JP6468362B2 - 電動式パワーステアリング装置及びその組立方法 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置及びその組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車の操舵装置として利用するもので、電動モータを補助動力源として利用する事により、ステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る電動式パワーステアリング装置(EPS)及びその組立方法の改良に関する。
図8〜10は、特許文献1に記載された電動式パワーステアリング装置の従来構造の1例を示している。この様な電動式パワーステアリング装置は、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、該入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、車輪に舵角を付与する。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されている。該ステアリングシャフト5は、車体に支持される円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、該ステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して、中間シャフト8の後端部に接続されており、該中間シャフト8の前端部は、別の自在継手9を介して、入力軸3に接続されている。又、図示の例は、電動モータ10を補助動力の発生源としてステアリングホイール1を操作する為に要する力を低減する、電動式パワーステアリング装置である。尚、本明細書全体で、前後方向とは、特に断らない限り車両の前後方向を言う。
ステアリングコラム6は、インナコラム11とアウタコラム12とを伸縮可能に組み合わせて成る。ステアリングコラム6は車体(図示省略)に支持される。又、ステアリングシャフト5は、特許請求の範囲の入力軸に相当するロアシャフト13とアッパシャフト14とを、トルク伝達を可能に且つ伸縮可能に組み合わせて成る。ステアリングシャフト5は、ステアリングコラム6の内径側に回転自在に支持されている。又、アッパシャフト14のうちで、アウタコラム12の後端開口から突出した部分には、ステアリングホイール1が固定されている。又、インナコラム11の前端部にはハウジング15が結合固定されており、該ハウジング15の内側にロアシャフト13の前半部が挿入されている。
ハウジング15の内側でロアシャフト13の前側には、出力軸16が1対の玉軸受17、18により回転自在に支持されている。又、出力軸16のうちで、ハウジング15の前端開口から突出した部分には、自在継手7が結合されている。上述の様な出力軸16とロアシャフト13とは、トーションバー19を介して、互いに同軸に連結されている。
トーションバー19は、ばね鋼製で、軸方向両端部に第一連結軸部20及び第二連結軸部21を、軸方向中間部にばね軸部22を、第一連結軸部20とばね軸部22との間に、該ばね軸部22よりも大径のガイド軸部23を、それぞれ設けている。そして、このトーションバー19は、後端部を除く大部分を出力軸16の内径側に配置された状態で、第一連結軸部20を、ロアシャフト13の前端寄り部分の径方向中心部に設けられたスプライン孔24に、相対回転不能にスプライン嵌合させている。又、第二連結軸部21を、出力軸16の前端部に設けた嵌合孔25内に緩く嵌合させた後、ピン26を係合させる事により、出力軸16の前端部に相対回転不能に結合している。又、出力軸16の内周面のうちの後端部には、ブッシュ27を内嵌固定しており、その内径側にガイド軸部23を相対回転可能に支持している。
又、ロアシャフト13の前端部には、円筒状の筒状部28が設けられている。この筒状部28の内周面には、その内接円の直径がスプライン孔24よりも大きくなった、円周方向に関する凹凸形状の雌ストッパ部29が設けられている。一方、出力軸16の外周面の後端部には、その外径寸法が後端寄り部分よりも小さくなった、円周方向に関する凹凸形状の雄ストッパ部30が設けられている。そして、この様な雌ストッパ部29と雄ストッパ部30とを、所定角度範囲での相対回転を可能に凹凸係合させている。
又、出力軸16の外周面のうち、軸方向に関して雄ストッパ部30の前側に隣接する部分である後端寄り部分には、その外接円の直径が雄ストッパ部30よりも大きい、円周方向に関する凹凸形状のトルク検出用凹凸部31が設けられている。又、トルク検出用凹凸部31の外径側には、非磁性金属製で、円筒状のトルク検出用スリーブ32が配置されている。トルク検出用スリーブ32の基端部(後端部)は、筒状部28に外嵌固定されている。又、トルク検出用スリーブ32のうち、トルク検出用凹凸部31の外径側に配置された部分である、前端部乃至中間部には、複数の略矩形の窓孔33、33が、軸方向に複列に且つ円周方向に関して等間隔に設けられている。又、トルク検出用凹凸部31及びトルク検出用スリーブ32の外径側には、ハウジング15に内嵌固定されたトルク検出用コイルユニット34が配置されている。
更に、出力軸16の軸方向中間部には、ウォームホイール35が外嵌固定されている。該ウォームホイール35には、ハウジング15内に回転自在に支持されたウォーム36が噛合されている。又、該ハウジング15には、電動モータ10が支持固定されており、該電動モータ10のモータ出力軸37は、ウォーム36の基端部に、トルクの伝達を可能に結合されている。
上述の様に構成する電動式パワーステアリング装置の場合、運転者がステアリングホイール1を操作する事によって、ステアリングシャフト5に操舵力であるトルクが付与されると、該トルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバー19が弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出用凹凸部31とトルク検出用スリーブ32との円周方向の位置関係が変化する事で、トルク検出用コイルユニット34を構成するコイルにインピーダンス変化が生じる。この為、該インピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出できる。電動モータ10は、トルクの検出結果に応じた補助動力を発生する。該補助動力は、ウォームホイール35とウォーム36とを噛合させて成るウォーム式減速機38により増大された後、出力軸16に付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作する為に要する力が軽減される。
一方、ステアリングホイール1からステアリングシャフト5に大きなトルク(操舵力)が入力される事により、トーションバー19の捩れ量が、所定角度範囲の片側又は他側の上限値に達すると、雌ストッパ部29と雄ストッパ部30との歯部同士が周方向に噛み合う。そして、噛み合いに基づき、ロアシャフト13から出力軸16に直接、トルクの一部が伝達される様になる。
又、上述の様な電動式パワーステアリング装置を組み立てるには、先ず、トーションバー19の後端部に設けた第一連結軸部20を、ロアシャフト13の前端寄り部分に設けられたスプライン孔24に圧入する事により、トーションバー19とロアシャフト13とをトルク伝達を可能に連結する。次いで、トーションバー19の前端部に設けた第二連結軸部21を、出力軸16の内側に後端側から挿入し、該第二連結軸部21を、出力軸16の前端部に設けられた嵌合孔25に締め代を持たせる事なく内嵌する。そして、ロアシャフト13と出力軸16との回転方向に関する互いの位置関係を、所定角度範囲の中央位置に合わせた状態で、出力軸16の前端部とトーションバー19の前端部(第二連結軸部21)との互いに整合する位置に、ドリル加工で径方向の貫通孔39を形成する。そして、該貫通孔39にピン26を圧入する事により、トーションバー19の前端部を出力軸16に対してトルク伝達可能に連結する。或いは、予め貫通孔39を形成しておき、該貫通孔39にピン26を圧入する事もできる。
ところで、従来構造の電動式パワーステアリング装置は、上述した様な組立方法により組み立てる場合に、次の様な問題を生じる可能性がある。
即ち、図11に示した様に、トーションバー19の前端部に設けた第二連結軸部21を、出力軸16の内側に後端側から挿入し、該出力軸16とロアシャフト13とを軸方向に近づける際に、ブッシュ27の内径側にトーションバー19のガイド軸部23が進入するよりも先に、トルク検出用スリーブ32の前端部がトルク検出用凹凸部31の外径側に進入してしまう。この為、出力軸16とロアシャフト13との同軸度を確保する事が難しく、これら出力軸16とロアシャフト13とを軸方向に近づける際に、トルク検出用スリーブ32とトルク検出用凹凸部31とが接触しない様に注意を払う必要がある。この為、組立作業性が悪く、改善の余地がある。
日本国特開2013−71590号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、組立作業時に、トルク検出用スリーブとトルク検出用凹凸部とが接触しない様にする事ができ、組立作業性を向上できる、電動式パワーステアリング装置及びその組立方法を提供する。
一実施形態に係る電動式パワーステアリング装置は、入力軸と、出力軸と、トーションバーと、雌ストッパ部と、雄ストッパ部と、トルク検出用凹凸部と、トルク検出用スリーブと、ブッシュとを備える。
前記入力軸は、ステアリングホイールからの操舵力を付与される。
前記出力軸は、前記入力軸と同軸上に配置されており、電動モータを発生源とする補助動力を付与される。
前記トーションバーは、軸方向両端部に第一連結軸部及び第二連結軸部を、軸方向中間部にばね軸部を、前記第一連結軸部と前記ばね軸部との間に、該ばね軸部よりも大径のガイド軸部を、有している。そして、前記トーションバーは、前記入力軸及び前記出力軸の内径側に配置された状態で、前記第一連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの一方の回転軸に、前記第二連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの他方の回転軸に、それぞれトルク伝達可能に連結されている。
前記雌ストッパ部は、前記一方の回転軸のうち、軸方向に関して前記他方の回転軸側の端部である軸方向片端部に設けられる。前記雌ストッパ部はそれぞれが軸方向に長い複数ずつの雌側歯部と雌側溝部とが円周方向に関して交互に且つ等ピッチで配置されて成るものでもよい。
前記雄ストッパ部は、前記他方の回転軸の外周面のうち、軸方向に関して前記一方の回転軸側の端部である軸方向他端部に設けられ、前記雌ストッパ部に対し所定角度範囲での相対回転を可能に係合(例えば凹凸係合)される。前記雄ストッパ部はそれぞれが軸方向に長い複数ずつの雄側歯部と雄側溝部とが円周方向に関して交互に且つ等ピッチで配置されて成るものでもよい。
前記トルク検出用凹凸部は、前記他方の回転軸の外周面のうち、前記雄ストッパ部の軸方向片側に隣接する部分に設けられている。前記トルク検出用凹凸部は、その外接円の直径が前記雄ストッパ部の外接円の直径よりも大きくてもよい。
前記トルク検出用スリーブは、前記トルク検出用凹凸部の外径側に配置されると共に、その基端部である軸方向他端部を前記一方の回転軸の軸方向片端部に外嵌固定されている。
前記ブッシュは、前記他方の回転軸の内周面のうちの軸方向他端部に内嵌固定(圧入)され、その内径側に前記ガイド軸部を相対回転可能に支持する。
特に、上記電動式パワーステアリング装置では、前記ブッシュの軸方向他端部から前記トルク検出用凹凸部の軸方向他端部までの軸方向距離を、前記ガイド軸部の軸方向片端部から前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部までの軸方向距離よりも大きくしている。
又、上記電動式パワーステアリング装置では、例えば前記ガイド軸部の軸方向片端部から前記第二連結軸部の軸方向片端部までの軸方向距離(α)を、前記ブッシュの軸方向他端部から前記他方の回転軸の軸方向片端部に設けた嵌合孔の軸方向他端部までの軸方向距離(β)よりも大きくすることが好ましい。
又、本発明の別の実施形態に係る電動式パワーステアリング装置の組立方法は、前記一方の回転軸に前記トーションバーの第一連結軸部を連結すると共に、前記一方の回転軸の軸方向片端部に前記トルク検出用スリーブの軸方向他端部を外嵌固定した状態で、前記トーションバーの第二連結軸部を前記他方の回転軸の内側に軸方向他端側から挿入し、前記一方の回転軸と前記他方の回転軸とを軸方向に関して近づける際に、前記トルク検出用凹凸部の外径側に前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部を進入させるよりも先に、前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入(挿入)させる。
別な言い方をすれば、前記入力軸と前記出力軸とを軸方向に関して近づける際に、前記トルク検出用凹凸部の軸方向他端部と前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部との間の軸方向距離を、前記ブッシュの軸方向他端部と前記ガイド軸部の軸方向片端部との軸方向距離よりも大きくしている。
上記組立方法においては、例えば、前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入させるよりも先に、前記第二連結軸部を前記他方の回転軸の軸方向片端部に設けた嵌合孔に締め代を持たせる事なく内嵌させることが好ましい。
上述の構成によれば、組立作業時に、トルク検出用スリーブとトルク検出用凹凸部とが接触する事を防止でき、組立作業性を向上できる。
即ち、上記電動式パワーステアリング装置では、完成状態(組立完了状態)で、ブッシュの軸方向他端部からトルク検出用凹凸部の軸方向他端部までの軸方向距離が、ガイド軸部の軸方向片端部からトルク検出用スリーブの軸方向片端部までの軸方向距離よりも大きい。
この為、組立作業時に、同軸上に配置された入力軸と出力軸とのうちの一方の回転軸にトーションバーの第一連結軸部を連結すると共に、該一方の回転軸にトルク検出用スリーブの基端部を外嵌固定した状態で、前記トーションバーの第二連結軸部を他方の回転軸の内側に軸方向他端側から挿入し、前記一方の回転軸と前記他方の回転軸とを軸方向に関して近づけた際に、前記トルク検出用凹凸部の外径側に前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部が進入するよりも先に、前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入させる事ができる。
従って、前記トーションバー及び前記ブッシュにより、前記入力軸と前記出力軸との同軸度を確保した状態で、前記トルク検出用凹凸部の外径側に前記トルク検出用スリーブを進入させる事ができる。
この結果、前記トルク検出用スリーブと前記トルク検出用凹凸部とが接触する事を有効に防止できる。これにより、電動式パワーステアリング装置の組立作業性を向上する事ができる。
又、好ましい実施形態によれば前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入させるよりも先に、前記第二連結軸部を前記他方の回転軸の軸方向片端部に設けた嵌合孔内に締め代を持たせる事なく内嵌させる事ができる。この為、前記第二連結軸部と前記他方の回転軸の嵌合孔との嵌合部により、前記入力軸と前記出力軸との同軸度をある程度は確保できる。従って、前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド部の軸方向片端部をスムーズに進入させる事ができる。
実施の形態の1例を示す部分切断側面図。 図1の左端部拡大図。 ロアシャフト、トーションバー及びトルク検出用スリーブが組み立てられて成る入力側半組立体を示す断面図。 出力軸及びウォームホイールが組み立てられて成る出力側半組立体を示す断面図。 入力側半組立体と出力側半組立体との組み合わせ途中状態を示す断面図。 図5の右半部拡大図。 入力側半組立体と出力側半組立体との組み合わせ完了状態を示す断面図。 電動式パワーステアリング装置の1例を示す、部分切断側面図。 図8のA−A断面図。 図9の左側から見た状態を示す部分切断図。 従来構造の電動式パワーステアリング装置の組立途中状態を示す断面図。
[実施の形態の1例]
実施の形態の1例に就いて、図1〜7を参照しつつ説明する。本例の電動式パワーステアリング装置は、ステアリングコラム6aと、ステアリングシャフト5aと、ハウジング15aと、出力軸16aと、トーションバー19aと、ブッシュ27aと、トルク検出用スリーブ32aと、トルク検出用コイルユニット34aと、基板49と、電動モータ10(図8参照)と、ウォーム式減速機38aとを備える。
ステアリングコラム6aは、それぞれが鋼製又はアルミニウム合金等の軽合金製である、前側に配置された円筒状のインナコラム11aと、後側に配置された円筒状のアウタコラム12aとが、伸縮可能に組み合わせられて成るもので、図示しない支持ブラケットにより車体に支持される。
ステアリングシャフト5aは、それぞれが鋼製である、前側に配置されたロアシャフト13aと、後側に配置された中空軸状のアッパシャフト14aとが、トルク伝達を可能に且つ伸縮可能にスプライン嵌合されて成るもので、ステアリングコラム6aの内径側に回転自在に支持されている。又、アッパシャフト14aのうちで、アウタコラム12aの後端開口から突出した部分(後端部)には、ステアリングホイール1(図8参照)が固定される。本例の場合、ロアシャフト13aが、特許請求の範囲の入力軸に相当する。
ハウジング15aは、それぞれがアルミニウム合金等の軽合金製又は合成樹脂製である前側の蓋体40と後側の本体41とが、複数本のボルトにより互いに結合されて成るもので、インナコラム11aの前端部に結合固定されている。又、ロアシャフト13aの前端部は、ハウジング15aの内側に挿入されている。
出力軸16aは、磁性金属である鋼により中空軸状に造られたもので、ハウジング15a内のロアシャフト13aの前側に、1対の玉軸受17a、18aにより回転自在に支持されている。ハウジング15aの前端開口から突出した、出力軸16aの前端部には、自在継手7(図8参照)が結合される。
トーションバー19aは、ばね鋼等の鋼製で、後端部を第一連結軸部(入力側連結部)20aとし、前端部を第二連結軸部(出力側連結軸部)21aとし、軸方向中間部をばね軸部22aとし、第一連結軸部20aとばね軸部22aとの間部分を、該ばね軸部22aの外径よりも大きな外径寸法を有するガイド軸部23aとしている。又、トーションバー19aは、出力軸16aよりもその全長が長くなっており、その後端部である第一連結軸部20aを除く大部分を、出力軸16aの内径側に配置した状態で、該第一連結軸部20aが、ロアシャフト13aの前端寄り部分の径方向中心部に設けられたスプライン孔24aに相対回転不能にスプライン嵌合されている。又、前端部である第二連結軸部21aが、出力軸16aの前端部に設けた嵌合孔25a内に締め代を持たせる事なく緩く内嵌(円筒面嵌合)された後、ピン26aが直径方向に係合される事により、出力軸16aの前端部に相対回転不能に結合している。この為、本例の場合には、ロアシャフト13aが、特許請求の範囲の一方の回転軸に相当し、出力軸16aが、特許請求の範囲の他方の回転軸に相当する。又、前端部が、特許請求の範囲の軸方向片端部に相当し、後端部が、特許請求の範囲の軸方向他端部に相当する。
又、第一、第二両連結軸部20a、21aの外径寸法(外接円の直径)は、ばね軸部22a及びガイド軸部23aの外径寸法よりも大きくなっており、このうちのガイド軸部23aの外径寸法は、ばね軸部22aの外径寸法よりも大きくなっている。又、ガイド軸部23aは、外周面を軸方向全長に亙り単なる円筒面とされているのに対し、ばね軸部22aは、外周面のうちの軸方向中間部を単なる円筒面とされ、軸方向両端部を軸方向両側に向かう程外径寸法が大きくなる方向に傾斜した傾斜面とされている。
ブッシュ27aは、合成樹脂製又は金属製で、全体を欠円筒状(断面C字形状)又は円筒状に構成されており、出力軸16aの内周面のうちの後端部に内嵌固定(圧入固定)されている。又、ブッシュ27aは、その内径側に、トーションバー19aを構成するガイド軸部23aを相対回転可能にがたつきなく支持(軸支)している。
又、ロアシャフト13aの前端部には、円筒状の筒状部28aが設けられている。該筒状部28aの内周面には、その内接円の直径がスプライン孔24aよりも大きくなった、円周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雌ストッパ部29aが設けられている。この雌ストッパ部29aは、筒状部28aの内周面に、それぞれが軸方向に長い複数ずつの雌側歯部43、43と雌側溝部44、44とが、円周方向に関して交互に且つ等ピッチで配置されて成る。
一方、出力軸16aの外周面の後端部には、その外径寸法(外接円の直径)が後端寄り部分(軸方向に関して前側に隣接する部分である、後述するトルク検出用凹凸部31a)よりも小さくなった、円周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雄ストッパ部30aが設けられている。この雄ストッパ部30aは、出力軸16aの外周面の後端部に、それぞれが軸方向に長い複数ずつの雄側歯部45、45と雄側溝部46、46とが、円周方向に関して交互に且つ等ピッチで配置されて成る。これら各雄側歯部45、45(各雄側溝部46、46)の個数と各雌側歯部43、43(各雌側溝部44、44)の個数とは、互いに等しくなっている。
上述の雌ストッパ部29aと雄ストッパ部30aとは、所定角度範囲(トーションバー19aが捩れていない中立状態を基準として例えば±5度の範囲)での相対回転を可能に(緩いスプライン係合の如く)凹凸係合している。即ち、各雌側歯部43、43(各雄側歯部45、45)が各雄側溝部46、46(各雌側溝部44、44)に、それぞれ円周方向の隙間を有する状態で緩く係合する事により、ロアシャフト13aと出力軸16aとの相対回転が所定角度範囲に規制されている。これにより、トーションバー19aの過大な捩れ防止が図られている。
又、出力軸16aの外周面のうち、軸方向に関して雄ストッパ部30aの前端側に隣接する部分である、後端寄り部分には、その外接円の直径が雄ストッパ部30aよりも大きい、円周方向に関する凹凸形状(歯車状)のトルク検出用凹凸部31aが設けられている。このトルク検出用凹凸部31aは、出力軸16aの外周面の後端寄り部分に、それぞれが軸方向に長い複数の検出用溝部47、47が、円周方向に関して等間隔に設けられて成る。本例の場合には、これら各検出用溝部47、47の個数と、各雄側溝部44、44の個数とが、互いに等しくなっている。これと共に、これら各検出用溝部47、47と各雄側溝部44、44とが軸方向に連続して設けられている。つまり、これら各検出用溝部47、47と各雄側溝部44、44との円周方向に関する配置の位相が互いに等しい。
又、トルク検出用スリーブ32aは、アルミニウム合金等の導電性を有する非磁性金属により円筒状に造られたもので、トルク検出用凹凸部31aの外径側に同心に配置されている。このトルク検出用スリーブ32aの基端部(後端部)は、筒状部28aに外嵌固定されている。トルク検出用スリーブ32aのうち、トルク検出用凹凸部31aの外径側に配置された部分である、前端部(先端部)乃至中間部には、複数の略矩形の窓孔33a、33aが、軸方向に複列に、且つ、円周方向に関して等間隔に設けられている。これら両列の窓孔33a、33aの周方向位相は、互いに半ピッチずれている。又、トルク検出用スリーブ32aのうち、トルク検出用凹凸部31aの外径側に配置される部分の内径寸法は、該トルク検出用凹凸部31aの外接円の直径(外径寸法)よりも、0.5mm程度大きい。
特に本例の場合には、出力軸16aの後端部(後端縁部)を基準とするブッシュ27aの取付位置(圧入位置)及びトルク検出用凹凸部31aの形成位置をそれぞれ規制すると共に、トーションバー19aを構成するガイド軸部23aの全長(軸方向長さ)、並びに、トルク検出用スリーブ32aの全長(及び取付位置)をそれぞれ規制する事で、ブッシュ27aの後端部からトルク検出用凹凸部31aの後端部までの軸方向距離Xを、ガイド軸部23aの前端部からトルク検出用スリーブ32aの前端部までの軸方向距離Yよりも大きくしている(X>Y)。
又、トルク検出用コイルユニット34aは、円筒状に構成されたもので、トルク検出用凹凸部31a及びトルク検出用スリーブ32aの外径側に同心に配置されている。又、トルク検出用コイルユニット34aは、ハウジング15aに内嵌固定されており、1対のコイル48、48を備えている。これら両コイル48、48は、トルク検出用スリーブ32aのうち、両列の窓孔33a、33aを設けた部分に対し、径方向に重畳して配置されている。
又、基板49は、ハウジング15a内のトルク検出用コイルユニット34aの下方に設置されている。基板49上には、モータ制御回路が構成されている。又、該モータ制御回路には、両コイル48、48の端部が接続されている。
又、ウォーム式減速機38aは、ウォームホイール35aと、図示しないウォームとが組み合わせられて成る。ウォームホイール35aは、出力軸16aのうち、両玉軸受17a、18a同士の間部分である軸方向間部に外嵌固定されている。又、ウォームは、ウォームホイール35aに噛合した状態で、ハウジング15a内に回転自在に支持されている。
又、電動モータ10(図8参照)は、ハウジング15aに支持固定されている。該電動モータ10のモータ出力軸は、ウォームの基端部に対し、トルクの伝達を可能に結合されている。
又、図示の構造の場合、ロアシャフト13aの外周面のうちの後端寄り部分と、ハウジング15aの内面との間部分には、該ハウジング15a内の潤滑剤がステアリングコラム6aの内径側の空間に流出するのを防止する為のシールリング50が設置されている。
上述の様に構成する本例の電動式パワーステアリング装置では、運転者がステアリングホイール1を操作する事によって、ステアリングシャフト5aに操舵力であるトルクが付与されると、該トルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバー19aが(所定角度範囲で)弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出用凹凸部31aとトルク検出用スリーブ32aとの円周方向の位置関係が変化する事により、トルク検出用コイルユニット34aを構成するコイル48、48にインピーダンス変化が生じる。このインピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出できる。基板49上のモータ制御回路は、該トルクの検出結果を利用して、電動モータ10の通電制御を行う事により、該電動モータ10で、トルクの方向及び大きさに応じた補助動力を発生させる。該補助動力は、ウォーム式減速機38aにより増大された後、出力軸16aに付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作する為に要する力が軽減される。
一方、ステアリングホイール1からステアリングシャフト5aに大きなトルクが入力される事により、トーションバー19aの捩れ量が、所定角度範囲の片側又は他側の上限値に達すると、雌ストッパ部29aと雄ストッパ部30aとが周方向に噛み合う。そして、噛み合いに基づき、ロアシャフト13aから出力軸16aに直接、トルクの一部が伝達される様になる。
次に、上述の構成を有する本例の電動式パワーステアリング装置の組立手順に就いて説明する。
先ず、図3に示す様に、ロアシャフト13aの前端寄り部分に設けたスプライン孔24a内に、トーションバー19aの後端部に設けられた第一連結軸部20aを圧入し、ロアシャフト13aとトーションバー19aとをトルク伝達を可能に連結する。又、これに前後して、ロアシャフト13aの前端部に設けた筒状部28aに、トルク検出用スリーブ32aの基端部を外嵌固定する。これにより、図3に示した様な入力側半組立体51を得る。又、図4に示した様に、出力軸16aの軸方向中間部外周面に、ウォームホイール35aを外嵌固定して、出力側半組立体52を得る。
次に、図5〜7に示す様に、入力側半組立体51と出力側半組立体52とを組み合わせる。即ち、入力側半組立体51を構成するトーションバー19aの第二連結軸部21aを、出力側半組立体52を構成する出力軸16aの内側に後端側から挿入し、入力側半組立体51(ロアシャフト13a)と出力側半組立体52(出力軸16a)とを軸方向に関して近づけていく。そして、本例の場合には先ず、第二連結軸部21aを、出力軸16aの前端部に設けた嵌合孔25aに締め代を持たせる事なく緩く内嵌(円筒面嵌合)させる。つまり、後述する様に、ガイド軸部23aの前端部をブッシュ27aの後端部の内径側に進入させるよりも先に、第二連結軸部21aを嵌合孔25aに緩く内嵌させる。この為に、本例の場合には、ブッシュ27aの設置位置(圧入位置)、及び、嵌合孔25aの形成位置を規制すると共に、第二連結軸部21a及びガイド軸部23aの全長をそれぞれ規制している。具体的には、ガイド軸部23aの前端部から第二連結軸部21aの前端部までの軸方向距離α(図3参照)を、ブッシュ27aの後端部から嵌合孔25aの後端部までの軸方向距離β(図4参照)よりも大きくしている(α>β)。
次いで、第二連結軸部21aを嵌合孔25a内に緩く内嵌させた状態のまま、入力側半組立体51と出力側半組立体52とを更に近づけていく。すると、本例の場合には、ブッシュ27aの後端部からトルク検出用凹凸部31aの後端部までの軸方向距離Xを、ガイド軸部23aの前端部からトルク検出用スリーブ32aの前端部までの軸方向距離Yよりも大きくしている為、図5、6に示す様に、ガイド軸部23aの前端部とブッシュ27aの後端部との軸方向距離がゼロになった(ガイド軸部23aの前端部とブッシュ27aの後端部とが接触した)際に、トルク検出用スリーブ32aの前端部とトルク検出用凹凸部31aの後端部との間に十分に大きい軸方向隙間Zが存在する状態となる。従って、本例の場合には、トルク検出用凹凸部31aの外径側にトルク検出用スリーブ32aの前端部を進入させるよりも先に、ブッシュ27の後端部の内径側にガイド軸部23aの前端部が進入する。これにより、トーションバー19a及びブッシュ27aにより、ロアシャフト13aと出力軸16aとの同軸度を確保した状態で、入力側半組立体51と出力側半組立体52とを軸方向に近づける事ができる。
そして、図7に示した様に、入力側半組立体51と出力側半組立体52とを軸方向に組み合わせる。その後、ロアシャフト13aと出力軸16aとの回転方向に関する互いの位置関係を、所定角度範囲の中央位置に合わせた状態で、出力軸16aの前端部と第二連結軸部21aとの互いに整合する位置に、ドリル加工で径方向の貫通孔39a(図1、2参照)を形成する。そして、該貫通孔39aにピン26aを圧入する事により、出力軸16aの前端部に第二連結軸部21aをトルク伝達可能に連結する。最後に、得られた組立体を、ステアリングコラム6a及びハウジング15aの内側に回転自在に組み込んで、本例の電動式パワーステアリング装置を得る。
前述した構成を有し、上述した組立方法により組み立てられる、本例の電動式パワーステアリング装置によれば、組立作業時に、トルク検出用スリーブ32aとトルク検出用凹凸部31aとが接触する事を防止でき、組立作業性を向上できる。
即ち、本例の電動式パワーステアリング装置の場合には、完成状態(組立完了状態)で、ブッシュ27aの後端部からトルク検出用凹凸部31aの後端部までの軸方向距離Xを、ガイド軸部23aの前端部からトルク検出用スリーブ31aの前端部までの軸方向距離Yよりも大きくしている(X>Y)。この為、組立作業時に、図5、6に示した様に、ロアシャフト13aのスプライン孔24aにトーションバー19aの第一連結部21aを連結すると共に、該ロアシャフト13aに設けた筒状部28aにトルク検出用スリーブ32aの基端部を外嵌固定した状態で、トーションバー19aの第二連結軸部22aを、出力軸16aの内側に後端側から挿入し、ロアシャフト13aと出力軸16aとを軸方向に関して近づけた際に、トルク検出用凹凸部31aの外径側にトルク検出用スリーブ32aの前端部が進入するよりも先に、ブッシュ27aの後端部の内径側にガイド軸部23aの前端部を進入させる事ができる。従って、本例の場合には、トーションバー19aとブッシュ27aとにより、ロアシャフト13aと出力軸16aとの同軸度を確保した状態で、トルク検出用凹凸部31aの外径側にトルク検出用スリーブ32aを進入させる事ができる。この結果、本例の電動式パワーステアリング装置によれば、トルク検出用スリーブ32aとトルク検出用凹凸部31aとが接触する事を有効に防止できる。これにより、電動式パワーステアリング装置の組立作業性を向上する事ができる。
更に本例の場合には、ブッシュ27aの後端部の内径側にガイド軸部23aの前端部を進入させるよりも先に、第二連結軸部21aを出力軸16aの前端部に設けた嵌合孔25aに締め代を持たせる事なく内嵌させる事ができる。この為、第二連結軸部21aと嵌合孔25aとの嵌合部により、ロアシャフト13aと出力軸16aとの同軸度をある程度は確保できる(一方の部材が他方の部材に対して傾く事を抑制できる)。従って、ブッシュ27aの後端部の内径側にガイド軸部23aの前端部をスムーズに進入させる事もできる。
本発明は、上述した実施の形態の場合とは反対に、出力軸を一方の回転軸とし、入力軸を他方の回転軸とする構造に適用する事もできる。又、本発明を実施する場合に、トーションバーの両端部に設けた第一、第二両連結軸部と入力軸及び出力軸との連結構造に就いては、実施の形態の構造に限らず、従来から知られている各種構造を採用できる。
本出願は、2015年11月13日出願の日本特許出願2015−222616に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 電動モータ
11、11a インナコラム
12、12a アウタコラム
13、13a ロアシャフト
14、14a アッパシャフト
15、15a ハウジング
16、16a 出力軸
17、17a 玉軸受
18、18a 玉軸受
19、19a トーションバー
20、20a 第一連結部
21、21a 第二連結部
22、22a ばね軸部
23、23a ガイド軸部
24、24a スプライン孔
25、25a 嵌合孔
26、26a ピン
27、27a ブッシュ
28、28a 筒状部
29、29a 雌ストッパ部
30、30a 雄ストッパ部
31、31a トルク検出用凹凸部
32、32a トルク検出用スリーブ
33、33a 窓孔
34、34a トルク検出用コイルユニット
35、35a ウォームホイール
36 ウォーム
37 モータ出力軸
38、38a ウォーム式減速機
39 貫通孔
40 蓋体
41 本体
43 雌側歯部
44 雌側溝部
45 雄側歯部
46 雄側溝部
47 検出用溝部
48 コイル
49 基板
50 シールリング
51 入力側半組立体
52 出力側半組立体

Claims (4)

  1. ステアリングホイールからの操舵力を付与される入力軸と、
    該入力軸と同軸上に配置され、電動モータを発生源とする補助動力を付与される出力軸と、
    軸方向両端部に第一連結軸部及び第二連結軸部を、軸方向中間部にばね軸部を、前記第一連結軸部と前記ばね軸部との間に、該ばね軸部よりも大径のガイド軸部を、有し、前記入力軸及び前記出力軸の内径側に配置された状態で、前記第一連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの一方の回転軸に、前記第二連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの他方の回転軸に、それぞれトルク伝達可能に連結されたトーションバーと、
    前記一方の回転軸のうち、軸方向に関して前記他方の回転軸側の端部である軸方向片端部に設けられた雌ストッパ部と、
    前記他方の回転軸の外周面のうち、軸方向に関して前記一方の回転軸側の端部である軸方向他端部に設けられ、前記雌ストッパ部に対し所定角度範囲での相対回転を可能に係合される雄ストッパ部と、
    前記他方の回転軸の外周面のうち、前記雄ストッパ部の軸方向片側に隣接する部分に設けられたトルク検出用凹凸部と、
    前記トルク検出用凹凸部の外径側に配置されると共に、その基端部である軸方向他端部を前記一方の回転軸の軸方向片端部に外嵌固定されたトルク検出用スリーブと、
    前記他方の回転軸の内周面のうちの軸方向他端部に内嵌固定され、その内径側に前記ガイド軸部を相対回転可能に支持するブッシュと、を備え、
    前記ブッシュの軸方向他端部から前記トルク検出用凹凸部の軸方向他端部までの軸方向距離が、前記ガイド軸部の軸方向片端部から前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部までの軸方向距離よりも大きい、電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記ガイド軸部の軸方向片端部から前記第二連結軸部の軸方向片端部までの軸方向距離が、前記ブッシュの軸方向他端部から前記他方の回転軸の軸方向片端部に設けた嵌合孔の軸方向他端部までの軸方向距離よりも大きい、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置。
  3. ステアリングホイールからの操舵力を付与される入力軸と、
    該入力軸と同軸上に配置され、電動モータを発生源とする補助動力を付与される出力軸と、
    軸方向両端部に第一連結軸部及び第二連結軸部を、軸方向中間部にばね軸部を、前記第一連結軸部と前記ばね軸部との間に、該ばね軸部よりも大径のガイド軸部を、有し、前記入力軸及び前記出力軸の内径側に配置された状態で、前記第一連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの一方の回転軸に、前記第二連結軸部を前記入力軸と前記出力軸とのうちの他方の回転軸に、それぞれトルク伝達可能に連結されたトーションバーと、
    前記一方の回転軸のうち、軸方向に関して前記他方の回転軸側の端部である軸方向片端部に設けられた雌ストッパ部と、
    前記他方の回転軸の外周面のうち、軸方向に関して前記一方の回転軸側の端部である軸方向他端部に設けられ、前記雌ストッパ部に対し所定角度範囲での相対回転を可能に係合される雄ストッパ部と、
    前記他方の回転軸の外周面のうち、前記雄ストッパ部の軸方向片側に隣接する部分に設けられたトルク検出用凹凸部と、
    前記トルク検出用凹凸部の外径側に配置されると共に、基端部である軸方向他端部を前記一方の回転軸の軸方向片端部に外嵌固定されたトルク検出用スリーブと、
    前記他方の回転軸の内周面のうちの軸方向他端部に内嵌固定され、その内径側に前記ガイド軸部を相対回転可能に支持するブッシュと、
    を備えた、電動式パワーステアリング装置の組立方法であって、
    前記一方の回転軸に前記トーションバーの前記第一連結軸部を連結すると共に、前記一方の回転軸の軸方向片端部に前記トルク検出用スリーブの軸方向他端部を外嵌固定した状態で、前記トーションバーの前記第二連結軸部を前記他方の回転軸の内側に軸方向他端側から挿入し、前記一方の回転軸と前記他方の回転軸とを軸方向に関して近づける際に、前記トルク検出用凹凸部の外径側に前記トルク検出用スリーブの軸方向片端部を進入させるよりも先に、前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入させる、電動式パワーステアリング装置の組立方法。
  4. 前記ブッシュの軸方向他端部の内径側に前記ガイド軸部の軸方向片端部を進入させるよりも先に、前記第二連結軸部を前記他方の回転軸の軸方向片端部に設けた嵌合孔に締め代を持たせる事なく内嵌する、請求項3に記載した電動式パワーステアリング装置の組立方法。
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