JP2009052581A - ヒンジユニット及び折り畳み式電子機器 - Google Patents

ヒンジユニット及び折り畳み式電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】折り畳み式電子機器の小型化、薄型化に伴う、開くときの操作の煩わしさを改善するとともに、各連結体を所定の角度に開いた状態で安定的に一時停止させる。
【解決手段】第1カム15の摺接部23が摺動する第2カム16のカム面24は、外側コイルスプリング17及び内側コイルスプリング18によって、各筐体5,6を閉じる方向に回転力F1を生じさせる第1傾斜面26と、各筐体5,6を開く方向に回転力F2を生じさせる第2傾斜面27と、を有する。そして、第2傾斜面27の途中には、第1筐体5と第2筐体6とを所定の開閉角度に開いた状態で一時停止させる一時停止部28が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば携帯電話機等の折り畳み式電子機器に用いられるヒンジユニット、及びこのヒンジユニットを備える折り畳み式電子機器に関する。
折り畳み式電子機器としては、2つ折りの折り畳み式携帯電話機が知られている。この種の折り畳み式携帯電話機は、表示部や受話器等を有する第1筐体と、操作釦やマイク等を有する第2筐体と、これら第1筐体と第2筐体を開閉可能に連結するヒンジユニットと、備えている。
一般に、このような折り畳み式携帯電話機が備えるヒンジユニットは、第1筐体と第2筐体を折り畳んで重ね合わせた全閉状態(開閉角度が0度)と、完全に開いた全開状態(開閉角度が例えば165度程度)とをそれぞれ保つための付勢力を発生させるコイルスプリングを有している。また、ヒンジユニットは、第1筐体と第1筐体とがなす開閉角度に応じて、コイルスプリングによる弾性力を、各筐体を閉じる方向に付勢する回転力と、各筐体を開く方向に付勢する回転力とに切り換えて発生させるための一組のカムを有している。
関連するヒンジユニットとしては、大別して、各筐体を閉じる方向に回転力を発生させる開閉角度と、開く方向に回転力を発生させる開閉角度との間の中間領域が大きく、開閉途中の開閉角度の範囲内、例えば90度程度から130度程度までの範囲内で、任意の開閉角度で一時停止させることができる、いわゆる「フリーストップ型」と呼ばれるヒンジユニットがある。
また、関連するヒンジユニットとしては、各筐体を閉じる方向に回転力を発生させる開閉角度と、開く方向に回転力を発生させる開閉角度との間の中間領域がなく(または狭く)、任意の開閉角度で一時停止させることができない、いわゆる「フリップ型(またはノンストップ型)」と呼ばれるヒンジユニットがある(例えば、特許文献1参照)。一般的なフリップ型のヒンジユニットでは、各筐体を閉じる方向に回転力が生じている状態から、開く方向に回転力が生じる状態に切り替わる開閉角度(以下、フリップ角度と称する)が60度程度にされている。
そして、近年の携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)等においては、更なる小型化、薄型化を図ることが、他の製品と差別化する上で重要な要素となっている。
特開2004−11718号公報 特開2004−19795号公報
しかしながら、上述した折り畳み式携帯電話機では、近年、全体の小型化、薄型化が図られることに伴って、全閉状態から全開状態まで筐体を開くときの操作性が低下してしまい、特に片手のみで開く操作を行い難くなるという問題がある。
上述したように、フリーストップ型はもとよりフリップ型のヒンジユニットであっても、折り畳み式携帯電話機を全閉状態から全開させるとき、フリップ角度以上まで筐体を手動で開く必要があり、開くときの操作が煩わしく、操作性が乏しい。
筐体を開くときの操作性を向上するために、片手での操作を行い易くする構成として、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットが提案されて実用化されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットは、ワンプッシュ機構を備えることで構造が比較的複雑であるために、回転軸周りの直径が比較的太く、従来のヒンジユニットに比べて小型化することが困難である。このために、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットを小型、薄型の携帯電話機に採用した場合には、筐体に比較してヒンジユニットが大きくなり、ヒンジ部周辺の外観のデザイン性を損なったりするという不都合がある。また、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットは、ヒンジユニットの内部構造が、従来のヒンジユニットよりも複雑になってしまい、製造コストの増加の要因になる等の問題を招いてしまう。
また一方で、折り畳み式携帯電話機では、ユーザーが画面を見やすい所望の開閉角度で一時停止させることも、使い勝手を向上する上で求められている。
しかしながら、上述したフリップ型及びワンプッシュオープン型のヒンジユニットでは、全閉状態から全開状態まで開くときに、途中の任意の開閉角度で一時停止させることが困難である。これらフリップ型及びワンプッシュオープン型のヒンジユニットにおいて、所望の開閉角度で一時停止させるためには、一旦、全開させた後、所望の開閉角度まで戻す操作が必要であり、開閉操作が煩雑である。加えて、これらフリップ型及びワンプッシュオープン型のヒンジユニットでは、所望の開閉角度に一時停止させた状態が不安定であるという問題がある。
さらに、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットでは、ワンプッシュ操作によって自動的に開く回転動作を強制的に途中で停止させた場合、閉じる動作が不能に陥ってしまうという問題がある。また、このような状態になった場合、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットでは、例えば全開状態に一旦戻す等の操作を行わなければ復旧させることができない。
また、上述したフリーストップ型のヒンジユニットは、任意の開閉角度で比較的容易に一時停止させることができるものの、任意の開閉角度に確実に安定的に保持させることができず、開閉角度が変動したときに、開閉角度を調節する操作が煩わしい。このため、フリーストップ型のヒンジユニットでは、所定の開閉角度で一時停止させる構成を採ることも考えられるが、一時停止される所定の開閉角度まで手動で開閉操作する必要があり、手動で開閉操作することが煩わしいという不都合がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決し、折り畳み式電子機器の小型化、薄型化に伴う、開くときの操作の煩わしさを改善し、各連結体を所定の角度に開いた状態で安定的に一時停止させることができるヒンジユニット及び折り畳み式電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係るヒンジユニットは、摺接部が設けられ第1連結体側に固定される第1カムと、摺接部が摺動するカム面が設けられ第2連結体側に固定される第2カムと、第1カムの摺接部と第2カムのカム面とを圧接させて第1連結体と第2連結体とを開閉方向に付勢する付勢部材と、を備え、第1連結体と第2連結体とを開閉可能に連結する。また、第2カムのカム面は、付勢部材によって、各連結体を閉じる方向に回転力を生じさせる第1傾斜面と、各連結体を開く方向に回転力を生じさせる第2傾斜面と、を有する。そして、第2傾斜面には、第1連結体と第2連結体とを所定の角度に開いた状態で一時停止させる一時停止部が形成される。
本発明によれば、折り畳み式電子機器の小型化、薄型化に伴う、開くときの操作の煩わしさを改善するとともに、各連結体を所定の角度に開いた状態で安定的に一時停止させることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本実施形態の折り畳み式携帯電話機1は、各種情報を表示する表示部7を有する第1筐体5と、操作釦8aが配列された操作部8を有する第2筐体6と、これら第1筐体5と第2筐体6を開閉可能に連結するヒンジユニット10とを備えている。第1筐体5及び第2筐体6は、本発明に係る第1連結体及び第2連結体に相当している。
第1筐体5側は、図示しないが、受話部を有している。第2筐体6側は、図示しないが、通信回路部、送話部、通信回路等を制御する制御回路部を有している。また、第1筐体5及び第2筐体6には、互いに組み合わされて連結されるヒンジ部11及びヒンジ部12がそれぞれ形成されている。また、第2筐体6側の制御回路部は、ヒンジ部11内を通されるフレキシブル配線基板(不図示)を介して、第1筐体5側の表示部7と電気的に接続されている。なお、各筐体に対する表示部や操作部等の配置や、各筐体間の配線に関する構成は、上述した構成に限定されるものではない。
ヒンジユニット10は、第1筐体5側のヒンジ部11と、第2筐体6側の一方のヒンジ部12とに跨って配置されている。ヒンジユニット10は、図2及び図3に示すように、互いに摺動する一組の第1カム15及び第2カム16と、これら第1カム15と第2カム16とを圧接させて各筐体5,6を開閉方向に付勢する付勢部材としての外側コイルスプリング17及び内側コイルスプリング18と、第1カム15及び第2カム16を回転自在に支持するシャフト19とを有している。また、ヒンジユニット10は、各コイルスプリング17,18を収納するケース20と、シャフト19をケース20に固定するEリング(E形止め輪)21とを有している。
第1カム15及び第2カム16は、金属材料によって略円筒状に形成されている。図3及び図5に示すように、第1カム15の一方の端面には、第2カム16に摺接する摺接部23が突出して形成されている。
図4に示すように、第2カム16の一方の端面には、第1カム15の摺接部23が摺動するカム面24が連続的に形成されている。また、第2カム16には、シャフト19の軸周りの周方向に沿って、2つのカム面24が同一形状で連続して形成されている。同様に、第1カム15には、第2カム16側の2つのカム面24に対応する位置に、2つの摺接部23が同一形状で形成されている。
カム面24は、図5に示すように、シャフト19の軸方向に直交する平面を底面として見たときに、ほぼ1つの山形状に形成されており、図5中で山形状の頂点に対する右側傾斜面としての第1傾斜面26と、頂点に対する左側傾斜面としての第2傾斜面27とを有している。そして、このカム面24は、各コイルスプリング17,18の付勢力によって、図5に示すように、第1傾斜面26において筐体5,6を閉じる方向に回転力F1を生じさせ、第2傾斜面27において筐体5,6を開く方向に回転力(オープントルク)F2を生じさせる。
したがって、ヒンジユニット10は、回転力F1によって、第1筐体5と第2筐体6とを折り畳んで重ね合わせた全閉状態(開閉角度が0度)に保たれるとともに、回転力F2によって、第1筐体5と第2筐体6が完全に開いた全開状態(開閉角度が例えば165度)に保たれる。
カム面24には、筐体5,6を閉じる方向の回転力F1から筐体5,6を開く方向の回転力F2に切り替わるときに各筐体5,6がなす開閉角度θ1(フリップ角度θ1)が20度以下になるように、第1傾斜面26及び第2傾斜面27がそれぞれ形成されて、山形状の頂点の位置が設定されている。
このフリップ角度θ1は、折り畳み式携帯電話機1を開くときの操作性を考慮すると、なるべく小さい角度に抑えるとともに、ユーザーの指先を筐体5,6間に挿入させて引っ掛けることができる程度の最小限の角度に抑えることが望ましい。なお、フリップ角度θ1が20度を超えた場合、全閉状態から、筐体5,6を閉じる方向に作用している回転力F1に抗して、筐体5,6を開く方向に回転させる開閉角度が比較的大きくなり、操作時の負担が増えて煩わしくなるので好ましくない。
また、カム面24の第2傾斜面27の途中には、第1筐体5と第2筐体6とを例えば120度程度の所定の開閉角度(以下、一時停止角度と称する)に開いた状態で一時停止させる一時停止部28が形成されている。この一時停止部28は、第2傾斜面27に隣接する位置に連続して形成され、第1カム15の摺接部23が係合する係合凹部28aを有している。なお、一時停止角度としては、例えば第1筐体5の表示部7を見やすい開閉角度であればよく、例えば110度程度から130度程度の範囲で設定されている。また、一時停止部28には、シャフト19の軸方向に直交する平坦面28bが、係合凹部28aに連続して形成されている。
また、カム面24の第2傾斜面27は、図5に示すように、筐体5,6を開く方向に回転力F2を生じさせる傾斜面27aと、筐体5,6を一時停止角度で停止させる係合凹部28aと、この係合凹部28aを超えて、筐体5,6を開く方向に回転力F2を生じさせる傾斜面27bとを含んでいる。
傾斜面27bは、摺接部23の先端が一時停止部28の係合凹部28aから、筐体5,6が開く方向に移動したときに、回転力F2が充分に大きく確保され、全開状態まで確実に開くように構成されている。
また、第2カム16の外周部には、シャフト19の軸方向に移動可能にケース20に支持されるガイド部30が形成されている。また、第1カム15及び第2カム16には、図3及び図4に示すように、シャフト19が挿通される軸穴31,32が形成されており、これら軸穴31,32によってシャフト19に回転自在に支持されている。そして、ヒンジユニット10は、第1カム15の、ケース20の開口から突出した部分が第2筐体6側のヒンジ部12に固定されるとともに、ケース20が第1筐体5側のヒンジ部11に固定されることで、第2カム16が第1筐体5側に固定されている。
外側コイルスプリング17は、内側コイルスプリング18よりも直径が大きくされ、内周部に、内側コイルスプリング18が配置されている。これら各コイルスプリング17,18は、一端が第2カム16に突き当てされ、他端がケース20の底面に突き当てられている。そして、これら各コイルスプリング17,18は、各弾性力を協働して、第2カム16を第1カム15に圧接させるように付勢している。第1カム15の摺接部23が、第2カム16のカム面24に沿って摺動することで、各コイルスプリング17,18による付勢力が、筐体5,6を閉じる方向に回転力F1を発生させる状態と、筐体5,6を開く方向に回転力F2を発生させる状態とに切り換えられる。
シャフト19は、第1カム15及び第2カム16の各軸穴31,32、内側コイルスプリング18の内周部にそれぞれ挿通されており、一端がEリング21を介してケース20に固定されている。
ケース20には、第2カム16のガイド部30をシャフト19の軸方向にスライド可能に支持するガイドスリット33が形成されている。したがって、第2カム16は、ガイド部30がガイドスリット33に支持されることで、ケース20に対して軸方向にスライド可能、かつ、ケース20に対して軸周りに回転不能に支持されている。
また、本実施形態の折り畳み式携帯電話機1が備える第1筐体5及び第2筐体6の外周部には、全閉状態で重ね合わされた第1筐体5と第2筐体6との間に挿入する指先を案内するための案内形状部が形成されている。この案内形状部は、第1筐体5及び第2筐体6の長辺方向及び短辺方向の少なくとも一方の側面に形成されている。このような案内形状部について、具体的な形状の例を挙げて説明する。
図6(a)に示すように、案内形状部41は、第1筐体5及び第2筐体6の各側面の、第1筐体5と第2筐体6の重ね合わされる対向面に隣接する各角部にそれぞれ面取りされたC面41a,41bによって構成されている。
また、図6(b)に示すように、案内形状部42は、第1筐体5及び第2筐体6の側面に、第1筐体5と第2筐体6の重ね合わせ面に連続して形成されたテーパ面42a,42bによって構成されている。
また、図6(c)に示すように、案内形状部43は、第1筐体5の幅W1が第2筐体6の幅W2よりも大きくされて突出され、第2筐体6の側面から突出された第1筐体5の側面の、第1筐体5と第2筐体6の重ね合わせ面に隣接する角部に面取りされたC面43aによって構成されている。
また、図6(d)に示すように、案内形状部44は、第1筐体5の側面の少なくとも一部に、第2筐体6の側面よりも突出され、第1筐体5の厚みよりも小さく形成された突出部44aによって構成されている。
実施形態の折り畳み式携帯電話機1は、以上のような案内形状部に指先を掛けることで、第1筐体5と第2筐体6の重ね合わせ面に指先を容易に挿入することが可能になり、全閉状態の第1筐体5と第2筐体6をフリップ角度θ1まで容易に開くことができる。
以上のように構成されたヒンジユニット10について、第1筐体5と第1筐体6の開閉動作に伴う第1カム15及び第2カム16の動作を、図5及び図7を参照して説明する。
図5は、本実施形態におけるヒンジユニット10の第1カム15の摺接部23と第2カム16のカム面24との接触位置と、筐体5,6の開閉角度との関係を示す図である。
第1カム15の摺接部23の先端は、外側コイルスプリング17及び内側コイルスプリング18の弾性力である付勢力によって、第2カム16のカム面24に対して常に付勢されている。第1筐体5と、第2筐体6を折り畳んだ全閉状態(開閉角度が0度)では、第1カム15の摺接部23の先端は、第2カム16の第1傾斜面26上に、図5中の位置P1で接触している。このとき、ヒンジユニット10では、各コイルスプリング17,18による付勢力によって、筐体5,6を常に閉じる方向に回転力F1を発生する。この全閉状態では、図7(a)に示すように、重ね合わされた第1筐体5と第2筐体6のそれぞれの対向面が突き当てられているので、閉じた状態が良好に保たれる。
続いて、第1筐体5と第2筐体6を手動でフリップ角度20度だけ開いたとき、第1カム15の摺接部23の先端は、第2カム16のカム面24がなす山形状の頂点、すなわち図5中の位置P2に達する。この位置P2を過ぎたとき、第1カム15の摺接部23の先端は、第2カム16の第2傾斜面27に沿って摺動し、各コイルスプリング17,18による付勢力によって筐体5,6を開く方向の回転力F2が発生する。摺接部23の先端が第2傾斜面27上を摺動している間、例えば図5中の位置P3では、筐体5,6を開く方向の回転力F2を常に発生する。この回転力F2は、第2筐体6に対して回転させる第1筐体5の質量換算トルク以上の付勢力に設定されており、図7(b)に示すように、フリップ角度θ1で回転力F1から回転力F2に切り替わった後、回転力F2によって筐体5,6を自動的に開くことが可能にされている。なお、質量換算トルクとは、第2筐体6に対して回転させる第1筐体5の質量と、第1筐体5側の重心位置とヒンジユニット10の回転軸との間の距離との積から算出される。
回転力F2によって筐体5,6が自動的に開くのに伴って、第1カム15の摺接部23の先端が第2傾斜面27に沿って摺動し、第1筐体5の質量による慣性力によって、摺接部23の先端が、第2カム16の係合凹部28aに係合せずに、傾斜面27aから一時停止部28を通過して傾斜面27bまで達する。そして、第1カム15の摺接部23の先端が、第2カム16の傾斜面27bに沿って摺動することで生じる回転力F2によって、図7(d)に示すように、筐体5,6は自動的に全開状態まで開かれ、摺接部23の先端が傾斜面27b上における図5中の位置P5に達する。
第1カム15の摺接部23の先端が位置P5に達した状態でも、摺接部23の先端と第2カム16の傾斜面27bとが接触しているので、開く方向に回転力F2が常に付勢されているとともに、第1筐体5のヒンジ部11と第2筐体6のヒンジ部12が全開状態で突き当てられているので、全開状態が良好に保たれる。
続いて、全開状態から、回転力F2に抗して筐体5,6を閉じる方向にゆっくりと回転させることで、上述したカム面24に対する摺接部23の摺動方向と逆方向に、摺接部23の先端が傾斜面27bに沿って摺動して、図5中の位置P4で、摺接部23の先端が、第2カム16の傾斜面27aの下端に連続している係合凹部28aに係合する。摺接部23の先端が係合凹部28aに係合することによって、図7(c)に示すように、筐体5,6を一時停止角度に開いた状態で一時停止させる。
一時停止部28は、傾斜面27aの下端の直後に係合凹部28aが配置されているので、摺接部23の先端を傾斜面27aから係合凹部28a内に円滑に導いて係合させることができ、摺接部23を係合凹部28a内に係合させた状態を安定して保つことができる。すなわち、各筐体5,6は、例えば120度の一時停止角度に開かれた状態で安定的に保持される。したがって、ヒンジユニット10によれば、例えば折り畳み式携帯電話機1を机上に置いた場合でも表示部7の画面を見やすい状態に安定して保つことができる。
次に、筐体5,6が一時停止角度に開いた状態から、筐体5,6を閉じることで、摺接部23の先端が一時停止部28から傾斜面27aに沿って摺動し、カム面24の頂点の位置P2を越えて、第1傾斜面26の位置P1に戻ることで、筐体5,6を閉じる方向に回転力F1が生じ、重ね合わされた第1筐体5と第2筐体6が突き当てられているので、全閉状態が良好に保たれる。
また、筐体5,6が一時停止角度に開いた状態から、筐体5,6を一時停止角度以上に開くことで、第1カム15の摺接部23の先端が係合凹部28aから外れて平坦面28bに沿って摺動し、摺接部23の先端が傾斜面27b上を摺動する。このため、各コイルスプリング17,18によって筐体5,6を開く方向の回転力F2が発生し、筐体5,6は自動的に全開状態まで開かれる。
上述したように、全閉状態から筐体5,6を一時停止角度に開いた状態にするときには、一旦全開状態にした後にゆっくりと閉じることで一時停止角度まで戻す開閉操作が行われるが、この操作の他、例えば、全閉状態から筐体5,6を開くときに、回転力F2によって自動的に開く筐体5,6を手で押さえながら回転力F2やその慣性力を抑制することで、摺接部23の先端が一時停止部28を通過することなく、摺接部23の先端を係合凹部28aに係合させて、一時停止角度で停止させることもできる。したがって、この操作によれば、筐体5,6を一旦全開状態にすることなく一時停止角度に開くことができる。
最後に、本実施形態におけるヒンジユニット10について、第2カム16のカム面24と、従来のカムのカム面とを比較して説明する。図8では、従来のカム面を破線で示し、本実施形態に係るカム面を実線で示す。
図8中に破線で示すように、従来のカムのカム面101は、軸方向に直交する平面(図8中における底面46)に対する傾斜角θ3が30度程度に設定されており、山形状が比較的なだらかなに形成されている。このカム面101に摺接される他方のカム側の摺接部(不図示)は、筐体の開閉動作に伴ってカム面101に沿って一定方向に摺動するように構成されている。
一方、図8中に実線で示すように、本実施形態に係る第2カム16のカム面24は、底面46に対する傾斜角θ2が60度程度に設定されており、従来のカム面101に比較して山形状が急峻に形成されている。さらに、カム面24は、底面46から山形状の頂点までの高さが、従来のカム面101の頂点の高さよりも高くされている。また、カム面24に摺接される摺接部23は、筐体5,6の開閉動作に伴ってカム面24に沿って往復して摺動するように構成されている。
このように構成することで、本実施形態に係るカム面24は、回転力F2を発生させるコイルスプリング17,18の大型化を抑えつつ、フリップ角度θ1から開く方向に発生させる回転力F2が充分に大きく得られるように工夫されている。したがって、フリップ角度θ1が比較的小さい20度程度に設定されても、回転力F2によってフリップ角度θ1から自動的に開くことが可能にされている。
また、本実施形態では、上述したように2つの外側コイルスプリング17と内側コイルスプリング18とで協働して付勢力を発生させることで、比較的コンパクトな構成で大きな付勢力が得られるように工夫されている。
また、ヒンジユニットの外形寸法に関して、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットは、例えば軸方向の長さが20mm程度、直径が7.5mm程度に形成されている。一方、本実施形態のヒンジユニット10は、例えば軸方向の長さが16mm程度、直径が5mm程度に形成されており、第1カム15及び第2カム16の小径化が図られている。このため、上述したように第1カム15及び第2カム16が金属材料によって形成されることで、フリップ角度θ1からの回転力F2を大きく確保する構成であっても、小径のカム15,16にかかる応力に耐え得るように機械的強度が確保され、摺接部23及びカム面24の耐摩耗性が充分に確保されている。
したがって、本実施形態におけるヒンジユニット10は、外形寸法を小型に保つとともに、充分な大きさのオープントルク及び耐久性が両立されて確保されている。
上述したように、本実施形態の折り畳み式携帯電話機1によれば、カム面24の第2傾斜面27に一時停止部28が設けられたことによって、各筐体5,6は、例えば120度の一時停止角度に開かれた状態で安定的に一時停止させて保持することができる。
また、本実施形態によれば、全閉状態から、比較的小さいフリップ角度θ1まで手動で開くだけで、コイルスプリング17,18によってフリップ角度θ1から自動的に全開状態まで開くことが可能にされている。このため、本実施形態は、片手だけでも容易に開くことが可能になり、折り畳み式携帯電話機の小型化、薄型化に伴う開く操作時の煩わしさを改善することができる。
加えて、本実施形態におけるヒンジユニット10と比較して、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットの場合には、指先で操作するワンプッシュ機構を、筐体に対して配置する位置によって、操作する位置が制限されてしまう。したがって、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットを採用した場合には、例えば、右利きで操作するように配置されたときに、左利きのユーザーには不便な操作を強いることになる。しかしながら、本実施形態におけるヒンジユニット10では、筐体5,6の外周部のいずれの位置からでも指先で筐体5,6をフリップ角度θ1まで開くだけで自動的に開くことができるので、ユーザーの利き腕に拘わらずに容易に開くことができる。
また、本実施形態によれば、ワンプッシュオープン型のヒンジユニットにおいて「ワンプッシュ操作によって自動的に開く回転動作を強制的に途中で停止させた場合に、閉じる動作が不能に陥ってしまう」という他の問題点を改善することができる。
また、本実施形態におけるヒンジユニット10は、外形寸法が、フリーストップ型やフリップ型のヒンジユニットと同程度に保たれるので、筐体の小型化、薄型化が図られた折り畳み式携帯電話機に対して、ヒンジ部近傍の外観のデザイン性を損なうことなく適用することができる。
次に、ヒンジユニットが有する第2カムに形成された一時停止部の構成が異なる他の実施形態について説明する。なお、他の実施形態は、第2カムの一時停止部の構成を除いて、第1の実施形態と構成が同一であるため、上述の第2カム16と同一部位には同一符号を付して、一時停止部についてのみ説明する。
(第2の実施形態)
第2実施形態におけるヒンジユニットが有する第2カムは、カム面24の第2傾斜面27の途中に、第1筐体5と第2筐体6とを例えば120度程度の一時停止角度に開いた状態で一時停止させる一時停止部51が形成されている。
そして、この一時停止部51は、第2傾斜面27に対して逆向きに傾斜する傾斜面51aが、傾斜面27aに連続して形成された谷状にされている。第1カム15の摺接部23の先端が、傾斜面27aと傾斜面51bがなす凹部に係合されることで、各筐体5,6が一時停止角度に開かれた状態で安定的に保持される。
本実施形態に係る一時停止部51によれば、2つの傾斜面27aと傾斜面51aとの間に摺接部23の先端が位置決めされるので、上述した一時停止部28に比較して、更に安定的に停止させることができる。
(第3の実施形態)
第3実施形態におけるヒンジユニットが有する第2カムは、カム面24の第2傾斜面27の途中に、第1筐体5と第2筐体6とを、異なる複数の一時停止角度に開いた状態でそれぞれ一時停止させる一時停止部52が形成されている。
そして、この一時停止部52には、シャフト19の軸方向に直交して形成された平坦面52aを有し、この平坦面52aに、複数の係合凹部52b,52c,52dが、摺接部23の摺動方向に沿って間隔をあけて設けられている。これら各係合凹部52b,52c,52dは、筐体5,6が例えば110度程度、120度程度、130度程度の一時停止角度に開いた状態でそれぞれ一時停止されるように配置されている。第1カム15の摺接部23の先端が、係合凹部52b,52c,52dのいずれかに選択的に係合されることで、各筐体5,6が一時停止角度に開かれた状態で安定的に保持される。
本実施形態によれば、摺接部23の先端が各係合凹部52b,52c,52dに係合されるので、フリーストップ型のヒンジユニットに比較して、複数の一時停止角度のいずれかに安定的に停止させることができる。
なお、本発明に係るヒンジユニットは、折り畳み式携帯電話機に適用することに限定するものではなく、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、ラップトップ型PC(Personal Computer)等の携帯型の折り畳み式電子機器に採用されて好適である。
本実施形態の折り畳み式携帯電話機を模式的に示す斜視図である。 本実施形態におけるヒンジユニットを示す斜視図である。 上記ヒンジユニットを示す分解斜視図である。 上記ヒンジユニットが有する第2カムを示す斜視図である。 上記ヒンジユニットにおける第1カムと第2カムの接触位置と、各筐体の開閉角度との関係を示す図である。 本実施形態の折り畳み式携帯電話機の案内形状部を説明するための模式図である。 本実施形態の折り畳み式携帯電話機の開閉動作を説明するための斜視図である。 上記第2カムのカム面と、従来のフリップヒンジのカム面とを比較して示す図である。 第2の実施形態における第2カムの一時停止部を示す模式図である。 第3の実施形態における第2カムの一時停止部を示す模式図である。
符号の説明
1 携帯電話機
5 第1筐体
6 第2筐体
10 ヒンジユニット
15 第1カム
16 第2カム
17 外側コイルスプリング
18 内側コイルスプリング
23 摺接部
24 カム面
26 第1傾斜面
27 第2傾斜面
28 一時停止部
28a 係合凹部

Claims (8)

  1. 摺接部が設けられ第1連結体側に固定される第1カムと、前記摺接部が摺動するカム面が設けられ第2連結体側に固定される第2カムと、前記第1カムの前記摺接部と前記第2カムの前記カム面とを圧接させて前記第1連結体と前記第2連結体とを開閉方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記第1連結体と前記第2連結体とを開閉可能に連結するヒンジユニットにおいて、
    前記第2カムの前記カム面は、前記付勢部材によって、前記各連結体を閉じる方向に回転力を生じさせる第1傾斜面と、前記各連結体を開く方向に回転力を生じさせる第2傾斜面と、を有し、
    前記第2傾斜面には、前記第1連結体と前記第2連結体とを所定の角度に開いた状態で一時停止させる一時停止部が形成されていることを特徴とするヒンジユニット。
  2. 前記一時停止部は、前記第2傾斜面に隣接する位置に連続して形成され、前記摺接部が係合する係合凹部を有している、請求項1に記載のヒンジユニット。
  3. 前記一時停止部は、前記第2傾斜面に対して逆向きに傾斜する他の傾斜面が形成された谷状にされている、請求項1に記載のヒンジユニット。
  4. 前記一時停止部は、前記第1連結体と前記第2連結体とを異なる角度に開いた状態でそれぞれ一時停止させるための複数の前記係合凹部を有している、請求項2に記載のヒンジユニット。
  5. 前記一時停止部は、前記第2カムの軸方向に直交して形成された平坦面を有し、該平坦面に前記係合凹部が形成されている、請求項2に記載のヒンジユニット。
  6. 前記第2カムの前記カム面には、前記各連結体を閉じる方向の回転力から前記各連結体を開く方向の回転力に切り替わるときに前記各連結体がなす角度が20度以下になるように、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面が形成されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のヒンジユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のヒンジユニットを備え、
    前記第1連結体及び前記第2連結体は、一方が、表示部を有する第1筐体であり、他方が、複数の操作釦が配列された操作部を有する第2筐体である、折り畳み式電子機器。
  8. 前記第1筐体及び前記第2筐体の少なくとも一方の外周部には、重ね合わされた前記第1筐体と前記第2筐体の間に挿入する指先を案内するための案内形状部が形成されている、請求項7に記載の折り畳み式電子機器。
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