JP6550244B2 - 駆動軸の取扱工具 - Google Patents

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Description

本発明は、原子炉内にて、制御棒駆動軸を作動するための駆動軸の取扱工具に関するものである。
例えば、原子力プラントにおける加圧水型原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電するものである。
この加圧水型原子炉は、原子炉容器内に炉心が設けられており、この炉心は、多数の燃料集合体により構成されており、この燃料集合体に対して制御棒クラスタを挿入することで、原子炉の出力を制御可能となっている。制御棒クラスタは、スパイダの先端部に複数の制御棒が装着されて構成され、燃料集合体に挿入可能となっている。この制御棒クラスタは、原子炉容器の上部に配置された制御棒駆動装置(CRDM:control rod drive mechanism)により炉心に対して出し入れされる。即ち、制御棒駆動軸は、先端部に制御棒クラスタ(スパイダ及び複数の制御棒)が着脱自在に装着されており、駆動機構により制御棒駆動軸を上下方向に移動することで、制御棒クラスタを炉心に出し入れすることができる。
ところで、制御棒駆動軸は、先端部にスパイダが着脱自在となっており、原子炉の定期点検時には、原子炉容器本体から原子炉容器蓋を取外すため、制御棒駆動軸とスパイダとを離脱させる必要がある。この場合、制御棒駆動軸は、スパイダに対する着脱機構の高い作動性が要求されることから、制御棒駆動軸の製造時に、着脱機構の作動確認試験を実施している。このとき、制御棒駆動軸を単体で作動確認試験を実施することから、着脱機構を作動させるための取扱工具が必要となる。
このような制御棒駆動軸の取扱工具としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された制御棒駆動軸の取扱工具は、2種類のシリンダを有し、一方のシリンダに関連した機構により制御棒駆動軸を把持してハンドリングし、他方のシリンダに関連した機構により取外し軸を介して制御棒駆動軸の下端にあるグリッパを操作し、駆動軸とスパイダとのラッチ及びアンラッチを行っている。
実公平07−012958号公報
ところが、従来の制御棒駆動軸の取扱工具は、制御棒駆動軸をハンドリングするためのシリンダと、制御棒駆動軸をグリッパするためのシリンダが必要となり、装置が複雑になると共に、大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、装置の小型化を図る駆動軸の取扱工具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の駆動軸の取扱工具は、筒形状をなして先端部にロック部を有する駆動軸本体と、先端部にロックボタンを有して前記駆動軸本体内に移動自在に支持される取外し軸と、前記ロックボタンにより前記ロック部がロック位置に保持されるように前記取外し軸及び前記ロックボタンを付勢支持する付勢部材と、を備える駆動軸において、筒形状をなして先端部の支持孔に前記駆動軸本体の基端部を挿入自在な工具本体と、前記支持孔内で前記駆動軸本体を軸方向に移動不能に拘束する拘束部材と、駆動ロッドを有して前記工具本体の基端部に設けられる駆動部と、前記駆動ロッドと前記駆動軸本体の基端部から突出した前記取外し軸の基端部とを連結する連結部材と、を有することを特徴とするものである。
従って、工具本体の支持孔に駆動軸本体の基端部を挿入し、拘束部材により駆動軸本体を軸方向に移動不能に拘束し、連結部材により駆動ロッドと取外し軸の基端部とを連結する。この状態で、駆動部により駆動ロッドを収縮すると、駆動軸本体に対して取外し軸が基端部側に移動する。すると、ロックボタンが付勢部材の付勢力に抗して移動し、ロック部をロック位置から原位置に復帰させることで、駆動軸の作動確認試験を実施することができる。そして、駆動軸本体及び取外し軸の支持を拘束部材と連結拘束部材により行うことで、駆動部を1個として装置の小型化を図ることができる。
本発明の駆動軸の取扱工具では、前記拘束部材は、前記駆動軸本体の外周部に形成された第1凹部に重なるように前記工具本体に形成された拘束孔に嵌合する第1嵌合部材であることを特徴としている。
従って、拘束部材を駆動軸本体の第1凹部と工具本体の拘束孔に嵌合する第1嵌合部材とすることで、構造を簡素化することができる。
本発明の駆動軸の取扱工具では、前記駆動ロッドは、先端部に前記取外し軸の基端部が挿入自在な連結孔が形成され、前記連結部材は、前記取外し軸の外周部に形成された第2凹部に重なるように前記駆動ロッドに形成された連結孔に嵌合する第2嵌合部材であることを特徴としている。
従って、連結部材を取外し軸の第2凹部と駆動ロッドの連結孔に嵌合する第2嵌合部材とすることで、構造を簡素化することができる。
本発明の駆動軸の取扱工具では、前記工具本体は、前記連結孔に重なるように軸方向に沿うガイド孔が設けられることを特徴としている。
従って、工具本体に連結孔に重なるガイド孔を設けることで、駆動部により駆動ロッドを介して取外し軸を移動するとき、第2嵌合部材がガイド孔に沿って移動することとなり、工具本体と第2嵌合部材との干渉を防止することができる。
本発明の駆動軸の取扱工具では、前記工具本体に対する前記駆動ロッドの周方向の移動を阻止するガイド部材が設けられることを特徴としている。
従って、ガイド部材により工具本体に対して駆動ロッドの周方向の移動が阻止されることで、駆動ロッドにより取外し軸を精度良く移動することができる。
本発明の駆動軸の取扱工具によれば、駆動軸本体の支持孔内で駆動軸本体を拘束する拘束部材と、取外し軸と駆動部の駆動ロッドとを連結する連結部材とを設けるので、装置の小型化を図ることができる。
図1は、本実施形態の駆動軸の取扱工具を表す断面図である。 図2は、図1のII−II断面図である。 図3は、図1のIII−III断面図である。 図4は、制御棒駆動軸の作動試験方法を表す概略図である。 図5は、制御棒駆動軸の作動試験方法を表す概略図である。 図6は、加圧水型原子炉を表す縦断面図である。 図7は、制御棒駆動装置を表す概略図である。 図8は、制御棒駆動軸を表す断面図である。 図9は、制御棒駆動軸と制御棒クラスタの装着状態を表す断面図である。 図10は、制御棒駆動軸と制御棒クラスタとの取外状態を表す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る駆動軸の取扱工具の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
原子力発電プラントは、図示しないが、原子炉格納容器内に配置される原子炉及び蒸気発生器と、蒸気タービン発電設備とを有している。本実施形態の原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電する加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。
原子炉は、燃料の核分裂により一次冷却水を加熱し、蒸気発生器は、この高温高圧の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換し、高圧の蒸気を生成する。蒸気タービン発電設備は、この蒸気により蒸気タービンを駆動することで発電を行う。一方、蒸気タービンを駆動した蒸気は、復水器で冷却されて復水となり、蒸気発生器に戻される。
まず、原子炉について説明する。図6は、加圧水型原子炉を表す縦断面図である。
図6に示すように、加圧水型原子炉10において、原子炉容器11は、その内部に炉内構造物が挿入できるように、原子炉容器本体12とその上部に装着される原子炉容器蓋(上鏡)13により構成されており、この原子炉容器本体12に対して原子炉容器蓋13が複数のスタッドボルト14及びナット15により開閉可能に固定されている。
原子炉容器本体12は、原子炉容器蓋13を取り外すことで上部が開口可能であり、下部が半球形状をなす下鏡16により閉塞された円筒形状をなしている。原子炉容器本体12は、上部に一次冷却水としての軽水(冷却材)を供給する入口ノズル(入口管台)17と、軽水を排出する出口ノズル(出口管台)18が形成されている。
原子炉容器本体12は、内部に炉心槽21が配置されており、上部が原子炉容器本体12の内壁面に支持されている。また、原子炉容器本体12は、内部に上部炉心支持板22が配置されており、上部炉心支持板22は、上部が炉心槽21の上部に支持されている。上部炉心支持板22は、複数の炉心支持ロッド23により上部炉心板24が吊下げ支持されている。
炉心槽21は、下方に下部炉心支持板25が支持され、下部炉心支持板25は、外周部が位置決め部材26により原子炉容器本体12の内壁面に位置決め支持されている。炉心槽21は、下部に下部炉心板27が支持されている。炉心28は、炉心槽21における上部炉心板24と下部炉心板27により区画された領域に多数の燃料集合体29が配置されて構成されている。炉心28は、内部に多数の制御棒30が配置されており、この制御棒30は、複数がまとめられて制御棒クラスタ31を構成し、燃料集合体29に挿入可能となっている。上部炉心支持板22は、上部炉心支持板22を貫通して上下に延出する多数の制御棒クラスタ案内管32が固定されている。各制御棒クラスタ案内管32は、下端部が上部炉心板24に連結され、内部に制御棒クラスタ31が挿通可能となっている。
原子炉容器蓋13は、上部が半球形状をなし、上部に磁気式ジャッキの制御棒駆動装置33が配置されている。複数の制御棒クラスタ案内管32は、上端部が原子炉容器蓋13の管台を通してその上方まで延出され、制御棒駆動装置33から下方に延出された制御棒クラスタ駆動軸34が、制御棒クラスタ案内管32内に挿通されている。制御棒クラスタ駆動軸34は、制御棒駆動装置33により上下方向に移動可能であり、制御棒クラスタ案内管32内を通って炉心28まで延出され、制御棒クラスタ31に連結されている。制御棒駆動装置33は、制御棒クラスタ31の各制御棒30を炉心28に対して抜き差しすることで、原子炉出力を制御する。
原子炉容器本体12は、下鏡16を貫通する多数の計装管台35が設けられ、この各計装管台35は、炉内側の上端部に炉内計装案内管36が連結される一方、炉外側の下端部にコンジットチューブ37が連結されており、各炉内計装案内管36に複数の連接板38が取付けられている。シンブルチューブ39は、コンジットチューブ37内から計装管台35及び炉内計装案内管36内を通し、下部炉心支持板25及び下部炉心板27を貫通して炉心28(燃料集合体29)まで挿通されている。
原子炉容器11は、炉心28の上方に上部プレナム40が設けられ、下方に下部プレナム41が設けられ、その間にダウンカマー部42が形成されている。
まず、制御棒駆動装置33について詳細に説明する。図7は、制御棒駆動装置を表す概略図である。
制御棒駆動装置33は、図7に示すように、上下方向に延設され、下端部に制御棒クラスタ31に連結されて表面に複数の周溝を長手方向に等ピッチで配設してなる制御棒クラスタ駆動軸(以下、駆動軸と称する。)34と、この駆動軸34を着脱する磁気ジャッキ式の保持機構52と、保持した駆動軸34を上下移動させる磁気ジャッキ式の駆動機構53とを有している。
駆動軸34は、その表面に複数の周溝51が長手方向に等ピッチで形成されており、円筒形状をなす駆動軸ハウジング54内に軸方向に移動自在となっている。保持機構52は、駆動軸34の周溝51の1つに係合離反可能に設けられた固定つかみラッチ55と、固定つかみラッチ55をラッチリンク56及びプランジャ57を介して駆動する固定つかみコイル58を有する。そして、固定つかみラッチ55を周溝51に係合させることで、駆動軸34を保持することができる。
駆動機構53は、駆動軸34の周溝51の1つと係合離反可能に設けられた可動つかみラッチ59と、可動つかみラッチ59をラッチリンク60及びプランジャ61を介して駆動する可動つかみコイル62と、ラッチリンク60及びプランジャ61を上下方向に移動させる上げコイル63とを有する。
なお、符号64は、固定つかみコイル58に励磁される固定取手磁極、符号65は、可動つかみコイル62に励磁される可動取手磁極、符号66は、上げコイル63に励磁される上げ磁極である。また、67,68,69は、リターンスプリング(圧縮コイルばね)である。
そのため、固定つかみコイル58により固定取手磁極64が消磁されることで、固定つかみラッチ55が駆動軸34の周溝51から離反する一方、可動つかみコイル62により可動取手磁極65が励磁されて可動つかみラッチ59が駆動軸34の周溝51に係合した状態から、上げコイル63により上げ磁極66を励磁すると、可動取手磁極65及び可動つかみラッチ59が可動つかみコイル62と共にリターンスプリング67の付勢力に抗して上げ磁極66側に吸引され、駆動軸34を1ピッチ上昇することができる。
次に、固定つかみコイル58により固定取手磁極64が励磁されて固定つかみラッチ55が駆動軸34の周溝51に係合した後、可動つかみコイル62により可動取手磁極65が消磁されると共に上げコイル63により上げ磁極66が消磁されると、可動つかみラッチ59が駆動軸34の周溝51から離反され、リターンスプリング67の付勢力により可動取手磁極65及び可動つかみラッチ59が可動つかみコイル62と共に下降することができる。
そして、可動つかみコイル62により可動取手磁極65が励磁されて可動つかみラッチ59が駆動軸34の周溝51に係合された後、固定つかみコイル58により固定取手磁極64が消磁されて固定つかみラッチ55が駆動軸34の周溝51から離反された状態から、上述した動作を繰り返すことにより駆動軸34は所定ピッチまで上昇することができる。なお、駆動軸34を下降させるには、上述した動作の逆動作を行えばよいものである。
次に、制御棒駆動軸34について詳細に説明する。図8は、制御棒駆動軸を表す断面図、図9は、制御棒駆動軸と制御棒クラスタの装着状態を表す断面図、図10は、制御棒駆動軸と制御棒クラスタとの取外状態を表す断面図である。なお、図8は、制御棒駆動軸における各端部だけを表しており、周溝51が設けられた中間部を省略している。
図8に示すように、制御棒駆動軸34は、駆動軸本体71と、取外し軸72と、取外しボタン73と、位置決め部材74と、ロックボタン75と、保護筒76と、付勢ばね77と、ロックばね78とを有している。なお、ここで、基端部とは、図6にて、制御棒駆動軸34における上端部側であり、先端部とは、図6にて、制御棒駆動軸34における下端部側である。
駆動軸本体71は、円筒形状をなし、基端部(図8にて、左端部)側の外周部に周方向に沿って第1凹部81が形成され、先端部(図8にて、右端部)に径方向に分離された2個のロック片82が形成されると共に、先端外周部にロック部83が形成されている。取外し軸72は、円柱形状をなし、外径が駆動軸本体71の内径より小さく、駆動軸本体71内に同心上に配置されている。取外し軸72は、基端外周部に取外しボタン73が固定されている。取外しボタン73は、円筒形状をなし、外周部が駆動軸本体71の内周部に嵌合し、駆動軸本体71と共に軸方向に沿って移動自在となっている。取外しボタン73は、基端部側の外周部に周方向に沿って第2凹部84が形成されている。
また、取外し軸72は、先端外周部に位置決め部材74が固定されている。位置決め部材74は、円筒形状をなし、駆動軸本体71における2個のロック片82の内側に対して挿脱自在となっている。取外し軸72は、先端外周部における位置決め部材74より基端部側にロックボタン75が装着されている。ロックボタン75は、円筒形状をなし、取外し軸72の外周部に嵌合し、外周部が2個のロック片82の内周面に形成されたカム面85を押圧可能となっている。そして、駆動軸本体71は、先端部におけるロック部83より基端部側に保護筒76が固定されており、駆動軸本体71における先端外周部と保護筒76における先端内周部との間に隙間86が確保されている。
駆動軸本体71は、基端部側の内周面に内周フランジ部87が設けられる一方、取外し軸72の内周面であって内周フランジ部87より先端部側に外周フランジ部88が設けられており、内周フランジ部87と外周フランジ88との間に付勢ばね(圧縮ばね)77が配置されている。付勢ばね77は、その付勢力により駆動軸本体71に対して取外し軸72を先端部側に付勢している。また、駆動軸本体71は、内周フランジ部87及び外周フランジ88より先端部側に内周フランジ部(図示略)が設けられており、内周フランジ部とロックボタン75との間にロックばね(圧縮ばね)78が配置されている。ロックばね78は、その付勢力により駆動軸本体71に対してロックボタン75を先端部側に付勢している。
図9に示すように、制御棒クラスタ31は、駆動軸34に連結されるスパイダ43を有し、スパイダ43は、基端部に連結孔44が開口している。そのため、取外し軸72は、付勢ばね77(図8参照)の付勢力により駆動軸本体71に対して先端部側に付勢されており、位置決め部材74がロック片82に形成されたストッパ(図示略)に当接することで、所定の位置(駆動軸本体71から突出しない位置)で位置決めされている。ロックボタン75は、ロックばね78(図8参照)の付勢力により駆動軸本体71の先端部側に付勢され、カム面85を押圧することで、各ロック片82を隙間86の距離だけ径方向における外方に押し広げている。すると、駆動軸本体71は、各ロック部83がスパイダ43の連結孔44の内周面に係止し、駆動軸34の先端部にスパイダ43が連結される。
図9及び図10に示すように、取外し軸72を付勢ばね77(図8参照)及びロックばね78(図8参照)の付勢力に抗して基端部側に移動すると、取外し軸72と共に位置決め部材74及びロックボタン75が基端部側に移動し、ロックボタン75は、カム面85を押圧するのをやめ、各ロック片82が径方向における内方に移動して元の位置に戻る。すると、駆動軸本体71は、各ロック部83がスパイダ43の連結孔44の内周面から離間し、駆動軸34がスパイダ43から離脱する。その後、図10に示すように、取外し軸72は、付勢ばね77(図8参照)及びロックばね78(図8参照)の付勢力により元の位置に戻る。
なお、駆動軸34の先端部にスパイダ43を連結する場合は、まず、取外し軸72により位置決め部材74及びロックボタン75を基端部側に移動し、各ロック片82を元の位置に戻した状態とする。次に、駆動軸本体71のロック片82をスパイダ43の連結孔44内に挿入する。そして、取外し軸72を付勢ばね77(図8参照)及びロックばね78(図8参照)の付勢力により先端部側に移動すると、ロックボタン75がカム面85を押圧することで各ロック部83がスパイダ43の連結孔44に係止し、駆動軸34の先端部にスパイダ43を連結することができる。
このように構成された駆動軸34は、製造時に、着脱機構の作動確認試験を実施する必要があり、このとき、上述した保持機構52や駆動機構53が装着されていないことから、制御棒駆動軸を単体で作動させるための取扱工具が必要となる。
図1は、本実施形態の駆動軸の取扱工具を表す断面図、図2は、図1のII−II断面図、図3は、図1のIII−III断面図、図4及び図5は、制御棒駆動軸の作動試験方法を表す概略図である。
本実施形態において、図1から図3に示すように、駆動軸の取扱工具100は、工具本体としてのハウジング101と、拘束部材及び第1嵌合部材としての外側ピン102と、駆動部としてのエアシリンダ103と、連結部材及び第2嵌合部材としての内側ピン104とを有している。
エアシリンダ103は、中空形状をなすシリンダ111内に円板形状をなすピストン112が軸方向に移動自在に支持され、ピストン112にシリンダ111外に突出する駆動ロッド113が連結されて構成されている。駆動ロッド113は、先端部に連結部材114が一体に固定されており、連結部材114は、先端面に連結凹部115が形成されている。この連結凹部115は、内径が取外し軸72における取外しボタン73の外径より若干大きい寸法に設定されている。
ハウジング101は、エアシリンダ103における駆動ロッド113側に、このエアシリンダ103と同心状に一体に連結されている。ハウジング101は、円筒形状をなし、先端部に支持孔116が形成されている。この支持孔116は、内径が駆動軸本体71の外径より若干大きい寸法に設定されている。そのため、駆動軸34は、駆動軸本体71の基端部がハウジング101の支持孔116に挿入自在であり、取外し軸72の先端部が駆動ロッド113における連結部材114の連結凹部115に挿入自在となっている。
ハウジング101は、先端部側に2個の拘束孔117が形成されている。この各拘束孔117は、円形孔であって、ハウジング101の軸方向に直交すると共に、支持孔116の内周面に半円形状をなす凹部を形成するように形成されている。また、ハウジング101は、基端部側の内周部に周方向に沿って径方向の内方に突出する位置決めストッパ118が形成されている。そのため、駆動軸本体71がハウジング101の支持孔116に挿入され、先端部が位置決めストッパ118に当接したとき、駆動軸本体71の外周部に形成された第1凹部81が拘束孔117と径方向に対向する。即ち、位置決めスストッパ118と第1凹部81と拘束孔117の形成位置が予め設定されている。
そのため、駆動軸本体71の先端部が位置決めストッパ118に当接し、第1凹部81と拘束孔117が対向したとき、外部から外側ピン102を拘束孔117に挿入することで、支持孔116内で駆動軸本体71がハウジング101に対して軸方向に移動不能に拘束される。即ち、外側ピン102が、ハウジング101の拘束孔117と、駆動軸本体71の第1凹部81に係止することで、駆動軸本体71がハウジング101に拘束される。
また、連結部材114は、先端部側に2個の連結孔119が形成されている。この各連結孔119は、円形孔であって、連結部材114の軸方向に直交すると共に、連結凹部115の内周面に半円形状をなす凹部を形成するように形成されている。また、ハウジング101は、この連結孔119に重なるように軸方向に沿ってガイド孔120が形成されている。そのため、取外し軸72の取外しボタン73が連結部材114の連結凹部115に挿入されたとき、取外しボタン73の外周部に形成された第2凹部84が連結孔119と径方向に対向する。即ち、第2凹部84と連結孔119の形成位置が予め設定されている。
そのため、取外しボタン73の先端部が連結凹部115内に挿入して当接し、第2凹部84と連結孔119が対向したとき、外部から内側ピン104をガイド孔120を通して連結孔119に挿入することで、連結凹部115内で取外しボタン73が連結部材114に対して軸方向に相対移動不能に連結される。即ち、内側ピン104が、連結部材114の連結孔119と、取外しボタン73の第2凹部84に係止することで、取外し軸72と駆動ロッド113とが連結される。また、このとき、駆動ロッド113を移動すると、内側ピン104がガイド孔120に沿って移動することとなる。
また、連結部材114は、外周部にガイドピン121が固定される一方、ハウジング101は、軸方向に沿ってガイドスロット122が形成され、ガイドピン121がガイドスロット122に移動自在に嵌合している。このガイドピン121とガイドスロット122は、ハウジング101に対する駆動ロッド113の周方向の移動を阻止するガイド部材として機能する。
エアシリンダ103は、シリンダ111内がピストン112により2つの部屋123,124に区画されており、各部屋123,124に対してエア給排部125,126が設けられている。また、ハウジング101は、基端部に吊り具127が設けられている。
一方、外側ピン102と内側ピン104は、同形状をなす軸部材である。外側ピン102と内側ピン104は、グリップ102a,104aと、各孔117,119に挿入される挿入部102b,104bと、先端部に支持ピン102c,104cにより回動自在に取付けられた抜け止め用ストッパ102d,104dとを有している。
以下、製造後の駆動軸34における着脱機構の作動確認試験の実施方法について説明する。駆動軸34は、組み立てられると、横倒し状態となり、スパイダ43が装着されていないものの、ロック部83は外側に移動したロック位置に保持されている。この状態で、駆動軸34の基端部に取扱工具100を装着する。まず、ハウジング101の支持孔116内に駆動軸34を挿入し、先端部を位置決めストッパ118に当接させると共に、取外し軸72の取外しボタン73の先端部を連結凹部115内に挿入して当接させる。すると、駆動軸本体71の第1凹部81とハウジング101の拘束孔117が対向すると共に、取外しボタン73の第2凹部84と連結部材114の連結孔119が対向する。
次に、外部から外側ピン102をハウジング101の拘束孔117に挿入し、駆動軸本体71の第1凹部81に係止させる。すると、駆動軸本体71がハウジング101に拘束される。続いて、外部から内側ピン104をハウジング101のガイド孔120から連結部材114の連結孔119に挿入し、取外しボタン73の第2凹部84に係止させる。すると、取外し軸72が駆動ロッド113に連結される。このとき、外側ピン102と内側ピン104は、抜け止め用ストッパ102d,104dを回動することで、ハウジング101からの脱落を防止する。
駆動軸34の基端部に取扱工具100が装着されると、この駆動軸34を起立させる。即ち、図4に示すように、立起こし治具151は、支持軸152により床面G上に設置された支持板153に回動自在に支持されている。まず、駆動軸34を横倒し状態でのままで先端部を立起こし治具151内に挿入する。次に、取扱工具100の吊り具127に図示しないクレーンから垂下されたロープ161のフック162を連結し、クレーンを移動することで、図4に二点鎖線で示すように、取扱工具100を介して駆動軸34を起立させる。そして、図5に示すように、クレーンにより取扱工具100を介して駆動軸34を上昇させることで、立起こし治具151から抜き取り、この状態で、駆動軸34における着脱機構の作動確認試験を実施する。なお、このとき、31Aは、制御棒クラスタのダミーであり、34Aは、制御棒クラスタ駆動軸のダミーである。
図1及び図8に示すように、駆動軸34は、スパイダ43が装着されておらず、ロックボタン75によりロック部83が外側に移動したロック位置に保持されている。ここで、エアシリンダ103のエア給排部126から部屋124にエアを供給し、ピストン112を介して駆動ロッド113を上昇(図1にて、左方移動)させる。すると、ハウジング101に拘束された駆動軸本体71に対して、駆動ロッド113に連結された取外し軸72が同方向に引き上げられる。
取外し軸72が上昇すると、位置決め部材74及びロックボタン75が付勢ばね77及びロックばね78の付勢力に抗して上昇し、各ロック片82が内側に移動して解除位置となる。ここで、取扱工具100及び駆動軸34を下降し、床面Gに載置されたスパイダ43(実際は、ダミー部材)に対して駆動軸本体71のロック片82を挿入する。そして、エアシリンダ103のエア給排部125から部屋123にエアを供給し、ピストン112を介して駆動ロッド113を加工(図1にて、右方移動)させる。すると、ハウジング101に拘束された駆動軸本体71に対して、駆動ロッド113に連結された取外し軸72が同方向に押し下げられる。
一方、取外し軸72は、付勢ばね77及びロックばね78の付勢力により下降し、ロックボタン75がカム面85を押圧することで、各ロック部83がスパイダ43の連結孔44に係止し、駆動軸34の先端部にスパイダ43が連結される。この作動により、駆動軸34の着脱機構が適正に作動したかどうかを確認する。その後、エアシリンダ103により取外し軸72を作動し、駆動軸34の先端部からスパイダ43を取外し、クレーンにより駆動軸34を再び横倒し状態とする。そして、駆動軸34から取扱工具100を取外して梱包する。
なお、上述の説明では、駆動軸34の製造後に、横倒し状態で、駆動軸34の基端部に取扱工具100を装着すると説明したが、実際は、駆動軸34における保護筒76の組立前に、駆動軸34の基端部に取扱工具100を装着する。即ち、保護筒76は、円筒形状をなし、駆動軸本体71の先端部からその外周部に嵌合して固定するが、このとき、ロック部83が外側に移動したロック位置にあることから、保護筒76を駆動軸本体71の外周部に嵌合することができない。そのため、駆動軸34に保護筒76を組付ける前に、駆動軸34の基端部に取扱工具100を装着する。そして、前述と同様に、エアシリンダ103によりロック片82を内側に移動して解除位置とした状態で、駆動軸34に保護筒76を組付ける。
このように本実施形態の駆動軸の取扱工具にあっては、筒形状をなして先端部にロック部83を有する駆動軸本体71と、先端部にロックボタン75を有して駆動軸本体71内に移動自在に支持される取外し軸72と、ロックボタン75によりロック部83がロック位置に保持されるように取外し軸72及びロックボタン75を付勢支持する付勢ばね77及びロックばね78とを備える駆動軸34において、筒形状をなして先端部の支持孔116に駆動軸本体71の基端部を挿入自在なハウジング101と、支持孔116内で駆動軸本体71を軸方向に移動不能に拘束する外側ピン(拘束部材)102と、駆動ロッド113を有してハウジング101の基端部に設けられるエアシリンダ(駆動部)103と、駆動ロッド113と駆動軸本体71の基端部から突出した取外し軸72の基端部とを連結する内側ピン(連結部材)104とを設けている。
従って、ハウジング101の支持孔116に駆動軸本体71の基端部を挿入し、外側ピン102により駆動軸本体71を軸方向に移動不能に拘束し、内側ピン104により駆動ロッド113と取外し軸72の基端部とを連結する。この状態で、エアシリンダ103により駆動ロッド113を収縮すると、駆動軸本体71に対して取外し軸72が基端部側に移動する。すると、ロックボタン75を付勢ばね77及びロックばね78の付勢力に抗して移動し、ロック部83がロック位置から原位置(解除位置)に復帰させることで、駆動軸34の先端部にスパイダ43を装着する作動確認試験を実施することができる。そして、駆動軸本体71及び取外し軸72の支持を外側ピン102と内側ピン104により行うことで、駆動軸34を1個として装置の小型化を図ることができる。
本実施形態の駆動軸の取扱工具では、拘束部材としての外側ピン102を駆動軸本体71の外周部に形成された第1凹部81に重なるようにハウジング101に形成された拘束孔117に嵌合することで、駆動軸本体71を軸方向に移動不能に拘束する。従って、構造を簡素化することができる。
本実施形態の駆動軸の取扱工具では、連結部材としての内側ピン104を取外し軸72の外周部に形成された第2凹部84に重なるように駆動ロッド113の連結部材114に形成された連結孔119に嵌合することで、駆動ロッド113と取外し軸72を連結する。従って、構造を簡素化することができる。
本実施形態の駆動軸の取扱工具では、ハウジング101に連結孔119に重なるように軸方向に沿うガイド孔120を設けている。従って、エアシリンダにより駆動ロッド113を介して取外し軸72を移動するとき、内側ピン104がガイド孔120に沿って移動することとなり、ハウジング101と内側ピン104との干渉を防止することができる。
本実施形態の駆動軸の取扱工具では、ハウジング101に対する駆動ロッド113の周方向の移動を阻止するガイド部材として、ガイドピン121及びガイドスロット122を設けている。従って、ハウジング101に対して駆動ロッド113の周方向の移動が阻止されることで、駆動ロッド113により取外し軸72を精度良く移動することができる。
なお、上述した実施形態にて、駆動部をエアシリンダ103としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、油圧シリンダや電動モータなどであってもよい。
10 加圧水型原子炉
11 原子炉容器
21 炉心槽
22 上部炉心支持板
24 上部炉心板
25 下部炉心支持板
27 下部炉心板
28 炉心
29 燃料集合体
30 制御棒
31 制御棒クラスタ
32 制御棒クラスタ案内管
33 制御棒駆動装置
34 制御棒クラスタ駆動軸
71 駆動軸本体
72 取外し軸
73 取外しボタン
74 位置決め部材
75 ロックボタン
76 保護筒
77 付勢ばね
78 ロックばね
81 第1凹部
82 ロック片
83 ロック部
84 第2凹部
85 カム面
100 駆動軸の取扱工具
101 ハウジング(工具本体)
102 外側ピン
103 エアシリンダ(駆動部)
104 内側ピン
113 駆動ロッド
114 連結部材
115 連結凹部
116 支持孔
117 拘束孔
118 位置決めストッパ
119 連結孔
120 ガイド孔
121 ガイドピン(ガイド部材)
122 ガイドスロット(ガイド部材)
127 吊り具

Claims (4)

  1. 筒形状をなして先端部にロック部を有する駆動軸本体と、
    先端部にロックボタンを有して前記駆動軸本体内に移動自在に支持される取外し軸と、
    前記ロックボタンにより前記ロック部がロック位置に保持されるように前記取外し軸及び前記ロックボタンを付勢支持する付勢部材と、を備える駆動軸において、
    筒形状をなして先端部の支持孔に前記駆動軸本体の基端部を挿入自在な工具本体と、
    前記支持孔内で前記駆動軸本体を軸方向に移動不能に拘束する拘束部材と、
    駆動ロッドを有して前記工具本体の基端部に設けられる駆動部と、
    前記駆動ロッドと前記駆動軸本体の基端部から突出した前記取外し軸の基端部とを連結する連結部材と、
    を有し、
    前記拘束部材は、前記駆動軸本体の外周部に形成された第1凹部に重なるように前記工具本体に形成された拘束孔に嵌合する第1嵌合部材である、
    ることを特徴とする駆動軸の取扱工具。
  2. 筒形状をなして先端部にロック部を有する駆動軸本体と、
    先端部にロックボタンを有して前記駆動軸本体内に移動自在に支持される取外し軸と、
    前記ロックボタンにより前記ロック部がロック位置に保持されるように前記取外し軸及び前記ロックボタンを付勢支持する付勢部材と、を備える駆動軸において、
    筒形状をなして先端部の支持孔に前記駆動軸本体の基端部を挿入自在な工具本体と、
    前記支持孔内で前記駆動軸本体を軸方向に移動不能に拘束する拘束部材と、
    駆動ロッドを有して前記工具本体の基端部に設けられる駆動部と、
    前記駆動ロッドと前記駆動軸本体の基端部から突出した前記取外し軸の基端部とを連結する連結部材と、
    を有し、
    前記駆動ロッドは、先端部に前記取外し軸の基端部が挿入自在な連結孔が形成され、前記連結部材は、前記取外し軸の外周部に形成された第2凹部に重なるように前記駆動ロッドに形成された連結孔に嵌合する第2嵌合部材である、
    ことを特徴とする駆動軸の取扱工具。
  3. 前記工具本体は、前記連結孔に重なるように軸方向に沿うガイド孔が設けられることを特徴とする請求項2に記載の駆動軸の取扱工具。
  4. 筒形状をなして先端部にロック部を有する駆動軸本体と、
    先端部にロックボタンを有して前記駆動軸本体内に移動自在に支持される取外し軸と、
    前記ロックボタンにより前記ロック部がロック位置に保持されるように前記取外し軸及び前記ロックボタンを付勢支持する付勢部材と、を備える駆動軸において、
    筒形状をなして先端部の支持孔に前記駆動軸本体の基端部を挿入自在な工具本体と、
    前記支持孔内で前記駆動軸本体を軸方向に移動不能に拘束する拘束部材と、
    駆動ロッドを有して前記工具本体の基端部に設けられる駆動部と、
    前記駆動ロッドと前記駆動軸本体の基端部から突出した前記取外し軸の基端部とを連結する連結部材と、
    を有し、
    前記工具本体に対する前記駆動ロッドの周方向の移動を阻止するガイド部材が設けられる、
    ことを特徴とする駆動軸の取扱工具。
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