JP6474028B2 - スイッチ構造および電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置や携帯情報端末機、携帯電話機などの各種の電子機器に用いられるスイッチ構造およびそれを備えた電子機器に関する。
例えば、電子機器のスイッチ構造においては、特許文献1に記載されているように、機器ケース内に基板保持部材を設け、この基板保持部に弾性部を一体に形成し、この弾性部の先端部に機器ケースの開口部に出没可能に挿入する釦部を設け、かつ基板保持部材の下側に回路基板を配置し、この回路基板上にスイッチを釦部の下側に対応させて設けた構成のものが知られている。
特開2004−145757号公報
この場合、基板保持部材に一体に形成された弾性部は、斜め上方に傾斜した状態で、全体が枠状に形成され、この枠状に形成された先端部の内側に連結部を介して釦搭載部を設け、この釦搭載部に釦部を設けた構成になっている。これにより、弾性部は、釦部が押し下げられた際に、基板保持部材の端部を支点として回転するように撓み変形することにより、回路基板上のスイッチを押し下げてスイッチ動作させるように構成されている。
しかしながら、このような電子機器のスイッチ構造では、釦部が押し下げられた際に、弾性部が基板保持部材の端部を支点として回転するように撓み変形するため、釦部が押圧さない状態と釦部が押圧された状態とで、スイッチに対して釦部の位置がずれてしまい、正確にかつ良好にスイッチを押圧することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、押圧操作時における釦部の位置ずれを防ぎ、正確にかつ良好にスイッチをスイッチ動作させることができるスイッチ構造およびそれを備えた電子機器を提供することである。
この発明に係るスイッチ構造は、基板保持部材と、前記基板保持部材に対して所定間隔を隔てて配置されスイッチをスイッチ動作させる釦部と、前記基板保持部材と前記釦部との間に設けられ、それぞれが前記釦部を前記基板保持部材に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する一対の屈曲連結部と、を備え、前記一対の屈曲連結部は、互いが隣り合うように配置されているとともに、互いの間で平面形状が対称な形状に形成されており、前記一対の屈曲連結部のそれぞれは、前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行する方向に屈曲した形状に形成されることにより前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行な方向に延伸する一対の直線領域を有し、前記一対の直線領域のそれぞれは、当該直線領域の長さが、当該一対の直線領域間の隙間幅よりも長く形成されていることを特徴とする。
また、この発明に係る他の態様のスイッチ構造は、基板保持部材と、前記基板保持部材に対して所定間隔を隔てて配置されスイッチをスイッチ動作させる釦部と、前記基板保持部材と前記釦部との間に設けられ、それぞれが前記釦部を前記基板保持部材に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する一対の屈曲連結部と、を備え、前記一対の屈曲連結部は、互いが隣り合うように配置されているとともに、互いの間で平面形状が対称な形状に形成されており、前記一対の屈曲連結部のそれぞれは、前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行する方向に屈曲した形状に形成されることにより前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行な方向に延伸する一対の直線領域を有し、前記一対の屈曲連結部は、互いが最も近接する箇所での互いの間の隙間幅が、前記直線領域の長さよりも短く形成されていることを特徴とする。
また、この発明に係る電子機器は、上記の何れかのスイッチ構造を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、釦部を押圧操作する際に、釦部の位置ずれを防ぐことができ、これにより釦部によってスイッチを正確にかつ良好にスイッチ動作させることができる。
この発明を情報処理装置に適用した一実施形態を示した斜視図である。 図1に示された機器ケースのA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された情報処理装置の機器ケース内に組み込まれる入力表示ユニットを示した拡大斜視図である。 図3に示された入力表示ユニットを前側下部から見た拡大斜視図である。 図3に示された入力表示ユニットを左側から見て示した拡大側面図である。 図5に示された入力表示ユニットにおいて、連結支点部を中心に電源保持部材と表示保持部材とを回転させてロック部によってロックする状態を示した拡大側面図である。 図3に示された入力表示ユニットの表示保持部材を示した拡大平面図である。 図3に示された入力表示ユニットの電源保持部材を斜め上方から見て示した拡大斜視図である。 図3に示された入力表示ユニットの電源保持部材におけるケーブル固定部を示し、(a)はその拡大裏面図、(b)はケーブル固定部に接続ケーブルを固定した状態を示した拡大裏面図である。 図3に示された入力表示ユニットのB−B矢視における断面を示し、(a)はスイッチ部の釦部が釦操作されていない通常の状態を示した要部の拡大断面図、(b)は釦部が釦操作された状態を示した要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図10を参照して、この発明を情報処理装置に適用した一実施形態について説明する。
この情報処理装置は、図1に示すように、電子レジスタであり、機器ケース1を備えている。この機器ケース1は、前側(図1では手前側)が平坦状に形成され、後部側が前側から後部側に向けて次第に高くなる傾斜部2に形成された構成になっている。
この機器ケース1の前側部には、図1に示すように、受皿部3が窪んで形成されている。また、この機器ケース1の傾斜部2における右側には、入力装置4、入力表示ユニット5、および施錠部6が設けられおり、傾斜部2の左側には、プリンタ部7が設けられている。この機器ケース1は、図示しないが、その下面に底板が設けられ、紙幣や硬貨、金券などを収納するドロアの上に配置されるように構成されている。
入力装置4は、図1および図2に示すように、複数のキー釦8が複数のキーブロック9ごとに配列されたキー入力部10と、機器ケース1の上面に設けられた化粧用補強板11と、機器ケース1内に設けられたキー保持部材12と、このキー保持部材12に取り付けられたスイッチ基板13と、を備えている。
複数のキー釦8は、図1および図2に示すように、テンキーなどの情報処理装置に必要な各種のキーである。キー入力部10は、複数のキー釦8がキーの機能によって複数のキーブロック9ごとに配列され、これら複数のキーブロック9の全体が四角形状の領域内に配置されるように構成されている。
化粧用補強板11は、図1および図2に示すように、透明または半透明の硬質の合成樹脂によって肉厚の厚い平板状に形成されている。この化粧用補強板11は、プリンタ部7を除いて、入力装置4、入力表示ユニット5、および施錠部6に対応する機器ケース1の傾斜部2における上面のほぼ全域に配置されて、機器ケース1の傾斜部2を補強するように構成されている。
また、この化粧用補強板11には、図1および図2に示すように、キー入力部10の複数のキーブロック9それぞれに対応する複数の化粧開口部14、入力表示ユニット5の後述するスイッチ部36の釦部38に対応する釦挿入孔15、および施錠部6に対応する施錠孔16がそれぞれ設けられている。この場合、化粧用補強板11には、キー入力部10の複数のキーブロック9の各境界部、つまり複数の化粧開口部17の境界部にそれぞれ複数の仕切部11aが形成されている。
さらに、この化粧用補強板11の下面には、装飾性を有する化粧膜(図示せず)が印刷などによって設けられている。この化粧用補強板11には、図1に示すように、入力表示ユニット5に対応する表示窓部18が形成されている。この表示窓部18は、これに対応する領域に化粧膜が設けられておらず、入力表示ユニット5に表示された情報が機器ケース1の外部から見えるように構成されている。
また、入力装置4のキー保持部材12は、図2に示すように、化粧用補強板11に設けられた複数の化粧開口部14の外周に沿って枠状に形成され、この枠状内にキー入力部10の複数のキー釦8それぞれをキー操作方向(図2では斜め上下方向)にスライド可能に保持する複数のキー保持筒部20がそれぞれ連結リブ20aによって相互に連結された状態で、一体に形成された構成になっている。
このキー保持部材12は、図2に示すように、機器ケース1の上部内面に設けられたボス部(図示せず)にビス止めされている。これにより、キー保持部材12は、キー釦8のキー軸部8bをキー操作方向にスライド可能に保持する複数のキー保持筒部20がそれぞれ連結リブ20aによって相互に連結されていることにより、全体の強度が強くなるように形成されている。
さらに、入力装置4のスイッチ基板13は、図2に示すように、複数のキー釦8それぞれがキー操作された際に、電気信号を出力する複数の接点部を備えている。すなわち、このスイッチ基板13は、ベース板上に固定接点を有する配線シートが設けられ、この配線シート上に可動接点を有する可動シートがスペーサを介して設けられた構成になっている。
これにより、スイッチ基板13は、図2に示すように、可動シートの可動接点に対応する箇所がキー釦8によって上方から押されて可動シートが下側に撓んだ際に、可動接点がスペーサの開口部を通して配線シートの固定接点に接触することにより、電気信号を出力するように構成されている。
この場合、スイッチ基板13の上面には、図2に示すように、複数のキー釦8をそれぞれ弾力的に押し上げる複数の弾性部材21が配置されている。この弾性部材21は、キー釦8を弾力的に押し上げ、この状態でキー釦8が押された際に、その押されたキー釦8によって押し下げられて弾性変形し、スイッチ基板13を押圧することにより、可動シートの可動接点を配線シートの固定接点に接触させるように構成されている。
一方、施錠部6は、図1に示すように、機器ケース1の傾斜部2における右上側に位置して設けられ、情報処理装置のオペレータが所有する鍵(図示せず)が差し込まれて回転された際に、情報処理装置のロックを解除して、情報処理装置を使用可能な状態にするように構成されている。
また、プリンタ部7は、図1に示すように、プリンタカバー7aを備えている。このプリンタカバー7aは、前後方向における中央部が少し高い緩やかな山形形状に形成され、機器ケース1の傾斜部2における左側に着脱可能に取り付けられるように構成されている。このプリンタカバー7aの手前側に位置する箇所には、印刷された記録紙(図示せず)をレシートして発行するレシート発行口7bが設けられている。
また、このプリンタ部7は、図示しないが、機器ケース1に設けられて記録紙を収納する記録紙収納部と、この記録紙収納部内の手前側に設けられてプリンタカバー7aのレシート発行口7bに対応する印字部と、記録紙収納部の後部側に回転可能に配置されてジャーナル紙を巻き取るジャーナルリールと、を備えている。
ところで、入力表示ユニット5は、図2に示すように、AC電源などの電源部22を搭載する電源保持部材23と、表示部24を搭載する基板保持部材である表示保持部材25と、電源保持部材23と表示保持部材25とを着脱可能に連結して一体化する着脱連結部26と、を備えている。この場合、表示部24は、第1表示パネル30と第2表示パネル31とを有している。
これら第1表示パネル30と第2表示パネル31とは、図2および図3に示すように、それぞれ液晶表示パネルやEL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルなどの平面型の表示パネルであり、情報処理装置における売上データなどの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。
基板保持部材である表示保持部材25は、図2および図3に示すように、第1表示パネル30を搭載する第1表示搭載部27と第2表示パネル31を搭載する第2表示搭載部28とを有し、これらが互いに交差する角度をもって一体に形成されている。すなわち、第1表示搭載部27は、機器ケース1の傾斜面2とほぼ平行に形成されている。
また、第2表示搭載部28は、図2および図3に示すように、傾斜部2の後端部に位置する機器ケース1の背面部2bとほぼ平行に形成されている。この場合、機器ケース1の背面部2bは、傾斜部2に対してほぼ直角に形成され、これにより機器ケース1の水平面である下面に対して急峻な角度で形成されている。このため、表示保持部材は、第1表示搭載部27と第2表示搭載部28とがほぼ直角に交差するように構成されている。
これにより、第1表示パネル30は、図2および図3に示すように、表示保持部材25の第1表示搭載部27に取り付けられ、機器ケース1の傾斜部2上に設けられた化粧用補強板11の表示窓部18に対応し、この状態で表示された情報が機器ケース1の前側上方から見えるように構成されている。第2表示パネル31は、表示保持部材25の第2表示搭載部28に取り付けられ、機器ケース1の背面部2bに設けられた表示開口部33に対応し、この状態で表示された情報が機器ケース1の後方から見えるように構成されている。
また、基板保持部材である表示保持部材25には、図2および図4に示すように、回路基板34を搭載する基板搭載部35が第1表示搭載部27の裏面側に設けられ、第1表示パネル30の裏面に対応して重なるように構成されている。これにより、回路基板34は、第1表示搭載部27の裏面側に位置する基板搭載部35に取り付けられて、第1表示パネル30と重なるように構成されている。
この回路基板34には、図2〜図4に示すように、第1表示パネル30および第2表示パネル31が電気的に接続されるほか、スイッチ部36の複数のスイッチ37が電気的に接続された状態で設けられている。スイッチ部36は、回路基板34に設けられた複数のスイッチ37と、表示保持部材25に設けられた複数の釦部38と、を備えている。
複数の釦部38は、ファンクションキーであり、図3および図7に示すように、一対の屈曲連結部40によって表示保持部材25に弾性変形可能な状態で連結された構成になっている。これら複数の釦部38それぞれは、上部に位置する頭部38aと下部に位置する押圧部38bとを有し、これらが一対の屈曲連結部40を介して表示保持部材25の第1表示搭載部27と一体に形成されている。
この場合、複数の釦部38は、図3および図7に示すように、基板保持部材である表示保持部材25の第1表示搭載部27の端部から所定間隔Sを隔てた位置に配置されている。また、この釦部38は、図1および図2に示すように、その頭部38aが機器ケース1の傾斜部2上に設けられた化粧補強板11の釦挿入孔15に下側から挿入して、化粧補強板11の上面に突出するように構成されている。また、この釦部38は、その押圧部38bが回路基板34の複数のスイッチ37に対応した状態でその上側に位置するように構成されている。
一対の屈曲連結部40それぞれは、図3および図7に示すように、基板保持部材である表示保持部材25の第1表示搭載部27の端部に起立して形成された起立壁27aの上端部に一体に形成されている。これら一対の屈曲連結部40は、第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38との間でその両方に対して平行する方向に屈曲した状態で、第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38とに一体に形成され、図10(a)および図10(b)に示すように、釦部38を表示保持部材25に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結するように構成されている。
すなわち、一対の屈曲連結部40それぞれは、図10(a)および図10(b)に示すように、釦部38が釦操作された際に、その釦操作方向に沿って釦部38を変位させるように弾性変形するように構成されている。この場合、一対の屈曲連結部40は、図7に示すように、その屈曲長さが釦部38と第1表示搭載部27の起立壁27aとの間の間隔Sよりも十分に長く形成されている。
すなわち、一対の屈曲連結部40それぞれは、図7に示すように、釦部38と第1表示搭載部27の起立壁27aとを最短で結ぶ直線方向に対して直交する方向に向けてU字状に折り返されるように屈曲して形成されている。また、これら一対の屈曲連結部40は、第1表示搭載部27の起立壁27aに対応する釦部38の一側部における両側にそれぞれ片持ち状態で連結されて形成されている。
これにより、スイッチ部36は、図10(a)および図10(b)に示すように、釦部38が上方から押されると、一対の屈曲連結部40が弾性変形して、釦部38をその釦操作方向に沿って押し下げることにより、釦部38の下部が回路基板34上のスイッチ37を押圧してスイッチ動作させるように構成されている。
すなわち、一対の屈曲連結部40は、図7および図10に示すように、釦部38が押されて弾性変形する際に、第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38との両方に平行する方向、つまり第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38とを最短で結ぶ直線方向に対して直交する方向にジグザグ状に撓み変形することにより、起立壁27aを支点として釦部38が回転することがなく、釦部38をその釦操作方向と同じ方向に変位させるように構成されている。
また、このスイッチ部36は、図3および図7に示すように、表示保持部材25の第1表示搭載部27に一体に形成された複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40の外周を囲う保護枠36aを備えている。この保護枠36aは、第1表示搭載部27の起立壁27aの両側部から複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40の外周に沿って、これらに接触することがなく、ほぼ枠状に形成されている。
すなわち、この保護枠36aは、図3〜図7に示すように、その高さが起立壁27aと同じ高さで、第1表示搭載部27の起立壁27aの両側部に一体に形成されている。これにより、保護枠36aは、複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40が外周側から衝撃を受けて破損しないように、複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40を保護するように構成されている。
一方、電源保持部材23は、図2〜図6および図8に示すように、表示保持部材25の第2表示搭載部28の下側から機器ケース1の前側に向けて延出された底板部23aと、この底板部23aから表示保持部材25の基板搭載部35に向けて延出された前板部23bと、底板部23aおよび前板部23bの両側に形成された各側板部23cと、を有している。
この電源保持部材23には、図2に示すように、電源部22が底板部23a上に配置されて前板部23bに押し当てられた状態で搭載されるように構成されている。この場合、電源部22には、図3、図4および図8に示すように、接続ケーブル41が接続されている。また、この電源保持部材23には、接続ケーブル41を係脱可能に係止して固定するケーブル固定部42が設けられている。このケーブル固定部42は、電源保持部材23の一方の側板部23cに一対のフック部42aが、互いに平行な状態で外部側方に突出して形成されている。
すなわち、一対のフック部42aは、図4、図8および図9に示すように、互いに接離方向に弾性変形することにより、接続ケーブル41に設けられた固定部41aを係脱可能に弾力的に挟んで接続ケーブル41を固定するように構成されている。この場合、接続ケーブル41の固定部41aは、電源部22から離れた箇所に位置する接続ケーブル41の外周に四角形の角棒状に形成されている。
ところで、着脱連結部26は、図5および図6に示すように、電源保持部材23と表示保持部材25とを回転可能に連結する連結支点部43と、電源保持部材23と表示保持部材25とを係脱可能にロックするロック部44とを有し、電源保持部材23と表示保持部材25とを着脱可能に連結して一体化するように構成されている。
連結支点部43は、図5〜図7に示すように、表示保持部材25の両側部に設けられた一対の突起軸45と、電源保持部材23の両側部に設けられて一対の突起軸45をそれぞれ回転可能に保持する一対の軸受部46と、を備えている。一対の突起軸45は、表示保持部材25の第2表示搭載部28における両側下部にそれぞれ外部側方に向けて突出して設けられている。
一対の軸受部46それぞれは、図5および図6に示すように、電源保持部材23の両側下部に機器ケース1の後方(図5では左側)に向けて突出したアーム部46aと、このアーム部46aの先端部(図5では左端部)に下向きに開放されて設けられた係止凹部46bと、を有し、係止凹部46b内に突起軸45が回転可能な状態で配置されるように構成されている。
ロック部44は、図5〜図7に示すように、電源保持部材23の両側部に設けられた一対のフック部47と、表示保持部材25の両側部に設けられて連結支点部43を中心に電源保持部材23と表示保持部材25とが回転して互いに接近した際に一対のフック部47をそれぞれ係脱可能に係止する一対の係止部48と、を備えている。
一対のフック部47は、図5および図6に示すように、電源保持部材23の両側に位置する前側上部に外部側方に向けて突出して設けられた一対の電源固定部47aの上部における後端部(図6では左端部)にそれぞれ設けられている。一対の係止部48は、表示保持部材25の第1表示搭載部27の両側における前側部に外部側方に向けて突出して設けられた一対の前側表示固定部48aにそれぞれ設けられた側板部48bと、この側板部48bにそれぞれ設けられた係止孔48cとを、備えている。
これにより、入力表示ユニット5の着脱連結部26は、図6に示すように、連結支点部43の一対の突起軸45を一対の軸受部46の各係止凹部46b内に配置し、この状態で一対の突起軸45を中心に図6において反時計回りに回転させて、ロック部44の一対のフック部47を一対の一対の係止部48に接近させ、この接近した一対のフック部47を一対の係止部48の各係止孔48cに係合させることにより、電源保持部材23と表示保持部材25とを連結してユニット化するように構成されている。
また、このユニット化された入力表示ユニット5は、図2〜図4に示すように、機器ケース1内の後部側に配置されてビス49によって取り付けられるように構成されている。この場合、表示保持部材25には、一対の前側表示固定部48aと一対の後側表示固定部50とが設けられている。一対の後側表示固定部50は、表示保持部材25の第1表示搭載部27の両側における後側部に外部側方に向けて突出して設けられている。
電源保持部材23には、図2〜図4に示すように、一対の電源固定部47aが設けられている。これら一対の電源固定部47aは、連結支点部43を中心に電源保持部材23と表示保持部材25とが回転してロック部44によってロックされてユニット化された際に、表示保持部材25の一対の前側表示固定部48aに重なって配置されるように構成されている。
これにより、電源保持部材23は、図2〜図4に示すように、一対の軸受部46が一対の突起軸45に係止された状態で、一対の電源固定部47aが一対の前側表示固定部48aに重なり、この状態で一対の前側表示固定部48aと共に機器ケース1にビス49によって取り付けられている。また、表示保持部材25は、一対の前側表示固定部48aが一対の電源固定部47aと共に機器ケース1にビス49によって取り付けられると共に、一対の後側表示固定部50が機器ケース1にビス49によって取り付けられている。
次に、このような情報処理装置の作用について説明する。
この情報処理装置を組み立てる場合には、まず、機器ケース1の傾斜部2における上面全域に亘って化粧用補強板11を取り付け、この状態で機器ケース1の傾斜部2に入力装置4を組み付ける。このときには、まずキー保持部材12に設けられた複数のキー保持筒部20にそれぞれ複数のキー釦8を上方から挿入する。
この状態では、複数のキー釦8が複数のキーブロックごとに配列された状態で、複数のキー釦8が複数のキー保持筒部22にキー操作方向にスライド可能に保持される。そして、キー保持部材12を機器ケース1の傾斜部2における上部内面に設けられたボス部(図示せず)にビス止めする。
このときには、複数のキー釦8の上部を機器ケース1内から化粧用補強板11に設けられた複数の化粧開口部14に挿入させる。この状態で、複数のキー釦8の各下端部にそれぞれ弾性部材27を配置して、キー保持部材12の下面にスイッチ基板13を取り付ける。これにより、入力装置4が機器ケース1の傾斜部2に取り付けられる。
そして、入力表示ユニット5を組み立てて機器ケース1の傾斜部2に取り付ける。まず入力表示ユニット5を組み立てる場合には、電源保持部材23に電源部22を取り付け、基板保持部材である表示保持部材25に表示部24および回路基板34を取り付ける。電源保持部材23に電源部22を取り付ける場合には、電源部22を電源保持部材23の底板部23a上に配置して前板部23bに押し当てた状態で取り付ける。
この状態で、電源部に接続された接続ケース41の固定部41aを電源保持部材23に設けられたケーブル固定部42に固定する。このときには、ケーブル固定部42の一対のフック部42aを弾力的に押し広げ、この押し広げられた一対のフック部42a間に接続ケース41の固定部41aを押し込む。すると、この押し広げられ一対のフック部42aが元の状態に弾性復帰して接続ケース41の固定部41aを挟む。これにより、接続ケース41が電源保持部材23に固定される。
また、表示保持部材25に表示部24および回路基板34を取り付ける場合には、予め、回路基板34にスイッチ部36の複数のスイッチ37を取り付ける。この回路基板34を表示保持部材25の第1表示搭載部27の裏面側に位置する基板搭載部35に取り付ける。このときには、表示保持部材25の第1表示搭載部27に複数の釦部38が一対の屈曲連結部40によってそれぞれ一体に形成されているので、これら複数の釦部38の下側に回路基板34の複数のスイッチ37が対応する。
この状態で、表示部24の第1表示パネル30を表示保持部材25の第1表示搭載部27に取り付けて回路基板34の上側に重ねて対応させる。これにより、第1表示パネル30と回路基板34とが互いに重なり合う状態で配置される。また、回路基板34の複数のスイッチ37は第1表示搭載部27に一体に形成された複数の釦部38の釦操作によってスイッチ動作可能になる。
このときには、複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40が表示保持部材25の第1表示搭載部27に一体に形成された保護枠36aによって囲われて保護されていることにより、複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40が外周側から衝撃を受けて破損することがない。このため、回路基板34が釦部38および一対の屈曲連結部40を傷付けずに表示保持部材25の基板搭載部35に取り付けることができる。
また、表示部24の第2表示パネル31を表示保持部材25の第2表示搭載部28に取り付ける。この状態では、第1表示パネル30と第2表示パネル31とがほぼ垂直に交差した状態で配置される。そして、第1表示パネル30と第2表示パネル31とを回路基板34に電気的に接続する。
この後、電源保持部材23と基板保持部材である表示保持部材25とを連結してユニット化する。このときには、まず、着脱連結部26の連結支点部43によって電源保持部材23と表示保持部材25とを回転可能な状態で連結する。すなわち、表示保持部材25の両側部に設けられた一対の突起軸45を、電源保持部材23の両側部に設けられた一対の軸受部46の各係止凹部46b内にそれぞれ回転可能に配置する。
この状態で、連結支点部43を中心に電源保持部材23と表示保持部材25とを互いに接近する方向に回転させる。すると、着脱連結部26のロック部44によって電源保持部材23と表示保持部材25とがロックされる。このときには、まず、電源保持部材23の両側部に設けられた一対のフック部47が、表示保持部材25の両側部に設けられた一対の係止部48に相互に接近する。
このように、一対のフック部47が一対の係止部48に接近すると、一対の係止部48が一対のフック部47の各係止孔48cに係合する。これにより、電源保持部材23と表示保持部材25とが着脱連結部26によってロックされた状態で連結される。これにより、電源保持部材23と基板保持部材である表示保持部材25とが一体化され、入力表示ユニット5がユニット化される。
そして、このユニット化された入力表示ユニット5を機器ケース1内の後部側に配置してビス49によって取り付ける。このときには、まず、第1表示パネル30を機器ケース1の傾斜部2に設けられた化粧用補強板11の表示窓部18に対応させる。また、第2表示パネル31を機器ケース1の背面部2bに設けられた表示開口部33に対応させる。さらに、表示保持部材25の複数の釦部38を化粧用補強板11の釦挿入孔19に挿入させる。
この状態で、表示保持部材25に設けられた一対の前側表示固定部48aと一対の後側表示固定部50とを機器ケース1の内面にビス49によって取り付ける。このときには、電源保持部材23に設けられた一対の電源固定部47aが、表示保持部材25に設けられた一対の前側表示固定部48aに重なって配置されているので、一対の前側表示固定部48aを機器ケース1の内面にビス49によって取り付ける際には、電源保持部材23の一対の電源固定部47aも同時に取り付けられる。
これにより、化粧用補強板11の表示窓部18を通して第1表示パネル30に表示された情報が機器ケース1の前側上方から見ると共に、機器ケース1の背面部2bの表示開口部33を通して第2表示パネル31に表示された情報が機器ケース1の背面側から見る。また、表示保持部材25に一体に形成された複数の釦部38が化粧用補強板11の釦挿入孔19に挿入し、各釦部38の頭部38aがキー操作可能に化粧用補強板11の上方に突出して配置される。
また、施錠部6を機器ケース1の傾斜部2に取り付ける場合には、化粧用補強板11の施錠孔20に対応させ、この状態で機器ケース1の傾斜部2の上部内面に取り付ける。これにより、施錠部6の鍵穴に情報処理装置のオペレータが所有する鍵(図示せず)を差し込んで回すことができる。このため、施錠部6による情報処理装置のロックが解除されて情報処理装置が使用可能な状態になる。
さらに、プリンタ部7の印字部、ジャーナルリール、およびモータなどのプリンタ部品(いずれも図示せず)を機器ケース1に取り付け、記録紙収納部上にプリンタカバー7aを配置して記録紙収納部を塞ぐ。このときには、プリンタカバー7aのレシート発行口7bが印字部に対応する。これにより、印字部で印刷された記録紙がレシート発行口7bからレシートとして発行可能な状態になる。
次に、このような情報処理装置を使用する場合について説明する。
まず、オペレータが所有する鍵を機器ケース1の施錠部6に差し込んで回転させる。これにより、情報処理装置のロックが解除されて情報処理装置が使用可能な状態になる。この状態で、オペレータが入力装置4のキー釦8および入力表示ユニット5の釦部38をキー操作することにより、売上データなどの情報処理を行うことができる。
このときには、オペレータによる入力装置4のキー釦8のキー操作に応じて、表示部24の第1表示パネル30に入力操作に応じた情報が順次表示されると共に、第2表示パネル31にも同じ情報が順次表示される。これにより、第1表示パネル30に表示された情報をオペレータが化粧用補強板11の表示窓部11aを通して見ることができる。また、第2表示パネル31に表示された情報をお客が機器ケース1の傾斜部2の背面部2bに設けられた表示開口部33を通して見ることができる。
そして、情報が入力された後は、オペレータが入力装置4の印刷キーに対応するキー釦8を操作すると、プリンタ部7で印刷が開始される。このときには、表示部24に表示された内容の情報が記録紙に順次印刷され、この印刷された記録紙がプリンタカバー7aのレシート発行口7bから順次送り出される。これにより、送り出された記録紙をレシートとして発行することができる。また、記録紙に印刷された情報は、ジャーナル紙にも同様に印刷される。
ところで、入力表示ユニット5の釦部38を釦操作した際には、釦部38が釦操作方向に変位して回路基板34のスイッチ37を回路基板34に対してほぼ垂直に押圧する。すなわち、釦部38は、一対の屈曲連結部40によって表示保持部材25に一体に形成されているが、一対の屈曲連結部40は、釦部38が釦操作された際に、その釦操作方向に沿って釦部38を変位させるように弾性変形するので、釦部38が釦操作方向に変位して回路基板34のスイッチ37をほぼ垂直に押圧する。
この場合、一対の屈曲連結部40は、第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38との両方に平行する方向、つまり第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38とを最短で結ぶ直線方向に対して直交する方向に向けてU字状に折り返されて屈曲し、かつその屈曲長さが釦部38と表示保持部材25との間の所定間隔Sよりも長く形成されている。このため、釦部38が釦操作された際には、第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38との両方に平行する方向にジグザグ状に撓み変形する。
すなわち、釦部38が押圧操作された際には、屈曲連結部40が表示保持部材25の起立壁27aと釦部38との両方に対して平行する方向、つまり第1表示搭載部27の起立壁27aと釦部38とを最短で結ぶ直線方向に対して直交する方向において、折り返し部を境にして互いに逆方向にジグザグ状に弾性変形する。このため、釦部38が表示保持部材25に対して所定間隔Sを保った状態で、釦部38が位置ずれせずに、釦操作方向に変位する。
これにより、一対の屈曲連結部40は、図10(b)に示すように、釦部38が釦操作された際に、その釦操作方向つまり回路基板34に対してほぼ垂直な方向に沿って釦部38を位置ずれせずに変位させ、この釦部38によってスイッチ37が回路基板34に対してほぼ垂直に押圧される。このため、スイッチ37が確実にかつ良好にスイッチ動作する。
このように、この情報処理装置における入力表示ユニット5のスイッチ部36によれば、基板保持部材である表示保持部材25と、この表示保持部材25に対して所定間隔Sを隔てて配置され、スイッチ37をスイッチ動作させる釦部38と、表示保持部材25と釦部38との間でその両方に対して平行する方向に屈曲した状態で、釦部38を表示保持部材25に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する屈曲連結部40と、を備えているので、釦部38の押圧操作時における釦部38の位置ずれを防いで、正確にかつ良好にスイッチ37をスイッチ動作させることができる。
すなわち、この情報処理装置における入力表示ユニット5のスイッチ構造では、釦部38を押圧操作すると、屈曲連結部40が表示保持部材25と釦部38との両方に対して平行する方向に弾性変形するため、釦部38が表示保持部材25に対して所定間隔Sを保った状態で、釦部38を釦操作方向に変位させることができるので、釦部38を押圧操作する際に、釦部38の位置ずれを防ぐことができ、これにより釦部38によってスイッチ37を正確にかつ良好にスイッチ動作させることができる。
この場合、屈曲連結部40は、表示保持部材25と釦部38との両方に一体に形成されて、釦部38を表示保持部材25に連結する構成であることにより、屈曲連結部40を備えていても、屈曲連結部を別部品として製作する必要がないため、部品点数が増加することがないばかりか、組立作業の簡素化を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
また、この入力表示ユニット5のスイッチ構造では、基板保持部材である表示保持部材25に回路基板34が釦部38の下側に位置した状態で設けられ、この回路基板34に釦部38が釦操作された際に釦部38によってスイッチ動作されるスイッチ37が設けられていることにより、釦部38を押圧操作する際に、釦部38によってスイッチ37を正確にかつ良好にスイッチ動作させることができる。
この場合、釦部38は、表示保持部材25に対して所定間隔Sを保った状態で、スイッチ37に対して位置ずれすることなく、釦操作方向に変位することにより、スイッチ37を釦部38の下側の位置に正確にかつ良好に配置することができ、これにより釦部38を押圧操作した際に、釦部38によってスイッチ37を正確にかつ良好にスイッチ動作させることができる。
また、この入力表示ユニット5のスイッチ構造では、釦部38と表示保持部材25との間に位置する屈曲連結部40の長さが、釦部38と表示保持部材25との所定間隔Sよりも長く形成されていることにより、屈曲連結部40を表示保持部材25と釦部38との両方に対して平行する方向に十分に弾性変形させることができ、これにより釦部38が釦操作方向に変位する変位長さを十分に長くすることができる。
すなわち、屈曲連結部40は、表示保持部材25と釦部38との間でU字状に折り返されるように屈曲されていることにより、屈曲連結部40の屈曲長さを釦部38と表示保持部材25との所定間隔Sよりも十分に長く形成することができると共に、折り返し部を境にして屈曲連結部40を互いに逆方向つまりジグザグ状に撓み変形させることができるので、屈曲連結部40を表示保持部材25と釦部38との両方に対して平行する方向に、より一層、十分な変形量で弾性変形させることができる。
この場合、屈曲連結部40は、表示保持部材25に対応する釦部38の一側部における両側にそれぞれ片持ち状態で形成されていることにより、釦部38を釦操作した際に、釦部38が横振れすることがなく、安定した状態で釦部38を釦操作方向に沿って良好に変位させることができる。すなわち、屈曲連結部40が釦部38の一側部における両側をそれぞれ保持しているので、屈曲連結部40が釦部38を片持ち状態で支持する構造であっても、釦部38の横振れを防ぎ、安定した状態で釦部38を釦操作することができる。
さらに、この入力表示ユニット5のスイッチ構造では、屈曲連結部40によって表示保持部材25に連結された釦部38および屈曲連結部40の外周を囲う保護枠36aが表示保持部材25に一体に形成されていることにより、この保護枠36aによって複数の釦部38およびこれらに対応する各一対の屈曲連結部40が外周側から衝撃を受けて破損しないように、確実にかつ良好に保護することができる。
このため、回路基板34を表示保持部材25の基板搭載部35に組み付ける際、および表示保持部材25を機器ケース1内に組み付ける際に、回路基板34や機器ケース1によって釦部38および一対の屈曲連結部40を傷付けることがなく、回路基板34を表示保持部材25の基板搭載部35に良好に取り付けることができると共に、表示保持部材25を機器ケース1内に良好に取り付けることができる。
なお、上述した実施形態では、連結支点部43の突起軸45を表示保持部材25に設け、連結支点部43の軸受部46を電源保持部材23に設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば連結支点部43の突起軸45を電源保持部材23に設け、連結支点部43の軸受部46を表示保持部材25に設けた構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、ロック部44のフック部47を電源保持部材23に設け、ロック部44の係止部48を表示保持部材25に設けた場合について述べたが、これに限らず、例えばロック部44のフック部47を表示保持部材25に設け、ロック部44の係止部48を電源保持部材23に設けた構成であっても良い。
さらに、上述した実施形態では、一対の屈曲連結部40が表示保持部材25と釦部38との間に形成されている場合について述べたが、必ずしも屈曲連結部40は表示保持部材25と釦部38との間に一対形成されている必要はなく、表示保持部材25と釦部38との間に屈曲連結部40を1つ形成した構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、屈曲連結部40が表示保持部材25に対応する釦部38の一側部における両側にそれぞれ片持ち状態で形成されている場合について述べたが、これに限らず、例えば屈曲連結部を表示保持部材25に対応する釦部38の一側部における両側にそれぞれ形成すると共に、保護枠36aに対応する釦部38の他側部における両側にそれぞれ形成することにより、釦部38の両側部における各両側にそれぞれ屈曲連結部を両持ち状態で形成した構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、スイッチ部36の釦部38および屈曲連結部40を表示保持部材25に一体に設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば回路基板34が機器ケース1に直接取り付けられる場合には、機器ケース1の傾斜部2に釦部38および屈曲連結部40を一体に形成しても良い。
さらに、上述した実施形態では、情報処理装置に適用した場合について述べたが、必ずしも情報処理装置である必要はなく、例えばパーソナルコンピュータや携帯情報処理装置、携帯電話機、カメラなどの各種の電子機器に広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、基板保持部材と、前記基板保持部材に対して所定間隔を隔てて配置されスイッチをスイッチ動作させる釦部と、前記基板保持部材と前記釦部との間でその両方に対して平行する方向に屈曲した状態で、前記釦部を前記基板保持部材に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する屈曲連結部と、を備えていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ構造において、前記基板保持部材には、回路基板が前記釦部の下側に位置した状態で設けられ、前記回路基板には、前記釦部が釦操作された際に、当該釦部によってスイッチ動作される前記スイッチが設けられていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のスイッチ構造において、前記屈曲連結部は、前記基板保持部材と前記釦部とに一体に形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ構造において、前記屈曲連結部は、前記釦部と前記基板保持部材との間に位置する長さが、前記釦部と前記基板保持部材との前記所定間隔よりも長く形成されていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ構造において、前記屈曲連結部は、前記基板保持部材と前記釦部との間でU字状に折り返されるように屈曲されていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ構造において、前記屈曲連結部は、前記基板保持部材に対応する前記釦部の一側部における両側にそれぞれ片持ち状態で形成されていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ構造において、前記屈曲連結部は、前記基板保持部材に対応する前記釦部の両側部における各両側にそれぞれ両持ち状態で形成されていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスイッチ構造において、前記基板保持部材には、前記屈曲連結部によって前記基板保持部材に連結された前記釦部および前記屈曲連結部の外周を囲う保護部が一体に形成されていることを特徴とするスイッチ構造である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載されたスイッチ構造を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載された電子機器において、前記スイッチ構造の前記基板保持部材は、機器ケースであることを特徴とする電子機器である。
1 機器ケース
2 傾斜部
5 入力表示ユニット
11 化粧用補強板
18 表示窓部
22 電源部
23 電源保持部材
24 表示部
25 表示保持部材
26 着脱連結部
27 第1表示搭載部
28 第2表示搭載部
30 第1表示パネル
31 第2表示パネル
33 表示開口部
34 回路基板
35 基板搭載部
36 スイッチ部
36a 保護枠
37 スイッチ
38 釦部
40 屈曲連結部
41 接続ケーブル
41a 固定部
42 ケーブル固定部
42a フック部
43 連結支点部
44 ロック部
45 突起軸
46 軸受部
46a アーム部
46b 係止凹部
47 フック部
47a 電源固定部
48 係止部
48a 前側表示固定部
48c 係止孔
49 ビス
50 後側表示固定部
S 間隔

Claims (9)

  1. 基板保持部材と、
    前記基板保持部材に対して所定間隔を隔てて配置されスイッチをスイッチ動作させる釦部と、
    前記基板保持部材と前記釦部との間に設けられ、それぞれが前記釦部を前記基板保持部材に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する一対の屈曲連結部と、
    を備え、
    前記一対の屈曲連結部は、互いが隣り合うように配置されているとともに、互いの間で平面形状が対称な形状に形成されており、
    前記一対の屈曲連結部のそれぞれは、前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行する方向に屈曲した形状に形成されることにより前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行な方向に延伸する一対の直線領域を有し、
    前記一対の直線領域のそれぞれは、当該直線領域の長さが、当該一対の直線領域間の隙間幅よりも長く形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
  2. 基板保持部材と、
    前記基板保持部材に対して所定間隔を隔てて配置されスイッチをスイッチ動作させる釦部と、
    前記基板保持部材と前記釦部との間に設けられ、それぞれが前記釦部を前記基板保持部材に対して釦操作方向に弾性変形可能に連結する一対の屈曲連結部と、
    を備え、
    前記一対の屈曲連結部は、互いが隣り合うように配置されているとともに、互いの間で平面形状が対称な形状に形成されており、
    前記一対の屈曲連結部のそれぞれは、前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行する方向に屈曲した形状に形成されることにより前記基板保持部材と前記釦部との両方に対して平行な方向に延伸する一対の直線領域を有し、
    前記一対の屈曲連結部は、互いが最も近接する箇所での互いの間の隙間幅が、前記直線領域の長さよりも短く形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチ構造において、
    前記一対の直線領域のそれぞれは、当該直線領域の長さが、前記基板保持部材と前記釦部との間の距離よりも長く形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスイッチ構造において、
    前記基板保持部材には、回路基板が前記釦部の下側に位置した状態で設けられ、
    前記回路基板には、前記釦部が釦操作された際に、当該釦部によってスイッチ動作される前記スイッチが設けられていることを特徴とするスイッチ構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ構造において、
    前記一対の屈曲連結部は、前記基板保持部材と前記釦部とに一体に形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチ構造において、
    前記一対の屈曲連結部のそれぞれは、前記釦部の一側部に前記釦部が片持ち状態となるように連結されていることを特徴とするスイッチ構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスイッチ構造において、
    前記基板保持部材には、前記一対の屈曲連結部によって前記基板保持部材に連結された前記釦部および前記一対の屈曲連結部の外周を囲う保護部が一体に形成されていることを特徴とするスイッチ構造。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載されたスイッチ構造を備えていることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載された電子機器において、
    前記スイッチ構造の前記基板保持部材は、機器ケースであることを特徴とする電子機器。
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