JP3036688B2 - 下部炉内構造物アセンブリの交換方法及び炉心槽の位置整列装置 - Google Patents

下部炉内構造物アセンブリの交換方法及び炉心槽の位置整列装置

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JP3036688B2
JP3036688B2 JP9204242A JP20424297A JP3036688B2 JP 3036688 B2 JP3036688 B2 JP 3036688B2 JP 9204242 A JP9204242 A JP 9204242A JP 20424297 A JP20424297 A JP 20424297A JP 3036688 B2 JP3036688 B2 JP 3036688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉に関し、特
に、原子炉の下部炉内構造物のような内部構成要素を交
換するための装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉においては、内部構成要素は、典
型的に、上部炉内構造物と下部炉内構造物とから構成さ
れる。上部炉内構造物は、制御棒案内管組立体と、支持
柱と、閉鎖頭部を貫通し原子炉容器内に延びる計装用の
導管と、上部炉心板と称する燃料集合体位置整列用構造
とを含む。一方、下部炉内構造物は、炉心槽と称する炉
心支持構造と、原子炉容器の底部から該原子炉容器内に
延びる計装用導管とを備えている。長年の使用後には、
原子炉内部構造の一部、特に、炉心に近接している下部
炉内構造物を交換するのが望ましい状況がしばしば生ず
る。このような交換は、原子炉の運転中に生じた振動、
放射線及び熱応力に曝された構成要素を新しい構成要素
と取り替えることにより原子炉の寿命を更に長くする可
能性があるばかりではなく、工場で原子炉を最初に組み
立てた後に開発され品質が向上した設備を導入すること
をも可能にする。例えば、より多くの高速中性子が炉心
内に反射し戻されるように炉心バッフル領域に改善され
た遮蔽構造を採用することによって、燃料効率を高める
ことができるばかりではなく、原子炉容器の寿命を増加
することができる。従来では、下部炉内構造物を交換す
ることによる利点にも拘わらず、燃料交換のための運転
停止中このような交換は実際的でないと考えられてい
た。その理由は、原子炉の適正な運転を確保するために
は、現存の上部炉内構造物及び圧力容器に対し、新しい
下部炉内構造物を正確に整列しなければならないからで
あった。従来行われていた試みでは、このように正確な
位置整列もしくは位置合せには、新しい下部炉内構造物
を、現存の上部炉内構造物及び圧力容器に対し整合する
ために現場で広範な作業が要求される。この現場での作
業の結果として、(i)原子炉の運転停止時間は、燃料
交換作業と関連する時間を越えて許容し得ない程に増加
するばかりではなく、(ii)保守作業員が放射線を過度
に被曝する可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、比較的短時間
で且つ作業員の放射線被曝を最小限度に留どめて原子炉
内の下部炉内構造物の交換を、現存のものに対する新し
い構成要素の正確な位置整列を保証しつつ交換を可能に
する装置及び方法が望まれている。
【0004】本発明の目的は、原子炉における下部炉内
構造物を交換するための装置及び方法を提供することに
ある。
【0005】本発明の更なる目的は、原子炉の運転停止
時間及び(又は)作業員の放射線被曝量を過度に増大す
ることなく、現存の圧力容器及び上部炉内構造物に新し
い下部炉内構造物を適切に位置整列もしくは位置合わせ
する方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的及び他の目的
は、原子炉圧力容器内の既に使用されている下部炉内構
造物アセンブリを、交換用下部炉内構造物アセンブリと
交換する方法において、第1の位置整列手段が形成され
るべき位置において、上記交換用下部炉内構造物アセン
ブリと上記圧力容器との位置整列を遠隔的に測定するス
テップと、上記遠隔的な位置整列の測定に基づいて上記
圧力容器と上記交換用下部炉内構造物アセンブリとの所
定の位置整列が達成されるように上記第1の位置整列手
段を形成するステップとを含む方法により達成される。
交換用下部炉内構造物アセンブリの位置整列を遠隔的に
測定もしくは決定する第1のステップは、実際の下部炉
内構造物アセンブリを用いて行っても良いし、或いは等
価的な実施として、シミュレートした下部炉内構造物ア
センブリを用いて行うこともできる。
【0007】好適な実施の形態において、上述及び他の
目的は、(i)圧力容器と、(ii)燃料集合体を収容し
ている炉心と、(iii)制御棒駆動軸と、(iv)上記制御
棒駆動軸を支持するようになっている上部炉内構造物ア
センブリと、(v)圧力容器により囲まれるようになっ
て上記炉心を支持する下部炉内構造物アセンブリとを有
する原子炉において達成される。ここで、上部炉内構造
物アセンブリは、各燃料集合体毎に2本のアラインメン
トピンが、燃料集合体を上部炉内構造物に対して位置整
列する、即ち、位置合せするために配設されている上部
炉心板を含む。下部炉内構造物アセンブリは、2つの位
置整列装置を具備する炉心槽から構成される。第1の位
置整列装置は、それぞれ、下部炉内構造物を圧力容器に
対して位置整列するために、該圧力容器内に形成されて
いるキー溝に係合するようなっている支持キーを含む。
圧力容器に対する下部炉内構造物の適切な位置整列は、
下部炉内構造物を圧力容器内に適正に配置した後に、半
径方向支持キーとキー溝の側面との間の隙間を所定の大
きさに設定することにより達成される。第2の位置整列
装置は、下部炉内構造物を上部炉内構造物に対して位置
整列するために、それぞれ上部炉心板に形成されている
切欠きに係合するようになっているアラインメントピン
を含む。上部炉内構造物に対する下部炉内構造物の適切
な位置整列は、上部炉心板を下部炉心板の上方に且つ炉
心槽のキャビティに対し適切に配置した後に、アライン
メントピンと上部炉心板に形成されている切欠きの側部
との間の隙間を所定の大きさに設定することにより実現
される。
【0008】現存の下部炉内構造物と、適切に位置整列
された新しい下部炉内構造物との交換は、現存の圧力容
器のキー溝及び現存の上部炉心板の切欠きにそれぞれ適
合するように、新しい下部炉内構造物における半径方向
支持キー及びアラインメントピンの位置及び大きさを整
合することにより達成される。半径方向支持キーは、所
定の位置整列を実現するのに要求される新下部炉内構造
物上のキーの中心線の位置を求めるための遠隔手段を用
いることにより整合される。これは、伸縮可能なプラン
ジャを有する第1のゲージを支持キーの箇所で新下部炉
内構造物に取り付けて、新下部炉内構造物を容器内に設
置することにより達成される。この場合、次いで、プラ
ンジャの先端をキー溝の側部に接触するまで伸長し、そ
の伸長した距離を用いて、キー中心線からキー溝までの
所要の距離を求める。機械的或いは電子的手段によって
行われるこの測定は、一旦新下部炉内構造物を取り出し
て行うことができる。次いで、新下部炉内構造物用のキ
ーを、上記位置整列が達成されるように整合研削する。
【0009】現存の上部炉内構造物に対する新下部炉内
構造物の位置整列は、各ピンと上部炉心板に設けられて
いる切欠きの側部との間に所望の隙間が得られるように
炉心槽の側部にアラインメントピン用の孔を設けること
により行う。これは、伸縮可能なプランジャを有する第
2のゲージを現存の上部炉心板の下側面に設置し、切欠
き近傍の燃料集合体用のアラインメントピンの内の2個
のピンを用いて上記第2のゲージを位置決めすることに
より達成される。切欠きを埋めるようにプランジャを伸
長してその位置に固定し、新しい下部炉内構造物に取り
付けた場合に、投射により上部炉心板のアラインメント
ピンの中心線となる開口の中心線を設定する。このゲー
ジの別の特徴として、燃料集合体アラインメントピンに
対し正確に位置付けられ、そして上部炉心板における切
欠きの極く近傍の炉心槽キャビティの周辺もしくは境界
を表すフェンス状配列でゲージ板の下方に突出する付加
的なピンが設けられる。このゲージは、上部炉心板上の
4つの切欠き位置のそれぞれに位置決めして取り付けら
れ、この位置は、0°、90°、180°及び270°
位置として識別される。ゲージ板上に、穿孔による孔、
罫書き線或いは他の適当な方法によって切欠きの中心を
生成したならば、これら4つのゲージを新しい原子炉内
部構造が製造されている工場に送る。そこで、ゲージ
を、旧上部炉心板上におけると同様に、正確に配置され
たダミー燃料集合体用のアラインメントピン上方でダミ
ー上部炉心板に取り付ける。このようにして、ゲージが
取り付けられたダミー炉心板を、次いで新しい下部炉心
槽内の適切な高さ位置に位置決めし、炉心バッフル構造
の頂部に支持する。次いで、バッフルキャビティ開口及
び下部炉心板に対し最適な位置が達成されるまでダミー
炉心板を回動し移動する。実際の炉心板上の切欠き中心
を表すゲージ上のマーク(孔、切欠き或いは罫書き線)
を下部炉心槽に転写する。このようにして、上部炉心板
のアラインメントピンのための孔を穿孔するための正確
な位置が求められる。
【0010】新しい炉心槽において上部炉心板のアライ
ンメントピンの軸方向中心線を設定するに当たっては、
最善の方法として、最初に、理論的に正しい中心線位置
で炉心槽に孔を設ける。(この孔は、アラインメントピ
ンが装着される最終的な孔の大きさと比較して寸法が小
さくても良い)。この孔を介して半径方向に作業するこ
とにより、ダミー炉心板のアラインメントピン用の切欠
きの中心線が表示される。次いで寸法が小さい孔の中心
線を一致するように変換し、最終的な寸法で、この新規
に設定された中心に孔を研削する。この作業は、4個の
上部炉心板アラインメントピン位置のそれぞれで繰り返
し行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、原子力発電プラントで
用いることができるような原子炉が示してある。該原子
炉は、頂部がほぼ半球状の蓋体2によって密封されたほ
ぼ円筒状の圧力容器1を有する。該圧力容器1内には炉
心71が配置されている。該炉心71は、矩形の燃料集
合体14の配列から構成されている。図1には、図示を
簡略にするために、4個の燃料集合体14しか示されて
いないが、実際には、燃料集合体の数は、図2に示した
配列から想像できるように非常に大きな数である。炉心
槽5も、圧力容器1内に配置されていて、炉心71を囲
んでいる。炉心槽5は、ほぼ半球状の底部11と、炉心
71の近傍で円筒状部分72を取り囲む熱遮蔽体6と、
燃料集合体14が載置される下部炉心板9と、ディフュ
ーザ板10と、燃料集合体14を取り囲み、フォーマー
70を介して円筒状部分72に固定されているバッフル
17とから構成されている。ここで、図1に示した炉心
は、本発明を実際上適用することが可能な原子炉の典型
的な例であるが、本発明は、例えば、幾つかの最近の原
子炉におけるように、底部11が扁平状に鍛造されてお
り、円筒状の熱遮蔽体6の代わりに中性子の漏洩が大き
な箇所で炉心槽に直接ボルト固定された一連のパッドが
用いられ、バッフル17及びフォーマー70の代わりに
一体的な炉心反射部を用いることができるような、図1
に示したものとは若干異なった構造を有する原子炉にも
同様に適用可能であることは明らかである。
【0012】図1に示してあるように、複数個の計装シ
ンブルガイド13が圧力容器1の底部を貫通し且つ炉心
槽5の底部11を貫通して炉心71内に延びている。ま
た、支持柱60に固定されている板12を含むエネルギ
吸収体85が炉心槽5の底部11に固定されている。エ
ネルギ吸収体85の役割は、炉心槽の上部フランジが損
傷し、炉心槽5が圧力容器1の底部に落下した場合の衝
撃荷重の一部を吸収することにある。
【0013】上に述べた圧力容器1内の諸構成要素は一
般に、「下部炉内構造物」アセンブリと呼称されてい
る。これに対し、「上部炉内構造物」アセンブリは、上
部炉心板8、制御棒支持板56、支柱4(図1には、図
示を簡略にするために2本の支柱4だけを示すに留め
た)及び各制御棒駆動軸3用の制御棒案内管52と、板
8及び56間に延在する計装シンブルガイド(図示せ
ず)とから構成されている。図1には、図示を簡略にす
る意図から2本の制御棒駆動軸3しか示していないが、
実際には、図2に暗示してあるように、制御棒の数は非
常に大きな数である。また、計装シンブルガイドの図示
も省略してある。
【0014】運転中、冷却材は入口ノズル15に流入す
る。図1には、1つの入口ノズル15を示すに留めた
が、該入口ノズル15は、圧力容器1の円周に亙って分
散し配設されているものである。入口ノズル15に流入
した冷却材は、炉心槽5と圧力容器1との間の環状通路
を下方向に流れる。冷却材は次いで、炉心槽5の底部1
1に形成されている孔(図示せず)を介して炉心槽5内
に流入し、炉心71を上向きに流れて熱を吸収する。次
いで、冷却材は孔74を介して炉心から流出する。該孔
74は上部炉心板8に形成されているが、図2には2つ
の孔74を示すに留めた。炉心板8から、冷却材は排出
口73を経て炉心槽5から排出される。該排出口73
は、図1には1つだけを示すに留めたが、炉心槽の円周
に沿って分散し配設されている。炉心槽5から流出した
冷却材は、次いで、出口ノズル16を介して原子炉から
流出する。該出口ノズル16も圧力容器1の円周に沿い
分散し配設されており且つ炉心槽の排出口73と整列し
ている。
【0015】原子炉が適切に機能するためには、所定の
正確な配列もしくはアラインメントを圧力容器1、上部
炉内構造物及び下部炉内構造物間に維持しなければなら
ない。垂直方向における整列、即ち原子炉の縦軸線に沿
う整列は、容器フランジ57で実現される。図1及び図
12で示してあるように、炉心槽5の頂部に形成された
フランジ58は、圧力容器のフランジ57に形成されて
いる支持面上に載置され、それにより、炉心槽は圧力容
器に対して垂直方向に整列される。上部炉内構造物は、
制御棒支持板56に形成されているフランジ59により
下部炉内構造物及び圧力容器1に対し垂直方向に整列さ
れる。図1及び図12に示してあるように、フランジ5
9は、炉心槽のフランジ58上に載置された押えばね7
7上に載る。
【0016】図1及び図12に示すように、圧力容器、
上部炉内構造物及び下部炉内構造物間の水平方向におけ
る整列、即ち原子炉の縦軸線に対し垂直な面に沿う整列
は、炉心槽5の頂部で設定される。この整列は、ねじ7
8により炉心槽のフランジ58に固定され且つそれぞれ
制御棒支持板のフランジ59及び圧力容器のフランジ5
7に形成されている切欠き75及び76内に延びる蓋体
/圧力容器アラインメントピン50によって実現され
る。この整列は、組立時にピン50と切欠き75及び7
6間の隙間を測定することによりチェックされる。典型
的には、ピン50と切欠き75の間の隙間は、約0.4
1cm(0.016in)で、ピン50と切欠き76と
の間の隙間は約0.081cm(0.032in)とすべ
きである。原子炉の縦軸線に垂直な平面に沿い各方向に
おいて適切な整列が達成されるように、炉心槽のフラン
ジ58の円周に沿い4本のピン50が配置されている。
【0017】炉心槽5も、図8に示すように、半径方向
支持キー32により底部11において圧力容器1に対し
整列される。キー溝35が形成されている特別に研削さ
れた挿入部材36が、圧力容器1の内面から半径方向に
突出しているボス38に形成されたスロット内に配置さ
れている。炉心槽の底部11の外面から半径方向に突出
するボス37に形成された取付けパッド39に固定され
ているキー32が、キー溝35と係合し、それによって
炉心槽5を圧力容器1に対し整列する。
【0018】炉心槽5の正しい整列は、組立初期におい
て、圧力容器1内の炉心槽5を、蓋体/圧力容器アライ
ンメントピン50を圧力容器のフランジ57に形成され
ている切欠き76に適正に係合した場合に、炉心槽に設
けられている排出口73と圧力容器の出口ノズル16と
の間の半径方向のギャップが原子炉の円周に沿って等し
くなるように、位置決めすることにより達成される。こ
の整列は、キー32の側面61、62とキー溝35の側
面63、64との間に適切な隙間が得られるように各挿
入部材36を各原子炉毎に特別に研削することにより設
定される。典型的には、上記隙間は、0.038cm
(0.015in)とすべきである。原子炉の縦軸線に
垂直な平面上の全ての方向において、適切な整列を確保
すべく、炉心槽5及び圧力容器1の円周に沿い上述のよ
うなキー及びキー溝が6個形成されている。しかし、こ
のようなキー及びキー溝が4個設けられているプラント
もある。なお、各キー32の基部は、ねじ33により取
付けパッド39に固定されており、その位置は、ドエル
34により正確に維持されることを注記しておく。
【0019】下部炉内構造物に対する上部炉内構造物の
適切な整列は、図1及び図2に示すように、炉心槽5の
円周に沿って配設された4個の上部炉心板アラインメン
トピン18により実現される。図3に示すように、各ピ
ン18は、炉心槽に形成されている孔79を貫通して、
上部炉心板8の周辺部に形成されている切欠き19内に
延びる。各切欠き19には、各原子炉固有に研削された
インサート20が、切欠き19の側部とピン18との間
に小さな隙間を得ることができるように取り付けられて
いる。典型的には、この隙間は、組立時に約0.015
cm(0.006in)とすべきである。
【0020】燃料集合体14は、図1及び図2に示すよ
うに、上部炉心板8に配設されたアラインメントピン7
により上部炉内構造物に整列される。各燃料集合体14
に対し2個のピン7が用いられる。各ピン7は、図3に
示すように、上部炉心板8に形成されている孔26を介
して燃料集合体内部に延びている。本発明によれば、下
部炉内構造物を交換し上述のような整列を達成するため
に、原子炉を運転停止し保守作業員が放射能に被曝する
時間は、以下に述べる方法及び装置を用いることにより
最小にすることができる。
【0021】図14のステップ88〜91に示してある
ように、図13に示した原子炉キャビティ54は、圧力
容器1から上部及び下部炉内構造物を取り外す前に注水
される。半径方向支持キーの代わりに、取付けパッド
に取り付けられている半径方向の支持キーゲージ40
を用いて新しい炉心槽5を圧力容器1内に設置すること
により半径方向支持キー32の箇所で新しい炉心槽5を
圧力容器1に対して整列する。ゲージ40を用いること
により圧力容器1に対する新しい炉心槽5の整列は遠隔
的に求められる。即ち、保守作業員が、キー/キー溝領
域に物理的に接近する必要なく求められる。このように
して求められた情報に基づき、次のステップで、適切な
整列を実現するため、即ち、キーとキー溝35との間に
既述の隙間を得るため要求される、炉心槽に対する半径
方向支持キー32の半径方向に延びる部分51の位置が
求められる。その場合、新しい半径方向支持キー32
は、その半径方向に延びる部分51が、キーを炉心槽に
ドエル固定した場合に適切な位置となるように改変す
る。
【0022】このようにして、ステップ92において
は、図9に示すように、6個の半径方向支持キー取付け
パッド39の各々に半径方向支持キーゲージ40が取り
付けられるようにして新しい炉心槽5を圧力容器内に下
降する。ゲージ40の基部80に形成されている孔内に
延びるドエル34は、該ゲージを正確に取付けパッド
に位置決めする働きをする。図11を参照するに、6
個の線形電圧作動変圧器(以下、LVDTとも称する)
41が、ゲージ40の側部に設けられている孔42内に
取り付けられる。なお、図11には、6個のうち2個の
変圧器を示すに留めた。LVDT41のリード線は、ゲ
ージを貫通する垂直の孔44を介し該ゲージから引き出
される。
【0023】炉心槽5を圧力容器1内に下降する際に、
各LVDT41に印加される電圧は、該LVDTのプラ
ンジャ43の先端がゲージ40の面67、68と同面関
係になる退縮位置を保つように維持される。図8と図9
を比較すれば判るように、ゲージ40の半径方向に延び
る部分の厚さは、ゲージが容易にキー溝35内に嵌入す
るように、半径方向支持キー32の厚さよりも小さく設
定されている。炉心槽のフランジ58が圧力容器のフラ
ンジ57に着座し、炉心槽5を圧力容器1に対して適正
に整列した後に、各LVDT41に印加される電圧を、
プランジャがキー溝35の側部63、64と接触するま
で増加する。その場合、プランジャの伸縮動作は、他の
目的で用いられている図10に示すような水中テレビジ
ョンカメラ49により遠隔的に観察することができ、そ
れにより、プランジャが正しくキー溝の側部63、64
に接触することが確保される。
【0024】LVDT41に供給される電圧の変化を測
定することにより、LVDTのプランジャが移動した距
離、従って、ゲージ40の各面67、68からキー溝3
5の各側部63、64までの距離を求めることができ
る。このようにして求められた距離と慣用の仕方で測定
されるゲージ40の半径方向に延びる部分の厚さとの組
み合わせにより、キー溝35の幅及び該キー溝の中心線
66からボス37に形成されているドエル孔81までの
距離、即ち、図8及び図9に示す寸法Eを求めることが
できる。
【0025】上述のようにして得られたデータを用い
て、新しい下部炉内構造物を、図14のステップ102
に示すように、現場において当該原子炉構造に適合する
ように改変することができる。このような改変は、6個
の新しい半径方向支持キー32の各々が各キー溝35と
特別に係合するように該6個の新しい半径方向支持キー
を修正することにより達成される。この改変方法は、キ
ーを、(i)該キーの半径方向に延びる部分の厚さが、
キーとキー溝の側部との間の既述の約0.038cm
(0.015in)の隙間を得ることができ、(ii)キー
の半径方向に延びる部分の中心線からのキーの基部に形
成されて該キーを位置決めするのに用いられるドエル孔
69までの距離を、図8に示すように、キーの中心線と
キー溝の中心線66とが一致するように、個別にキーを
機械加工して実現する。
【0026】上述の手順は、キー/キー溝整列装置と関
連して述べたが、本発明は、同様に他の整列装置、例え
ば、圧力容器1の内径部に形成されたハブと係合する炉
心槽5の周辺部に分散して設けられた半径方向の接触パ
ッドのような他の整列装置との使用にも同様に適してい
ることは明らかである。また、ゲージ40からキー溝3
5の側部までの距離を遠隔的に測定する好適な実施形態
として、LVDT41を用いることを前提としていた
が、この測定は、例えば、ねじ山で機械的に伸長され、
止めねじにより所定位置に固定されるピンのような機械
的手段を用い、炉心槽5を圧力容器1から取り外した後
に上記ピンの長さを測定できるような機械的手段を用い
て行うことも可能であろう。
【0027】図15〜図17は、新しい下部炉内構造物
をゲージとして使用せず、交換用内部構造物上の重要な
特徴をシミュレートするゲージを用いて圧力容器内で重
要な測定を行うためのプロセスの一実施形態を示す。本
発明のこの特徴は、下部炉内構造物の交換に対する大き
な可能性を開くものである。
【0028】(1) 候補容器の測定(ゲージングとも
称する)は、下部炉内構造物を圧力容器から除去して貯
蔵スタンド内に設置して行われる計画された使用中の点
検時におけるようなプラントの運転停止中に行うことが
できる。下部炉内構造物を貯蔵スタンドに設置した状態
で、炉心槽のフランジ着座面と、エネルギ吸収体(図1
の参照数字12で示してある)の底部との間隔も、慣用
の方法を用いて測定することができる。交換用内部構造
は、プラントが運転を継続している間に完全に製作する
ことができる。交換がスケジュール上予定されている場
合には、新しい下部炉内構造物が何時でも設置可能な状
態にあるので、運転停止時間が相当に節減される。
【0029】(2) 下部の半径方向支持キーを装備す
れば完成する新しい下部炉内構造物が幾つかは(恐らく
はプラント建設の取り消しから)既に存在する可能性が
ある。その場合には、シミュレートした下部炉内構造物
ゲージを用いて測定された圧力容器寸法を用いて、圧力
容器内に所望のように装着することができるように、下
部の半径方向支持キー、エネルギ吸収体及び炉心槽の排
出口を変更することができる。この場合にも、全ての変
更を完了した交換用下部炉内構造物がプラントの現場に
到着していれば、プラントの運転停止時間を低減するこ
とが可能である。
【0030】図15は、2つの出口ノズル15及び16
(1つの出口ノズル15及び1つの入口ノズル16で表
わされている)並びにボス38である4つの下部半径方
支持部を有する原子炉容器1内に配設された、シミュ
レートした下部炉内構造物ゲージ200を示す。図15
に示すように、ゲージ200は、図1及び図8に示した
下部の半径方向支持キー32をシミュレートする4個の
ゲージブロック140(図9及び図11に示したゲージ
40の代わりに用いられる)と、図1及び図12に示し
た蓋体/圧力容器アラインメントピン50をシミュレー
トする4個のゲージピン150とを有している。ゲージ
200はまた、圧力容器の出口ノズル15及び16に隣
接する2個のシミュレートした出口ノズル接続部115
及び116並びにシミュレートしたエネルギ吸収体基板
112を有している。ゲージ200のこれらシミュレー
トした部分は、堅牢な主フレーム202によって支持さ
れる。該主フレーム202は、ゲージピン150を支持
するための上部板組立体208から延びる4個の水平部
材206と、シミュレートした出口接続部115及び1
16を支持するための中間板(1つの接続部115及び
1つの接続部116で表されている)組立体212から
延びる4個の水平部材210(そのうち2つの水平部材
だけを示す)と、ゲージブロック140を支持するため
の下部板組立体216から延びる4個の水平部材214
から構成されている。これら水平の構造部材は、中央の
中空柱220及び4個の垂直部材222によって補強さ
れている。垂直部材220及び222の各々は、図示の
ように、幾つかのフランジ接合された短い部材から製造
しても良いし、或いはまた1つの長い部材から構成する
こともできる。
【0031】シミュレートしたエネルギ吸収体基板11
2は、ゲージ200を図15に示すように原子炉容器1
内に配置する際に、中心の中空柱220に対して摺動可
能なように、垂直柱230の下端部に取り付けられる。
該垂直柱230は、同垂直柱230が中心の中空柱22
0内で運動する際に該垂直柱230を案内するための2
つの大径部分232及び234と、下部板組立体216
内に設けられている孔(図示せず)とを有する。ここ
で、下部案内部分である大径部分234は、ゲージ20
0が原子炉容器1とスタンド236(図17に示す)と
の間を運動する際に主フレーム202に対するシミュレ
ートしたエネルギ吸収体基板112の相対垂直運動を制
限するために、下部板組立体216に設けられている孔
よりも大きくするのが好ましい。主フレーム202はま
た、ゲージ200を移送するための昇降リグ240及び
スタンド236上での支持を与える支持脚部242を有
する。
【0032】ゲージブロック140は、図9に示す圧力
容器のキー溝35内に半径方向に延びるようにゲージ2
00の主フレーム202上に正確に配置される。ゲージ
ブロック140は、図11に示すLVDT41を装備す
ることができ、そして測定は、これらキー溝ゲージもし
くは寸法に関し基礎データが得られるように、新しい下
部炉内構造物を用いる場合と同じ仕方で行うことができ
る。4個のピン150は、図1に示した蓋体/圧力容器
のアラインメントピン50をシミュレートするようにゲ
ージの上側部分の理論的に真の中心線上に配置される。
しかし、ゲージピン150は、図12に示した隙間76
が、側辺毎に0.032in(0.813mm)の設計値
ではなく、約0.006in(0.152mm)となるよ
うに圧力容器のキー溝に嵌着するのが有利である。シミ
ュレートした下部炉内構造物ゲージ200を水準位置に
して、下部炉内構造物アセンブリのフランジが座着する
圧力容器のフランジ面に支持することができる。ここで
重要なのは、ゲージブロック140がピン150と同じ
水平の中心線上でピン150の上方に位置することであ
る。圧力容器のキー溝76において隙間測定を行う場合
には、キー66の中心線を、圧力容器1内のピン150
が占めるキー溝76の中心線に対し設定することができ
る。その場合には、交換用下部炉内構造物に変換した場
合、下部の半径方向支持キー32を、圧力容器測定が示
したのと同じ関係で蓋体/圧力容器のアラインメントピ
ン50と一致するように、設計技術者が指定した隙間を
以て蓋体/圧力容器のアラインメントピン50と一致す
るように組み立てる(又は、既に組み立てられている場
合には、変更を加える)ことができる。(圧力容器のキ
ー溝測定装置としてLVDT41を用いる代わりに、係
合を許容するだけにのみ充分な隙間でキー溝を完全に埋
めるように研削されたゲージブロック(図示せず)を用
いることができる。これらブロックは、シミュレートし
た下部炉内構造物ゲージ200に固定するのではなく、
ゲージ面に沿って(遠隔的に)動かし圧力容器のキー溝
内に落とし入れてその位置で固定することができる。)
圧力容器1からゲージ200を取り外す際には、ゲージ
200を原子炉キャビティ作業デッキ上に配置し、水準
位置にして、しかる後、シミュレートした蓋体/圧力容
器アラインメントピン150に対するゲージブロックの
中心に関する測定を行うことができる。これら測定は、
テオドライト照準スコープを用いる光学/目標照準装置
或いは各シミュレートした蓋体/圧力容器アラインメン
トピン150の中心からゲージ200内に懸下したワイ
ヤ下げ振り250のような単純な手段を用いて達成する
ことができる。これに関しては図17を参照されたい。
次いで、炉心槽フランジ上での蓋体/圧力容器アライン
メントピン150に対する各下部半径方向支持キーのオ
フセット量を、新しい下部炉内構造物上に設定すること
ができる。
【0033】既に述べたように、圧力容器に対して新し
い炉心槽5を整列することに加えて、新しい炉心槽を、
上部炉心板アラインメントピン18で上部炉内構造物に
対し整列しなければならない。本発明によれば、この整
列は、燃料集合体14に対する上部炉心板8に設けられ
た切欠き19の位置を求めることにより達成される。燃
料集合体は、整列作業中は取り出されているので、燃料
集合体に対する切欠きの位置は直接的には求められな
い。その代わり、燃料集合体アラインメントピン孔26
に対する切欠きの位置を求める。その理由は、これら燃
料集合体アラインメントピン孔26の位置は、燃料集合
体の位置の表示となるからである。次いで、この情報を
用いて、アラインメントピン18を保持するための孔7
9の位置を定めて該孔79を新しい炉心槽5に穿孔す
る。この手法によれば、最終的に、燃料集合体は、新し
い炉心槽5のバッフル17内に適切に心出しされること
が保証される。
【0034】切欠き位置の決定は、上部炉内構造物を図
14のステップ89で圧力容器から取り出した後、同図
のステップ94において行われる。切欠き19の位置
は、図5に示すように、各切欠きの位置でアラインメン
トピンゲージ25を上部炉心板8の下側面に取り付ける
ことによって求められる。図5及び図7に示すように、
ゲージ25には、2つの孔311及び312が小さい隙間
で形成されている。これら孔は、上部炉心板に設けられ
ている2つの燃料集合体アラインメントピン孔261
び262と一致するように離間されている。これによ
り、2つの燃料集合体アラインメントピン71及び72
孔311及び312内にそれぞれ延入することができ、そ
れにより、ゲージを上部炉心板8上に正確に配置するこ
とができる。3個の水準化パッド27(そのうち2個を
図7に示してある)により、ゲージが、上部炉心板8の
下側面上に安定に載置されることが保証される。
【0035】アラインメントピンゲージ25を、該ゲー
ジから突出する舌状片28が、図5及び図6に示すよう
に切欠き19内に入るように上部炉心板8に取り付け
る。舌状片28に設けられている2個の止めねじ30を
緩め、舌状片の両側に配置されているプランジャ29を
解放すると、ばね82により該プランジャは、切欠き1
9の側部に当接するように駆動される。次いで、止めね
じ30を締めて、プランジャ29を固定し、ゲージ25
を上部炉心板8から取り出す。ゲージ25に設けられた
孔311及び312に対する切欠き19の中心線83の位
置を、(i)図5に寸法A及びCとして示された、各プ
ランジャ29の先端から最も近い孔31までの距離、及
び(ii)図5に寸法Bとして示された、プランジャの先
端間の距離を測定することにより求める。
【0036】上に述べたようにして得られた測定結果
を、図4に示すダミー炉心板21に転写する。ここで、
該ダミー炉心板21は、上部炉心板8と同じ寸法及び同
じ形状を有し且つ上部炉心板に形成されている燃料集合
体アラインメントピン孔26と同じ寸法を有する複数個
の孔22を備えている。ダミー炉心板21に設けられて
いる孔22は、上部炉心板8に設けられている燃料集合
体アラインメントピン孔26よりも数が少ないが、各ア
ラインメントピン孔22は、最も外側の燃料集合体アラ
インメントピン孔26の1つ、即ち、上部炉心板の周辺
に最も近接するアラインメントピン孔26の1つに対応
する。ダミー炉心板21に対する各アラインメントピン
孔22の位置は、上部炉心板8に対する対応の燃料集合
体アラインメントピン孔26の位置と同じである。従っ
て、実際上、ダミー炉心板21に形成されているアライ
ンメントピン孔22は、炉心板21を形成する燃料集合
体14の集合の周辺に整合するパターンを形成する。
【0037】測定値として得られる寸法A、B及びC
を、ダミー炉心板21に転写し、図4に示すように、ゲ
ージ25を上部炉心板8に取り付けるためにピン71
び72を挿入した2つの孔261及び262に対応する孔
221及び222に対し切欠き19の中心線23の位置を
決定するのに用いる。中心線23に沿いダミー炉心板2
1に孔24を穿孔し、後述するように、アラインメント
ピン18のための孔79を穿孔するための基準点として
用いる。この手法を、ダミー炉心板21が、燃料集合体
アラインメントピン孔23に対する切欠き19の位置に
それぞれ対応する4個の孔24を有するように上部炉心
板の4個の切欠き19の位置の各々に対し繰り返して実
行する。
【0038】次いで、ダミー炉心板21を、図4に示す
ように、新しい炉心槽5内に設置する。即ち、孔22内
に挿入されたダミー燃料集合体アラインメントピン84
がバッフル17から等間隔で離間するようにダミー炉心
板21を炉心槽5内に位置付ける。次いで、孔24を基
準点として用いて、図14のステップ102に示すよう
に、新しい下部炉内構造物の個別的整合化の一環として
炉心槽5にアラインメントピン孔79を穿孔する。
【0039】上述の手法には2つの重要な特徴がある。
その第1は、孔24の位置決めに用いられる孔221
び222が、燃料集合体14を上部炉心板に対して整列
するのに用いられる孔261及び262に対応することで
ある。第2は、アラインメントピン18が貫通する孔7
9が、バッフル17に対し孔221及び222を心出しす
ることにより位置決めされることである。このようにし
て、上述の手法によれば、燃料集合体14を新しい炉心
槽5内に設置してアラインメントピン18を上部炉心板
に形成されている切欠き19内に挿入することにより上
部炉心板に設けられている燃料集合体アラインメントピ
ン7によって、該燃料集合体がバッフル17に対し適切
に整列される。なお、バッフルと燃料集合体の間の隙間
は、僅か約0.16cm(0.06in)に過ぎず、従っ
て、注意深いアラインメントが必要とされることを注記
しておく。
【0040】本発明によれば、ダミー炉心板21を用い
て現存の上部炉心板8に関して行われる整列のための測
定は、下部炉内構造物を交換する運転停止に先立つ燃料
交換のための運転停止中に行うことができ、それによ
り、下部炉内構造物交換のための運転停止と比較し、非
常に大きな時間量を節減することができる。
【0041】図1に示したエネルギ吸収体85が、炉心
槽が圧力容器1の底部に落下した場合の衝撃を充適に吸
収できるようにするために、エネルギ吸収板12と圧力
容器の底部の内面との間に約2.84cm(1.12i
n)の隙間を維持する。この隙間を得るために、エネル
ギ吸収体85の支持柱60の長さを、新しい炉心槽5自
体に対し適合化する。この新しい炉心槽5自体に対する
適合化を実現するためには、炉心槽底部11と圧力容器
底部との間の間隔を正確に測定することが必要である。
本発明によれば、この測定は、ゲージ46を、図10に
示すように新しい炉心槽内に摺動可能に取り付けること
により実現できる。図10に示すように、ゲージ46に
は、スクラッチゲージ47及びダイヤルゲージ48が取
り付けられている。ステップ92において炉心槽を圧力
容器内に下降すると、ゲージ46の底部が圧力容器底部
に接触し、ゲージは炉心槽を上方に摺動する。ダイヤル
ゲージ48を、水中テレビジョンカメラ49により遠隔
的に観察する。炉心槽フランジ58が、圧力容器のフラ
ンジ57上に適切に着座すると、ゲージ46が炉心槽を
上方に摺動した距離を表すダイヤルゲージ48上の指針
を読み取る。スクラッチゲージ47は、この表示読み量
をバックアップデータとして永久記録する。ダイヤルゲ
ージの読み量から、ゲージが元々炉心槽から突出してい
た距離を減算することにより、炉心槽の底部と圧力容器
の底部との間の距離Dが求められる。次いで、エネルギ
吸収体85の長さを、図14のステップ102に示す個
別適合化の一環として相応に調整する。
【0042】古い下部炉内構造物を取り外した後には、
該炉内構造物の処理を行わなければならない。従って、
本発明によれば、ステップ95において、旧下部炉内構
造物を、ステップ92で新下部炉内構造物に対して整列
のための測定を行った後、原子炉キャビティに戻す。従
って、処理作業は、ステップ102において新炉内構造
物の個別適合化と並行して行うことができる。図13に
示すように、旧下部炉内構造物を、原子炉キャビティ5
4に戻したら、炉心槽5を、フランジに取り付けられて
いる支持台(好ましくは3個の支持台55が用いられ
る)により、圧力容器のフランジ57から離間して支持
する。別法として、炉心槽5を、原子炉キャビティ54
の頂部に配設されたI字形断面のビーム材から懸持する
ことができよう。なお、本発明によれば、ステップ88
において、原子炉キャビティ54は、圧力容器のフラン
ジ57上方の水深87が炉心槽5の長さより大きくなる
ような水位86に溢水される。従って、炉心槽5全体は
圧力容器のフランジの上方に支持されるが、該炉心槽5
は全体的に水中に位置する。
【0043】ステップ96においては、熱遮蔽体6の処
理が最初に行われる。炉心槽5が原子炉キャビティ54
内に浸漬された状態で、熱遮蔽体6に4箇所の長手方向
の切れ目を形成して、該熱遮蔽体6を4個の円弧状の部
分に切断する。次いで、熱遮蔽体を円周方向に切断し
て、処分用カスク内に適宜収納することができる8個の
円弧状部分を形成する。なお、熱遮蔽体6の水中での切
断は、プラズマアーク法を用いて行うことができよう。
【0044】熱遮蔽体6を取り外した後、ステップ97
において、旧下部炉内構造物を圧力容器1の上方の位置
から、原子炉キャビティ54内の水中貯蔵スタンド(図
示せず)内に移動する。これにより、ステップ102に
おいて個別適合化された新下部炉内構造物を、適切な整
列の実現に関して検証することができるように、圧力容
器1に戻す。起こり得ることではないが、新しい下部炉
内構造物が適合しない場合には、熱遮蔽体を除いた旧下
部炉内構造物を再設置して、次の運転サイクルのために
燃料挿入後に原子炉を動作状態に戻すことができる。そ
の場合には、新下部炉内構造物は再加工される。このよ
うに、新下部炉内構造物の個別的適合化と並行して熱遮
蔽体を除去することにより、熱遮蔽体の除去に要する時
間は、重要な手法に要する時間に加算されない。更にま
た、このスケジューリング上の利点は、仮にカスタマ化
即ち適合化作業上予期しない問題が生じたとしても、原
子炉を使用状態に適時復帰上での遅延の危険性を伴うこ
となく実現される。
【0045】新下部炉内構造物の整列の検証後に、該新
下部炉内構造物を再びステップ99において原子炉キャ
ビティ54から取り出し、熱遮蔽体6を有しない旧下部
炉内構造物をステップ100で原子炉キャビティに戻
し、再び、図13に示すように、圧力容器のフランジ5
7上に支持する。ステップ101において、旧炉心槽5
を円周方向における一連の切断により、少なくとも3つ
の部分に切断する。好適な実施形態においては、切断
は、排出口73の直ぐ下方で且つ下部炉心板9の直ぐ上
方で行う。下部炉心板9の下側の部分が最も重い部分で
あるので、クレーンの容量に依存するが、この部分での
更なる切断が必要となり得る。次いで、各部分を溢水さ
れた処理用カスク内に入れる。
【0046】ステップ101で旧下部炉内構造物を処理
した後、原子炉キャビティ54及び圧力容器1を清浄
し、新下部炉内構造物をステップ103で最終組み立て
ステップとして圧力容器内に再設置し、この最終ステッ
プで整列を再チェックする。
【0047】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は、その概念或いは本質的な属性か
ら逸脱することなく他の特定の形態で具現することが可
能であり、従って、本発明の解釈に当たっては、上の説
明ではなく特許請求の範囲の請求項の記載に基づくべき
であり、また、同請求項に加えて下記項目の形態の記載
も参照すべきであることを付記する。
【0048】(A) 前記交換用下部炉内構造物アセン
ブリの所定の位置整列を遠隔的に測定するために、シミ
ュレートした交換用下部炉内構造物アセンブリを用いる
ステップを含む請求項1記載の交換方法。 (B) 前記第1の位置整列手段が、第1及び第2の位
置整列用部材からなる複数の係合する対を含み、前記第
1の位置整列用部材は前記圧力容器の内面に沿い分散し
て設けられ、前記第2の位置整列用部材は前記下部炉内
構造物アセンブリの外面に沿い分散して設けられ、前記
圧力容器に対する前記新下部炉内構造物アセンブリの位
置整列を測定するステップが、前記所定の位置整列を達
成するのに要求される前記新下部炉内構造物アセンブリ
上の前記第2の位置整列用部材の位置を決定するステッ
プを含む請求項2記載の交換方法。 (C) 前記第1の位置整列手段が、前記圧力容器に形
成されたキー溝に係合するようになっているキーを含
み、前記圧力容器に対し前記新下部炉内構造物アセンブ
リの位置整列を測定するステップが、前記所定の位置整
列を達成するのに要求される前記新下部炉内構造物アセ
ンブリ上における前記キーの位置を測定するステップを
含む請求項2記載の交換方法。 (D) 前記キーの前記位置を測定するステップが、 a) 前記キーの代わりにゲージを前記新下部炉内構造
物アセンブリに固定するステップと、 b) 前記新下部炉内構造物アセンブリを前記圧力容器
内に設置するステップと、 c) 前記ゲージから前記キー溝までの距離を測定する
ステップと、を含む上記(C)項記載の交換方法。 (E) 前記キー溝に側面が形成され、前記ゲージが伸
長及び退縮可能なプランジャを有する、交換方法であっ
て、 a) 前記新下部炉内構造物アセンブリを前記圧力容器
内に設置するステップが退縮位置にある前記プランジャ
を用いて行われ、 b) 更に、前記プランジャの先端が前記キー溝の側面
の1つに接触するまで該プランジャの先端を伸長するス
テップを含む、上記(D)項記載の交換方法。 (F) 前記所定の位置整列が達成されるように前記第
1の位置整列手段を形成するステップが、前記ゲージか
ら前記キー溝までの距離に基づき前記キーを研削するス
テップを含む上記(D)項記載の方法。 (G) 前記原子炉が、(i)燃料集合体を収容する炉
心と、(ii)制御棒と、(iii)前記制御棒を案内するよ
うなっている上部炉内構造物アセンブリとを含み、前記
炉心及び前記上部炉内構造物アセンブリは前記圧力容器
内に囲まれており、前記新下部炉内構造物アセンブリ及
び前記上部炉内構造物アセンブリは、前記新下部炉内構
造物アセンブリを前記上部炉内構造物アセンブリに位置
整列するための第2及び第3の位置整列手段をそれぞれ
有し、更に、前記上部炉内構造物アセンブリに対する前
記新下部炉内構造物アセンブリの所定の位置整列が達成
されるように、前記下部炉内構造物アセンブリ上に前記
第2の位置整列手段を位置付けるステップを含む請求項
2に記載の交換方法。 (H) 前記第3の位置整列手段が、前記上部炉内構造
物アセンブリに形成された切欠きを含み、前記第2の位
置整列手段を位置決めするステップが、前記燃料集合体
に対する前記切欠きの位置を測定するステップを含む上
記(G)項記載の交換方法。 (I) 前記上部炉内構造物アセンブリが更に、前記燃
料集合体の各々に対する第1のピンと、該各第1のピン
のために前記上部炉内構造物アセンブリに形成された第
1の孔とを含み、前記各第1のピンはそれぞれの第1の
孔内に配置され、更に、前記燃料集合体に対する前記切
欠きの位置を測定するステップが、前記第1の孔の1つ
に対する前記切欠きの位置を測定するステップを含む上
記(H)項記載の交換方法。 (J) 前記第1の孔の1つに対する前記切欠きの位置
を測定するステップが、前記上部炉内構造物アセンブリ
にゲージを取り付け、該ゲージを、前記第1のピンを用
いて位置決めするステップを含む上記(I)項記載の交
換方法。 (K) 前記切欠きが側面を有し、前記ゲージが、伸長
及び退縮可能なプランジャ先端を有する、交換方法であ
って、 a) 前記ゲージを前記上部炉内構造物アセンブリに取
り付けるステップが、前記ゲージを前記切欠き内に挿入
して、前記プランジャ先端が前記切欠きの前記側面の1
つに接触するまで伸長するステップを含み、 b) 前記第1の孔の1つに対する前記切欠きの位置を
測定するステップが、前記プランジャ先端から前記第1
の孔までの距離を測定するステップを含む上記(J)項
記載の交換方法。 (L) 前記所定の位置整列が達成されるように前記下
部炉内構造物アセンブリ上で前記第2の位置整列手段を
位置決めするステップが、更に、複数個の第2の孔を有
するダミー上部炉内構造物アセンブリ上に基準点を設
け、該基準点の前記第2の孔の1つに対する位置が、前
記切欠きの前記第1の孔の1つに対する位置と同じであ
り、前記ダミー上部炉内構造物アセンブリに対する前記
第2の孔の位置が、前記上部炉内構造物アセンブリに対
する前記第1の孔の位置に関連する上記(I)項記載の
交換方法。 (M) 前記第2の位置整列手段が、前記下部炉内構造
物アセンブリに設けられた第3の孔内に配置されて前記
切欠きに係合するようになっている第2のピンを含み、
前記所定の位置整列が達成されるように前記下部炉内構
造物アセンブリ上に前記第2の位置整列手段を位置決め
するステップが、 a) 前記下部炉内構造物アセンブリ上に前記ダミー上
部炉内構造物アセンブリを設置するステップと、 b) 前記基準点を通る半径方向の線に沿い前記第3の
孔を穿孔するステップと、を含む上記(L)項記載の交
換方法。 (N) 前記プランジャに結合され前記孔内に配置され
て前記プランジャを移動するための手段を含む請求項3
記載の位置整列装置。 (O) 前記プランジャを移動するための手段が、電圧
を受けるための手段を含んでいて、受け取った前記電圧
に応答する上記(N)項記載の位置整列装置。 (P) 炉心槽を囲む圧力容器を有し、前記炉心槽は炉
心板及び複数個の燃料集合体を収容し、前記炉心板には
切欠きが形成され、前記炉心板にある第1の孔内に配置
された前記燃料集合体の各々のための第1のピンを備
え、前記炉心槽は、該炉心槽に形成された第2の孔内に
配置されて前記切欠きに入るようになっている第2のピ
ンを有している請求項3記載の原子炉において、前記装
置は、更に、 a) 前記第1の孔に対応して離間し形成された第3の
孔を有する第1の部分と、 b) 前記切欠き内に入るようになっている第2の部分
と、 c) 前記第2の部分内に配置されて前記炉心槽を前記
炉心板に対して位置整列するために、前記第3の孔に対
する前記切欠きの位置を表示する切欠き位置表示手段
と、を含む炉心槽の位置整列装置。 (Q) 前記切欠き位置表示手段が可動のプランジャを
含む上記(P)項記載の位置整列装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 原子炉の垂直断面図である。
【図2】 図1に示した線2−2における断面図であ
る。
【図3】 アラインメントピン近傍における図2に示し
た上部炉心板の平面図である。
【図4】 新しい炉心槽に設置されたダミー上部炉心板
の平面図である。
【図5】 アラインメントピン孔探知ゲージを設置した
状態で、図3に示した上部炉心板を下側から見た平面図
である。
【図6】 図5の線6−6における横断面図である。
【図7】 図5に示した線7−7における横断面図であ
る。
【図8】 図1に示した線8−8における横断面図であ
る。
【図9】 半径方向支持キー整列ゲージが設置されてい
ることを除き図8と同じ図である。
【図10】 圧力容器及び炉心槽の下部部分近傍におけ
る垂直断面図であって、エネルギ吸収体の長さ測定ゲー
ジを示す図である。
【図11】 図9に示した半径方向支持キー整列ゲージ
の斜視図である。
【図12】 図1に示した線12−12における断面図
である。
【図13】 原子力発電プラントの格納容器の垂直断面
図であって、原子炉キャビティ内で原子炉容器の上方に
配置された炉心槽を示す図である。
【図14】 原子炉の下部炉内構造物を交換するための
ステップを示すフローチャートである。
【図15】 図1に示す原子炉の圧力容器におけるシミ
ュレートされた下部炉内構造物ゲージの部分立面図であ
る。
【図16】 図15の線16−16におけるシミュレー
トされた下部炉内構造物ゲージの断面図である。
【図17】 原子炉圧力容器外部のスタンド上に配置さ
れた図15のシミュレートされた下部炉内構造物ゲージ
の部分立面図である。
【符号の説明】
1…圧力容器、2…蓋体、3…制御棒駆動軸、4,60
…支柱、5…炉心槽、6…熱遮蔽体、7…燃料集合体ア
ラインメントピン、8…上部炉心板、9…下部炉心板、
10…ディフューザ板、11…底部、12…エネルギ吸
収板、13…計装シンブルガイド、14…燃料集合体、
15…入口ノズル、16…出口ノズル、17…バッフ
ル、18…上部炉心板アラインメントピン、19,7
5,76…切欠き、20…インサート、21…ダミー炉
心板、22…アラインメントピン孔、23,66,83
…中心線、24,42,44,74,79…孔、25,
34,42…アラインメントピンゲージ、26…燃料集
合体アラインメントピン孔、27…水準化パッド、28
…舌状片、29,43…プランジャ、30…止めねじ、
32…半径方向支持キー、33,78…ねじ、34…ド
エル、35…キー溝、36…挿入部材、37…ボス、3
8…ボス、39…取付けパッド、40…半径方向支持キ
ーゲージ、41…線形電圧作動変圧器(LVDT)、4
6…ゲージ、47…スクラッチゲージ、48…ダイヤル
ゲージ、49…水中テレビジョンカメラ、50…蓋体/
圧力容器アラインメントピン、51…半径方向に延びる
部分、52…制御棒案内管、54…原子炉キャビティ、
55…台状部、56…制御棒支持板、57…圧力容器の
フランジ、58…炉心槽フランジ、59…制御棒支持板
のフランジ、61,62,63,64…側部、69,8
1…ドエル孔、70…フォーマー、71…炉心、72…
円筒状部分、73…排出口、76…隙間、76…圧力容
器のキー溝、77…押えばね、79…アラインメントピ
ン孔、80…基部、82…ばね、84…ダミー燃料集合
体アラインメントピン、85…エネルギ吸収体、86…
水位、112…シミュレートしたエネルギ吸収体基板、
115,116…シミュレートした出口接続部、140
…ゲージブロック、150…ゲージピン、200…シミ
ュレートした下部炉内構造物ゲージ、202…主フレー
ム、206,210,214…水平部材、208…上部
板組立体、212…中間板組立体、216…下部板組立
体、220…中空の中心柱、222…垂直部材、230
…垂直柱、232,234…大径部分、236…貯蔵ス
タンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レナード・ジェイ・バロッグ アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、エ クスポート、ジョージタウン・ドライブ 205 (72)発明者 ロナルド・ジェイ・ホプキンス アメリカ合衆国、フロリダ州、ペンサコ ーラ、ストラスバーグ・ロード 8270 (72)発明者 アーサー・ダブリュ・クラマー アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、ジ ーネット、ジェネラル・フォーブス・ロ ード 1013 (72)発明者 ドナルド・ジー・シャーウッド アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、モ ンローヴィル、ライラック・ドライブ 249 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 19/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内の既に使用されている
    下部炉内構造物アセンブリを交換用下部炉内構造物アセ
    ンブリと交換する方法であって、 第1の位置整列手段が形成されるべき位置において、前
    記交換用下部炉内構造物アセンブリと前記原子炉圧力容
    器との位置整列を遠隔的に測定するステップと、 前記遠隔的な位置整列の測定に基づいて前記原子炉圧力
    容器と前記交換用下部炉内構造物アセンブリとの所定の
    位置整列が得られるように前記第1の位置整列手段を形
    成するステップと、 を含む下部炉内構造物アセンブリの交換方法。
  2. 【請求項2】 圧力容器と、該圧力容器により囲まれて
    炉心組立体を支持するようになっている旧及び新の下部
    炉内構造物アセンブリとを含み、該新の下部炉内構造物
    アセンブリが、同新の下部炉内構造物アセンブリを前記
    圧力容器に対し位置整列を行うための第1の位置整列手
    段を有している原子炉において、前記旧の下部炉内構造
    物アセンブリを前記新の下部炉内構造物アセンブリと交
    換する方法であって、 (a) 前記第1の位置整列手段が形成されるべき位置
    において前記圧力容器に対する前記新の下部炉内構造物
    アセンブリの位置整列を遠隔的に測定するステップと、 (b) 前記遠隔的な位置整列の測定に基づいて前記圧
    力容器に対し前記新の下部炉内構造物アセンブリの所定
    の位置整列が達成されるように前記第1の位置整列手段
    を形成するステップと、 を含む下部炉内構造物アセンブリの交換方法。
  3. 【請求項3】 炉心槽を囲む圧力容器を有し、該圧力容
    器にはキー溝が形成され、前記炉心槽は、前記キー溝に
    入るようになっているキーと、該キーと組み合うように
    なっている取付けパッドを有している原子炉において、
    前記炉心槽を前記圧力容器に対し位置整列するための装
    置であって、 (a) 第1の部分及び第2の部分を有し、該第1の部
    分には孔が形成されると共に該第1の部分は前記キー溝
    に入るようになっており、前記第2の部分は前記取付け
    パッドと組み合うようになっている、ゲージと、 (b) 前記孔内に配置された複数の可動プランジャと
    を含み、 (c) 前記孔は、前記複数の可動プランジャの先端が
    前記キー溝の両側部に接触しうるように、前記第1の部
    分に形成されている、炉心槽の位置整列装置。
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