JP2006283836A - 連結機構及び携帯端末 - Google Patents

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恵 高盛
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    • H04M1/0216Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge

Abstract

【課題】
少なくともある状態では連結部材を収納できる連結機構、及びこの連結機構を備えた携帯端末を提供する。
【解決手段】
第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構に、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とに開口部をそれぞれ設け、前記第1筐体の開口部内に、第1筐体と第2筐体とを連結する連結部材の一端側を進退可能に取り付け、前記第2筐体の開口部内に、該連結部材の他端側を進退可能に取り付けた。
【選択図】 図11

Description

この発明は、例えば2つの筐体が見開き式に開閉可能に連結された携帯電話機やPDA等の携帯端末に用いられるような連結機構及び携帯端末に関する。
従来、携帯端末としては、携帯電話機やPDA、ノート型パソコン等、様々な端末が提供されており、これらの携帯端末として、表示部を有する蓋部とキー操作部を有する本体部とが見開き式に折りたたみ可能に連結された所謂クラムシェルタイプのものが提供されている。
このようなクラムシェルタイプの連結部は、折りたたみ状態で蓋部と本体部とが重なるように、蓋部と本体部とを一部オーバーラップさせてこのオーバーラップ部位に一軸のヒンジが設けられている。このため、開いた際にオーバーラップ部分が突出することになり、フラットサーフェス化ができていなかった。
近年では、このヒンジ構造について様々なものが提案されており、二軸のヒンジ構造を有する機器ケースの開閉装置も提案されている(特許文献1参照)。
この開閉装置は、ヒンジの各軸に連結されている第1ケースと第2ケースとの回動順序を常に一定にするものである。そして、通話状態では従来のようにヒンジが突出しないような形が取れる構成も提案されている。
しかし、ヒンジ部は開状態から閉状態にかけて常に視認されるものであった。また、軸で回動する構造上、第1ケースと第2ケースの連結部分の端辺は面取りされており、開状態や閉状態といったどのような状態であっても連結部の存在が視認されるものであった。
特開2004−308710号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、少なくともある状態では連結部材を収納できる連結機構、及びこの連結機構を備えた携帯端末を提供することを目的とする。
この発明は、第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とに開口部をそれぞれ設け、前記第1筐体の開口部内に、第1筐体と第2筐体とを連結する連結部材の一端側を進退可能に取り付け、前記第2筐体の開口部内に、該連結部材の他端側を進退可能に取り付けた連結機構であることを特徴とする。
これにより、少なくともある状態(例えば全開状態など)では連結部材を開口部内に後退(退避)して収納することが可能となり、装置の見た目を美しくできる。
この発明の態様として、前記見開き式の開閉に関する軸を軸芯として円弧を描いて前記連結部材を進退させる進退ガイドを、前記連結部材と前記開口部内とのいずれか一方に設け、他方に該進退ガイドに係合するガイド係合部を設けることができる。
前記進退ガイドは、溝状または凸状のレール、あるいはスライド可能にガイドするガイド面など、連結部材の進退をガイドするもので構成することができる。
前記ガイド係合部は、レールと係合する凸部または凹部、あるいはガイド面に当接してスライドするスライド面など、前記進退ガイドに係合するもので構成することができる。
前記構成により、連結部材を開口部から円弧状に進退させることができ、例えば開状態では連結部材を開口部内に収納し、この開状態から閉状態への移行では、連結部材が開口部から円弧状に進出して第1筐体と第2筐体が閉状態となることを許容するといったことができる。
またこの発明の態様として、前記進退ガイドを、前記第1筐体側と第2筐体側とで円弧の軸を異ならせて形成することができる。
これにより、全閉状態と全開状態、及びその間の状態で、無理のない開閉動作を実現することができる。
またこの発明の態様として、前記第1筐体と第2筐体との開閉角度が一定の角度となった際に前記開口部に対する前記連結部材の進退を係止する開閉角度規制手段を設けることができる。
これにより、一定の角度で第1筐体と第2筐体とを安定させることができ、利用者にとっての操作性が向上する。
またこの発明の態様として、前記開閉角度規制手段を、前記開口部内に設けられて前記連結部材を進退方向と略直角に付勢する付勢部と、前記連結部材に設けられて前記付勢部に所定の開閉角度で当接して進退を係止する係止部とで構成することができる。
これにより、一定の角度で第1筐体と第2筐体とを安定させる力を付勢力によって容易に調整することができ、程よいクリック感の開閉機構を提供することができる。
またこの発明の態様として、前記連結部材に、第1筐体に設けられる電子機器と第2筐体に設けられる電子機器とを電気的に接続する接続ケーブルを通す空間を設けることができる。
これにより、第1筐体に組み込む電子部品と第2筐体に組み込む電子部品との電気的な接続を容易に行うことができる。
またこの発明は、前記連結機構を備えた携帯端末とすることができる。
前記携帯端末は、携帯電話機、PDA、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯ナビゲーション機器、携帯型DVDプレーヤー、または携帯音楽プレーヤーなどの携帯電子機器で構成することができる。
前記構成により、少なくともある状態では連結部材を隠蔽することができる見た目が美しい携帯端末を提供することができる。
この発明により、少なくともある状態では連結部材を収納できる連結機構、及びこの連結機構を備えた携帯端末を提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す閉状態の斜視図と、図2に示す開状態の斜視図と共に、携帯電話機1の構成について説明する。
携帯電話機1は、蓋部3と本体部7と、これらを連結する連結ユニット5とで構成されている。連結ユニット5は、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bと連結体20とで構成されている。
なお、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとは、蓋部3や本体部7に固着されて蓋部3や本体部7の一部を成すものである。
蓋部3には、図2に仮想線で示すように、表示部となる液晶ディスプレイ4が開閉内面に設けられている。
また、本体部7には、仮想線で示すように、操作入力部となる複数の入力ボタン8が開閉内面に配設されている。
この携帯電話機1は、電子機器として、図示省略する各種制御処理を実行するCPUなどの制御部、データやプログラムを記憶する不揮発性メモリなどの記憶部、画像表示を行う液晶ディスプレイ4などの表示部、入力操作を受け付ける入力ボタン8などの操作入力部、音声通信を行う音声通信部、データ通信を行うデータ通信部、撮影を行うCCDカメラなどの撮影部、音声を出力するスピーカなどの音声出力部、及び、音声を集音するマイクなどの音声集音部などの機器が電気的に接続されて備えられている。
以上の構成により、蓋部3と本体部7とを連結ユニット5により見開き式に開閉することができ、蓋部3の液晶ディスプレイ4面と本体部7の入力ボタン8とが対向して重なる全閉状態から、蓋部3と本体部7が真っ直ぐに伸びた全開状態まで、自由に開閉することができる。従って、利用者は必要に応じて蓋部3と本体部7とを開閉し、携帯電話機1を開状態や閉状態で便利に使用し、また意図しない操作を防止するように閉状態で携帯することができる。
次に、図3に示す正面左上から見た分解斜視図、図4に示す背面左下から見た分解斜視図、及び図5に示す係止凹部説明図と共に、連結ユニット5の構成について説明する。
連結ユニット5は、蓋部3(図2)に装着される蓋側ユニット5aと、本体部7(図2)に装着される本体側ユニット5bと、蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bの間に収納される連結体20とで構成される。
なお、各図では蓋側ユニット5aの構成要素には符号に「a」を付して示し、本体側ユニット5bの構成要素には符号に「b」を付して示している。また、連結体20については、蓋側ユニット5aに対して作用する構成要素には符号に「a」を付して示し、本体側ユニット5bに対して作用する構成要素には符号に「b」を付して示している。
前記蓋側ユニット5aは、蓋部3(図2)と同程度の幅及び同程度の厚みを有しており、蓋側ガイド体60aと、この蓋側ガイド体60aの正面に装着される蓋側ガイドカバー80aと、この蓋側ガイドカバー80aにスライド可能に取り付けられる蓋側押圧ユニット40aとで構成される。
前記蓋側ガイド体60aは、正面視矩形で側面視逆L字型の外形に形成されている。そして、連結側には、連結体20が進退する進退空間となる凹部62aが設けられている。
この凹部62aの形状は、連結側端面(図3の右方)と開閉内面(図3の上方)との角辺を軸に、一定幅(本実施形態では全体幅の9割から9割5分程度)の矩形を開閉内面から連結側端面へ1/4回転させた横倒し扇柱形に形成されている。
従って、蓋側ガイド体60aの連結側には、開閉内面から連結側端面へ向けて円弧を描く幅有りの円弧面66aと、この円弧面66aの左右両端辺から円弧の軸芯へ向けて直角に起立する鉛直の壁面67aとが設けられており、この左右2つの壁面67aと前記円弧面66aとで進退ガイド68aが構成されている。
前記壁面67aのそれぞれには、円弧面66aから一定距離離れた位置で左右外側へ凹となる凹部が形成されており、この凹部によって側面視扇型の抜止突起用溝65aが構成されている。
各抜止突起用溝65aの連結側端には、内側へ向けて一定距離だけ直角に起立する係止辺64aがそれぞれ連接されている。
蓋側ガイド体60aの開閉外側部分(連結側に対する反対側部分)には、蓋側ガイドカバー80aを嵌着する嵌着溝71aが左右に2つ設けられている。この嵌着溝71aの中心には、蓋側ユニット5aを蓋部3にネジ止めするためのネジ孔72a(図4)がそれぞれ設けられている。
前記蓋側ガイドカバー80aは、平面視が前記蓋側ガイド体60aと同サイズの矩形となる板状に外形が形成されており、正面の連結側端には、面取りがなされて傾斜部89aが設けられている。そして、正面の開閉外側近傍には、2つのネジ孔81aが左右対称に設けられている。
蓋側ガイドカバー80aの背面には、図4に示すように、まずその連結側に、外から順に抜止回動軸85a、押圧方向規制ガイド86a、及びバネ係止突起87aが左右対称に設けられている。
前記抜止回動軸85aは、蓋側ガイドカバー80aの側面近傍に位置して設けられ、横倒しの半円柱形に形成されている。
前記押圧方向規制ガイド86aは、蓋側ガイドカバー80aの背面に直角に立設された円柱形の突起により形成されている。
前記バネ係止突起87aは、蓋側ガイドカバー80aの背面に立設されており、前記押圧方向規制ガイド86aより短い突起により形成されている。このバネ係止突起87aは、弾性体の一種であるコイルバネ59aの一端にそれぞれ挿入される。
また、抜止回動軸85a,85bより開閉外側には、側辺に近接して、連結方向(上下方向)に長い長方形の抜止突起収容溝84aが左右対称に設けられている。
そして、蓋側ガイドカバー80aの背面のうち、開閉外側の近傍には、リング状に突出した嵌着突起82aが左右対称に設けられており、それぞれの嵌着突起82aの中心には、前記ネジ孔81aが設けられている。
前記蓋側押圧ユニット40aは、蓋側押圧基部41a、ローラ44a、及びコイルバネ59aで構成されている。
前記蓋側押圧基部41aは、側面視略ホームベース形で幅方向に長い柱形に形成されており、その開閉内面(正面)側には、コイルバネ59aが伸縮可能に収容されるバネ収容凹部42aが左右対称に2つ設けられている。
このバネ収容凹部42aのさらに外側には、正面(図3の上方)から背面(図4の下方)へ貫通するガイド孔43aが設けられている。該ガイド孔43aには、前記蓋側ガイドカバー80aの押圧方向規制ガイド86aが挿通されるため、蓋側押圧基部41aがガタツキなく平行状態を維持して正面(図3,4の上方)から背面(図3,4の下方)へ前後動(図3,4では上下動)することができる。
前記蓋側押圧基部41aの両側面には、厚みのある円盤状のローラ44aが左右対称に同軸上に軸支されている。このローラ44aは、外周面が押圧基部41の底面より下方に突出する位置に設けられている。
前記本体側ユニット5bは、本体部7(図2)と同程度の幅及び同程度の厚みを有し、本体側ガイド体60bと、この本体側ガイド体60bの正面に装着される本体側ガイドカバー80bと、この本体側ガイドカバー80bにスライド可能に取り付けられる本体側押圧ユニット40bとで構成される。これらの各要素は、前述した蓋側ユニット5aと連結方向に対称に構成さるため、その詳細な説明を省略する。
前記連結体20は、略半円形のスライド板27の左右側端に、直角に立ち上がる側壁28がそれぞれ設けられている。
前記側壁28の各正面中央には、側面視円弧状に刳り貫かれた軸当接溝21a,21bが連結方向に連接されており、その外側(上下側)には抜止突起22a,22bが連結方向に対称にそれぞれ設けられている。
前記スライド板27の外周は、図5の(A)の左側面図に示すように、蓋回動軸31aを軸芯とする円弧に形成された円弧外周面29aと、本体回動軸31bを軸芯とする円弧に形成された円弧外周面29bとが連結方向に対称に連接されている。この円弧外周面29aは、蓋側ガイド体60aの円弧面66aに面対応し、円弧外周面29bは、本体側ガイド体60bの円弧面66bに面対応する。
スライド板27の内周には、蓋回動軸31aを軸芯として前記円弧外周面29aと一定の距離内側で湾曲する円弧内周面24aと、本体回動軸31bを軸芯として前記円弧外周面29bと一定の距離内側で湾曲する円弧内周面24bとが、連結方向に対称に連接されている。
前記円弧内周面24aには、図5(B)の縦断左側面図に示すように、ローラ44a(図3)と同一の円弧状またはローラ44aより小さな円弧状の係止凹部25a,26aが連結方向に並設されている。同様に、前記円弧内周面24bには、ローラ44b(図3)と同じ半径の円弧状の係止凹部25b,26bが連結方向に並設されている。
また、前記円弧内周面24aの正面側端部(図5の上方側の端部)にも係止凹部23aが形成され、これと連結方向に対称に、前記円弧内周面24bの正面側端部に係止凹部23bが形成されている。
なお、この実施の形態では、連結体20、ガイド体60(60a,60b)、及びガイドカバー80(80a,80b)は金属部材で形成され、押圧基部41(41a,41b)及びローラ44(44a,44b)は樹脂部材で形成されるが、これに限らず適宜の素材で形成することができる。
このように形成された各要素を組み合わせることで、連結ユニット5が完成する。具体的に説明すると、図6(A),(B)の斜視図に示すように、蓋側ガイド体60aに蓋側ガイドカバー80aが嵌着されると、抜止突起用溝65aの開閉内側に抜止突起収容溝84aが連通される。従って、抜止突起22aは、抜止突起用溝65a内を係止辺64aから抜止突起収容溝84aまで移動することができる。なお、図6(A),(B)は、この連通された溝が見やすいように、抜止回動軸85aを省略して表示している。
蓋側ガイドカバー80aに蓋側押圧ユニット40aが取り付けられると、図7の斜視図に示すように、蓋側押圧基部41aが凹部62a内で上下に平行移動可能な状態となる。この平行移動には、コイルバネ59aの付勢力がかかる。
全ての構成要素を組み合わせると、図8の閉状態の縦断平面図に示すように、蓋側押圧基部41aはコイルバネ59aの付勢力により付勢され、この蓋側押圧基部41aに備えられたローラ44aが連結体20の係止凹部23a(図3)を押圧する。ガイド体60の円弧面66aには、連結体20の円弧外周面29aが面対応して当接し、ガイド体60の壁面67aの内面側には、連結体20の側壁28の外側面が面対応して当接する。
蓋側ガイドカバー80aの抜止回動軸85aには、連結体20の軸当接溝21aが面対応して当接する。
以上のように組み合わせることで、連結ユニット5はスムーズに開閉動作を行うことができ、携帯電話機1での快適な開閉動作を実現する。この開閉動作について、図9〜図12の縦断側面図と共に説明する。
携帯電話機1が閉状態の場合、図9に示すように、蓋部3と本体部7は、開閉内面が対向する状態で折り畳まれている。このとき、連結体20は、蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから最大限進出した状態となり、係止凹部23aに蓋側押圧ユニット40aのローラ44aが、係止凹部23bに本体側押圧ユニット40bのローラ44bがそれぞれ当接している。従って、蓋側押圧ユニット40aの押圧力により蓋側ユニット5aと連結体20が係止され、本体側押圧ユニット40bの押圧力により本体側ユニット5bと連結体20が係止され、閉状態で安定されている。
利用者によって蓋部3と本体部7とが見開き状に開かれると、図10に示すように、前記ローラ44bは一定の力を超えた時点でコイルバネ59bの付勢力(連結体20の進退方向と直角方向の付勢力)に逆らって係止凹部23bから円弧内周面24bへ移動し、係止凹部25bで一旦係止され、さらに開けられると係止凹部26bで係止される。従って、本体側ガイド体60bの円弧面66bに沿って連結体20の円弧外周面29bが円弧を描いてスライドし、連結体20が本体部7側に後退(退避)することになる。
本実施形態では、コイルバネ59aの弾性力をコイルバネ59bの弾性力より強く構成しているため、蓋部3側は、ローラ44aが係止凹部23aに係止された状態を維持する。なお、コイルバネ59aとコイルバネ59bの弾性力は、この逆の関係にする、あるいは同一の弾性力にするなど、他の構成としてもよい。
利用者によって蓋部3と本体部7とがさらに開かれると、図11に示すように、連結体20の一端が本体側ガイドカバー80bに当接してこれ以上本体部7側に後退できないため、蓋部3側のローラ44aが一定の力を超えた時点でコイルバネ59aの付勢力に逆らって係止凹部23aから円弧内周面24aへ移動し、係止凹部25aで係止される。従って、蓋側ガイド体60aの円弧面66aに沿って連結体20の円弧外周面29aが円弧を描いてスライドし、連結体20が蓋部3側に後退することになる。このとき、携帯電話機1は、通話に適した160°程度の角度で開いた状態で安定する。
さらに、利用者によって蓋部3と本体部7とが全開位置まで開かれると、図12に示すように、前記ローラ44aが一定の力を超えた時点でコイルバネ59aの付勢力に逆らって係止凹部25aから係止凹部26aへ移動して係止される。従って、蓋側ガイド体60aの円弧面66aに沿って連結体20の円弧外周面29aがスライドし、連結体20が蓋部3側に最大限に後退することになる。このとき、蓋部3と本体部7とはまっすぐな状態になり、蓋側ガイド体60aの連結端面61aと本体側ガイド体60bの連結端面61bとが当接する。また、蓋側ガイドカバー80aの連結端面83aと本体側ガイドカバー80bの連結端面83bとも当接する。
以上に説明したように、この実施形態では、蓋部3の連結部と本体部7の連結部とに凹部62a,62bとをそれぞれ設け、この凹部62a内に、連結体20の一端側を進退可能に取り付け、前記凹部62b内に、該連結体20の他端側を進退可能に取り付けたことにより、全開状態では連結体20を凹部62a,62b内に収納して隠蔽することが可能となり、携帯電話機1の見た目を美しくできる。
また、抜止回動軸85(85a,85b)を軸芯として円弧を描いて連結体20を進退させる進退ガイド68(68a,68b)を、蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとに設け、連結体20に側壁28及び円弧外周面29(29a,29b)を設けたことにより、連結体20を凹部62(62a,62b)から円弧状に進退させることができ、開状態では連結体20を凹部62内に収納し、この開状態から閉状態への移行では、連結体20が凹部62から円弧状に進出して蓋部3と本体部7が閉状態となることを許容するといったことができる。
また、蓋部3側の円弧面66aの軸は蓋回動軸31aとし、本体部7側の円弧面66bの軸は本体回動軸31bとして、円弧の軸を異ならせて進退ガイド68を形成することにより、全閉状態と全開状態、及びその間の状態で、無理のない開閉動作を実現することができる。
また、蓋部3と本体部7との開閉角度が一定の角度となった際に凹部62に対する連結体20の進退を係止する係止凹部23(23a,23b),25(25a,25b),26(26a,26b)及び押圧ユニット40(40a,40b)を設けたことにより、0°、90°、160°、及び180°といった一定の角度で蓋部3と本体部7とを安定させることができ、利用者にとって操作性が向上する。なお、係止する開閉角度はこれらに限らず、他の角度で進退を係止するように係止凹部を形成してもよく、また、全閉角度と全開角度以外では進退を係止しないように係止凹部を形成してもよい。
また、前記押圧ユニット40に付勢力を付与するコイルバネ59(59a,59b)を採用したことにより、一定の角度で蓋部3と本体部7とを安定させる力をコイルバネ59の付勢力によって容易に調整することができ、程よいクリック感の開閉機構を容易に提供することができる。
さらに、全開状態から閉状態まで(全閉状態の手前まで)は、軸当接溝21a,21bに抜止回動軸85a,85bが当接していることで、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。そして、全閉状態では、抜止突起22a,22bが係止辺64a,64bに当接することで、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。
なお、連結体20の軸当接溝21a,21bに当接する前記抜止回動軸85a,85bの代わりに、連結体20またはガイドカバー80(80a,80b)のいずれか一方に回動軸を実際に設け、他方がこの回動軸を軸支する構成としてもよい。この場合も、前述した実施形態と同様の開閉動作ができると共に、連結体20が蓋側ユニット5a及び本体側ユニット5bから抜け落ちることを防止できる。
また、蓋側ガイド体60a(及び本体側ガイド体60b)には、図13の他の実施例の分解斜視図に示すように、2つの嵌着溝71a,71a(及び嵌着溝71b,71b)の間位置に連結側から逆側まで続くケーブル溝74a(及びケーブル溝74b)を設け、連結体20の係止凹部23a(及び係止凹部23b)付近の端辺の中央にもケーブル溝33a(及びケーブル溝33b)を設けてもよい。これにより、蓋部3に設けられる電子機器と本体部7に設けられる電子機器とを電気的に接続する接続ケーブルを通す空間を設けることができ、電子部品との電気的な接続を容易に行うことができる。なお、接続ケーブルは、押圧ユニット40のコイルバネ59,59間を通す、またはローラ44,44間を通す、あるいは押圧ユニット40にケーブル通過孔を設けてこの孔に通すと良い。
また、前記円弧面66aは、連結体20を円弧状にスライドして進退させるためのものであるから、面で構成するに限らず、円弧状のレールを幅方向に複数配設するなど、他の形状に形成しても良い。さらに、2つの壁面67aは、連結体20がスライドする際にガタツキが発生しないようにするためのものであるから、鉛直面に限らず、他の形状に形成してもよい。
そして、前記抜止突起用溝65aと係止辺64aとは、連結体20が蓋側ユニット5aから抜け落ちることを防止するためのものであるから、この形状に限らず他の形状に形成してもよく、さらには、前記円弧面66aの一部に形成してもよい。例えば、円弧面66aの一部を進退方向に沿って連結端面61aの手前まで円弧状に凹に形成してこれを抜止突起用溝65aとし、該抜止突起用溝65aの連結端面61a側に係止辺64aを設けることができる。この場合、連結体20の抜止突起22aは、連結体20の正面の上側端に設けるとよい。
また、係止凹部23,25,26は、蓋部3側と本体部7側とで対称に設けたが、これにかぎらず適宜の位置に設けても良く、コイルバネ59a,59bの弾性力を適宜の強度に調整してもよい。これらにより、連結体20に対して蓋側ユニット5aと本体側ユニット5bとが対称に連動して進退する、あるいは非対称に独立して進退するなど、携帯電話機1に所望の開閉動作をさせることができる。
さらに、係止凹部23,25,26は、スライド板27に設けず、側壁28の内面に設けても良い。この場合は、ローラ44を例えば球体で形成して幅方向外側へ向けて付勢して、側壁28の内面に設けた係止凹部に係止されるように構成すればよい。このように構成しても、携帯電話機1を所定の開閉角度で位置決めすることができ、また程良いクリック感を得ることができる。
また、ローラ44は、滑りやすい形状や素材で非回転に構成してもよい。この場合でも、開閉動作をスムーズに行い、開閉角度を係止することができる。
また、全開状態では、連結体20が完全に見えないように隠蔽する構成としたが、例えば蓋側ガイドカバー80aや本体側ガイドカバー80bの連結側に孔や溝を設け、全開状態でも連結体20が一部視認できるように構成してもよい。この場合でも、従来のように無骨なヒンジがそのまま見えるといったことはなく、スマートなデザインの携帯電話機1を提供することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の携帯端末は、実施形態の携帯電話機1に対応し、
以下同様に、
第1筐体及び第2筐体は、蓋部3及び本体部7に対応し、
連結機構は、連結ユニット5に対応し、
連結部材は、連結体20に対応し、
係止部は、係止凹部23a,25a,26a,23b,25b,26bに対応し、
ガイド係合部は、側壁28及び円弧外周面29a,29bに対応し、
開閉角度規制手段は、蓋側押圧ユニット40aと係止凹部23a,25a,26a及び本体側押圧ユニット40bと係止凹部23b,25b,26b、に対応し、
付勢部は、蓋側押圧ユニット40a及び本体側押圧ユニット40bに対応し、
空間は、コイルバネ59a間とケーブル溝33aとケーブル溝74a、及びコイルバネ59b間とケーブル溝33bとケーブル溝74bに対応し、
開口部は、凹部62a,62bに対応し、
進退ガイドは、進退ガイド68a,68bに対応し、
軸は、抜止回動軸85a,85bに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
閉状態の携帯電話機の斜視図。 開状態の携帯電話機の斜視図。 正面左下から見た連結ユニットの分解斜視図。 背面左下から見た連結ユニットの分解斜視図。 連結体の係止凹部の説明図。 連結ユニットの構成を説明する説明図。 連結ユニットの構成を説明する斜視図。 折り畳み状態の携帯電話機の縦断平面図。 折りたたみ状態の連結ユニットの縦断側面図。 90°開状態の連結ユニットの縦断側面図。 160°開状態の連結ユニットの縦断側面図。 全開状態の連結ユニットの縦断側面図。 他の実施例の連結ユニットの分解斜視図。
符号の説明
1…携帯電話機
3…蓋部
5…連結ユニット
7…本体部
20…連結体
23a,25a,26a,23b,25b,26b…係止凹部
28…側壁
29a,29b…円弧外周面
33a,33b…ケーブル溝
40a…蓋側押圧ユニット
40b…本体側押圧ユニット
59a,59b…コイルバネ
62a,62b…凹部
68a,68b…進退ガイド
74a,74b…ケーブル溝
85a,85b…抜止回動軸

Claims (7)

  1. 第1筐体と第2筐体とを、互いが重なる閉状態と該閉状態から見開き式に開けられた開状態とに開閉可能に連結する連結機構であって、
    前記第1筐体の連結側と前記第2筐体の連結側とに開口部をそれぞれ設け、
    前記第1筐体の開口部内に、第1筐体と第2筐体とを連結する連結部材の一端側を進退可能に取り付け、
    前記第2筐体の開口部内に、該連結部材の他端側を進退可能に取り付けた
    連結機構。
  2. 前記見開き式の開閉に関する軸を軸芯として円弧を描いて前記連結部材を進退させる進退ガイドを、前記連結部材と前記開口部内とのいずれか一方に設け、他方に該進退ガイドに係合するガイド係合部を設けた
    請求項1記載の連結機構。
  3. 前記進退ガイドを、前記第1筐体側と第2筐体側とで円弧の軸を異ならせて形成した
    請求項2記載の連結機構。
  4. 前記第1筐体と第2筐体との開閉角度が一定の角度となった際に前記開口部に対する前記連結部材の進退を係止する開閉角度規制手段を設けた
    請求項1、2または3記載の連結機構。
  5. 前記開閉角度規制手段を、
    前記開口部内に設けられて前記連結部材を進退方向と略直角に付勢する付勢部と、
    前記連結部材に設けられて前記付勢部に所定の開閉角度で当接して進退を係止する係止部とで構成した
    請求項4記載の連結機構。
  6. 前記連結部材に、第1筐体に設けられる電子機器と第2筐体に設けられる電子機器とを電気的に接続する接続ケーブルを通す空間を設けた
    請求項1から5のいずれか1つに記載の連結機構。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の連結機構を備えた
    携帯端末。

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