JP6160315B2 - 冷却装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状記録材の冷却装置およびこのような冷却装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらを備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、熱によって用紙(記録材)上のトナーを溶融させて画像を定着させる定着装置が多く用いられている。また、このように画像が定着された記録材が、画像形成装置の排紙トレイまたは後処理装置または反転装置などにストックされて積み重なった状態となる場合がある。
このように積み重なる際には、記録材が熱を持ったまま排紙トレイなどにスタックされて行くことになる。このため、記録材内にこもった熱によってトナーが軟化し、さらに記録材が重なることで自重による圧力が生じ、トナーによって記録材同士が貼り付くことがある。貼り付いた場合において、無理に剥がそうとするとトナー像が壊れる虞がある。このように重なった紙同士がくっついてしまうことをブロッキングと呼び、この現象を抑制するためには、加熱定着後の記録材を十分に冷却するための装置が必要である。
現在、記録材を搬送しながら冷却する装置として、搬送ベルトによって記録材を挟持搬送しながら冷却部材によって記録材からの熱を吸収する装置が知られている。また、冷却部材を上下に対向配置した冷却装置や、冷却部材を搬送方向に離間させつつ上下交互に配置した冷却装置が既に知られている(特許文献1)。
しかし、用紙両面に冷却部材を同時に押し当てる構成では冷却効果が高く、省スペースでもあるが、冷却部材同士で用紙と搬送ベルトを挟み込むため、摩擦抵抗が増大してスムーズな用紙搬送ができなくなる虞がある。
また、冷却部材を搬送方向に離間させつつ上下交互に配置した構成では、冷却部材の設置角度のばらつきなどにより冷却部材間で角度誤差が拡大して、冷却部材と冷却部材の間で用紙先端が意図せぬ角度で搬送されたり、ばたついたりすることがある。その場合、冷却部材間での用紙の振幅が大きくなり、用紙が次の冷却部材に差し掛かる際に冷却部材に引っ掛かり、搬送不良が発生する虞がある(図15(a))。
また、上下に配置された冷却部材と冷却部材が搬送方向に部分的に重複している場合でも、搬送ベルトの張力が不足した状況下でばたついた用紙が搬送されてくると、冷却部材と冷却部材の間に用紙が上手く進入せず、搬送不良が発生する虞がある(図15(b))。
そこで、本発明は、このような搬送不良を回避しつつ、良好な冷却効果が得られる冷却装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、本発明では、複数の張架部材によって所要の張力で張架されて回転するベルト部材を備えた第1の搬送機構および第2の搬送機構と、前記ベルト部材のそれぞれの内周面に接触する2以上の冷却部材とを備え、前記ベルト部材によって記録材を挟持搬送しながら前記冷却部材により前記記録材を冷却する冷却装置において、前記冷却部材は、前記第1の搬送機構と前記第2の搬送機構において記録材搬送方向に交互に配置され、対向する前記冷却部材は記録材搬送方向に一部重複しており、前記冷却部材の非重複領域における前記記録材を、前記冷却部材の重複領域に案内する案内部材が設けられ、前記ベルト部材と接触する前記冷却部材の吸熱面が凸形状に形成されており、前記冷却部材の吸熱面が記録材搬送方向と直交方向に互いに入り組むように、前記冷却部材は配置されていることを特徴とする冷却装置を提案する。
本発明によれば、冷却装置において、摩擦抵抗の増大や冷却部材の設置角度のばらつきなどに起因する記録材の搬送不良を回避し、良好な記録材搬送を実現することができる。
実施形態を示す画像形成装置の全体構成図である。 第1実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 奥側から見た冷却装置の概略構成図である。 第2実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 ベルトと冷却部材の接触・離間開始箇所と冷却部材の重複方向を示す図である。 第3実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 冷却部材の重複領域での記録材搬送を示す概略図である。 冷却装置の変形例を示す概略図である。 第4実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 冷却部材の重複領域での記録材搬送を示す概略図である。 第5実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 第6実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 第7実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 第8実施形態としての冷却装置の概略構成図である。 従来の記録材搬送において生じる搬送不良を説明する図である。
図1は、実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを並べて配設したタンデム型の画像形成部を備える。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体200に着脱可能に構成されており、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、潜像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面を清掃するクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザ光を照射するようになっている。
また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、支持部材としての複数のローラ21〜24に張架されており、それらローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)および/または交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、中間転写ベルト10を張架する1つのローラ24に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)および/または交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
画像形成装置本体200の下部には、紙やOHP等のシート状の記録材Pを収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、収容されている記録材Pを送り出す給紙ローラ14が設けてある。また、画像形成装置本体200の図の左側の外面には、機外に排出された記録材Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
画像形成装置本体200内には、記録材Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも記録材搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録材搬送方向下流側には、定着装置8、冷却装置9、一対の排出ローラ16が順次配設されている。定着装置8は、例えば、内部に図示しないヒータを有する定着部材としての定着ローラ17と、定着ローラ17を加圧する加圧部材としての加圧ローラ18を備える。定着ローラ17と加圧ローラ18とが接触した箇所には、定着ニップが形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧または定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト10に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
給紙ローラ14が回転することによって、給紙カセット13から記録材Pが搬出される。搬出された記録材Pは、レジストローラ15によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録材P上に一括して転写される。その後、記録材Pは定着装置8に送り込まれ、定着ローラ17と加圧ローラ18によって記録材Pが加圧および加熱されてトナー画像が記録材P上に定着される。そして、記録材Pは、冷却装置9によって冷却された後、一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
以上の説明は、記録材にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つまたは3つのプロセスユニットを使用して、2色または3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、第1実施形態としての冷却装置の概略構成図である。
図示のように、冷却装置9は、ベルト搬送手段30と、ベルト搬送手段30のベルトの走行によって搬送される記録材Pを冷却する冷却部材33を備えている。ベルト搬送手段30は、記録材Pの一方の面(表面または上面)側に配置される第1の搬送機構31と、記録材Pの他方の面(裏面または下面)側に配置される第2の搬送機構32とを備える。各機構には、ベルト部材であるベルト56,59が張架部材である複数のローラ55,57,58によって保持・張架され、回転することができる。また、1対の冷却部材33がベルト56,59の内周面に接触して備えられ、冷却部材33aが記録材Pの一方の面(裏面または下面)側に配置され、冷却部材33bが記録材Pの他方の面(表面または上面)側に配置される。
この冷却装置9は、冷却装置の背面図である図3に示すように、発熱部としての記録材Pからの熱を受ける受熱部45と、受熱部45の熱を放熱する放熱部46と、受熱部45と放熱部46とを冷却液が循環する循環路47とを有する冷却液循環回路44を備える。この循環路47内には、冷却液を循環させるためのポンプ48と、冷却液を溜める液溜タンク49とが配置されている。そして、液冷ジャケットである冷却部材33a,33bが受熱部45として機能する。また、放熱部46はラジエータ等からなる。冷却液には、例えば、水、炭化水素系オイルおよびフッ素系オイルを媒体とし、この媒体に高濃度のマグネタイト等の強磁性超微粒子を安定に分散させ、かつ磁性超微粒子の表面に強固に化学吸着した界面活性剤で形成した磁性流体等がある。
循環路47は、他方の冷却部材33bの一方の開口部と放熱部46としてラジエータとを連結する配管50と、他方の冷却部材33bの他方の開口部と一方の冷却部材33aの一方の開口部とを連結する配管51と、一方の冷却部材33aの他方の開口部と液溜タンク49とを連結する配管52と、液溜タンク49とポンプ48とを連結する配管53と、ポンプ48と放熱部46としてラジエータとを連結する配管54とを備える。
図2に示すように、第1の搬送機構31は、複数個(図例では4個)の従動ローラ55と、この従動ローラ55に掛け回されるベルト(搬送ベルト)56とを備える。一方、第2の搬送機構32は、複数個(図例では4個)の従動ローラ57c,57d,58と、駆動ローラ57aと、ローラ57,58に掛け回されるベルト(搬送ベルト)59とを備える。
このため、記録材Pを搬送する際には、第1の搬送機構31のベルト56と第2の搬送機構32のベルト59とで、記録材Pを挟持搬送することになる。つまり、駆動ローラ57aが駆動することによって、図2に示すようにベルト59が矢印A方向に走行し、ベルト56,59間に挟まれた記録材Pを介して、第2の搬送機構32のベルト59の走行に伴い、第1の搬送機構31のベルト56が矢印B方向に走行する。これによって、記録材Pは搬送方向Cに沿って上流側から下流側へと搬送される。ベルト56およびベルト59に掛かるテンションについて、ベルトのみ回転する場合および記録材Pを挟持搬送する場合においても隣接するローラ間にてベルトに弛みが生じないだけの同等な張力がそれぞれ働いている。
ところで、一方の冷却部材33aと他方の冷却部材33bは、それぞれ不図示のフレームにより装置内に固定されている。また、他方の冷却部材33bに対する記録材搬送方向の位置決めは、図示しない側板にて行われる。
次に、前記のように構成された冷却装置9の動作について説明する。
記録材Pの挟持搬送する場合、図2等に示すように、第1の搬送機構31と第2の搬送機構32とを近接させた状態とする。この図2に示す状態において、第2の搬送機構32の駆動ローラ57aを回転駆動させれば、前記したように各ベルト56,59が矢印方向に走行して、記録材Pは搬送方向Cに搬送される。この状態では、前記冷却液循環回路44において、冷却液を循環させる。すなわち、ポンプ48を駆動することによって、冷却部材33a,33bの冷却液流路内に冷却液を流す。
この際、第1の搬送機構31のベルト56の内面が、冷却部材33bの吸熱面34bを摺動し、第2の搬送機構32のベルト59の内面が、冷却部材33aの吸熱面34aを摺動する。このため、記録材Pの表面(上面)側から、ベルト56を介して冷却部材33bは記録材Pの熱を吸収する。また、記録材Pの裏面(下面)側から、ベルト59を介して冷却部材33aは記録材Pの熱を吸収する。この場合、冷却部材33a,33bが吸熱した熱量を冷却液が外部に輸送することで冷却部材33a,33bは低温に保たれる。
すなわち、ポンプ48を駆動することによって、冷却液が冷却液循環回路44内を循環し、冷却部材33a,33bの冷却液流路内を流れて吸熱によって高温となった冷却液が、放熱部46として機能するラジエータを通過する。これによって外気へ放熱され、冷却液の温度が低下する。そして、低温となった冷却液が再度冷却液流路内を流れて、冷却部材33a,33bが低温に保たれ、受熱部45として機能する。このため、このサイクルを繰り返すことによって、記録材Pは両面から冷却され、熱を持ったまま排紙トレイにスタックされることがなくなる。このため、ブロッキングを有効に防止でき、重なった紙同士がくっついてしまうことなく、排紙トレイに記録材Pをスタックしていくことができる。
次に、第1実施形態としての冷却装置9について詳述する。
図2に示す冷却装置9において、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとは記録材搬送方向Cに一部重複している。上側のベルト56は所要の張力が付与されて、上側の冷却部材33bの吸熱面34bに密着し、下側のベルト59は所要の張力が付与されて、下側の冷却部材33aの吸熱面34aに密着している。下側のベルト59における上側の冷却部材33bと対向する部分は、記録材先端のコシにより下方に弛まない程度の張力が付与されている。したがって、上側のベルト56は搬送されてくる記録材Pと接触することで、ベルト56を介して記録材Pの熱を吸熱面34bに伝える。また、下側のベルト59は、上側のベルト領域への搬送を案内するとともに、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとの重複領域へ記録材先端を案内する案内部材としての機能を有する。この構成により、記録材先端が下側の冷却部材33aの右側面に衝突して座屈することを抑制できる。したがって、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとの繋ぎ目での記録材の引っ掛かりやジャムを回避できる。
次に、第2実施形態としての冷却装置9について説明する。
図4に示す冷却装置9において、対向する冷却部材33a,33bは搬送方向Cに一部重複している。また、ベルト59,56に接触する冷却部材33a,33bの吸熱面34a,34bが平坦でなく、凸形状に形成されている。上側の冷却部材33bの吸熱面34bが凸形状の曲面で形成されている場合、記録材Pはこの曲面に沿って搬送される。下側のベルト59に所要の張力が付与されているため、記録材Pが上側の冷却部材33bを通過するとき、記録材Pは吸熱面34bの頂点よりも搬送方向下流側であって、頂点と下側の冷却部材33aの間の剥離開始点でベルト56(冷却部材33b)から剥離し始める(図4(a))。このとき、記録材Pは剥離開始点における曲面の接線方向Aに進むため、記録材には上方向の力が働くので、記録材Pは上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aの間に案内されやすくなる(図4(b))。
ここで、記録材の案内効果は、上側の冷却部材33bの吸熱面34bが凸形状の曲面で形成されていれば得られるため、下側の冷却部材33aの吸熱面34aは平坦であってもよい。しかし、両者を凸形状の曲面で形成すれば、一種の部材で済むため、コスト削減が可能である。また、下側のベルト59は、上側のベルト領域への搬送を案内するとともに、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとの重複領域へ記録材先端を案内する案内部材としての機能を有する。
また、扁平円弧面状の吸熱面34bと吸熱面34aが搬送方向Cと直交方向に互いに入り組むように冷却部材33b,33aは配置されている。つまり、下側に配置される冷却部材33aの吸熱面34aの上端面が、上側に配置される冷却部材33bの吸熱面34bの下端面よりも上方に位置している。また、吸熱面34bの面に沿って接触するようにベルト56が張架され、吸熱面34aの面に沿って接触するようにベルト59が張架されている。これにより、ベルト56,59は記録材搬送路において水平ではなく、吸熱面34a,34bの曲面に沿って僅かに蛇行して走行することになる。
なお、ベルト56がベルト59に連れ回る主な原因としては、ベルト56とベルト59の摩擦力(接触抵抗)が考えられる。よって、ベルト56,59を吸熱面34a,34bの曲面に沿って僅かに蛇行させることで、ベルト56,59も密着し、ベルト56が摩擦力によりベルト59に確実に連れ回ることになる。
また、吸熱面34a,34bが凸形状に形成されているため、ベルト56,59から吸熱面全体に密着力(接触圧)が作用し、その反作用としてベルトは吸熱面34bから下方の密着力(接触圧)を受ける。よって、ベルトの張力により、記録材、ベルトおよび冷却部材をより確実に密着させることができる。
図5は、ベルトと冷却部材の接触・離間開始箇所と冷却部材の重複方向を示す図である。
図5(a)に示す冷却装置9は、平坦な吸熱面34a,34bを有する冷却部材33a,33bを備えている。ベルト56と冷却部材33bの接触開始箇所は、搬送方向上流側の冷却部材33bの最上流部にある。ベルト59と冷却部材33aの離間開始箇所は、搬送方向下流側の冷却部材33aの最下流部にある。このとき、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとは、接触開始箇所と離間開始箇所を結んだ方向において一部重複している。図5(b)に示す冷却装置9は、凸形状の吸熱面34a,34bを有する冷却部材33a,33bを備えている。この場合も、ベルト56と冷却部材33bの接触開始箇所は、搬送方向上流側の冷却部材33bの最上流部にあり、ベルト59と冷却部材33aの離間開始箇所は、搬送方向下流側の冷却部材33aの最下流部にある。このとき、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとは、接触開始箇所と離間開始箇所を結んだ方向において一部重複している。逆に言えば、冷却部材33a,33bは、記録材搬送中の各箇所における矢印Dで示す様々な記録材搬送方向において重複するのではない(図5(b))。
次に、第3実施形態としての冷却装置9について説明する。
図6に示す冷却装置9において、対向する冷却部材33a,33bは搬送方向Cに一部重複している。下側のベルト59は、上側のベルト領域への搬送を案内するとともに、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33aとの重複領域へ記録材先端を案内する案内部材としての機能を有する。また、ベルト59,56に接触する冷却部材33a,33bの吸熱面34a,34bは平坦であるが、その端部は曲面で形成されている。特に、搬送方向下流側の冷却部材33aにおける記録材進入側の端部が曲面で形成されていると好ましい。この構成により、記録材Pが冷却部材33aにおける記録材進入側の端部を通過する際、ベルト59が撓んで記録材Pが端部に引っ掛かっても(図7(a))、ベルト搬送に伴って記録材先端が上方にスムーズに案内され、搬送不良を抑制することができる(図7(b))。また、図7(a)に示すように、曲面の曲率半径Rの大きさを、搬送方向Cと直交方向でのベルトの最大撓み量よりも大きく設計することで、曲面でない部分に記録材が引っ掛かることを防止できる。
一方、通常、記録材Pは搬送方向上流側の冷却部材33bには引っ掛からないため、図8(a)に示すように、冷却部材33bの端部は曲面状に形成されなくてもよい。しかし、図8(b)に示すように、その記録材排出側の端部が曲面状に形成されてもよい。これによれば、一種の部材で冷却部材33a,33bを構成することができる。
次に、第4実施形態としての冷却装置9について説明する。
図9(a)に示す冷却装置9において、対向する冷却部材33a,33bは搬送方向Cに一部重複しており、案内部材としてのローラ71が、搬送方向下流側の冷却部材33aにおける記録材進入側の端部近傍に設置されている。ローラ71は、ばねによる所要の付勢力でベルト59を上方に押圧しており、ベルト59の搬送に伴い回転する。ローラ71は、冷却部材の非重複領域における記録材Pを重複領域に案内する。また、ローラ71は記録材Pをローラ設置側のベルト59とは反対側のベルト56に向かって案内する。同様に、図9(b)に示す冷却装置9において、案内部材としてのガイド板72が、搬送方向下流側の冷却部材33aにおける記録材進入側の端部近傍に設置されている。ガイド板72は、冷却部材の非重複領域における記録材Pを重複領域に案内する。また、ガイド板72は、屈曲していてベルト59と摺擦するよう配置されており、記録材Pをガイド板設置側のベルト59とは反対側のベルト56に向かって案内し、記録材を冷却部材33a,33bの重複領域にスムーズに案内するようになっている。
このように構成することで、図10に示すように、冷却部材同士の間に搬送方向Cの間隙がないため、図15(a)に関して記載したような記録材進入角度の誤差の拡大を回避することができる。また、搬送中の記録材の挙動が不安定でも、記録材Pが冷却部材33a,33bの重複領域に進入する前に、記録材Pの角度が案内部材(この場合、ローラ71)により所望の方向に整えられるため、冷却部材33aへの記録材Pの引っ掛かりを低減できる。さらに、冷却部材33a,33bが搬送方向Cに一部重複している分、全く重複していない構成よりも省スペース化を図ることができ、全体が重複している構成よりも搬送抵抗を軽減することができる。ガイド板72を用いる場合も、これと同様の効果が得られる。
次に、第5実施形態としての冷却装置9について説明する。
本例は、第2、第3および第4実施形態の特徴を備えたものである。つまり、図11に示す冷却装置9において、対向する冷却部材33a,33bは搬送方向Cに一部重複しており、ベルト59,56に接触する冷却部材33a,33bの吸熱面34a,34bが平坦でなく、凸形状に形成されている。また、その端部は曲面状に形成されており、案内部材としてのローラ71が具備されている。ローラ71は、冷却部材の非重複領域における記録材を重複領域に案内する。この構成により、冷却部材の重複領域においてより確実に記録材を搬送することが可能となる。
次に、第6実施形態としての冷却装置9について説明する。
図12に示す冷却装置9において、液冷ジャケットである3つの冷却部材33a,33b,33cが搬送方向Cに設けられ、各冷却部材は搬送方向Cに下、上、下の順で配置されている。吸熱面34a,34b,34cは平坦でなく、凸形状に形成されている。下側に配置される冷却部材33a,33cの吸熱面34a,34cの上端面が、上側に配置される冷却部材33bの吸熱面34bの下端面よりも上方に位置している。また、対向する冷却部材33a,33bと対向する冷却部材33b,33cは搬送方向Cに一部重複している。下側のベルト59は、上側のベルト領域への搬送を案内するとともに、上側の冷却部材33bと下側の冷却部材33a,33cとの重複領域へ記録材先端を案内する案内部材としての機能を有する。これらの構成により、前記実施形態と同様の効果が得られる。
ところで、本発明は冷却液循環回路44を用いた冷却装置に限定されず、これに替えて第7実施形態の冷却装置9として、図13のように排熱促進形状部106を設けてもよい。排熱促進形状部106としては、多数のフィンを有する空冷ヒートシンクである。このときの吸熱面34a,34b,34cとベルト56,59との関係は、上記実施形態のものを適用できる。
このように、空冷ヒートシンク構造を用いることによって、冷却液循環回路44を用いなくてすみ、装置のコンパクト化および低コスト化を図ることができる。
次に、第8実施形態としての冷却装置9について説明する。
図14に示す冷却装置9において、図13に示す空冷ヒートシンクとは異なり、冷却部材33bの下面は平坦な吸熱面34bとされ、冷却部材33a,33cの上面は平坦な吸熱面34a,34cとされている。他の構成は図13に示す空冷ヒートシンクと同様である。なお、案内部材としてのローラやガイド板を、冷却部材33bまたは冷却部材33cにおける記録材進入側の端部近傍に設置してもよい。
9 冷却装置
31 第1の搬送機構
32 第2の搬送機構
33a,33b,33c 液冷ジャケット、空冷ヒートシンク(冷却部材)
55,57,58 ローラ(張架部材)
56,59 ベルト(ベルト部材)
71 ローラ(案内部材)
72 ガイド板(案内部材)
P 記録材
特開2012−098677号公報

Claims (10)

  1. 複数の張架部材によって所要の張力で張架されて回転するベルト部材を備えた第1の搬送機構および第2の搬送機構と、前記ベルト部材のそれぞれの内周面に接触する2以上の冷却部材とを備え、前記ベルト部材によって記録材を挟持搬送しながら前記冷却部材により前記記録材を冷却する冷却装置において、
    前記冷却部材は、前記第1の搬送機構と前記第2の搬送機構において記録材搬送方向に交互に配置され、対向する前記冷却部材は記録材搬送方向に一部重複しており、
    前記冷却部材の非重複領域における前記記録材を、前記冷却部材の重複領域に案内する案内部材が設けられ
    前記ベルト部材と接触する前記冷却部材の吸熱面が凸形状に形成されており、
    前記冷却部材の吸熱面が記録材搬送方向と直交方向に互いに入り組むように、前記冷却部材は配置されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 記録材搬送方向上流側の前記冷却部材と前記ベルト部材の接触開始箇所と、記録材搬送方向下流側の前記冷却部材と前記ベルト部材の離間開始箇所とを結んだ方向において、前記冷却部材は一部重複していることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記案内部材が前記記録材を案内部材設置側の前記ベルト部材とは反対側の前記ベルト部材に向かって案内することを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 前記案内部材は前記ベルト部材を押圧するローラであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  5. 前記案内部材は前記ベルト部材と摺擦するガイド板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  6. 記記録材は前記吸熱面の頂点よりも記録材搬送方向下流側で前記ベルト部材から剥離し始めることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  7. 少なくとも前記冷却部材の記録材進入側の端部が曲面で形成されており、前記曲面の曲率半径が記録材搬送方向と直交方向での前記ベルト部材の最大撓み量よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷却装置。
  8. 前記第2の搬送機構側に配置される前記冷却部材の前記吸熱面の上端面が、前記第1の搬送機構側に配置される前記冷却部材の前記吸熱面の下端面よりも上方に位置していることを特徴とする請求項6に記載の冷却装置。
  9. 前記第2の搬送機構が下側に配置され、前記第1の搬送機構が上側に配置されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の冷却装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の冷却装置を備えた画像形成装置。
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