JP6476652B2 - 記録材冷却搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
加圧部材70a,70bは、冷却部材33aの上方に設けられ、ベルト56,59を介して冷却部材33aを自重で加圧している。加圧部材70e,70fは、冷却部材33cの上方に設けられ、ベルト56,59を介して冷却部材33cを加圧している。加圧部材70c,70dは、冷却部材33bの下方に設けられ、重力に抗してベルト56,59を介して冷却部材33bを加圧している。ここで、加圧部材70c,70d,70e,70fは付勢手段71c,71d,71e,71fからの付勢力を受けて冷却部材33b,33cを加圧している。このとき、記録材搬送方向上流側の加圧部材70a,70bの加圧力が下流側の他の加圧部材70c,70d,70e,70fの加圧力よりも小さく設定されている。本実施形態では、付勢手段71c,71d,71e,71fとしてばねを用いており、ばねは特に板ばねやコイルばねである。
加圧部材70a,70bは加圧ローラユニット300を構成しており、加圧ローラユニット300は、2つの加圧部材70a,70b、2つの軸受ガイド部材340およびこれら部材を取り付けるためのユニットフレーム(不図示)などを有する。加圧部材70a,70bはそれぞれ、回転部材16a、回転軸16bおよび回転軸16bに設けられた2つの軸受330を有している。加圧ローラユニットの他端も同様の構成であるため、ここでは一端のみを示している。
なお、2つの回転部材(加圧部材70a,70b)を備えた加圧ローラユニットを用いる場合、回転軸の重量を変えるなどして、記録材搬送方向上流側の加圧部材70aの加圧力を下流側の加圧部材70bの加圧力よりも小さく設定してもよい。
定着装置8から排出された薄い記録材Pには、定着装置8と冷却装置9の間で撓みが生じることがある。その後、撓みを生じたまま記録材Pが冷却装置9のベルト56,59によって強く押圧されると、撓みが押しつぶされ、皺が生じてしまう。より具体的には、記録材搬送方向上流側の加圧部材の加圧力が大きいと、最上流側の加圧部材70a,70bによって皺が作られ、そのまま記録材は下流側に搬送されてしまう。一方、加圧部材70a,70bを設置しなければ、記録材Pがベルトを介して冷却部材にしっかり接触せず、冷却効果が低減してしまう。そこで、加圧部材70a,70bにより適度な加圧力で記録材Pをベルト56,59で挟持することで、皺の発生が回避される。一旦記録材Pが皺の無い状態でベルト56,59間になじめば、その後加圧部材70c,70d,70e,70fでより強い加圧力で記録材Pを押圧しても皺は生じない。
構成2の冷却装置では、全ての加圧部材の重量(約3.5N)を同じにするために、各回転部材を同じ材料(スポンジ)で構成し、各回転軸はともに鉄で構成した。さらに、加圧部材70c,70dは約15.5Nの加圧力を有するバネで付勢し、加圧部材70e,70fは約8.5Nの加圧力を有するばねで付勢し、加圧部材70a,70bはばねで付勢せず、自重で冷却部材33aを加圧させた。従って、加圧部材70a,70bは約3.5Nの加圧力、加圧部材70c,70d,70e,70fは約12Nの加圧力を有していた。
図5(a)に示す冷却装置9は、加圧部材70a,70bが付勢手段71a,71bにより付勢されており、全ての加圧部材が付勢されている点でのみ図2の冷却装置と異なる。全ての加圧部材の付勢手段はばねでできており、各付勢手段のばね定数は任意であるが、記録材搬送方向上流側の加圧部材70a,70bの加圧力が下流側の他の加圧部材70c,70d,70e,70fの加圧力よりも小さくなるように設定されている。各加圧部材の回転軸の構成材料も任意であり、各付勢手段のばね定数は回転軸の構成材料によって調節すればよい。この構成によっても上記と同様の効果が得られる。
本実施形態の冷却装置9は1つの冷却部材33aのみを有し、記録材搬送方向上流側の加圧部材70aの加圧力が下流側の他の加圧部材70b,70e,70fの加圧力よりも小さく設定されている。加圧部材は記録材搬送方向に複数設けられている。各加圧部材を構成する回転軸と回転部材は共通の部材である。加圧部材70aは冷却部材33aを自重で加圧しているのに対して、加圧部材70b,70e,70fは自重と付勢手段71b,71e,71fの付勢力とを合わせた加圧力により冷却部材33aを加圧している。この構成によっても上記と同様の効果が得られる。
本実施形態の冷却装置9では、図2の実施形態と異なり、記録材搬送方向上流側の加圧部材70aよりも記録材搬送方向上流側にベルト56を張架する第1回転部材である張架部材130が設けられている。また、張架部材130よりもベルト回転方向上流側にベルト56を張架する第2回転部材であるローラ55dが設けられている。張架部材130は、ローラ55dと加圧部材70aとの間にある。また、ローラ55dの最下点は加圧部材70aの最下点よりも上方にある。そして、張架部材130の最下点を加圧部材70aの最下点と同じ高さか下方に位置させている。
なお、本実施形態の張架部材130を図5(b)に示すローラ55dと加圧部材70aとの間に設けてもよい。
また、記録材搬送方向最上流の冷却部材は下方に配置されることに限定されず、上方に配置されてもよい。
また、冷却部材の吸熱面は扁平円弧面状に限られず、平坦面であってもよい。
30 ベルト搬送手段
33a,33b,33c 冷却部材
56 ベルト(第1ベルト部材)
59 ベルト(第2ベルト部材)
70a,70b,70c,70d,70e,70f 加圧部材
Claims (8)
- 定着装置で定着されたトナー画像を有する記録材の一方の面に接触する第1ベルト部材と記録材の他方の面に接触する第2ベルト部材とによって記録材を挟持搬送するベルト搬送手段と、
前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材のうち少なくとも一方のベルト部材の内周面に接触して、前記記録材を冷却する冷却部材と、
前記冷却部材が接触する前記ベルト部材と対向する他方のベルト部材の内周面に接触して、前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材を介して前記冷却部材を加圧する加圧部材と、
を有し、
前記加圧部材は記録材搬送方向に複数設けられ、記録材搬送方向上流側の加圧部材の加圧力が記録材搬送方向下流側の他の加圧部材の加圧力よりも小さいこと、および
前記冷却部材は、第1の冷却部材と、前記第1の冷却部材よりも記録材搬送方向下流側に設けられた第2の冷却部材と、を有し、
前記第1の冷却部材は前記第2ベルト部材の内周面に接触して、当該第2ベルト部材を介して前記記録材を前記他方の面から冷却するものであって、
前記第2の冷却部材は前記第1ベルト部材の内周面に接触して、当該第1ベルト部材を介して前記記録材を前記一方の面から冷却するものであって、
前記記録材搬送方向下流側の他の加圧部材は、前記第2ベルト部材の内周面に接触して、前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材を介して付勢手段により前記第2の冷却部材を加圧し、
前記記録材搬送方向上流側の加圧部材は、前記第1の冷却部材の上方に設けられ、自重により前記第1の冷却部材を加圧することを特徴とする記録材冷却搬送装置。 - 定着装置で定着されたトナー画像を有する記録材の一方の面に接触する第1ベルト部材と記録材の他方の面に接触する第2ベルト部材とによって記録材を挟持搬送するベルト搬送手段と、
前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材のうち少なくとも一方のベルト部材の内周面に接触して、前記記録材を冷却する冷却部材と、
前記冷却部材が接触する前記ベルト部材と対向する他方のベルト部材の内周面に接触して、前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材を介して前記冷却部材を加圧する加圧部材と、
を有し、
前記加圧部材は記録材搬送方向に複数設けられ、記録材搬送方向上流側の加圧部材の加圧力が記録材搬送方向下流側の他の加圧部材の加圧力よりも小さいこと、および
前記記録材搬送方向上流側の加圧部材と前記記録材搬送方向下流側の他の加圧部材は、回転軸と、当該回転軸に設けられ前記冷却部材を加圧する回転部材と、を有し、
前記回転部材の材質は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材と前記記録材搬送方向下流側の他の加圧部材とで同じであり、前記回転軸の材質は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材と前記記録材搬送方向下流側の他の加圧部材とで異なることを特徴とする記録材冷却搬送装置。 - 前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の回転軸は前記記録材搬送方向下流側の他の加圧部材の回転軸よりも軽いことを特徴とする請求項2記載の記録材冷却搬送装置。
- 前記記録材搬送方向上流側の加圧部材は、複数の回転部材を備え、加圧ローラユニットを構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。
- 前記記録材搬送方向上流側の加圧部材よりも記録材搬送方向上流側に前記ベルト部材を張架する第1回転部材を有し、
前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の最下点は前記第1回転部材の最下点と同じ高さか下方に位置していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。 - 前記記録材搬送方向上流側の加圧部材よりも記録材搬送方向上流側に前記ベルト部材を張架する第1回転部材と、
前記第1回転部材よりもベルト回転方向上流側に前記ベルト部材を張架する第2回転部材と、を有し、
前記第1回転部材の最下点は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の最下点と同じ高さか下方に位置しており、前記第2回転部材の最下点は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の最下点よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。 - 定着装置で定着されたトナー画像を有する記録材の一方の面に接触する第1ベルト部材と記録材の他方の面に接触する第2ベルト部材とによって記録材を挟持搬送するベルト搬送手段と、
前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材のうち少なくとも一方のベルト部材の内周面に接触して、前記記録材を冷却する冷却部材と、
前記冷却部材が接触する前記ベルト部材と対向する他方のベルト部材の内周面に接触して、前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材を介して前記冷却部材を加圧する加圧部材と、
を有し、
前記加圧部材は記録材搬送方向に複数設けられ、記録材搬送方向上流側の加圧部材の加圧力が記録材搬送方向下流側の他の加圧部材の加圧力よりも小さいこと、および
前記記録材搬送方向上流側の加圧部材よりも記録材搬送方向上流側に前記ベルト部材を張架する第1回転部材と、
前記第1回転部材よりもベルト回転方向上流側に前記ベルト部材を張架する第2回転部材と、を有し、
前記第1回転部材の最下点は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の最下点と同じ高さか下方に位置しており、前記第2回転部材の最下点は前記記録材搬送方向上流側の加圧部材の最下点よりも上方に位置していることを特徴とする記録材冷却搬送装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
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