図1に示すように、下金枠200の第1の補強金枠220の外面中央部には、組み立て式コンテナ1を折り畳んだ状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具225が設置されている。
底板300は、パレット100上面の下金枠200で囲まれた範囲に載置され、組み立て式コンテナ1の内部収容空間の下面を規定する板状部材である。底板300の材質は、特に限定されないが、MDF(中密度繊維板)、プラスチック製のハニカム材、発泡材等が例示される。ここで、MDFとして、板厚3mm程度の表面にPETフィルムを貼着した又はアルミ蒸着をしたMDF(中密度繊維板)基板が例示される。底板300は、パレット100の上面に固定はされておらず、パレット100の上面への載置、及び、パレット100の上面からの取り外しが容易に行えるように構成されている。
本発明に係る組み立て式コンテナ1においては、底板300をパレット100の上面に載置した場合には、固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過できなくなるように、コーナー金具210の係合孔213の水平孔214及び底板300を構成している。具体例として、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、図7を参照して後述するように、パレット100の上面に底板300を載置した場合には、底板300の上面が水平孔214の下辺より上に配置され、底板300の上面とその水平孔214の上辺との間の間隙pが固定側板410の係合ピン411の直径rより小さくなり、これにより固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過できなくなるように構成している。
側板400は、図1に示すように、第1の補強金枠220に沿って対向配置される一対の固定側板410と、一対の固定側板410の対向する両側縁部を接続するように、第2の補強金枠230に沿って対向配置される一対の差込側板450とを有する。組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において、これら4枚の側板400は下金枠200に沿ってパレット100の上面の周縁上に立設され、パレット100の上部空間を取り囲み、組み立て式コンテナ1の内部収容空間を形成する。また、組み立て式コンテナ1が折り畳まれたときには、側板400は、パレット100の上部に傾倒され重ねられて載置される。
固定側板410の側縁面両側下部には、外方向に突出するように形成された係合ピン411が設置されており、下金枠200のコーナー金具210に形成された係合孔213に回動可能に係合される。
ここで、固定側板410をコーナー金具210に対して係合設置する方法について、図4〜図7を参照して説明する。
パレット100の上面から底板300を取り外す。前述したように、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、底板300をパレット100の上面に載置したときには固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過できないようにコーナー金具210及び底板300が構成されている。従って、底板300を取り外すことにより、固定側板410の係合ピン411が、パレット100に設置されたコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過可能な状態となる。
一対のコーナー金具210の間に固定側板410を係合設置するときには、まず、固定側板410の下縁部をパレット100の固定側板410を設置する辺縁に対して、換言すれば第1の補強金枠220に対して傾け、係合ピン411の両端が一対のコーナー金具210の対向する第2の板面212の幅広の先端部218の間に入るように、固定側板410を配置する。そしてこの状態で、コーナー金具210に近い側の固定側板410の係合ピン411が、コーナー金具210の第2の板面212の先端部218の水平孔214に嵌入されるように、図4(A)、図5(A)及び図5(B)に符号410a及び411aで示すように、固定側板410をパレット100の周縁方向に、すなわち第1の補強金枠220の方向に移動させる。
固定側板410の一方の係合ピン411が水平孔214に嵌入されたら、その係合ピン411aが付け根の部分まで水平孔214に嵌入されるように固定側板410を嵌入された係合ピン411(411a)側にずらす。そして、固定側板410の傾きを第1の補強金枠220と平行な状態に徐々に戻し、固定側板410のコーナー金具210から遠い側の係合ピン411も対向するコーナー金具210の第2の板面212の水平孔214に嵌入されるようにする。
固定側板410の両端の係合ピン411がともにコーナー金具210の第2の板面212の水平孔214に嵌入され、固定側板410が第1の補強金枠220と略平行になったら、固定側板410は第2の板面212の屈曲部217よりも第1の補強金枠220側にスライドさせることが可能な状態となる。従って、図4(A)、図5(A)及び図5(B)に符号410b及び411bで示すように、固定側板410を第2の板面212の屈曲部217を通過させ、さらに第1の補強金枠220側にスライドさせる。
引き続き、図4(B)、図5(A)及び図5(B)に符号410c及び411cで示すように、固定側板410を、第2の板面212の付け根部216を通過させ、さらに第1の補強金枠220方向にスライドさせる。
そして、図4(B)、図5(A)及び図5(B)に符号410d及び411dで示すように、固定側板410の下縁部(下枠)が第1の補強金枠220に当接するまで、あるいは、係合ピン411が水平孔214の付け根部216の最奥部に到達するまで、固定側板410を第1の補強金枠220方向にスライドさせる。
一対の固定側板410を、ともに係合ピン411が下金枠200の係合孔213に嵌挿され、固定側板410の下枠が下金枠200の第1の補強金枠220に当接する位置までスライドさせたら、次に、底板300をパレット100の上面に設置する。
そのために、図6に示すように、底板300を撓ませてパレット100の上面に保持し、図6において符号410e及び411eで示すように固定側板410を若干持ち上げて固定側板410の下端面とパレット100の上面との間に間隙を形成し、底板300の端部をこの間隙に滑り込ませる。底板300を固定側板410の下端面の下に配置したら、固定側板410の下端面が底板300の上面に当接するように、固定側板410を底板300上に降ろす。
一対の固定側板410に対してこのように底板300を設置することにより、底板300はパレット100の上に正常に平板状態で配置されるとともに、一対の固定側板410もパレット100上の一方の方向の対向する辺縁に沿って、すなわち第1の補強金枠220に沿って設置された状態となる。
なお、前述したように、コーナー金具210の係合孔213は、水平孔214と、水平孔214の端部においいて水平孔214に接続する傾斜孔215とを有する構成である。固定側板410は、係合ピン411をこの傾斜孔215に沿って斜め上方に移動させることにより、コーナー金具210から離脱することなく、容易に上方に移動される。
また、組み立て式コンテナ1においては、このように底板300をパレット100の上面に載置した状態において、図7に示すように、底板300の上面は水平孔214の下縁よりも上に配置された状態となる。この状態において、底板300の上面と水平孔214の上縁との間隔pは、固定側板410の係合ピン411の直径rよりも小さくなるように構成されている。換言すれば、固定側板410の係合ピン411の上端部は、係合孔213の上縁よりも上述した間隔pと直径rの差分qだけ高い位置となっている。
その結果、係合ピン411は係合孔213の水平孔214の上縁部と干渉し、水平孔214を通過することができなくなる。すなわち、係合ピン411は係合孔213の傾斜孔215に沿ってのみを移動可能な状態となる。その結果、固定側板410はコーナー金具210から分離不能に係合保持された状態となる。
固定側板410は、このように下金枠200及び底板300を介して、パレット100上に係合設置される。
なお、固定側板410を下金枠200のコーナー金具210から離脱する方法については、前述した固定側板410をコーナー金具210に係合設置する方法の反対の作業をすればよいだけなので、ここではその説明は省略する。
固定側板410の側縁面両側の内側には、差込側板450を抜き差しするための図示せぬ溝が形成されている。一対の固定側板410を下金枠200の第1の補強金枠220に沿って立設した後、対向する固定側板410の側縁面に各々形成された対向する溝の間に各々差込側板450を差し込むことにより、図1に示すように、一対の差込側板450が、一対の固定側板410の対向する両側縁部を接続するように、一対の固定側板410の間に設置される。
また、図1に示すように、差込側板450の上部外面の両側付近には、隣接する固定側板410の上端部と差込側板450の上端部とを連結する連結具460、及び、この連結具460の連結状態を維持するための板バネ470が設置されている。
連結具460は、固定側板410と差込側板450の上部角部が相互に離脱することがなく連結状態が維持されるように、図8(A)に示すように、固定側板410と差込側板450とが連結されているその上部角部の全体を被覆する。連結具460は、差込側板450の上枠に設置された係留ピン468が長穴461を通過することにより、差込側板450の上端部外面に回動可能に設置されている。そして、回動先端側の端部には、固定側板410及び差込側板450の各々の上角部を挟持する図示せぬ溝が形成されており、この溝部において固定側板410及び差込側板450の上角部を挟持することにより、固定側板410及び差込側板450の上角部を分離不能に連結状態に維持する。
連結具460が、固定側板410及び差込側板450の上角部を挟持する姿勢とされている状態において、連結具460の長穴461には、図8(A)に示すように、差込側板450の上枠の係留ピン468に隣接する位置に形成された嵌合孔469が露見する。換言すれば、そのように嵌合孔469が露見するように、連結具460の長穴461及び差込側板450の上枠の嵌合孔469が形成されている。この嵌合孔469に、図8(B)に示すように、板バネ470に形成された固定用ピン471を連結具460の長穴461を通過させて嵌入させる。これにより、板バネ470の固定用ピン471が連結具460に係合し、連結具460の意図しない回動を防止することができる。
組み立て式コンテナ1においては、収容物を搬出等する場合に、組み立て式コンテナ1の全体を回転させて収容物を外部に搬出(流出、投入)する場合がある。連結具460が単独で設置されている場合には、このような場合に連結具460が回動してしまう可能性がある。また、連結具460は、例えば搬送時等の振動により浮き上がる場合もある。これらの場合に、連結具460が意図しない回動をしてしまうと、差込側板450と固定側板410の連結が解除され、固定側板410と差込側板450の上部角部が相互に分離し、結果的に組み立て式コンテナ1が分解してしまう可能性がある。しかしながら、板バネ470の固定用ピン471を連結具460に係合させて連結具460の意図しない回動を防ぐことにより、このような不備が防止され、組み立て式コンテナ1を回転しても組み立て式コンテナ1は適切にその形状を維持することができる。
板バネ470は、図9に示すような形状を有し、一方の端部にリベットを通過させる孔472が形成され、他方の端部に固定用ピン471が設置されている。固定用ピン471が形成されている側の先端部は、固定用ピン471が設置されている面474に対して所定の角度で屈曲されて操作部473に形成されている。なお、操作部473の傾斜角度は、図9に示すように、板バネ470の固定用ピン設置面474に対して、略130°程度である。換言すれば、操作部473は、板バネ470が設置された場合に操作部473の背面側に配置される面(背面)に対して、略50°の角度を成して構成されるものである。
このような板バネ470を、図8(A)に示すように、リベット478により差込側板450の上枠に回動可能に設置する。板バネ470は、図8(B)に示すように、略180度回動した時に、他方の端部に形成された固定用ピン471が連結具460に係る嵌合孔469に嵌入可能な位置に設置される。板バネ470が連結具460に係合した状態においては、図8(C)に示すように、連結具460及び板バネ470は固定側板410及び差込側板450の上枠に沿った略平坦な状態となり、この状態により、固定側板410と差込側板450の上角部の連結状態を維持する。
なお、図8(B)及び図8(C)に示すように、差込側板450の上枠外面には、板バネ470が連結具460に係合しない状態において、固定用ピン471が嵌入される固定用ピン収納孔475が形成されており、図8(A)に示すように、板バネ470が連結具460に係合しないときには、板バネ470は固定用ピン471がこの固定用ピン収納孔475に嵌入された状態に維持される。
組み立て式コンテナ1は、このように対向する固定側板410の間に差込側板450が設置されることにより、パレット100の上に内部収容空間が形成され、所望の物品を収容可能な組み立て状態とされる。
また、板バネ470による連結具460の係留を解除し、さらに連結具460による固定側板410と差込側板450との上部角部の連結を解除することにより、差込側板450は固定側板410の間から抜き取り可能となる。また、一対の固定側板410を抜き取った後は、固定側板410は各々内側方向(パレット100の上部方向)に傾倒可能となる。
組み立て式コンテナ1を折り畳む場合は、抜き取った差込側板450をパレット100の上面に載置し、その上に一対の固定側板410を順次傾倒させる。固定側板410を傾倒させる際には、固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の傾斜孔215に沿って斜め上方に移動するように固定側板410を斜め上方に移動させる。これにより、固定側板410の傾倒が容易になるとともに、2枚の差込側板450、あるいは、2枚の差込側板450とその上の1枚の固定側板410の上に固定側板410を載置したときに、係合ピン411の位置が適切な高さとなり、固定側板410を水平にパレット100上に載置することが可能となる。
また、固定側板410の外面中央上部には、組み立て式コンテナ1を組み立てた状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具415が設置されている。
また、組み立て式コンテナ1において、各側板400(一対の固定側板410及び一対の差込側板450)は、各々、厚さ7mm程度の表面にPETフィルムを貼着した又はアルミ蒸着をしたMDF(中密度繊維板)基板の周囲をスチール製の枠部材で囲んだ構成が例示でき、MDF以外にプラスチック製のハニカム材、発泡材等を使用することもできる。
上蓋500は、パレット100上に固定側板410及び差込側板450により形成される内部収容空間の上部開口を閉塞する平板状部材である。組み立て式コンテナ1において、上蓋500は、厚さ3mm程度の表面にPETフィルムを貼着した又はアルミ蒸着をしたMDF(中密度繊維板)基板501の周囲をスチール製の枠部材502で囲んだ構成が例示でき、MDF以外にプラスチック製のハニカム材、発泡材等を使用することもできる。
上蓋500は、上蓋500の周縁に設置される枠部材502の全体をまずヘミング加工し図10(A)に示すような断面「F」字状の溝503を形成した部材とし、この溝503に基板501を差し込み枠部材502を基板501の4隅で折り曲げて基板501の周囲を囲む形状とし、最後に図10(B)に示すように枠部材502の両端部に接合用当て板504をリベット505にて固定して形成する。その際、リベット505は、その頭が上蓋500の上面の枠部材502を貫通しないで、基板501の内部に埋め込まれるように打ち込む。
また、上蓋500の一方の方向の両側面には、ゴムバンド520が設置されている。ゴムバンド520は、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態においては固定側板410のゴムバンド受け金具415に、また、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた状態においては下金枠200の第1の補強金枠220のゴムバンド受け金具225に掛止され、いずれの場合も、上蓋500が容易に開放されないようにこれを保持する。
本実施形態の組み立て式コンテナ1は、このような構成を有するものである。
なお、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、組み立て式コンテナ1を段積みする為の特別の構造を設けていないが、そのような構造を具備しなくとも、組み立て状態においても、あるいは折り畳み状態においても、適宜段積み可能なものである。
このような構成の本発明に係る組み立て式コンテナにおいては、固定側板410の係合ピン411が係合されて固定側板410が下金枠200に対して設置されるコーナー金具210において、固定側板410を着脱する際に係合ピン411が通過する水平孔214が形成された第2の板面212に屈曲部217を設け、係合孔213の先端部218をパレット100の辺縁側に配置し、対向配置された水平孔214の先端部218の間隔を幅広に形成している。
その結果、図4を参照して前述したように、固定側板410をコーナー金具210に係合させる際、あるいは、固定側板410をコーナー金具210から離脱させる際に、係合ピン411を係合孔213に係合させるために固定側板410を斜めに傾ける角度を小さくすることができる。すなわち、固定側板410の係合設置あるいは離脱を従来より容易に行うことができる。
また、コーナー金具210の第2の板面212に屈曲部217を設けることにより、係合孔213の水平孔214の長さを短くすることができる。その結果、コーナー金具210の強度の低下を防ぐことができ、換言すれば下金枠200の強度を向上させることができ、組み立て式コンテナ1全体としても剛性が高く、強度を強くすることができ、信頼性の高い組み立て式コンテナ1を提供することができる。
また、このような構成の本発明に係る組み立て式コンテナ1においては、底板300をパレット100の上面に載置しているかいないかにより、固定側板410を、下金枠200に対して、換言すればパレット100に対して、離脱不能に一体的に係合した状態か、離脱可能な状態かにすることができる。すなわち、組み立て式コンテナ1においては、底板300を設置していない状態においてのみ、固定側板410の係合ピン411をコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過させることができるように構成されており、固定側板410をコーナー金具210に係合設置させたり、あるいは、コーナー金具210に係合されている固定側板410をコーナー金具210から離脱させたりすることができるようになっている。また、底板300をパレット100の上面に載置した状態では、固定側板410とコーナー金具210の係合状態は維持され、その状態において固定側板410をパレット100の辺縁に沿って立設させたり、あるいはパレット100の上面に傾倒させたりすることはできるが、固定側板410をコーナー金具210から離脱することはできない構成となっている。
したがって、組み立て式コンテナ1においては、組み立て式コンテナ1を使用する時(組み立て時及び折り畳み時を含む)には、固定側板410がパレット100から離脱しない状態に維持できるため、作業操作が簡単で物品の搬入出及び搬送等を効率よく行うことができ、固定側板410が分離して紛失等することもないため長期にわたり安全に使用をすることができ、信頼性が高く、結果として物品の収容、搬送コスト等を低減することもできる。一方で、組み立て式コンテナ1を洗浄等する際には、固定側板410を下金枠200(パレット100)から取り外すことができるので、パレット100あるいは側板400の洗浄やメンテナンス等を効率よく行うことができる。このように、本発明に係る組み立て式コンテナ1においては、使用状態とメンテナンス状態とを、底板300を載置するか取り外すかという容易な作業により変更することができ、極めて作業性のよい利便性の高い組み立て式コンテナを実現できる。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、固定側板410と差込側板450の上部角部を連結する連結具460の意図しない回動を防止する為に板バネ470を設けているとともに、この板バネ470を操作する部分の操作部として、板面から130°の角度で傾斜した操作部473を設けている。従来、この種の板バネ470を操作する操作部、すなわち取っ手としては二重のリングをつけていた。これに対して本実施形態の組み立て式コンテナ1の板バネ470においては、リングの落下等による不具合を防ぐことができ、安全品質の確保された信頼性の高い組み立て式コンテナを提供することができる。また、操作部473の130°という傾斜角度は、板バネ470の固定用ピン471側の端部を持ち上げる時には操作部473の裏面の指等を挿入する部分の角度が50°ということを意味し、これは極めて操作が容易な扱い易い形態と言える。したがって、操作性の点においても、従来の二重リングを掴んで板バネを持ち上げる操作と比べて、極めて操作性が良いと言うことができる。
さらにまた、組み立て式コンテナ1においては、底板300、側板400及び上蓋500の各基材として、MDF(中密度繊維板)基板、プラスチック製のハニカム材、発泡材を用いている。したがって、これらの部材の軽量化を達成することができ、組み立て式コンテナ1全体としても大きく軽量化することができる。
本発明に係る組み立て式コンテナ1は、このように極めて利便性が高く、操作性の良い組み立て式コンテナである。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、前述した組み立て式コンテナ1においては、底板300をパレット100の上面に載置した場合に固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過できなくなるようにする構成として、パレット100の上面に底板300を載置した場合には、底板300の上面とその水平孔214の上辺との間の間隙が固定側板410の係合ピン411の直径より小さくなる構成を例示した。しかしながら、係合ピン411が形成されている固定側板410の側面の寸法条件等により、底板300の上面がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214の下辺より上となる状態となっていなくとも、底板300の載置により固定側板410の係合ピン411がコーナー金具210の係合孔213の水平孔214を通過できなくなる構成は考えられる。例えば、係合ピン411の外周面から係合ピン411が形成されている固定側板410の側面の縁までの距離が長く、水平孔214の下辺よりさらに下側に所定の空間が確保されていなければ固定側板410の係合ピン411が水平孔214の上辺と干渉してしまうという条件において、底板300を載置することによりその空間が確保できなくなる場合等である。たとえばそのような構成も本発明の範囲内であり、底板300をパレット100の上面に載置した場合に固定側板410がコーナー金具210から離脱不能になる構成は、前述した実施形態に限られるものではない。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、組み立て式コンテナ1を段積みする為の特別の構造を設けていないものとしたが、パレットの下面あるいは上蓋の上面等に段積みされた場合のズレ防止部等を設置してもよい。
1…組み立て式コンテナ
100…パレット
101…リフト用開口
200…下金枠
210…コーナー金具
211…第1の板面
212…第2の板面
213…係合孔
214…水平孔
215…傾斜孔
216…付け根部
217…屈曲部
218…先端部
220,230…補強金枠
221,231…水平面(一方の板面)
222,232…立設面(他方の板面)
223,233…螺子
224,234…リベット
225…ゴムバンド受け金具
300…底板
400…側板
410…固定側板
411…係合ピン
415…ゴムバンド受金具
450…差込側板
460…連結具
461…長穴
468…係留ピン
469…嵌合孔
470…板バネ
471…固定用ピン
472…リベット用孔
473…操作部
474…固定用ピン設置面
475…固定用ピン収納孔
478…リベット
500…上蓋
501…基板
502…枠部材
503…溝
504…当て板
505…リベット
520…ゴムバンド

Claims (6)

  1. パレットと、
    前記パレットの上面の四隅に設置されるコーナー金具を有する下金枠と、
    前記パレットの上面に設置され内部収容空間の下面を規定する底板と、
    前記下金枠を介して前記パレットの辺縁に着脱自在に立設されて前記内部収容空間の側面を形成する複数の側板と、
    前記側板で囲まれた前記内部収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、
    前記側板は、前記パレットの一対の第1の辺縁に沿って立設され、前記第1の辺縁に垂直な前記パレットの一対の第2の辺縁を挟んで対向配置される一対の固定側板を有し、
    前記固定側板の各々は両側面下部に各々外側に突出した係合ピンを有し、
    前記コーナー金具は、前記パレットの前記第2の辺縁に沿って形成されて前記固定側板の前記係合ピンと係合する係合孔であって、前記固定側板の両側において前記係合ピンと係合するように前記パレットの前記第1の辺縁を挟んで隣接する前記コーナー金具の前記係合孔と対向配置される係合孔を有し、
    前記コーナー金具は、前記パレットの前記第2の辺縁に沿って立設され、前記係合孔が形成された板面を有し、
    前記板面は、前記パレットの前記第2の辺縁の中央側の部分である先端部が、前記パレットの隅側の部分である付け根部よりも前記パレットの辺縁側に配置されるように、前記中央側の部分と前記隅側の部分との間で屈曲された屈曲部を有し、
    前記対向配置される前記係合孔の間隔は、前記付け根部に形成された前記係合孔の間隔より前記先端部に形成された前記係合孔の間隔の方が拡幅されていることを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記係合孔は、前記パレットの上面に沿った水平方向に延伸する水平孔と、当該水平孔の前記パレットの隅側の端部から前記第2の辺縁の中央方向で上方向に傾斜して延伸する傾斜孔とを有する請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記底板は前記パレットの上面に着脱自在であり、前記底板が前記パレットの上面に載置されていないときには、前記固定側板の両側面下部の前記係合ピンは、前記コーナー金具の前記対向配置される前記係合孔の前記水平孔を通過可能であり、前記底板が前記パレットの上面に載置された時には、前記固定側板の前記係合ピンは、前記コーナー金具の前記係合孔が形成された前記板面の部材と干渉し、前記係合孔の前記水平孔を通過不能となることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 隣接する前記固定側板及び前記差込側板の上部角部を連結する連結具と、
    前記連結具に係合する固定用ピンを有し、前記連結具の意図しない回動を防止する板バネとをさらに有し、
    前記板バネは、前記板バネを操作するための操作部が、前記操作面の背面に対して略50°の角度で開くように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  5. 前記底板、前記側板及び前記上蓋の少なくともいずれかは、表面にPETフィルムを貼着した又はアルミ蒸着をしたMDF(中密度繊維板)基板であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  6. パレットと、
    前記パレットの上面の四隅に設置されるコーナー金具を有する下金枠と、
    前記パレットの上面に設置され内部収容空間の下面を規定する底板と、
    前記下金枠を介して前記パレットの辺縁に着脱自在に立設されて前記内部収容空間の側面を形成する複数の側板と、
    前記側板で囲まれた前記内部収容空間の上部開口を閉塞する上蓋とを有する組み立て式コンテナであって、
    前記側板は、前記パレットの一対の第1の辺縁に沿って立設され、前記第1の辺縁に垂直な前記パレットの一対の第2の辺縁を挟んで対向配置される一対の固定側板を有し、
    前記固定側板の各々は両側面下部に各々外側に突出した係合ピンを有し、
    前記コーナー金具は、前記パレットの前記第2の辺縁に沿って形成されて前記固定側板の前記係合ピンと係合する係合孔であって、前記固定側板の両側において前記係合ピンと係合するように、前記パレットの前記第1の辺縁を挟んで隣接する前記コーナー金具の前記係合孔と対向配置される係合孔を有し、
    前記対向配置される前記係合孔の間隔は、前記パレットの隅側より前記パレットの前記第2の辺縁の中央側の方が拡幅されており、
    前記係合孔は、前記パレットの上面に沿った水平方向に延伸する水平孔と、当該水平孔の前記パレットの隅側の端部から前記第2の辺縁の中央方向で上方向に傾斜して延伸する傾斜孔とを有することを特徴とする組み立て式コンテナ。
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