JP2018071715A - ヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造であり、水平及び折り畳み状態への操作が容易であり、折り目発生防止にも良好に対応することが可能なヒンジ構造を提供する。【解決手段】端面が対向した横並び状となって配置される板状の一対の本体部材2と、本体部材2よりも薄い板厚に形成され、一対の本体部材2の間に配置される一対のヒンジプレート3と、それぞれのヒンジプレート3をそれぞれの本体部材2に取り付けると共に一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3を展開及び折り畳み動作可能に連結する掛け渡し部材4と、を備える。展開動作によって相互に係止して展開状態を保つ係止部16が一対のヒンジプレート3のそれぞれに形成され、折り畳み動作では、一対のヒンジプレート3の間が収容空間となる。【選択図】図4

Description

本発明は、有機EL等のフレキシブル表示パネルや屏風絵、古地図を含む古文書、掛け軸等のように紙材をベースとした美術品等のシート状物を折り目の発生のない状態で収納すると共に収納状態から平面状態に簡単に展開させることが可能なヒンジ構造に関する。
有機EL等のフレキシブル表示パネルは折り目ができると表示特性が低下するため、折り畳む場合には、折り目発生のないようにする必要がある。又、古文書、掛け軸等の美術品は折り目ができることによって美術的な価値が損なわれることから折り目発生のない状態で収納する必要がある。加えて、これらの物品においては、データ読み取りや打ち込み、鑑賞等の際、平面状態に展開されるのが好ましい。従って、これらの物品を収納する収納部材としては、折り目ができないように折り畳む一方、簡単に一平面の状態に展開させる機能が要求される。
特許文献1には、以上の機能を有すると思われる従来構造が開示されている。この特許文献1は物品としてフレキシブル表示パネルに適用したものである。
この従来構造は、内部空間が形成される第1筐体と、第1筐体の両端に折り曲げ可能に連結された第2筐体及び第3筐体とを有しており、フレキシブル表示パネルが第2筐体及び第3筐体に固定される。そして、第2筐体及び第3筐体を折り曲げない状態では、フレキシブル表示パネルの折り畳み部分が第1筐体の空間に格納され、第2筐体及び第3筐体が相互に離れる方向に折り曲げた開状態では、フレキシブル表示パネルが平坦になると共に、第1筐体が第2筐体及び第3筐体の平面から突出する脚として機能し、第2筐体と第3筐体とを繋ぐ保持部材により第2筐体と第3筐体とが固定され、フレキシブル表示パネルの折り畳み部分が支持されるようになっている。
特開2016−15618号公報
従来の構造では、フレキシブル表示パネルの折り畳み部分を格納するための空間を第1筐体に形成する必要があるため、第1筐体が嵩高となり、全体の構造が大型化する。又、水平状態とするための第2筐体及び第3筐体の折り曲げでは、これらの間の第1筐体が脚となって第1筐体部分に凹みが形成されるため、第2筐体及び第3筐体に載置されるフレキシブル表示パネルの平滑な平面状態を維持することができない。
フレキシブル表示パネルの平面状態を維持するためには、保持部材を第2筐体及び第3筐体の間に配置する必要がある。従って、第2筐体及び第3筐体の水平状態及び閉鎖状態への変化に際して保持部材の配置及び除去を行う付加操作が伴う。このため、操作が煩雑で操作性が悪い問題を有している。
さらに従来の構造では、フレキシブル表示パネルへの適用が可能であっても、屏風絵、古文書等の紙材に対しては適用が難しい問題を有している。紙材はフレキシブル表示パネルよりも薄く組織が脆弱で強度が小さいため、従来構造のような複雑な操作を行うと皺や折り目が発生し易いことによる。
本発明は以上の従来構造の問題点を考慮してなされたものであり、簡単な構造であり、しかも水平及び折り畳み状態への操作が容易であり、有機EL等のフレキシブル表示パネルの折り目発生防止や紙材の折り目や皺の発生防止にも良好に対応することが可能なヒンジ構造を提供することを目的とする。
本発明のヒンジ構造は、端面が対向した横並び状となって配置される板状の一対の本体部材と、前記本体部材よりも薄い板厚に形成され、前記一対の本体部材の間に配置される一対のヒンジプレートと、それぞれのヒンジプレートをそれぞれの本体部材に取り付けると共に前記一対の本体部材及び一対のヒンジプレートを展開及び折り畳み動作可能に連結する掛け渡し部材と、を備え、前記展開動作によって相互に係止して展開状態を保つ係止部が前記一対のヒンジプレートのそれぞれに形成され、前記折り畳み動作では、前記一対のヒンジプレートの間が収容空間となることを特徴とする。
本発明においては、前記一対の本体部材の裏側の面及び前記一対のヒンジプレートの裏側の面を覆うカバーをさらに備えており、前記カバーには一対のヒンジプレートの展開状態の支えとなる支持凸部が前記一対のヒンジプレートを跨ぐように形成される。
又、前記展開状態は、前記一対の本体部材におけるヒンジプレートとの反対側の両端部と、前記ヒンジプレートの支持凸部との3点によって支持される。
本発明では、前記掛け渡し部材は前記展開及び折り畳み動作に追随可能な弾性を有し、前記一対の本体部材の幅方向の両端部に掛け渡されて一対の本体部材を展開及び折り畳み動作可能に連結している。
又、前記掛け渡し部材は前記一対の本体部材の幅方向の両端部に掛け渡された板ばね部材と、前記板ばね部材を覆う弾性材料からなる外套部材とを備えている。
前記係止部は、前記展開動作によって相互に噛み合って係止する係止凸部及び係止凹部によって形成されている。
又、前記一対の本体部材は板厚が薄い部分が形成され、前記板厚が薄い部分の端面が対向して一対の本体部材が横並び状に配置され、前記一対のヒンジプレートは前記一対の本体部材における板厚が薄い部分の間に配置される。
本発明は、掛け渡し部材が掛け渡された一対の本体部材及び一対のヒンジプレートが展開及び折り畳み動作可能となっており、折り畳み状態では、一対のヒンジプレートの間が収容空間となるため、フレキシブル表示パネルや屏風絵等のシート状物を折り目の発生のない状態で収容できる。又、展開状態では、ヒンジプレートの係止部が相互に係止して展開状態を保つため、シート状物を展開状態とすることができる。従って、簡単な構造でシート状物の折り目の発生のない収納及び展開を容易に行うことができ、操作性が向上する。
本発明の一実施形態のヒンジ構造の全体を示す分解指図である。 ヒンジ構造の展開状態を示す表側からの斜視図である。 ヒンジ構造の展開状態を示す裏側からの斜視図である。 ヒンジ構造の折り畳み状態をカバーを省いて示す斜視図である。 ヒンジ構造の折り畳み状態をカバーを省いて示す断面図である。 展開状態を示す図2におけるM矢視の側面図である。 展開状態を示す図2におけるN−N線断面図である。 掛け渡し部材を示す斜視図である。 掛け渡し部材の分解断面図である。 ヒンジプレートの表側からの分解斜視図である。 ヒンジプレートの裏側からの分解斜視図である。 展開状態での係止部の係止状態を示す断面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。図1〜図12は、本発明の一実施形態のヒンジ構造1を示す。この実施形態のヒンジ構造1は一対の本体部材2と、一対のヒンジプレート3と、掛け渡し部材4と、カバー5とを備えている。本実施形態においては、図1〜図4に示すようにヒンジ構造1の長さ方向をX方向、幅方向をY方向、厚さ方向をZ方向として説明する。
一対の本体部材2のそれぞれは矩形外形の同形同大の平板状となっており、全体が樹脂、軽金属等によって形成されている。一対の本体部材2は異なった大きさであっても良い。
この実施形態に用いる本体部材2のそれぞれは、長さ方向(X方向)に沿って板厚が薄くなるように形成される。すなわち図5及び図7に示すように、本体部材2は板厚が薄い部分11(以下、薄板部分11)を長さ方向の一側の端部に有し、この薄板部分11から長さ方向の他側に向かって徐々に板厚が厚くなった厚い部分12(以下、厚板部分12)となっている。図5に示すように、厚板部分12は本体部材2の大部分を占めており、厚板部分12の厚さによって本体部材2の板厚が決定される。一対の本体部材2は図1に示すように、薄板部分11の端面11aが対向した状態で横並び状に配置される。
それぞれの本体部材2における薄板部分11を除く外周部分には、段状に厚くなった枠フレーム部13が形成されている。各本体部材2の枠フレーム部13における端部(相手の本体部材2側の端部)は、薄板部分11よりも先方に延びている。この延びた部分は後述するヒンジプレート3及び掛け渡し部材4を取り付けるための取り付け部14となる。
一対のヒンジプレート3は幅方向(Y方向)に延びた平板状となっており、一対の本体部材2のそれぞれに取り付けられる。それぞれのヒンジプレート3は本体部材2のY方向の幅に合わせた横幅となっており、本体部材2への取り付け状態では、本体部材2から幅方向に突出することがない。図1及び図2に示すように、それぞれのヒンジプレート3は本体部材2における薄板部分11側の端部に配置される。図5及び図7に示すように、ヒンジプレート3は本体部材2の薄板部分11とほぼ同じ厚さとなるように形成されている。すなわちヒンジプレート3は厚板部分12によって決定される本体部材2の板厚よりも薄い板厚となっている。このように本体部材2よりも薄い板厚となっていることにより、一対のヒンジプレート3の折り畳み状態では、一対のヒンジプレート3が相互に離れた状態で対向するため、対向したヒンジプレート3の間に収容空間7を形成することができる(図5及び図4参照)。この収容空間7には、折り畳みによってシート状物6に発生した弛み部分6aを収容することができる。
シート状物6としては、屏風絵、古地図を含む古文書、掛け軸等のように紙材をベースとした美術品、さらには有機EL等のフレキシブル表示パネルが使用できる。シート状物6が有機EL等のフレキシブル表示パネルの場合、フレキシブル表示パネルを駆動するための電子部品や回路基板等の駆動手段が必要となる。これに対応するため、シート状物6がフレキシブル表示パネルの場合には、本体部材2としてはこれらの駆動手段を収納する薄いケースが用いられる。このように本体部材2が薄いケースであっても、本体部材2の外形は平板状となるものである。なお、本体部材2がフレキシブル表示パネルの駆動手段を収納する構成とした場合は、この実施形態のヒンジ構造1を折り畳み構造のスマートフォンに適用することができる。
図10及び図11に示すように、ヒンジプレート3のそれぞれは、本体部材2側に位置するプレート本体部15と、プレート本体部15から相手側のヒンジプレート3に向かって延びるように一体に形成された係止部16とによって形成されている。プレート本体部15の幅方向の両端部には、取付ブラケット部17が形成されている。この取付ブラケット部17は本体部材2に形成された取り付け部14に取り付けられる。取付ブラケット部17が本体部材2の取り付け部14に取り付けられることにより、ヒンジプレート3の係止部16は本体部材2の端部よりも先方側に延びた状態となる。なお、取り付け部14への取付ブラケット部17の取り付けは後述する掛け渡し部材4を介して行われる。
各ヒンジプレート3の係止部16は、長さ方向(X方向)に延びた引出し部分16aと長さ方向に引っ込んだ引込み部分16bとが幅方向に沿って交互に形成されたジグザグ状となっている(図4、図10及び図11参照)。図4に示すように、一方のヒンジプレート3の引出し部分16aは他方のヒンジプレート3の引込み部分16bと対応している。そして、引出し部分16aには係止凸部18が厚さ方向(Z方向)に沿って形成され、引込み部分16bには係止凹部19が対応するように厚さ方向に沿って形成されている。図12に示すように、一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3を折り畳み状態から開き方向に展開させると、対応している係止凸部18と係止凹部19とが相互に噛み合うようになっており、この噛み合いによって一対のヒンジプレート3の係止部16が係止し、この係止によってヒンジプレート3が相互に支え合う状態となる。これにより本体部材2及びヒンジプレート3の展開動作が停止し、一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3はほぼ平面状態を保持することができる。
図8及び図9に示すように、掛け渡し部材4は板ばね部材21と、樹脂からなるスペーサ22と、外套部材23とによって形成されている。板ばね部材21及びスペーサ部材22は重ね合わせられ、この重ね合わせ状態で長さ方向の両端部が本体部材2の取り付け部14に取り付けられる。この取り付けを行うため、板ばね部材21及びスペーサ部材22の長さ方向の両端部には、取り付け片部21a、22aが形成される。
図10及び図11に示すように、取り付け片部21a、22aの重ね合わせ状態でヒンジプレート3の取付ブラケット部17にねじ止めして掛け渡し部材4をヒンジプレート3の幅方向両端部に取り付けて組み付け、この組み付け状態でこれらを本体部材2の取り付け部14にねじ止めする。これにより、掛け渡し部材4が本体部材2の取り付け部14に掛け渡され、この掛け渡しによりヒンジプレート3のそれぞれが本体部材2の薄板部分11の端部に取り付けられる。かかる掛け渡し部材4によって一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3が展開及び折り畳み動作可能に連結される。
板ばね部材21は、一対の本体部材2の展開及び折り畳み動作に追随可能な弾性を有しており、本体部材2の折り畳み状態で弧状に屈曲し、本体部材2の展開状態で板状に復帰する。スペーサ部材22は板ばね部材21の厚さ及び強度を補助する。外套部材23はラバー、樹脂、皮等の弾性材料によって形成されており、板ばね部材21及びスペーサ部材22が重ね合わせ状態で差し込まれる受け部材となっている。外套部材23に差し込まれることにより、板ばね部材21及びスペーサ部材22が一体となって動作する。この差し込みを行うため、外套部材23の側面にはスリット部23aが形成されている。外套部材23が弾性材料によって形成されていることから、本体部材2の折り畳み状態では、掛け渡し部材4が弾性的に湾曲することができる(図5参照)。
カバー5は、薄い樹脂シートによって形成されており、一対の本体部材2の裏側の面及び一対のヒンジプレート3の裏側の面の全体を覆うように設けられる(図1、図3、図6及び図7参照)。カバー5は図1に示すように、それぞれの本体部材2の裏側の面を覆う一対の本体覆い部26と、本体覆い部26の間に設けられてヒンジプレート3の裏側の面を覆うヒンジ覆い部27とによって形成されている。
本体覆い部26は本体部材2の裏側の面に接着される。これに対し、ヒンジ覆い部27はヒンジプレート3に接着されることなく、ヒンジプレート3の裏側の面を単に覆った状態となっている。このため本体部材2を折り畳むと、折り畳みによって生じた偏位を吸収することができる。この実施形態において、ヒンジ覆い部27には支持凸部28が形成されている。支持凸部28はヒンジ覆い部27の長さ方向(X方向)の中央部分に形成されており、これにより一対のヒンジプレート3を跨ぐように形成される。支持凸部28はヒンジプレート3の裏側の面よりもさらに厚み方向(Z方向)の下側に向かって凸となるコブ状となって湾曲している。支持凸部28がこのような形状を維持するため、ヒンジ覆い部27には樹脂や金属等からなる硬質材料が積層又は混合されて形成される。
このようにコブ状に形成された支持凸部28はテーブル、デスク等の外部部材に接触して一対のヒンジプレート3の展開状態を支持する。すなわちヒンジプレート3は本体部材2よりも薄い板厚となっていることから、展開状態ではヒンジプレート3が凹んで本体部材2よりも低くなり易いが、支持凸部28によってヒンジプレート3を支えることによりヒンジプレート3の凹みを防止する。これによりヒンジプレート3が本体部材2と同一の高さとなるように支えることができ、本体部材2及びヒンジプレート3の上に設けられるシート状物6を面一の展開状態とすることができる(図6及び図7参照)。
又、この実施形態において、支持凸部28は展開状態を支持するように作用する。図6は本体部材2の展開状態を示し、カバー5の支持凸部28がヒンジプレート3の裏側の面から湾曲状に突出している。この支持凸部28と一対の本体部材2における各厚板部分12の端部、すなわち本体部材2におけるヒンジプレート3と反対側の両端部29、とがテーブル、デスク等の外部部材に接触し、これらの接触による3点支持によって展開状態が支持される。このような3点支持では、展開状態を安定させることができる。又、ヒンジ構造1の長さ方向の中央部分が支持凸部28に支持された状態で3点支持されるため、シート状物6を平面状態で展開させることができる。そして、このように平面状態となることによりシート状物6の視認、観察を良好に行うことができる。特に、シート状物6が有機EL等のフレキシブル表示パネルの場合においては、同パネルへのタップ操作、キーイン操作を良好に且つ安定して行うことができる。
次に、この実施形態のヒンジ構造1の組み付けを説明する。
板ばね部材21とスペーサ22とを重ね合わせて外套部材23に差し込むことにより掛け渡し部材4を作成する。又、一対のヒンジプレート3を横並びさせ、その取付ブラケット部17に掛け渡し部材4を取り付けることにより一対のヒンジプレート3及び掛け渡し部材4を組み付ける。そして図1に示すように、薄板部分11の端面11aを対向させて一対の本体部材2を横並びさせ、この本体部材2の間に上述した組み付け体を配置し、本体部材2の取り付け部14にヒンジプレート3の取付ブラケット部17及び掛け渡し部材4の取り付け片部21a、22aをねじ止めして組み付ける。
その後、本体部材2及びヒンジプレート3の裏側の面に対してカバー5を取り付ける。カバー5はその本体覆い部26を本体部材2の裏側の面に接着することにより取り付ける。このときカバー5のヒンジ覆い部27はヒンジプレート3の裏側の面に接着することなく単に覆った状態とする。これによりヒンジ構造1の組み付けが終了する。
その後、シート状物6をヒンジ構造1に取り付ける。シート状物6が有機EL等のフレキシブル表示パネルの場合、長さ方向の中央部分を除く両側のシート本体部6b(図1参照)を本体部材2の表側の面に接着する。シート状物6が屏風絵、古地図を含む古文書、掛け軸等のように紙材の場合、接着は好ましくないため、フック等の手段によって本体部材2の表側の面に係止する。
この実施形態の動作を説明する。
図4及び図5は、一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3を折り畳んだ状態を示す。一対の本体部材2の薄板部分11には薄板部分11とほぼ同じ薄い板厚のヒンジプレート3が連設されている。折り畳み状態では、一対のヒンジプレート3が対向した状態で離れていることから、対向したヒンジプレート3の間に収容空間7が形成される。このため、本体部材2の折り畳みによってシート状物6に発生した弛み部分6aを折り目のない状態で収納することができる。折り目が発生しないことから、シート状物6を損傷のない状態で格納することができる。従って、展開状態におけるシート状物6の視認を良好に行うことができる。
図2、図3、図6、図7は、一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3を展開した状態を示す。展開状態では、図12に示すように、一対のヒンジプレート3の係止凸部18及び係止凹部19が噛み合って係止部16が相互に係止した状態となる。これにより、ヒンジプレート3が互いに支え合う状態となるため、一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3の平面状態を保持することができる。平面状態を保持することにより、シート状物6を良好に鑑賞したり、シート状物6のデータを確実に読み取ることができる。
一対の本体部材2及び一対のヒンジプレート3の展開状態では、図6に示すように、カバー5のヒンジ覆い部27に形成した支持凸部28がヒンジプレート3の凹みを防止するため、シート状物6を面一の平面状に展開させることができる。又、この支持凸部28と本体部材2の長さ方向の両端部29との三点で展開状態を支持するため、シート状物6の平面状態を安定させることができる。このため、シート状物6の視認を良好に行うことができ、シート状物6がフレキシブル表示パネルの場合には、タップ操作、キーイン操作を安定して行うことができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、種々変形が可能である。
例えば、一対の本体部材2に薄板部分11を形成することなく、均一厚さの板厚の一対の本体部材2としても良く、薄板部分11と厚板部分12とを段部によって仕切る形状としても良い。又、本体部材2の展開状態を三点支持で行うことなく、ヒンジ構造1の裏側の面の全体を支持する面支持によって行っても良い。又、ヒンジプレート3の係止部16としては、ピンとピン孔による係止構造としても良い。
1 ヒンジ構造
2 本体部材
3 ヒンジプレート
4 掛け渡し部材
5 カバー
6 シート状物
7 収容空間
11 薄板部分
11a 薄板部分の端面
16 係止部
18 係止凸部
19 係止凹部
21 板ばね部材
23 外套部材
28 支持凸部

Claims (7)

  1. 端面が対向した横並び状となって配置される板状の一対の本体部材と、
    前記本体部材よりも薄い板厚に形成され、前記一対の本体部材の間に配置される一対のヒンジプレートと、
    それぞれのヒンジプレートをそれぞれの本体部材に取り付けると共に前記一対の本体部材及び一対のヒンジプレートを展開及び折り畳み動作可能に連結する掛け渡し部材と、を備え、
    前記展開動作によって相互に係止して展開状態を保つ係止部が前記一対のヒンジプレートのそれぞれに形成され、
    前記折り畳み動作では、前記一対のヒンジプレートの間が収容空間となることを特徴とするヒンジ構造。
  2. 前記一対の本体部材の裏側の面及び前記一対のヒンジプレートの裏側の面を覆うカバーをさらに備えており、前記カバーには一対のヒンジプレートの展開状態の支えとなる支持凸部が前記一対のヒンジプレートを跨ぐように形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
  3. 前記展開状態は、前記一対の本体部材におけるヒンジプレートとの反対側の両端部と、前記ヒンジプレートの支持凸部との3点によって支持されることを特徴とする請求項2記載のヒンジ構造。
  4. 前記掛け渡し部材は前記展開及び折り畳み動作に追随可能な弾性を有し、前記一対の本体部材の幅方向の両端部に掛け渡されて一対の本体部材を展開及び折り畳み動作可能に連結していることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
  5. 前記掛け渡し部材は前記一対の本体部材の幅方向の両端部に掛け渡された板ばね部材と、前記板ばね部材を覆う弾性材料からなる外套部材とを備えていることを特徴とする請求項4記載のヒンジ構造。
  6. 前記係止部は、前記一展開動作によって相互に噛み合って係止する係止凸部及び係止凹部によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
  7. 前記一対の本体部材は板厚が薄い部分が形成され、前記板厚が薄い部分の端面が対向して一対の本体部材が横並び状に配置され、前記一対のヒンジプレートは前記一対の本体部材における板厚が薄い部分の間に配置されることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
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