JP6472258B2 - 炉内構造物の組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加圧水型原子炉の炉内構造物の組立方法に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に示すように、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)は、圧力容器を形成する原子炉容器の内部に、炉内構造物(内部構造)が配置される。炉内構造物は、下部炉心構造物と上部炉心構造物とを有する。下部炉心構造物は、原子炉容器の上部開口の部分から垂下支持される炉心槽の内部下方に下部炉心板が設けられ下端に下部炉心支持板が設けられている。下部炉心板は、燃料(燃料集合体)を複数支持する。下部炉心支持板は、炉心槽を支持すると共に、燃料集合体に対して中性子束検出器が装着されたシンブルチューブの挿抜を案内する炉内計装案内管を支持する。一方、上部炉心構造物は、上部炉心支持板の下方に炉心支持ロッドを介して上部炉心板が支持されている。この上部炉心構造物は、下部炉心構造物の内部に上方から挿入され、上部炉心支持板が炉心槽の上端に対して位置決め固定されると共に、上部炉心板が炉心槽の内部に位置決め支持される。上部炉心支持板は、燃料集合体に制御棒を挿抜する制御棒クラスタ案内管が複数固定される。上部炉心板は、燃料集合体の上部を押さえる。
特開平10−111379号公報
ところで、上述した加圧水型原子炉は、十分な安全性や信頼性を確保するために各種の構造物などを定期的に検査し、必要に応じて必要箇所を補修したり、炉内構造物を取り替えたりする。炉内構造物を取り替える場合、シンブルチューブを制御棒や燃料集合体に対して挿抜する精度を確保するため、下部炉心構造物の炉心槽や下部炉心支持板を位置合わせして組み立て、かつ上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置を調整する。しかし、炉内構造物は、外径が3m以上で高さが10m近くの大型のものであり、このような炉内構造物において下部炉心構造物の炉心槽、下部炉心支持板、下部炉心構造物の位置合わせを正確に行うことは容易ではない。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、炉内構造物の各位置合わせを正確に行うことのできる炉内構造物の組立方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の炉内構造物の組立方法は、炉心槽の下端に下部炉心支持板が固定されて原子炉容器内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板の下方に上部炉心板が支持されて前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、前記炉心槽の下方に取り付けられる下部炉心板を基準として各構成の位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、原子炉容器内に配置される炉内構造物を交換する場合などにおいて、炉内構造物を製作するにあたり、燃料集合体が設置される炉心を構成する下部炉心構造物および上部炉心構造物を有する炉内構造物の各構成を、炉心槽の下方に取り付けられて炉心の下板となる下部炉心板を基準として各構成の位置決めを行うことで、炉心槽や、炉心槽の下端に固定される下部炉心支持板や、炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物などの炉心をなす各構成の位置を正確に合わせることができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記炉心槽が上部炉心槽および下部炉心槽で構成されており、前記下部炉心槽に取り付けた前記下部炉心板と、前記上部炉心槽の上端の所定位置に架設されるアライメントブリッジとで前記下部炉心槽と前記上部炉心槽との水平方向の位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心槽および下部炉心槽で構成される炉心槽において、下部炉心槽に取り付けた下部炉心板と、上部炉心槽の上端の所定位置に架設されるアライメントブリッジとを用いて下部炉心槽と上部炉心槽との水平方向の位置合わせを行うことで、炉心槽の上下方向の芯を合わせることができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記アライメントブリッジは、前記下部炉心構造物の前記炉心槽の上端と前記上部炉心構造物の前記上部炉心支持板とを位置決めするためのピン孔を利用して前記上部炉心槽の上端の所定位置に架設される。
この炉内構造物の組立方法によれば、炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物の取付位置と、炉心槽との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記下部炉心支持板の所定位置に取り付けられる位置決め治具と前記炉心槽の前記下部炉心板の所定位置に取り付けられる位置決めピンとの間で前記下部炉心支持板と前記炉心槽との位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、下部炉心支持板側の位置決め治具と炉心槽の下部炉心板側の位置決めピンとを用いて下部炉心支持板と炉心槽との水平方向の位置合わせを行うことで、下部炉心支持板と炉心槽との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記上部炉心構造物の前記上部炉心板と前記下部炉心構造物の前記下部炉心板との間で前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせの際、前記上部炉心構造物の上部炉心支持板の切欠と前記下部炉心構造物の前記炉心槽の上端のピン孔とに係合するアライメント部を製作する。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせるときに、上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み合わせの基準となるアライメント部を製作することで、原子炉容器の内部における上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み立てを正確に行うことができる。
また、本発明の炉内構造物の組立方法では、前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせの際、前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部中程に設けたピンに係合するための前記上部炉心構造物の上部炉心板の切欠をなすキーを製作する。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせるときに、上部炉心構造物と下部炉心構造物とを組み合わせの基準となるキーを製作することで、原子炉容器の内部における上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み立てを正確に行うことができる。
本発明によれば、炉内構造物の各位置合わせを正確に行うことができる。
図1は、加圧水型原子炉の縦断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立図である。 図3は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立側面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立平面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の位置合わせ治具の側面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と下部炉心支持板との組立図である。 図7は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と下部炉心支持板との位置合わせ治具の側面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と上部炉心構造物との組立図である。 図9は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と上部炉心構造物との組立側面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における上部炉心構造物のアライメントピンの平面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る炉内構造物の組立方法における上部炉心構造物のキーの側面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
原子力発電プラントは、図示しないが、原子炉格納容器内に配置される原子炉および蒸気発生器と、蒸気タービン発電設備とを有している。本実施形態の原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電する加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。
原子炉は、燃料の核分裂により一次冷却水を加熱し、蒸気発生器は、この高温高圧の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換し、高圧の蒸気を生成する。蒸気タービン発電設備は、この蒸気により蒸気タービンを駆動することで発電を行う。一方、蒸気タービンを駆動した蒸気は、復水器で冷却されて復水となり、蒸気発生器に戻される。
図1は、加圧水型原子炉の縦断面図である。上述した原子力発電プラントの加圧水型原子炉において、図1に示すように、原子炉容器101は、圧力容器であって、その内部に燃料集合体120を含む炉内構造物が収容できるように、原子炉容器本体101aに対して原子炉容器蓋101bが複数のスタッドボルト121およびナット122により固定されている。原子炉容器本体101aは、原子炉容器蓋101bを取り外すことで上部が開口可能であり、下部が半球形状をなす下鏡101eにより閉塞された円筒形状をなす。
炉内構造物について、原子炉容器本体101aの入口側管台101cおよび出口側管台101dより上方に上部炉心支持板123が配置され、下方の下鏡101eの近傍に下部炉心支持板124が配置される。上部炉心支持板123および下部炉心支持板124は、円板形状で図示しない多数の連通孔が形成されている。そして、上部炉心支持板123は、複数の炉心支持ロッド125を介して下方に上部炉心板126が連結されている。上部炉心板126は、図示しない多数の連通孔が形成されている。なお、上部炉心支持板123、および上部炉心支持板123に対して炉心支持ロッド125を介して上部炉心板126が連結された構造物を上部炉心構造物という。
また、炉内構造物について、原子炉容器本体101aの内部に、その内壁面と所定の隙間をおいて円筒形状の炉心槽127が配置される。炉心槽127は、下端に下部炉心支持板124が固定される。また、炉心槽127は、その内部下方に下部炉心板128が設けられる。下部炉心板128は、円板形状で図示しない多数の連通孔が形成されており、複数の下部炉心支持柱129を介して下部炉心支持板124に支持される。なお、炉心槽127、および炉心槽127に対して設けられる下部炉心板128、並びに下部炉心支持板124を下部炉心構造物という。そして、この下部炉心構造物の炉心槽127は、上方から上部炉心構造物が挿入され、上端に上部炉心板126が連結される。下部炉心構造物の下部炉心支持板124は、原子炉容器本体101aに固定される。即ち、下部炉心構造物および上部炉心構造物は、下部炉心支持板124を介して原子炉容器本体101aに支持されることとなる。
また、炉内構造物について、上部炉心板126と炉心槽127と下部炉心板128とにより炉心130が形成される。炉心130は、多数の燃料集合体120が炉心槽127の内部に配置され、かつ下部炉心板128上に装荷される。また、炉心130は、内部に多数の制御棒135が配置される。この多数の制御棒135は、上端部がまとめられて制御棒クラスタ136となり、燃料集合体120内に挿入可能に設けられる。上部炉心支持板123は、多数の制御棒クラスタ案内管137が貫通して固定される。
原子炉容器101を構成する原子炉容器蓋101bには、磁気式ジャッキの制御棒駆動装置138が設けられる。制御棒駆動装置138は、原子炉容器蓋101bと一体をなすハウジング139内に収容される。そして、制御棒駆動装置138から下方に延出された制御棒クラスタ駆動軸140が、制御棒クラスタ案内管137内を通って燃料集合体120まで延出され、制御棒クラスタ136を把持可能に設けられる。
また、原子炉容器101は、上述した構成により、炉心130に対して、炉心槽127の内部であって、上部炉心板126の上方域に出口側管台101dに連通する上部プレナム142が形成される一方、炉心槽127の外部であって、下部炉心支持板124の下方域に下部プレナム143が形成される。そして、原子炉容器101の内壁と炉心槽127との間に入口側管台101cおよび下部プレナム143に連通するダウンカマー部144が形成される。
なお、原子炉容器本体101aは、下鏡101eを貫通する多数の計装管台145が設けられる。各計装管台145は、炉内側の上端部に炉内計装案内管146が連結される一方、炉外側の下端部にコンジットチューブ147が連結される。各炉内計装案内管146は、上端部が下部炉心支持板124に連結される。そして、中性子束を計測可能な中性子束検出器(図示略)が装着されたシンブルチューブ148が、コンジットチューブ147から計装管台145および炉内計装案内管146を通り、下部炉心板128を貫通して燃料集合体120まで挿入可能となる。また、各炉内計装案内管146は、振動を抑制するための上下の連接板150,151が取り付けられる。連接板150,151は、支持柱152を介して下部炉心支持板124に連結される。また、連接板150,151は、ショックアブソーバ153により支持される。ショックアブソーバ153は、下鏡101eの最も底に固定される底板154と下側の連接板151との間に配置される。
図2は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立図である。図3は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立側面図である。図4は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の組立平面図である。図5は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽の位置合わせ治具の側面図である。
下部炉心構造物である炉心槽127は、図2(a)に示すように上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとがそれぞれ製作され、これら上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを図2(b)に示すように溶接により接合して組み立てる。この組み立ての際、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの位置合わせを行う。
図2(a)に示すように、上部炉心槽127Aは、円筒形状の上端に上部炉心構造物の上部炉心支持板123が連結されるフランジ127Aaが形成されている。フランジ127Aaは、上部炉心支持板123の位置決めを行うためのアライメント部170におけるアライメントピン171(図10参照)が挿入されるピン孔127Aa1が形成されている。ピン孔127Aa1は、上部炉心槽127Aの円筒形状の径方向で対向するように90度ごとに4箇所に設けられている。また、上部炉心槽127Aは、開口された下端に開先部127Abが形成されている。また、上部炉心槽127Aは、その内部が上部プレナム142とされ、出口側管台101dに通じる出口ノズル127Acが形成されている。一方、下部炉心槽127Bは、円筒形状の開口された上端に開先部127Baが形成されている。そして、図2(b)に示すように、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bは、互いの開先部127Ab,127Baが溶接されて接合され炉心槽127として形成される。
上述したように、上部炉心構造物は、炉心槽127内に配置される各燃料集合体120に対して制御棒135を挿抜するための制御棒クラスタ案内管137が設けられる。また、下部炉心構造物を構成する下部炉心板128は、炉心槽127内に配置される各燃料集合体120が装荷される。従って、各燃料集合体120に対して制御棒135を挿抜する精度を確保するため、上部炉心構造物の上部炉心支持板123が連結されるフランジ127Aaを有する上部炉心槽127Aと、下部炉心板128が設けられる下部炉心槽127Bとは、精度良く位置決めする必要がある。
このため、本実施形態では、図3および図4に示すように、上部炉心槽127Aにおけるフランジ127Aaの径方向で対向する2つのピン孔127Aa1を所定位置としてダミーのアライメント部170を設置し、このダミーのアライメント部170を用いてフランジ127Aaにアライメントブリッジ161を架設する。アライメントブリッジ161は、光学測定器162が設けられると共に、当該光学測定器162の光軸Lが一致するターゲット163が設けられる。一方、下部炉心槽127Bにおける下部炉心板128は、光学測定器162の光軸Lに対応するターゲット164が設けられる。従って、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致(許容範囲内の誤差を含む)するように、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの位置合わせを行う。また、光学測定器162の光軸Lを各ターゲット163,164に一致させた後、図4に一点鎖線で示すように、フランジ127Aaの径方向で対向する他の2つのピン孔127Aa1を所定位置としてアライメントブリッジ161の位置を90度移動させ、同様に光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致(許容範囲内の誤差を含む)するように、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの位置合わせを行う。なお、アライメントブリッジ161は、作業者の足場となる作業床165が設けられている。
このような上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの位置合わせにおいて、本実施形態では、図5に示すように、位置合わせ治具166が用いられる。位置合わせ治具166は、移動治具166Aと計測治具166Bとを有する。
移動治具166Aは、下部炉心槽127B側(または上部炉心槽127A側)に仮溶接にて固定される第一支持部166Aaを有する。また、移動治具166Aは、上部炉心槽127A側(または下部炉心槽127B側)に仮溶接にて固定される第二支持部166Abを有する。第二支持部166Abは、第一支持部166Aaに対して上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bにおける周方向Gの両側に配置される。また、移動治具166Aは、第一支持部166Aaに対し、上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bにおける径方向Dに移動可能であって、上部炉心槽127A(または下部炉心槽127B)に当接可能な第一移動ボルト166Acが設けられる。また、移動治具166Aは、各第二支持部166Abに対し、上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bにおける周方向G(周方向Gの接線方向)に移動可能であって、第一支持部166Aaに当接可能な各第二移動ボルト166Adが設けられる。そして、この移動治具166Aが上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bの周方向Gに等間隔で4箇所(少なくとも3箇所)に配置される。
従って、各移動治具166Aの第一移動ボルト166Acを締めたり緩めたりして操作することで、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを径方向Dに相対移動させる。また、各移動治具166Aの第二移動ボルト166Adを締めたり緩めたりして操作することで、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを周方向Gに相対移動させる。このように、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを水平方向に相対移動させ、光学測定器162の光軸Lを各ターゲット163,164に一致させる。なお、各移動治具166Aは、光学測定器162の光軸Lがターゲット163,164にほぼ一致するように上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを相対的に配置した状態で取り付ける。また、各移動治具166Aは、所定位置である上部炉心槽127Aにおけるフランジ127Aaのピン孔127Aa1の直下の位置に取り付けられることが、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとを相対移動させ、光学測定器162の光軸Lを各ターゲット163,164に一致させやすいため好ましい。
計測治具166Bは、下部炉心槽127B側(または上部炉心槽127A側)に仮溶接にて固定される第三支持部166Baを有する。また、計測治具166Bは、第三支持部166Baに対し、第一ダイヤルゲージ166Bbおよび第二ダイヤルゲージ166Bcが固定される。第一ダイヤルゲージ166Bbは、上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bにおける径方向Dに測定子を向け、当該測定子が上部炉心槽127A(または下部炉心槽127B)に当接可能に配置される。また、第二ダイヤルゲージ166Bcは上部炉心槽127A(または下部炉心槽127B)に仮溶接により取り付けられた計測片166Bdに対し、上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bにおける周方向G(周方向Gの接線方向)に測定子を向け、当該測定子が計測片166Bdに当接可能に配置される。この計測治具166Bは、各移動治具166Aに対となり、各移動治具166Aの直近に配置される。
従って、計測治具166Bは、移動治具166Aによる上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの相対移動の操作に際し、当該相対移動量を計測する。即ち、光学測定器162の光軸Lにおける各ターゲット163,164に対するズレ量を、上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとの相対移動量で確認しながら修正し、光軸Lを各ターゲット163,164に一致させることができる。
図6は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と下部炉心支持板との組立図である。図7は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と下部炉心支持板との位置合わせ治具の側面図である。
下部炉心構造物は、上述したように上部炉心槽127Aと下部炉心槽127Bとが接合されて炉心槽127として形成された後、図6(a)および図6(b)に示すように、炉心槽127(下部炉心槽127B)の下端に下部炉心支持板124が溶接されて接合される。
上述したように、下部炉心構造物は、下部炉心板128が複数の下部炉心支持柱129を介して下部炉心支持板124に支持される。従って、下部炉心支持板124および下部炉心板128の各下部炉心支持柱129に対する取付位置を合わせるため、下部炉心支持板124と、下部炉心板128が設けられる下部炉心槽127Bとは、精度良く位置決めする必要がある。
このため、本実施形態では、図7に示すように、下部炉心支持板124の所定位置に対して上方に先端を向けて棒状の位置決め治具167が取り付けられる。一方、下部炉心板128の所定位置に対して下方に先端を向けて位置決めピン168が取り付けられる。そして、位置決め治具167に対してダイヤルゲージ169を、測定子が位置決めピン168に当接するように取り付ける。従って、ダイヤルゲージ169の測定値において、位置決め治具167と位置決めピン168との中心線Sが一致するように、炉心槽127と下部炉心支持板124との位置合わせを行う。
このような炉心槽127と下部炉心支持板124との位置合わせにおいて、本実施形態では、上述した位置合わせ治具166(図5参照)が用いられる。
即ち、各移動治具166Aの第一移動ボルト166Acを締めたり緩めたりして操作することで、炉心槽127と下部炉心支持板124とを径方向Dに相対移動させる。また、各移動治具166Aの第二移動ボルト166Adを締めたり緩めたりして操作することで、炉心槽127と下部炉心支持板124とを周方向Gに相対移動させる。このように、炉心槽127と下部炉心支持板124とを水平方向に相対移動させ、位置決め治具167と位置決めピン168との中心線Sを一致させる。なお、各移動治具166Aは、位置決め治具167と位置決めピン168との中心線Sがほぼ一致するように炉心槽127と下部炉心支持板124とを相対的に配置した状態で取り付ける。そして、計測治具166Bは、移動治具166Aによる炉心槽127と下部炉心支持板124との相対移動の操作に際し、当該相対移動量を計測する。即ち、位置決め治具167と位置決めピン168との中心線Sのズレ量がダイヤルゲージ169で計測され、このズレ量を炉心槽127と下部炉心支持板124との相対移動量で確認しながら修正し、中心線Sを一致させることができる。
図8は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と上部炉心構造物との組立図である。図9は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における炉心槽と上部炉心構造物との組立側面図である。図10は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における上部炉心構造物のアライメントピンの平面図である。図11は、本実施形態に係る炉内構造物の組立方法における上部炉心構造物のキーの側面図である。
図8(a)に示すように、上部炉心構造物は、下部炉心構造物を構成する炉心槽127に上方から挿入され、上部炉心板126が炉心槽127の内部に配置され、上部炉心支持板123が炉心槽127のフランジ127Aaに連結される。上部炉心支持板123は、フランジ127Aaに対する位置決めを行うためのアライメント部170における矩形状のブロック172に係合する切欠123aが形成されている。切欠123aは、上部炉心支持板123の円板形状の径方向で対向するように90度ごとに4箇所に設けられている。アライメント部170は、図9および図10に示すように、アライメントピン171がブロック172の上面および下面に突出して設けられている。また、上部炉心板126は、炉心槽127に対する位置決めを行うため、図9および図11に示すように、炉心槽127の内部の中程に設けられたピン173に係合する切欠をなすキー174が設けられる。キー174は、ピン173の左右両側を挟むように、上部炉心板126の切欠の対向面と下面とに沿うL字形状に形成され、上部炉心板126に溶接により接合される。そして、図8(b)に示すように、上部炉心構造物と下部炉心構造物は、上部炉心支持板123の切欠123aが炉心槽127に配置されたアライメント部170に係合し、かつ上部炉心板126に設けたキー174による切欠が炉心槽127に設けられピン173に係合することで、相互に位置決めされる。
上述したように、上部炉心構造物は、炉心槽127内に配置される各燃料集合体120に対して制御棒135を挿抜するための制御棒クラスタ案内管137が設けられる。また、下部炉心構造物を構成する下部炉心板128は、炉心槽127内に配置される各燃料集合体120が装荷される。従って、各燃料集合体120に対して制御棒135を挿抜する精度を確保するため、上部炉心構造物と、下部炉心構造物とは、精度良く位置決めする必要がある。また、上部炉心構造物は、燃料集合体120を炉心130に配置したり取り出したりする際に下部炉心構造物に対して着脱される。従って、上部炉心構造物と下部炉心構造物とを相互に位置決めするためのアライメント部170およびキー174は、精度良く製作する必要がある。
このため、本実施形態では、図9に示すように、上部炉心構造物は、上部炉心支持板123に光学測定器162が設けられると共に、上部炉心板126に光学測定器162の光軸Lが一致するターゲット163が設けられる。一方、下部炉心構造物は、炉心槽127の下部炉心板128に、光学測定器162の光軸Lに対応するターゲット164が設けられる。従って、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致(許容範囲内の誤差を含む)するように、上部炉心構造物の上部炉心板126と下部炉心構造物の下部炉心板128との位置合わせを行う。
このような上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置合わせにおいて、本実施形態では、図9に示すように、位置合わせ治具175が用いられる。位置合わせ治具175は、上部炉心構造物の上部炉心支持板123と下部炉心構造物のフランジ127Aaとの間に設けられる。位置合わせ治具175は、フランジ127Aaの上面に当接する第一部材175aと、上部炉心支持板123の外縁下面に当接する第二部材175bとを有し、これら第一部材175aと第二部材175bとが水平方向に移動可能に設けられている。そして、図示しないボルトが第一部材175aの外側から螺合されて第二部材175bに当接され、このボルトを締め緩め操作することで第一部材175aと第二部材175bとが水平方向に相対移動する。これにより、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致するように、上部炉心構造物と下部炉心構造物とが位置合わせされる。この位置合わせ治具175は、各アライメント部170の間に設けられ、周方向で複数箇所(例えば6箇所)に配置される。
そして、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致した状態で、図10に示すように、切欠123aとアライメント部(ダミー)170の両側との間隔W1を計測する。この間隔W1が設計した寸法となるようにアライメント部170を製作する。一方、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致した状態で、図11に示すように、ピン173の両側と各キー174との間隔W2を計測する。この間隔W2が設計した寸法となるようにキー174を製作する。
その後、作成したアライメント部170およびキー174を上部炉心構造物に仮組みし、光学測定器162の光軸Lが各ターゲット163,164に一致するように、上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置合わせを再度行い、間隔W1,W2を確認する。間隔W1,W2が設計した寸法(許容範囲内の誤差を含む)であることが確認されれば、キー174を上部炉心構造物に溶接して接合し、アライメント部170を下部炉心構造物に仮組する。なお、アライメント部170は、上部炉心構造物および下部炉心構造物を原子炉容器101に設置する際、下部炉心構造物に溶接して接合する。
このように本実施形態の炉内構造物の組立方法は、炉心槽127の下端に下部炉心支持板124が固定されて原子炉容器101内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板123の下方に上部炉心板126が支持されて下部炉心構造物の炉心槽127の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、炉心槽127の下方に取り付けられる下部炉心板128を基準として炉心130をなす各構成の位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、原子炉容器101内に配置される炉内構造物を交換する場合などにおいて、炉内構造物を製作するにあたり、燃料集合体120が設置される炉心130を構成する下部炉心構造物および上部炉心構造物を有する炉内構造物の各構成を、炉心槽127の下方に取り付けられて炉心130の下板となる下部炉心板128を基準として各構成の位置決めを行うことで、当該下部炉心板128が設けられる炉心槽127や、炉心槽127の下端に固定される下部炉心支持板124や、炉心槽127の内部上方に挿入される上部炉心構造物などの位置を正確に合わせることができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、炉心槽127が上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bで構成されており、下部炉心槽127Bに取り付けた下部炉心板128と、上部炉心槽127Aの上端の所定位置に架設されるアライメントブリッジ161とで下部炉心槽127Bと上部炉心槽127Aとの水平方向の位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心槽127Aおよび下部炉心槽127Bで構成される炉心槽127において、下部炉心槽127Bに取り付けた下部炉心板128と、上部炉心槽127Aの上端の所定位置に架設されるアライメントブリッジ161とを用いて下部炉心槽127Bと上部炉心槽127Aとの水平方向の位置合わせを行うことで、炉心槽127の上下方向の芯を合わせることができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、アライメントブリッジ161は、下部炉心構造物の炉心槽127の上端と上部炉心構造物の上部炉心支持板123とを位置決めするためのピン孔127Aa1を利用して上部炉心槽127Aの上端の所定位置に架設される。
この炉内構造物の組立方法によれば、炉心槽127の内部上方に挿入される上部炉心構造物の取付位置と、炉心槽127との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、下部炉心支持板124の所定位置に取り付けられる位置決め治具167と炉心槽127の下部炉心板128の所定位置に取り付けられる位置決めピン168との間で下部炉心支持板124と炉心槽127との位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、下部炉心支持板124側の位置決め治具167と炉心槽127の下部炉心板128側の位置決めピン168とを用いて下部炉心支持板124と炉心槽127との水平方向の位置合わせを行うことで、下部炉心支持板124と炉心槽127との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、上部炉心構造物の上部炉心板126と下部炉心構造物の下部炉心板128との間で上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置合わせを行う。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせることができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置合わせの際、上部炉心構造物の上部炉心支持板123の切欠123aと下部炉心構造物の炉心槽127の上端のピン孔127Aa1とに係合するアライメント部170を製作する。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせるときに、上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み合わせの基準となるアライメント部170を製作することで、原子炉容器101の内部における上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み立てを正確に行うことができる。
また、本実施形態の炉内構造物の組立方法では、上部炉心構造物と下部炉心構造物との位置合わせの際、下部炉心構造物の炉心槽127の内部中程に設けたピン173に係合するための上部炉心構造物の上部炉心板126の切欠をなすキー174を製作する。
この炉内構造物の組立方法によれば、上部炉心構造物と下部炉心構造物との上下方向の芯を合わせるときに、上部炉心構造物と下部炉心構造物とを組み合わせの基準となるキー174を製作することで、原子炉容器101の内部における上部炉心構造物と下部炉心構造物との組み立てを正確に行うことができる。
101 原子炉容器
123 上部炉心支持板
123a 切欠
124 下部炉心支持板
126 上部炉心板
127 炉心槽
127A 上部炉心槽
127Aa フランジ
127Aa1 ピン孔
127B 下部炉心槽
128 下部炉心板
130 炉心
161 アライメントブリッジ
166 位置合わせ治具
167 位置決め治具
168 位置決めピン
170 アライメント部
173 ピン
174 キー

Claims (7)

  1. 炉心槽の下端に下部炉心支持板が固定されて原子炉容器内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板の下方に上部炉心板が支持されて前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、
    前記炉心槽が上部炉心槽および下部炉心槽で構成されており、
    前記下部炉心槽に取り付けた下部炉心板を基準として、当該下部炉心板と前記上部炉心槽の上端の所定位置に架設されるアライメントブリッジとで前記下部炉心槽と前記上部炉心槽との水平方向の位置合わせを行うことを特徴とする炉内構造物の組立方法。
  2. 前記アライメントブリッジは、前記下部炉心構造物の前記炉心槽の上端と前記上部炉心構造物の前記上部炉心支持板とを位置決めするためのピン孔を利用して前記上部炉心槽の上端の所定位置に架設されることを特徴とする請求項に記載の炉内構造物の組立方法。
  3. 前記上部炉心構造物の前記上部炉心板と前記下部炉心構造物の前記下部炉心板との間で前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の炉内構造物の組立方法。
  4. 炉心槽の下端に下部炉心支持板が固定されて原子炉容器内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板の下方に上部炉心板が支持されて前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、
    前記炉心槽の下方に取り付けられる下部炉心板を基準として、前記下部炉心支持板の所定位置に取り付けられる位置決め治具と前記炉心槽の前記下部炉心板の所定位置に取り付けられる位置決めピンとの間で前記下部炉心支持板と前記炉心槽との位置合わせを行うことを特徴とする炉内構造物の組立方法。
  5. 前記上部炉心構造物の前記上部炉心板と前記下部炉心構造物の前記下部炉心板との間で前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせを行うことを特徴とする請求項に記載の炉内構造物の組立方法。
  6. 炉心槽の下端に下部炉心支持板が固定されて原子炉容器内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板の下方に上部炉心板が支持されて前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、
    前記炉心槽の下方に取り付けられる下部炉心板を基準として、前記上部炉心構造物の前記上部炉心板と前記下部炉心構造物の前記下部炉心板との間で前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせを行う際、前記上部炉心構造物の上部炉心支持板の切欠と前記下部炉心構造物の前記炉心槽の上端のピン孔とに係合するアライメント部を製作することを特徴とする炉内構造物の組立方法。
  7. 炉心槽の下端に下部炉心支持板が固定されて原子炉容器内に配置される下部炉心構造物と、上部炉心支持板の下方に上部炉心板が支持されて前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部上方に挿入される上部炉心構造物と、を含む炉内構造物の組立方法において、
    前記炉心槽の下方に取り付けられる下部炉心板を基準として、前記上部炉心構造物の前記上部炉心板と前記下部炉心構造物の前記下部炉心板との間で前記上部炉心構造物と前記下部炉心構造物との位置合わせを行う際、前記下部炉心構造物の前記炉心槽の内部中程に設けたピンに係合するための前記上部炉心構造物の上部炉心板の切欠をなすキーを製作することを特徴とする炉内構造物の組立方法。
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