JP5112121B2 - 2軸ヒンジ装置並びに電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、第1筐体と第2筐体とを開閉させる際に一定の回転順序で行う2軸ヒンジ装置並びに電子機器に関するものである。
PDAやノート型パソコン、ザウルス(商標)、及び携帯電話機等の小型の電子機器においては、キーボード等の操作部を上面に設けた第1筐体と、LCDなどの表示部を下面に設けた第2筐体とを有し、これらの第1筐体と第2筐体とを互いにヒンジ装置によって開閉可能に連結したものが公知である。この電子機器は、第1筐体の上端部に対して第2筐体の上端部がヒンジ装置を介して回動可能に連結されており、第1筐体のキーボード等の操作部を含む上面に第2筐体の表示部を含む下面を重ね合わせることができると共に、重ね合わせた状態から第2筐体を第1筐体に対して開いて操作部及び表示部を露出させることができる。
このヒンジ装置としては、第1筐体と第2筐体とを2つのヒンジ軸を用いて回動可能に連結する2軸ヒンジ装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。この2軸ヒンジ装置は、ヒンジケースと、ヒンジケースの一端部に回動可能に設けられた第1ヒンジと、ヒンジケースの他端部に回動可能に設けられた第2ヒンジとを備えており、第1ヒンジを介して第1筐体とヒンジケースとが回動可能に連結されると共に、第2ヒンジを介して第2筐体とヒンジケースとが回動可能に連結されることによって、第1筐体と第2筐体とが2軸ヒンジ装置を介して回動可能に連結されるものである。
特開2005−83462号公報 米国特許出願公開第2007/0234521A1号公報
特許文献1に記載されている2軸ヒンジ装置では、第1ヒンジ及び第2ヒンジを用いて第1筐体と第2筐体とを回動可能に連結しているが、第1ヒンジ及び第2ヒンジは、固定部材、ヒンジ軸、回動部材、可動部材、コイルばね、球体及び係合凹部によってそれぞれ形成されて、第1筐体に対して第2筐体を開閉させる際の回動動作が一定の回動順序で行われる。すなわち、第1ヒンジは、第1筐体に嵌合されて固定される固定部材と、固定部材に回動可能に支持されているヒンジ軸と、このヒンジ軸に取り付けられると共にヒンジケースに嵌合されて固定される回動部材と、この回動部材に面接触され、かつ、ヒンジ軸が貫通されると共に固定部材と係合してヒンジ軸の軸方向にのみ移動可能な可動部材と、この可動部材と固定部材との間に設けられて可動部材を回動部材側に付勢するコイルばねと、可動部材の回動部材との対向面に埋設された2つの球体と、この2つの球体とそれぞれ係合すると共に回動部材の可動部材との対向面に設けられた2種類の各2つの係合凹部とを備え、第1筐体に対してヒンジケースが回動したとき、可動部材の球体が回動部材の係合凹部を一方から他方へと移動する。第2ヒンジは、第1ヒンジと構成が略同じで、第2筐体に対してヒンジケースが回動したとき、第2ヒンジの可動部材の球体が第2ヒンジの回動部材の係合凹部を一方から他方へと移動する。このため、第1ヒンジの球体が移動する第1ヒンジの係合凹部の傾斜面と第2ヒンジの球体が移動する第2ヒンジの係合凹部の傾斜面との傾斜角度を調節することによって、第1筐体に対して第2筐体を開閉させる際の回動動作が一定の回動順序で行われるように設定することができる。しかし、第1ヒンジ及び第2ヒンジは、固定部材、ヒンジ軸、回動部材、可動部材、コイルばね、球体及び係合凹部によってそれぞれ形成されているので、部品点数が多くしかも構造が複雑で、コストが高くなるという問題があった。
また、特許文献2に記載されている2軸ヒンジ装置では、第1ヒンジ及び第2ヒンジを用いて第1筐体と第2筐体とを回動可能に連結しているが、第1筐体に対して第2筐体を開閉させる際の回動動作が一定の回動順序で行われるための詳細な構造が記載されておらず、例えば、回動動作が一定の回動順序で行われるように第1筐体及び第2筐体に互いに係合する係合部をそれぞれ設けることが提案されるが、しかし、2軸ヒンジ装置の他に第1筐体及び第2筐体にそれぞれ係合部を設けるための構造やその構造を製造するための装置が必要なり、しかも、構造が複雑で、コストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、回動動作を一定の回動順序で行える上で簡単な構造で部品点数が少なくコストダウンを図れる2軸ヒンジ装置並びにこの2軸ヒンジ装置を備えた電子機器を提供することにある。
前記の目的を達成するために本発明に係る2軸ヒンジ装置は、上面にキーボードのような操作部を設けた第1筐体と、下面に表示部を設けた第2筐体とを開閉可能に連結するものであって、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた前記第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び前記第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、前記第1シャフトと前記第2シャフトとの間に前記第1筐体と前記第2筐体とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、前記第1シャフトと前記第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設け、この回転制御手段を、第1回転トルクと第2回転トルクを創出させるカム機構と、前記第1シャフトと前記第2シャフトの回転角度を規制する回転規制手段とで構成することにより、前記第1シャフトの軸回りに創出される前記第1回転トルクと前記第2シャフトの軸回りに創出される前記第2回転トルクとの間のトルク差を利用するように成したことを特徴とする。

本発明によれば、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、第1シャフトと第2シャフトとの間に第1筐体と第2筐体とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、第1シャフトと第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設けたことで、第1筐体と第2筐体とを互いに開閉する際に第1シャフトと第2シャフトとの回動動作が一定の回動順序で行われ、かつ、回転制御手段を、第1シャフトと第2シャフトに作用するカム機構と、第1シャフトと第2シャフトの回転角度を規制する回転規制手段とで構成したことで、簡単な構造で、しかも部品点数が少なくコストダウンを図れる。
本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記カム機構は、前記ヒンジケース内にあって前記第1シャフトと前記第2シャフトにそれぞれ離間対向させて取り付けた第1カム体及び第2カム体と、同じく前記ヒンジケース内にあって前記第1カム体及び前記第2カム体にそれぞれ接して摺動可能にそれぞれの回転を制御する第1カムフォロア及び第2カムフォロアと、これらの第1カムフォロアと第2カムフォロアとの間に弾設した弾性手段とで構成することが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記カム機構の前記第1カム体と前記第2カム体との外周には、それぞれ複数の凹部が設けられ、前記第1カムフォロアと前記第2カムフォロアには、前記各凹部と前記第1シャフトと前記第2シャフトの回転角度によって嵌入する凸部がそれぞれ設けられていることが好ましい。
また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記回転規制手段が、前記第1シャフト及び前記第2シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられていることが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記回転規制手段は、前記第1シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられた第1回転規制手段と、前記第2シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられた第2回転規制手段とで構成されていることが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記第1回転規制手段が、前記第1シャフトに取り付けられ第1A回転規制凸部を有する第1回転規制体と、前記第1A回転規制凸部と係合すると共にヒンジケースに設けられた第1B回転規制とで構成され、前記第2回転規制手段が、前記第2シャフトに取り付けられ第2A回転規制凸部を有する第2回転規制体と、前記第2A回転規制凸部と係合すると共にヒンジケースに設けられた第2B回転規制とで構成されていることが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記回転制御手段は、前記第1シャフトと前記第2シャフトとのいずれか一方のシャフトを支点にする回転動作中に第1カムフォロワーと第2カムフォロワーのスライド動作を規制して前記第1シャフトと前記第2シャフトとのいずれか他方のシャフトを支点にする回転動作を規制するスライド動作規制手段を備えることが好ましい。
また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記第1シャフトと前記第2シャフトには、その軸方向にそれぞれケーブル挿通孔が設けられ、これらのケーブル挿通孔を介して挿通されるケーブルが前記第1筐体と前記第2筐体とが電気的に接続されることが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記ヒンジケースには、前記ケーブルと共に当該ヒンジケースを覆うカバーが着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記回転制御手段は、前記第1筐体と前記第2筐体を互いに重ね合わされた閉成状態から開く際に、まず、前記ヒンジケースが前記第2筐体と共に第1シャフトを支点に回転することによって開かれ、前記ヒンジケースが前記回転規制手段の前記第1回転規制手段によって回転を規制された後、前記第2筐体が前記第2シャフトと共に回転して開かれ、所定の回転角度まで回転したときに前記第2回転規制手段によってその回転が規制されるように構成されていることが好ましい。また、本発明に係る2軸ヒンジ装置において、前記回転制御手段は、前記第1筐体と前記第2筐体をその使用角度以上の開成状態から閉じる際に、まず、第2筐体が前記第2シャフトを支点に閉じられ、しかる後に前記第2回転規制手段によってその回転が規制された後、前記ヒンジケースと共に前記第1シャフトを支点に閉じられるように構成されていることが好ましい。
また、本発明に係る電子機器は、上面にキーボードのような操作部を設けた第1筐体と、下面に表示部を設けた第2筐体とからなり、前記の本発明に係る2軸ヒンジ装置を一対用いて前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結したことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、第1シャフトと第2シャフトとの間に第1筐体と第2筐体とを相対的に開閉する際に、第1シャフトと第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設け、この回転制御手段は、前記第1シャフトの軸回りに創出させる第1回転トルクと前記第2シャフトの軸回りに創出させる第2回転トルクとの間のトルク差を利用するものとしたことを特徴とするので、回動動作を一定の回動順序で行える上で簡単な構造で部品点数が少なくコストダウンを図れる。
以上説明したように、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、第1シャフトと第2シャフトとの間に第1筐体と第2筐体とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、第1シャフトと第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設け、この回転制御手段は、第1シャフトと第2シャフトに作用するカム機構と、前記第1シャフトと第2シャフトの回転角度を規制する回転規制手段とで構成したので、回動動作を一定の回動順序で行える上で簡単な構造で部品点数が少なくコストダウンを図れる。
以下、本発明に係る2軸ヒンジ装置並びに電子機器の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1乃至図4は本発明に係る2軸ヒンジ装置を備えた電子機器の一例を示す図である。図5乃至図14は本発明に係る2軸ヒンジ装置の一例を示す図である。本発明に係る2軸ヒンジ装置は、図1乃至図10に示したように、上面にキーボード部のような操作部13を設けた第1筐体11と、下面に表示部14を設けた第2筐体12とを回動可能に連結するものである。なお、第1筐体11及び第2筐体12は、図2乃至図10において想像線で記載してある。
本発明に係る電子機器10としては、特にPDAについて説明するが、これに限定されず、例えば、ノート型のパソコン、ザウルス(商標)等の携帯端末機、携帯電話機、電卓、ポケットコンピュータ、携帯ゲーム機等でもよい。以下に電子機器10の一例としてPDAに実施した場合について説明するが、このものに限定されない。
第1筐体11は、平面略横長矩形状であって例えば外側となる第1A筐体11aと内側となる第1B筐体11bとから形成されている。第1筐体11の内面となる上面には、例えば、キーボード部等の操作部13が設けられている。この第1筐体11の前端部の両端部近傍には、本発明に係る2つの2軸ヒンジ装置1を介して第2筐体12が縦方向に回動可能に連結されている。第2筐体12は、第1筐体11と略同じ平面略横長矩形状であって外側となる第2A筐体12aと内側となる第2B筐体12bとから形成され、第1筐体11の上面を全面に渡って覆うことができる大きさを有している。第2筐体12の内面となる下面には、例えば、LCDなどの表示部14が設けられている。すなわち、電子機器10は、第1筐体11の上面に第2筐体12の下面が互いに重ね合わされてキーボード部等の操作部13及び表示部14が閉塞され(図2参照。)、かつ、第2筐体12を第1筐体11に対して2つの2軸ヒンジ装置1を介して縦方向に回転させて操作部13が操作可能に露出されると共に表示部14が横長状態に露出される(図4参照。)ように構成されている。2つの2軸ヒンジ装置1は、対称に形成されているので、一方のみを説明し他方の説明を省略し、かつ、同じ部材には同一符号を付しその説明を省略する。
本発明に係る2軸ヒンジ装置1は、図1乃至図13に示したように、ヒンジケース2と、このヒンジケース2に対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた第1筐体11の端部へ固定した第1シャフト3及び第2筐体12の端部へ固定した第2シャフト4とを備え、第1シャフト3と第2シャフト4との間に第1筐体11と第2筐体12とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、第1シャフト3と第2シャフト4が回転する順序を定めた回転制御手段5を設け、この回転制御手段5は、第1シャフト3と第2シャフト4に作用するカム機構7と、第1シャフト3と第2シャフト4の回転角度を規制する回転規制手段9とで構成したことに特徴がある。
ヒンジケース2は、略矩形筒体状に形成され、この両端部の対向する2辺がそれぞれ延出して第1ヒンジ支持片21及び第2ヒンジ支持片22としてそれぞれ形成されている。これら第1ヒンジ支持片21及び第2ヒンジ支持片22には、円形状のヒンジ支持孔23、24がそれぞれ設けられている。第1ヒンジ支持片21及び第2ヒンジ支持片22の先端部は半円状に形成されている。また、ヒンジケース2には、ヒンジカバー18を例えばビス29等で取り付けるためのカバー取付孔28が設けられている。ヒンジカバー18は、後述するケーブル17と共にヒンジケース2を覆うもので、ビス29等を通す貫通孔18aを有している。
ヒンジケース2は、第1筐体11と第2筐体12とが重ね合わされた閉成状態のときに第1筐体11及び第2筐体12の前端部に第1筐体11又は第2筐体12の厚さ方向に延びた状態になっている。ヒンジケース2の長手方向の長さは、例えば、第1筐体11と第2筐体12とが重ね合わされた厚さより短い寸法で形成されている。このヒンジケース2の下方の第1ヒンジ支持片21のヒンジ支持孔23に第1シャフト3が挿通されていると共に、ヒンジケース2の上方の第2ヒンジ支持片22のヒンジ支持孔24に第2シャフト4が挿通されている。
第1シャフト3は、中空シャフトである。この第1シャフト3の内部は、第1筐体11と第2筐体12とを電気的に接続するケーブル17が挿通されるケーブル挿通孔3bとして形成されている。第1シャフト3の一端部には、ヒンジ支持孔23より直径が大きな直径のフランジ部3aが設けられている。第1シャフト3の軸方向の長さは、第1ヒンジ支持片21間の長さより長い寸法で形成されている。第1シャフト3の外形は、対向する2箇所が平行に切り欠かれた略小判状に形成されている。また、第1シャフト3の他端部である先端部の外周も、対向する2箇所が平行に切り欠かれた略小判状に形成されている。この第1シャフト3の先端部には第1ブラケット35が取り付けられている。
第1ブラケット35は、第1筐体11に例えばビス等により取り付けられる貫通孔35aを有する取付片36と、第1シャフト3の先端部に取り付けられる取付部37とを備えている。取付部37には、第1シャフト3の先端部の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状の取付孔38が設けられている。第1シャフト3を2つの第1ヒンジ支持片21のヒンジ支持孔23にそれぞれ挿通させて、第1ヒンジ支持片21から突出する第1シャフト3の先端部に第1ブラケット35の取付部37の取付孔38を挿通させてこの先端部をかしめることにより、ヒンジケース2に第1ブラケット35が第1シャフト3を介して回動可能に取り付けられる。
第2シャフト4は、中空シャフトである。この第2シャフト4の内部は、第1筐体11と第2筐体12とを電気的に接続するケーブル17が挿通されるケーブル挿通孔4bとして形成されている。第2シャフト4の一端部には、ヒンジ支持孔24より直径が大きな径のフランジ部4aが設けられている。第2シャフト4の軸方向の長さは、第2ヒンジ支持片22間の長さより長い寸法で形成されている。第2シャフト4の外形は、対向する2箇所が平行に切り欠かれた略小判状に形成されている。また、第2シャフト4の他端部である先端部の外周も、対向する2箇所が平行に切り欠かれた略小判状に形成されている。この第2シャフト4の先端部に第2ブラケット45が取り付けられている。
第2ブラケット45は、第2筐体12に例えばビス等により取り付けられる貫通孔45aを有する取付片46と、第2シャフト4の先端部に取り付けられる取付部47とを備えている。取付部47には、第2シャフト4の先端部の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状の取付孔48が設けられている。第2シャフト4を2つの第2ヒンジ支持片22のヒンジ支持孔24にそれぞれ挿通させて、第2ヒンジ支持片22のヒンジ支持孔24から突出する第2シャフト4の先端部を第2ブラケット45の取付部47の取付孔48に挿通させてこの先端部をかしめることにより、ヒンジケース2に第2ブラケット45が第2シャフト4を介して回動可能に取り付けられる。これにより、第1筐体11と第2筐体12とが2軸ヒンジ装置1を介して回動可能に連結されることになる。2軸ヒンジ装置1には、回動動作を一定の回動順序で行うための回転制御手段5が備えられている。
回転制御手段5は、第1シャフト3と第2シャフト4に作用するカム機構7と、第1シャフト3と第2シャフト4の回転角度を規制する回転規制手段9とで構成され、例えば、ヒンジケース2内の第1シャフト3と第2シャフト4との間に設けられている。カム機構7は、例えば、ヒンジケース2内にあって第1シャフト3と第2シャフト4とにそれぞれ離間対向させて取り付けた第1カム体71及び第2カム体73と、同じくヒンジケース2内にあって第1カム体71及び第2カム体73にそれぞれ接して摺動可能にそれぞれの回転を制御する第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74と、これらの第1カムフォロア72と第2カムフォロア74との間に弾設した弾性手段75とで構成されている。そして、このカム機構7によって、第1シャフト3の軸回りに創出される回転トルクを第1回転トルクといい、第2シャフト4との軸回りに創出される回転トルクを第2回転トルクという。
第1カム体71及び第2カム体73は、いずれも略円筒状に形成されている。第1カム体71の内形は、第1シャフト3の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状に形成されており、第1シャフト3と共にヒンジケース2に対して回動するようになっている。また、第2カム体73の内形は、第2シャフト4の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状に形成されており、第2シャフト4と共にヒンジケース2に対して回動するようになっている。これら第1カム体71及び第2カム体73の間のヒンジケース2内に第1カムフォロア72、第2カムフォロア74及び弾性手段75が設けられている。
第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74は、略同じ断面略コの字状に形成されており、コの字の内側が対向するようにヒンジケース2内に配置されている。第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の底部の内面の略中央部には、弾性手段75であるコンプレッションスプリング75a内に突出する突部72a、74aがそれぞれ設けられている。なお、弾性手段75としてコンプレッションスプリング75aを用いたがこれに限定されず他の弾性手段を用いるようにしてもよい。コンプレッションスプリング75aは、突部72a、74aと両端部72b、74bとで第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74に受けた状態でカムフォロア72、74間に収容され、第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74を第1カム体71及び第2カム体73に付勢するものである。第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の底部の外側の略中央部には、断面略三角形状の第1カム凸部77及び第2カム凸部79がそれぞれ設けられており、これら第1カム凸部77及び第2カム凸部79が第1カム体71及び第2カム体73の外周に接触するようになっている。
第1カム体71の外周には、第1カムフォロア72に設けられた第1カム凸部77と係合する第1カム凹部76が例えば2つ設けられている。これら第1カム凹部76の一方の第1カム凹部76(第1Aカム凹部81ということがある。)は、回動角度が0°(略0°を含む。以下同じ。)のときに第1カム凸部77と係合する位置に形成されている。なお、本発明における回動角度とは、第1筐体11に対する第2筐体12の角度で、例えば、第1筐体11の長手方向に延びる直線と第2筐体12の長手方向に延びる直線とが成す角度で、これら直線が平行の場合を0°とした角度である。第1Aカム凹部81は、回動角度が0°のときより例えば−10°(略−10°を含む。以下同じ。)のときに第1カム凸部77と完全に係合するように形成することが好ましい。このように形成すると、回動角度が0°のときには、第1カム凸部77が第1Aカム凹部81と完全に係合しておらず係合途中で、第1カム凸部77が第1Aカム凹部81の傾斜面(第1傾斜面81a)の途中に位置されている状態となる。また、第1Aカム凹部81の第1傾斜面81aは、例えば、回動角度が19°(略19°を含む。以下同じ。)から第1カム凸部77と係合し始めるように緩やかに形成されている。
また、他方の第1カム凹部76(第1Bカム凹部82ということがある。)は、回動角度が例えば、76°(略76°を含む。以下同じ。)のときに第1カム凸部77と係合する位置に形成されている。なお、第1Bカム凹部82は、回動角度が76°に限定されず任意に設定することができ、例えば、第1カム凸部77と係合する回動角度が76°未満でも76°を超えても、勿論90°でも90°を超えるように形成してもよい。また、第1カム体71の外周に第1カム凹部76を2つ設けたが、これに限定されず、3つ以上設けるようにしてもよい。
また、第2カム体73の外周には、第2カムフォロア74に設けられた第2カム凸部79と係合する第2カム凹部78が例えば3つ設けられている。これら第2カム凹部78の1つ目の第2カム凹部78(第2Aカム凹部83ということがある。)は、回動角度が0°のときには第2カム凸部79と係合する位置に形成されている。2つ目の第2カム凹部78(第2Bカム凹部84ということがある。)は、開成方向に回転させたときにヒンジケース2に対して第2シャフト4が回転するときの第2Aカム凹部83より回転方向前方に、例えば、84°(略84°を含む。以下同じ。)離れた位置に形成されている。3つ目の第2カム凹部78(第2Cカム凹部85ということがある。)は、開成方向に回転させたときにヒンジケース2に対して第2シャフト4が回転するときの第2Aカム凹部83より回転方向前方に、例えば、104°(略104°を含む。以下同じ。)離れた位置に形成されている。第2Cカム凹部85は、例えば、第1筐体11に対する第2筐体12の回動角度範囲が0〜180°(略180°を含む。以下同じ。)に規制されている場合、第2Aカム凹部83より回転方向前方に104°より例えば114°(略114°を含む。以下同じ。)のときに第2カム凸部79と完全に係合するように形成することが好ましい。なお、第2Bカム凹部84及び第2Cカム凹部85の位置は、特に限定されず他の位置に設けるようにしてもよい。また、第2カム体73の外周に第2カム凹部78を3つ設けたが、これに限定されず、2つでも4つ以上設けるようにしてもよい。
第1Aカム凹部81の第1傾斜面81aと第2Aカム凹部83の第1傾斜面83a(第2Bカム凹部84側の傾斜面)とは、例えば、閉成状態(図2及び図5参照。)から第1筐体11に対して第2筐体12が開成方向に回転するように力を作用させたとき、第1筐体11(第1シャフト3)とヒンジケース2との間に創出される第1回転トルクが第2筐体12(第2シャフト4)とヒンジケース2との間に創出される第2回転トルクより小さくなるように形成され、例えば、第1Aカム凹部81の第1傾斜面81aの方が第2Aカム凹部83の第1傾斜面83aより傾斜角度が緩やかに形成されている。これにより、第1シャフト3を軸にヒンジケース2と共に第2筐体12が第1筐体11に対して開成方向に回転するようになっている。この回転は、回動角度が76°、すなわち、第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に係合したときに停止するようになっている。この状態が中間状態である(図3及び図7参照。)。
第1Bカム凹部82の第1傾斜面82a(第1Aカム凹部81とは離れた側の傾斜面)と第2Aカム凹部83の第1傾斜面83aとは、例えば、中間状態から第1筐体11に対して第2筐体12をさらに開成方向に回転するように力を作用させたとき、第1回転トルクが第2回転トルクより大きくなるように形成されている。また、第1Bカム凹部82の第1傾斜面82aと第2Bカム凹部84の第1傾斜面84a(第2Aカム凹部83とは離れた側の傾斜面)とは、例えば、第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に係合すると共に第2カム凸部79が第2Bカム凹部84に係合した状態(第1開成状態ということがある。)から第1筐体11に対して第2筐体12をさらに開成方向に回転するように力を作用させたとき、第1回転トルクが第2回転トルクより大きくなるように形成されている。これにより、第2シャフト4を軸に第2筐体12が第1筐体11に対して開成方向にさらに回転するようになっている。これらの回転は、回動角度が160°(略160°を含む。以下同じ。)で第2カム凸部79と第2Bカム凹部84とが係合して一旦回転が停止して第1開成状態となり(図4及び図9参照。)、さらに、回転して回動角度が180°(略180°を含む。以下同じ。)、すなわち、第2カム凸部79が第2Cカム凹部85に係合すると共に第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に係合した状態(第2開成状態ということがある。)で停止して第2開成状態となる(図10参照。)ようになっている。
また、第1Bカム凹部82の第2傾斜面82b(第1Aカム凹部81側の傾斜面)と第2Cカム凹部85の第2傾斜面85b(第2Bカム凹部84側の傾斜面)とは、例えば、第1筐体11に対して第2筐体12が回動角度180°で開いた第2開成状態から第1筐体11に対して第2筐体12を閉成方向に回転するように力を作用させたとき、第1回転トルクが第2回転トルクより大きくなるように形成され、例えば、第2Cカム凹部85の第2傾斜面85bが第1Bカム凹部82の第2傾斜面82bより傾斜角度が緩やかに形成されている。また、第1Bカム凹部82の第2傾斜面82bと第2Bカム凹部84の第2傾斜面84b(第2Aカム凹部83側の傾斜面)とは、第1開成状態から第1筐体11に対して第2筐体12がさらに閉成方向に回転するように力を作用させたとき、第1回転トルクが第2回転トルクより大きくなるように形成され、例えば、第2Bカム凹部84の第2傾斜面84bが第1Bカム凹部82の第2傾斜面82bより傾斜角度が緩やかに形成されている。これにより、第2シャフト4を軸に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転するようになっている。これらの回転は、回動角度が160°(略160°を含む。以下同じ。)で第2カム凸部79と第2Bカム凹部84とが係合して一旦回転が停止し、さらに、回転して回動角度が76°、すなわち、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合した中間状態で停止するようになっている。
また、第1Bカム凹部82の第2傾斜面82bと第2Aカム凹部83の第2傾斜面83b(第2Bカム凹部84とは離れた側の傾斜面)とは、中間状態から第1筐体11に対して第2筐体12が閉成方向に回転するように力を作用させたとき、第1トルクが第2トルクより大きくなるように形成されている。この場合には、第2シャフト4を軸に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転しようとするが、このように第2シャフト4を軸に第2筐体12が回転するのを規制する回転規制手段9が設けられている。これにより、第1シャフト3を軸にヒンジケース2と共に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転する。この回転は、回動角度が0°、すなわち、第1筐体11と第2筐体12とが互いに密着した閉成状態で停止するようになっている。なお、第2筐体12の第1筐体11に対する閉成動作時の中間開閉角度から第1筐体11に対して第2筐体12を閉成方向に回転するように力を作用させたとき、第1回転トルクが第2回転トルクより小さくなるように、第1Bカム凹部82の第2傾斜面82bと第2Aカム凹部83の第2傾斜面83bとを形成するようにしてもよく、この場合、回転規制手段9を不要にすることもできる。
回転規制手段9は、第1シャフト3と第2シャフト4との回転角度を規制するものであり、例えば、特に図11乃至図14に示したように、第1シャフト3とヒンジケース2との間に設けられた第1回転規制手段91と、第2シャフト4とヒンジケース2との間に設けられた第2回転規制手段92とで構成されている。
第1回転規制手段91は、例えば、第1ブラケット35とヒンジケース2との間の第1シャフト3の外周に設けられた第1回転規制体93と、この第1回転規制体93のヒンジケース2側の面に設けられた第1A回転規制凸部94と、この第1A回転規制凸部94と係合すると共にヒンジケース2に設けられた第1B回転規制凸部95とで構成されている。この第1回転規制手段91の回転角度規制は、例えば、第1ブラケット35に対するヒンジケース2の回動を第1カム凸部77が第1Aカム凹部81に係合している状態から第1Bカム凹部82に係合する状態までの範囲の76°の回動範囲に規制するものである。
第1回転規制体93は、略リング状に形成されている。第1回転規制体93の内形は、第1シャフト3の先端部の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状に形成されており、第1シャフト3(第1ブラケット35)と共に回動するようになっている。この第1回転規制体93のヒンジケース2側の面であって周端部の対向する2箇所には、軸方向に延びる第1A回転規制凸部94がそれぞれ設けられている。第1A回転規制凸部94は、第1回転規制体93に沿って略円弧状に形成されている。この第1回転規制体93と対向するヒンジケース2の面、すなわち、第1ヒンジ支持片21の外面のヒンジ支持孔23の近傍の対向する2箇所には、軸方向に延びる第1B回転規制凸部95がそれぞれ設けられている。第1B回転規制凸部95は、第1A回転規制凸部94と略同一円周上に設けられている。
第1A回転規制凸部94及び第1B回転規制凸部95は、第1カム凸部77が第1Aカム凹部81に係合しているときに、第1B回転規制凸部95が第1A回転規制凸部94の一方の端部(第1端部94aということがある。)の近傍に位置され(図11及び図14(a)参照。)、かつ、第1カム凸部77が第1Aカム凹部81に係合している状態から第1ブラケット35(第1シャフト3)に対してヒンジケース2を開成方向に回転させると、第1B回転規制凸部95が第1A回転規制凸部94の第1端部94aから離れて、76°回転すると、第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に係合すると共に第1B回転規制凸部95が第1A回転規制凸部94の他方の端部(第2端部94bということがある。)に当接してその回転が規制されるように形成されている(図12及び図14(b)(c)参照。)。これにより、第1ブラケット35に対するヒンジケース2の回動範囲が第1カム凸部77が第1Aカム凹部81に係合している状態から第1Bカム凹部82に係合する状態までの76°の回動範囲に規制される。
第2回転規制手段92は、例えば、第2ブラケット45とヒンジケース2との間の第2シャフト4の外周に設けられた第2回転規制体96と、この第2回転規制体96のヒンジケース2側の面に設けられた第2A回転規制凸部97と、この第2A回転規制凸部97と係合すると共にヒンジケース2に設けられた第2B回転規制凸部98とで構成されている。この第2回転規制手段92の回転角度規制は、例えば、第2ブラケット45に対するヒンジケース2の回動を第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合している状態から第2Cカム凹部85に係合する状態までの範囲の104°の回動範囲に規制するものである。
第2回転規制体96は、略リング状に形成されている。第2回転規制体96の内形は、第2シャフト4の先端部の外周に嵌合された状態で取り付けられる略小判状に形成されており、第2シャフト4(第2ブラケット45)と共に回動するようになっている。この第2回転規制体96のヒンジケース2側の面であって周端部の対向する2箇所には、軸方向に延びる第2A回転規制凸部97がそれぞれ設けられている。第2A回転規制凸部97は、第2回転規制体96に沿って略円弧状に形成されている。この第2回転規制体96と対向するヒンジケース2の面、すなわち、第2ヒンジ支持片22の外面のヒンジ支持孔24の近傍の対向する2箇所には、軸方向に延びる第2B回転規制凸部98がそれぞれ設けられている。第2B回転規制凸部98は、第2A回転規制凸部97と略同一円周上に設けられている。
第2B回転規制凸部98及び第2A回転規制凸部97は、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合しているときに、第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の一方の端部(第1端部98aということがある。)に当接してヒンジケース2に対して第2ブラケット45(第2シャフト4)が閉成方向に回転することが規制されるように形成されている(図11、図12、図14(a)(b)参照。)。また、第2B回転規制凸部98及び第2A回転規制凸部97は、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合している状態からヒンジケース2に対して第2ブラケット45(第2シャフト4)を開成方向に回転させると、第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の第1端部98aから離れて、104°回転すると、第2カム凸部79が第2Cカム凹部85に係合すると共に第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の他方の端部(第2端部98bということがある。)に当接してその回転が規制されるように形成されている(図14(c)参照。)。これにより、第2回転規制手段92は、ヒンジケース2に対する第2ブラケット45(第2シャフト4)の回動範囲を第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合している状態から第2Cカム凹部85に係合する状態までの104°の回動範囲に規制するものとなる。従って、回転規制手段9は、第1ブラケット35に対するヒンジケース2の回動範囲を76°に規制すると共に、ヒンジケース2に対する第2ブラケット45(第2シャフト4)の回動範囲を104°に規制して、2軸ヒンジ装置1としての全体の回動範囲を180°に規制するものである。すなわち、第1筐体11に対する第2筐体12の回動範囲は、例えば、回動角度が0〜180°の範囲で規制されることになる。
また、回転制御手段5は、第1シャフト3と第2シャフト4とのいずれか一方のシャフトを支点にする回転動作中に第1シャフト3と第2シャフト4とのいずれか他方のシャフトを支点にする回転動作を規制するスライド動作規制手段8(図6〜図8に指示記号記載)を備えることが好ましい。スライド動作規制手段8は、例えば、第1カムフォロア72の端部72b及び第2カムフォロア74の端部74bを用いて構成してもよい。すなわち、第1カム凸部77が第1カム凹部76に係合していると共に第2カム凸部79が第2カム凹部78から離脱しているとき、または、第1カム凸部77が第1カム凹部76から離脱していると共に第2カム凸部79が第2カム凹部78に係合しているときに、第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の両端部72b、74bの各端面が互いに当接するように第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の長さを設定する(図6及び図8参照。)。これにより、第1カム凸部77が第1カム凹部76に係合していると共に第2カム凸部79が第2カム凹部78から離脱して第2シャフト4を軸に第2ブラケット45がヒンジケース2に対して回転しているときに、第1カム凸部77が第1カム凹部76から離脱して第1シャフト3を軸に第1ブラケット35がヒンジケース2に対して回転することがないようになっている。また、第1カム凸部77が第1カム凹部76から離脱していると共に第2カム凸部79が第2カム凹部78に係合して第1シャフト3を軸に第1ブラケット35がヒンジケース2に対して回転しているときに、第2カム凸部79が第2カム凹部78から離脱して第2シャフト4を軸に第2ブラケット45がヒンジケース2に対して回転することがないようになっている。
次に、本発明に係る2軸ヒンジ装置1並びに電子機器10の作用を説明する。
電子機器10が使用されていない状態では、通常、第1筐体11及び第2筐体12が互いに重なり合った2つ折りの閉成状態である(図2参照。)。このとき、コンプレッションスプリング75aの弾力によって第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74がそれぞれ第1カム体71及び第2カム体73に押圧されている状態で、第1カム凸部77と第1Aカム凹部81とが係合していると共に第2カム凸部79と第2Aカム凹部83とが係合しているので、第1筐体11及び第2筐体12は互いにほぼ完全に重なり合った閉成状態に保持されている。
また、閉成状態のとき、第1カム凸部77と第1Aカム凹部81とが係合しているが、その係合が第1カム凸部77と第1Aカム凹部81とが完全(略完全を含む。)に嵌合された状態ではなく第1カム凸部77の先端部が第1Aカム凹部81の第1傾斜面81aの途中に位置された状態である(図5参照。)。このため、第1筐体11は第2筐体12と重なり合うようにコンプレッションスプリング75aの弾力によって付勢されるので、第1筐体11と第2筐体12とがガタツクことなく閉成状態に保持されている。
この電子機器10を使用する場合には、例えば、第1筐体11を手で押えた状態で、第2筐体12が開成方向に回転するように力を作用させる。すると、第1回転トルクが第2回転トルクより小さいので、第1シャフト3を支点にヒンジケース2と共に第2筐体12が第1筐体11に対して開成方向に回転する。すなわち、第1カムフォロア72がコンプレッションスプリング75aの弾力に抗して第2カムフォロア74側にヒンジケース2内を移動しつつ第1カムフォロア72の第1カム凸部77が第1Aカム凹部81から離脱して、第1カム体71の周面を摺動する(図6参照。)。このとき、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に係合していると共に第1カム凸部77が第1Aカム凹部81から離脱すると共に、第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の互いに対向する両端部72b、74bが当接することによって、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83から離脱することがないので、第2シャフト4の回転が規制され、第1シャフト3を軸にヒンジケース2と共に第2筐体12が第1筐体11に対して開成方向に回転する回転動作のみが確実に行われる。
そして、第1筐体11に対する第2筐体12の回動角度が76°になると、コンプレッションスプリング75aの弾力によって第1カムフォロア72が第2カムフォロア74側から離間する方向に移動して第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に入り込んで係合し、第1シャフト3を軸に第1筐体11に対する第2筐体12の開成動作が停止して中間開成状態となる(図3及び図7参照。)。このとき、第1カム凸部77が第1Bカム凹部82に入り込むので、クリック感が生じて中間開成状態になったことを容易に把握することができる。また、中間開成状態になると、第1回転規制手段91の第1B回転規制凸部95が第1A回転規制凸部94の第2端部94bに当接して第1ブラケット35(第1シャフト3)に対するヒンジケース2の開成方向への回転が規制される(図14(b)参照。)。
中間開成状態からさらに第2筐体12が開成方向に回転するように力を作用させると、第1ブラケット35(第1シャフト3)に対するヒンジケース2の開成方向への回転が規制されているので、今度は第2シャフト4を支点に第2筐体12が開成方向に回転する。すなわち、第2カムフォロア74がコンプレッションスプリング75aの弾力に抗して第1カムフォロア72側にヒンジケース2内を移動すると共に、第2カムフォロア74の第2カム凸部79が第2Aカム凹部83から離脱して第2カム体73の周面を摺動する(図8参照。)。
そして、回動角度が160°になると、コンプレッションスプリング75aの弾力によって第2カムフォロア74が第1カムフォロア72側から離間する方向に移動して第2カム凸部79が第2Bカム凹部84に入り込んで係合し、第2シャフト4を軸に第1筐体11に対する第2筐体12の回転が停止して、第1開成状態となる(図4及び図9参照。)。このとき、第2カム凸部79が第2Bカム凹部84に入り込むので、クリック感が生じて第1開成状態になったことを容易に把握することができる。
これにより、第1筐体11の上面に設けたキーボード部等の操作部13が操作可能に露出すると共に、表示部14が目視可能に露出するので、表示部14を横長状態にして電子機器10を使用することができる。このとき、第1カム凸部77と第1Bカム凹部82とが係合していると共に第2カム凸部79と第2Bカム凹部84とが係合し、この係合状態をコンプレッションスプリング75aの弾力が維持するので、表示部14が第1開成状態で保持される。
さらに、第1開成状態から第2筐体12が開成方向に回転するように力を作用させると、さらに第2シャフト4を支点に第2筐体12が開成方向に回転して、回動角度が180°になると、第2回転規制手段92の第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の第2端部98bに当接してその回転が停止される(図14(c)参照。)。このとき、コンプレッションスプリング75aの弾力によって第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74がそれぞれ第1カム体71及び第2カム体73に押圧されている状態で、第2カム凸部79と第2Cカム凹部85とが係合していると共に第1カム凸部77と第1Bカム凹部82とが係合しているので、第1筐体11及び第2筐体12は第2開成状態に保持される。この第2開成状態においても、第1筐体11の上面に設けたキーボード部等の操作部13が操作可能に露出していると共に、表示部14が目視可能に露出しているので、表示部14を横長状態にして電子機器10を使用することができる。
また、第2開成状態のとき、第2カム凸部79と第2Cカム凹部85とが係合しているが、その係合が第2カム凸部79と第2Cカム凹部85とが完全(略完全を含む。)に嵌合された状態ではなく第2カム凸部79の先端部が第2Cカム凹部85の第2傾斜面85bの途中に位置された状態である(図10参照。)。このため、第2筐体12は開くようにすなわち第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の他方の端部に当接するようにコンプレッションスプリング75aの弾力によって付勢されるので、第1筐体11と第2筐体12とがガタツクことなく第2開成状態に保持される。
このように、閉成状態の電子機器10を開くときには、まず、第1回転トルクと第2回転トルクとのトルク差により第2筐体12がヒンジケース2と共に第1シャフト3を支点に回転して、この回転がはじまると第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の互いに対向する両端部72b、74bが当接して第2シャフト4が回転規制され、第2筐体12が第2シャフト4を軸に回転することがないので、中間開成状態までは、第1シャフト3を軸にした回転のみが行われる。次に、中間開成状態からは第1回転規制手段91の第1B回転規制凸部95と第1A回転規制凸部94との当接により、第1シャフト3を軸とした回転が規制され、第1開成状態や第2開成状態までは第2シャフト4を支点にした回転のみが行われる。従って、0〜76°の回動角度範囲では第1シャフト3を支点にした回転のみが行われ、76〜180°の回動角度範囲では第2シャフト4を支点にした回転のみが行われるので、常に所定の順序の回転動作で開成動作が行われる。
第2筐体12を第2開成状態から元の位置すなわち閉成状態に戻すには、例えば、第1筐体11を手で押えた状態で、第2筐体12が閉成方向に回転するように力を作用させる。すると、第1シャフト3と第2シャフト4には共に回転トルクが創出されるが、第1カム凸部77が第1Bカム凹部82より離脱する際に必要となる第1回転トルクより、第2カム凸部79が第2Cカム凹部85より離脱する際に必要な第2回転トルクのほうが小さいので、つまり第1回転トルクが第2回転トルクより大きいので、第2シャフト4を支点に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転する。この回転は、一旦、回動角度が160°になると、第2カム凸部79が第2Cカム凹部85から第2Bカム凹部84に入り込んで係合して停止するが、この際にも上述したトルク差により、引き続き第2シャフト4を軸に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転させることができる。すると、第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の両端部72b、74bが当接するために、これらの摺動が規制される結果、第1カム凸部77が第1Aカム凹部81から離脱することがない(図8参照。)ので、第2シャフト4を支点にのみ第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転する。
そして、回動角度が76°になると、第2カム凸部79が第2Aカム凹部83に入り込んで係合して中間閉成状態となる(図3及び図7参照。)。このとき、クリック感が生じる。また、第2A回転規制凸部97が第2B回転規制凸部98の第1端部98aに当接して、第2シャフト4を軸にヒンジケース2に対して第2ブラケット45(第2筐体12)が閉成方向に回転することが規制される(図14(b)参照。)。このため、中間閉成状態からさらに第2筐体12が閉成方向に回転するように力を作用させると、第2シャフト4を支点にヒンジケース2に対する第2ブラケット45(第2筐体12)の閉成方向への回転が規制され、第1シャフト3を支点にのみヒンジケース2と共に第2筐体12が第1筐体11に対して閉成方向に回転する。そして、回動角度が0°になると、第1カム凸部77と第1Aカム凹部81とが係合すると共に第2筐体12と第1筐体11とが互いに密着して重なり合った閉成状態となってその回転が停止する(図2及び図5参照。)。
このように、開成状態の電子機器10を閉じるときには、まず、第1回転トルクと第2回転トルクとのトルク差により第2シャフト4を支点に回転して、この回転がはじまると第1カムフォロア72及び第2カムフォロア74の両端部72b、74bが当接してその摺動が規制され、第1シャフト3を支点に回転することがないので、中間閉成状態までは、第2シャフト4を支点にした回転が行われる。次に、中間閉成状態からは第2A回転規制凸部97と第2B回転規制凸部98との当接により、第1シャフト3のみを支点に回転して、閉成状態に至る。従って、180〜76°の回動角度範囲では第2シャフト4のみを支点にした回転が行われ、76〜0°の回動角度範囲では第1シャフト3のみを支点にした回転が行われるので、常に所定の順序による回転動作で閉成動作が行われる。
したがって、本発明に係る2軸ヒンジ装置1及び電子機器10は、閉成状態の電子機器10を開く場合には、第1シャフト3のみを支点に第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転して中間開成状態に至り、この中間開成状態からは第2シャフト4のみを支点に第1筐体11に対して第2筐体12が回転して第1開成状態や第2開成状態に至り、かつ、これらの開成状態の電子機器10を閉じる場合には、最初第2シャフト4のみを支点に第1筐体11に対して第2筐体12が回転して中間閉成状態に至り、この中間閉成状態からは第1シャフト3のみを支点に第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転する所定の順序による回動動作で行われる。以上詳細に説明したように、部品点数が少ないコストダウンを図れる簡略化された構造とした上で、第1筐体11と第2筐体12の開閉操作を所定の開閉順序で行うことができることから、操作性の向上も図ることができるものである。また、コンプレッションスプリング75aを弾力が異なるものに変えることで、閉成状態、第1開成状態及び第2開成状態に保持する保持力の調整を行える。
なお、本発明の実施の形態では、第2筐体12を第1筐体11に対し、中間開成状態からさらに開く場合、第1シャフト3に対するヒンジケース2の開成方向への回転を第2回転規制手段92によって規制し、さらに、第2筐体12を第1筐体11に対して中間閉成角度から閉じる場合に、ヒンジケース2の閉成方向の回転を第1回転規制手段91によって規制したが、これに限定されず、例えば、第1回転トルクと第2回転トルクとのトルク差のみを用いることにより、及びスライド動作規制手段8によって第1シャフト3に対するヒンジケース2の開成方向への回転を規制するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、閉成状態の電子機器10を開く場合には、第1シャフト3を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転して中間開成状態に至り、この中間開成状態からは第2シャフト4を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12が回転して第1開成状態や第2開成状態に至り、かつ、開成状態の電子機器10を閉じる場合には、第2シャフト4を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12が回転して中間閉成状態に至り、この中間閉成状態からは第1シャフト3を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転するような一定の回動順序で回動動作を行うようにしたが、この回動順序に限定されるものではなく、他の回動順序で開閉を行ってもよい。例えば、閉成状態の電子機器10を開く場合には、最初、第2シャフト4を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12が回転して中間開成状態に至り、中間開成状態からは第1シャフト3を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転して開成状態に至り、かつ、開成状態の電子機器10を閉じる場合には、第1シャフト3を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12がヒンジケース2と共に回転して中間閉成状態に至り、この中間閉成状態からは第2シャフト4を支点にのみ第1筐体11に対して第2筐体12が回転するように構成してもよい。
本発明は以上詳細に説明したように、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、第1シャフトと第2シャフトとの間に第1筐体と第2筐体とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、第1シャフトと第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設け、この回転制御手段は、第1シャフトと第2シャフトに作用するカム機構と、前記第1シャフトと第2シャフトの回転角度を規制する回転規制手段とで構成したので、回動動作を一定の回動順序で行える上で簡単な構造で部品点数が少なくコストダウンを図れることから、電子機器の中でも特にPDAやノート型パソコン等に最適なものである。
本発明に係る2軸ヒンジ装置を備えた電子機器の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置を備えた電子機器の一例であって閉成状態を示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置を備えた電子機器の一例であって中間開成状態を示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置を備えた電子機器の一例であって第1開成状態を示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって閉成状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって閉成状態と中間開成状態の間の状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって中間開成状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって中間開成状態と第1開成状態との間の状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって第1開成状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転制御手段の一例であって第2開成状態を示す構成図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の一例であって閉成状態を示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の一例であって中間開成状態を示す斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る2軸ヒンジ装置の回転規制手段の一例を示す断面図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は中間開成状態を示す図、(c)は第2開成状態を示す図である。
符号の説明
1 2軸ヒンジ装置
2 ヒンジケース
3 第1シャフト
3b ケーブル挿通孔
4 第2シャフト
4b ケーブル挿通孔
5 回転制御手段
7 カム機構
8 スライド動作規制手段
9 回転規制手段
10 電子機器
11 第1筐体
12 第2筐体
17 ケーブル
18 ヒンジカバー
71 第1カム体
72 第1カムフォロア
73 第2カム体
74 第2カムフォロア
75a コンプレッションスプリング
77 第1カム凸部
79 第2カム凸部
81 第1Aカム凹部
82 第1Bカム凹部
83 第2Aカム凹部
84 第2Bカム凹部
85 第2Cカム凹部
91 第1回転規制手段
92 第2回転規制手段
93 第1回転規制体
94 第1A回転規制凸部
95 第1B回転規制凸部
96 第2回転規制体
97 第2A回転規制凸部
98 第2B回転規制凸部

Claims (12)

  1. 上面にキーボードのような操作部を設けた第1筐体と、下面に表示部を設けた第2筐体とを開閉可能に連結するものであって、ヒンジケースと、このヒンジケースに対して離間対向させて同一方向へ共に回転可能に設けられた前記第1筐体の端部へ固定した第1シャフト及び前記第2筐体の端部へ固定した第2シャフトとを備え、前記第1シャフトと前記第2シャフトとの間に前記第1筐体と前記第2筐体とをその重ね合わせた状態から相対的に開閉する際に、前記第1シャフトと前記第2シャフトが回転する順序を定めた回転制御手段を設け、この回転制御手段を、第1回転トルクと第2回転トルクを創出させるカム機構と、前記第1シャフトと前記第2シャフトの回転角度を規制する回転規制手段とで構成することにより、前記第1シャフトの軸回りに創出される前記第1回転トルクと前記第2シャフトの軸回りに創出される前記第2回転トルクとの間のトルク差を利用するように成したことを特徴とする、2軸ヒンジ装置。
  2. 前記カム機構は、前記ヒンジケース内にあって前記第1シャフトと前記第2シャフトにそれぞれ離間対向させて取り付けた第1カム体及び第2カム体と、同じく前記ヒンジケース内にあって前記第1カム体及び前記第2カム体にそれぞれ接して摺動可能にそれぞれの回転を制御する第1カムフォロア及び第2カムフォロアと、これらの第1カムフォロアと第2カムフォロアとの間に弾設した弾性手段とで構成したことを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ装置。
  3. 前記カム機構の前記第1カム体と前記第2カム体との外周には、それぞれ複数の凹部が設けられ、前記第1カムフォロアと前記第2カムフォロアには、前記各凹部と前記第1シャフトと前記第2シャフトの回転角度によって嵌入する凸部がそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ装置。
  4. 前記回転規制手段が、前記第1シャフト及び前記第2シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられていることを特徴とする、請求項2乃至のいずれか1項に記載の2軸ヒンジ装置。
  5. 前記回転規制手段は、前記第1シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられた第1回転規制手段と、前記第2シャフトと前記ヒンジケースとの間に設けられた第2回転規制手段とで構成されていることを特徴とする、請求項2乃至のいずれか1項に記載に2軸ヒンジ装置。
  6. 前記第1回転規制手段が、前記第1シャフトに取り付けられ第1A回転規制凸部を有する第1回転規制体と、前記第1A回転規制凸部と係合すると共にヒンジケースに設けられた第1B回転規制とで構成され、前記第2回転規制手段が、前記第2シャフトに取り付けられ第2A回転規制凸部を有する第2回転規制体と、前記第2A回転規制凸部と係合すると共にヒンジケースに設けられた第2B回転規制とで構成されていることを特徴とする、請求項に記載の2軸ヒンジ装置。
  7. 前記回転制御手段は、前記第2筐体が前記第1筐体に対し前記第1シャフトと前記第2シャフトとのいずれか一方のシャフトを支点にする回転動作中にカム機構の第1カムフォロワーと第2カムフォロワーのスライド動作を規制することによって、前記第1シャフトと前記第2シャフトとのいずれか他方のシャフトを支点にする回転動作を規制するスライド動作規制手段を備えたことを特徴とする、請求項2乃至のいずれか1項に記載の2軸ヒンジ装置。
  8. 前記第1シャフトと前記第2シャフトには、その軸方向にそれぞれケーブル挿通孔が設けられ、これらのケーブル挿通孔を介して挿通されるケーブルが前記第1筐体と前記第2筐体とが電気的に接続されることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の2軸ヒンジ装置。
  9. 前記ヒンジケースには、前記ケーブルと共に当該ヒンジケースを覆うカバーが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の2軸ヒンジ装置。
  10. 前記回転制御手段は、前記第1筐体と前記第2筐体を互いに重ね合わされた閉成状態から開く際に、まず、前記ヒンジケースが前記第2筐体と共に第1シャフトを支点に回転することによって開かれ、前記ヒンジケースが前記回転規制手段の前記第1回転規制手段によって回転を規制された後、前記第2筐体が前記第2シャフトと共に回転して開かれ、所定の回転角度まで回転したときに前記第2回転規制手段によってその回転が規制されるように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の2軸ヒンジ装置。
  11. 前記回転制御手段は、前記第1筐体と前記第2筐体をその使用角度以上の開成状態から閉じる際に、まず、第2筐体が前記第2シャフトと共に回転して閉じられ、しかる後に前記第2回転規制手段によってその回転が規制された後、前記ヒンジケースと共に前記第1シャフトを支点に閉じられるように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の2軸ヒンジ装置。
  12. 上面にキーボードのような操作部を設けた第1筐体と、下面に表示部を設けた第2筐体とからなり、前記請求項1乃至11のいずれか1項に記載の2軸ヒンジ装置を一対用いて前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結したことを特徴とする、電子機器。
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