JP6447509B2 - 電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット及びその組立方法 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット及びその組立方法 Download PDF

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Description

この発明は、運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る為の電動式パワーステアリング装置に使用されるトルク測定ユニット及びその組立方法の改良に関する。
自動車用のステアリング装置は、図9に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、ステアリングシャフト5は、車体に支持される円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、ステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続され、中間シャフト8の前端部は、別の自在継手9を介して、入力軸3に接続されている。又、図示の例は、電動モータ10を補助動力の発生源として、ステアリングホイール1を操作する為に要する力の低減を図る、電動式パワーステアリング装置としている。
尚、本明細書及び特許請求の範囲全体で、前後方向は、特に断らない限り、車両の前後方向を言う。
図10〜11は、電動式パワーステアリング装置のより具体的な構造の1例として、特許文献1に記載されたものを示している。ステアリングコラム6aは、インナコラム11とアウタコラム12とを、二次衝突時に全長を収縮可能に組み合わせて成るもので、車体に支持される。又、ステアリングコラム6aの内側に回転自在に支持されたステアリングシャフト5aは、ロアシャフト13とアッパシャフト14とを、トルク伝達を可能に、且つ、二次衝突時に全長を収縮可能に組み合わせて成る。アウタコラム12の後端開口から突出したアッパシャフト14の後端部には、ステアリングホイール1(図9参照)が固定される。又、インナコラム11の前端部には、ハウジング15が結合固定されており、ハウジング15の内側に、ロアシャフト13の前半部が挿入されている。ハウジング15は、インナコラム11の前端部に結合固定された段付円筒状のハウジング本体16と、ハウジング本体16の前端部に固定された略円輪状の蓋体17とから構成されている。
ハウジング15の内側には、トーションバー18により互いに同軸に連結された、入力軸であるロアシャフト13及び出力軸19が、回転自在に支持されている。トーションバー18は、その前端部を除く大部分を、中空軸状に造られたロアシャフト13の内径側に配置されている。又、出力軸19は、ロアシャフト13の前側に配置されており、ハウジング15に対して1対の玉軸受20、21により回転自在に支持されている。より具体的には、出力軸19は、蓋体17の内周面に内嵌固定された玉軸受20により中間部を回転自在に支持されると共に、ハウジング本体16の内周面の前端側部分(軸方向一端側部分に相当)に形成された第一円筒面部22に内嵌固定された玉軸受21により後端部を回転自在に支持されている。又、出力軸19の後端寄り部分には、ウォームホイール23が外嵌固定されている。ウォームホイール23には、ハウジング15内に回転自在に支持されたウォーム24が噛合されている。又、ハウジング15には、電動モータ10(図9参照)が支持固定されており、電動モータ10の出力軸は、ウォーム24の基端部に、トルクの伝達を可能に結合されている。
又、出力軸19の後端部には、内周面に円周方向に関する凹凸形状の雌ストッパ部25が形成された筒状部26が設けられている。一方、ロアシャフト13の外周面の前端部には、その外径寸法(外接円の直径)が前端寄り部分に比べて小さくなった、円周方向に関する凹凸形状の雄ストッパ部27が設けられている。雄ストッパ部27と、雌ストッパ部25とは、所定角度範囲(トーションバー18が捩れていない中立状態を基準として、例えば±5度の範囲)での相対回転を可能に凹凸係合している。これにより、トーションバー18の過大な捩れ防止が図られている。
又、ロアシャフト13は、磁性金属である鋼製であり、ロアシャフト13の外周面の前端寄り部分には、円周方向に関する凹凸形状のトルク検出用凹凸部28が設けられている。トルク検出用凹凸部28の外径側には、アルミニウム合金等の導電性を有する非磁性金属製で円筒状のトルク検出用スリーブ29が配置されている。トルク検出用スリーブ29の基端部は、筒状部26に外嵌固定されている。又、トルク検出用スリーブ29のうち、トルク検出用凹凸部28の外径側に位置する部分には、複数の窓孔30、30が設けられている。又、トルク検出用凹凸部28及びトルク検出用スリーブ29の外径側には、ハウジング15(ハウジング本体16)に内嵌固定されたトルク検出用コイルユニット31が配置されている。
トルク検出用コイルユニット31は、ハウジング本体16の内周面のうち、第一円筒面部22よりも後側(軸方向他側に相当)に形成された第二円筒面部32に内嵌固定されている。トルク検出用コイルユニット31は、円筒状の検出本体33と、検出本体33の外周面から径方向外方に突出する状態で設けられた台座34と、台座34に植設された複数本のピン35、35から成る接続端子36とを備える。検出本体33は、コイルを巻回して成る円筒状の複数(図示の例では2つ)のコイルボビン37、37と、各コイルボビン37、37を覆ったヨーク部材38とから成る。接続端子36は、検出本体33の円周方向の一部に径方向外方に突出する状態で設けられており、各コイルボビン37、37に接続されている。尚、第二円筒面部32は、第一円筒面部22と同心に形成されており、第一円筒面部22よりも小径である。この為、第二円筒面部32に内嵌固定されるトルク検出用コイルユニット31(検出本体33)は、第一円筒面部22に内嵌固定される玉軸受21と同心に配置されており、トルク検出用コイルユニット31の外径寸法は、玉軸受21の外径寸法よりも小さい。
接続端子36は、ハウジング本体16の円周方向一部分で、前後方向に関して第二円筒面部32と整合する部分に形成された貫通孔である接続孔39を通じて、回路基板40に接続されている。回路基板40は、ハウジング本体16の外周面のうちで円周方向に関して接続孔39と整合する部分に、径方向内方に凹む状態で形成された収納空間41内に配置されており、ハウジング本体16の外周面に取り付けられた蓋部材42により外部から塞がれている。又、ハウジング本体16の内周面のうちで、接続孔39と円周方向に関する位相が一致する部分で、前後方向に関して接続孔39と第一円筒面部22との間部分には、組み立て作業時に接続端子36を前後方向に通過させる為の径方向外方に凹んだ凹溝43が設けられている。
上述の様に構成する電動式パワーステアリング装置の場合、運転者がステアリングホイール1を操作する事によって、ステアリングシャフト5aに操舵力であるトルクが付与されると、このトルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバー18が(所定角度範囲で)弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出用凹凸部28とトルク検出用スリーブ29との円周方向の位置関係が変化する事により、トルク検出用コイルユニット31を構成するコイルボビン37、37にインピーダンス変化が生じる。この為、このインピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出できる。電動モータ10は、このトルクの検出結果に応じた補助動力を発生する。この補助動力は、ウォーム24とウォームホイール23とを噛合させて成るウォーム式減速機44により増大された後、出力軸19に付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作する為に要する力が軽減される。
一方、ステアリングホイール1からステアリングシャフト5aに大きなトルクが入力される事により、トーションバー18の捩れ量が、所定角度範囲の片側又は他側の上限値に達すると、雌ストッパ部25と雄ストッパ部27とが周方向に噛み合う。そして、この噛み合いに基づき、ロアシャフト13から出力軸19に直接、トルクの一部が伝達されるようになる。
ところで、上述の様な構成を有する電動式パワーステアリング装置を組み立てる場合、トルク検出用コイルユニット31を、ハウジング本体16の内周面に形成された第二円筒面部32に内嵌固定する作業時に、次の様な問題が生じる可能性がある。
近年、自動車の省燃費化の更なる向上を実現する為、電動式パワーステアリング装置に関しても小型化や軽量化の重要性が増しており、トルク測定ユニットを構成する出力軸19やその周辺部品の小型化や軽量化を行う事が考えられている。このうち出力軸19及び玉軸受20、21に関しては、トルクの検出性能を確保しつつ小径化を行う事が可能であるが、接続端子36に関しては、回路基板40に接続する必要上、十分な端子高さが必要になる。ところが、トルク検出用コイルユニット31を第二円筒面部32に内嵌固定する作業は、図12、13に示した様に、従来からトルク検出用コイルユニット31の中心軸O31とハウジング本体16の中心軸O16とを一致させた状態で、トルク検出用コイルユニット31をハウジング本体16の前端側(第一円筒面部22に近い側)の開口部から挿入するようにして行われている。この為、トルク検出用コイルユニット31(検出本体33)の中心から接続端子36の先端縁までの距離(H)が、第一円筒面部22の内径寸法の1/2(d)よりも大きくなると(H>d)、接続端子36がハウジング本体16に干渉してしまい、組み立て作業を行えなくなる。
尚、この様な問題を解消する為に、トルク検出用コイルユニット31をハウジング本体16に対して斜めに傾けて挿入する事も考えられる。但し、この場合には、作業性が悪くなり、自動組立を行う事も困難になるといった新たな問題を生じてしまう。
国際公開第2003/104065号
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、その目的は、組み立て作業性を良好に確保しつつ、小型化及び軽量化を図れる、電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット及びその組立方法を提供することにある。
本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットは、
ハウジング本体と、該ハウジング本体に固定される蓋体とを有するハウジングと、
前記ハウジング内に回転自在に支持され、トーションバーにより互いに同軸に連結されている入力軸及び出力軸と、
前記ハウジング本体の内周面の軸方向一端側部分に形成された第一円筒面部に内嵌固定され、前記出力軸を前記ハウジング本体に対し回転自在に支持する転がり軸受(例えば、玉軸受、ころ軸受等を含む)と、
前記ハウジング本体の内周面のうち、前記第一円筒面部よりも軸方向他側に前記第一円筒面部と同心に形成された、前記第一円筒面部よりも小径の第二円筒面部に内嵌固定され、前記入力軸に付与されるトルクの方向及び大きさを検出するトルク検出用コイルユニットと、
を備える。
前記トルク検出用コイルユニットは、コイル(例えば、コイルボビンに巻回されたコイル)を含んで構成される円環状(例えば、円筒状を含む)の検出本体と、該検出本体の円周方向一部に径方向外方に突出する状態で設けられ、該検出本体の中心から先端縁までの距離が前記転がり軸受の外径寸法の1/2よりも大きい接続端子とを有する。
前記ハウジング本体の円周方向一部分で、軸方向に関して前記第二円筒面部と整合する部分には、前記接続端子を回路基板に接続する為の径方向に貫通した接続孔を設けている。又、前記ハウジング本体の内周面のうちで、前記接続孔と円周方向に関する位相が一致する部分で、軸方向に関して前記接続孔と前記第一円筒面部との間部分には、径方向外方に凹んだ凹溝を設けている。
特に本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットの場合には、前記第二円筒面部のうちの軸方向一端側部分に、曲率中心が径方向に関して前記接続孔(及び凹溝)が設けられた側とは反対側にオフセットした、部分円筒面状(例えば、軸方向に亙り曲率半径が変化しない単一部分円筒面だけでなく、軸方向他側に向かう程曲率半径が小さくなる部分円すい筒面も含む)の偏心ガイド面部を設けている。又、この偏心ガイド面部と前記第二円筒面部とを、段差面を介して軸方向に連続させている。
尚、前記偏心ガイド面部の曲率半径は、前記第二円筒面部の内径寸法の1/2よりも大きくしてもよいし、前記第二円筒面部の内径寸法の1/2と同じにしてもよい。
上述した様な本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットを実施する場合には、前記偏心ガイド面部の曲率半径を、前記第二円筒面部の内径寸法の1/2よりも大きくし、前記偏心ガイド面部と前記第二円筒面部とを円周方向に連続させる1対の連続部を、径方向に関して前記ハウジング本体の中心軸よりも前記接続孔が設けられた側に位置させてもよい。
又、本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットを実施する場合には、前記段差面を、軸方向他側に向かう程径方向内方に向かう方向に傾斜した傾斜面としてもよい。
又、本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットを実施する場合には、前記接続端子を、前記検出本体の外周面から径方向外方に突出する状態で設けられた台座に植設したものとしてもよい。そして、前記検出本体の外周面を前記偏心ガイド面部に当接させると共に、前記接続端子を前記凹溝内に進入させた状態で、前記台座の円周方向側面と前記凹溝の円周方向側面とを円周方向に対向させてもよい。
又、本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットの組立方法は、上述した電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットの組み立て方法であり、次の工程を有する。
先ず、前記トルク検出用コイルユニットの中心軸が前記偏心ガイド面部の曲率中心を通る様に、前記トルク検出用コイルユニットを前記ハウジング本体に対して径方向にオフセットさせて配置した状態で、前記トルク検出用コイルユニットを前記ハウジング本体の内側に、前記第一円筒面部に近い軸方向一端側(車両への組み付け状態での前端側)の開口部から軸方向に(組み付け状態で前側から後側に向けて)挿入する。これにより、前記接続端子を前記第一円筒面部の内側に進入させる。
次いで、前記検出本体が前記段差面に当接するまで、前記検出本体の外周面を前記偏心ガイド面部により案内しつつ、前記接続端子を前記凹溝及び前記接続孔の内側に順次進入させる。
そして、前記検出本体が前記段差面に当接した後、前記トルク検出用コイルユニットの中心軸と前記ハウジング本体の中心軸とが一致するまで、前記トルク検出用コイルユニットを径方向に移動させる。
次いで、前記トルク検出用コイルユニットを軸方向に更に移動させて、前記第二円筒面部に内嵌固定する。
上述の様な構成を有する本発明の電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット及びその組立方法によれば、組み立て作業性を良好に確保しつつ、小型化及び軽量化を図れる。
即ち、本発明の場合には、ハウジング本体の内周面のうちで、トルク検出用コイルユニットを内嵌固定する第二円筒面部の軸方向一端側部分に、曲率中心が径方向に関して接続孔が設けられた側とは反対側にオフセットした、部分円筒面状の偏心ガイド面部を設けている。
この為、本発明によれば、トルク検出用コイルユニットをハウジング本体に対して、接続端子の突出方向とは径方向反対側(偏心ガイド面部が設けられた側)に偏心させた状態で挿入できる。
従って、接続端子の高さ寸法を小さくせずに、出力軸や転がり軸受を小径化した場合(接続端子の高さ寸法が相対的に大きくなった場合)にも、接続端子をハウジング本体に干渉させずに、トルク検出用コイルユニットをハウジング本体の内側に挿入する事が可能になる。又、この様な作業時に、偏心ガイド面部を利用して検出本体の外周面を案内する事もできる。
この結果、本発明によれば、組み立て作業性を良好に確保しつつ、小型化及び軽量化を図れる。
本発明の第1実施形態を示す電動式パワーステアリング装置の部分切断側面図。 図1の左端部拡大図。 図2のIII部拡大図。 ハウジング内に配置されるトルク測定ユニットを構成する各種部材の分解斜視図。 (A)はハウジング本体を取り出して示す端面図、(B)は(A)のV−V断面図。 (A)はトルク検出用コイルユニットを取り出して示す正面図、及び(B)は右側面図。 (A)〜(D)はハウジング本体にトルク検出用コイルユニットを組み込む作業を工程順に示す断面図。 本発明の第2実施形態を示す、図12に相当する図。 従来から知られているステアリング装置の1例を示す部分切断側面図。 電動式パワーステアリング装置の従来構造の1例を示す断面図。 図10の左端寄り上半部の拡大図。 従来構造の問題点を説明する為に示す端面図。 図12のXIII−XIII断面図。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に就いて、図1〜7を参照しつつ説明する。本実施形態の電動式パワーステアリング装置は、ステアリングコラム6bと、ステアリングシャフト5bと、ハウジング15aと、トーションバー18aと、出力軸19aと、1対の玉軸受20a、21aと、トルク検出用スリーブ29aと、トルク検出用コイルユニット31aと、回路基板40aと、電動モータ10(図9参照)と、ウォーム式減速機44aとを備えている。これら各部材のうち、電動式パワーステアリング装置の前端側に配置されるハウジング15aと、このハウジング15aの内側に配置される部材により、トルク測定ユニットが構成される。
ステアリングコラム6bは、前側に配置された円筒状のインナコラム11aと、後側に配置されたアウタコラム12aとを、伸縮可能に組み合わせて成るもので、支持ブラケット45により車体に支持される。インナ、アウタ両コラム11a、12aは、鋼製又はアルミニウム合金等の軽合金製である。
ステアリングシャフト5bは、前側に配置されたロアシャフト13aに、後側に配置された中空軸状のアッパシャフト14aを、トルク伝達を可能に、且つ、軸方向の相対変位を可能にスプライン嵌合させて成るもので、ステアリングコラム6bの内側に回転自在に支持されている。これらロア、アッパ両シャフト13a、14aは、鋼製である。又、アウタコラム12aの後端開口から突出した、アッパシャフト14aの後端部には、ステアリングホイール1(図9参照)が固定される。
ハウジング15aは、それぞれがアルミニウム合金等の軽合金製又は合成樹脂製である、段付円筒状のハウジング本体16aと、略円輪状の蓋体17aとを、複数本のボルト46により互いに結合して成る。ハウジング本体16aは、インナコラム11aの前端部に結合固定されており、蓋体17aは、ハウジング本体16aの前端側の開口部を塞ぐように、ハウジング本体16aの前端側に固定されている。
ハウジング本体16aは、図5に示す様に、外周面の前端部に、蓋体17aと結合する為の結合フランジ47が設けられている。又、ハウジング本体16aの内周面のうち、前端側部分に玉軸受21aを内嵌固定する為の第一円筒面部22aを、第一円筒面部22aよりも後側に、トルク検出用コイルユニット31aを内嵌固定する為の第二円筒面部32aを、それぞれ形成している。第一円筒面部22aと第二円筒面部32aとは互いに同心であり、第二円筒面部32aの内径寸法は、第一円筒面部22aの内径寸法よりも小さい。
又、ハウジング本体16aの外周面の円周方向一部分(上側部分)で、前後方向に関して第二円面筒部32aと一部(前側半部)が整合する部分に、径方向内方に向けて凹んだ収納空間41aが形成されている。又、ハウジング本体16aの円周方向一部分(上側部分)で、前後方向に関して第二円筒面部32aと整合する部分である、収納空間41aの底部の前側半部に、後述する接続端子36aを回路基板40aに接続する為の径方向に貫通した接続孔39aが形成されている。又、ハウジング本体16aの内周面のうちで、この接続孔39aと円周方向に関する位相が一致する部分で、前後方向に関してこの接続孔39aと第一円筒面部22aとの間部分には、組み立て作業時に接続端子36aを前後方向に通過させる為の径方向外方に凹んだ凹溝43aが形成されている。本実施形態の場合には、この凹溝43aと接続孔39aとの円周方向に関する幅寸法を同じとすると共に、接続端子36aの円周方向に関する幅寸法(円周方向両側に配置されたピン35a、35a同士の間隔)よりも僅かに大きくしている。
特に本実施形態の場合には、第二円筒面部32aのうちの前端部乃至中間部後寄り部分に亙る範囲に、曲率中心O48が径方向に関して接続孔39aが設けられた側とは反対側(下側)にオフセットした、部分円筒面状の偏心ガイド面部48を形成している。又、この偏心ガイド面部48の曲率半径は、第二円筒面部32aの内径寸法の1/2よりも大きく、前後方向に亙り一定である。この為、この第二円筒面部32aの前端部乃至中間部後寄り部分のうち、上端部を除いた中間部乃至下端部分に、偏心ガイド面部48が形成されており、その他部分には、第二円筒面部32aがそのまま形成されている。つまり、単一円筒面状に形成された第二円筒面部32aの一部に偏心ガイド面部48を形成した結果、この第二円筒面部32aは部分的に欠けた状態になっている。又、本実施形態の場合には、偏心ガイド面部48の曲率半径を、第二円筒面部32aの内径寸法の1/2よりも大きくし、これら偏心ガイド面部48と第二円筒面部32aとを円周方向に連続させる1対の連続部60、60を、径方向に関してハウジング本体16aの中心軸O16a よりも接続孔39aが設けられた側(図5の上側)に位置させている。
又、偏心ガイド面部48のオフセット量(M=│O16a −O48│)は、後述するトルク検出用コイルユニット31aの中心から接続端子36aの先端縁までの距離(H1)と、第一円筒面部22aの内径寸法の1/2(d1)との差(X=H1−d1)よりも大きい(M>X)。又、これら偏心ガイド面部48と第二円筒面部32aとを、正面視略三日月状の段差面49を介して前後方向に連続させている。この段差面49は、後方に向かう程径方向内方に向かう方向に傾斜した傾斜面である。本実施形態の場合、第二円筒面部32aにトルク検出用コイルユニット31a(検出本体33a)を内嵌固定した状態で、このトルク検出用コイルユニット31aの外周面と偏心ガイド面部48との間には、隙間50が設けられている。
段差面49は、接続端子36aが接続孔39a内に入り込んだ状態で、トルク検出用コイルユニット31aの検出本体33aが当接する軸方向位置に形成されている。
ハウジング15aの内側には、トーションバー18aにより互いに同軸に連結された、入力軸であるロアシャフト13a及び出力軸19aが、回転自在に支持されている。トーションバー18aは、ばね鋼により造られたもので、その後端部を除く大部分を、出力軸19aの内径側に配置された状態で、その前端部を、この出力軸19aの前端部に、連結ピン51により相対回転不能に結合されると共に、その後端部を、ロアシャフト13aの前端寄り部分の径方向中心部に設けられたスプライン孔52に、相対回転不能にスプライン嵌合されている。
又、出力軸19aは、磁性金属である鋼により中空軸状に造られたもので、ハウジング15a内のロアシャフト13aの前側に、1対の玉軸受20a、21aにより回転自在に支持されている。より具体的には、出力軸19aは、蓋体17aの内周面に内嵌固定した玉軸受20aにより中間部前寄り部分を回転自在に支持されると共に、ハウジング本体16aの内周面の前端側部分に形成された第一円筒面部22aに内嵌固定した玉軸受21aにより中間部後寄り部分を回転自在に支持されている。ハウジング15aの前端開口から突出した、出力軸19aの前端部には、自在継手7(図9参照)が結合される。
又、ロアシャフト13aの前端部には、内周面に円周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雌ストッパ部25aが形成された円筒状の筒状部26aが設けられている。この雌ストッパ部25aは、それぞれが軸方向に長い複数の歯部53、53を、円周方向に関して等間隔に設けて成る。一方、出力軸19aの外周面の後端部には、その外径寸法(外接円の直径)が後端寄り部分に比べて小さくなった、円周方向に関する凹凸形状(歯車状)の雄ストッパ部27aが設けられている。雄ストッパ部27aは、出力軸19aの外周面の後端部に、それぞれが軸方向に長い複数(歯部53、53と同数)の溝部54、54を、円周方向に関して等間隔に設けて成る。この様な雌ストッパ部25aと雄ストッパ部27aとは、所定角度範囲(トーションバー18aが捩れていない中立状態を基準として、例えば±5度の範囲)での相対回転を可能に凹凸係合している。即ち、雌ストッパ部25aを構成する各歯部53、53が、雄ストッパ部27aを構成する各溝部54、54に、それぞれ円周方向の隙間を有する状態で緩く係合する事により、ロアシャフト13aと出力軸19aとの相対回転が、所定角度範囲に規制されている。これにより、トーションバー18aの過大な捩れ防止が図られている。
又、出力軸19aの外周面のうち、雄ストッパ部27aと軸方向に隣接する後端寄り部分には、円周方向に関する凹凸形状のトルク検出用凹凸部28aが設けられている。このトルク検出用凹凸部28aは、雄ストッパ部27aよりも大きな外径寸法(外接円の直径)を有する。この様なトルク検出用凹凸部28aは、出力軸19aの外周面の後端寄り部分に、それぞれが軸方向に長い複数の溝部55、55を、円周方向に関して等間隔に設けて成る。図示の構造の場合には、これら各溝部55、55と、雄ストッパ部27aを構成する各溝部54、54との、個数及び周方向位相が、互いに一致している。即ち、各溝部55、55と、これら各溝部54、54とは、軸方向に関して一繋がりに連続して設けられている。
又、トルク検出用スリーブ29aは、アルミニウム合金等の導電性を有する非磁性金属により円筒状に造られたもので、トルク検出用凹凸部28aの外径側に同心に配置されている。トルク検出用スリーブ29aの基端部(後端部)は、筒状部26aに外嵌固定されている。この為に、筒状部26aの外周面には、それぞれが軸方向に長い複数の軸方向溝56、56が、円周方向に関して等間隔に設けられている。これと共に、筒状部26aの外周面の後端寄り部分には、周方向溝57が円周方向に全周(軸方向溝56、56が設けられた部分を除く。)に亙り設けられている。特に、図示の構造の場合、この周方向溝57は、雌、雄両ストッパ部25a、27a同士の係合部の後端寄り部分と径方向に重畳する位置に配置されている。一方、トルク検出用スリーブ29aの基端部内周面には、複数(軸方向溝56、56と同数)の半球状の突起58、58が、円周方向に関して等間隔に設けられている。
トルク検出用スリーブ29aの基端部を筒状部26aに外嵌固定する場合には、トルク検出用スリーブ29aの基端部を筒状部26aに外嵌する事に伴い、各突起58、58を各軸方向溝56、56に係合させる。これと共に、トルク検出用スリーブ29aの基端縁部分を、周方向溝57にかしめ付ける。即ち、この基端縁部分を内径側に塑性変形させて、かしめ部を形成するのと同時に、このかしめ部を周方向溝57に係合させる。この結果、各軸方向溝56、56と各突起58、58との係合に基づいて、筒状部26aに対するトルク検出用スリーブ29aの回転防止が図られる。これと共に、周方向溝57とかしめ部との係合に基づいて、筒状部26aに対するトルク検出用スリーブ29aの軸方向の位置決め及び変位防止が図られる。
又、トルク検出用スリーブ29aのうち、トルク検出用凹凸部28aの外径側に配置された部分である、先端部(前端部)乃至中間部には、複数の略矩形の窓孔30a、30aが、軸方向に複列に、且つ、円周方向に関して等間隔に設けられている。これら両列の窓孔30a、30aの周方向位相は、互いに半ピッチずれている。
トルク検出用コイルユニット31aは、ハウジング本体16aの内周面のうち、第一円筒面部22aよりも後側に形成された第二円筒面部32aに内嵌固定されており、トルク検出用凹凸部28a及びトルク検出用スリーブ29aの外径側に同心に配置されている。又、トルク検出用コイルユニット31aは、図6に示す様に、円筒状の検出本体33aと、この検出本体33aの外周面から径方向外方に突出する状態で設けられた樹脂製の台座34aと、この台座34aに植設された複数本(図示の例では4本)の金属製のピン35a、35aから成る接続端子36aとを備える。検出本体33aは、コイルを巻回して成る円筒状の複数(図示の例では2つ)のコイルボビン37a、37aと、これら各コイルボビン37a、37aを覆った金属製のヨーク部材38aとから成る。接続端子36aは、検出本体33aの円周方向の一部に径方向外方に突出する状態で設けられており、各コイルボビン37a、37aに接続されている。又、トルク検出用コイルユニット31a(検出本体33a)の中心から接続端子36aの先端縁までの距離(H1、ピン35a、35aの先端縁のうちで検出本体33aの中心から最も遠い先端縁までの距離)は、第一円筒面部22aの内径寸法の1/2(d1)よりも大きい(H1>d1)。又、距離(H1)に検出本体33aの外径寸法の1/2を足した値(=検出本体33aの外径寸法にこの検出本体33aからの接続端子36aの突出量を加えた値)は、第一円筒面部22aの内径寸法(2d1)よりも小さい。又、トルク検出用コイルユニット31aの組み付け状態で、両コイルボビン37a、37aは、トルク検出用スリーブ29aのうち、両列の窓孔30a、30aを設けた部分に対し、径方向に重畳して配置されている。尚、トルク検出用コイルユニット31aは、玉軸受21aと同心に配置されており、このトルク検出用コイルユニット31a(検出本体33a)の外径寸法は、この玉軸受21aの外径寸法よりも小さい。
接続端子36aは、ハウジング本体16aに形成された接続孔39aを通じて、回路基板40aに接続されている。この回路基板40aは、モータ制御回路が構成されており、ハウジング本体16aの外周面に形成された収納空間41a内に配置され、図示しない蓋部材により外部から塞がれている。
又、ウォーム式減速機44aは、ウォームホイール23aと、図示しないウォームとを組み合わせて成る。ウォームホイール23aは、出力軸19aのうち、両玉軸受20a、21a同士の間部分である、軸方向中央部に外嵌固定されている。又、図示しないウォームは、ウォームホイール23aに噛合した状態で、ハウジング15a内に回転自在に支持されている。
又、電動モータ10(図9参照)は、ハウジング15aに支持固定されている。この電動モータ10の出力軸は、図示しないウォームの基端部に対し、トルクの伝達を可能に結合されている。
又、筒状部26aの中間部外周面と、ハウジング15aの内面との間部分には、このハウジング15a内の潤滑剤がステアリングコラム6bの内径側の空間に流出するのを防止する為の弾性材製のシールリング59が設置されている。
以上の様な構成を有する本実施形態の電動式パワーステアリング装置を組み立てる場合、トルク検出用コイルユニット31aを、ハウジング本体16aの内周面に形成された第二円筒面部32aに内嵌固定する作業は、図7に示す様にして行う。
先ず、トルク検出用コイルユニット31aの中心軸O31a が偏心ガイド面部48の曲率中心O48を通る様に、このトルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16aに対して径方向下方にオフセットさせて配置する。そして、この状態で、トルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16aの内側に、第一円筒面部22aに近い側の開口部から軸方向に(組み付け状態で前側から後側に向けて)挿入していく。これにより、接続端子36aを、第一円筒面部22aの内側に進入させる。次いで、図7(A)→図7(B)に示す様に、検出本体33aが段差面49に当接するまで、検出本体33aの外周面を偏心ガイド面部48により案内しつつ、接続端子36aを凹溝43a及び接続孔39aの内側に順次進入させる。
そして、検出本体33aが段差面49に当接した後、図7(C)に示した様に、この段差面49に沿って、トルク検出用コイルユニット31aの中心軸O31a と、ハウジング本体16aの中心軸O16a とが一致するまで、このトルク検出用コイルユニット31aを径方向上方に移動させつつ、軸方向に移動させる。この状態で、接続端子36aは、収納空間41aの内側に十分に進入した状態となる。次いで、図7(D)に示した様に、トルク検出用コイルユニット31aを軸方向に更に移動させて、第二円筒面部32aに内嵌固定する。本実施形態の場合には、この様な工程を経て、トルク検出用コイルユニット31aを第二円筒面部32aに内嵌固定する。
以上の様な構成を有する本実施形態の場合には、組み立て作業性を良好に確保しつつ、小型化及び軽量化を図れる。
即ち、本実施形態の場合には、ハウジング本体16aの内周面のうちで、トルク検出用コイルユニット31aを内嵌固定する第二円筒面部32aの前端部乃至中間部後寄り部分に、曲率中心が径方向に関して接続孔39aが設けられた側とは反対側にオフセットした、部分円筒面状の偏心ガイド面部48を設けている。この為、トルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16aに対して、図13に示した従来構造の場合の様に同心軸上に配置せずに、接続端子36aの突出方向とは径方向反対側(偏心ガイド面部48が設けられた側)に偏心させた状態で挿入できる。従って、接続端子36aの高さ寸法を小さくせずに、出力軸19aや玉軸受21aを小径化した場合(接続端子36aの高さ寸法が相対的に大きくなった場合)にも、この接続端子36aをハウジング本体16aに干渉させずに、トルク検出用コイルユニット31aをこのハウジング本体16aの内側に挿入する事が可能になる。又、この様な作業時に、偏心ガイド面部48を利用して、検出本体33aの外周面を案内する事もできる。
この結果、本実施形態の構造及び組み立て方法によれば、組み立て作業性を良好に確保しつつ、トルク測定ユニットの小型化及び軽量化(延いては電動式パワーステアリング装置の小型化及び軽量化)を図れる。この為、ロボットによる自動組立を行う事も可能になる。
又、各連続部60、60を、径方向に関してハウジング本体16aの中心軸O16a よりも接続孔39aが設けられた側に位置させている為、各連続部60、60を滑らかに連続させる(段差が存在しない状態にする)事ができる。この為、トルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16aの内側に挿入する際に、トルク検出用コイルユニット31aが、各連続部60、60に引っ掛かる事を防止できて、挿入作業の作業性を向上させる事ができる。即ち、本実施形態の構造とは逆に、偏心ガイド面部48と第二円筒面部32aとの連続部を、径方向に関して中心軸O16a を挟んで接続孔39aとは反対側に設けた場合、この連続部が滑らかに連続しなくなり(段差が存在する状態になり)、トルク検出用コイルユニット31aの挿入時に、この連続部に引っ掛かる可能性があるが、本実施形態の場合には、この様な不都合が生じる事を防止できる。
又、本実施形態の場合には、段差面49を傾斜面とする事により、トルク検出用コイルユニット31aを、径方向内方に移動させると同時に軸方向に移動させる事ができる。この為、このトルク検出用コイルユニット31aの組み立て作業時間の短縮を図れる。
又、本実施形態の場合にも、運転者がステアリングホイール1(図9参照)を操作する事によって、ステアリングシャフト5bに操舵力であるトルクが付与されると、このトルクの方向及び大きさに応じた分だけ、トーションバー18aが(所定角度範囲で)弾性的に捩れる。これに伴い、トルク検出用凹凸部28aとトルク検出用スリーブ29aとの円周方向の位置関係が変化する事により、トルク検出用コイルユニット31aを構成するコイルボビン37a、37aにインピーダンス変化が生じる。この為、このインピーダンス変化に基づいて、トルクの方向及び大きさを検出できる。回路基板40a上のモータ制御回路は、このトルクの検出結果を利用して、電動モータ10(図9参照)の通電制御を行う事により、この電動モータ10で、トルクの方向及び大きさに応じた補助動力を発生させる。この補助動力は、ウォーム式減速機44aにより増大された後、出力軸19aに付与される。この結果、運転者がステアリングホイール1を操作する為に要する力が軽減される。
一方、ステアリングホイール1からステアリングシャフト5bに大きなトルクが入力される事により、トーションバー18aの捩れ量が、所定角度範囲の片側又は他側の上限値に達すると、雌ストッパ部25aと雄ストッパ部27aとが周方向に噛み合う。そして、この噛み合いに基づき、ロアシャフト13aから出力軸19aに直接、トルクの一部が伝達される様になる。この際に、筒状部26aは、このトルクの伝達に伴って捩じられる傾向となる。但し、本実施形態の場合には、この筒状部26aのうち、捩じり剛性が他の軸方向部分よりも低くなっている、外周面に周方向溝57を設けられた部分は、雌、雄両ストッパ部25a、27a同士の係合部と径方向に重畳する部分となる。この為、これら雌、雄両ストッパ部25a、27a同士の係合部を介して、ロアシャフト13aと出力軸19aとの間で直接トルクの一部を伝達する際に、雄ストッパ部27aを設けられた出力軸19aの後端部が補強材としての役割を果たす事により、筒状部26aのうち外周面に周方向溝57を設けられた部分の捩じり剛性を向上させる事ができる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態を示している。本実施形態の特徴は、ハウジング本体16bの内周面に形成した偏心ガイド面部48aのオフセット量を適正に規制する事により、組み立て作業の作業性を更に向上させる点にある。即ち、本実施形態の場合には、トルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16bの内側に挿入し、検出本体33aの外周面を偏心ガイド面部48aに当接させると共に、接続端子36aを凹溝43a内に進入させた状態で、台座34aの円周方向両側面とこの凹溝43aの円周方向両側面とがそれぞれ円周方向に対向する(径方向に関して重畳する)様に、偏心ガイド面部48aのオフセット量を規制している。
以上の様な本実施形態の場合には、トルク検出用コイルユニット31aをハウジング本体16bに挿入する際に、台座34aの円周方向側面を凹溝43aの円周方向側面により案内できる為、ハウジング本体16bに対するトルク検出用コイルユニット31aの円周方向に関する位置決めを図れる。この為、組み立て作業性を更に良好にできる。
その他の構成及び作用効果に就いては、上述した第1実施形態の場合と同様である。
本発明を実施する場合に、ハウジング本体の内周面に形成する段差面は、傾斜面に限定されず、ハウジング本体の中心軸に直交する仮想平面上に存在する平坦面とする事もできるし、断面円弧状の曲面とする事もできる。又、実施の形態では、トルク検出用コイルユニットを構成するピンが、軸方向に関して1例のみ設けられている構造を例に説明したが、図11に示した従来構造の様に2列のピンを有している構造、及び、複数例のピンを有している構造も、本発明の対象となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良などが可能である。
例えば、偏心ガイド面部の曲率半径は、本実施形態では、第二円筒面部の内径寸法の1/2よりも大きくしているが、第二円筒面部の内径寸法の1/2と同じくしてもよい。この場合、第二円筒面部と偏心ガイド面部とは、平行な2本の直線で結ばれた長円形状を形成する。
また、本発明は、図10〜図11に示された構造のように、出力軸に雌ストッパ部が設けられ、ロアシャフトに雄ストッパ部が設けられるものに適用されてもよい。また、本発明は、図10〜図11に示された構造のように、トルク検出用スリーブがロアシャフトに固定されるものに適用されてもよい。
本出願は、2013年11月21日出願の日本特許出願2013−240505号に基づき、その内容は参照としてここに取り込まれる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a、5b ステアリングシャフト
6、6a、6b ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 電動モータ
11、11a インナコラム
12、12a アウタコラム
13、13a ロアシャフト
14、14a アッパシャフト
15、15a ハウジング
16、16a ハウジング本体
17、17a 蓋体
18、18a トーションバー
19、19a 出力軸
20、20a 玉軸受
21、21a 玉軸受
22 第一円筒面部
23、23a ウォームホイール
24 ウォーム
25、25a 雌ストッパ部
26、26a 筒状部
27、27a 雄ストッパ部
28、28a トルク検出用凹凸部
29、29a トルク検出用スリーブ
30、30a 窓孔
31、31a トルク検出用コイルユニット
32、32a 第二円筒面部
33、33a 検出本体
34、34a 台座
35、35a ピン
36、36a 接続端子
37、37a コイルボビン
38、38a ヨーク部材
39、39a 接続孔
40、40a 回路基板
41、41a 収納空間
42 蓋部材
43、43a 凹溝
44、44a ウォーム式減速機
45 支持ブラケット
46 ボルト
47 結合フランジ
48、48a 偏心ガイド面部
49 段差面
50 隙間
51 連結ピン
52 スプライン孔
53 歯部
54 溝部
55 溝部
56 軸方向溝
57 周方向溝
58 突起
59 シールリング
60 連続部

Claims (5)

  1. ハウジング本体と、該ハウジング本体に固定される蓋体とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に回転自在に支持され、トーションバーにより互いに同軸に連結された入力軸及び出力軸と、
    前記ハウジング本体の内周面の軸方向一端側部分に形成された第一円筒面部に内嵌固定され、前記出力軸を前記ハウジング本体に対し回転自在に支持する転がり軸受と、
    前記ハウジング本体の内周面のうち、前記第一円筒面部よりも軸方向他側に前記第一円筒面部と同心に形成された、前記第一円筒面部よりも小径の第二円筒面部に内嵌固定され、前記入力軸に付与されるトルクの方向及び大きさを検出するトルク検出用コイルユニットとを備え、
    前記トルク検出用コイルユニットは、コイルを有する円環状の検出本体と、該検出本体の円周方向一部分に径方向外方に突出する状態で設けられ、該検出本体の中心から先端縁までの距離が前記転がり軸受の外径寸法の1/2よりも大きい接続端子と、を有し、
    前記ハウジング本体の円周方向一部分で、軸方向に関して前記第二円筒面部と整合する部分に、径方向に貫通した接続孔が設けられており、前記ハウジング本体の内周面のうちで、前記接続孔と円周方向に関する位相が一致する部分で、軸方向に関して前記接続孔と前記第一円筒面部との間部分に、径方向外方に凹んだ凹溝が設けられている、
    電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットであって、
    前記第二円筒面部のうちの軸方向一端側部分に、曲率中心が径方向に関して前記接続孔が設けられた側とは反対側にオフセットした、部分円筒面状の偏心ガイド面部が設けられており、前記偏心ガイド面部と前記第二円筒面部とが段差面を介して軸方向に連続している、
    事を特徴とする電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット。
  2. 前記偏心ガイド面部の曲率半径が、前記第二円筒面部の内径寸法の1/2よりも大きく、前記偏心ガイド面部と前記第二円筒面部とを円周方向に連続させる1対の連続部が、径方向に関して前記ハウジング本体の中心軸よりも前記接続孔が設けられた側に位置している、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット。
  3. 前記段差面が、軸方向他側に向かう程径方向内方に向かう方向に傾斜した傾斜面である、請求項1又は2に記載した電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット。
  4. 前記接続端子が、前記検出本体の外周面から径方向外方に突出する状態で設けられた台座に植設されており、前記検出本体の外周面を前記偏心ガイド面部に当接させると共に、前記接続端子を前記凹溝内に進入させた状態で、前記台座の円周方向側面と前記凹溝の円周方向側面とが円周方向に対向する、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニット。
  5. 請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットの組立方法であって、
    前記トルク検出用コイルユニットの中心軸が前記偏心ガイド面部の曲率中心を通る様に、前記トルク検出用コイルユニットを前記ハウジング本体に対して径方向にオフセットさせて配置した状態で、前記トルク検出用コイルユニットを前記ハウジング本体の内側に、前記第一円筒面部に近い軸方向一端側の開口部から軸方向に挿入し、前記接続端子を前記第一円筒面部の内側に進入させ、
    前記検出本体が前記段差面に当接するまで、前記検出本体の外周面を前記偏心ガイド面部により案内しつつ、前記接続端子を前記凹溝及び前記接続孔の内側に順次進入させ、
    前記検出本体が前記段差面に当接した後、前記トルク検出用コイルユニットの中心軸と前記ハウジング本体の中心軸とが一致するまで、前記トルク検出用コイルユニットを径方向に移動させ、
    前記トルク検出用コイルユニットを軸方向に更に移動させて、前記第二円筒面部に内嵌固定する、
    電動式パワーステアリング装置用トルク測定ユニットの組立方法。
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