JP2016176705A - 試験カプセル及び試験片の再装荷方法 - Google Patents

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純一朗 西田
貴俊 廣田
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貴俊 廣田
賢太郎 吉本
Kentaro Yoshimoto
賢太郎 吉本
泰彦 佐藤
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泰彦 佐藤
寿之 渡辺
Toshiyuki Watanabe
寿之 渡辺
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Takuji Sugihara
拓治 杉原
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Abstract

【課題】取り扱いが容易で、適切な試験片を得ることができる試験カプセル等を提供する。【解決手段】原子炉容器内に挿入され、原子炉容器の評価試験に用いられる試験片を内部に収容する試験カプセル1において、原子炉容器の収納容器への挿入方向に沿って並べて連結される複数のカプセル容器13を備え、カプセル容器13は、試験片を収容して密閉される容器本体と、容器本体の挿入方向の一端に設けられる上部プラグと、容器本体の挿入方向の他端に設けられ、他のカプセル容器13の上部プラグが連結される下部プラグと、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、原子炉の評価試験に用いられる試験片を内部に収容する試験カプセル及び試験片の再装荷方法に関するものである。
従来、原子炉内に配置される中性子計装管が知られている(例えば、特許文献1参照)。中性子計装管は、その内部に試験片が収容されている。試験片は、中性子が照射されることで、機械的性質が劣化する。この試験片は、所定の期間が経過すると、原子炉内から取り出され、各種の評価試験が行われる。
特開平5−333189号公報
このように、特許文献1の中性子計装管は、原子炉内から取り出され、内部に収容されている中性子が照射された試験片を用いて、各種の評価試験が行われることで、原子炉容器の健全性が評価されている。
ところで、特許文献1の中性子計装管のような、試験片を収容した試験カプセルは、通常、プラントの新設時において、原子炉内に配置される。このため、試験カプセルは、プラントの新設時における規制基準に基づいて、規定される各種試験に応じた本数が配置される。ここで、プラントの新設時における規制基準(以下、従来の規制基準という)は、改定されることで新たな規制基準となる。新たな規制基準では、従来の規制基準に規定される試験に対し、さらに試験が追加されることから、使用する試験カプセルが増える場合がある。この場合、既存のプラントにおいては、試験カプセルが不足する可能性がある。
なお、新たな試験片を収容した試験カプセルを、原子炉内に配置することも考えられるが、新たな試験片が、原子炉容器に照射される中性子の照射量に到達するためには、時間を要してしまう。このため、原子炉容器の健全性を評価するにあたって、適切な試験片を得ることが難しい。
このため、すでに中性子が照射されている試験片を試験カプセルに収容し、この試験カプセルを原子炉内に配置することが考えられている。しかしながら、中性子が照射されている試験片は、放射線を放射する照射材となっていることから、遠隔操作によって、照射材を試験カプセルに収容する必要があり、取り扱いが容易でない。また、収容後の試験カプセルは、実機環境を模擬したオートクレーブを用いた試験によって検査が行われる。ここで、試験カプセルは照射材を格納しており、取り扱いが容易でないことから、検査に用いられるオートクレーブは、大型の圧力容器を用いることが困難であり、小型の圧力容器を用いる必要がある。一方で、小型の圧力容器を用いたオートクレーブは、その圧力容器の内部に、特許文献1の中性子計装管のような大きさとなる試験カプセルを収容することが困難である。このように、照射材を取り扱うにあたって使用する機器及び空間に制限があることから、照射材を格納した試験カプセルの取り扱いは容易でない。
そこで、本発明は、取り扱いが容易で、適切な試験片を得ることができる試験カプセル及び試験片の再装荷方法を提供することを課題とする。
本発明の試験カプセルは、原子炉内に挿入され、前記原子炉の評価試験に用いられる試験片を内部に収容する試験カプセルにおいて、前記原子炉への挿入方向に沿って並べて連結される複数のカプセル容器を備え、前記カプセル容器は、前記試験片を収容して密閉される容器本体と、前記容器本体の前記挿入方向の一端に設けられる連結プラグと、前記容器本体の前記挿入方向の他端に設けられ、他の前記カプセル容器の前記連結プラグが連結される被連結部プラグと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、カプセル容器を挿入方向に沿って複数連結することができるため、連結した分だけ、単体のカプセル容器の長さを短くすることができる。このため、試験片として、例えば、中性子が照射された照射材を用いる場合であっても、カプセル容器単位で取り扱うことができるため、使用される機器及び空間の制限を満足しつつ、試験片の取り扱いを容易なものとすることができる。
また、前記試験片は、中性子が照射され、放射線を放射する照射材であることが好ましい。
この構成によれば、試験片として、中性子が照射された照射材を用いることができる。このため、試験片としては、例えば、原子炉から取り出された試験片を用いることができる。なお、原子炉から取り出された試験片は、再装荷を行うために加工された後、原子炉内に再装荷される。
また、前記連結プラグは、前記挿入方向に突出する凸部を有し、前記被連結プラグは、前記挿入方向に窪み、前記凸部に嵌め合わされる凹部を有し、嵌め合わされた前記凸部及び前記凹部には、連結ピンが挿通される連結孔が形成され、前記連結ピンは、前記連結孔に挿通された状態で溶接されることが好ましい。
この構成によれば、連結ピンを溶接することにより、一方のカプセル容器の連結プラグと、他方のカプセル容器の被連結プラグとを強固に連結することができる。このとき、連結ピンを溶接すればよいことから、溶接部分を小さい領域とすることができ、これにより、溶接による歪みを生じ難くすることができる。
また、前記凸部は、嵌め合わされる前記凹部に面接触する凸側接触面が形成され、前記凹部は、嵌め合わされる前記凸部の前記凸側接触面に面接触する凹側接触面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、凸部と凹部とを面接触させて、連結プラグと被連結プラグとを嵌め合わせることができるため、連結プラグに対する被連結プラグの位置を適切に規制することができる。
また、前記試験片は、前記容器本体の内部に敷き詰めて複数収容されることが好ましい。
この構成によれば、試験片を敷き詰めることにより、外部からの熱を、容器本体を介して試験片に好適に伝達することができる。このため、試験片への熱伝導を向上させることができることから、試験片に与えられる熱と、容器本体の外部において原子炉に与えられる熱とをほぼ同じ条件とすることができる。
また、前記連結プラグまたは前記被連結プラグには、前記容器本体の内部に連通するガス注入孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、ガス注入孔を介して容器本体の内部にヘリウムガス等の置換ガスを供給することで、容器本体の内部を置換ガスに置換することができる。
また、前記原子炉への前記挿入方向に延びて形成され、前記挿入方向の一端が前記カプセル容器に連結されるステー部材と、前記ステー部材の他端に接続され、取り扱い時において保持される保持部材と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、ステー部材の挿入方向における長さを調整することで、試験カプセルの挿入方向における全長を調整することができる。また、保持部材を保持して、試験片を取り扱うことができる。
本発明の試験片の再装荷方法は、上記の試験カプセルを用いて、前記試験片を前記原子炉の内部に再装荷する試験片の再装荷方法であって、前記試験片は、前記原子炉の内部に装荷されていたものが取り出して用いられ、前記原子炉から取り出された前記試験片に対して、再装荷を行うための加工を行う試験片加工工程と、加工後の前記試験片を、前記カプセル容器に収容する試験片収容工程と、前記試験片が収容された前記カプセル容器を、前記挿入方向に複数連結して、前記試験カプセルとする試験カプセル作製工程と、作製した前記試験カプセルを前記原子炉内に装荷することで、前記試験片を再装荷する試験片再装荷工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、原子炉の内部に装荷されていた試験片を再装荷することで、中性子が照射された試験片を装荷することができる。このため、中性子が照射された試験片を得ることができ、また、原子炉の評価試験に適した試験片を得ることが可能となる。
図1は、原子力発電プラントの一例の概略構成図である。 図2は、本実施形態の試験カプセルが設けられる加圧水型原子炉の縦断面図である。 図3は、本実施形態の試験カプセルの平面図である。 図4は、本実施形態のカプセル容器の三面図である。 図5は、本実施形態のカプセル容器の断面図である。 図6は、本実施形態の試験片の再装荷方法に関するフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態]
図1は、原子力発電プラントの一例の概略構成図であり、図2は、本実施形態の試験カプセルが設けられる加圧水型原子炉の縦断面図である。
図1に示す原子力発電プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)を有する。この原子力発電プラントは、原子炉格納容器100内において、加圧水型原子炉の原子炉容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉容器101は、内部に燃料集合体120を密閉状態で格納するもので、燃料集合体120が挿抜できるように、原子炉容器本体101aとその上部に装着される原子炉容器蓋101bとにより構成されている。原子炉容器本体101aは、上部に一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101cおよび出口側管台101dが設けられている。出口側管台101dは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101cは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側と区画されている。蒸気発生器103の上部側には、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、管板103dによって区画された上部側の上端に、出口側の二次冷却水管106aが接続され、上部側の側部に、入口側の二次冷却水管106bが接続されている。
また、原子力発電プラントは、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、二次冷却水の循環経路が構成されている。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有するとともに、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、二次冷却水管106aから分岐して接続されている。また、低圧タービン109は、復水器112に接続されている。この復水器112は、二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器112から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ113、低圧給水加熱器114、脱気器115、主給水ポンプ116、および高圧給水加熱器117が設けられている。
従って、原子力発電プラントでは、一次冷却水が原子炉容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却した一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器112に排出される。復水器112は、取水管112aを介してポンプ112bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管112cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ113によって二次冷却水管106bを介して復水器112の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器114で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器115で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ116により送水され、高圧給水加熱器117で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、蒸気発生器103に戻される。
このように構成された原子力発電プラントの加圧水型原子炉において、図2に示すように、原子炉容器101は、その内部に燃料集合体120を含む炉内構造物が挿入できるように、原子炉容器本体101aに対して原子炉容器蓋101bが複数のスタッドボルト121およびナット122により開閉可能に固定されている。
原子炉容器本体101aは、原子炉容器蓋101bを取り外すことで上部が開口可能であり、下部が半球形状をなす下鏡101eにより閉塞された円筒形状をなしている。原子炉容器本体101aは、内部にて、入口側管台101cおよび出口側管台101dより上方に上部炉心支持板123が固定される一方、下方の下鏡101eの近傍に位置して下部炉心支持板124が固定されている。この上部炉心支持板123および下部炉心支持板124は、円板形状をなして図示しない多数の連通孔が形成されている。そして、上部炉心支持板123は、複数の炉心支持ロッド125を介して下方に図示しない多数の連通孔が形成された上部炉心板126が連結されている。
原子炉容器本体101aは、内部に円筒形状をなす炉心槽127が内壁面と所定の隙間をもって配置されており、この炉心槽127は、上部が上部炉心板126に連結され、下部に円板形状をなして図示しない多数の連通孔が形成された下部炉心板128が連結されている。そして、下部炉心板128は、下部炉心支持板124に支持されている。即ち、炉心槽127は、原子炉容器本体101aの下部炉心支持板124に支持されることとなる。
この炉心槽127の外部側には、後述する試験カプセル1を収容する収納容器160が設けられている。この収納容器160は、炉心槽127の周方向において、所定の間隔を空けて設けられている。そして、この収納容器160に収容される試験カプセル1は、後述する炉心129よりも径方向外側に位置すると共に、原子炉容器本体101aよりも径方向内側に位置することとなる。
上部炉心板126と炉心槽127と下部炉心板128とにより炉心129が形成されている。炉心129は、内部に多数の燃料集合体120が配置されている。燃料集合体120は、図示しないが、多数の燃料棒が支持格子により格子状に束ねられて構成され、上端部に上部ノズルが固定される一方、下端部に下部ノズルが固定されている。また、炉心129は、内部に多数の制御棒130が配置されている。この多数の制御棒130は、上端部がまとめられて制御棒クラスタ131となり、燃料集合体120内に挿入可能となっている。上部炉心支持板123は、この上部炉心支持板123を貫通して多数の制御棒クラスタ案内管132が固定されており、各制御棒クラスタ案内管132は、下端部が燃料集合体120内の制御棒クラスタ131まで延出されている。
原子炉容器101を構成する原子炉容器蓋101bは、上部が半球形状をなして磁気式ジャッキの制御棒駆動装置133が設けられており、原子炉容器蓋101bと一体をなすハウジング134内に収容されている。多数の制御棒クラスタ案内管132は、上端部が制御棒駆動装置133まで延出され、この制御棒駆動装置133から延出されて制御棒クラスタ駆動軸135が、制御棒クラスタ案内管132内を通って燃料集合体120まで延出され、制御棒クラスタ131を把持可能となっている。
この制御棒駆動装置133は、上下方向に延設されて制御棒クラスタ131に連結されるとともに、その表面に複数の周溝を長手方向に等ピッチで配設してなる制御棒クラスタ駆動軸135を磁気式ジャッキで上下動させることで、原子炉の出力を制御している。
このような加圧水型原子炉は、制御棒駆動装置133により制御棒クラスタ駆動軸135を移動して燃料集合体120から制御棒130を所定量引き抜くことで、炉心129内での核分裂を制御し、発生した熱エネルギにより原子炉容器101内に充填された軽水が加熱され、高温の軽水が出口側管台101dから排出される。即ち、燃料集合体120を構成する原子燃料が核分裂することで中性子を放出し、減速材および一次冷却水としての軽水が、放出された高速中性子の運動エネルギを低下させて熱中性子とし、新たな核分裂を起こしやすくするとともに、発生した熱を奪って冷却する。一方、制御棒130を燃料集合体120に挿入することで、炉心129内で生成される中性子数を調整し、また、制御棒130を燃料集合体120に全て挿入することで、原子炉を緊急に停止することができる。原子炉容器101は、炉心129に対して、その上方に出口側管台101dに連通する上部プレナム152が形成されるとともに、下方に下部プレナム153が形成されている。そして、原子炉容器101と炉心槽127との間に入口側管台101cおよび下部プレナム153に連通するダウンカマー部154が形成されている。従って、軽水は、入口側管台101cから原子炉容器本体101a内に流入し、ダウンカマー部154を下向きに流れ落ちて下部プレナム153に至り、この下部プレナム153の球面状の内面により上向きに案内されて上昇し、下部炉心支持板124および下部炉心板128を通過した後、炉心129に流入する。この炉心129に流入した軽水は、炉心129を構成する燃料集合体120から発生する熱エネルギを吸収することで、この燃料集合体120を冷却する一方、高温となって上部炉心板126を通過して上部プレナム152まで上昇し、出口側管台101dを通って排出される。原子炉容器101から排出された軽水は、上述したように、蒸気発生器103に送られる。
次に、図3から図5を参照して、試験カプセル1について説明する。図3は、本実施形態の試験カプセルの平面図である。図4は、本実施形態のカプセル容器の三面図である。図5は、本実施形態のカプセル容器の断面図である。
この試験カプセル1は、内部に試験片5を収容している。この試験片5は、原子炉容器101の健全性を評価するための評価試験に用いられる。ここで、試験カプセル1は、原子炉容器本体101aよりも径方向内側に位置していることから、試験片5に照射される中性子の照射量は、原子炉容器本体101aよりも大きくなる。このため、試験片5を用いて評価試験を行うことにより、原子炉容器101の先行監視を行うことが可能となっている。
ここで、試験片5は、加圧水型原子炉から取り出されたものを、再装荷のために加工したものとなっている。つまり、試験片5は、以前に加圧水型原子炉の収納容器160に装荷されたものを用いている。このため、以前の試験片5は、中性子が照射されていることから、放射線を放射する照射材となっている。よって、試験片5は、放射線が漏れない所定の空間であるホットセル内において、マニピュレータ等を用いた遠隔操作によって取り扱われる。
図3に示すように、試験カプセル1は、収納容器160に挿入される挿入方向の後端側から順に、保持部材11と、ステー部材12と、複数のカプセル容器13と、先端部材14とを備えている。ここで、試験カプセル1は、挿入方向の後端側が上方となり、挿入方向の先端側が下方となる。
保持部材11は、試験カプセル1の取り扱い時において、作業装置により保持される部材となっている。この保持部材11は、例えば、図示しないチャック装置に対して着脱自在な形状となっている。保持部材11は、挿入方向の他端がステー部材12と接続されている。
ステー部材12は、挿入方向を長手方向とする棒状に形成されており、長手方向の一端に保持部材11が接続され、長手方向の他端にカプセル容器13が連結されている。このステー部材12は、長手方向における長さが調整されることで、試験カプセル1の挿入方向における全長を調整することが可能となっている。
複数のカプセル容器13は、挿入方向に沿って並べて(直列に)連結されている。図3では、カプセル容器13を4つ連結しているが、連結数については、特に限定されず、いずれの数であってもよい。連結された複数のカプセル容器13は、挿入方向の一端にステー部材12が連結され、挿入方向の他端に先端部材14が連結されている。このカプセル容器13は、その内部に複数の試験片5が収容されており、気密に封止されている。カプセル容器13は、その内部がヘリウムガス(置換ガス)で充満している。なお、カプセル容器13の詳細については、後述する。
先端部材14は、挿入方向の先端部が先細りとなる形状に形成されており、挿入方向の一端にカプセル容器13が連結されている。先端部材14は、挿入方向に向かって先細りとなる先端部によって、試験カプセル1の挿入を案内している。
従って、収納容器160へ試験カプセル1を収容する場合、試験カプセル1は、保持部材11がチャック装置に保持(装着)された状態で、収納容器160へ向けて移動させられる。そして、試験カプセル1は、先端部材14によって案内されながら、収納容器160に収容された後、チャック装置による保持部材11の保持が解除されることで、収納容器160への収容が完了する。これにより、カプセル容器13に収容された試験片5が原子炉内に再装荷される。
一方で、収納容器160から試験カプセル1を取り出す場合、試験カプセル1は、保持部材11がチャック装置に保持(装着)された状態で、収納容器160から取り出される。そして、試験カプセル1は、収納容器160から取り出された後、チャック装置による保持部材11の保持が解除されることで、収納容器160からの取り出しが完了する。これにより、カプセル容器13に収容された試験片5が原子炉から取り出される。
次に、カプセル容器13について説明する。カプセル容器13は、図4に示すように、容器本体21と、上部プラグ(連結プラグ)22と、下部プラグ(被連結プラグ)23とを有している。
容器本体21は、図5に示すように、挿入方向に直交する面で切った断面において、四辺を取り囲む方形枠状に形成されている。そして、容器本体21は、挿入方向に延びて設けられることで、角筒状に形成されている。この容器本体21は、囲い板31と、囲い板31の開口部を覆う蓋体32とを、溶接により接合することで、一体となっている。
囲い板31は、容器本体21の断面における四辺のうち、三辺を含んで形成されており、平板の両端部を直角に折り曲げた形状となっている。このため、容器本体21は、断面において、残りの一辺が開口している。蓋体32は、容器本体21の断面における四辺のうち、残りの一辺を含んで形成されており、平板の両端部を溶接のために僅かに直角に折り曲げた形状となっている。この囲い板31及び蓋体32は、その両端部同士を合せることで、断面において方形枠状となるように組み合わせられ、両端部同士が溶接により接合されることで、容器本体21として形成される。
上部プラグ22は、図4に示すように、容器本体21の挿入方向の一端に設けられ、溶接により接合される。上部プラグ22は、プラグ本体41と、プラグ本体41から挿入方向に突出する凸部42と、プラグ本体41に形成されるヘリウムガスを注入するためのガス注入孔43とを有している。
プラグ本体41は、挿入方向から見た形状が方形となる四角柱の形状となっている。プラグ本体41は、容器本体21側の端部が、僅かに小さい方形となるように形成され、容器本体21が嵌め合わされて、溶接により接合される。凸部42は、挿入方向から見た形状が方形となる四角柱の形状となっており、プラグ本体41よりも小さい方形に形成されている。凸部42は、容器本体21側とは反対側となるプラグ本体51の端部に対して突出して設けられ、他のカプセル容器13の下部プラグ23に嵌め合わされる。なお、凸部42は、四方の外側面が平坦となる接触面(凸側接触面)に形成されており、この接触面に、後述する下部プラグ23の凹部52の接触面が面接触する。ガス注入孔43は、プラグ本体41の側面から容器本体21の内部に連通して形成されている。ガス注入孔43は、容器本体21の内部雰囲気を、ヘリウムガスに置換するために用いられる。なお、ヘリウムガスの置換後、ガス注入孔43は、気密に封止される。
下部プラグ23は、図4に示すように、容器本体21の挿入方向の他端に設けられ、溶接により接合される。下部プラグ23は、プラグ本体51と、プラグ本体51から挿入方向に窪む凹部52とを有している。
プラグ本体51は、挿入方向から見た形状が方形となる四角柱の形状となっている。プラグ本体51は、容器本体21側の端部が、僅かに小さい方形となるように形成され、容器本体21が嵌め合わされて、溶接により接合される。凹部52は、挿入方向から見た形状が方形となる中空の四角柱の形状となっており、プラグ本体51よりも小さい方形に形成されている。凹部52は、容器本体21側とは反対側となるプラグ本体51の端部に対して窪んで形成され、他のカプセル容器13の上部プラグ22に嵌め合わされる。凹部52は、四方の内側面が平坦となる接触面(凹側接触面)に形成され、この接触面に、上部プラグ22の凸部42の接触面が面接触する。
また、嵌め合わされる上部プラグ22の凸部42及び下部プラグ23の凹部52には、各プラグ22,23同士を連結するための連結ピン55を挿通する連結孔56が形成されている。連結孔56は、断面円形に形成されると共に、挿入方向に対して直交する方向に延びて形成されている。連結孔56は、凹部52から凸部42を通って再び凹部52に至るように形成されている。連結ピン55は、連結孔56と相補的な形状となる円柱形状に形成され、連結孔56に挿通されることで、凸部42と凹部52との挿入方向における相対的な位置を規制する。そして、連結孔56に挿通された連結ピン55は、外部側の端部が溶接により下部プラグ23に接合される。
なお、上部プラグ22には、下部プラグ23の他、ステー部材12が連結される。このとき、ステー部材12の連結部分には、下部プラグ23と同様の凹部52が形成されている。また、下部プラグ23には、上部プラグ22の他、先端部材14が連結される。このとき、先端部材14の連結部分には、上部プラグ22と同様の凸部42が形成されている。
次に、図6を参照し、上記の試験カプセル1を用いて、試験片5を加圧水型原子炉の収納容器160に再装荷する試験片5の再装荷方法について説明する。図6は、本実施形態の試験片の再装荷方法に関するフローチャートである。試験片5としては、上記したように、以前に加圧水型原子炉の収納容器160に装荷されたものを用いている。
以前の試験片5は、原子炉の内部から取り出されて、機械的な評価試験が行われた後のものである。このため、まず、試験片5を再装荷するために、以前の試験片5に対して、不要な部分を除去したり、形状を整えたりするための試験片加工工程(ステップS1)を実行する。なお、試験片加工工程S1は、照射材となる試験片5を用いることから、放射線が漏れないホットセル内において遠隔操作により行われる。試験片5の加工が終了すると、加工した試験片5を、カプセル容器13の内部に収容して、カプセル容器13を作成するカプセル容器作製工程(試験片収容工程:ステップS2)を実行する。
ここで、カプセル容器作製工程S2について具体的に説明する。カプセル容器作製工程S2は、試験片加工工程S1と同様に、ホットセル内において遠隔操作により行われる。カプセル容器13を作製する場合、先ず、囲い板31を配置し、この内部に、試験片5を配置する。このとき、試験片5は、作製されるカプセル容器13の内部に敷き詰められて複数配置される。この後、囲い板31の両端部と蓋体32両端部とをそれぞれ合わせることで、断面において方形枠状となるように組み合わせられ、両端部同士を溶接により接合することで、容器本体21を形成する。この後、容器本体21の一端に上部プラグ22を嵌め合わせて溶接により接合し、また、容器本体22の他端に下部プラグ23を嵌め合わせて溶接により接合することで、カプセル容器13を作成する。
続いて、作製されたカプセル容器13に対し、ガス注入孔43からヘリウムガスを注入することで、カプセル容器13の内部の雰囲気をヘリウムガスに置換する。ヘリウムガスへの置換後、ガス注入孔43には、図示しない栓が設けられ、栓は、溶接により接合される。この栓により、カプセル容器13の内部は、気密に封止される。以上により、カプセル容器13の作製が完了する。
作製が完了したカプセル容器13は、引き続いて、各種検査が行われる。先ず、作製されたカプセル容器13には、内部に封入したヘリウムガスがリークしていないことを検査するヘリウムリーク試験が行われる。ヘリウムリーク試験において、カプセル容器13からヘリウムガスがリークしていないことを確認すると、続いて、オートクレーブ試験が行われる。オートクレーブ試験では、オートクレーブ装置を用いて原子炉の内部環境を模擬し、模擬した内部環境にカプセル容器13を晒す。ここで、オートクレーブ装置は、単体のカプセル容器13を収容する圧力容器を有しており、この圧力容器の内部は、高温・高圧の環境となる。この圧力容器は、労働安全衛生法施行令で規定される第一種圧力容器に該当しないものであり、小型圧力容器または簡易容器に分類されるものである。オートクレーブ試験が行われると、再度、カプセル容器13に対して、上記と同様のヘリウムリーク試験を行う。ヘリウムリーク試験において、カプセル容器13からヘリウムガスがリークしていないことを確認すると、カプセル容器13の寸法検査を行う。寸法検査において、カプセル容器13が異常な寸法となっていないことを確認すると、検査が終了する。
カプセル容器作製工程S2が完了すると、続いて、カプセル容器13を用いて試験カプセル1を作成する試験カプセル作製工程(ステップS3)を実行する。
次に、試験カプセル作製工程S3について具体的に説明する。試験カプセル作製工程S3は、試験片加工工程S1及びカプセル容器作製工程S2と同様に、ホットセル内において遠隔操作により行われる。試験カプセル1を作製する場合、先ず、保持部材11、ステー部材12、複数のカプセル容器13及び先端部材14を用意する。保持部材11には、ステー部材12の一端が接続される。また、ステー部材12の他端には、カプセル容器13の上部プラグ22が連結される。このとき、ステー部材12とカプセル容器13とは、連結ピン55により連結され、連結ピン55が溶接によりステー部材12に接合される。
続いて、カプセル容器13の下部プラグ23に、他のカプセル容器13の上部プラグ22を連結し、これを複数回繰り返すことで、複数のカプセル容器13を挿入方向に直列に連結する。なお、このときも、一方のカプセル容器13の下部プラグ23と、他方のカプセル容器13の上部プラグ22とは、連結ピン55により連結され、連結ピン55が溶接により下部プラグ23に接合される。
そして、複数のカプセル容器13を連結した後、先端側におけるカプセル容器13の下部プラグ23に、先端部材14が連結される。このときも、カプセル容器13と先端部材14とは、連結ピン55により連結され、連結ピン55が溶接により下部プラグ23に接合される。以上により、試験カプセル1の作製が完了する。
試験カプセル作製工程S3が完了すると、続いて、作製した試験カプセル1を原子炉の内部、つまり、収納容器160に収納する試験片再装荷工程(ステップS4)を実行する。試験片再装荷工程S4では、試験カプセル1の保持部材11がチャック装置に保持(装着)され、収納容器160へ向けて移動させられた後、先端部材14によって案内されながら、収納容器160に収容される。この後、チャック装置による保持部材11の保持が解除されることで、収納容器160への収容が完了する。これにより、カプセル容器13に収容された試験片5が原子炉内に再装荷される。
以上のように、本実施形態によれば、カプセル容器13を挿入方向に沿って複数連結することができるため、連結した分だけ、単体のカプセル容器13の挿入方向における長さを短くすることができる。このため、試験片5として、中性子が照射された照射材を用いる場合であっても、カプセル容器13単位で取り扱うことができる。よって、使用されるオートクレーブ装置等の機器の制限を満足しつつ、ホットセル内において、試験片5の取り扱いを容易なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、試験片5として、照射材を用いることができることから、原子炉から取り出された試験片5を用いることができる。また、この試験片5を再装荷を行うために加工した後、原子炉内に再装荷することができる。
また、本実施形態によれば、連結ピン55を下部プラグ23に溶接することにより、一方のカプセル容器13の上部プラグ22と、他方のカプセル容器13の下部プラグ23とを強固に連結することができる。このとき、連結ピン55を溶接すればよいことから、溶接部分を小さい領域とすることができ、これにより、溶接による歪みを生じ難くすることができる。
また、本実施形態によれば、凸部42と凹部52とを面接触させて、上部プラグ22と下部プラグ23とを嵌め合わせることができるため、上部プラグ22に対する下部プラグ23の位置を適切に規制することができる。
また、本実施形態によれば、容器本体21の内部に試験片5を敷き詰めることにより、外部からの熱を、容器本体21を介して試験片5に好適に伝達することができる。このため、試験片5への熱伝導を向上させることができることから、試験片5に与えられる熱と、原子炉容器101に与えられる熱とをほぼ同じ条件とすることができる。
また、本実施形態によれば、ガス注入孔43を介して容器本体21の内部にヘリウムガス等の置換ガスを供給することで、容器本体21の内部雰囲気を置換ガスに置換することができる。
また、本実施形態によれば、ステー部材12の挿入方向における長さが調整可能となるため、試験カプセル1の挿入方向における全長を調整することができる。また、保持部材11を保持して、試験カプセル1を取り扱うことができる。
また、本実施形態によれば、原子炉の内部に装荷されていた試験片5を再装荷することで、中性子が照射された試験片5を装荷することができる。このため、中性子が照射された試験片5を得ることができ、また、原子炉の評価試験に適した試験片5を得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、試験片5として、照射材を適用したが、この構成に限定されず、放射線を放射していない新材となる試験片5を適用してもよい。
また、本実施形態では、上部プラグ22にガス注入孔43を形成したが、下部プラグ23にガス注入孔43を形成してもよく、特に限定されない。
また、本実施形態では、複数のカプセル容器13を連結することができるため、必要な照射材の収容量に応じて、連結するカプセル容器13の数を変えてもよい。このとき、試験カプセル1の挿入方向における全長を所定の長さに維持する場合には、ダミーのカプセル容器を連結してもよいし、ステー部材12の長さを調整してもよい。さらに、原子炉から試験片5を取り出す場合、必要なカプセル容器13だけ取り出し、残りのカプセル容器13を原子炉内へ再装荷してもよい。
1 試験カプセル
5 試験片
11 保持部材
12 ステー部材
13 カプセル容器
14 先端部材
21 容器本体
22 上部プラグ
23 下部プラグ
31 囲い板
32 蓋体
41 プラグ本体
42 凸部
43 ガス注入孔
51 プラグ本体
52 凹部
55 連結ピン
56 連結孔
101 原子炉容器
127 炉心槽
160 収納容器

Claims (8)

  1. 原子炉内に挿入され、前記原子炉の評価試験に用いられる試験片を内部に収容する試験カプセルにおいて、
    前記原子炉への挿入方向に沿って並べて連結される複数のカプセル容器を備え、
    前記カプセル容器は、
    前記試験片を収容して密閉される容器本体と、
    前記容器本体の前記挿入方向の一端に設けられる連結プラグと、
    前記容器本体の前記挿入方向の他端に設けられ、他の前記カプセル容器の前記連結プラグが連結される被連結部プラグと、を有することを特徴とする試験カプセル。
  2. 前記試験片は、中性子が照射され、放射線を放射する照射材であることを特徴とする請求項1に記載の試験カプセル。
  3. 前記連結プラグは、前記挿入方向に突出する凸部を有し、
    前記被連結プラグは、前記挿入方向に窪み、前記凸部に嵌め合わされる凹部を有し、
    嵌め合わされた前記凸部及び前記凹部には、連結ピンが挿通される連結孔が形成され、
    前記連結ピンは、前記連結孔に挿通された状態で溶接されることを特徴とする請求項1または2に記載の試験カプセル。
  4. 前記凸部は、嵌め合わされる前記凹部に面接触する凸側接触面が形成され、
    前記凹部は、嵌め合わされる前記凸部の前記凸側接触面に面接触する凹側接触面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の試験カプセル。
  5. 前記試験片は、前記容器本体の内部に敷き詰めて複数収容されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の試験カプセル。
  6. 前記連結プラグまたは前記被連結プラグには、前記容器本体の内部に連通するガス注入孔が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の試験カプセル。
  7. 前記原子炉への前記挿入方向に延びて形成され、前記挿入方向の一端が前記カプセル容器に連結されるステー部材と、
    前記ステー部材の他端に接続され、取り扱い時において保持される保持部材と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の試験カプセル。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の試験カプセルを用いて、前記試験片を前記原子炉の内部に再装荷する試験片の再装荷方法であって、
    前記試験片は、前記原子炉の内部に装荷されていたものが取り出して用いられ、
    前記原子炉から取り出された前記試験片に対して、再装荷を行うための加工を行う試験片加工工程と、
    加工後の前記試験片を、前記カプセル容器に収容する試験片収容工程と、
    前記試験片が収容された前記カプセル容器を、前記挿入方向に複数連結して、前記試験カプセルとする試験カプセル作製工程と、
    作製した前記試験カプセルを前記原子炉内に装荷することで、前記試験片を再装荷する試験片再装荷工程と、を備えることを特徴とする試験片の再装荷方法。
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